JP2001273710A - Cd−romデコーダ - Google Patents

Cd−romデコーダ

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JP2001273710A
JP2001273710A JP2000088207A JP2000088207A JP2001273710A JP 2001273710 A JP2001273710 A JP 2001273710A JP 2000088207 A JP2000088207 A JP 2000088207A JP 2000088207 A JP2000088207 A JP 2000088207A JP 2001273710 A JP2001273710 A JP 2001273710A
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Hiroyuki Tsuda
廣之 津田
Masayuki Ishibashi
昌幸 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システムとしてのより高い動作速度が望まれる
場合であれ、制御マイコンの負担を軽減して、先読みデ
ータチェックにかかる制御を的確に行うことの可能なC
D−ROMデコーダを提供する。 【解決手段】コマンド判定回路26は、チェック先頭レ
ジスタ62に保持されているエラーチェック終了先頭ア
ドレスとコマンドレジスタ25に保持されている転送要
求先頭セクタアドレスとを比較することにより、要求の
あったセクタが既にエラーチェック処理を終えてバッフ
ァRAMに記憶されているかどうかを判定する。転送要
求先頭セクタアドレスがエラーチェック終了先頭アドレ
スからチェックセクタカウンタ61によってカウントさ
れている範囲にある場合には、要求セクタがエラーチェ
ック処理を終えてバッファRAMに記憶されていると判
定し、データをホスト側に自動転送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータに
含まれる符号誤りの訂正処理を行い、訂正処理が完了し
たデジタルデータをコンピュータ機器へ転送するCD−
ROMデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、この種のCD−ROMデコーダ
が組み込まれているCD−ROMシステムについてその
概要を示す。
【0003】同図7に示すCD−ROMシステムにおい
て、ディスク1は、螺旋状に描かれた記録トラックに沿
って所定のフォーマットに従うデジタルデータがEFM
(Eight to Fourteen Modulation)変調されて記憶された
ものであり、線速度または角速度を一定に保つようにし
て回転駆動される。
【0004】また、ピックアップ部2は、回転駆動され
るディスク1にレーザ光を照射し、その反射光の状態の
変化に基づいて、ディスク1に記憶されたデジタルデー
タを読み取る部分である。
【0005】また、アナログ信号処理部3は、ピックア
ップ部2で取り出される電圧値の変化を読み取り、波形
整形等を行う部分である。また、デジタル信号処理部4
は、アナログ信号処理部3を介して入力されるEFM信
号に対してEFM復調を施し、14ビットのデータを8
ビットに変換する部分である。また、同デジタル信号処
理部4においては、CIRC(Cross Interleave Ree
d-Solomon Code)符号に基づく符号エラーの検出/訂
正処理等も行われる。これにより、1フレームが24バ
イトのCD−ROMデータが生成される。
【0006】ここで、このCD−ROMデータは、図8
に示すように、2352(98フレーム×24)バイト
が1セクタとして取り扱われ、各セクタの始まりに、同
期信号(12バイト)、ヘッダ(4バイト)がそれぞれ
割り当てられている。このうち、12バイトの同期信号
は、セクタの先頭位置を示すもので、固定パターンとし
て各セクタの始めに付されている。また、4バイトのヘ
ッダには、ディスク上のアドレスに相当する絶対時間の
情報(分/秒/フレーム番号:各1バイト)及びセクタ
内のデータのフォーマット(モード)を識別するモード
識別コード(1バイト)が割り当てられている。そし
て、このヘッダに続く2336バイトには、モード及び
フォームに合わせてユーザデータや誤り訂正符号(EC
C)、誤り検出符号(EDC)等がそれぞれ割り当てら
れる。例えば図9に示すように、モード1の場合、ユー
ザデータ(2048バイト)、EDC(4バイト)、Z
ERO(8バイト)及びECC(276バイト)が割り
当てられる。また、モード2の場合、フォームレスで
は、全てがユーザデータ(2336バイト)に割り当て
られ、フォーム1では、サブヘッダ(8バイト)、ユー
ザデータ(2048バイト)、EDC(4バイト)及び
ECC(276バイト)が割り当てられ、フォーム2で
は、サブヘッダ(8バイト)、ユーザデータ(2324
バイト)及びEDC(4バイト)が割り当てられる。
【0007】また、同CD−ROMシステムにおいて、
CD−ROMデコーダ5は、前記デジタル信号処理部4
から入力されるCD−ROMデータに対して、再度符号
誤りの訂正処理を施し、ホストコンピュータからの要求
に応じて、CD−ROMデータ(ユーザデータ)をホス
トコンピュータへ転送する部分である。
【0008】また、バッファRAM6は、CD−ROM
デコーダ5に接続され、CD−ROMデータをセクタ単
位で所定の期間記憶する部分である。この記憶期間に、
CD−ROMデコーダ5において、CD−ROMデータ
に含まれる符号誤りを訂正するためのデコード処理が行
われる。
【0009】そして、制御マイコン7は、所定の制御プ
ログラムに従って上記アナログ信号処理部3、デジタル
信号処理部4及びCD−ROMデコーダ5のそれぞれの
動作を制御し、各部が互いに正しいタイミングでそれぞ
れの処理を実行できるように統括管理する部分である。
また、同制御マイコン7では、ホストコンピュータから
のCD−ROMデータの転送要求に応答して上記各部の
動作を制御し、要求のあったデータをホストコンピュー
タ側へ転送する。
【0010】なお通常、こうしたCD−ROMシステム
においては、上記ホストコンピュータからのCD−RO
Mデータの転送要求に対して、同CD−ROMデータの
先読み動作が行われている。この先読み動作は、CD−
ROMデータが連続して転送要求されることが多いた
め、それを予期して予め次のCD−ROMデータをディ
スク1からバッファRAM6へ読み込んでおく動作であ
る。そのため、上記制御マイコン7では、ホストコンピ
ュータからのCD−ROMデータの転送要求に際して、
まず、その転送すべきデータが既にバッファRAM6に
存在しているか否かの判断を行っている。そして、転送
すべきデータが既にバッファRAM6に存在しているこ
とを条件に、制御マイコン7は、CD−ROMデコーダ
5に対してそのデータをホストコンピュータに転送する
ように制御する。一方、転送すべきデータがまだバッフ
ァRAM6に存在していない場合には、上記ピックアッ
プ部2を起動し、転送すべきデータを読み出すように各
部を制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のCD−ROMシステムにおいては、ホストコンピュー
タからのCD−ROMデータの転送要求に際して、その
転送すべきデータが既にバッファRAM6に存在してい
るか否かの判断(先読みデータのチェック)等も全て制
御マイコン7によって管理されている。このため、こう
したバッファRAM6への先読みデータのチェックを含
む上記各種処理をその制御プログラムに基づいて柔軟に
行うことができるものの、同システムに要求される動作
速度が高まるにしたがって、制御マイコン7の負担が過
大となって、それら各部の処理動作に追従できなくなる
おそれもある。
【0012】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、システムとして
のより高い動作速度が望まれる場合であれ、制御マイコ
ンの負担を軽減して、先読みデータのチェックにかかる
制御を的確に行うことの可能なCD−ROMデコーダを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の発明は、一定のバイト数からなるセクタ毎に
所定のフォーマットを形成するデジタルデータをバッフ
ァメモリに一時記憶しつつ、データに含まれる符号誤り
の訂正処理または検出処理を施した後、同データをコン
ピュータ機器へ転送するCD−ROMデコーダにおい
て、符号誤りの訂正処理または検出処理が施された前記
デジタルデータが記憶される前記バッファメモリの先頭
アドレスが格納されるチェック先頭レジスタと、前記バ
ッファメモリ内に、符号誤りの訂正処理または検出処理
の完了した前記デジタルデータが、前記チェック先頭レ
ジスタに格納された先頭アドレスから何セクタ記憶され
ているかをカウントするチェックセクタカウンタと、前
記コンピュータ機器から転送要求されるデータの先頭ア
ドレスが、前記チェック先頭レジスタに格納された先頭
アドレスから、前記チェックセクタカウンタのカウント
値で示される範囲にあるか否かを判定するコマンド判定
回路と、を備え、前記チェック先頭レジスタに格納され
た先頭アドレスから前記チェックセクタカウンタのカウ
ント値で示される範囲に前記コンピュータ機器から転送
要求されるデータの先頭アドレスがあるとき、前記バッ
ファメモリから前記デジタルデータをコンピュータ機器
へ転送することをその要旨とする。
【0014】同構成によれば、従来、制御マイコンが行
っていた転送要求データがバッファRAM内に存在する
か否かの判定チェックは上記コマンド判定回路等によっ
て行われる。そのため、同判定チェックにかかる制御マ
イコンの負荷を低減することができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のC
D−ROMデコーダにおいて、前記コンピュータ機器か
らのデータ転送要求コマンドが格納されるコマンドレジ
スタを更に備え、前記コマンド判定回路は、コマンドレ
ジスタに格納されたデータ転送要求コマンドに含まれる
アドレス情報に基づいて前記コンピュータ機器から転送
要求されるデータの先頭アドレスを判定することをその
要旨とする。
【0016】同構成によれば、制御マイコンを介するこ
となく転送要求されるデータの先頭アドレスを判定する
ことができ、同判定にかかる制御マイコンの負荷を低減
することができる。また、転送コマンドを受け取ってか
ら転送要求データがホストコンピュータ側へ転送される
までの時間も短縮されるようになる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載のC
D−ROMデコーダにおいて、前記コマンド判定回路
は、外部の制御マイコンから指示されるアドレス情報に
基づいて前記コンピュータ機器から転送要求されるデー
タの先頭アドレスを判定することをその要旨とする。
【0018】同構成によれば、コマンド判定回路は上記
アドレス情報(転送コマンド)を制御マイコンから受け
取ることとなる。このように転送コマンドを制御マイコ
ンを介して受け取ることによって、さまざまな転送要求
コマンド形式に対応して、すなわちユーザーベンダーな
コマンドにも好適に対応して転送要求データを自動転送
させることができる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1記載のC
D−ROMデコーダにおいて、前記デジタルデータに含
まれるヘッダ及びサブヘッダの情報を取り込むヘッダ情
報レジスタと、前記ヘッダ情報レジスタに取り込まれた
情報に基づいて前記デジタルデータの各セクタ毎のフォ
ーマットを判定し、判定したフォーマットを表すセクタ
情報を前記バッファメモリに一時記憶される前記デジタ
ルデータに関連付けて生成するセクタ情報変換回路とを
更に備え、前記セクタ情報変換回路で生成されたセクタ
情報に基づいて前記転送要求データの1セクタ当たりの
転送バイト数を決定し、前記コマンド判定回路の判定に
応じて前記バッファメモリから前記デジタルデータを前
記コンピュータ機器へ転送することをその要旨とする。
【0020】同構成によれば、従来、制御マイコンが行
っていた、データ転送コマンドのフラグビットから転送
セクタのフォーマットを認識し、同フォーマットから1
セクタ当たりの転送バイト数を決定し、要求に応じたデ
ータをコンピュータ機器へ転送する処理も、本CD−R
OMデコーダによって実行されるようになる。そのた
め、さらに制御マイコンの負荷を低減することができる
ようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるCD−RO
Mデコーダの一実施の形態について、図1〜図6を参照
して説明する。
【0022】図1に、本実施の形態のCD−ROMデコ
ーダについてそのブロック構成を示す。このCD−RO
Mデコーダは、先の図7に示すCD−ROMシステムの
CD−ROMデコーダ5に相当し、同デコーダも、この
CD−ROMデコーダ5と同様にバッファRAM及び制
御マイコンに接続されている。
【0023】さて、このCD−ROMデコーダは、同図
1に示されるように、大きくはバッファRAMにCD−
ROMデータを書き込むまでの処理を行うデータ書込み
部DWB、同書込みデータのエラー検出/訂正にかかる
処理を行うエラーチェック部ECB、バッファRAMの
データをホストコンピュータに転送するデータ転送部D
TB、及び当該デコーダ内各部のタイミング調整を行う
タイミング調整部TCB等を備えて構成される。
【0024】ここで、上記データ書込み部DWBは、デ
ィスクランブル回路11、書込レジスタ12、ヘッダ情
報レジスタ13、セクタ情報変換回路14、セクタ情報
書込レジスタ15、書込アドレス発生回路16、エラー
フラグレジスタ30、書込セクタカウンタ41、バッフ
ァリング制御回路43、目標アドレスレジスタ51、比
較回路52、バッファセクタカウンタ53、バッファト
リガ発生回路54等を備えて構成されている。
【0025】このうち、ディスクランブル回路11は、
2352バイト(1セクタ)毎に入力されるCD−RO
Mデータの内、12バイトの同期信号を除く2340バ
イトに対してディスクランブル処理を施し、所定のフォ
ーマットに戻されたデータを出力する回路である。
【0026】また、書込レジスタ12は、ディスクラン
ブル回路11から出力されるCD−ROMデータを取り
込み、そのデータを第1のデータバス18を通じてバッ
ファRAMへ書き込むレジスタである。また、この書込
レジスタ12には書込セクタカウンタ41が接続され、
上記バッファRAMに書き込まれるデータが同書込セク
タカウンタ41によりセクタ単位でカウントされる。そ
して、そのカウント値CBはバッファリング制御回路4
3へ出力される。
【0027】また、バッファリング制御回路43は、上
記カウント値CB及び後述する転送セクタカウンタ42
のカウント値CTに基づいて、バッファリングの管理を
行う回路である。
【0028】また、ヘッダ情報レジスタ13は、ディス
クランブル回路11から出力されるデータから4バイト
のヘッダを取り込み、そのヘッダ情報を第2のデータバ
ス19から制御マイコンへ転送するレジスタである。さ
らに、同ヘッダ情報レジスタ13では、ヘッダに続く8
バイトのデータをサブヘッダと見なして取り込み、ヘッ
ダとサブヘッダ(見なされたものも含む)とを併せてそ
のデータをセクタ情報変換回路14に供給する。
【0029】このセクタ情報変換回路14は、ヘッダの
情報に基づいてCD−ROMデータのモードの判定を行
い、さらに、モード2の場合には、サブヘッダの情報等
に基づいてフォームの判定を行う回路である。さらに、
セクタ情報変換回路14では、この判定に基づき、各セ
クタのCD−ROMデータのフォーマットを示す3ビッ
トのセクタ情報を生成し、この生成したセクタ情報をセ
クタ情報書込レジスタ15に出力する。なお、図2に、
各セクタのフォーマットと上記判定動作によって生成さ
れた3ビットのセクタ情報との対応例を示す。
【0030】また、セクタ情報書込レジスタ15は、上
記セクタ情報変換回路14にて生成されたセクタ情報を
取り込み、そのセクタ情報を第1のデータバス18を通
じてバッファRAMへ書き込むレジスタである。
【0031】なお、バッファRAMは前述のように、ホ
ストコンピュータ側へのデータの転送に備えて、所定セ
クタ分のCD−ROMデータを記憶できる容量を有して
いる。そして、本実施の形態にあっては、図3に示すよ
うに、このバッファRAMに、例えばCD−ROMデー
タが記憶される(2352×N)バイト分の第1の領域
と、同第1の領域に続いて、セクタ情報が記憶されるN
バイト分の第2の領域とをそれぞれ確保するようにして
いる。これにより、同バッファRAMには、1セクタ毎
のCD−ROMデータとそのCD−ROMデータに対応
するセクタ情報(データのフォーマット情報)とが1対
1に対応するかたちで記憶されるようになる。
【0032】また、書込アドレス発生回路16は、バッ
ファRAM内に確保される上記第1の領域内の1セクタ
(2352バイト)分の領域を順次指定するアドレスを
発生し、書込レジスタ12に保持されたCD−ROMデ
ータの書き込みアドレスを指定する回路である。この書
き込みアドレスのうち、各セクタの先頭のデータに対応
するアドレスは、第2のデータバス19を通じて、後述
するアドレスレジスタ21に取り込まれる。同時に、同
書込アドレス発生回路16では、バッファRAM内に確
保される上記第2の領域内の1バイト分の領域を指定す
るアドレスを発生し、セクタ情報書込レジスタ15に保
持されたセクタ情報の書き込みアドレスを指定する。こ
のセクタ情報の書き込みアドレスも、上記CD−ROM
データに対応する先頭アドレスと同様に、アドレスレジ
スタ21に取り込まれる。
【0033】また、エラーフラグレジスタ30は、前記
デジタル信号処理部4でのエラー訂正処理でエラーが残
されたことを示すエラーフラグを取り込み、これを第2
のデータバス19を通じて制御マイコン等へ転送するレ
ジスタである。
【0034】また、目標アドレスレジスタ51は、第2
のデータバス19を通じて与えられる目標アドレス情報
を取り込んで記憶し、その目標アドレス情報を繰り返し
比較回路52に出力するレジスタである。この目標アド
レスレジスタ51に与えられる目標アドレス情報は、ホ
ストコンピュータ側が転送を要求する先頭のセクタのア
ドレスを示すもので、ホストコンピュータからの指示に
応答して制御マイコンより供給される。
【0035】また、比較回路52は、目標アドレスレジ
スタ51から出力される目標アドレス情報と、ヘッダ情
報レジスタ13から出力されるデータアドレス情報とを
比較し、各情報が一致したときに立ち上るバッファリン
グスタートパルスを発生する回路である。
【0036】また、バッファセクタカウンタ53は、バ
ッファリングすべき(転送すべき)セクタ数を示すバッ
ファリングセクタ情報がプリセットデータとして、同じ
くホストコンピュータからの指示に応答して制御マイコ
ンより供給された後、1セクタのCD−ROMデータが
入力される毎に後述する同期信号検出回路28から出力
されるタイミング信号に応じてダウンカウントし、カウ
ント値が初期値(ゼロ)に戻ったときに立ち上るバッフ
ァリングストップパルスを発生するカウンタである。
【0037】そして、バッファトリガ発生回路54は、
バッファリングスタートパルスの立ち上がりに応じて、
書込アドレス発生回路16にバッファリング開始の指示
を与えるとともに、バッファリングストップパルスの立
ち上がりに応じて同書込アドレス発生回路16にバッフ
ァリング終了の指示を与える回路である。
【0038】これら目標アドレスレジスタ51、比較回
路52、バッファセクタカウンタ53、及びバッファト
リガ発生回路54によって、ホストコンピュータの転送
要求に対して、バッファリングの自動開始、及び自動終
了が可能となっている。
【0039】一方、上記エラーチェック部ECBは、エ
ラー訂正検出回路17、チェックセクタカウンタ61等
を備えて構成されている。このうち、エラー訂正検出回
路17は、バッファRAMに書き込まれたCD−ROM
データに対するエラー訂正や同データからのエラー検出
を行う回路である。すなわちこのエラー訂正検出回路1
7は、書込レジスタ12からバッファRAMに書き込ま
れたCD−ROMデータを1セクタ単位で読み出すと共
に、セクタ情報書込レジスタ15からバッファRAMに
書き込まれたセクタ情報を読み出す。そして、セクタ情
報に基づいて、CD−ROMデータに対して施すべき処
理を決定し、ECCによる符号誤りの訂正処理及びED
Cによる符号誤りの検出処理を施す。例えば、セクタ情
報がモード1、あるいはモード2のフォーム1を示す場
合には、符号誤りに対して訂正処理及び検出処理を行
い、モード2のフォーム2の場合には、符号誤りの検出
処理のみとなる。このエラー訂正検出回路17において
所定の処理が施されたCD−ROMデータは、ホストコ
ンピュータへの転送に備えて、再びバッファRAMに保
持される。また、後述するチェックセクタカウンタ61
に対して、図4に示されるエラーチェック処理が終了し
たセクタ数CSNをカウントするためのタイミング信号
を出力する。また、後述するチェック先頭レジスタ62
に対して、エラーチェック処理が終了し再びバッファR
AMに保持されたセクタのうち、その先頭にあるセクタ
のバッファRAMでのアドレスCTA(図4参照)を出
力する。
【0040】また、チェックセクタカウンタ61は、上
述したように、バッファRAMに保持されるCD−RO
Mデータの内で、上記エラー訂正検出回路17による所
定のエラーチェック処理が終了したセクタ数CSNをカ
ウントするカウンタである。そして、このカウント値C
SNは後述するコマンド判定回路26へ出力される。
【0041】また、データ転送部DTBは、読出アドレ
ス発生回路20、アドレスレジスタ21、アドレスカウ
ンタ22、セクタ情報読出レジスタ23、セクタ情報判
定回路24、コマンドレジスタ25、コマンド判定回路
26、転送バッファ27 及びチェック先頭レジスタ6
2等を備えて構成されている。
【0042】このうち読出アドレス発生回路20は、後
述するセクタ情報判定回路24及びコマンド判定回路2
6の指示に応答して、バッファRAM内の第1の領域及
び第2の領域を順次指定するアドレスを発生し、バッフ
ァRAMに記憶されたセクタ情報及びCD−ROMデー
タ(ユーザデータ)を読み出す回路である。こうしてバ
ッファRAMから読み出されるセクタ情報は、セクタ情
報読出レジスタ23に一時的に保持される。また、同バ
ッファRAMから読み出されるユーザデータは第1のデ
ータバス18を介して転送バッファ27に取り込まれ
る。この転送バッファ27に取り込まれたユーザデータ
がホストコンピュータへ転送される。
【0043】また、アドレスレジスタ21は、上述した
ように、書込アドレス発生回路16が発生するアドレス
のうち、各セクタの先頭のデータに対応する書き込みア
ドレスと、セクタ情報に対応する書き込みアドレスとを
取り込んでこれを保持するレジスタである。同時にアド
レスレジスタ21は、バッファRAMに格納されている
複数のセクタの各時間情報のうち、最も小さいものある
いは最も大きいものを保持する。これにより、バッファ
RAMに格納されている全ての時間情報を把握すること
ができる。
【0044】また、アドレスカウンタ22は、前記読出
アドレス発生回路20が読み出し用のアドレスを更新す
る毎にカウント動作を繰り返し、そのカウント値を後述
するコマンド判定回路26に供給するカウンタである。
このアドレスカウンタ22では、読出アドレス発生回路
20がバッファRAMに対して読み出しアドレスを供給
している間に動作することで、同バッファRAMから読
み出されるデータのセクタ数(あるいはバイト数)をカ
ウントする。
【0045】また、チェック先頭レジスタ62は、上述
したように、上記エラー訂正検出回路17による処理が
終了し再びバッファRAMに保持されたセクタのうち、
その先頭にあるセクタのバッファRAMでのアドレスC
TA(図4)を記憶するレジスタである。
【0046】また、セクタ情報判定回路24は、上記セ
クタ情報読出レジスタ23に保持されたセクタ情報に基
づいて、そのセクタ情報に対応するセクタのCD−RO
Mデータのフォーマットを認識、判定する回路である。
そして、同セクタ情報判定回路24では、ホストコンピ
ュータへデータを転送する際に、読出アドレス発生回路
20がその読み出しアドレスに付加するオフセットをC
D−ROMデータのフォーマットに応じて設定する。す
なわち、バッファRAMに記憶されたCD−ROMデー
タは、そのヘッダ及びサブヘッダを除いたユーザデータ
がホストコンピュータ側に転送されるため、各セクタ毎
のフォーマットに合わせて、その先頭アドレスに対して
ヘッダ及びサブヘッダの分のアドレスがオフセットとし
て加算される。なお、CD−ROMデータについては、
1セクタの全て(2352バイト)のデータを転送する
場合もあり、このような場合には、上記オフセットを加
算する必要はない。このオフセットの必要、不必要の制
御は、例えばホストコンピュータからの指示に基づきコ
マンド判定回路26によって切換えられる。
【0047】また、コマンドレジスタ25は、ホストコ
ンピュータから送られてくる転送指示等のコマンドを一
時的に保持するレジスタである。この転送要求コマンド
は、例えば図5に例示する構造を有する12バイトから
なるコマンドである。同図5に示されるように、その第
1バイトの第2,3,4ビットにはセクタのフォーマッ
トを示すフラグビットが設定される。また、第3バイト
〜第5バイトには転送要求データの先頭セクタの論理ア
ドレスLBAが設定される。また、第6バイト〜第8バ
イトには転送要求セクタ数(転送ブロック数)TBLが
設定される。すなわち、このコマンドレジスタ25で
は、上記転送要求コマンドのデータとして転送要求先頭
セクタアドレスDTA(LBA)、転送要求ブロック
(セクタ)数TBL等の転送パラメータが保持されてい
る。なお、これら転送要求先頭セクタアドレスDTA及
び転送要求セクタ数TBL等の転送パラメータはコマン
ド判定回路26に出力される。
【0048】また、コマンド判定回路26は、アドレス
レジスタ21の保持内容と上記コマンドレジスタ25に
保持された転送パラメータとに従い、転送要求のあった
データが既にバッファRAM内に保持されているか否か
の判断を行う。また、上記チェックセクタカウンタ61
及びチェック先頭レジスタ62の情報に基づき、ホスト
コンピュータから転送要求のあったデータが既にエラー
チェック処理を終えてバッファRAMに確保されている
かの判定も行う。そして、転送要求データが既にエラー
チェック処理を終えてバッファRAMに確保されている
場合には、ホストコンピュータへの自動転送を行うため
に、上記読出アドレス発生回路20やセクタ情報読出レ
ジスタ23に対して、動作指示を与える。すなわち、こ
のコマンド判定回路26では前述した先読みデータのチ
ェックを行う。なお、ここでの先読みデータのチェック
に関する詳細については後述する。
【0049】そして、転送バッファ27は、上述したよ
うにバッファRAMから読み出されるユーザデータを第
1のデータバス18を通して取り込み、ホストコンピュ
ータへ転送するバッファである。また、この転送バッフ
ァ27には転送セクタカウンタ42が接続され、上記バ
ッファRAMから読み出されホストコンピュータに転送
されるデータが、同転送セクタカウンタ42によりセク
タ単位でカウントされる。そして、そのカウント値CT
も上記バッファリング制御回路43へ出力される。
【0050】また一方、タイミング調整部TCBは、同
期信号検出回路28、及びタイミング発生回路29等を
備えて構成されている。このうち、同期信号検出回路2
8は、入力されるCD−ROMデータの各セクタの始ま
りに付された12バイトの同期信号を検出し、同データ
のセクタの始まりを示すタイミング信号を後述するタイ
ミング発生回路29に与える回路である。また、この同
期信号検出回路28では、上記同期信号を検出できなか
ったとき、検出エラーを示すデータを第2のデータバス
19を介して制御マイコン7へ転送する。
【0051】また、タイミング発生回路29は、上記同
期信号検出回路28から出力されるタイミング信号に基
づき、各種のタイミングクロックを生成する回路であ
る。これらのタイミングクロックは、制御マイコンをは
じめとする各部に供給され、それぞれの動作タイミング
を決定する。
【0052】このように、本実施の形態のCD−ROM
デコーダにおいては、タイミング調整部TCBを通じて
調整されるタイミングクロックのもとに、データ書込み
部DWB及びデータ転送部DTBを構成する各回路の上
述の処理が実行されることで、ホストコンピュータから
のCD−ROMデータの転送要求に対しても、基本的に
は、同データの制御マイコンを介さない自動転送が可能
となる。
【0053】すなわち、上記コマンド判定回路26は、
ホストコンピュータから特定のセクタの転送要求があっ
たとき、要求のあったセクタがバッファRAMに記憶さ
れているかどうかをアドレスレジスタ21あるいはチェ
ック先頭レジスタ62に保持されているアドレス及び時
間情報の参照のもとに判定する。そして、目標とするセ
クタがバッファRAM内に記憶されていた場合、まず、
目標セクタに対応するセクタ情報をセクタ情報読出レジ
スタ23に読み出し、そのセクタ情報に基づいて目標セ
クタのフォーマットを判定する。
【0054】続いて、ホストコンピュータからユーザデ
ータのみを転送するように要求があった場合、フォーマ
ットの判定結果に従い、先頭アドレスにオフセットを加
算するようにして読出アドレス発生回路20を起動し、
目標セクタのユーザデータを読み出す。このようなオフ
セット処理が行られることで、例えば目標セクタがモー
ド1であった場合、アドレスレジスタ21に格納された
先頭アドレスに、同期信号の12バイト分とヘッダの4
バイト分を加算した位置から目標セクタのユーザデータ
が読み出されることとなる。
【0055】そして、ユーザデータの読み出しが開始さ
れると、アドレスカウンタ22がカウント動作を開始
し、バッファRAMから読み出されるユーザデータのセ
クタ数をカウントする。そして、読み出したユーザデー
タのセクタ数が、ホストコンピュータから指示されたセ
クタ数に達した時点で、コマンド判定回路26は読出ア
ドレス発生回路20に対して停止指示を与える。
【0056】このようにして、バッファRAMに格納さ
れたデータに関しては、制御マイコンの制御を受けるこ
となく、自動的にホストコンピュータ側へ転送されるよ
うになる。
【0057】一方、目標セクタのCD−ROMデータが
バッファRAM内に記憶されていなかった場合、上記コ
マンド判定回路26は、第2のデータバス19を通して
制御マイコンに対し新たなCD−ROMデータの読み込
み指示を送る。これにより、制御マイコンは、ピックア
ップ(図7)を起動し、目標セクタを含むCD−ROM
データを読み出すように各部を動作させる。そして、バ
ッファRAM内に目標セクタが記憶された後には、上述
した態様をもって自動転送動作が行われる。
【0058】次に、上記コマンド判定回路26による先
読みデータのチェック動作について、図6に示すフロー
チャートを併せ参照して詳細に説明する。なお、コマン
ド判定回路26は、複数のデータを比較するための比較
回路(図示略)等の周知の論理回路を備えて構成されて
いる。
【0059】さて、この先読みデータのチェック動作に
際し、同図6に示すステップS1では、コマンド判定回
路26は、まず、上記アドレスレジスタ21からの情報
と上記コマンドレジスタ25に保持されている上記転送
要求先頭セクタアドレスDTA及び転送要求セクタ数T
BL等の転送パラメータに基づき、転送要求のあったデ
ータが既にバッファRAM内に保持されているか否かの
判定を行う。
【0060】すなわち、コマンド判定回路26は、上記
エラーチェック終了先頭アドレスCTAと上記転送要求
先頭セクタアドレスDTAとを比較することにより、要
求のあったセクタが既にエラーチェック処理を終えてバ
ッファRAMに記憶されているかどうかを判定する。具
体的には、転送要求先頭セクタアドレスDTAが上記チ
ェック先頭レジスタ62に保持されているエラーチェッ
ク終了先頭アドレスCTAから上記チェックセクタカウ
ンタ61によってカウントされている範囲にあるかどう
かを判定する。なおここでのアドレス比較は、エラーチ
ェック終了先頭アドレスCTAをCD−ROMの論理ア
ドレス(LBA)に変換して行われる。
【0061】そして、目標とするセクタがエラーチェッ
ク処理を終えてバッファRAM内に記憶されていると判
定した場合、ステップS2に示すように、まず、目標セ
クタに対応するセクタ情報をセクタ情報読出レジスタ2
3に読み出し、そのセクタ情報に基づいて目標セクタの
フォーマットを判定し、以降、上述した態様をもって自
動転送動作を行う。
【0062】一方、ステップS1の判定動作において、
転送要求セクタがバッファRAM内に記憶されていない
と判定された場合には、ステップS3に示すように、そ
の旨を制御マイコンに対してステータスレジスタ等で通
知して、同制御マイコンに新たなCD−ROMデータの
読み込みを要求する。これにより、制御マイコンは、ピ
ックアップ(図7)を起動し、目標セクタを含むCD−
ROMデータを読み出すように各部を動作させる。
【0063】このように、本実施の形態においては、制
御マイコンが行っていた転送データが既にバッファRA
M内に記憶されているか否かのバッファRAMチェック
(先読みデータのチェック)がコマンド判定回路26に
よって行われる。そのとき、目標とするセクタがエラー
チェック処理を終了してバッファRAM内に記憶されて
いた場合、自動的にホストコンピュータ側へ転送される
ようになる。そのため、制御マイコンの負荷を低減し
て、同制御マイコンをCD−ROMシステムの高速化や
転送データ数の増加に寄与するタスクに従事させること
ができるようになる。
【0064】以上説明した構成を有する本実施の形態の
CD−ROMデコーダによれば、以下のような効果を得
ることができるようになる。 (1)従来、制御マイコンが行っていた転送要求データ
がバッファRAM内に存在するか否かの判定チェックは
コマンド判定回路26によって行われる。また、転送要
求データがバッファRAM内に存在する場合には、当該
データが上記セクタ情報判定回路24及びコマンド判定
回路26等によって転送要求データの1セクタ当たりの
転送バイト数が自動認識され、自動的にホストコンピュ
ータ側へ転送されるようになる。そのため、制御マイコ
ンの負荷を低減することができるとともに、システムに
対して高い動作速度が望まれる場合であっても、同処理
を的確に実行することができるようになる。
【0065】(2)また、転送コマンドを受け取ってか
らホストコンピュータ側へ転送されるまでの時間も短縮
されるようになる。 (3)各セクタ毎のCD−ROMデータのフォーマット
を示すセクタ情報を、CD−ROMデータと共にバッフ
ァRAMに記憶させることとしたため、エラー訂正検出
回路17の動作制御や、ホストコンピュータ側へのユー
ザデータの転送制御を同情報を用いてより容易に行うこ
とができる。
【0066】なお、上記実施の形態は以下のようにその
構成を変更して実施することもできる。 ・上記実施の形態においては、ホストコンピュータから
の転送要求コマンド(転送パラメータ)をコマンドレジ
スタ25を介してコマンド判定回路26へ入力する例を
示したがこれに限られない。上記転送パラメータはホス
トコンピュータから制御マイコンを介してコマンド判定
回路26へ入力する構成としてもよい。このような構成
にあっても上記先読みデータのチェックにかかる制御マ
イコンの負荷を大幅に低減することはできる。しかもこ
の場合にあっては、制御マイコンを介することによっ
て、さまざまな転送要求コマンド形式に対応して、すな
わちユーザーベンダーなコマンドにも好適に対応して転
送要求データを自動転送させることができる。
【0067】・上記実施の形態においては、セクタ情報
書込レジスタ15を備えて、セクタ情報変換回路14に
よって生成されたセクタ情報をCD−ROMデータと共
にバッファRAMに記憶させる構成としたが、これに限
られない。その他、例えばセクタ情報書込レジスタ15
を備えず、セクタ情報をセクタ情報変換回路14から制
御マイコン7へ転送する構成、あるいは当該CD−RO
Mデコーダの内部に上記セクタ情報を記憶するメモリを
別途備える構成としても、同制御マイコン7のCD−R
OMデータの上記自動転送にかかる負荷を低減すること
はできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるCD−ROMデコーダの一実施
の形態についてその構成を示すブロック図。
【図2】セクタのフォーマットとセクタ情報との対応を
示す図。
【図3】バッファRAMのアドレスの割り当て状況を示
す模式図。
【図4】バッファRAMのエラーチェック終了セクタの
アドレスを示す模式図。
【図5】転送要求コマンドの構成例を示す図。
【図6】先読みデータのチェックかかる動作を説明する
フローチャート。
【図7】CD−ROMシステムの構成を示すブロック
図。
【図8】CD−ROMデータのヘッダの構成を示す図。
【図9】1セクタ分のCD−ROMデータのフォーマッ
トを示す図。
【符号の説明】
1…コンパクトディスク、2…ピックアップ部、3…ア
ナログ信号処理部、4…デジタル信号処理部、5…CD
−ROMデコーダ、6…バッファRAM、7…制御マイ
コン、11…ディスクランブル回路、12…書込レジス
タ、13…ヘッダ情報レジスタ、14…セクタ情報変換
回路、15…セクタ情報書込レジスタ、16…書込アド
レス発生回路、17…エラー訂正検出回路、18…第1
のデータバス、19…第2のデータバス、20…読出ア
ドレス発生回路、21…アドレスレジスタ、22…アド
レスカウンタ、23…セクタ情報読出レジスタ、24…
セクタ情報判定回路、25…コマンドレジスタ、26…
コマンド判定回路、27…転送バッファ、28…同期信
号検出回路、29…タイミング発生回路、30…エラー
フラグレジスタ、41…書込セクタカウンタ、42…転
送セクタカウンタ、43…バッファリング制御回路、5
1…目標アドレスレジスタ、52…比較回路、53…バ
ッファセクタカウンタ、54…バッファトリガ発生回
路、61…チェックセクタカウンタ、62…チェック先
頭レジスタ、DWB…データ書込み部、DTB…データ
転送部、ECB…エラーチェック部、TCB…タイミン
グ調整部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 昌幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 CC04 DE69 FG10 HH05 HL02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定のバイト数からなるセクタ毎に所定の
    フォーマットを形成するデジタルデータをバッファメモ
    リに一時記憶しつつ、データに含まれる符号誤りの訂正
    処理または検出処理を施した後、同データをコンピュー
    タ機器へ転送するCD−ROMデコーダにおいて、 符号誤りの訂正処理または検出処理が施された前記デジ
    タルデータが記憶される前記バッファメモリの先頭アド
    レスが格納されるチェック先頭レジスタと、 前記バッファメモリ内に、符号誤りの訂正処理または検
    出処理の完了した前記デジタルデータが、前記チェック
    先頭レジスタに格納された先頭アドレスから何セクタ記
    憶されているかをカウントするチェックセクタカウンタ
    と、 前記コンピュータ機器から転送要求されるデータの先頭
    アドレスが、前記チェック先頭レジスタに格納された先
    頭アドレスから、前記チェックセクタカウンタのカウン
    ト値で示される範囲にあるか否かを判定するコマンド判
    定回路と、を備え、前記チェック先頭レジスタに格納さ
    れた先頭アドレスから前記チェックセクタカウンタのカ
    ウント値で示される範囲に前記コンピュータ機器から転
    送要求されるデータの先頭アドレスがあるとき、前記バ
    ッファメモリから前記デジタルデータをコンピュータ機
    器へ転送することを特徴とするCD−ROMデコーダ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のCD−ROMデコーダにお
    いて、 前記コンピュータ機器からのデータ転送要求コマンドが
    格納されるコマンドレジスタを更に備え、 前記コマンド判定回路は、コマンドレジスタに格納され
    たデータ転送要求コマンドに含まれるアドレス情報に基
    づいて前記コンピュータ機器から転送要求されるデータ
    の先頭アドレスを判定することを特徴とするCD−RO
    Mデコーダ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のCD−ROMデコーダにお
    いて、 前記コマンド判定回路は、外部の制御マイコンから指示
    されるアドレス情報に基づいて前記コンピュータ機器か
    ら転送要求されるデータの先頭アドレスを判定すること
    を特徴とするCD−ROMデコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のCD−ROMデコーダにお
    いて、 前記デジタルデータに含まれるヘッダ及びサブヘッダの
    情報を取り込むヘッダ情報レジスタと、前記ヘッダ情報
    レジスタに取り込まれた情報に基づいて前記デジタルデ
    ータの各セクタ毎のフォーマットを判定し、判定したフ
    ォーマットを表すセクタ情報を前記バッファメモリに一
    時記憶される前記デジタルデータに関連付けて生成する
    セクタ情報変換回路とを更に備え、 前記セクタ情報変換回路で生成されたセクタ情報に基づ
    いて前記転送要求データの1セクタ当たりの転送バイト
    数を決定し、前記コマンド判定回路の判定に応じて前記
    バッファメモリから前記デジタルデータを前記コンピュ
    ータ機器へ転送することを特徴とするCD−ROMデコ
    ーダ。
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