JPH07230364A - Cd−romデコーダ - Google Patents

Cd−romデコーダ

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JPH07230364A
JPH07230364A JP2115194A JP2115194A JPH07230364A JP H07230364 A JPH07230364 A JP H07230364A JP 2115194 A JP2115194 A JP 2115194A JP 2115194 A JP2115194 A JP 2115194A JP H07230364 A JPH07230364 A JP H07230364A
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JP2115194A
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Shinichiro Tomizawa
眞一郎 富澤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD−ROMデコーダの動作を制御する制御
マイコンの負担を軽減する。 【構成】 アドレス情報レジスタ31に取り込んで記憶
されたアドレス情報に対して、レンジチェック回路32
が適正範囲にあるかどうかを判定する。インクリメント
回路36は、アドレス情報レジスタ31から読み出され
るアドレス情報に「1」を加算して連続するアドレス情
報を生成する。選択回路39は、レンジチェック回路3
2の判定結果に応答して、アドレス情報が適正範囲にあ
ればアドレス情報レジスタ31のアドレス情報を選択
し、適正範囲になけれればインクリメント回路36のア
ドレス情報を選択して出力する。これにより、アドレス
情報の符号エラーが訂正され、制御マイコンへ正しいア
ドレス情報が転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
レーザディスクを読み出し専用メモリとして用いるCD
−ROM(LD−ROM)システムにおいて、ディスク
から読み出されるCD−ROMデータをホストコンピュ
ータからの指示に応答して転送するCD−ROMデコー
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタルオーディオに用いられ
ているコンパクトディスク(CD)をデジタルデータの
読み出し専用メモリ(ROM)として活用するCD−R
OMシステムにおいては、ディスクから読み出されるC
D−ROMデータの信頼性を高めるために、読み出され
たCD−ROMデータに対して符号エラーの訂正処理が
2重に施される。これらの訂正処理は、ディスクからデ
ジタルデータを読み出す再生ユニット側で1回目を実行
し、この再生ユニットに接続されるCD−ROMデコー
ダで2回目を実行するように構成される。一般的に、1
回目の訂正処理に関しては、オーディオ用のCDプレー
ヤとの共通化が図られている。
【0003】図4は、CD−ROMシステムの構成を示
すブロック図である。コンパクトディスク1に照射され
たレーザ光の反射光を受信するピックアップ部2は、そ
の反射光の強弱を電圧値の変化として取り出し、アナロ
グ信号処理部3に供給する。アナログ信号処理部3は、
ピックアップ部2より入力される信号から光ディスク1
に書き込まれたデジタルデータを読み取り、所定のフォ
ーマットに準じたデジタルデータをシリアルに出力す
る。デジタル信号処理部4は、アナログ信号処理部3か
ら出力されるデジタルデータに対してCDフォーマット
に従う信号処理を施し、CD−ROMデータを生成す
る。このデジタル信号処理部4での信号処理において
は、デジタルオーディオ用のCDシステムとの互換性が
保たれており、14ビットで構成されるデジタルデータ
の8ビットへの復調や、リードソロモン符号に基づく符
号エラーの検出/訂正等が行われる。CD−ROMデコ
ーダ5は、デジタル信号処理部4から入力されるCD−
ROMデータに対して再度符号エラーの訂正処理を施
し、符号エラーのないCD−ROMデータとしてホスト
コンピュータへ転送する。バッファRAM6は、CD−
ROMデコーダ5に接続され、デジタル信号処理回路4
からCD−ROMデコーダ5に取り込まれるCD−RO
Mデータを所定の期間記憶する。そして、制御マイコン
7は、動作プログラムに従ってアナログ信号処理部3、
デジタル信号処理部4及びCD−ROMデコーダ5のそ
れぞれの動作を制御し、各部が互いに正しいタイミング
で各種処理を実行できるようにしている。
【0004】デジタル信号処理部4から出力されるCD
−ROMデータは、図5に示すように、2352バイト
を1セクタとして構成され、同期信号(12バイト)、
ヘッダ(4バイト)、ユーザデータ(2336バイト)
がそれぞれ割り当てられている。同期信号は、セクタの
先頭位置を示すもので、固定パターンとして各セクタの
始めに付されている。4バイトのヘッダは、さらに、デ
ィスク上のアドレスに相当する絶対時間の情報(分/秒
/フレーム番号:各1バイト)及びセクタ内のデータの
フォーマットを決定するモード識別コード(1バイト)
に割り当てられる。CD−ROMデータの場合、1セク
タのデータの内、同期信号12バイトを除いた2340
バイトには、同期信号と同じパターンが発生しにくいよ
うにスクランブル処理が施されており、CD−ROMデ
コーダ5に入力される段階でディスクランブル処理が施
されて元のデータに戻される。
【0005】図6は、CD−ROMデコーダ5の構成を
示すブロック図である。ディスクランブル回路11は、
2352バイト(1セクタ)毎に入力されるCD−RO
Mデータの内、12バイトの同期信号を除く2340バ
イトに対してディスクランブル処理を施し、所定のフォ
ーマットに戻されたデータを出力する。書き込みバッフ
ァ12は、ディスクランブル回路11から出力されるデ
ータの内の2336バイトのユーザデータ取り込み、そ
のユーザデータを第1のデータバス16を通じてバッフ
ァRAMへ書き込む。ヘッダレジスタ13は、ディスク
ランブル回路11から出力されるデータから4バイトの
ヘッダを取り込み、そのヘッダ情報を第2のデータバス
17から制御マイコン7へ転送する。同期信号検出回路
14は、入力されるデータの各セクタの始まりに付され
た12ビットの同期信号を検出し、入力されるCD−R
OMデータのセクタの始まりを示すタイミング信号を後
述する動作制御回路24へ与える。また、同期信号が検
出されなかったときには、検出エラーを示すデータを第
2のデータバス17から制御マイコン7へ転送する。エ
ラーフラグレジスタ15は、CD−ROMデコーダ5の
前段に設けられたデジタル信号処理部4でのエラー訂正
処理でエラーが残されたことを示すエラーフラグを取り
込み、第2のデータバス17から制御マイコン6へ転送
する。
【0006】書き込みアドレス発生回路18は、連続す
るアドレスを一定の周期で発生し、書き込みバッファ1
2からバッファRAM6へ書き込まれるCD−ROMデ
ータの書き込みアドレスを指定する。先頭アドレス発生
回路19は、各セクタの先頭がバッファRAM6に書き
込まれるときのアドレスを書き込みアドレス発生回路1
8から取り込み、1セクタ分のCD−ROMデータの書
き込みが完了するまで保持した後、第1のデータバス1
6へ送出する。また、先頭アドレスは、後述する転送ア
ドレス発生回路21のプリセットデータを生成するよう
に、第2のデータバス17から制御マイコン7へ転送さ
れる。エラー訂正回路20は、第2のデータバス16へ
送出された先頭アドレスデータを取り込み、そのデータ
に基づいてバッファRAM6に書き込まれたCD−RO
Mデータを順次読み出し、ユーザデータ内に設定される
エラー検出コード(EDC)及びエラー訂正コード(E
CC)に基づいて符号エラーを検出して訂正する。ここ
で、所定の訂正処理が完了したデータは、再びバッファ
RAM6へ書き込まれる。
【0007】転送アドレス発生回路21は、読み出しを
開始すべきCD−ROMデータが書き込まれたバッファ
RAM6のアドレスに対応したプリセットデータをロー
ドし、転送トリガ発生回路22からの指示に応答して、
プリセットデータに対応するアドレスを先頭として連続
するアドレスを一定の周期で発生する。ここで発生する
アドレスは、第1のデータバス16からバッファRAM
6に送られ、エラー訂正処理を終えたCD−ROMデー
タの読み出しアドレスを指定する。転送バイトカウンタ
23は、バッファRAM6から読み出すべきCD−RO
Mデータのバイト数を示すデータをプリセットデータと
してロードした後、バッファRAM6からCD−ROM
データが読み出される毎にダウンカウントし、所定の数
のカウントを完了した時点で転送トリガ発生回路22に
停止指示を与える。転送バッファ24は、転送アドレス
発生回路21が発生するアドレスに従って読み出された
CD−ROMデータを第1のデータバス16を通して取
り込み、ホストコンピュータへ転送する。転送アドレス
発生回路21及び転送バイトカウンタ23にロードされ
るプリセットデータについては、先頭アドレス発生回路
19から転送された先頭アドレス及びホストコンピュー
タから与えられる転送指示に基づいて制御マイコン7で
生成される。
【0008】動作制御回路25は、同期信号検出回路1
4から出力されるタイミング信号に基づき、エラー訂正
回路20によるエラー訂正処理が完了するまでの期間を
計測し、動作完了を示すタイミング信号を発生する。エ
ラー訂正回路20によるエラー訂正処理は、バッファR
AM6から1セクタ分のCD−ROMデータを取り込ん
だ後にエラー訂正回路20内部で行われ、その間バッフ
ァRAM6には、次のセクタのCD−ROMデータの書
き込みが行われる。割り込み指示発生回路26は、動作
制御回路25からのタイミング信号、あるいは転送バイ
トカウンタ23の停止指示を受け、制御マイコン7へ割
り込み指示を送信する。アナログ信号処理部3やデジタ
ル信号処理部4の動作制御を時分割処理で行っている制
御マイコン7は、割り込み指示発生回路26からの割り
込み指示に応答し、それまでの処理動作を一旦中断して
CD−ROMデコーダ5に次の処理動作を実行させる。
例えば、割り込み指示発生回路26からの割り込み指示
に応答し、他の処理動作を中断して転送トリガ発生回路
22を起動させ、バッファRAM6からホストコンピュ
ータへのデータの転送を開始させるようにしている。
【0009】以上のCD−ROMシステムにおいては、
各セクタ毎のヘッダ情報が繰り返し取り出されて制御マ
イコン7へ取り込まれ、そのヘッダ情報の中のアドレス
情報によってホストコンピュータ側が要求しているセク
タが検出されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】各種のCD−ROMデ
ータフォーマットの中で、CD−ROM XA規格やC
D−Iで採用されているモード2フォーマットの場合、
エラー検出/訂正符号はヘッダを対象としていない。こ
のため、CD−ROMデコーダ5によるエラー訂正処理
の段階においては、ヘッダがエラーに対して保護されお
らず、ユーザデータと比較して信頼性が劣っている。そ
こで制御マイコン6では、エラーフラグレジスタ15か
ら転送されるエラーフラグを参照し、ヘッダ情報が正し
いかどうかを判定した上でCD−ROMデコーダ5に動
作指示を与えている。
【0011】しかしながら、制御マイコン6において
は、アナログ信号処理部3及びデジタル信号処理部4の
動作制御と並行して、ヘッダ情報の判定やアドレス情報
の検出が行われるため、制御マイコン7の負担が大きく
なっている。特に、ヘッダにエラーが含まれているよう
な場合には、正しい情報を推定することが必要となり、
制御マイコン7の負担はさらに増大する。従って、制御
マイコン7の制御動作を高速化することが困難であり、
CD−ROMデコーダ5で取り扱えるデータ量が制限さ
れる。
【0012】そこで本発明は、動作制御用のマイコンの
負担を低減し、高機能で使い勝手のよいCD−ROMデ
コーダの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、ディスク媒体から読み出されるデジタルデータに対
し、データに含まれる誤りの訂正処理を施してコンピュ
ータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダにおいて、
ディスク媒体から一定の周期で連続して読み出される複
数種類のデータから規則性を有する特定データを選択し
て取り出す手段と、取り出された特定データの誤りを検
出する手段と、上記特定データに対して少なくとも1周
期後のデータを予測して上記規則性を維持できる補正デ
ータを生成する手段と、データの誤りが検出されたと
き、誤りを含む上記特定データを上記補正データに置き
換えて出力する手段と、を備えたことにある。
【0014】
【作用】本発明によれば、所定の規則に従って連続する
データについて、その規則性が維持されなかったとき、
制御用のマイコンの指示に関係なく、そのデータの規則
性を維持できるような補正データが置き換えられて出力
される。このため、マイコンにはCD−ROMデコーダ
から常に正しい連続データが入力されることになり、こ
の連続データに対してエラーの検出を行う必要がなくな
る。従って、ヘッダ情報に関するエラー検出動作の分だ
け制御用のマイコンの負担が軽減される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
で、CD−ROMデコーダのアドレス情報判定部の構成
を示す。アドレス情報レジスタ31は、CD−ROMデ
ータのセクタ毎に付された4バイトのヘッダ情報の内、
分、秒及びフレーム番号を表す3バイトのアドレス情報
を取り込んで記憶する。このアドレス情報は、各バイト
が2進化10進数(BCD:Binary Coded Decimal)で表さ
れており、75フレーム毎に1秒ずつ桁上げされ、さら
に60秒(4500フレーム)毎に1分ずつ桁上げされ
る。レンジチェック回路32は、第1〜第3の判定部3
3〜35よりなり、アドレス情報レジスタ31から読み
出される分、秒、フレーム番号を表すアドレス情報が1
バイトずつ各判定部33〜35に入力される。第1の判
定部33は、まずBCDで表されるアドレス情報が各桁
とも0〜9の範囲にあるかどうかを判定し、さらに、そ
のアドレス情報の表す値が81分以内であるかどうかを
判定して、何れかの判定でエラーを検出したときに判定
出力を立ち上げる。即ち、BCDの場合、16進数のA
〜Fが現れることはなく、さらには、分を表す情報が8
1を越えることもないため、アドレス情報の表す値が
「A7」や「94」のように、A〜Fを含むときや、8
2以上を示すときには、判定部33がエラーと判定す
る。同様に、第2の判定部34及び第3の判定部35
は、アドレス情報が各桁とも0〜9の範囲にあるかどう
かを判定すると共に、各アドレス情報の表す値が、それ
ぞれ59秒以内及び74フレーム以内であるかどうかを
判定して、何れかの判定でエラーが検出されたときに判
定出力を立ち上げる。そして、各判定部33〜35の判
定出力を合成することで、各判定部33〜35の何れか
がエラーを検出したことを示す制御パルスを生成し、レ
ンジチェック回路32の出力とする。
【0016】インクリメント回路36は、加算器37及
び最終アドレス情報レジスタ38からなり、アドレス情
報レジスタ31から読み出したアドレス情報に「1」を
加算することで、インクリメントされたアドレス情報を
生成して記憶する。即ち、加算器37がアドレス情報レ
ジスタ31から読み出したアドレス情報に「1」を加算
してインクリメントされたアドレス情報を生成し、最終
アドレス情報レジスタ38がそのインクリメントされた
アドレス情報を取り込んで記憶する。また、加算器37
は、最終アドレス情報レジスタ38からもアドレス情報
を読み出して取り込むことができるように構成されてお
り、レンジチェック回路32の出力に応答して、アドレ
ス情報の取り込み先を選択する。ここで、インクリメン
ト回路36がアドレス情報を取り込んで新たなアドレス
情報を生成すると、アドレス情報レジスタ31には次の
アドレス情報が取り込まれる。選択回路39は、アドレ
ス情報レジスタ31及びインクリメント回路36の最終
アドレス情報レジスタ38から読み出されるアドレス情
報を受け取り、レンジチェック回路32から出力される
制御パルスに応答して何れか一方を選択して出力する。
【0017】レンジチェック回路32がアドレス情報の
符号エラーを検出しなかった場合には、レンジチェック
回路32が選択回路39にアドレス情報レジスタ31か
ら読み出されるアドレス情報を選択するように指示を与
える。同時に、加算器37にアドレス情報レジスタ31
から読み出されるアドレス情報を取り込むように指示を
与える。これにより、アドレス情報に符号エラーが含ま
れていなければ、図2に示すように、アドレス情報レジ
スタ31に記憶されるアドレス情報がそのまま選択回路
39から出力される。一方、レンジチェック回路32が
アドレス情報の符号エラーを検出した場合には、レンジ
チェック回路32が選択回路39に最終アドレス情報レ
ジスタ38から読み出されるアドレス情報を選択するよ
うに指示を与える。このとき、インクリメント回路36
の最終アドレス情報レジスタ38から読み出されるアド
レス情報は、1セクタ前のアドレス情報に「1」が加算
されたものであるため、1セクタ前のアドレス情報に連
続した内容を示している。例えば図2に示すように、ア
ドレス情報レジスタ31に入力されるアドレス情報が符
号エラーによって「03:15:73」の次に「03:15:74」となるべ
きところ「03:15:A7」のようになったとしとても、最終ア
ドレス情報レジスタ38に入力されるアドレス情報は「0
3:15:73」の次には「03:15:74」となる。ここで加算器37
は、最終アドレスレジスタ38から読み出されるアドレ
ス情報を取り込むことにより、符号エラーを含むアドレ
ス情報を取り込まないようにしている。従って、アドレ
ス情報にレンジエラーが含まれているときでも、最終ア
ドレス情報レジスタ38から読み出されるアドレス情報
を選択して出力することにより、アドレス情報の規則性
を保つことができる。
【0018】以上の構成によれば、入力されるアドレス
情報が符号エラーにより規則性を失ったときでも、その
アドレス情報に代えて、1セクタ前のアドレス情報から
生成される規則性が維持された補正用のアドレス情報が
出力され、符号エラーが訂正されたことになる。尚、符
号エラーを含むアドレス情報が連続して入力されると、
続けて最終アドレス情報レジスタ38からアドレス情報
が読み出されることになるが、長期間符号エラーが続く
場合には、その他のデータ処理の信頼性が保てなくなる
ため、所定の数だけ符号エラーが続いたときには、デー
タ処理を停止する割り込み信号を発生するように構成す
ればよい。その場合には、レンジチェック回路32の判
定出力に応答してカウント動作するカウンタを設け、そ
のカウンタのカウント値に従って割り込み信号を発生で
きるようにする。
【0019】図3は、アドレス情報判定部と共にモード
識別コード判定部を備えたCD−ROMデコーダの構成
を示すブロック図である。この図において、ディスクラ
ンブル回路11、エラー訂正回路20等、アドレス情報
判定部及びモード識別コード判定部以外は図6と同一で
あり、それぞれ同一符号で示される。ディスクランブル
回路11に入力されるCD−ROMデータは、ディスク
ランブル処理された後、ユーザデータが書き込みバッフ
ァ12から第1のデータバス16を通してバッファRA
M6に書き込まれ、ヘッダがアドレス情報判定部及びモ
ード識別コード判定部にそれぞれ取り込まれる。
【0020】アドレス情報判定部は、アドレス情報レジ
スタ31、レンジチェック回路32、インクリメント回
路36、選択回路39及び比較回路40により構成され
る。この比較回路40は、各レジスタ31、38から読
み出されるアドレス情報を受け取り、互いの情報の内容
が一致するかどうかを判定して、その結果に対応した制
御パルスを発生する。即ち、アドレス情報に符号エラー
が含まれているときには、アドレス情報レジスタ31に
入力されるアドレス情報がインクリメント回路36で生
成されるアドレス情報に一致しないため、比較回路40
は、各レジスタ31、38から読み出されるアドレス情
報を比較することで符号エラーを検出する。
【0021】モード識別コード判定部は、モード情報レ
ジスタ41、最終モード情報レジスタ42、選択回路4
3及び比較回路44により構成される。モード情報レジ
スタ41は、CD−ROMデータのセクタ毎に付された
4バイトのヘッダ情報の内、1バイトのモード識別コー
ドを取り込んで記憶する。最終モード情報レジスタ42
は、モード情報レジスタ41から読み出されるモード識
別コードを取り込んで記憶する。ここで、モード情報レ
ジスタ41からモード識別コードが読み出されると、モ
ード情報レジスタ41には次のモード識別コードが取り
込まれる。選択回路43は、モード情報レジスタ41及
び最終モード情報レジスタ42から読み出されるモード
識別コードを受け取り、何れか一方を選択して出力す
る。比較回路44は、各レジスタ41、42から読み出
されるモード識別コードを受け取り、互いの情報の内容
が一致するかどうかを判定して、その結果に対応した制
御パルスを発生する。即ち、アドレス情報判定部と同様
に、モード識別コードに符号エラーが含まれているとき
には、モード情報レジスタ41に入力されるモード識別
コードが1セクタ前に最終モード情報レジスタ42に記
憶されるモード識別コードに一致しないため、比較回路
43は、各レジスタ41、42から読み出されるアドレ
ス情報を比較することで符号エラーを検出する。
【0022】アドレス情報判定部のレンジチェック回路
32及び各判定部の比較回路40、44の出力する制御
パルスは、それぞれ選択制御回路30に与えられ、各部
の選択回路39、43の選択制御に用いられる。また、
エラーフラグレジスタ15からエラーフラグがセットさ
れているかどうかを示す制御信号が、レンジチェック回
路32及び比較回路40、44の出力と併せて選択制御
回路30に入力され、選択回路39、43の選択制御が
行われる。この選択制御は、エラーフラグがセットされ
ているときには最終アドレス情報レジスタ38のアドレ
ス情報と最終モード情報レジスタ42のモード識別コー
ドとを選択し、リセットされているときにはアドレス情
報レジスタ31のアドレス情報とモード情報レジスタ4
1のモード識別コードとを選択して第2のデータバス1
7へ出力するように行われる。また、エラーフラグレジ
スタ15からの制御信号により、各選択回路34、43
をそれぞれ別々に選択制御することも可能である。
【0023】従って、ディスクランブル回路11から出
力される段階においてヘッダ情報に符号エラーが含まれ
ていたとしても、第2のデータバス17へ出力される段
階ではエラー訂正が成されており、正しいアドレス情報
及びモード識別コードが制御マイコン7に転送される。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、CD−ROMデコーダ
においてアドレス情報の符号エラーが検出されると同時
に、訂正されるため、このCD−ROMデコーダの動作
を制御する制御マイコンへ常に正しいアドレス情報を転
送することができる。従って、制御マイコン側でアドレ
ス情報の判定を行う必要がなくなり、制御マイコンの負
担を軽減することができ、CD−ROMデコーダをホス
トコンピュータからの指示に迅速に対応させることがで
きるようになる。また、CD−ROMシステムの応用製
品において、制御マイコンの開発の負担を軽減できるた
め、汎用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】アドレス情報判定部の動作を説明するタイミン
グ図である。
【図3】アドレス情報判定部及びモード識別コード判定
部を備えたCD−ROMデコーダのブロック図である。
【図4】CD−ROMシステムの構成を示すブロック図
である。
【図5】CD−ROMデータのフォーマットを示す図で
ある。
【図6】従来のCD−ROMデコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 コンパクトディスク 2 ピックアップ部 3 アナログ信号処理部 4 デジタル信号処理部 5 CD−ROMデコーダ 6 バッファRAM 7 制御マイコン 11 ディスクランブル回路 12 書き込みバッファ 13 ヘッダレジスタ 14 同期信号検出回路 15 エラーフラグレジスタ 16 第1のデータバス 17 第2のデータバス 18 書き込みアドレス発生回路 19 先頭アドレス発生回路 20 エラー訂正回路 21 転送アドレス発生回路 22 転送トリガ発生回路 23 転送バイトカウンタ 24 転送バッファ 25 動作制御回路 26 割り込み指示発生回路 30 選択制御回路 31 アドレス情報レジスタ 32 レンジチェック回路 33 第1の判定部 34 第2の判定部 35 第3の判定部 36 インクリメント回路 37 加算器 38 最終アドレス情報レジスタ 39 選択回路 40 比較回路 41 モード情報レジスタ 42 最終モード情報レジスタ 43 選択回路 44 比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
    データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
    てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
    において、ディスク媒体から一定の周期で連続して読み
    出される複数種類のデータから規則性を有する特定デー
    タを選択して取り出す手段と、取り出された特定データ
    の誤りを検出する手段と、上記特定データに対して少な
    くとも1周期後のデータを予測して上記規則性を維持で
    きる補正データを生成する手段と、データの誤りが検出
    されたとき、誤りを含む上記特定データを上記補正デー
    タに置き換えて出力する手段と、を備えたことを特徴と
    するCD−ROMデコーダ。
  2. 【請求項2】 ディスク媒体から読み出されるデジタル
    データに対し、データに含まれる誤りの訂正処理を施し
    てコンピュータ機器側へ転送するCD−ROMデコーダ
    において、ディスク媒体から一定の周期で連続して読み
    出される複数種類のデータから一定の規則で変化する特
    定データを取り出して記憶する第1のレジスタと、この
    第1のレジスタに記憶された特定データに対して一定の
    演算処理を施して1周期後の特定データを予測する演算
    回路と、この演算回路の演算結果を1周期の間記憶する
    第2のレジスタと、上記第1のレジスタに記憶された上
    記特定データが適正範囲内にあるか否かを判定する比較
    回路と、この比較回路の判定結果に従い、適正範囲内に
    あるときには上記第1のレジスタの記憶内容を出力し、
    ないときには上記第2のレジスタの記憶内容を出力する
    選択回路と、を備えたことを特徴とするCD−ROMデ
    コーダ。
JP2115194A 1994-02-18 1994-02-18 Cd−romデコーダ Pending JPH07230364A (ja)

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JP2115194A JPH07230364A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 Cd−romデコーダ
US08/388,875 US5621743A (en) 1994-02-18 1995-02-14 CD-ROM decoder for correcting errors in header data
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000040311A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号再生装置

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