JP2001270301A - スポーク式の自転車の車輪用、特にチューブレスタイヤの車輪用のリム、及び前記リムを含む車輪 - Google Patents
スポーク式の自転車の車輪用、特にチューブレスタイヤの車輪用のリム、及び前記リムを含む車輪Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B1/00—Spoked wheels; Spokes thereof
- B60B1/02—Wheels with wire or other tension spokes
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- B60B1/041—Attaching spokes to rim or hub of bicycle wheels
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- B60B21/00—Rims
- B60B21/06—Rims characterised by means for attaching spokes, i.e. spoke seats
- B60B21/062—Rims characterised by means for attaching spokes, i.e. spoke seats for bicycles
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チューブレスタイヤを有するスポーク式の自
転車に適用可能な車輪用のリム、及び車輪のスポークを
固定する手段を提供する。 【解決手段】 スポーク式の自転車の車輪のリムは、２
つの側壁４、５によって相互に連結された孔や開口部の
ない連続した外周壁外周壁２および内周壁３と、スポー
クＲを締める複数のニップルＮ用のサポート７とから構
成される。前記各ニップルサポート７は、リムの軸を含
む放射平面内にほぼ配置され、リムに連結される２つの
対向する端末部７ａを有する橋型のブラケットと、開口
部７ｃを有する中央部７ｂとから構成される。前記開口
部７ｃのエッジ部は、該開口部に挿入されるように設計
された各ニップルＮのヘッド部の支持シートの役割を果
たす。
転車に適用可能な車輪用のリム、及び車輪のスポークを
固定する手段を提供する。 【解決手段】 スポーク式の自転車の車輪のリムは、２
つの側壁４、５によって相互に連結された孔や開口部の
ない連続した外周壁外周壁２および内周壁３と、スポー
クＲを締める複数のニップルＮ用のサポート７とから構
成される。前記各ニップルサポート７は、リムの軸を含
む放射平面内にほぼ配置され、リムに連結される２つの
対向する端末部７ａを有する橋型のブラケットと、開口
部７ｃを有する中央部７ｂとから構成される。前記開口
部７ｃのエッジ部は、該開口部に挿入されるように設計
された各ニップルＮのヘッド部の支持シートの役割を果
たす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、２つの側壁によっ
て相互に連結された外周壁及び内周壁と、各スポークの
ねじ付き端末部にねじ込まれるように設計された、車輪
のスポーク固定用の複数のナットあるいはニップルを支
持する手段と、から成る部分で作られる形式のスポーク
式の自転車の車輪に関する。
て相互に連結された外周壁及び内周壁と、各スポークの
ねじ付き端末部にねじ込まれるように設計された、車輪
のスポーク固定用の複数のナットあるいはニップルを支
持する手段と、から成る部分で作られる形式のスポーク
式の自転車の車輪に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術によれば、リムの内周壁は複数
の孔を有し、各孔は、その孔の内に挿入される、各スポ
ークのねじ付き端末部にねじ込まれる各ニップルのヘッ
ドを支持する支持シートの役割をするエッジ部を有す
る。ニップルのヘッドはそれゆえ、外周壁と内周壁との
間に構成されるリムの内部スペースに配置されている。
前述の既知の解決策では、複数のニップル固定用の工具
の挿入は勿論、ニップルの挿入のためにも、リムの外周
壁は複数の開口部を有している。
の孔を有し、各孔は、その孔の内に挿入される、各スポ
ークのねじ付き端末部にねじ込まれる各ニップルのヘッ
ドを支持する支持シートの役割をするエッジ部を有す
る。ニップルのヘッドはそれゆえ、外周壁と内周壁との
間に構成されるリムの内部スペースに配置されている。
前述の既知の解決策では、複数のニップル固定用の工具
の挿入は勿論、ニップルの挿入のためにも、リムの外周
壁は複数の開口部を有している。
【０００３】しかしながら、最近、チューブレスタイヤ
付きのスポーク式の自転車車輪の製造の必要性が生じて
いる。この場合、上述の既知の解決策では、リムの外周
壁に配置された孔が、外周壁とタイヤ自身の壁の間に直
接形成されるタイヤの加圧チャンバーの気密性を保つこ
とができない限り使用に適さない。
付きのスポーク式の自転車車輪の製造の必要性が生じて
いる。この場合、上述の既知の解決策では、リムの外周
壁に配置された孔が、外周壁とタイヤ自身の壁の間に直
接形成されるタイヤの加圧チャンバーの気密性を保つこ
とができない限り使用に適さない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、本明細書の冒頭で述べた形式のリムを製造すること
にあり、しかもそれはチューブレスタイヤの使用にも適
するものである。
は、本明細書の冒頭で述べた形式のリムを製造すること
にあり、しかもそれはチューブレスタイヤの使用にも適
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の課題は、上述した形式のリムに関するもの
で、そのリムは、前記ニップルを支持する手段が、リム
と連結してリムを形成する部分の外側に配置された複数
のニップルサポートにより構成され、前記各ニップルサ
ポートは少なくとも部分的にリムを形成する部分の外側
で各ニップルを支持するシートを有することを特徴とし
ている。
め、本発明の課題は、上述した形式のリムに関するもの
で、そのリムは、前記ニップルを支持する手段が、リム
と連結してリムを形成する部分の外側に配置された複数
のニップルサポートにより構成され、前記各ニップルサ
ポートは少なくとも部分的にリムを形成する部分の外側
で各ニップルを支持するシートを有することを特徴とし
ている。
【０００６】前記特徴により、本発明に係るリムは、ス
ポークを固定するニップルがリムを形成する部分の外側
に配置されているので、適切な操作工具を用いて容易に
操作できる共に、リムの外周壁には孔や開口部がないの
で、完全に気密であるという点でチューブレスタイヤの
採用を可能にする。
ポークを固定するニップルがリムを形成する部分の外側
に配置されているので、適切な操作工具を用いて容易に
操作できる共に、リムの外周壁には孔や開口部がないの
で、完全に気密であるという点でチューブレスタイヤの
採用を可能にする。
【０００７】また、本発明によれば、各ニップルサポー
トは、リムの内周壁からリムの軸方向へ僅かな距離をお
いた位置で各ニップルを支持する。好ましくは、各ニッ
プルサポートは、リムの軸を含む放射平面内にほぼ配置
された橋型のブラケットで構成され、リムに連結される
２つの対向する端末部と開口部を持つ中央部とを有し、
その開口部のエッジ部は、前記開口部に挿入されるよう
に設計された各ニップルのヘッドの支持シートの役割を
する。
トは、リムの内周壁からリムの軸方向へ僅かな距離をお
いた位置で各ニップルを支持する。好ましくは、各ニッ
プルサポートは、リムの軸を含む放射平面内にほぼ配置
された橋型のブラケットで構成され、リムに連結される
２つの対向する端末部と開口部を持つ中央部とを有し、
その開口部のエッジ部は、前記開口部に挿入されるよう
に設計された各ニップルのヘッドの支持シートの役割を
する。
【０００８】好ましい実施の形態によれば、各ニップル
サポートに設けられた開口部のエッジは、少なくともリ
ムの軸を含む平面内でニップルがその軸の向きを変える
ことができるよう、各ニップルのヘッドに対応した面と
協働するように設計されている。加えて、上述の好まし
い実施の形態においては、各ニップルサポートはリムの
軸とほぼ平行である軸に対して関節状にリムに連結され
る。
サポートに設けられた開口部のエッジは、少なくともリ
ムの軸を含む平面内でニップルがその軸の向きを変える
ことができるよう、各ニップルのヘッドに対応した面と
協働するように設計されている。加えて、上述の好まし
い実施の形態においては、各ニップルサポートはリムの
軸とほぼ平行である軸に対して関節状にリムに連結され
る。
【０００９】前述の特徴により、各ニップルを組み立て
る場合、各スポークがリムに関して想定されるべき向き
に容易に適応され得る。
る場合、各スポークがリムに関して想定されるべき向き
に容易に適応され得る。
【００１０】実施の形態の一例では、各ニップルサポー
トを構成する橋型のブラケットの端末部はリムに連結し
たピボットに取り付けられている。このピボットは、リ
ムの外周壁に対して半径方向のより内側の位置で、リム
の２つの側壁に作られた対向する２つの孔を貫通するよ
うに配置されている。各ピボットはリムの両側壁の外側
に突出した端末部を有し、対応するニップルサポートは
前記突出したピボットの端末部上で関節結合した端末部
を有する。
トを構成する橋型のブラケットの端末部はリムに連結し
たピボットに取り付けられている。このピボットは、リ
ムの外周壁に対して半径方向のより内側の位置で、リム
の２つの側壁に作られた対向する２つの孔を貫通するよ
うに配置されている。各ピボットはリムの両側壁の外側
に突出した端末部を有し、対応するニップルサポートは
前記突出したピボットの端末部上で関節結合した端末部
を有する。
【００１１】もう１つの実施の形態では、リムの内周壁
は２つの側壁を有する円周状のグルーブあるいはチャン
ネルを有し、ニップルサポートの各ピボットは、前記チ
ャンネル内の前記側壁に作られて対向するように配置さ
れた２つの孔を更に貫通し、ニップルサポートを形成す
る各ブラケットの端末部は、各ピボットの前記チャンネ
ル内に配置された部分と関節結合する。
は２つの側壁を有する円周状のグルーブあるいはチャン
ネルを有し、ニップルサポートの各ピボットは、前記チ
ャンネル内の前記側壁に作られて対向するように配置さ
れた２つの孔を更に貫通し、ニップルサポートを形成す
る各ブラケットの端末部は、各ピボットの前記チャンネ
ル内に配置された部分と関節結合する。
【００１２】また、更なる実施の形態によれば、各ニッ
プルサポートを形成する橋型のブラケットの端末部は、
リムの内周壁から突出した各環状のフランジに対してそ
れぞれピボットにより関節結合される。
プルサポートを形成する橋型のブラケットの端末部は、
リムの内周壁から突出した各環状のフランジに対してそ
れぞれピボットにより関節結合される。
【００１３】本発明により得られるリムに対する各ニッ
プルサポートの関節結合は、しかしながら例示目的で用
いた上述の関節結合とは異なったものであってもよい。
プルサポートの関節結合は、しかしながら例示目的で用
いた上述の関節結合とは異なったものであってもよい。
【００１４】また、本発明に係る好ましい実施の形態の
場合では、リムの軸に直交する中央面に対して各ニップ
ルの軸が傾斜角（キャンバ・アングル）をなして前記ブ
ラケットに支持されるように、ブラケットの中央部がリ
ムの軸に平行な方向に対して傾いた非対称な形状を有す
る。ニップルサポートはリムの中央面の一方そして他方
と交互に前記傾斜角を形成するようリムに取り付けられ
る。勿論、各側で異なる傾斜角を選択することも、後輪
と異なる傾斜角を前輪に選択することも可能である。
場合では、リムの軸に直交する中央面に対して各ニップ
ルの軸が傾斜角（キャンバ・アングル）をなして前記ブ
ラケットに支持されるように、ブラケットの中央部がリ
ムの軸に平行な方向に対して傾いた非対称な形状を有す
る。ニップルサポートはリムの中央面の一方そして他方
と交互に前記傾斜角を形成するようリムに取り付けられ
る。勿論、各側で異なる傾斜角を選択することも、後輪
と異なる傾斜角を前輪に選択することも可能である。
【００１５】本発明に係るリムでは、各ニップルはリム
の外側に配置されるので、ニップル部分の面にかみ合う
ように設計された適切な工具あるいはレンチを用いて容
易に操作できる。このため、ニップルは従来からあるよ
うにレンチのかみ合わせにあう形状の部分を有する。
の外側に配置されるので、ニップル部分の面にかみ合う
ように設計された適切な工具あるいはレンチを用いて容
易に操作できる。このため、ニップルは従来からあるよ
うにレンチのかみ合わせにあう形状の部分を有する。
【００１６】本発明に係するリムは従って、孔や開口部
のない連続的な外壁を有してはいるが、従来技術に関し
て採用したものと同様の方法でのスポークの組立てと張
力付加を可能にする。
のない連続的な外壁を有してはいるが、従来技術に関し
て採用したものと同様の方法でのスポークの組立てと張
力付加を可能にする。
【００１７】本発明は明らかに上述のリムおよび前記リ
ムを使用する自転車の車輪の両方に関する。本発明は勿
論、自転車の前輪および後輪の両者にはスポークの数と
配置にしか相違がないため、両車輪の製造に適してい
る。他方、これまで見られたように、本発明に係るリム
は、各ニップルが、ニップルを支持するブラケット上の
ニップルのヘッドの方向転換可能なサポートによりリム
の軸を含む平面上の向きにも、ニップルを支持するブラ
ケットのリムへの関節結合によりリムの軸に対して垂直
な平面上の向きにも、いずれの平面においても向きを変
えることを可能にする。
ムを使用する自転車の車輪の両方に関する。本発明は勿
論、自転車の前輪および後輪の両者にはスポークの数と
配置にしか相違がないため、両車輪の製造に適してい
る。他方、これまで見られたように、本発明に係るリム
は、各ニップルが、ニップルを支持するブラケット上の
ニップルのヘッドの方向転換可能なサポートによりリム
の軸を含む平面上の向きにも、ニップルを支持するブラ
ケットのリムへの関節結合によりリムの軸に対して垂直
な平面上の向きにも、いずれの平面においても向きを変
えることを可能にする。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明に係る更なる特性と利点と
は、非制限的な例示目的でのみ提供された添付図面を参
照した以下の詳細説明によって明らかになる。
は、非制限的な例示目的でのみ提供された添付図面を参
照した以下の詳細説明によって明らかになる。
【００１９】図において、符号１は本発明に係るリムの
全体図を示している。リムは従来からあるように、軽合
金を押し出した部分で構成され得るが、本発明はリムの
製造の素材と技術に関わりなく一般的な適応性があるこ
とは明白である。
全体図を示している。リムは従来からあるように、軽合
金を押し出した部分で構成され得るが、本発明はリムの
製造の素材と技術に関わりなく一般的な適応性があるこ
とは明白である。
【００２０】リム１は外周壁２、内周壁３、および前記
２つの周壁２、３を互いに連結する２つの側壁４、５か
ら成る。壁２は更に外側に向かって放射状に突出した環
状フランジ２ａを有し、従来からあるようにタイヤを固
定するように設計されている。
２つの周壁２、３を互いに連結する２つの側壁４、５か
ら成る。壁２は更に外側に向かって放射状に突出した環
状フランジ２ａを有し、従来からあるようにタイヤを固
定するように設計されている。
【００２１】図１に見られるように外周壁２は孔や開口
部のない連続した壁で、それは本発明に係るリムが、チ
ューブレスタイヤへの使用に適用可能であることを意味
するが、内部チューブを持つ従来のタイヤに本発明に係
るリムの使用を勿論除外するものではない。
部のない連続した壁で、それは本発明に係るリムが、チ
ューブレスタイヤへの使用に適用可能であることを意味
するが、内部チューブを持つ従来のタイヤに本発明に係
るリムの使用を勿論除外するものではない。
【００２２】また図１で明らかに見られるように、本発
明に係るリムは、従来方法、即ち、スポークＲのねじ付
き端末部６（図２参照）にナットあるいはニップルＮを
ねじ込むことにより、複数のスポークＲの組立てと張力
付加が可能である。これはリム１に結合される複数のニ
ップルサポート７によりリム１の外側でニップルＮが支
持される限り可能である。
明に係るリムは、従来方法、即ち、スポークＲのねじ付
き端末部６（図２参照）にナットあるいはニップルＮを
ねじ込むことにより、複数のスポークＲの組立てと張力
付加が可能である。これはリム１に結合される複数のニ
ップルサポート７によりリム１の外側でニップルＮが支
持される限り可能である。
【００２３】図１および２で図示された好ましい実施の
形態において、各ニップルサポート７は、リム１に結合
している２つの端末部７ａと孔７ｃを有する中央部７ｂ
から構成される橋型ブラケットから成り、孔７ｃのエッ
ジ部は孔７ｃに挿入されるニップルＮのヘッド８の支持
シートとしての役割をする。
形態において、各ニップルサポート７は、リム１に結合
している２つの端末部７ａと孔７ｃを有する中央部７ｂ
から構成される橋型ブラケットから成り、孔７ｃのエッ
ジ部は孔７ｃに挿入されるニップルＮのヘッド８の支持
シートとしての役割をする。
【００２４】図中に見られるように、各ニップルサポー
トを形成するブラケット７の端末部７ａは壁２に対して
半径方向のより内側の位置で側壁４、５に作られた対向
する２つの孔９に挿入されたピボットＰの端末部で関節
結合により取り付けられている。ピボットＰは各ニップ
ルサポートを形成するブラケット７の端末部７ａを関節
結合により受け止めるために２つの側壁４、５から突出
した端末部を有する。図２で図示された例の場合、各ピ
ボットは軸方向にピボットを留めておくためにブラケッ
ト７の端末部７ａをリベット結合した（据え込んだ）端
末ヘッド部を有する。
トを形成するブラケット７の端末部７ａは壁２に対して
半径方向のより内側の位置で側壁４、５に作られた対向
する２つの孔９に挿入されたピボットＰの端末部で関節
結合により取り付けられている。ピボットＰは各ニップ
ルサポートを形成するブラケット７の端末部７ａを関節
結合により受け止めるために２つの側壁４、５から突出
した端末部を有する。図２で図示された例の場合、各ピ
ボットは軸方向にピボットを留めておくためにブラケッ
ト７の端末部７ａをリベット結合した（据え込んだ）端
末ヘッド部を有する。
【００２５】各ピボットＰを用いて各ブラケット７をリ
ム１に関節結合することにより、ニップルの軸はピボッ
トの軸に関して向きを変えることが可能である。同時に
ニップルＮのヘッド部８を受け止める孔７ｃは、少なく
ともリムの軸を含む放射平面内でニップルＮの軸の向き
が変えられるように対応するヘッド部８の面の形状と同
様の円錐状もしくは球状の形態となるように成形されて
（絞られて）ブラケット７部分に作られる。この方法に
より、スポークが組み立てられ引張力が付加されるとき
は、前記ニップルを支持するブラケット７は、各ニップ
ルが各スポークと整列される（平行になる）ように向き
を変えることを可能にする。その結果、スポークは各ニ
ップルに挿入されるように曲げられる必要はなくなる。
ム１に関節結合することにより、ニップルの軸はピボッ
トの軸に関して向きを変えることが可能である。同時に
ニップルＮのヘッド部８を受け止める孔７ｃは、少なく
ともリムの軸を含む放射平面内でニップルＮの軸の向き
が変えられるように対応するヘッド部８の面の形状と同
様の円錐状もしくは球状の形態となるように成形されて
（絞られて）ブラケット７部分に作られる。この方法に
より、スポークが組み立てられ引張力が付加されるとき
は、前記ニップルを支持するブラケット７は、各ニップ
ルが各スポークと整列される（平行になる）ように向き
を変えることを可能にする。その結果、スポークは各ニ
ップルに挿入されるように曲げられる必要はなくなる。
【００２６】加えて、図２から明らかであるように、１
０で図示されたニップルＮの軸がリムの中央垂直面Ｍに
対して傾斜角Ａをなすように、各ブラケット７は、リム
の軸に平行な方向に対して傾いた方向の中央部７ｂをも
つ非対称な形状となる。加えて、ニップルＮは従来から
あるように、レンチが一部に係合してニップルＮが容易
に各スポークＲを締めることを可能にするよう、例えば
四角や六角に成形された組成を有する部分１１を有す
る。
０で図示されたニップルＮの軸がリムの中央垂直面Ｍに
対して傾斜角Ａをなすように、各ブラケット７は、リム
の軸に平行な方向に対して傾いた方向の中央部７ｂをも
つ非対称な形状となる。加えて、ニップルＮは従来から
あるように、レンチが一部に係合してニップルＮが容易
に各スポークＲを締めることを可能にするよう、例えば
四角や六角に成形された組成を有する部分１１を有す
る。
【００２７】これまで見られるように、本発明に係るリ
ムは外周壁２にニップルを挿入し、ニップルを締めるた
めの操作工具のアクセスができるような従来の技術での
リムで伝統的に設けられている開口部をなくし得る限
り、チューブレスタイヤの組み付けを可能にする。本発
明は勿論、内部チューブのあるタイヤに対する伝統的な
リムにもまた適用可能である。
ムは外周壁２にニップルを挿入し、ニップルを締めるた
めの操作工具のアクセスができるような従来の技術での
リムで伝統的に設けられている開口部をなくし得る限
り、チューブレスタイヤの組み付けを可能にする。本発
明は勿論、内部チューブのあるタイヤに対する伝統的な
リムにもまた適用可能である。
【００２８】図２の場合、リムの側壁４、５は、リムの
中央に向かって集束しているため、２つのスペーサ・ブ
ッシュ１２が、各ブラケット７の端末部とリムの側壁
４、５の間に設けられている。各ブッシュ１２は隣接し
たリムの傾いた側面に協働する傾斜した端面を有する。
図３は、互いに平行である側壁４、５を有するリムの場
合についての同様の解決策を図示している。
中央に向かって集束しているため、２つのスペーサ・ブ
ッシュ１２が、各ブラケット７の端末部とリムの側壁
４、５の間に設けられている。各ブッシュ１２は隣接し
たリムの傾いた側面に協働する傾斜した端面を有する。
図３は、互いに平行である側壁４、５を有するリムの場
合についての同様の解決策を図示している。
【００２９】ブラケット７は勿論、リムの一方、あるい
はもう一方へ交互に前記傾斜角Ａをなすようにリムに取
り付けられている（図１で参照されるように。）。
はもう一方へ交互に前記傾斜角Ａをなすようにリムに取
り付けられている（図１で参照されるように。）。
【００３０】図４は更に、別の変形を図示している。リ
ムの内周壁３には、ピボットＰが貫通する対向した孔１
５を更に有する側壁１４による円周状のグルーブあるい
はチャンネル１３を有する。この場合、各ニップルサポ
ートを形成するブラケット７は、チャンネル１３の内側
に配置されるピボットＰの部分と関節結合で取り付けら
れる。
ムの内周壁３には、ピボットＰが貫通する対向した孔１
５を更に有する側壁１４による円周状のグルーブあるい
はチャンネル１３を有する。この場合、各ニップルサポ
ートを形成するブラケット７は、チャンネル１３の内側
に配置されるピボットＰの部分と関節結合で取り付けら
れる。
【００３１】最後に、図５は更なる変形が図示されてい
る。各ブラケット７の端末部７ａは、リムの内周壁３か
ら半径方向の内側に突出した環状のフランジ１７に各ピ
ボット１６で関節結合されている。
る。各ブラケット７の端末部７ａは、リムの内周壁３か
ら半径方向の内側に突出した環状のフランジ１７に各ピ
ボット１６で関節結合されている。
【００３２】
【発明の効果】前記図から明らかとなるように、本発明
の基盤にある原理は、リムを形成する部分の外側でニッ
プルＮを支持するように成形され、配列されるニップル
Ｎを支持する手段を提供することであり、好ましくは、
リムの軸を含む平面とリムの軸に対して垂直な平面との
両平面内で各ニップルの軸が向きを変えることを可能に
する。
の基盤にある原理は、リムを形成する部分の外側でニッ
プルＮを支持するように成形され、配列されるニップル
Ｎを支持する手段を提供することであり、好ましくは、
リムの軸を含む平面とリムの軸に対して垂直な平面との
両平面内で各ニップルの軸が向きを変えることを可能に
する。
【００３３】本発明に係る原理に反することなく、単に
例示目的のために説明し、図示した内容に対して本発明
の範疇から外れることなく構造や実施例の詳細を広く変
化させることは勿論可能である。例えば、リムの断面の
形状は特に対称でも非対称でもいかなるものであっても
よい。
例示目的のために説明し、図示した内容に対して本発明
の範疇から外れることなく構造や実施例の詳細を広く変
化させることは勿論可能である。例えば、リムの断面の
形状は特に対称でも非対称でもいかなるものであっても
よい。
【図１】 本発明に係るリムと車輪の１つの実施の形態
の部分及び断面の斜視図である。
の部分及び断面の斜視図である。
【図２】 図１の詳細な断面図である。
【図３】 図２の変形を示す。
【図４】 図２の変形を示す。。
【図５】 図２の変形を示す。
１．リム、 ２．外周壁、 ２ａ環状フランジ、 ３．
内周壁、 ４．側壁、５．側壁、 ６．ねじ付き端末
部、 ７．ニップルサポート、 ７ａ．端末部、７ｂ．
中央部、 ７ｃ．孔、 ８．ニップルヘッド、 １２．
スペーサ・ブッシュ、 １３．チャンネル、 １４．側
壁、 １６．ピボット、 １７．環状フランジ、 Ａ．
傾斜角、 Ｍ．中央面、 Ｎ．ニップル、 Ｐ．ピボッ
ト、 Ｒ．スポーク。
内周壁、 ４．側壁、５．側壁、 ６．ねじ付き端末
部、 ７．ニップルサポート、 ７ａ．端末部、７ｂ．
中央部、 ７ｃ．孔、 ８．ニップルヘッド、 １２．
スペーサ・ブッシュ、 １３．チャンネル、 １４．側
壁、 １６．ピボット、 １７．環状フランジ、 Ａ．
傾斜角、 Ｍ．中央面、 Ｎ．ニップル、 Ｐ．ピボッ
ト、 Ｒ．スポーク。
Claims (14)
- 【請求項１】 スポーク式の自転車の車輪のリムであっ
て、２つの側壁（４、５）によって相互に連結された外
周壁（２）および内周壁（３）と、 各スポーク（Ｒ）のねじ付き端末部（６）にねじ込まれ
るように設計された、車輪のスポーク（Ｒ）を締めるた
めの複数のナットあるいはニップル（Ｎ）を支持するた
めの手段（７）と、を含む部分から構成され、 前記手段は、リム（１）に連結され、リムを形成する部
分の外側に配列された複数のニップルサポート（７）か
らなり、前記各ニップルサポート（７）は少なくとも部
分的に前記リムを形成する部分の外側で各ニップル
（Ｎ）を支持するシート（７ｃ）を有することを特徴と
するリム。 - 【請求項２】 各ニップルサポート（７）が、リムの軸
の方向にリムの内周壁（３）から僅かな距離をおいた位
置で各ニップル（Ｎ）を支持することを特徴とする、請
求項１に記載のリム。 - 【請求項３】 各ニップルサポート（７）が、ほぼリム
の軸を含む放射平面内に形成され、リムに連結される２
つの対向する端末部（７ａ）を有する橋型のブラケット
と、開口部（７ｃ）を有する中央部（７ｂ）とから構成
され、前記開口部（７ｃ）のエッジが前記開口部（７
ｃ）に挿入されるように設計された各ニップル（Ｎ）の
ヘッド部の支持シートの役割をすることを特徴とする、
請求項１または請求項２に記載のリム。 - 【請求項４】 各ニップルサポート（７）に設けられた
開口部（７ｃ）は、前記ニップルが少なくともリムの軸
を含む平面内での方向転換ができるよう、各ニップル
（Ｎ）のヘッド部の対応する面と協働するように設計さ
れた成形部分を有することを特徴とする、請求項３に記
載のリム。 - 【請求項５】 各ニップルサポート（７）が、リムの軸
にほぼ平行な軸に対して関節状にリムに結合されている
ことを特徴とする、請求項３および請求項４に記載のリ
ム。 - 【請求項６】 前記ニップルサポートを形成する各橋型
のブラケットの端末部（７ａ）が、リムに連結されたピ
ボット（Ｐ）に取り付けられていることを特徴とする、
請求項５に記載のリム。 - 【請求項７】 前記ピボット（Ｐ）が、リムの外周壁
（２）に対して半径方向のより内側の位置でリムの２つ
の側壁（４、５）に作られた対向する２つの孔（９）を
貫通するように配置されていることを特徴とする、請求
項６に記載のリム。 - 【請求項８】 各ピボット（Ｐ）が、リムの前記側壁
（４、５）の外側に突出した両端末部を有し、対応する
ニップルサポート（７）がピボット（Ｐ）の前記突出し
た端末部に関節結合する端末部（７ａ）を有することを
特徴とする、請求項７に記載のリム。 - 【請求項９】 前記ピボット（Ｐ）の各端末部に、前記
ニップルサポート（７）の各端末部（７ａ）と前記端末
部（７ａ）に対向するリムの前記側壁（４、５）との間
に配置されたスペーサ・ブッシュが取り付けられること
を特徴とする、請求項８に記載のリム。 - 【請求項１０】 リムの前記内周壁（３）が、２つの側
壁（１４）をもつ円周状のグルーブあるいはチャンネル
（１３）を有し、ニップルサポート（７）の各ピボット
（Ｐ）は前記チャンネル（１３）の前記側壁（１４）に
作られた対向する２つの孔（１５）を更に貫通し、各ニ
ップルサポートを形成するブラケット（７）の両端末部
は対応するピボットの前記チャンネル（１３）内に配置
される部分に関節結合されることを特徴とする、請求項
７に記載のリム。 - 【請求項１１】 各ニップルサポートを形成する各橋型
のブラケット（７）の端末部が、リムの内周壁から突出
している各環状のフランジ部（１７）にそれぞれのピボ
ット（１６）により関節結合されていることを特徴とす
る、請求項５に記載のリム。 - 【請求項１２】 各ニップルサポートを形成するブラケ
ットは、各ニップル（Ｎ）の軸がリムの軸に直交する中
央面（Ｍ）に対して傾斜角（Ａ）をなす方向に前記ブラ
ケット（７）により支持されるよう、リムの軸に平行な
方向に対して傾いたブラケット（７）の中央部（７ｂ）
をもつ非対称な形状を有することを特徴とする、請求項
３に記載のリム。 - 【請求項１３】 ニップルサポート（７）が、リムの前
記中央面（Ｍ）の一方および他方に交互に前記傾斜角
（Ａ）をなすようにリム（１）に取り付けられているこ
とを特徴とする、請求項１２に記載のリム。 - 【請求項１４】 請求項１から請求項１３のいずれか一
に記載のリムを含むことを特徴とする、スポーク式の自
転車の車輪。
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| IT2000A000205 | 2000-03-03 |
Publications (1)
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|---|---|
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