JP2006143187A - エアレス自転車タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】メインテナスフリーのエアレス自転車タイヤを提供する。
【解決手段】エアレス自転車タイヤは、主タイヤ本体及び少なくとも一つのリム固定体を有する。主タイヤ本体は、リム係合部、及び接地面を備える接地部を含む。少なくとも一つのリム固定体は、リム係合部に固定して取り付けられる。少なくとも一つのリム固定体は、それぞれ軸の反対方向に横に伸びる一対の弾性変形リム固定部を含む。好ましくは、主タイヤ本体は、それぞれ連結されるリム固定体を複数有する。一つの実施形態において、リム固定体は、主タイヤ本体の内面に取り付けられ、一方、他の実施形態において、リム固定体は、主タイヤ本体のリム係合部内に埋め込まれる。
【選択図】なし
【解決手段】エアレス自転車タイヤは、主タイヤ本体及び少なくとも一つのリム固定体を有する。主タイヤ本体は、リム係合部、及び接地面を備える接地部を含む。少なくとも一つのリム固定体は、リム係合部に固定して取り付けられる。少なくとも一つのリム固定体は、それぞれ軸の反対方向に横に伸びる一対の弾性変形リム固定部を含む。好ましくは、主タイヤ本体は、それぞれ連結されるリム固定体を複数有する。一つの実施形態において、リム固定体は、主タイヤ本体の内面に取り付けられ、一方、他の実施形態において、リム固定体は、主タイヤ本体のリム係合部内に埋め込まれる。
【選択図】なし
Description
本発明は、エアレス自転車タイヤに関する。より具体的には、本発明は、エアレス自転車タイヤを自転車リムに取り付けるための取り付け構造を有するエアレス自転車タイヤに関する。
自転車は、運搬の手段のみならず、より人気のあるリクリエーションの形態となってきている。その上、自転車は、アマチュアとプロのいずれにとっても大変人気のある競技となってきた。自転車が娯楽、運搬あるいは競技のいずれに供されるものであろうと、自転車産業は、自転車を絶えず改良し続けている。
基本的に頑丈で空洞がないエアレスタイヤが知られており、一世紀以上の間、自転車に用いられてきている。実際、エアレスタイヤは、パンクや破裂がないという優位性を有する。
エアレスタイヤは、タイヤをホイールに保持するため、一般にビードを利用しており、そのようなビードは、通常、伸びない金輪に成形された高張力鋼のワイヤから形成される。ビードは、タイヤの層を互いに繋ぎ止めるように機能し、且つタイヤをホイールリムに保持するように機能する。ビードのフランジの形状は、タイヤが振動したり、滑ったり、あるいはホイールリムから脱落することのないよう、リムのフランジに適合する。とはいえ、ニューマチックタイヤにとって、タイヤ内の空気圧は、ビードに作用し、その結果、タイヤをリムによりしっかりと保持する。ビードがニューマチックタイヤをリムに保持することに効を奏しているというものの、ビードは、余分なコストであり、タイヤの重量が増し、余分な加工や組立時間を要し、製作コストの増大を招く。
ソリッドタイヤとエアレスタイヤは、ビードを備えて同じように形成され得るが、タイヤ内に空気圧が無いから、リムに対するタイヤの固定は疑問が残る。さらには、高速ターンの間にタイヤに作用する力により、タイヤがビードと一緒に脱落し得る。
従って、負荷の掛かるライディング状況において、タイヤの頑丈な支持、しっかりとしたトラクション及びタイヤのリムへの確実な組み付けを保証すべく、エアレスタイヤをリムに固定するいくらかの手段を提供することが望まれる。
上述のことを鑑み、改良されたエアレス自転車タイヤの必要性があることがここの開示内容から当業者にとって明らかになるであろう。本発明は、この必要性はもちろん、ここの開示内容から当業者にとって明らかになるであろうその他の必要性でさえも取り組むものである。
本発明の目的は、実質的にメンテナンスフリーのエアレス自転車タイヤを提供することにある。
本発明のその他の目的は、リムへの確実な取り付けを提供するエアレス自転車タイヤを提供することにある。
本発明のその他の目的は、比較的簡潔で、製造や組立にコストのかからないエアレス自転車タイヤを提供することである。
本発明の第1の特徴によると、前述の目的は、主タイヤ本体及び少なくとも一つのリム固定体を含むエアレス自転車を提供することによって基本的に達成され得る。主タイヤ本体は、リム係合部、及び接地面を備える接地部を含む。少なくとも一つのリム固定体は、リム係合部に固定して取り付けられる。少なくとも一つのリム固定体は、それぞれ軸の反対方向に横に伸びる一対の弾性変形リム固定部を含む。弾性変形リム固定部は、リムへの組み付け時に主タイヤ本体の軸方向に対して弾性的に内側に曲がるように構成、配置される。
本発明の別の特徴によると、少なくとも一つのリム固定体は、弾性変形リム固定部を互いに連結する中央連結部をさらに含む。好ましくは、中央連結部及び弾性変形リム固定部は、ワンピースとして形成され、単一体である。より好ましくは、固定体は、薄い金属シート材料から構成される。
好ましい実施形態において、リム係合部は、少なくとも一つのリム固定体と同じ形状を有する別個なリム固定体を複数有する。好ましくは、リム固定体は、リム係合部上に円周方向に等間隔を有して配置される。
本発明の9番目の特徴によると、各弾性変形リム固定部は、リム係合部の側壁に隣接して位置し且つ径外方向において外側を向く外側隣接面を有する。
本発明によると、弾性変形リム固定部は、リム係合部に取り付けられ得るか、埋め込まれ得る。
本発明のこれらのそしてその他の目的、特徴、優位性は、詳細な説明、添付図面から当業者にとって明らかになるであろう。
本発明の選ばれた実施形態を図面を参照しつつ今から説明する。本発明の実施形態である以下の説明が例示としてのみ提供され、請求の範囲やその均等物によって定められる本発明を限定する目的でないことは、ここの開示内容から当業者にとって明らかになるであろう。
<第1実施形態>
最初に図1を参照し、自転車10は、本発明の第1実施形態によるエアレス自転車ホイール12,14を備えて図示される。ホイール12,14以外の自転車10のパーツはよく知られているので、自転車10のうち、本発明に関連するエアレス自転車ホイール12,14のみ詳細に論じられ、あるいは図示される。また、本発明のエアレス自転車ホイール12,14を説明するのにここで用いられるものとして、方向性を表す用語「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「縦」、「水平」、「下」、「横」はもちろん、よく似たその他の方向性を表す用語が本発明のエアレス自転車ホイール12,14を備えた自転車の方向性を言及する。従って、これらの用語は、本発明を説明するのに用いられるが、本発明のエアレス自転車ホイール12,14を備えた自転車との関係で解釈されるべきである。
最初に図1を参照し、自転車10は、本発明の第1実施形態によるエアレス自転車ホイール12,14を備えて図示される。ホイール12,14以外の自転車10のパーツはよく知られているので、自転車10のうち、本発明に関連するエアレス自転車ホイール12,14のみ詳細に論じられ、あるいは図示される。また、本発明のエアレス自転車ホイール12,14を説明するのにここで用いられるものとして、方向性を表す用語「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「縦」、「水平」、「下」、「横」はもちろん、よく似たその他の方向性を表す用語が本発明のエアレス自転車ホイール12,14を備えた自転車の方向性を言及する。従って、これらの用語は、本発明を説明するのに用いられるが、本発明のエアレス自転車ホイール12,14を備えた自転車との関係で解釈されるべきである。
前側のエアレス自転車ホイール12は、フロント自転車ハブ21、複数のスポーク22、フロントリム23及びフロントエアレスタイヤ24を基本的に含む。スポーク22の内側端は、フロント自転車ハブ21に接続され、一方、スポーク22の外側端は、スポークニップル(図示しない)を介してフロントリム23に接続される。前側のエアレス自転車ホイール12の構造は、以下に説明するリム23、エアレスタイヤ24を除き、従来と基本的に同じである。
後側のエアレス自転車ホイール14は、リア自転車ハブ31、複数のスポーク32、リアリム33及びリアエアレスタイヤ34を基本的に含む。スポーク32の内側端は、リア自転車ハブ31に接続され、一方、スポーク32の外側端は、スポークニップル(図示しない)を介してリアリム33に接続される。後側のエアレス自転車ホイール14の構造は、前側のエアレス自転車ホイール12のリム23、エアレスタイヤ24と同じであるリム33、エアレスタイヤ34を除き、従来と基本的に同じである。このように、前側と後側のエアレス自転車ホイール12,14の類似性を鑑み、前側のエアレス自転車ホイール12のみここで論じる。
リム23は、ハブ21の中心軸を中心として回転するよう設計された環状体である。リム23は、実質的に硬い材料で構成され、そのような材料として、公知のものが用いられる。例えば、リム23は、例えば、メッキしたスチール、ステンレススチール、アルミニウム、マグネシウムあるいはチタニウムといった適当な金属材料はもちろん、例えばカーボンファイバー複合材料といった非金属材料からも構成され得る。
図2,3,8を参照して、リム23は、側面図(図2を参照)に表されるように、実質的に円形であり、タイヤ受けリセス40を形成する略U字形の横断面形状(図3,8を参照)を有する。リム23は、複数のスポーク取り付け開口42を備える内側環状部41と、リム23の中心軸に対する半径方向において内側環状部41の対向端から外方に伸びる一対の対向側壁43とを基本的に含む。
側壁43の各自由端は、リム23の受けリセス40内に部分的にエアレスタイヤ24を係合且つ固定するための環状なリム凸部あるいはタイヤ固定ビード44を有する。リム凸部あるいはタイヤ固定ビード44は、エアレスタイヤ24の対辺に接触且つ係合する一対の内側隣接面44aを形成すべく、互いの方向に突出する。
リム23の受けリセス40は、内側環状部41の対向端への側壁43の交差に配置される一対の環状なタイヤ接触面45もまた有する。タイヤ接触面45は、以下で論じられるように、エアレスタイヤ24がリム23に組み付けられ、半径方向の力がエアレスタイヤ24に掛かった時、リム23に対するエアレスタイヤ24の径内方向への動きを規制するように構成、配置される。基本的に、リム23は、リム23に形成されたスポーク取り付け開口42で中空となっていることを除き、図3に示されるような同一の横断面形状を有する。
図4,6を参照して、エアレスタイヤ24は、主タイヤ本体51、リム固定構造52及び取り付け構造53を基本的に含む。主タイヤ本体51は、リム23のタイヤ固定ビード44に係合するリム固定構造52によってリム23に固定される。
主タイヤ本体51は、頑丈なワンピースであり、単一体である。主タイヤ本体51は、好ましくは、頑丈な自転車タイヤにふさわしい頑丈なウレタンフォームやエラストマー系材料から形成される。本発明を実施できる限りにおいては、他のエラストマー系やウレタン系材料が用いられ得ることがこの開示内容から理解できる。主タイヤ本体51は、リム係合部51aと、接地面51cを備えた接地部51bとを基本的に含む。リム係合部51aは、内周面における複数の切り欠き51dと、該切り欠き51dの上方で径外方向に位置される複数の溝51eとを有する。径方向に伸びる孔51fは、一つの切り欠き51dを対応する一つの溝51eに接続する。切り欠き51d、溝51e及び孔51fは、以下に説明するリム固定構造52及び取り付け構造53を受け入れるために構成、配置される。
リム係合部51aは、リム23の受けリセス40でしっかりと受けられるように構成、配置され、一方、接地部51bは、径方向でリム23から外方に出るように構成、配置される。好ましくは、リム係合部51aは、リム係合部51aがリム23の受けアセス40で受けられる時、主タイヤ本体51を二分する中心面P(図3に示す)の方に圧縮されるように構成、配置される。
リム固定構造52は、主タイヤ本体51に固定して結合される。リム固定構造52は、リム23の受けリセス40内に主タイヤ本体51のリム係合部51aをしっかり固定すべく、リム23のタイヤ固定ビード44と係合する。好ましくは、図2,3,6に示されるように、リム固定構造52は、複数の同じ形状からなるリム固定体54であって、取り付け構造53によって主タイヤ本体51のリム係合部51aに固定して連結されるリム固定体54を含む。固定体54は、本実施形態においては、リム係合部51aの内周面上に円周方向に間隔を有して配置される。好ましくは、固定体54は、リム係合部51aの内周面に沿って等間隔を有して配置される。
図8,9にはっきりと示されるように、各固定体54は、中央連結部54aと、該中央連結部54aからそれぞれ軸の反対方向に横に伸びる一対の弾性変形リム固定部54bとを含む。中央連結部54a及び弾性変形リム固定部54bは、好ましくは、ワンピースとして形成され、例えば曲げ成形される弾性のあるシート材料といった単一体である。各固定体54の中央連結部54aは、中央留め孔54cを有するので、固定体54は、取り付け構造53によってリム係合部51aの内周面に確実に連結される。
弾性変形リム固定部54bは、リム23への組み付け時に主タイヤ本体51の軸方向に対して弾性的に内側に曲がるように構成、配置される。言い換えれば、弾性変形リム固定部54bは、連結部54aから外側に伸びるので、リム係合部51aがリム23の受けリセス40内に挿入される時、弾性変形リム固定部54bは、リム凸部あるいはタイヤ固定ビード44に接触する。その後、リム23の受けリセス40内にさらにリム係合部51aを挿入すると、弾性変形リム固定部54bは、互いの方向に押圧される。弾性変形リム固定部54bがリム凸部あるいはタイヤ固定ビード44を通り過ぎた後は、弾性変形リム固定部54bは、リム凸部あるいはタイヤ固定ビード44の内側隣接面44aに接触するように元の配置に弾性復帰する。
リム係合部51aがリム23の受けリセス40内に完全に組み付けられた時、弾性変形リム固定部54bは、タイヤ接触面45に接触する。このように、切り欠き51dにおける主タイヤ本体51の内側へのたわみは、タイヤ接触面45に接触する弾性変形リム固定部54bによって制限される。結果的には、径外方向に主タイヤ本体51に力(言い換えれば、リム23から外れるように主タイヤ本体51を引っ張る力)が加わると、弾性変形リム固定部54bは、リム23から主タイヤ本体51が離れようとするのを防止しようとして、主タイヤ本体51の軸方向に対して弾性的に外側に曲がろうとする。言い換えれば、弾性変形リム固定部54bの自由端がリム凸部あるいはタイヤ固定ビード44に接触することで、弾性変形リム固定部54bは、互いに広がろうとする。このように、径外方向の力が主タイヤ本体51に加わると、リム凸部あるいはタイヤ固定ビード44は、リム23から主タイヤ本体51が離れようとするのを防止しようとして、弾性変形リム固定部54bの自由端に反力を加える。その結果、弾性変形リム固定部54bの各自由端は、リム係合部51aの側壁に隣接して位置する外側隣接面であって、リム23から主タイヤ本体51が離れようとするのを防止しようとしてリム23のリム凸部あるいはタイヤ固定ビード44の一つと係合するよう、概して径外方向において外側を向く外側隣接面を形成する。
図3,8によく示されるように、取り付け構造53は、各リム固定体54のために、第1留め体あるいはネジ61、チューブラースペーサーあるいはブッシング62及び第2留め体あるいはナットプレート63を基本的に含む。第1留め体あるいはネジ61は、複数の留め具を形成すべく、第2留め体あるいはナットプレート63の中央孔63aに通される(螺合される)。
第2留め体あるいはナットプレート63は、好ましくは貫通孔63aを有する金属板である。貫通孔63aは、そこに一つのネジ61を受け入れるように構成、配置される。第1実施形態において、第2留め体あるいはナットプレート63は、部分的にリム係合部51aに埋め込まれ、あるいはリム係合部51aの溝51eに挿入される。あるいは、取り付け構造53は、入れ替え可能であり、第1留め体あるいはネジ61は、必要とされて及び/または望まれて、部分的にリム係合部51aに埋め込まれる。
チューブラースペーサーあるいはブッシング62は、好ましくは一つのネジ61のネジ部を受け入れるようにサイズされた金属チューブである。チューブラースペーサーあるいはブッシング62は、径方向に伸びる主タイヤ本体51の孔51f内に配置されるので、それらは、対応する一つの第2留め体あるいはナットプレート63で終端となる。
<第2実施形態>
図10,11を参照し、第2実施形態によって図示されるエアレス自転車タイヤ124を今から説明する。エアレス自転車タイヤ124は、リム23あるいは33に組み付けられるように構成、配置される。基本的に、エアレス自転車タイヤ124の構造は、留め具によって取り付けられるのではなくて主タイヤ本体151にモールドされた複数の固定体154を有することを除き、第1実施形態のエアレス自転車タイヤ24と同じである。
図10,11を参照し、第2実施形態によって図示されるエアレス自転車タイヤ124を今から説明する。エアレス自転車タイヤ124は、リム23あるいは33に組み付けられるように構成、配置される。基本的に、エアレス自転車タイヤ124の構造は、留め具によって取り付けられるのではなくて主タイヤ本体151にモールドされた複数の固定体154を有することを除き、第1実施形態のエアレス自転車タイヤ24と同じである。
第2実施形態のエアレス自転車タイヤ124において、主タイヤ本体151は、八等分位置に配置された固定体154が図11に示される主タイヤ本体151に完全に埋め込まれていることを除き、図5と同一の横断面形状を有する。固定体154は、中央部154a及び一対の弾性変形リム固定部154bを含み、中央部154aが留め用孔を欠いていることは除き、第1実施形態の固定体54と同じである。第1及び第2実施形態の類似性を鑑み、第1実施形態の部分と同じ第2実施形態の部分の説明は、簡略化のために省略する。
本発明の範囲を理解する上で、「含む」という用語及びこれから派生した用語は、明記された特徴、エレメント、コンポーネント、グループ、完全体及び/又はステップの存在を明記する開放された用語であることを意味するが、その他の明記されていない特徴、エレメント、コンポーネント、グループ、完全体及び/又はステップの存在を除外するものではない。前述のことは、「含む」、「有する」及びこれらから派生した用語のような類似する意味を有する言葉にも適用される。また、「体」や「要素」という単数で用いられる用語は、一つの部分や複数の部分の二つの意味を有し得る。最後に、「実質的に」、「約」、「およそ」といった程度を表す用語は、加減偏差の合理的な量を意味するので、結果は著しく変わらない。これら程度を表す用語は、もし偏差が加減する言葉の意味を否定しないのなら、加減される用語の少なくとも±5%の偏差を含んだものとして解釈される。
より抜きの実施形態のみが本発明を例示するよう選択されたが、請求の範囲で定められる本発明の範囲から逸脱しない範囲で種々の変更や修正が可能であることがここの開示内容から当業者にとって明らかになるであろう。さらには、本発明による前述の実施形態の説明は、例示としてのみ提供され、請求の範囲やその均等物によって定められる本発明を限定する目的でない。
12,14…エアレス自転車ホイール、23,33…リム、24,34,124…エアレスタイヤ、40…タイヤ受けリセス、41…内側環状部、42…スポーク取り付け開口、43…側壁、44…リム凸部あるいはタイヤ固定ビード、44a…内側隣接面、45…タイヤ接触面、51,151…主タイヤ本体、51a…リム係合部、51b…接地部、51c…接地面、51d…切り欠き、51e…溝、51f…孔、52…リム固定構造、53…取り付け構造、54,154…リム固定体、54a,154a…中央連結部、54b,154b…弾性変形リム固定部、54c…中央留め孔、61…第1留め体あるいはネジ、62…チューブラースペーサーあるいはブッシング、63…第2留め体あるいはナットプレート、63a…貫通孔
Claims (13)
- リム係合部、及び接地面を備える接地部を含む主タイヤ本体と、
リム係合部に固定して取り付けられ、それぞれ軸の反対方向に横に伸びる一対の弾性変形リム固定部を含む少なくとも一つのリム固定体と
を含むことを特徴とするエアレス自転車タイヤ。 - 少なくとも一つのリム固定体は、弾性変形リム固定部を互いに連結する中央連結部をさらに含む請求項1に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 中央連結部及び弾性変形リム固定部は、ワンピースとして形成され、単一体である請求項2に記載のエアレス自転車タイヤ。
- リム固定体は、金属シート材料から構成される請求項3に記載のエアレス自転車タイヤ。
- リム係合部は、少なくとも一つのリム固定体と同じ形状を有する別個なリム固定体を複数有する請求項1乃至4の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- リム固定体は、リム係合部上に円周方向に等間隔を有して配置される請求項5に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 弾性変形リム固定部は、リムへの組み付け時に主タイヤ本体の軸方向に対して弾性的に内側に曲がるように構成、配置される請求項1乃至6の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 弾性変形リム固定部は、一対のリム凸部を備えるリムの径外方向に主タイヤ本体を引っ張る力が加えられた該主タイヤ本体の軸方向に対して弾性的に外側に曲がるようにさらに構成、配置される請求項7に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 各弾性変形リム固定部は、リム係合部の側壁に隣接して位置し且つ径外方向において外側を向く外側隣接面を有する請求項1乃至8の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 弾性変形リム固定部は、少なくとも部分的にリム係合部に埋め込まれている請求項1乃至9の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 弾性変形リム固定部は、リム係合部の内周面に取り付けられる請求項1乃至10の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 何れか一つがリム係合部に埋め込まれる第1留め体及び第2留め体を含む取り付け構造をさらに含む請求項1乃至11の何れか1項に記載のエアレス自転車タイヤ。
- 第1留め体は、ボルトであり、第2留め体は、リム係合部の側壁から伸びる溝に位置するナットである請求項12に記載のエアレス自転車タイヤ。
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