JP2001261145A - 物品搬送装置及びこれを用いた包装装置 - Google Patents

物品搬送装置及びこれを用いた包装装置

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JP2001261145A
JP2001261145A JP2000075483A JP2000075483A JP2001261145A JP 2001261145 A JP2001261145 A JP 2001261145A JP 2000075483 A JP2000075483 A JP 2000075483A JP 2000075483 A JP2000075483 A JP 2000075483A JP 2001261145 A JP2001261145 A JP 2001261145A
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JP2000075483A
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Ryozo Watanabe
良三 渡辺
Masaru Kagei
勝 影井
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OM Ltd
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OM Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ(12)(22)で駆動される搬送コンベヤ
(1)を備えた物品搬送装置に於いて、搬送コンベヤ(1)の
保守点検の必要性を早期に報知できるようにしてモータ
(12)(22)の負荷軽減が図れるようにすること。 【解決手段】 前記モータ(12)(22)に流れる電流の大き
さを測定する電流測定手段(61)(67)と、前記電流測定手
段(61)(67)で測定された電流の大きさが基準値(62)(68)
以上になったときに報知信号を出力する報知用判定手段
(63)(69)と、前記報知信号に応答して作動する報知手段
(600)(66)と、を具備させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 包装箱等を搬送す
る物品搬送装置及び、該搬送装置で搬送中の包装箱に被
包装物を箱詰めする包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、包装箱(21)(21)を搬送する搬送
コンベヤ(1)を備えた包装装置の概略図である。包装箱
(21)(21)を搬送方向の前後から挟む前爪(27a)(27b)と後
ろ爪(17a)(17b)は前爪用チェーン(28a)(28b)と後ろ爪用
チェーン(18a)(18b)に取付けられていると共に、これら
前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18b)はスプロケット
(S)(S)・・・に掛けられている。そして、駆動側のスプ
ロケット(S)(S)・・・は駆動軸(100)を介してモータ(1
0)に動力伝達状態に連結されている。
【0003】又、紙箱(21)(21)に充填された被包装物(9
1)(91)の重みで前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18b)
が下方に過剰に撓むのを防止するため、該前後爪用チェ
ーン(28a)(28b)(18a)(18b)の物品搬送部(a1)(a2)(a3)(a
4)の下方には微小間隔を置いて支持プレート(P)が配設
されている。そして、上記前後爪用チェーン(28a)(28b)
(18a)(18b)が支持プレート(P)に接触状態で走行した場
合の両者の摺動抵抗の軽減を図る為、該摺動面には作業
者が定期的に潤滑油を供給する作業を行っている。
【0004】[第1番目の発明]
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18b)
と支持プレート(P)の摺動部に供給された潤滑油が少な
くなると、これら両者の摺動部の摩擦抵抗が増加してモ
ータ(10)に大きな負荷が掛かり、これがモータ(10)の寿
命を短くする原因になる。
【0006】又、前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18
b)の従動側のスプロケット(S)(S)・・・を支軸(16)に取
付ける為のベヤリング(19)が油切れ等で円滑に回転しな
くなった場合等、搬送コンベヤ(1)の可動部の摩擦抵抗
が大きくなった場合も、モータ(10)に掛かる負荷が増加
してその寿命が短くなる。
【0007】本発明は係る点に鑑みてなされたもので、
『モータで駆動される搬送コンベヤを備えた物品搬送装
置』に於いて、搬送コンベヤの保守点検の必要性を早期
に報知できるようにしてモータの負荷軽減が図れるよう
にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】<1−1項>上記課題を解
決する為の第1番目の発明の技術的手段は、『前記モー
タに流れる電流の大きさを測定する電流測定手段と、前
記電流測定手段で測定された電流の大きさが基準値以上
になったときに報知信号を出力する報知用判定手段と、
前記報知信号に応答して作動する報知手段と、を具備さ
せた』ことである。
【0009】上記技術的手段によれば、搬送コンベヤが
円滑に走行しなくなってこれを駆動するモータのトルク
が大きくなると、既述したように、該モータに流れる電
流が増加する。そして、電流測定手段の測定する電流
(モータに流れる電流)の大きさが基準値以上になる
と、報知用判定手段から報知信号が出力され、該報知信
号に応答して報知手段が作動する。このように、上記技
術的手段によれば搬送コンベヤが円滑に走行しなくなっ
たことを前記報知手段で報知することができ、該搬送コ
ンベヤの保守点検の必要性を早期に報知することができ
る。
【0010】<1−2項>前記1−1項において、『前記
電流測定手段は、前記搬送コンベヤにおける可動部の摩
擦抵抗の増加に伴って増大する前記モータの電流の大き
さを測定するものであり、前記報知手段は、前記可動部
への給油時期を報知するものである』場合は、搬送コン
ベヤの可動部の摩擦抵抗が所定値以上に増加すると報知
手段が給油時期を報知する。従って、該報知に基づいて
上記可動部に潤滑油を供給することにより、摩擦抵抗が
過剰増加するのを未然に防止することができる。
【0011】<1−3項>前記1−1項又は1−2項にお
いて、『前記基準値を手動で設定する為の基準値設定手
段を具備させ、前記報知用判定手段は前記電流測定手段
で測定された前記電流が前記基準値設定手段で設定され
た前記基準値以上になったときに前記報知信号を出力す
る』ものでは、作業者が基準値設定手段で基準値を任意
に設定・変更することが出来、使い勝手が向上する。
【0012】
【発明の効果】本発明は次の特有の効果を有する。搬送
コンベヤにおける可動部の点検の必要性を早期に報知で
きるから、前記可動部に潤滑油等を供給することにより
モータに作用する負荷を軽減することが出来、これによ
り、該モータの耐久性低下を防止することができる。
【0013】[第2番目の発明]
【0014】
【発明が解決しようとする課題】第2番目の発明は、上
記第1番目の発明の物品搬送装置及びこれを用いた包装
装置において、上記搬送コンベヤに使用されるコンベヤ
チェーン等の保守点検部品又は交換部品若しくは消耗品
等の保守点検又は交換若しくは補充の必要性を報知でき
るようにし、これにより、上記物品搬送装置や包装装置
に作動不良が発生するのを未然に防止できるようにする
ことを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】<2−1項>上記課題を解
決する為の第2番目の発明の技術的手段は、『モータで
駆動される搬送コンベヤを備えた物品搬送装置に於い
て、保守点検部品又は交換部品若しくは消耗品を保守点
検又は交換若しくは補充した時に操作するプリセットキ
ーと、前記保守点検部品又は交換部品若しくは消耗品を
保守点検又は交換若しくは補充したときから次の保守点
検又は交換若しくは補充が必要となるときまでの推定期
間を設定する推定期間設定手段と、前記プリセットキー
の操作時からの経過時間を測定するタイマーと、前記タ
イマーの測定時間が前記推定期間設定手段で設定された
前記推定期間になったとき報知信号を出力する報知用判
定手段と、前記報知信号に応答して作動する報知手段
と、を具備させた』ことである。
【0016】上記技術的手段によれば、保守点検部品又
は交換部品若しくは消耗品を保守点検又は交換若しくは
補充したときにプリセットキーを操作すると、該操作時
からの経過時間がタイマーで測定され始める。
【0017】そして、上記タイマーの測定時間が推定期
間設定手段で設定された推定期間になると、報知用判定
手段から報知信号が出力され、該報知信号に応答して報
知手段が作動し、これにより、保守点検部品又は交換部
品若しくは消耗品の保守点検時期若しくは交換時期や補
充時期が到来したことを報知する。
【0018】<2−2項>前記2−1項に於いて、『前記
タイマーが測定した前記経過時間と前記推定期間設定手
段で設定された前記推定期間の差を判定する残期間判定
手段と、前記残期間判定手段が判定した前記差を表示す
る残期間表示器と、を具備させた』ものでは、前記残期
間表示器が表示する前記差によって、交換部品や消耗品
の次回の保守点検や交換・補充時までの残期間を把握す
ることができる。
【0019】<2−3項>前記2−1項から2−2項に於
いて、『前記推定期間設定手段で設定された前記推定期
間を表示する推定期間表示器を具備する』ものとするこ
とができる。このものでは、前記保守点検部品等の耐久
期間、即ち、推定期間と前記残期間表示器の表示とを対
比することにより、保守点検等を行った時から現在まで
の保守点検部品等の使用期間を知ることができる。又、
該使用期間に基づいて、現在までの消耗品等の使用量等
を推測することができる。
【0020】
【発明の効果】第2番目の発明によれば、搬送コンベヤ
に使用される保守点検部品又は交換部品更には消耗品等
の保守点検又は交換若しくは補充の必要性を報知できる
から、該搬送装置やこれを用いた包装装置に作動不良が
発生するのを未然に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、上記した発明の実施の形態
を説明する。 <構成>図1は第1番目及び第2番目の発明の実施の形態
に係る物品搬送装置を備えた包装装置の概略図である。
【0022】包装箱(21)(21)を一定間隔で下流側(同図
の矢印の方向)に搬送する物品搬送装置たる搬送コンベ
ヤ(1)は、既述従来のものとほぼ同様に構成されている
が、駆動側の後ろ爪用スプロケット(15a)(15b)は後ろ爪
用駆動軸(13)に回り止め状態に固定されていると共に、
該後ろ爪用駆動軸(13)は後ろ爪用サーボモータ(12)で回
転されるようになっている。一方、駆動側の前爪用スプ
ロケット(25a)(25b)は前爪用駆動軸(23)に回り止め状態
に固定されていると共に、該前爪用駆動軸(23)は前爪用
サーボモータ(22)で回転されるようになっている。又、
前爪用駆動軸(23)の一端から突出する延長軸(100)に
は、前爪用駆動軸(23)を手動で回転させることによって
前爪(27a)(27b)と後ろ爪(17a)(17b)の搬送方向の間隔を
調節するハンドル(11)が設けられている。
【0023】又、包装箱(21)(21)を搬送方向の後方から
押す為の後ろ爪(17a)(17b)が取付けられた後ろ爪用チェ
ーン(18a)(18b)は後ろ爪用スプロケット(14a)(14b)(15
a)(15b)に掛けられていると共に、包装箱(21)(21)に対
して搬送方向の前方から当接する前爪(27a)(27b)が取付
けられた前爪用チェーン(28a)(28b)は前爪用スプロケッ
ト(24a)(24b)(25a)(25b)に掛けられている。又、図1,
図3に示すように、上記前後爪用チェーン(28a)(28b)(1
8a)(18b)の物品搬送部(a1)(a2)(a3)(a4)の下方には、支
持プレート(P)が配設されており、包装箱(21)(21)に充
填された被包装物(91)(91)の重みで前記物品搬送部(a1)
(a2)(a3)(a4)が下方に過剰に撓むのを防止している。即
ち、このものでは、前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)
(18b)が下方に過剰に撓んだ場合はこれが支持プレート
(P)で下方から支えられた状態で、該支持プレート(P)上
を滑動する。尚、前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18
b)と支持プレート(P)の摺動抵抗の軽減を図るために、
これらの接触部には潤滑油が塗布されている。
【0024】又、従動側の前爪用スプロケット(24a)(24
b)や後ろ爪用スプロケット(14a)(14b)は、共通の支軸(1
6)に対してベヤリング(19)(19)で回転自在に取付けられ
ている。これにより、前爪用チェーン(28a)(28b)と後ろ
爪用チェーン(18a)(18b)は、互いに平行な状態で独立走
行可能になっている。
【0025】又、搬送コンベヤ(1)の走行域の側方には
被包装物(91)を包装箱(21)(21)に押し込むためのプッシ
ャ(93)が位置している。このプッシャ(93)は図示しない
プッシャ搬送機によって前後爪用チェーン(28a)(28b)(1
8a)(18b)と同速で移動しながら被包装物(91)を包装箱(2
1)内に押し込む動作を実行する。
【0026】又、上記搬送コンベヤ(1)の走行域の側方
には包装箱(21)(21)の端部開口部を閉塞するフラップ(2
10)(210)の重ね合わせ部に接着糊を付着させる為の糊付
着装置(51)が設けられている。そして、前記糊付着装置
(51)の前方に特定の包装箱(21)が対向したときには、該
包装箱(21)の端部開口部から延長され且つ搬送方向に対
向する一対のフラップ(210)(210)が図示しないフラッパ
ーで上記端部開口部と平行になるように折り畳まれ、そ
の後、この折り畳まれたフラップ(210)(210)に対して上
記糊付着装置(51)のノズル(52)(52)から所定量の接着糊
が噴き付けられる。その後、該接着糊が噴き付けられた
上記フラップ(210)(210)の外面に重なるように上下一対
のフラップ(210)(210)が適宜折り畳まれる。
【0027】搬送コンベヤ(1)の上流端近傍の上方に
は、該搬送コンベヤ(1)に包装箱(21)(21)を供給する箱
供給装置(7)が配設されている。
【0028】上記箱供給装置(7)は中心軸(72)を回転中
心として回転する回転円板(71)を備えていると共に、該
回転円板(71)には、上記中心軸(72)と平行な回転軸(74)
(74)を有するカートン取り出しアーム(73)(73)が取付け
られており、該カートン取り出しアーム(73)(73)の周側
面には、回転軸(74)(74)と直角方向に突出する吸引パイ
プ(75)(75)が突出している。そして、この吸引パイプ(7
5)(75)の先端には扁平に折り畳まれた状態で積み重ねら
れた包装箱(21)(21)の下面を吸着する吸盤(76)(76)が取
り外し可能状態に取付けられている。又、回転軸(74)内
→カートン取り出しアーム(73)内→吸引パイプ(75)(75)
内→吸盤(76)(76)と繋がる図示しない吸気回路には、エ
アフィルタ(70)が配設されており、該エアフィルタ(70)
は適宜交換できるようになっている。
【0029】上記後ろ爪用サーボモータ(12)や前爪用サ
ーボモータ(22)等は図1,図2に示すように制御装置(3
5)を介して操作ボックス(60)に接続されていると共に、
上記制御装置(35)には後ろ爪用サーボモータ(12)に流れ
る電流の大きさを測定する第1電流測定器(61)が設けら
れている。又、上記第1電流測定器(61)の出力は第1比
較器(63)で第1基準値設定器(62)で設定された基準値と
比較されるようになっており、第1電流測定器(61)で測
定した後ろ爪用サーボモータ(12)の電流が第1基準値設
定器(62)で設定された基準値より大きい場合は、第1比
較器(63)から報知信号が出力されるようになっている。
そして、前記報知信号が出力されると、操作ボックス(6
0)に形成された第1摺動抵抗表示部(66)(後ろ爪用チェ
ーン(18a)(18b)と支持プレート(P)の摩擦抵抗が許容範
囲にあるか否かを表示する部分)の発光色が赤色にな
り、上記報知信号が出力されない場合は前記第1摺動抵
抗表示部(66)の発光色が青色になるように構成されてい
る。
【0030】一方、前爪用サーボモータ(22)に流れる電
流の大きさは第2電流測定器(67)で測定されると共に、
該第2電流測定器(67)の出力は第2基準値設定器(68)で
設定された基準値と第2比較器(69)で比較されるように
なっており、第2電流測定器(67)で測定した前爪用サー
ボモータ(22)の電流が第2基準値設定器(68)で設定され
た基準値より大きい場合は、第2比較器(69)から報知信
号が出力されるようになっている。そして、前記報知信
号が出力されると、操作ボックス(60)に形成された第2
摺動抵抗表示部(600)(前爪用チェーン(28a)(28b)と支
持プレート(P)の摩擦抵抗が許容範囲にあるか否かを表
示する部分)の発光色が赤色になり、上記報知信号が出
力されない場合は前記第2摺動抵抗表示部(600)の発光
色が青色になるように構成されている。尚、本実施の形
態では、上記第1比較(63)と第1基準値設定器(62)の組
み合わせや第2比較器(69)と第2基準値設定器(68)の組
み合わせが既述1−1項に記載の報知用判定手段に対応
している。また、第1,第2摺動抵抗表示部(66)(600)
が既述1−1項の報知手段に対応している。又、第1,
第2電流測定器(61)(67)が既述1−1項の電流測定手段
に対応する。
【0031】上記操作ボックス(60)の表示部(40)に設け
られた初期値表示部(41)は、糊付着装置(51)に充填した
消耗品としての接着糊で包装可能な運転時間(2−1項
の推定期間に対応する)に換算して表示したり、交換部
品としての吸盤(76)(76)やエアフィルタ(70)の耐久期間
(2−1項に記載の推定期間に対応する)を表示する機
能を有している。又、表示部(40)に設けられた残期間表
示器たる残時間表示部(42)は、上記接着糊が無くなるま
での残り時間や吸盤(76)(76)やエアフィルタ(70)の交換
時期が到来するまでの残り時間を表示する機能を有して
いる。又、上記残時間表示部(42)の横には、上記残時間
表示部(42)の表示時間が0になるまでは青色で発光し、
0になったときは赤色で発光する報知手段としての報知
表示部(43)が形成されている。
【0032】又、上記操作ボックス(60)の操作部には、
シフトキー(45)と、推定期間設定手段としてのテンキー
(48)が配設されている。シフトキー(45)を繰り返して投
入すると、糊付着装置(51)に充填した接着糊で包装可能
な運転時間をセットするモードや、吸盤(76)(76)及びエ
アフィルタ(70)の耐久期間(日数や時間)をセットする
モードが順番に切り替わり、切り替えられた特定のモー
ドでテンキー(48)を操作すると、接着糊の容量や吸引パ
イプ(75)(75)及びエアフィルタ(70)の耐久期間としての
具体的な日数がセットでき、該セット値が、初期値表示
部(41)のうち、「接着糊」,「吸盤」,及び「エアフフ
ィルタ」の標記に各別に対応する糊充填量表示欄(41
1),吸盤耐久期間表示欄(412)及びフィルタ耐久期間表
示欄(413)の夫々に各別に表示される。尚、本実施の形
態では上記糊充填量表示欄(411),吸盤耐久期間表示欄
(412)及びフィルタ耐久期間表示欄(413)が既述2−3項
に記載の推定期間表示器に対応している。
【0033】又、操作ボックス(60)には包装装置を作動
させるときに投入する運転スイッチ(81)が設けられてい
る。
【0034】<動作>制御装置(35)は図4に示すフローチ
ャートに従って、以下の制御動作を実行する。
【0035】操作ボックス(60)に設けられた運転スイッ
チ(81)が投入されると、ステップ(ST1)からステップ(ST
2)に制御動作が進んで、後ろ爪用サーボモータ(12)に流
れる電流が基準電流を超えているか否か、即ち、第1比
較器(63)から報知信号が出力されているか否かを判断す
る。そして、後ろ爪用サーボモータ(12)に流れる電流
(第1電流測定器(61)の検知電流)が第1基準値設定器
(62)で設定された基準値を超えている場合は、後ろ爪用
チェーン(18a)(18b)と支持プレート(P)の摺動部に塗布
された油が油切れを来たして該摺動部の摺動抵抗が許容
値を超えて増大し、これにより、後ろ爪用サーボモータ
(12)のトルクが大きくなることから、係る場合は、ステ
ップ(ST3)で報知手段としての第1摺動抵抗表示部(66)
(図2において、「後ろ爪用コンベヤの摺動抵抗」の標
記欄の横に形成さている。)を赤色で発光させる。これ
により、上記摺動部への給油の必要性を促す。一方、第
1比較器(63)から報知信号が出力されていない場合は、
ステップ(ST4)で第1摺動抵抗表示部(66)を青色で発光
させた後、ステップ(ST5)で前爪用サーボモータ(22)に
流れる電流が第2基準値設定器(68)で設定された基準値
を超えているか否かを判断する。そして、後ろ爪用チェ
ーン(28a)(28b)と支持プレート(P)の摺動部が上記と同
様に油切れを来たして前爪用サーボモータ(22)のトルク
が増大すると、上記前爪用サーボモータ(22)に流れる電
流が第2基準値設定器(68)で設定された基準値を超える
ことから、かかる場合は第2比較器(69)から報知信号が
出力され、これにより、第2摺動抵抗表示部(600) (図
2において、「前爪用コンベヤの摺動抵抗」の標記欄の
横に形成さている。)が赤色で発光される(ステップ(S
T6)参照)。一方、第2比較器(69)から報知信号が出力
されていない場合は、ステップ(ST7)で第2摺動抵抗表
示部(600)を青色で発光させる。次に、ステップ(ST8)
で、接着糊がなくなるまでの糊残時間を糊残時間表示欄
(421)に表示する。この残時間は、接着糊を糊付着装置
(51)に充填してプリセットキー(49)を投入した時からの
経過時間(制御装置(35)内のタイマーで測定される)
と、初期値表示部(41)に表示された時間(糊付着装置(5
1)に充填した接着糊で包装可能な運転時間)との差であ
り、この差は制御装置(35)の演算装置(2―2項に記載
の残期間判定手段に対応している。)で演算される。
尚、プリセットキー(49)の操作時に、次回の接着糊の補
充が必要となるまでの推定時間(初期値表示部(41)に表
示された時間で本実施の形態では120分に設定さてい
る)にプリセットされるダウンカウンタを設け、該ダウ
ンカウンターを後ろ爪用サーボモータ(12)や前爪用サー
ボモータ(22)のサーボコントローラのクロックを利用し
てカウントダウン動作させて該ダウンカウンターの出力
を残時間表示部(42)に表示させてもよい。
【0036】次に、ステップ(ST9)で上記接着糊の糊残
時間が0になっているか否かを判断し、0になっている
場合は、報知表示部(43)のうち「接着糊」の標記に対応
する糊報知欄(431)を赤色で発光させる(ステップ(ST1
0)参照)。一方、上記糊残時間が0になっていない場合
は、ステップ(ST11)で上記糊報知欄(431)を青色で発光
させる。尚、本実施の形態では、糊残時間が0か否かを
判断する制御装置(35)の機能部が既述2−1項に記載の
報知用判定手段に対応する。
【0037】次に、ステップ(ST12)で吸盤(76)(76)の耐
久期間が満了するまでの残日数を吸盤表示欄(422)に表
示する。尚、上記残日数は、上記糊残時間と実質的に同
様な演算によって求められる。即ち、交換部品たる吸盤
(76)(76)を新たなものに交換してプリセットキー(49)を
投入した時からの経過日数と、吸盤耐久期間表示欄(41
2)に表示された日数の差が制御装置(35)に具備させた演
算装置で演算される。
【0038】次に、ステップ(ST13)で、吸盤(76)(76)の
耐久期間が満了するまでの日数が0になったか否か(耐
久期間が満了したか否か)を判断し、0になった場合は
ステップ(ST14)で吸盤報知欄(432)を赤色で発光させ
る。一方、上記日数が0になっていない場合はステップ
(ST15)で吸盤報知欄(432)を青色で発光させる。次に、
上記ステップ(ST12)〜(ST15)と同様に、ステップ(ST16)
〜(ST19)でエアフィルタ(70)の耐久期間が満了するまで
の日数をフィルタ表示欄(423)に表示すると共に、該日
数が0になっているか否かによってフィルタ報知欄(43
3)の発光色を赤色又は青色に設定する。
【0039】<その他> 上記実施の形態では、前後爪用サーボモータ(22)(12)
に流れる電流と比較する基 準値を固定値として第2,
第1基準値設定器(68)(62)で各別に設定したが、上記
基準値をテンキー(48)で手動設定できるようにしてもよ
い。この場合、該テンキ ー(48)が既述1−3項に記載
の基準値設定手段に対応する。
【0040】上記実施の形態では、フィルタ報知欄(4
32)や吸盤報知欄(433)を赤色で発光させることによって
エアフィルタ(70)や吸盤(76)の交換時期を報知するよう
にした が、前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18b)を
保守点検してから次の保守点検が 必要になるまでの推
定期間(年,日等)を制御装置(35)に記憶させておいて
該推 定時間が経過したときに操作ボックス(60)の表示
部に形成したチェーン報知欄を 赤色で発光させるよう
にしてもよい。
【0041】上記実施の形態では、前後爪用チェーン
(28a)(28b)(18a)(18b)を前後爪用サーボ モータ(22)(1
2)で駆動させるようにしたが、これら前後爪用サーボモ
ータ(22)(12)に代えて汎用モータを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る包装装置の概略斜視
【図2】制御装置(35)及び操作ボックス(60)の説明図
【図3】前後爪用チェーン(28a)(28b)(18a)(18b)と支持
プレート(P)の関係説明図
【図4】本発明の実施の形態に係る包装装置の制御動作
の説明図
【図5】従来例の説明図
【符号の説明】
(1)・・・搬送コンベヤ (12)・・・後ろ爪用サーボモータ (22)・・・前爪用サーボモータ (42)・・・残時間表示部 (43)・・・報知表示部 (48)・・・テンキー (49)・・・プリセットキー (61)・・・第1電流測定器 (62)・・・第1基準値設定器 (63)・・・第1比較器 (66)・・・第1摺動抵抗表示部 (67)・・・第2電流測定器 (68)・・・第2基準値設定器 (69)・・・第2比較器 (600)・・・第2摺動抵抗表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータで駆動される搬送コンベヤを備え
    た物品搬送装置に於いて、 前記モータに流れる電流の大きさを測定する電流測定手
    段と、 前記電流測定手段で測定された電流の大きさが基準値以
    上になったときに報知信号を出力する報知用判定手段
    と、 前記報知信号に応答して作動する報知手段と、を具備さ
    せた物品搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物品搬送装置におい
    て、 前記電流測定手段は、前記搬送コンベヤにおける可動部
    の摩擦抵抗の増加に伴って増大する前記モータの電流の
    大きさを測定するものであり、 前記報知手段は、前記可動部への給油時期を報知するも
    のである、を具備させた物品搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の物品搬送
    装置に於いて、 前記基準値を手動で設定する為の基準値設定手段を具備
    させ、 前記報知用判定手段は前記電流測定手段で測定された前
    記電流が前記基準値設定手段で設定された前記基準値以
    上になったときに前記報知信号を出力する、物品搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 モータで駆動される搬送コンベヤを備え
    た物品搬送装置に於いて、 保守点検部品又は交換部品若しくは消耗品を保守点検又
    は交換若しくは補充した時に操作するプリセットキー
    と、 前記保守点検部品又は交換部品若しくは消耗品を保守点
    検又は交換若しくは補充したときから次の保守点検又は
    交換若しくは補充が必要となるときまでの推定期間を設
    定する推定期間設定手段と、 前記プリセットキーの操作時からの経過時間を測定する
    タイマーと、 前記タイマーの測定時間が前記推定期間設定手段で設定
    された前記推定期間になったとき報知信号を出力する報
    知用判定手段と、 前記報知信号に応答して作動する報知手段と、を具備さ
    せた物品搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の物品搬送装置に於い
    て、 前記タイマーが測定した前記経過時間と前記推定期間設
    定手段で設定された前記推定期間の差を判定する残期間
    判定手段と、 前記残期間判定手段が判定した前記差を表示する残期間
    表示器と、を具備させた、物品搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の物品搬送
    装置に於いて、 前記推定期間設定手段で設定された前記推定期間を表示
    する推定期間表示器を具備する、物品搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れかに記載の
    物品搬送装置で搬送中の包装箱に被包装物を充填する包
    装装置。
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