JP2001048138A - ラベル貼付振分装置 - Google Patents

ラベル貼付振分装置

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JP2001048138A
JP2001048138A JP11217295A JP21729599A JP2001048138A JP 2001048138 A JP2001048138 A JP 2001048138A JP 11217295 A JP11217295 A JP 11217295A JP 21729599 A JP21729599 A JP 21729599A JP 2001048138 A JP2001048138 A JP 2001048138A
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Fumihiro Tato
文浩 田遠
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル貼付装置と振分装置を一体化し、装置
のスペース効率の有効化を図る。 【解決手段】 この装置は、物品Yを搬送する搬送する
搬送装置1と、ラベルを物品Y上面に貼り付ける自動上
貼装置2と、ラベルを自動的に物品Y下面に貼り付ける
自動下貼装置3と、検査機器の検査結果に応じて物品Y
を振り分ける振分装置4と、前記装置群を制御する制御
装置5とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の印字内容が
印字されたラベルを、搬送されてくる物品に貼り付ける
ラベル貼付装置に関する技術であって、上流側の検査機
器からの情報により、搬送されてくる物品を所定の搬送
経路に振り分けるラベル貼付振分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラベル貼付装置は、例えばスーパーマー
ケット等のバックヤードにおいては、商品名や価格、賞
味期限等の印字内容が印字されたラベルを、商品が収納
されたトレー等の包装された物品上に自動的に貼り付け
る装置として知られている。この装置は、物品を搬送す
る搬送コンベアと、ラベルに印字内容を印字する印字機
構と、印字されたラベルを搬送中の物品に貼り付ける貼
付機構とを有している。
【0003】また、重量検査機器、金属検査機器等とと
もに用いられるラベル貼付装置も知られている。例え
ば、特開平6−48432号公報に開示されたものは、
省スペース化を目的としてこれらの検査機器とラベル貼
付装置が一体化されたものであり、また、特開平10−
30954号公報に開示されたものは、上流側の検査機
器からの情報により、物品を複数の搬送経路に振り分け
る振分装置と、その下流側にラベル貼付装置を設けたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−4
8432号公報に開示されたものは、検査機器の検査結
果が印字されたラベルを基に人間が仕分けるもので、こ
れを自動化させるには、ラベル貼付装置の上流側に別途
振分装置を設ける必要があった。また、特開平10−3
0954号公報記載の装置にあっては、各装置を順番に
並べているだけで、なんら特別な工夫はされていない。
また、ラベルを貼り付ける場所は物品の上面のみなら
ず、下面にも貼り付ける場合があるが、ラベルを物品の
上面と下面に貼り付け、しかも複数の搬送経路に振り分
けることを同時に行う装置は知られていない。
【0005 】本発明は装置の機能とその処理順序を考
慮して、同時並行処理できる装置を同一スペースに配置
し、スペース効率を有効に活用できると共に、上流側の
検査機器からの情報に柔軟に対応した振り分け処理を行
うラベル貼付振分装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るラベル貼
付振分装置は、物品を搬送する搬送装置と、搬送装置上
の物品にラベルを貼り付けるラベル貼付装置と、搬送装
置上の物品を複数の搬送経路に振り分ける振分装置とを
有したものでラベル貼付装置と振分装置とを一体化させ
たものである。これにより、処理スペースを有効に活用
することができる。
【0007】請求項2に係るラベル貼付振分装置は、請
求項1のラベル貼付装置が物品の上面にラベルを貼る上
貼り、もしくは、下面にラベルを貼る下貼り、またはこ
れらを同時に行う上下貼り装置になっているので、多様
な貼り付けが可能になる。
【0008】請求項3に係るラベル貼付振分装置は、請
求項1、もしくは請求項2のラベル貼付振分装置に、処
理対象の物品を検知する物品検知センサをラベル貼付振
分装置の上流側に設け、このセンサーからの物品検知信
号を基に制御されるようになっている。これにより、各
装置個別にセンサーを設ける必要がなく、1個のセンサ
ーを共用できる。
【0009】請求項4に係るラベル貼付振分装置は、請
求項1から請求項3の何れかのラベル貼付振分装置に、
前記搬送装置と、ラベル貼付装置、振分装置の各動作パ
ラメータを記憶したパラメータ記憶手段を設け、これら
の動作パラメータに基づいて前記各機器を制御するよう
になっているので、各装置間の連動処理がより密接にミ
ス無く行うことができる。
【0010】請求項5に係るラベル貼付振分装置は、請
求項4の振分装置が、上流側の検査機器からの情報に応
じて物品を所定方向に振り分けるようになっているの
で、柔軟な振り分け処理が可能になり、後工程の処理が
スムーズに行える。
【0011】請求項6に係るラベル貼付振分装置は、請
求項4、もしくは請求項5のラベル貼付振分装置前段に
検査機器が内蔵されている装置であるため、物品検査処
理とラベル貼付処理と振分処理のさらなる自動効率化が
図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】[装置全体の構成]図1に本発明
の一実施形態によるラベル貼付振分装置を示す。本装置
は、商品が収納されたトレーをフィルムで包装した物
品、もしくは、商品を袋詰した物品、または商品を箱詰
した物品を搬送する搬送装置1と、価格や商品名、賞味
期限、添加物もしくはポップ広告等をラベルに印字し、
該ラベルを物品の上面に貼り付ける自動上貼装置2と、
同様に印字されたラベルを物品の下面に貼り付ける自動
下貼装置3と、外部の検査機器からの検査結果に基づ
き、物品を搬送装置1外へ振り分ける振分装置4と、前
記の各装置を制御する制御装置5と、前記物品が上流機
器から搬送されてきたことを検知する物品検知センサ6
とから構成される。
【0013】[搬送装置1]搬送装置1は、上流機器よ
り搬送されてきた物品Yを下流機器に搬送する装置であ
って、図1、図2、図7に示すように、搬送駆動機構1
1と、複数の長ローラ12と、複数の短ローラ13とで
構成される。前記長ローラ12は支持フレーム14,1
4間に回転自在に支持されていると共に、前記短ローラ
13は、支持フレーム14とコ字形フレーム15との間
で回転自在に支持されている。またコ字形フレーム15
によって搬送装置1の搬送幅ほぼ中央部に略長方形の開
口部15aが形成される。そして、前記長ローラ12と
前記短ローラ13は図示しないタイミングベルトが各々
相互に懸架されており、さらに他のタイミングベルトが
搬送駆動機構11にも懸架されているため、搬送駆動機
構11の駆動よって、前記長ローラ12と前記短ローラ
13が同一方向に同一速度で連係し回転運動をする。こ
の運動によって、前記長ローラー12および、前記短ロ
ーラー13の外周面と、物品Y下面の接触により物品Y
が搬送される。本実施例の場合、図2の左側より右側に
向かって物品Yが搬送される。搬送駆動機構11はAC
サーボモーターで構成され、スピード、回転方向の制御
が可能になっている。
【0014】[自動上貼装置2]自動上貼装置2は搬送
装置1の上方に位置し、価格や商品名、賞味期限、添加
物もしくはポップ広告等をラベルに印字し、その印字さ
れたラベルLを物品Yに上方から自動的に貼りつける装
置である。自動上貼装置2は図3及び図7に示すよう
に、印字データを印字する上貼印字機構20と、前記印
字されたラベルLを物品Yに貼り付ける上貼貼付機構2
1と、上貼印字検知センサ22と、上貼貼付検知センサ
23とから構成される。上貼貼付機構21は図3に示す
ように上貼印字機構20の前面に配置されている。さら
に上貼貼付機構21のラベル吸着ヘッド211と、上貼
印字機構20の上貼ラベル発行口206がほぼ同一の平
面になる水平位置に配置されている。さらに、図1に示
すように、前記自動上貼装置2は支柱70によって上部
から吊り下げた状態で設置されている。
【0015】上貼印字機構20は、図3、図7に示すよ
うに、ラベルロールRUがセットされる上貼収納部20
1と、ラベルLに印字を行う上貼印字ヘッド202と、
ラベルロールRUの台紙を巻き取る上貼巻取部203
と、これらの間で台紙を搬送する上貼ラベル搬送機構2
04とを有している。ラベルロールRUは、帯状の台紙
に多数のラベルが一定間隔で剥離可能に貼着されてい
る。上貼印字ヘッド202は、プラテンローラ205に
対応して設けられており、ラベルLがこれらの間を通過
する間にラベルLに所定の印字を行う。上貼ラベル搬送
機構204は、複数のローラと、台紙の搬送をガイドす
るガイド部材とから構成されている。そして、この上貼
ラベル搬送機構204によって構成される搬送路途中の
上貼ラベル発行口206部分には、剥離棒207が設け
られ、これにより台紙が急角度に折り曲げられるように
なっている。したがって、この剥離棒207部分を通過
する際に、台紙からラベルLが剥離され、上貼貼付機構
21側にラベル貼付面を下にしてラベルLが送り出され
る。
【0016】上貼貼付機構21は、図4(A)、図7に
示すように、ラベル吸着ヘッド211と、下端部に蛇腹
部材212を有するプッシュロッド213とを有してい
る。吸着ヘッド211は、内部に空間を有する箱状の部
材であり、その下端部に形成された吸着用の開口部21
1aによって、上貼印字機構20のラベル発行口206
から発行されたラベルLを吸着する。この吸着ヘッド2
11は上貼貼付機構21の下端部に設けられており、図
7に示す吸引力を発生するポンプからなる上貼ラベル吸
引機構214に接続されている。そして、通常プッシュ
ロッド213は、吸着ヘッド211の内部空間内に潜ん
でおり、図7に示すリニアモーターで構成される上貼貼
付駆動機構215に接続され、上下動する。上貼印字検
知センサ22は、反射型光電管で構成され、ラベルLの
有無および印字タイミングを制御するために上貼印字ヘ
ッド202の近傍に設置されて、ラベルLを検知する。
また、上貼貼付検知センサ23は反射型光電管で構成さ
れて、ラベルLの吸着および貼付けを制御するためにラ
ベル吸着ヘッド211の近傍に設置されて、ラベルLを
検知する。
【0017】[自動下貼装置3]自動下貼装置3は搬送
装置1の下方に位置し、価格や商品名、賞味期限、添加
物もしくはポップ広告等をラベルに印字し、その印字さ
れたラベルZを物品Yに下方から自動的に貼りつける装
置である。自動下貼装置は図5に示すように、印字デー
タを印字する下貼印字機構30と、前記印字されたラベ
ル等を物品Y下面に貼り付ける下貼貼付機構31と、下
貼印字検知センサ34と、下貼貼付検知センサ35とか
ら構成される。下貼印字機構30と下貼貼付機構31は
搬送装置1の下部に配置され、図5で示す下貼貼付機構
31のラベル貼付部311が搬送装置1のコ字形フレー
ム15によって形成された開口部15aに臨設されてい
る。また、前記ラベル貼付部311の貼付面が搬送装置
1の長ローラ12と短ローラ13の上部外周面とほぼ同
一の高さになるように配置されている。下貼貼付機構3
1は図5に示すように下貼印字機構30のラベル排出側
に配置されている。さらに下貼貼付機構31のラベル受
取部310と下貼印字機構30の下貼ラベル発行口30
6がほぼ同一の高さになる位置に配置されている。
【0018】下貼印字機構30は、図5に示すように、
ラベルロールRLがセットされる下貼収納部301と、
ラベルZに印字を行う下貼印字ヘッド302と、ラベル
ロールRLの台紙を巻き取る下貼巻取部303と、これ
らの間で台紙を搬送する下貼搬送機構304とを有して
いる。ラベルロールRLは、帯状の台紙に多数のラベル
が一定間隔で剥離可能に貼着されている。下貼印字ヘッ
ド302は、プラテンローラ305に対応して設けられ
ており、ラベルZがこれらの間を通過する間にラベルZ
に所定の印字を行う。下貼ラベル搬送機構304は、複
数のローラと、台紙の搬送をガイドするガイド部材とか
ら構成されている。そして、この下貼ラベル搬送機構3
04によって構成される搬送路途中の下貼ラベル発行口
306部分には、剥離棒307が設けられ、これにより
台紙が急角度に折り曲げられるようになっている。した
がって、この剥離棒307部分を通過する際に、台紙か
らラベルZが剥離され、下貼貼付機構31側にラベル貼
付面を上にしてラベルZが送り出される。
【0019】下貼貼付機構31は、図5及び図6に示す
ように、ラベル搬送コンベア32とラベル搬送規制機構
33から構成される。ラベル搬送コンベア32は複数の
ラベル吸引口321と第1ラベル搬送ローラ322と、
第2ラベル搬送ローラ323と、断面が略円形である複
数のラベル搬送ベルト324と、モータで構成される下
貼貼付駆動機構325と、コンベアフレーム326とか
ら構成される。ラベル搬送コンベア32はコンベアフレ
ーム326の両端に第1ラベル搬送ローラ322と、第
2ラベル搬送ローラ323を有し、該第1ラベル搬送ロ
ーラ322と該第2ラベル搬送ローラ323はコンベア
フレーム326によって回転自在に支持されている。ま
た、前記第1ラベル搬送ローラ322と前記第2ラベル
搬送ローラ323にはローラー外周円周方向に略半円形
の溝が刻まれており、該溝を回転軸に沿って複数有して
いる。そして、前記溝をガイドとしてラベル搬送ベルト
324が相互に平行に巻き掛けられている。また、第1
ラベル搬送ローラ322には下貼貼付駆動機構325が
接続されており、下貼貼付駆動機構325を駆動させる
ことでラベル搬送ベルト324が移動し、第2ラベル搬
送ローラ323も従動する。
【0020】また、ラベル搬送コンベア32は第1ラベ
ル搬送ローラ322を下方、第2ラベル搬送ローラ32
3を上方に配置した傾斜コンベアとして配置され、第2
ラベル搬送ローラ323の周速度と、搬送装置1の長ロ
ーラ12と、搬送装置1の短ローラ13の周速度はほぼ
同速度になっている。さらにコンベアフレーム326に
は、ラベル搬送ベルト324間に略楕円形のラベル吸引
口321が複数開口しており、該ラベル吸引口321に
は図7に示す下貼ラベル吸引機構327が接続されてい
る。下貼ラベル発行口306より発行されたラベルZは
粘着面を上にした状態でラベル受取部310に移送さ
れ、ラベル搬送ベルト324の駆動力と共に、ラベル吸
引口321からの吸引力によってラベル搬送コンベア3
2の上方へ移動する。
【0021】ラベル搬送規制機構33はラベル搬送コン
ベア32のラベル搬送途中に設置されており、規制部材
331と回動軸332と回転ソレノイドからなる下貼ラ
ベル規制駆動機構333と突出口334とから構成され
る。規制部材331は略L字の形状をしており前記回動
軸332の軸方向に沿って複数配置されている。また前
記回動軸332はコンベアフレーム326に回動自在に
支持されており、下貼ラベル規制駆動機構333が接続
されている。突出口334はコンベアフレーム326に
複数並列に開口しており、規制部材331の規制部33
1aが突出可能になっている。下貼ラベル規制駆動機構
333が作動すると回動軸332が回動し、規制部材3
31の規制部331aが、突出口334からラベル搬送
コンベア32の搬送面上に突出する。これにより、ラベ
ル搬送コンベア32で搬送されるラベルZが該規制部3
31aに当接して、該ラベルZの搬送が規制されるよう
になっている。なお、前記突出口334は、ラベル搬送
ベルト324間に設けられており、規制部331aがラ
ベル搬送コンベア32の搬送面上に突出する際に、該規
制部331aがラベル搬送ベルト324と当接すること
がないようになっている。通常は規制部331aがラベ
ル搬送コンベア32の搬送面上に突出している。
【0022】下貼印字検知センサ34は反射型光電管で
構成され、ラベルZの有無および印字を制御するために
下貼印字ヘッド302の近傍に設置されて、ラベルZを
検知する。また、下貼貼付検知センサ35は反射型光電
管で構成され、ラベルZの貼付けを制御するためにラベ
ル搬送規制機構33の近傍に設置されて、ラベルZを検
知する。
【0023】[振分装置4]振分装置4は搬送されてき
た物品Yを搬送経路外に振り分けるもので、図1、図
2、図7に示すように、振分プレート40と、駆動シャ
フト41と、従動シャフト42と、複数の第1タイミン
グベルト43と、第2タイミングベルト44と、振分駆
動機構45と、振分駆動検知センサ46から構成され
る。
【0024】振分駆動機構45は振分プレート40を移
動させるものでACサーボモーターで構成されている。
該振分駆動機構45の回転軸にはスプロケットを介して
第2タイミングベルト44が巻きかけられおり、さらに
第2タイミングベルト44はスプロケットを介して駆動
シャフト41に巻きかけられている。また、前記駆動シ
ャフト41にはスプロケットを介して第1タイミングベ
ルト43が巻きかけられており、さらに、該第1タイミ
ングベルト43はスプロケットを介して従動シャフト4
2に巻きかけられている。該振分プレート40は、略長
方形を成しており、長辺が搬送方向と平行であり、短辺
が搬送面に対して垂直方向になるように、前記左右の第
1タイミングベルト43間に取り付けられている。
【0025】前記前記駆動シャフト41と従動シャフト
42は搬送方向と平行し、第1タイミングベルト43は
搬送装置1の長ローラ12、12間に配置される。前記
振分駆動機構45は搬送装置1の下部に配置されてい
る。振分プレート40の初期位置は図2に示すように搬
送面下でかつ、搬送幅ほぼ中央部の振分初期位置で停止
している。右振り分け動作する場合は、振分駆動機構4
5が回転し、振分プレート40を搬送装置1の搬送面上
左側位置に移動させ、さらに振分プレート40を移動さ
せる。この移動によって、振分プレート40が、搬送装
置1上の物品Yに当接しながら、物品Yを搬送経路から
押し出すことで物品Yを振り分ける。振り分け後の振分
プレート40はさらに移動し、再び搬送装置の搬送面下
に移動し、振分初期位置に戻る。また、左振り分け動作
する場合は、前述動作とは逆動作を行う。
【0026】振分駆動検知センサ46はACサーボモー
タ回転軸に取り付けられているロータリーエンコーダに
よって構成される。該ロータリーエンコーダからの該回
転軸の回転方向と、カウント数を検知する事で、ACサ
ーボモータの回転方向と回転数及び回転角度を得る。従
って、回転方向と回転数及び回転角度に比例して移動す
る振分プレート40の位置を得ることが可能になる。
【0027】[制御装置5]制御装置5は、ROMやR
AMのメモリと,CPU等を含むマイクロコンピュータ
を有しており、図7に示すように、全体制御手段50
と、搬送制御手段51と、上貼制御手段52と、下貼制
御手段53と、振分制御手段54と、パラメータ記憶手
段55とから構成される。また、前記制御装置5には、
操作を指示するためのキーや表示部が設けられた操作パ
ネル56と、物品Yの位置を検知するための物品検知セ
ンサ6と、搬送駆動機構11と、上貼印字検知センサ2
2と、上貼貼付検知センサ23と、上貼印字ヘッド20
2と、上貼ラベル搬送機構204と、上貼ラベル吸引機
構214と、上貼貼付駆動機構215と、下貼印字検知
センサ34と、下貼貼付検知センサ35と、下貼印字ヘ
ッド302と、下貼ラベル搬送機構304と、下貼貼付
駆動機構325と、下貼ラベル吸引機構327と、下貼
ラベル規制駆動機構333と、振分駆動検知センサ46
と、振分駆動機構45とが接続されている。
【0028】前記全体制御手段50は装置全体の動作を
制御する。前記搬送制御手段51は搬送駆動機構11の
動作を制御する。また、前記上貼制御手段52は、物品
検知センサ6からの物品検知信号と、上貼印字検知セン
サ22からの上貼印字検知信号と、上貼貼付検知センサ
23からの上貼貼付検知信号から、上貼印字ヘッド20
2と、上貼ラベル搬送機構204と、上貼ラベル吸引機
構214と、上貼貼付駆動機構215の動作を制御す
る。また、前記下貼制御手段53は、前記物品検知信号
と、下貼印字検知センサ34からの下貼印字検知信号
と、下貼貼付検知センサ35からの下貼貼付検知信号か
ら、下貼印字ヘッド302と、下貼ラベル搬送機構30
4と、下貼貼付駆動機構325と、下貼ラベル吸引機構
327と、下貼ラベル規制駆動機構333の各動作を制
御する。また、前記振分制御手段54は、前記物品検知
信号と、振分駆動検知センサ46からの振分駆動検知信
号から振分駆動機構45の動作を制御する。
【0029】また、前記パラメータ記憶手段55には本
装置の動作に必要な各種パラメータが設定されている。
パラメータ記憶手段55には図12に示すように、処理
対象物品Yの物品コード、商品名、価格、物品サイズ、
搬送方向への物品サイズである搬送方向寸法と、物品の
搬送スピードと、上貼タイミングと、上貼ラベルの印字
内容を記憶した上貼印字情報と、下貼タイミングと、下
貼ラベルの印字内容を記憶した下貼印字情報と、振分タ
イミングと、金属不良の場合の振分方向を設定する金属
不良振分方向と、重量不良の場合の振分方向を設定する
重量不良振分方向と、その他検査機器からの検査不良の
場合の振分方向を設定するその他不良振分方向と、複数
の外部検査機器から不良信号を受信した場合、前記各種
不良信号に対応した振分優先順位を設定する金属優先順
位、重量優先順位、その他優先順位とが物品コード毎に
あらかじめ設定されている。また、前記下貼印字情報
と、前記上貼印字情報にはラベルレイアウト情報、ラベ
ルサイズ、価格、添加物、ポップ広告、印字色等のラベ
ルに印字する情報が個々の印字要望に合わせて設定され
ている。また、ラベル貼り付けを行わない場合には印字
情報は設定されていない。
【0030】ここで、上貼タイミングとは、後述する物
品検知センサ6からの物品検知信号が、制御装置5に受
信されてから、上貼貼付駆動機構215が駆動開始する
までの時間であり、搬送されてくる物品Yに適切にラベ
ルLが貼り付けられる時間が設定されている。また、下
貼タイミングとは、後述する物品検知センサ6から物品
検知信号が制御装置5に受信されてから、下貼ラベル規
制駆動機構333が駆動開始するまでの時間であり、搬
送されてくる物品Yに適切にラベルZが貼り付けられる
時間が設定されている。また、振分タイミングとは、後
述する物品検知センサ6から物品検知信号が制御装置5
に受信されてから、振分駆動機構45が駆動開始するま
での時間であり、搬送されてくる物品Yを適切に振り分
けられる時間が設定されている。
【0031】[物品検知センサ6]物品検知センサ6は
搬送されてくる物品を検知し、その検知信号を制御装置
5に送信することで本装置全体の制御タイミングの起点
を提供するものである。物品検知センサ6は1対の透過
式光電管より構成される。物品検知センサ6は図1,図
2に示すように搬送装置1の搬入端に設置され、搬送面
より上部でかつ、搬送面に対してほぼ並行に、搬送装置
1の支持フレーム14に取り付けられており、物品Yの
本装置への搬入を検知する。
【0032】[全体動作]次に全体動作について図7、
図8を参照して説明する。最初に、ステップS1では本
装置の事前処理および、物品処理準備が行われる。次に
物品Yの到着を待ってステップS2の自動上貼動作、ス
テップS3の自動下貼動作、ステップS4の振分動作が
並列で処理され、最後にステップS5で処理継続を判断
し、処理を終了する。連続処理する場合はステップS5
からステップS1に戻り、ステップS1からステップS
5が繰り返される。
【0033】[ステップS1:本装置の事前準備]ステ
ップS1−1で、操作パネル56から処理対象物品Yの
物品コードを指定し、前記パラメータ記憶手段55から
呼び出す。物品コードが呼び出されると、本装置の動作
パラメータとして制御装置5にセットされる。この動作
パラメータの内容は一時データとして制御装置5の一時
メモリにセットされても良い。次にステップS1−2
で、操作パネル56から運転開始を指定すると、ステッ
プS1−3で、搬送制御手段51が、搬送駆動機構11
を設定された搬送スピードで始動させる。次にステップ
S1−4で、外部検査機器からの検査結果を全体制御手
段50が受信し、ステップS1−5で前記検査結果を記
憶する。たとえば、金属検査機器からは、対象物品Yの
金属混入有無、重量検査機器からは重量良否である。次
に、前記記憶された検査結果と前記パラメータ記憶手段
55から呼び出された各種検査結果に基づく振分方向
と、各種検査結果に対応する振分優先順位から振分方向
がセットされる。たとえば、図12で物品コードA00
002がセットされており、外部検査機器から金属混入
および、重量不良の信号が受信された場合には、振分優
先順位の高い金属混入の振分方向である右方向がセット
される。次に、ステップS1−7で物品検知センサ6か
らの物品検知信号の受信を判断する。この信号は、本装
置上に処理対象の物品Yが到着したことを意味するもの
である。物品検知信号を受信していない間はステップS
1−7を繰り返す。物品検知信号を受信した場合は前記
セットされた動作パラメータの内容に合わせてステップ
S2の自動上貼動作、ステップS3の自動下貼動作、ス
テップS4の振分動作を行う。なお、本実施例では、装
置の配置関係上タイミング設定を、図12で示すように
下貼タイミング < 上貼タイミング < 振分タイミ
ングとしている。しかし、ステップS2、ステップS
3、ステップS4の動作は同時平行して行われる。
【0034】[ステップS2:自動上貼動作]ステップ
S1−7で物品検知信号を受信すると、図9のステップ
S2−1に移行し全体制御手段50は、自動上貼装置を
作動させるか否かを判断する。この判断はセットされた
パラメータ記憶手段55の上貼印字情報の設定有無で判
断される。つまり前記上貼印字情報の設定が存在すれば
自動上貼装置を作動させ、存在しなければ、ステップS
2を抜け、ステップS5−1に移行する。自動上貼装置
を作動させる場合はステップS2−2で上貼制御手段5
2が、上貼ラベル搬送機構204を駆動させる。上貼ラ
ベル搬送機構204を駆動させると上貼収納部201か
らラベルLが繰り出され、上貼印字ヘッド202の近傍
に達する。次にステップS2−3で、上貼印字検知セン
サ22がラベルLの位置を検知し、上貼制御手段52が
ラベルLの位置を認識する。ラベルLの位置を検知しな
い場合はS2−3を繰り返す。そして、上貼制御手段5
2が上貼ラベル搬送機構204を制御して、ラベルLを
印字開始位置に調整搬送させる。次にステップS2−4
にて、上貼制御手段52が上貼印字ヘッド202を駆動
し、印字開始位置に達したラベルLに対して、上貼印字
情報に基づき印字内容が印字され、上貼ラベル発行口2
06からラベルLが発行される。その後上貼ラベル搬送
機構204は停止する。次にステップS2−5で、上貼
制御手段52が上貼ラベル吸引機構214を始動させ、
発行されたラベルLをラベル吸着ヘッド211に吸着さ
せる。次にステップS2−6で上貼制御手段52が、物
品検知から現在までの時間をカウントし、セットされて
いる上貼タイミングの範囲未満か否かを判断する。上貼
タイミングの範囲未満であればステップS2−6を繰り
返す。セットされた時間に達するとステップS2−7で
上貼制御手段52が上貼貼付駆動機構215を作動さ
せ、ラベルLを物品Y上面に到達させる。この到達する
距離はセットされている物品サイズの高さからあらかじ
め設定されている。ラベルLは物品Y上面と蛇腹部材2
12に挟まれた状態のため、ラベルL下面の粘着力によ
って、ラベルLが物品Y上面に貼りつく。その後はプッ
シュロッド213が初期位置へ戻る。次にステップS2
−8で、上貼貼付検知センサ23がラベルLの存在を検
知しないと、ステップS2−9で上貼制御手段52が、
プッシュロッド駆動動機構215、上貼ラベル吸引機構
214を停止し、自動上貼装置2を初期状態に復帰させ
る。上貼貼付検知センサ23がラベルLの存在を検知す
ると、ラベルLの貼りつけが正常に行われなかったとし
てエラーになり、本装置が停止する。次にステップS5
−1に移行する。
【0035】[ステップS3:自動下貼動作]ステップ
S1−7で物品検知信号を受信すると、図10のステッ
プS3−1に移行し、全体制御手段50が、自動下貼装
置を作動させるか否かを判断する。この判断はセットさ
れたパラメータ記憶手段55の下貼印字情報の設定有無
で判断される。つまり前記下貼印字情報の設定が存在す
れば自動下貼装置を作動させ、存在しなければ、ステッ
プS3を抜け、ステップS5−1に移行する。自動下貼
装置を作動させる場合はステップS3−2で下貼制御手
段53が、下貼ラベル搬送機構304を駆動させる。下
貼ラベル搬送機構304を駆動させると下貼収納部30
1からラベルZが繰り出され、下貼印字ヘッド302の
近傍に達する。次にステップS3−3で、下貼印字検知
センサ34がラベルZの位置を検知し、下貼制御手段5
3がラベルZの位置を認識する。ラベルZの位置を検知
しない場合はS3−3を繰り返す。そして、下貼制御手
段53が下貼ラベル搬送機構304を制御して、ラベル
Zを印字開始位置に調整搬送させる。次にステップS3
−4にて、印字開始位置に達したラベルZに対して、下
貼制御手段53が下貼印字ヘッド302を駆動し、下貼
印字情報に基づき印字内容が印字され下貼ラベル発行口
306からラベルが発行される。その後、下貼ラベル搬
送機構304は停止する。次にステップS3−5で、下
貼制御手段53が下貼貼付駆動機構325を始動させ、
発行されたラベルZをラベル搬送コンベア32で搬送さ
せる。同時に、下貼ラベル吸引機構327も作動する。
そして搬送されたラベルZは規制部331aによって搬
送コンベア32上に停止する。次にステップS3−6で
下貼制御手段53が、物品検知から現在までの時間をカ
ウントし、セットされている下貼タイミングの範囲未満
か否かを判断する。下貼タイミングの範囲未満であれば
ステップS3−6を繰り返す。セットされた時間に達す
るとステップS3−7で下貼制御手段53が、下貼ラベ
ル規制駆動機構333を作動させ、規制部331aを搬
送コンベア32内に埋没させる。するとラベルZがラベ
ル搬送ベルト324の搬送力によって上方に移動し、物
品Y下面に到達する。ラベルZは物品Y下面とラベル搬
送ベルト324に挟まれた状態で搬送され、貼付面を上
にして搬送されているため、ラベルZが物品Y下面に貼
りつく。次にステップS3−8で、下貼貼付検知センサ
35がラベルZの存在を検知しなければ、ステップS3
−9で下貼制御手段53が、下貼ラベル規制駆動機構3
33、下貼ラベル吸引機構327、下貼貼付駆動機構3
25を停止し、自動下貼装置を初期状態に復帰させる。
下貼貼付検知センサ35がラベルZの存在を検知する
と、ラベルZの貼りつけが正常に行われなかったとして
エラーになり、本装置が停止する。次にステップS5−
1に移行する。
【0036】[ステップS4:振分動作]ステップS1
−7で物品検知信号を受信すると、図11のステップS
4−1に移行し、全体制御手段50が振分装置4を作動
させるか否かを判断する。この判断はステップS1−6
で記憶された内容に従う。例えば、S1−6で右振り分
けで記憶されている場合は物品Yを右側に振り分け、振
り分け設定されていない場合は駆動しない。次にステッ
プS4−2で振分制御手段54が、物品Y検知から現在
までの時間をカウントし、セットされている振分タイミ
ングの範囲未満か否かを判断する。タイミングの範囲未
満であればステップS4−2を繰り返す。セットされた
時間に達するとステップS4−3に移行する。次に、ス
テップS4−3で振分制御手段54が、振分駆動機構4
5を始動させ、物品Yを振り分ける。次にステップS4
−4で振分制御手段54が振分駆動機構45を停止し、
振分装置を初期状態に復帰させる。振分駆動検知センサ
46はステップS4−3、ステップS4−4の動作中ず
っと振分駆動機構45の駆動を検知し続け、その検知信
号を基に振分制御手段54が振分駆動機構45の駆動制
御を監視する。次に、ステップS5−1に移行する。
【0037】[ステップS5:終了処理]ステップS5
−1で全体制御手段50が作業継続するか否かを判断す
る。つまり、ステップS2の自動上貼動作、ステップS
3の自動下貼動作および、ステップS4の振分動作が終
了しており、かつ、操作パネル56から運転停止の指示
がされていればステップS5−2で動作パラメータのセ
ットを解除し、ステップS5−3で搬送制御手段51が
搬送駆動機構11を停止させ、処理を終了する。運転停
止の指示がされていなければステップS1−4に戻り前
述ステップを繰り返す。
【0038】[第二の実施形態]前記実施形態の装置前
段に、各種検査機器、たとえば金属検査機器、重量検査
機器、X線検査機器、形状検査機器、色検査機器等を組
み合わせて一体として装置に組み込んでも良い。その場
合、パラメータ記憶手段55の設定項目には各種検査機
器に固有の設定項目、例えば金属検査機器であれば位
相、感度等、重量検査機器であれば許容重量値幅等、X
線検査機器であれば許容X線検出量幅、形状検査機器で
あれば基準形状、許容形状等、色検査機器であれば基準
色、許容色等、シール検査機器であれば、許容シール圧
力幅等を追加設定する。また、各種検査装置の検査結果
に対応する振分方向、振分優先順位の設定項目も追加設
定する。さらに、制御装置5には、上記機器の駆動機構
と、上記機器の検査センサとが接続され、物品検知セン
サ6を最上流検査機器の搬入側に設ければよい。図13
(A)、図13(B)に実施形態の外観を示す。この図
において8は重量検査機器であり、9は金属検査機器で
ある。また81は搬送装置1への物品Yの搬入タイミン
グを調整するコンベアである。
【0039】[他の実施形態] (a)前記第一の実施形態では、制御装置5を本装置本
体に内蔵していたが、制御装置5を外部機器に配置して
も良い。その場合、各種駆動信号を外部機器から受信
し、各種センサからの信号を外部に送信すればよい。 (b)前記第一、第二の実施形態では、搬送装置1上流
に検査機器を設けたが、上流に計量機器を設け、前記計
量機器で計量した計量値を基に価格を算出し、前記価
格、計量値を印字情報としてラベルに印字し、印字され
たラベルを物品Yに貼り付けても良い。その場合、パラ
メータ記憶手段55に物品Yの単価を設定する項目を追
加し、前記単価と前記計量値で価格を算出すれば良い。
また、前記計量機器と重量検査機器とは機能的に同じで
あるため、1台の機器で兼用することも可能である。 (c)前記第一、第二の実施形態では、各種タイミング
を設定する必要があったが、搬送スピード、物品サイ
ズ、搬送方向寸法を基に自動設定させても良い。例え
ば、搬送スピードと搬送方向寸法がわかれば、振分装置
の配置位置と振分駆動機構の動作スピードが既知のた
め、振分タイミングを自動的に算出できる。具体的に
は、物品検知位置から振分位置までの距離を搬送スピー
ドで割れば物品Yが搬送位置に到達するまでの時間が算
出できる。そして、振分駆動機構を始動させてから振分
プレートが振分位置に到達するまでのタイムラグも既知
であるため、前記算出された時間から、前記タイムラグ
を引けば振分タイミングが算出できる。同様に、搬送ス
ピードと搬送方向寸法と物品サイズの高さと、上貼位置
がわかれば、自動上貼装置の配置及び上貼貼付駆動機構
の動作スピードが既知のため、上貼タイミングを自動的
に算出できる。下貼タイミングも、搬送スピードと搬送
方向寸法と下貼位置を基に算出可能である。 (d)前記第一、第二の実施形態では、振分装置を一台
で説明したが、振分装置を複数用いることで、いわゆる
多段階振分動作を行ってもよい。その場合は、パラメー
タ記憶手段55の各種検査機器に対応する振分方向の設
定に、振り分ける場所を記憶させるようにすればよい。
例えば第一振分装置の振分場所を1,2、第二振分装置
の振分場所を3,4と取り決め、その取り決めた数字を
前記振分方向に設定すればよい。また、搬送装置1の停
止も振分場所の1つに含めることも可能である。さら
に、振分方向を一カ所に集中させることも可能である。 (e)前記第一、第二の実施形態では、各種検査機器に
対応する振り分け方向のみ、設定対象としたが、検査の
結果、正常品を振り分けの対象に設定してもよい。その
場合は、パラメータ記憶手段55の設定項目に正常品に
振分方向および、振分優先順位の項目を追加設定すれば
よい。 (f)前記第一、第二の実施形態では、パラメータ記憶
手段55に上貼印字情報と下貼印字情報を設定していた
が、前記各印字情報は各印字装置が印字する都度、もし
くは各印字情報が変更する都度に制御装置5の作業メモ
リで生成しても良い。その場合はパラメータ記憶手段5
5にラベルレイアウト情報、ラベルサイズ、価格、添加
物、ポップ広告、印字色等ラベルに印字する情報を設定
項目として設定しても良い。また、ラベルレイアウト情
報、ラベルサイズ、価格、添加物、ポップ広告、印字色
等ラベルに印字する情報を別記憶装置に設定し、いわゆ
るリレーショナルデーターベースのように、物品コード
でパラメータ記憶手段55とリンクさせ、各印字情報を
生成しても良い。また、上記の場合、自動上貼装置2と
自動下貼装置3の作動を判断できなくなるが、その場合
は、パラメータ記憶手段55に自動上貼装置2と自動下
貼装置3の動作可否を設定する項目を設定すれば良い。
振分装置4の動作判断についてもパラメータ記憶手段5
5に動作可否を設定する項目を設定する事も可能であ
る。 (g)振分装置4の振分プレート40を図14で示すよ
うに複数用いることで、振り分けスピードが向上する。
つまり図14(A)のように振分プレート40aの正反
対位置に振分プレート40bを設ける。まず、図14
(A)の状態で右方向に振り分ける場合は振分プレート
40aが右方向に移動し、物品Yを振り分けた後、図1
4(B)の位置で停止する。次に、左方向に振り分ける
場合は、図14(C)に示すように、振分プレート40
aが左方向に移動し、物品Yを振り分けた後、図14
(A)の位置で停止する。また、図14(B)の状態か
ら、次の物品Yも右方向に振り分ける場合は、図14
(D)に示すように、振分プレート40bが搬送面上に
現れ、振分プレート40bがさらに右方向に移動し、物
品Yを振り分けた後、図14(B)の振分プレート40
aの位置で停止する。前記動作を繰り返すことで第一、
第二の実施例で示す場合に比べ約1/2の時間で振り分
け処理が可能になる。この場合、振り分け方向や、振り
分け順序によって、振分タイミングが異なるが、異なる
時間差は既知のため、振分制御手段54で自動調整すれ
ば良い。 (h)前記第一、第二の実施形態では、検査結果の良否
で判断していたが、検査の設定を範囲で設定する場合も
ある。たとえば、重量検査の判別は軽量、正量、過量の
3段階で検査される。もしくは、重量ランクを設定した
ランク振り分け等が行われる。そのため、(a)と組み
合わせることで実施も可能である。 (i)前記第一、第二の実施形態では、振り分け方向を
特定していたが振り分け方向を振り分け条件に合わせて
各々設定可能にしておけばより柔軟な対応が可能にな
る。例えば金属不良振分方向が右、金属不良かつ重量不
良の振り分けの場合は左と設定する場合である。この場
合はパラメータ記憶手段55に組み合わせた不良の場合
の振り分け方向の項目を設けるとか、別途組み合わせた
条件テーブルを設け参照するようにしてもよい。 (j)前記第一、第二の実施形態では、搬送される物品
Yを予め物品コードで呼び出し設定していたが、他の上
流装置から物品コードを受信し、搬送される物品Yが頻
繁に変化するようないわゆるランダムチェックに適用さ
せることも可能である。また、その場合物品Yにバーコ
ードを添付しておき、上流の搬送経路途中で読み込ませ
てもよい。 (k)前記第一、第二の実施形態では、振分装置を振り
分けプレートにて振り分け動作を行わせていたが、いわ
ゆるエアー式振分装置、アーム式振分装置、プッシャー
式振分装置等で実現しても良い。 (l)前記第一、第二の実施形態では、物品検知センサ
を透過式光電管で構成していたが、物品Yを検知できる
センサであればよく、反射式光電管、超音波式検知セン
サ等で実現してもよい。 (m)ラベル貼付装置の構成については、前記実施形態
の構成に限定されない。例えば、ラベルをエアによって
吹き付けてトレーに貼り付けるタイプの装置でも本発明
に適用できる。 (n)前記第一、第二の実施形態では、搬送装置をロー
ラーコンベアとしたが、ローラーコンベアの代わりに、
平ベルトコンベアや丸ベルトコンベアを用いても良い。 (o)前記第一、第二の実施形態では、装置の配置関係
上タイミング設定を、下貼タイミング < 上貼タイミ
ング < 振分タイミングとしたが、自動下貼装置3の
ラベル貼付部311を自動上貼装置2のほぼ下部に配置
する事により、 下貼タイミング ≒ 上貼タイミング ≦ 振分タイミ
ング とすることができる。その場合、本実施例で示す振分装
置と自動下貼装置の構成では実現が困難であるが、振分
装置をアーム式振分、自動下貼装置をエアー貼付式など
で構成すれば良い。つまり、各装置の動作を各々の装置
が阻害しない装置構成を用いれば良い。 (p)本実施例の自動下貼装置3で説明した第2ラベル
搬送ローラ323を、図15(A)で示す構造にするこ
とも可能である。つまり、ローラーの長軸中央近傍で、
ラベル搬送ベルト324間に対応する部分の径を他の部
分の径より小さくする。この構造にすることで、ラベル
受け渡しの際に、ラベルZと第2ラベル搬送ローラ32
3の接触の可能性を低く押さえることができるため、ラ
ベルZが搬送ローラ323に貼り付く可能性も下がる。
このため、ラベルZが物品Yへムーズに搬送され貼り付
く。さらに、図15(B)の構造、つまりラベル搬送ベ
ルト324が掛け渡される溝部の凹部を深くすること
で、ラベル搬送ベルト324の蛇行を防ぐことができ
る。図15(B)の左部のラベル搬送ベルト324が掛
け渡される溝部は改良前の状態を示し、図15(B)の
右部のラベル搬送ベルト324が掛け渡される溝部は改
良後の状態を示す。図示しているtは前記左溝部と前記
右溝部の深さの差を示す。また、図15(B)の323
aで示す溝部端面の処理を面取り処理、もしくはバス仕
上げ等の処理をするとなおいっそう良い。 (q)自動下貼装置3の構造を、図16(A)で示すよ
うに、第2ラベル搬送ローラ323の半径を小さくする
ことで、剥離棒307と同様の効果を得ることができ、
ラベルZの貼付効果が上がる。また、第2ラベル搬送ロ
ーラ323の近傍平行で搬送方向下流に巻込防止ローラ
ーを設置する事で、ラベルZの巻き込み防止効果を得る
こともできる。さらに図示しないが、該巻込防止ローラ
ーを長軸方向に分割し、表面処理をフッ素加工等により
ラベルが付着しない処理をすれば、いっそうよい。ま
た、図16(B)で示すように第2ラベル搬送ローラ3
23の近傍にローラーを設け、各々と、第1ラベル搬送
ローラ322にラベル搬送ベルト324を掛け渡し、物
品Y下面部と平行面を形成すれば、貼付効果が向上す
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係るラベル貼付振分装置で
は、同時並行処理できるラベル貼付処理と、振り分け処
理を行う装置を同一スペースに配置しているため、スペ
ースの有効活用が可能になる。請求項2に係るラベル貼
付振分装置では、ラベル貼付装置が上貼りもしくは、下
貼りまたは上下貼り装置になっているため、ユーザーの
要望に対応したラベル貼付位置へラベルを貼り付けるこ
とが可能になる。請求項3に係るラベル貼付振分装置で
は、1つの物品検知信号を基に自動ラベル貼付装置と振
分装置が制御されるため、各装置個別の始動タイミング
発生装置を設ける必要がない。請求項4に係るラベル貼
付振分装置では、本装置内に各種装置を制御する装置を
設け、さらに処理する物品毎に各種装置の動作パラメー
タを設定できるため、各装置の連動処理がより密接に容
易に行える。請求項5に係るラベル貼付振分装置では、
さらに外部の検査機器の検査結果に応じて振分方向の指
定が可能なため、より柔軟な自動振分処理が可能にな
り、後工程の処理がスムーズに行える。請求項6に係る
ラベル貼付振分装置では、各種検査機器が内蔵されてい
るため、物品検査処理とラベル貼付処理と振分処理のさ
らなる自動効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるラベル貼付振分装置
の正面図。
【図2】ラベル貼付振分装置の搬送装置の平面図。
【図3】ラベル貼付振分装置の上貼装置の側面図。
【図4】上貼装置の上貼貼付機構の断面側面部分図。
【図5】ラベル貼付振分装置の下貼装置の断面側面図。
【図6】下貼装置のラベル搬送コンベアの平面図。
【図7】ラベル貼付振分装置の制御ブロック図。
【図8】ラベル貼付振分装置のフローチャート。
【図9】自動上貼装置のフローチャート。
【図10】自動下貼装置のフローチャート。
【図11】振分装置のフローチャート。
【図12】パラメータ記憶手段55の構成。
【図13】第二の実施形態によるラベル貼付振分装置の
正面図。
【図14】他の実施形態による振り分け動作の説明図。
【図15】他の実施形態によるラベル搬送コンベアの部
分図。
【図16】他の実施形態によるラベル搬送コンベアの断
面側面図。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 自動上貼装置 3 自動下貼装置 4 振分装置 5 制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を搬送する搬送装置と、前記搬送装置
    上の前記物品にラベルを貼り付けるラベル貼付装置と、
    前記搬送装置上の前記物品を複数の搬送経路に振り分け
    る振分装置と、を有することを特徴とするラベル貼付振
    分装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のラベル貼付振分装置におい
    て、ラベル貼付装置が前記物品の上部、もしくは下部、
    または、上下両部にラベルを貼り付けるラベル貼付装置
    であることを特徴とするラベル貼付振分装置。
  3. 【請求項3】請求項1、もしくは請求項2に記載のラベ
    ル貼付振分装置において、前記ラベル貼付振分装置の上
    流側に前記物品を検知する物品検知センサが設けられて
    いることを特徴とするラベル貼付振分装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3記載の何れかのラベ
    ル貼付振分装置において、前記搬送装置の動作パラメー
    タと、前記ラベル貼付装置の動作パラメータと、前記振
    分装置の動作パラメータとを前記物品毎に記憶するパラ
    メータ記憶手段と、各動作パラメータに基づいてそれぞ
    れの装置を制御する制御手段を有することを特徴とする
    ラベル貼付振分装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のラベル貼付振分装置におい
    て、前記振分装置が上流側に設けられた物品検査機器か
    らの情報に基づいて前記物品を所定方向に振り分けるこ
    とを特徴とするラベル貼付振分装置。
  6. 【請求項6】請求項4もしくは、請求項5記載のラベル
    貼付振分装置において、前記搬送装置の前段に前記検査
    機器を有することを特徴とするラベル貼付振分装置。
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