JPH07244927A - Cd−romデコーダ - Google Patents
Cd−romデコーダInfo
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- JPH07244927A JPH07244927A JP3032294A JP3032294A JPH07244927A JP H07244927 A JPH07244927 A JP H07244927A JP 3032294 A JP3032294 A JP 3032294A JP 3032294 A JP3032294 A JP 3032294A JP H07244927 A JPH07244927 A JP H07244927A
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CD−ROMデコーダの動作を制御する制御
マイコンの負担を軽減する。 【構成】 アドレス情報レジスタ31に取り込まれるア
ドレス情報が、目標アドレス情報レジスタ32に設定さ
れた目標アドレス情報と比較回路33で比較される。比
較回路33で2つのアドレス情報の一致が検出される
と、転送トリガ発生回路35が転送開始の指示を発生す
る。同時に、転送セクタカウンタ34で入力されるCD
−ROMデータのセクタ数がカウントされ、所定のセク
タ数がカウントされた時点で転送トリガ発生回路35が
転送停止の指示を発生する。これにより、制御マイコン
の指示を仰ぐことなく転送開始の指示から転送停止の指
示までの間に入力されるCD−ROMデータが、ホスト
コンピュータ側へ転送される。
マイコンの負担を軽減する。 【構成】 アドレス情報レジスタ31に取り込まれるア
ドレス情報が、目標アドレス情報レジスタ32に設定さ
れた目標アドレス情報と比較回路33で比較される。比
較回路33で2つのアドレス情報の一致が検出される
と、転送トリガ発生回路35が転送開始の指示を発生す
る。同時に、転送セクタカウンタ34で入力されるCD
−ROMデータのセクタ数がカウントされ、所定のセク
タ数がカウントされた時点で転送トリガ発生回路35が
転送停止の指示を発生する。これにより、制御マイコン
の指示を仰ぐことなく転送開始の指示から転送停止の指
示までの間に入力されるCD−ROMデータが、ホスト
コンピュータ側へ転送される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクあ
るいはレーザディスクを読み出し専用メモリとして用い
るCD−ROMシステムにおいて、ディスクから読み出
されるCD−ROMデータをホストコンピュータからの
指示に応答して転送するCD−ROMデコーダに関す
る。
るいはレーザディスクを読み出し専用メモリとして用い
るCD−ROMシステムにおいて、ディスクから読み出
されるCD−ROMデータをホストコンピュータからの
指示に応答して転送するCD−ROMデコーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタルオーディオに用いられ
ているコンパクトディスク(CD)をデジタルデータの
読み出し専用メモリ(ROM)として活用するCD−R
OMシステムにおいては、ディスクから読み出されるC
D−ROMデータの信頼性を高めるために、読み出され
たCD−ROMデータに対して符号エラーの訂正処理が
2重に施される。これらの訂正処理は、ディスクからデ
ジタルデータを読み出す再生ユニット側で1回目を実行
し、この再生ユニットに接続されるCD−ROMデコー
ダで2回目を実行するように構成される。一般的に、1
回目の訂正処理に関しては、オーディオ用のCDプレー
ヤとの共通化が図られている。
ているコンパクトディスク(CD)をデジタルデータの
読み出し専用メモリ(ROM)として活用するCD−R
OMシステムにおいては、ディスクから読み出されるC
D−ROMデータの信頼性を高めるために、読み出され
たCD−ROMデータに対して符号エラーの訂正処理が
2重に施される。これらの訂正処理は、ディスクからデ
ジタルデータを読み出す再生ユニット側で1回目を実行
し、この再生ユニットに接続されるCD−ROMデコー
ダで2回目を実行するように構成される。一般的に、1
回目の訂正処理に関しては、オーディオ用のCDプレー
ヤとの共通化が図られている。
【0003】図5は、CD−ROMシステムの構成を示
すブロック図である。コンパクトディスク1に照射され
たレーザ光の反射光を受信するピックアップ部2は、そ
の反射光の強弱を電圧値の変化として取り出し、アナロ
グ信号処理部3に供給する。アナログ信号処理部3は、
ピックアップ部2より入力される信号から光ディスク1
に書き込まれたデジタルデータを読み取り、所定のフォ
ーマットに準じたデジタルデータをシリアルに出力す
る。デジタル信号処理部4は、アナログ信号処理部3か
ら出力されるデジタルデータに対してCDフォーマット
に従う信号処理を施し、CD−ROMデータを生成す
る。このデジタル信号処理部4での信号処理において
は、デジタルオーディオ用のCDシステムとの互換性が
保たれており、14ビットで構成されるデジタルデータ
の8ビットへの復調や、リードソロモン符号に基づく符
号エラーの検出/訂正等が行われる。CD−ROMデコ
ーダ5は、デジタル信号処理部4から入力されるCD−
ROMデータに対して再度符号エラーの訂正処理を施
し、エラーのないCD−ROMデータとしてホストコン
ピュータへ転送する。バッファRAM6は、CD−RO
Mデコーダ5に接続され、デジタル信号処理回路4から
CD−ROMデコーダ5に取り込まれるCD−ROMデ
ータを所定の期間記憶する。そして、制御マイコン7
は、動作プログラムに従ってアナログ信号処理部3、デ
ジタル信号処理部4及びCD−ROMデコーダ5のそれ
ぞれの動作を制御し、各部が互いに正しいタイミングで
各種処理を実行できるようにしている。
すブロック図である。コンパクトディスク1に照射され
たレーザ光の反射光を受信するピックアップ部2は、そ
の反射光の強弱を電圧値の変化として取り出し、アナロ
グ信号処理部3に供給する。アナログ信号処理部3は、
ピックアップ部2より入力される信号から光ディスク1
に書き込まれたデジタルデータを読み取り、所定のフォ
ーマットに準じたデジタルデータをシリアルに出力す
る。デジタル信号処理部4は、アナログ信号処理部3か
ら出力されるデジタルデータに対してCDフォーマット
に従う信号処理を施し、CD−ROMデータを生成す
る。このデジタル信号処理部4での信号処理において
は、デジタルオーディオ用のCDシステムとの互換性が
保たれており、14ビットで構成されるデジタルデータ
の8ビットへの復調や、リードソロモン符号に基づく符
号エラーの検出/訂正等が行われる。CD−ROMデコ
ーダ5は、デジタル信号処理部4から入力されるCD−
ROMデータに対して再度符号エラーの訂正処理を施
し、エラーのないCD−ROMデータとしてホストコン
ピュータへ転送する。バッファRAM6は、CD−RO
Mデコーダ5に接続され、デジタル信号処理回路4から
CD−ROMデコーダ5に取り込まれるCD−ROMデ
ータを所定の期間記憶する。そして、制御マイコン7
は、動作プログラムに従ってアナログ信号処理部3、デ
ジタル信号処理部4及びCD−ROMデコーダ5のそれ
ぞれの動作を制御し、各部が互いに正しいタイミングで
各種処理を実行できるようにしている。
【0004】デジタル信号処理部4から出力されるCD
−ROMデータは、図6に示すように、2352バイト
を1セクタとして構成され、同期信号(12バイト)、
ヘッダ(4バイト)、ユーザデータ(2336バイト)
がそれぞれ割り当てられている。同期信号は、セクタの
先頭位置を示すもので、固定パターンとして各セクタの
始めに付されている。4バイトのヘッダは、さらに、デ
ィスク上のアドレスに相当する絶対時間の情報(分/秒
/フレーム番号:各1バイト)及びセクタ内のデータの
フォーマットを決定するモード識別コード(1バイト)
に割り当てられる。CD−ROMデータの場合、1セク
タのデータの内、同期信号12バイトを除いた2340
バイトには、同期信号と同じパターンが発生しにくいよ
うにスクランブル処理が施されており、CD−ROMデ
コーダ5に入力される段階でディスクランブル処理が施
されて元のデータに戻される。
−ROMデータは、図6に示すように、2352バイト
を1セクタとして構成され、同期信号(12バイト)、
ヘッダ(4バイト)、ユーザデータ(2336バイト)
がそれぞれ割り当てられている。同期信号は、セクタの
先頭位置を示すもので、固定パターンとして各セクタの
始めに付されている。4バイトのヘッダは、さらに、デ
ィスク上のアドレスに相当する絶対時間の情報(分/秒
/フレーム番号:各1バイト)及びセクタ内のデータの
フォーマットを決定するモード識別コード(1バイト)
に割り当てられる。CD−ROMデータの場合、1セク
タのデータの内、同期信号12バイトを除いた2340
バイトには、同期信号と同じパターンが発生しにくいよ
うにスクランブル処理が施されており、CD−ROMデ
コーダ5に入力される段階でディスクランブル処理が施
されて元のデータに戻される。
【0005】図7は、CD−ROMデコーダ5の構成を
示すブロック図である。ディスクランブル回路11は、
2352バイト(1セクタ)毎に入力されるCD−RO
Mデータの内、12バイトの同期信号を除く2340バ
イトに対してディスクランブル処理を施し、所定のフォ
ーマットに戻されたデータを出力する。書き込みバッフ
ァ12は、ディスクランブル回路11から出力されるデ
ータの内の2336バイトのユーザデータ取り込み、そ
のユーザデータを第1のデータバス16を通じてバッフ
ァRAMへ書き込む。ヘッダレジスタ13は、ディスク
ランブル回路11から出力されるデータから4バイトの
ヘッダを取り込み、そのヘッダ情報を第2のデータバス
17から制御マイコン7へ転送する。同期信号検出回路
14は、入力されるデータの各セクタの始まりに付され
た12ビットの同期信号を検出し、入力されるCD−R
OMデータのセクタの始まりを示すタイミング信号を後
述する動作制御回路24へ与える。また、同期信号が検
出されなかったときには、検出エラーを示すデータを第
2のデータバス17から制御マイコン7へ転送する。エ
ラーフラグレジスタ15は、CD−ROMデコーダ5の
前段に設けられたデジタル信号処理部4でのエラー訂正
処理でエラーが残されたことを示すエラーフラグを取り
込み、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送
する。
示すブロック図である。ディスクランブル回路11は、
2352バイト(1セクタ)毎に入力されるCD−RO
Mデータの内、12バイトの同期信号を除く2340バ
イトに対してディスクランブル処理を施し、所定のフォ
ーマットに戻されたデータを出力する。書き込みバッフ
ァ12は、ディスクランブル回路11から出力されるデ
ータの内の2336バイトのユーザデータ取り込み、そ
のユーザデータを第1のデータバス16を通じてバッフ
ァRAMへ書き込む。ヘッダレジスタ13は、ディスク
ランブル回路11から出力されるデータから4バイトの
ヘッダを取り込み、そのヘッダ情報を第2のデータバス
17から制御マイコン7へ転送する。同期信号検出回路
14は、入力されるデータの各セクタの始まりに付され
た12ビットの同期信号を検出し、入力されるCD−R
OMデータのセクタの始まりを示すタイミング信号を後
述する動作制御回路24へ与える。また、同期信号が検
出されなかったときには、検出エラーを示すデータを第
2のデータバス17から制御マイコン7へ転送する。エ
ラーフラグレジスタ15は、CD−ROMデコーダ5の
前段に設けられたデジタル信号処理部4でのエラー訂正
処理でエラーが残されたことを示すエラーフラグを取り
込み、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送
する。
【0006】書き込みアドレス発生回路18は、連続す
るアドレスを一定の周期で発生し、書き込みバッファ1
2からバッファRAM6へ書き込まれるCD−ROMデ
ータの書き込みアドレスを指定する。先頭アドレス発生
回路19は、各セクタの先頭がバッファRAM6に書き
込まれるときのアドレスを書き込みアドレス発生回路1
8から取り込み、1セクタ分のCD−ROMデータの書
き込みが完了するまで保持した後、第1のデータバス1
6へ送出する。また、先頭アドレスは、後述する転送ア
ドレス発生回路21のプリセットデータを生成するよう
に、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送さ
れる。エラー訂正回路20は、第1のデータバス16へ
送出された先頭アドレスデータを取り込み、そのデータ
に基づいてバッファRAM6に書き込まれたCD−RO
Mデータを順次読み出し、ユーザデータ内に設定される
エラー検出コード(EDC)及びエラー訂正コード(E
CC)に基づいて符号エラーを検出して訂正する。ここ
で、所定の訂正処理が完了したデータは、再びバッファ
RAM6へ書き込まれた後に、順次転送バッファ24か
らホストコンピュータへ転送される。
るアドレスを一定の周期で発生し、書き込みバッファ1
2からバッファRAM6へ書き込まれるCD−ROMデ
ータの書き込みアドレスを指定する。先頭アドレス発生
回路19は、各セクタの先頭がバッファRAM6に書き
込まれるときのアドレスを書き込みアドレス発生回路1
8から取り込み、1セクタ分のCD−ROMデータの書
き込みが完了するまで保持した後、第1のデータバス1
6へ送出する。また、先頭アドレスは、後述する転送ア
ドレス発生回路21のプリセットデータを生成するよう
に、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送さ
れる。エラー訂正回路20は、第1のデータバス16へ
送出された先頭アドレスデータを取り込み、そのデータ
に基づいてバッファRAM6に書き込まれたCD−RO
Mデータを順次読み出し、ユーザデータ内に設定される
エラー検出コード(EDC)及びエラー訂正コード(E
CC)に基づいて符号エラーを検出して訂正する。ここ
で、所定の訂正処理が完了したデータは、再びバッファ
RAM6へ書き込まれた後に、順次転送バッファ24か
らホストコンピュータへ転送される。
【0007】転送アドレス発生回路21は、読み出しを
開始すべきCD−ROMデータが書き込まれたバッファ
RAM6のアドレスに対応したプリセットデータをロー
ドし、転送トリガ発生回路22からの指示に応答して、
プリセットデータに対応するアドレスを先頭として連続
するアドレスを一定の周期で発生する。ここで発生する
アドレスは、第1のデータバス16からバッファRAM
6に送られ、エラー訂正処理を終えたCD−ROMデー
タの読み出しアドレスを指定する。転送バイトカウンタ
23は、バッファRAM6から読み出すべきCD−RO
Mデータのバイト数を示すデータをプリセットデータと
してロードした後、バッファRAM6からCD−ROM
データが読み出される毎にダウンカウントし、所定の数
のカウントを完了した時点で転送トリガ発生回路22に
停止指示を与える。転送バッファ24は、転送アドレス
発生回路21が発生するアドレスに従って読み出された
CD−ROMデータを第1のデータバス16を通して取
り込み、ホストコンピュータへ転送する。転送アドレス
発生回路21及び転送バイトカウンタ23にロードされ
るプリセットデータについては、先頭アドレス発生回路
19から転送された先頭アドレス及びホストコンピュー
タから与えられる転送指示に基づいて制御マイコン7で
生成される。
開始すべきCD−ROMデータが書き込まれたバッファ
RAM6のアドレスに対応したプリセットデータをロー
ドし、転送トリガ発生回路22からの指示に応答して、
プリセットデータに対応するアドレスを先頭として連続
するアドレスを一定の周期で発生する。ここで発生する
アドレスは、第1のデータバス16からバッファRAM
6に送られ、エラー訂正処理を終えたCD−ROMデー
タの読み出しアドレスを指定する。転送バイトカウンタ
23は、バッファRAM6から読み出すべきCD−RO
Mデータのバイト数を示すデータをプリセットデータと
してロードした後、バッファRAM6からCD−ROM
データが読み出される毎にダウンカウントし、所定の数
のカウントを完了した時点で転送トリガ発生回路22に
停止指示を与える。転送バッファ24は、転送アドレス
発生回路21が発生するアドレスに従って読み出された
CD−ROMデータを第1のデータバス16を通して取
り込み、ホストコンピュータへ転送する。転送アドレス
発生回路21及び転送バイトカウンタ23にロードされ
るプリセットデータについては、先頭アドレス発生回路
19から転送された先頭アドレス及びホストコンピュー
タから与えられる転送指示に基づいて制御マイコン7で
生成される。
【0008】動作制御回路25は、同期信号検出回路1
4から出力されるタイミング信号に基づき、エラー訂正
回路20によるエラー訂正処理が完了するまでの期間を
計測し、動作完了を示すタイミング信号を発生する。エ
ラー訂正回路20によるエラー訂正処理は、バッファR
AM6から1セクタ分のCD−ROMデータを取り込ん
だ後にエラー訂正回路20内部で行われ、その間バッフ
ァRAM6には、次のセクタのCD−ROMデータの書
き込みが行われる。割り込み指示発生回路26は、動作
制御回路25からのタイミング信号、あるいは転送バイ
トカウンタ23の停止指示を受け、制御マイコン7へ割
り込み指示を送信する。アナログ信号処理部3やデジタ
ル信号処理部4の動作制御を時分割処理で行っている制
御マイコン7は、割り込み指示発生回路26からの割り
込み指示に応答し、それまでの処理動作を一旦中断して
CD−ROMデコーダ5に次の処理動作を実行させる。
例えば、割り込み指示発生回路26からの割り込み指示
に応答し、他の処理動作を中断した後に転送トリガ発生
回路22を起動させ、バッファRAM6からホストコン
ピュータへのデータの転送を開始させるようにしてい
る。
4から出力されるタイミング信号に基づき、エラー訂正
回路20によるエラー訂正処理が完了するまでの期間を
計測し、動作完了を示すタイミング信号を発生する。エ
ラー訂正回路20によるエラー訂正処理は、バッファR
AM6から1セクタ分のCD−ROMデータを取り込ん
だ後にエラー訂正回路20内部で行われ、その間バッフ
ァRAM6には、次のセクタのCD−ROMデータの書
き込みが行われる。割り込み指示発生回路26は、動作
制御回路25からのタイミング信号、あるいは転送バイ
トカウンタ23の停止指示を受け、制御マイコン7へ割
り込み指示を送信する。アナログ信号処理部3やデジタ
ル信号処理部4の動作制御を時分割処理で行っている制
御マイコン7は、割り込み指示発生回路26からの割り
込み指示に応答し、それまでの処理動作を一旦中断して
CD−ROMデコーダ5に次の処理動作を実行させる。
例えば、割り込み指示発生回路26からの割り込み指示
に応答し、他の処理動作を中断した後に転送トリガ発生
回路22を起動させ、バッファRAM6からホストコン
ピュータへのデータの転送を開始させるようにしてい
る。
【0009】以上のCD−ROMシステムにおいては、
各セクタ毎のヘッダ情報が繰り返し取り出されて制御マ
イコン7へ取り込まれ、そのヘッダ情報の中のアドレス
情報によってホストコンピュータ側が要求しているセク
タが検出されることになる。
各セクタ毎のヘッダ情報が繰り返し取り出されて制御マ
イコン7へ取り込まれ、そのヘッダ情報の中のアドレス
情報によってホストコンピュータ側が要求しているセク
タが検出されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】アドレス情報に基づく
セクタの検出処理を行う制御マイコン7においては、C
D−ROMデコーダ5の動作制御に加えて、アナログ信
号処理部3及びデジタル信号処理部4の動作制御が時分
割で行われており、制御マイコン7の負担が大きくなっ
ている。特に、ヘッダがエラー検出/訂正符号の対象と
なっていないモード2フォーマットの場合、エラーフラ
グレジスタ15から転送されるエラーフラグを参照して
ヘッダ情報が正しいかどうかを判定する必要があり、制
御マイコン7の処理能力不足が問題となる。従って、制
御マイコン7の制御動作を高速化することが困難であ
り、CD−ROMデコーダ5で取り扱えるデータ量が制
限される。
セクタの検出処理を行う制御マイコン7においては、C
D−ROMデコーダ5の動作制御に加えて、アナログ信
号処理部3及びデジタル信号処理部4の動作制御が時分
割で行われており、制御マイコン7の負担が大きくなっ
ている。特に、ヘッダがエラー検出/訂正符号の対象と
なっていないモード2フォーマットの場合、エラーフラ
グレジスタ15から転送されるエラーフラグを参照して
ヘッダ情報が正しいかどうかを判定する必要があり、制
御マイコン7の処理能力不足が問題となる。従って、制
御マイコン7の制御動作を高速化することが困難であ
り、CD−ROMデコーダ5で取り扱えるデータ量が制
限される。
【0011】そこで本発明は、動作制御用のマイコンの
負担を低減し、高機能で使い勝手のよいCD−ROMデ
コーダの提供を目的とする。
負担を低減し、高機能で使い勝手のよいCD−ROMデ
コーダの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするとこデ
ィスク媒体から読み出されるデジタルデータに対し、デ
ータに含まれる誤りの訂正処理を施してコンピュータ機
器側へ転送するCD−ROMデコーダにおいて、ディス
ク媒体から連続して読み出されるデジタルデータの1セ
クタ毎に付されたアドレス情報を取り込む手段と、目標
アドレスを設定し、上記アドレス情報が目標アドレスに
一致したときに起動信号を発生する手段と、を備え、上
記起動信号に応答して上記コンピュータ機器側へのデジ
タルデータの転送を開始することにある。
解決するために成されたもので、その特徴とするとこデ
ィスク媒体から読み出されるデジタルデータに対し、デ
ータに含まれる誤りの訂正処理を施してコンピュータ機
器側へ転送するCD−ROMデコーダにおいて、ディス
ク媒体から連続して読み出されるデジタルデータの1セ
クタ毎に付されたアドレス情報を取り込む手段と、目標
アドレスを設定し、上記アドレス情報が目標アドレスに
一致したときに起動信号を発生する手段と、を備え、上
記起動信号に応答して上記コンピュータ機器側へのデジ
タルデータの転送を開始することにある。
【0013】
【作用】本発明によれば、アドレス情報が目標アドレス
情報に一致したときに起動信号を発生させるようにした
ことで、所望のアドレスが付されたセクタのCD−RO
Mデータが入力されると、動作制御用のマイコンの指示
に関係なくコンピュータ機器側へのCD−ROMデータ
の転送が開始される。動作制御用のマイコンは、コンピ
ュータ機器側が要求しているセクタのアドレス情報を目
標アドレス情報として設定する際にCD−ROMデコー
ダに指示を与えるだけでよくなり、1セクタ毎に連続し
て入力されるCD−ROMデータのアドレス情報が所望
のアドレス情報かどうかを判定する必要がなくなる。
情報に一致したときに起動信号を発生させるようにした
ことで、所望のアドレスが付されたセクタのCD−RO
Mデータが入力されると、動作制御用のマイコンの指示
に関係なくコンピュータ機器側へのCD−ROMデータ
の転送が開始される。動作制御用のマイコンは、コンピ
ュータ機器側が要求しているセクタのアドレス情報を目
標アドレス情報として設定する際にCD−ROMデコー
ダに指示を与えるだけでよくなり、1セクタ毎に連続し
て入力されるCD−ROMデータのアドレス情報が所望
のアドレス情報かどうかを判定する必要がなくなる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明のCD−ROMデコーダの構
成を示すブロック図である。この図において、ディスク
ランブル回路11、エラー訂正回路20等、アドレス情
報を取り込むアドレス情報判別部30以外は、図7と同
一であり、それぞれ同一符号で示される。
成を示すブロック図である。この図において、ディスク
ランブル回路11、エラー訂正回路20等、アドレス情
報を取り込むアドレス情報判別部30以外は、図7と同
一であり、それぞれ同一符号で示される。
【0015】CD−ROMデータのアドレス情報に基づ
いて所望のセクタを捜し出すアドレス情報判別部30
は、アドレス情報レジスタ31、目標アドレス情報レジ
スタ32、比較回路33、転送トリガ発生回路34及び
転送セクタカウンタ35より構成される。アドレス情報
レジスタ31は、ディスクランブル回路11から出力さ
れるディスクランブル処理された後のCD−ROMデー
タからヘッダのアドレス情報を1セクタ毎に取り込み、
第2のデータバス17へ送出する。1セクタ毎に付され
るアドレス情報は、分、秒及びフレーム番号を表す3バ
イトの2進化10進数(BCD:Binary Coded Decimal)で
構成され、75フレーム毎に1秒ずつ桁上げされ、さら
に60秒(4500フレーム)毎に1分ずつ桁上げされ
る。目標アドレス情報レジスタ32は、第2のデータバ
ス17を通じて与えられる目標アドレス情報を取り込ん
で記憶し、その目標アドレス情報を繰り返し出力する。
この目標アドレス発生回路32に与えられる目標アドレ
ス情報は、ホストコンピュータ側が転送を要求する先頭
のセクタのアドレスを示すもので、ホストコンピュータ
からの指示に応答して制御マイコン7により供給され
る。比較回路33は、目標アドレス情報レジスタ32か
ら出力される目標アドレス情報とアドレス情報レジスタ
31から出力されるアドレス情報とを比較し、各情報が
一致したときに立ち上がるスタートパルスを発生する。
転送セクタカウンタ34は、転送すべきセクタ数を示す
転送セクタ情報をプリセットデータとしてロードした
後、1セクタのCD−ROMデータが入力される毎に同
期信号検出回路14から出力されるタイミング信号に応
じてダウンカウントし、カウント値が初期値に戻ったと
きに立ち上がるストップパルスを発生する。そして、転
送トリガ発生回路35は、スタートパルスの立ち上がり
に応答して転送アドレス発生回路21及び転送バイトカ
ウンタ23に転送開始の指示を与えると共に、ストップ
パルスの立ち上がりに応じて転送アドレス発生回路21
に転送停止の指示を与える。また、ストップパルスは、
割り込み指示発生回路26にも供給され、所定のセクタ
数の転送が完了した時点でホストコンピュータに対して
割り込み指示が送信されるように構成される。一方、ア
ドレス情報レジスタ31と並列に設けられるモード情報
レジスタ36は、ディスクランブル回路11から出力さ
れるCD−ROMデータのモード識別コードを取り込
み、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送す
る。
いて所望のセクタを捜し出すアドレス情報判別部30
は、アドレス情報レジスタ31、目標アドレス情報レジ
スタ32、比較回路33、転送トリガ発生回路34及び
転送セクタカウンタ35より構成される。アドレス情報
レジスタ31は、ディスクランブル回路11から出力さ
れるディスクランブル処理された後のCD−ROMデー
タからヘッダのアドレス情報を1セクタ毎に取り込み、
第2のデータバス17へ送出する。1セクタ毎に付され
るアドレス情報は、分、秒及びフレーム番号を表す3バ
イトの2進化10進数(BCD:Binary Coded Decimal)で
構成され、75フレーム毎に1秒ずつ桁上げされ、さら
に60秒(4500フレーム)毎に1分ずつ桁上げされ
る。目標アドレス情報レジスタ32は、第2のデータバ
ス17を通じて与えられる目標アドレス情報を取り込ん
で記憶し、その目標アドレス情報を繰り返し出力する。
この目標アドレス発生回路32に与えられる目標アドレ
ス情報は、ホストコンピュータ側が転送を要求する先頭
のセクタのアドレスを示すもので、ホストコンピュータ
からの指示に応答して制御マイコン7により供給され
る。比較回路33は、目標アドレス情報レジスタ32か
ら出力される目標アドレス情報とアドレス情報レジスタ
31から出力されるアドレス情報とを比較し、各情報が
一致したときに立ち上がるスタートパルスを発生する。
転送セクタカウンタ34は、転送すべきセクタ数を示す
転送セクタ情報をプリセットデータとしてロードした
後、1セクタのCD−ROMデータが入力される毎に同
期信号検出回路14から出力されるタイミング信号に応
じてダウンカウントし、カウント値が初期値に戻ったと
きに立ち上がるストップパルスを発生する。そして、転
送トリガ発生回路35は、スタートパルスの立ち上がり
に応答して転送アドレス発生回路21及び転送バイトカ
ウンタ23に転送開始の指示を与えると共に、ストップ
パルスの立ち上がりに応じて転送アドレス発生回路21
に転送停止の指示を与える。また、ストップパルスは、
割り込み指示発生回路26にも供給され、所定のセクタ
数の転送が完了した時点でホストコンピュータに対して
割り込み指示が送信されるように構成される。一方、ア
ドレス情報レジスタ31と並列に設けられるモード情報
レジスタ36は、ディスクランブル回路11から出力さ
れるCD−ROMデータのモード識別コードを取り込
み、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送す
る。
【0016】以上のアドレス情報判別部30において
は、目標アドレス情報の設定及び転送セクタ情報の設定
が成された後、所定のセクタ数のCD−ROMデータの
入力、転送が完了するまで制御マイコン7からの指示を
受けることなく連続して動作する。例えば、図2に示す
ように、「03:15:59」なるアドレスが付されたセクタから
75セクタ分のCD−ROMデータを転送する際には、
まず「03:15:59」なる目標アドレス情報が目標アドレス情
報レジスタ32に記憶され、同時に「74」なる転送セクタ
情報が転送セクタカウンタ34に設定される。続いて、
アドレス情報レジスタ31に順次取り込まれるアドレス
情報が「03:15:59」となると、比較回路33が目標アドレ
ス情報との一致を検出してスタートパルスを立ち上げる
ため、転送トリガ発生回路35が転送アドレス発生回路
21に転送開始の指示を与える。そして、スタートパル
スの立ち上がりで転送バイトカウンタ34がダウンカウ
ントを開始し、カウント値が「0」となってストップパル
スが立ち上げられると、転送トリガ発生回路35は転送
アドレス発生回路21に転送停止の指示を与える。同時
に、割り込み指示発生回路26は、ストップパルスの立
ち上がりに応答して制御マイコン7に割り込み指示を送
信する。従って、連続的に入力されるCD−ROMデー
タは、「03:15:59」なるアドレスが付されたセクタを先頭
として75セクタ分が転送バッファ24からホストコン
ピュータ側へ転送されることになる。この間、制御マイ
コン7は、アドレス情報の判別動作に関与しておらず、
その他の制御動作を行うことが可能である。
は、目標アドレス情報の設定及び転送セクタ情報の設定
が成された後、所定のセクタ数のCD−ROMデータの
入力、転送が完了するまで制御マイコン7からの指示を
受けることなく連続して動作する。例えば、図2に示す
ように、「03:15:59」なるアドレスが付されたセクタから
75セクタ分のCD−ROMデータを転送する際には、
まず「03:15:59」なる目標アドレス情報が目標アドレス情
報レジスタ32に記憶され、同時に「74」なる転送セクタ
情報が転送セクタカウンタ34に設定される。続いて、
アドレス情報レジスタ31に順次取り込まれるアドレス
情報が「03:15:59」となると、比較回路33が目標アドレ
ス情報との一致を検出してスタートパルスを立ち上げる
ため、転送トリガ発生回路35が転送アドレス発生回路
21に転送開始の指示を与える。そして、スタートパル
スの立ち上がりで転送バイトカウンタ34がダウンカウ
ントを開始し、カウント値が「0」となってストップパル
スが立ち上げられると、転送トリガ発生回路35は転送
アドレス発生回路21に転送停止の指示を与える。同時
に、割り込み指示発生回路26は、ストップパルスの立
ち上がりに応答して制御マイコン7に割り込み指示を送
信する。従って、連続的に入力されるCD−ROMデー
タは、「03:15:59」なるアドレスが付されたセクタを先頭
として75セクタ分が転送バッファ24からホストコン
ピュータ側へ転送されることになる。この間、制御マイ
コン7は、アドレス情報の判別動作に関与しておらず、
その他の制御動作を行うことが可能である。
【0017】図3は、アドレス情報の符号エラーの訂正
機能を付加した本発明のCD−ROMデコーダの構成を
示すブロック図である。CD−ROMデータのアドレス
情報の符号エラーを訂正した上で所望のセクタを捜し出
すアドレス情報判別部40は、図1のアドレス情報判定
部30に、インクリメント回路37、選択回路38及び
比較回路39を加えて構成される。インクリメント回路
37は、アドレス情報レジスタ31から読み出したアド
レス情報に「1」を加算することで、次に予測されるアド
レス情報を生成する。ここで、インクリメント回路37
にアドレス情報が取り込まれると、アドレス情報レジス
タ31には次のアドレス情報が取り込まれる。選択回路
38は、アドレス情報レジスタ31及びインクリメント
回路37から読み出されるアドレス情報を受け取り、何
れか一方を選択して出力する。比較回路39は、アドレ
ス情報レジスタ31から読み出されるアドレス情報と、
インクリメント回路37から読み出されるアドレス情報
との内容が一致するかどうかを判定し、その判定結果に
対応した制御パルスを発生する。この制御パルスは選択
回路38に与えられ、2つのアドレス情報が一致すると
きにはアドレス情報レジスタ31のアドレス情報が選択
され、一致しないときにはインクリメント回路37のア
ドレス情報が選択されて出力される。ところで、2つの
アドレス情報が一致しないときには、アドレス情報レジ
スタ31に記憶されているアドレス情報が符号エラーを
含んでいるため、インクリメント回路38は、アドレス
情報レジスタ31からアドレス情報を取り込まず、自身
が記憶しているアドレス情報に「1」を加算して次のアド
レス情報を生成する。
機能を付加した本発明のCD−ROMデコーダの構成を
示すブロック図である。CD−ROMデータのアドレス
情報の符号エラーを訂正した上で所望のセクタを捜し出
すアドレス情報判別部40は、図1のアドレス情報判定
部30に、インクリメント回路37、選択回路38及び
比較回路39を加えて構成される。インクリメント回路
37は、アドレス情報レジスタ31から読み出したアド
レス情報に「1」を加算することで、次に予測されるアド
レス情報を生成する。ここで、インクリメント回路37
にアドレス情報が取り込まれると、アドレス情報レジス
タ31には次のアドレス情報が取り込まれる。選択回路
38は、アドレス情報レジスタ31及びインクリメント
回路37から読み出されるアドレス情報を受け取り、何
れか一方を選択して出力する。比較回路39は、アドレ
ス情報レジスタ31から読み出されるアドレス情報と、
インクリメント回路37から読み出されるアドレス情報
との内容が一致するかどうかを判定し、その判定結果に
対応した制御パルスを発生する。この制御パルスは選択
回路38に与えられ、2つのアドレス情報が一致すると
きにはアドレス情報レジスタ31のアドレス情報が選択
され、一致しないときにはインクリメント回路37のア
ドレス情報が選択されて出力される。ところで、2つの
アドレス情報が一致しないときには、アドレス情報レジ
スタ31に記憶されているアドレス情報が符号エラーを
含んでいるため、インクリメント回路38は、アドレス
情報レジスタ31からアドレス情報を取り込まず、自身
が記憶しているアドレス情報に「1」を加算して次のアド
レス情報を生成する。
【0018】尚、目標アドレス情報レジスタ32、比較
回路33、転送トリガ発生回路34及び転送セクタカウ
ンタ35については、図1と同一であり、選択回路38
から出力されるアドレス情報が目標アドレス情報に一致
したときに転送開始の指示を発生すると共に、転送セク
タ数が転送セクタ情報の値に達したときに転送停止の指
示を発生するように構成される。
回路33、転送トリガ発生回路34及び転送セクタカウ
ンタ35については、図1と同一であり、選択回路38
から出力されるアドレス情報が目標アドレス情報に一致
したときに転送開始の指示を発生すると共に、転送セク
タ数が転送セクタ情報の値に達したときに転送停止の指
示を発生するように構成される。
【0019】インクリメント回路38に記憶されるアド
レス情報は、同じタイミングでアドレス情報レジスタ3
1に記憶されるアドレス情報に対して1セクタ分ずれて
いるが、「1」が加算されていることから、符号エラーが
なければ、アドレス情報レジスタ31に記憶されるアド
レス情報と一致する。ところが、符号エラーが生じてい
ると、アドレス情報レジスタ31に記憶されるアドレス
情報が不連続となるのに対し、同じタイミングでインク
リメント回路38に記憶されるアドレス情報は連続とな
ることから、それぞれのアドレス情報が一致しなくな
る。例えば、図4に示すように、アドレス情報レジスタ
31に入力されるアドレス情報が符号エラーにより「03:
15:58」の次に「03:15:59」となるべきところ「03:15:A7」と
なったとしとても、インクリメント回路38に記憶され
るアドレス情報は「03:15:58」の次には「03:15:59」とな
り、規則性が維持される。そこで、アドレス情報レジス
タ31から読み出されるアドレス情報がインクリメント
回路38から読み出されるアドレス情報と一致しないと
きには、アドレス情報レジスタ31に記憶されたアドレ
ス情報が符号エラーを含んでいると判断され、比較回路
39は、選択回路38にインクリメント回路38から読
み出されるアドレス情報を選択させる。同時に、インク
リメント回路38は自身に記憶しているアドレス情報に
「1」を加算して次のアドレス情報を生成することによ
り、次にインクリメント回路38から読み出されるアド
レス情報の規則性の維持を図っている。例えば、図4に
示すように、アドレス情報レジスタ31に記憶されたア
ドレス情報が「03:15:A7」のときには、インクリメント回
路38自身が記憶する「03:15:59」なるアドレス情報に
「1」を加算することで、「03:15:60」なるアドレス情報を
生成して新たに記憶する。この後のアドレス情報の判定
動作は、図2に示すタイミング図の場合に一致する。
レス情報は、同じタイミングでアドレス情報レジスタ3
1に記憶されるアドレス情報に対して1セクタ分ずれて
いるが、「1」が加算されていることから、符号エラーが
なければ、アドレス情報レジスタ31に記憶されるアド
レス情報と一致する。ところが、符号エラーが生じてい
ると、アドレス情報レジスタ31に記憶されるアドレス
情報が不連続となるのに対し、同じタイミングでインク
リメント回路38に記憶されるアドレス情報は連続とな
ることから、それぞれのアドレス情報が一致しなくな
る。例えば、図4に示すように、アドレス情報レジスタ
31に入力されるアドレス情報が符号エラーにより「03:
15:58」の次に「03:15:59」となるべきところ「03:15:A7」と
なったとしとても、インクリメント回路38に記憶され
るアドレス情報は「03:15:58」の次には「03:15:59」とな
り、規則性が維持される。そこで、アドレス情報レジス
タ31から読み出されるアドレス情報がインクリメント
回路38から読み出されるアドレス情報と一致しないと
きには、アドレス情報レジスタ31に記憶されたアドレ
ス情報が符号エラーを含んでいると判断され、比較回路
39は、選択回路38にインクリメント回路38から読
み出されるアドレス情報を選択させる。同時に、インク
リメント回路38は自身に記憶しているアドレス情報に
「1」を加算して次のアドレス情報を生成することによ
り、次にインクリメント回路38から読み出されるアド
レス情報の規則性の維持を図っている。例えば、図4に
示すように、アドレス情報レジスタ31に記憶されたア
ドレス情報が「03:15:A7」のときには、インクリメント回
路38自身が記憶する「03:15:59」なるアドレス情報に
「1」を加算することで、「03:15:60」なるアドレス情報を
生成して新たに記憶する。この後のアドレス情報の判定
動作は、図2に示すタイミング図の場合に一致する。
【0020】以上の構成によれば、入力されるアドレス
情報が符号エラーにより規則性を失ったときでも、その
アドレス情報に代えて、1セクタ前のアドレス情報から
生成される規則性が維持された補正用のアドレス情報が
出力される。従って、転送すべきセクタのアドレス情報
が符号エラーによって欠けていたとしても、アドレス情
報判別部40により目標アドレス情報が示すセクタが検
出される。
情報が符号エラーにより規則性を失ったときでも、その
アドレス情報に代えて、1セクタ前のアドレス情報から
生成される規則性が維持された補正用のアドレス情報が
出力される。従って、転送すべきセクタのアドレス情報
が符号エラーによって欠けていたとしても、アドレス情
報判別部40により目標アドレス情報が示すセクタが検
出される。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、CD−ROMデコーダ
においてアドレス情報が判別され、制御マイコンの指示
を仰ぐことなく目標とするCD−ROMデータの特定セ
クタを検出することができる。そして、ホストコンピュ
ータ側へ転送されるCD−ROMデータのセクタ数がC
D−ROMデコーダにおいてカウントされることによ
り、アドレス情報の判別によって検出された特定セクタ
を先頭にして所定のセクタ数のCD−ROMデータの転
送が自動的に行われる。従って、制御マイコン側でアド
レス情報の判別を行う必要がなくなり、制御マイコンの
負担を軽減することができ、CD−ROMデコーダをホ
ストコンピュータからの指示に迅速に対応させることが
できる。また、CD−ROMシステムの応用製品におい
ても、制御マイコンの開発が容易になり、汎用性を向上
することができる。
においてアドレス情報が判別され、制御マイコンの指示
を仰ぐことなく目標とするCD−ROMデータの特定セ
クタを検出することができる。そして、ホストコンピュ
ータ側へ転送されるCD−ROMデータのセクタ数がC
D−ROMデコーダにおいてカウントされることによ
り、アドレス情報の判別によって検出された特定セクタ
を先頭にして所定のセクタ数のCD−ROMデータの転
送が自動的に行われる。従って、制御マイコン側でアド
レス情報の判別を行う必要がなくなり、制御マイコンの
負担を軽減することができ、CD−ROMデコーダをホ
ストコンピュータからの指示に迅速に対応させることが
できる。また、CD−ROMシステムの応用製品におい
ても、制御マイコンの開発が容易になり、汎用性を向上
することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】第1の実施例の動作を説明するタイミング図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】第2の実施例の動作を説明するタイミング図で
ある。
ある。
【図5】CD−ROMシステムの構成を示すブロック図
である。
である。
【図6】CD−ROMデータのフォーマットを示す図で
ある。
ある。
【図7】従来のCD−ROMデコーダの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 コンパクトディスク 2 ピックアップ部 3 アナログ信号処理部 4 デジタル信号処理部 5 CD−ROMデコーダ 6 バッファRAM 7 制御マイコン 11 ディスクランブル回路 12 書き込みバッファ 13 ヘッダレジスタ 14 同期信号検出回路 15 エラーフラグレジスタ 16 第1のデータバス 17 第2のデータバス 18 書き込みアドレス発生回路 19 先頭アドレス発生回路 20 エラー訂正回路 21 転送アドレス発生回路 22 転送トリガ発生回路 23 転送バイトカウンタ 24 転送バッファ 25 動作制御回路 26 割り込み指示発生回路 30、40 選択制御回路 31 アドレス情報レジスタ 32 目標アドレス情報レジスタ 33 比較回路 34 転送セクタカウンタ 35 転送トリガ発生回路 36 モード情報レジスタ 37 インクリメント回路 38 選択回路 39 比較回路
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
において、ディスク媒体から連続して読み出されるデジ
タルデータの1セクタ毎に付されたアドレス情報を取り
込む手段と、目標アドレスを設定し、上記アドレス情報
が目標アドレスに一致したときに起動信号を発生する手
段と、を備え、上記起動信号に応答して上記コンピュー
タ機器側へのデジタルデータの転送を開始することを特
徴とするCD−ROMデコーダ。 - 【請求項2】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
において、ディスク媒体から連続して読み出されるデジ
タルデータの1セクタ毎に付されたアドレス情報を取り
込む手段と、目標アドレスを設定し、上記アドレス情報
が目標アドレスに一致したときに起動信号を発生する手
段と、入力される上記デジタル信号のセクタ数をカウン
トし、所定のセクタ数に達したときに停止信号を発生す
る手段と、を備え、上記起動信号に応答して上記コンピ
ュータ機器側へのデジタルデータの転送を開始し、上記
停止信号に応答して上記コンピュータ機器側へのデジタ
ルデータの転送を停止することを特徴とするCD−RO
Mデコーダ。 - 【請求項3】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
において、ディスク媒体から連続して読み出されるデジ
タルデータの1セクタ毎に付されたアドレス情報を取り
込んで記憶する第1のレジスタと、目標アドレスを示す
目標アドレス情報を記憶する第2のレジスタと、上記第
1のレジスタの記憶内容が上記第2のレジスタの記憶内
容と一致したときに第1のタイミング信号を発生する比
較回路と、入力されるデジタルデータのセクタ数をカウ
ントし、所定のカウント値に達したときに第2のタイミ
ング信号を発生するカウンタと、上記第1のタイミング
信号に応答して上記コンピュータ機器側への上記デジタ
ルデータの転送を開始し、上記第2のタイミング信号に
応答して転送を停止する制御回路と、を備えたことを特
徴とするCD−ROMデコーダ。 - 【請求項4】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
において、ディスク媒体から連続して読み出されるデジ
タルデータの1セクタ毎に付されたアドレス情報を取り
込んで記憶する第1のレジスタと、この第1のレジスタ
に記憶されたアドレス情報を1つ進めて記憶するインク
リメント回路と、このインクリメント回路の記憶内容が
上記第1のレジスタの記憶内容と一致しないときに上記
第1のレジスタから読み出されるアドレス情報を上記イ
ンクリメント回路から読み出されるアドレス情報に置き
換えて出力する選択回路と、目標アドレスを示す目標ア
ドレス情報を記憶する第2のレジスタと、上記第1のレ
ジスタの記憶内容が上記第2のレジスタの記憶内容と一
致したときに第1のタイミング信号を発生する比較回路
と、上記デジタルデータのセクタ数をカウントし、所定
のカウント値に達したときに第2のタイミング信号を発
生するカウンタと、上記第1のタイミング信号に応答し
て上記コンピュータ機器側への上記デジタルデータの転
送を開始し、上記第2のタイミング信号に応答して転送
を停止する制御回路と、を備えたことを特徴とするCD
−ROMデコーダ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032294A JP2951192B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | Cd−romデコーダ |
US08/388,875 US5621743A (en) | 1994-02-18 | 1995-02-14 | CD-ROM decoder for correcting errors in header data |
KR1019950003000A KR100366165B1 (ko) | 1994-02-18 | 1995-02-17 | 헤더데이타의오류보정을행하는cd-rom디코더 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032294A JP2951192B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | Cd−romデコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244927A true JPH07244927A (ja) | 1995-09-19 |
JP2951192B2 JP2951192B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=12300573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3032294A Expired - Fee Related JP2951192B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-28 | Cd−romデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951192B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001273710A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Sanyo Electric Co Ltd | Cd−romデコーダ |
KR20010093707A (ko) * | 2000-03-28 | 2001-10-29 | 다카노 야스아키 | Cd-rom 디코더 |
KR100406455B1 (ko) * | 2000-09-21 | 2003-11-19 | 가부시끼가이샤 도시바 | 광 디스크 드라이브 장치 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP3032294A patent/JP2951192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001273710A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Sanyo Electric Co Ltd | Cd−romデコーダ |
KR20010093707A (ko) * | 2000-03-28 | 2001-10-29 | 다카노 야스아키 | Cd-rom 디코더 |
KR100426549B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2004-04-08 | 산요덴키가부시키가이샤 | Cd-rom 디코더 |
KR100406455B1 (ko) * | 2000-09-21 | 2003-11-19 | 가부시끼가이샤 도시바 | 광 디스크 드라이브 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2951192B2 (ja) | 1999-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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