JP2001301951A - 搬送装置及びそれを備えた包装値付け装置 - Google Patents

搬送装置及びそれを備えた包装値付け装置

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JP2001301951A
JP2001301951A JP2000119923A JP2000119923A JP2001301951A JP 2001301951 A JP2001301951 A JP 2001301951A JP 2000119923 A JP2000119923 A JP 2000119923A JP 2000119923 A JP2000119923 A JP 2000119923A JP 2001301951 A JP2001301951 A JP 2001301951A
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conveying
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Nagatoshi Yamada
修稔 山田
Yoichi Kuwabara
陽一 桑原
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の形状や大きさが異なる場合でも、その
許容範囲を大きく拡大して90度転向動作の確実性を向
上させ、しかも構造が簡単な搬送装置を提供し、また、
前記搬送装置を備えて作業性に優れたストレッチ包装機
など包装値付け装置を提供すること。 【解決手段】 第1コンベア10及び第2コンベア20
を直列状に連接し、略矩形体の物品G’を第1コンベア
から第2コンベアの下流側へ搬送しながら当該物品の向
きを90度回転させるようにした搬送装置において、前
記第1コンベア10は、速度差のある2種のコンベア1
0a,10bを搬送方向に対し並設して構成されてい
る。この第2コンベア20は、第1コンベアの搬送方向
に対し速度の高いコンベア10b側から速度の低いコン
ベア10a側へ向けて所定角度傾斜した搬送方向を有
し、この第2コンベアの搬送下流側の側面には、物品
G’の側面位置を規制するガイド部材30を配設したこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送装置、詳しくは
略矩形状(直方形状)のトレイに収容した生鮮食品など
の商品を、搬送中に向き(姿勢)を90度回転させる機
能を備えた方向転換(転向)機能付き搬送装置、特に、
商品をストレッチ包装部により包装した後にラベル貼付
をするために転向させる搬送装置、及び該装置を備えた
包装値付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、包装値付け装置のように、前段
に配置するストレッチ包装機等の包装機と後段に配置す
るラベル貼付器との間で、商品などの物品を搬送中に、
当該物品の向きを90度転向させることが必要な場合が
ある。その場合に使用される転向機能付き搬送装置とし
て、従来、2台のコンベアを直角に配置して両コンベア
の搬送方向を直交させる第一例、搬送路中にターンテー
ブルを配設し、搬送途上で物品を前記ターンテーブルに
載せ回転させる第二例、搬送途上にストッパーを配設し
該ストッパーに物品の前端部の右側あるいは左側を突き
当てて回転させる第三例が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
一例においては、物品の転向と同時に搬送方向も変更さ
れてしまうため、前段および後段に配設する包装機やラ
ベル貼付器等の作業機を直線状に配置できず、設置場所
が制限されてしまう不具合がある。また、第二例におい
ては、搬送路中にターンテーブルを設けるので構造が複
雑かつコスト高になるとともに、ターンテーブル上で搬
送が一旦停止するため搬送時間がかかり、しかもターン
テーブルへ物品を搬入・搬出する動作制御が複雑になる
不具合がある。さらに、第三例は、構造が比較的簡単で
あるものの、特別な工夫をしない限り、物品の大きさが
略一定のものしか適用することができず、しかも、物品
の位置がばらついた場合には確実に向きを変更すること
ができない不具合がある。
【0004】また、本出願人は、前記従来不具合を解消
せんとして、第1コンベア及び第2コンベアを直列状に
連接し、その接合部を搬送方向に対して傾斜させるとと
もに両コンベアに速度差をもたせることにより、物品を
90度回転させる搬送装置を提案した(特願平11−2
46680号)。しかしながら、この先提案の装置にお
いても、物品の形状や大きさにより回転角度が一定せ
ず、90度転向動作の確実性について必ずしも十分では
なかった。そのため、包装値付け装置においては、包装
済みの物品を横長姿勢で搬送しその一端部にラベル貼付
を行うので、物品の幅に合わせた位置へラベル貼付器を
移動させる機構(例えば、特開平9−77034号参
照)を必要とするなど構造複雑であった。
【0005】本発明は上記従来事情に鑑みその不具合を
解消して、物品の形状や大きさが異なる場合でも、その
許容範囲を大きく拡大して90度転向動作の確実性を向
上させ、しかも構造が簡単な転向機能付き搬送装置を提
供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、
前記搬送装置を備えて作業性に優れたストレッチ包装機
など包装値付け装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る本発明は、第1コン
ベア及び第2コンベアを直列状に連接し、略矩形体の物
品を第1コンベアから第2コンベアの下流側へ搬送しな
がら当該物品の向きを90度回転させるようにした搬送
装置において、前記第1コンベアは、速度差のある2種
のコンベアを搬送方向に対し並設して構成され、前記第
2コンベアは、第1コンベアの搬送方向に対し速度の高
いコンベア側から速度の低いコンベア側へ向けて所定角
度傾斜した搬送方向を有し、この第2コンベアの搬送下
流側の側面には、物品の側面位置を規制するガイド部材
を配設したことを特徴とする。上記物品は、略矩形体す
なわち前後長に対し横幅が長い直方形状からなる物品、
例えば長方形状のトレイに収容された生鮮食品等の物品
であり、該物品の向きを、例えば左右方向に長い横長状
態から前後方向へ長い縦長状態に転向するものである。
【0007】上記本発明によれば、第1コンベア上へ手
動又は機械的に搬入された物品は、第1コンベア上で速
度の高いコンベア(以下、高速コンベアという)側の部
分が、他方の速度の低いコンベア(以下、低速コンベア
という)側より先行して搬送されることにより傾斜した
状態で第2コンベア上へ移行し、次いで第2コンベアに
より傾斜状態のままガイド部材に向けて搬送される。そ
して、第2コンベア上で物品の後行側前端部(ガイド部
材側の前端部)が先にガイド部材に当接するが、さらに
物品がガイド部材へ向けて搬送されるので、物品の他側
部もガイド部材へ当接して、当該物品は、その向きを9
0度転向するとともに側面位置が規制すなわちガイド部
材位置へ幅寄せされた状態となり、ガイド部材に沿って
第2コンベアの前方へ移行して排出される。なお、転向
後の物品は、第2コンベアの前方、すなわち第2コンベ
アの搬送方向に対して傾斜する方向へ排出されるので、
好ましくは、物品が当接するガイド部材のガイド面は、
排出方向へ駆動される可動面とする。
【0008】上記第1コンベアへは大小あるいは軽重各
種の物品が搬入されるが、その場合に、第1コンベアの
高速コンベアと低速コンベアとの速度差を調整すること
によっても物品を傾斜させることが可能である。しか
し、物品の横幅が大きい広幅物品の場合には、傾斜角度
が不足することがあるので別な構造により解決すること
が好ましい。そのためには、上記ガイド部材側であっ
て、かつ第1コンベアの低速コンベアの下流端近傍に、
搬送面上へ突出する突当て部材を配設し、第1コンベア
により搬送される広幅物品の前縁一端部が前記突当て部
材に当接するようにする(請求項2)。
【0009】また、第1コンベア上で搬送速度差により
物品を確実に傾斜させるためには、搬入される物品の幅
中心と第1コンベアの中心とを一致させることが好まし
く、そのために、上記第1コンベアより上流側の搬送路
に、物品の中心を基準位置に合わせるセンタリング手段
を設ける(請求項3)。上記センタリング手段は、搬入
される物品が包装を必要としないもの又は包装済みの物
品が手動により搬入される場合には、上記第1コンベア
の直前に配置した搬送路に配設すればよい。一方、上記
搬送装置がストレッチ包装部に組み込まれる場合のよう
に、該包装部から排出される包装済みの物品が第1コン
ベア上に搬入される場合は、一般に包装部の物品搬入路
に配設されているセンタリング手段を兼用するようにし
てもよい(請求項4)。
【0010】上記搬送装置の具体的な使用形態は、包装
値付け装置に組み付けたもの、すなわち、略矩形体の物
品をストレッチフィルムにより自動包装して包装済み物
品を排出するストレッチ包装部と、該包装部の排出側に
連接される前述したの搬送装置と、この搬送装置の下流
端に連接され前記物品に対応する値付けラベルを発行し
て包装済み物品に貼付するラベル貼付部とを備えた包装
値付け装置である(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明すると、図1及び図2は、包装値付けラインに
搬送装置を組み込んだ包装値付け装置WPの概要を示
し、詳しくは、ストレッチ包装部A、搬送装置B、ラベ
ル貼付部Cを直線的ラインに配置した包装値付け装置W
Pを例示する。包装値付け装置WPは、スーパーマーケ
ットや小売店のバックヤード等に設置して使用され、そ
のストレッチ包装部Aにおいて、トレイに生鮮食品等を
収容した略矩形体の物品(以下、商品という)Gをスト
レッチフィルムで自動包装し、その包装済み商品G’が
搬送装置Bを介してラベル貼付部Cへ搬送され、該貼付
部Cにおいて包装済み商品G’にラベルを自動貼付する
ものである。
【0012】すなわち、ストレッチ包装部Aは、搬入コ
ンベアにより構成される搬入路1に商品Gを横長状態で
載せると、該商品Gが、センタリング機構2によりセン
タリングされるとともに商品Gの横幅サイズが検出され
る。また、搬入路1に設けた計量器3によって商品Gの
重量が検出された後に商品Gが包装機A’内へ搬入され
る。そして、その包装機A’において、引き出し張架さ
れたストレッチフィルムに向けて前記商品Gを突き上げ
該フィルムの四周囲を商品底面に折り込み、かつシール
する。なお、上記ストレッチ包装部Aの包装手段は周知
である。この包装された商品G’は、包装機A’の搬出
部4から排出されて搬送装置Bへ搬入され、この搬送装
置Bにより搬送される間に、商品G’の向きが後述する
ように90度転向されてラベル貼付部Cへ移送される。
なお、搬送装置Bへ搬入される包装済み商品G’は、前
記センタリング機構2によりセンタリングされているの
で、商品G’の幅中心と搬送装置Bとのセンタリングが
完了している。ラベル貼付部Cは、搬送コンベアにより
構成される搬送路5上に二つのラベル貼付器C1,C2
を並設するとともに搬送路5下にラベル貼付器C3を配
設した場合を例示している。
【0013】ラベル貼付器C1は値付けラベラーであっ
て、前記計量器3により検出された商品Gの重量データ
に基づいて演算された価格をプリセットされている商品
データ、すなわち商品名、単価等と共に印字した値段ラ
ベルを印字発行して商品G’の上面に貼付する。ラベル
貼付器C2はPOPラベラーであって、POPラベルを
印字発行して商品G’の上面に貼付する。ラベル貼付器
C3はバーコードラベラーであって、商品Gに関するバ
ーコードラベルを印字発行して商品G’の底面に貼付す
るものである。なお、上記ラベル貼付器C2,C3を配
設するか否かは自由であり、また、ラベル貼付器C3を
省略してラベル貼付器C1によりバーコード付きの値段
ラベルを発行することも任意である。
【0014】次に上記搬送装置Bの詳細を図2及び図3
に基づいて説明する。搬送装置Bは、上記包装機A’の
前部に配置され、包装機A’の排出部4と略同等高さの
基台9上に、第1コンベア10及び第2コンベア20を
前後方向へ直列に配設するとともに、その第2コンベア
20の一側にガイド部材30及び突当て部材40を配設
して構成される。
【0015】第1コンベア10は、前後に間隔をおいて
駆動軸11a,11bと回転軸12a,12bを回転自
在に軸承し、その駆動軸11a,11bは同軸上に配置
されるが二分割されており、同様に、回転軸12a,1
2bも同軸上分割しており、その駆動軸11aと回転軸
12a、駆動軸11bと回転軸12bにそれぞれ無端ベ
ルト13a,13bを2本ずつ巻回させて形成する。す
なわち、第1コンベア10は、ベルトコンベア10a,
10bを搬送方向に対し左右に並設して構成される。
【0016】ベルトコンベア10aは、前記駆動軸11
aにモータM1を連係して駆動し、ベルトコンベア10
bは、前記駆動軸11bにモータM2を連係して駆動す
るとともに、その両モータM1,M2を独立して駆動制
御することによって、左右のベルトコンベア10a,1
0bの搬送速度に速度差をもたせるようにする。具体的
には、左側すなわちガイド部材30側のベルトコンベア
10aより、右側のベルトコンベア10bの搬送速度を
速く設定するものであり、便宜上、ベルトコンベア10
aを低速コンベアとし、ベルトコンベア10bを高速コ
ンベアとする。
【0017】上記第1コンベア10は、前記低速コンベ
ア10aと高速コンベア10bとの速度差により、商品
G’の高速コンベア10b側すなわち右側を先行させて
搬送し、商品G’を傾斜状態にして第2コンベア20へ
移行させる。その場合の低速コンベア10aと高速コン
ベア10bとの速度差は、通常は、高速コンベア10b
の搬送速度を低速コンベア10aの搬送速度の1.25
倍程度に設定して、略45度の商品G’の傾斜状態が得
られるようにする。なお、上記コンベア10a,10b
の速度差は、好ましくは、前記センタリング機構2、計
量器3により検出された商品G’の横幅サイズや重量に
応じて自動的に変更調整するようにする。また、商品
G’の傾斜角度を調整するようにすることもよく、それ
ら調整操作は自動制御に限らず、ボリューム調整等によ
るマニュアル操作とすることもよい。
【0018】また、第1コンベア10は、低速コンベア
10a及び高速コンベア10bを、それぞれ無端ベルト
13a,13bをそれぞれ2本づつ配して構成している
が、各1本の無端ベルトにより構成することもよく、さ
らにベルトコンベアに代えてローラコンベアを使用する
ことも任意である。上記低速コンベア10a及び高速コ
ンベア10bを各複数本で構成する場合には、内側の搬
送面、例えばベルト13a’及び13b’を外側搬送面
より低くして、商品G’の両側部のみが外側のベルト1
3a及び13bに接触するようにすることにより、商品
G’を確実に傾斜させることができる。さらに、上記第
1コンベア10を低速側から高速側へ多段的に搬送速度
を高めるようにし、それにより、横幅サイズの異なる商
品G’であっても該商品G’の傾斜角度を略均一にする
ことが可能である。
【0019】第2コンベア20は、略正方形状の水平面
内に複数のローラ21,21…を傾斜状に配列して構
成、すなわち、傾斜状ローラコンベアを配設して構成さ
れる。複数のローラ21,21…は、その一側面に配置
した前記ガイド部材30側へ向けて商品G’を搬送する
ように傾斜した状態、換言すれば、前記第1コンベア1
0の搬送方向に対し高速コンベア10bから低速コンベ
ア10aヘ向けて所定角度傾斜した状態(図1において
右上り)に配置するとともに、各ローラを等間隔かつ平
行に配列して第2コンベア20を構成したものである。
上記ローラ21の傾斜角度は任意に設定できるが、狭い
スペースで機能性を高めるため好ましくは45度に設定
し、したがって正方形の対角線に位置するローラを中心
にして長短対称なローラを用いて配列する。
【0020】上記ローラ21,21…は、その一つのロ
ーラ21aに駆動用のモータM3を連係させて回転する
ようにし、該ローラ21aに隣接するローラ21,21
…にタイミングベルト22,22…を順次に連結して各
ローラ21a,21,21…が等速かつ同方向へ回転す
るようにしたものである。
【0021】ガイド部材30は、商品G’の転向を助成
するとともに該商品Gの幅方向位置を一定にするための
もので、前記第2コンベア20の搬送下流側の側面、す
なわち図3中、第2コンベア20の下側面に衝立状に配
置される。このガイド部材30は、固定面を形成する衝
立であってもよいが、商品搬送をスムーズならしめるた
めに可動面状とする。すなわち、複数のガイドローラ3
1を前後に間隔をおいて回転自在に植設するとともに、
それらガイドローラ31,31…の外側面に無端状の駆
動ベルト32接合させて配設し、該駆動ベルト32の駆
動により、各ガイドローラ31がそれぞれ商品G’を前
方へ搬送するように回転する。
【0022】上記駆動ベルト32は、前記第2コンベア
20の駆動に連動して回動するようにする。具体的に
は、第2コンベア20の一つのローラ、例えば、ガイド
部材30の前端内側に位置するローラ21bにプーリ3
4aがベルト伝動された回動転換機構34及びそれに連
係するタイミングベルト35を、駆動ベルト32の駆動
側プーリ33に連結せしめる(図3参照)。それによ
り、第2コンベア20の駆動時に同期して、前記回動転
換機構34及びタイミングベルト35を介し駆動ベルト
32が回転して、ガイドローラ31,31…が回転す
る。なお、ガイド部材30側に、第2コンベア20の駆
動とは独立して駆動ベルト32を回転させる駆動源を設
けることもよく、また、ガイド部材30として、前記ガ
イドローラ31に代えてベルトコンベアとすることもよ
く、さらに抵抗の小さな壁面であれば固定状の衝立とす
ることもよい。
【0023】上記ガイド部材30は、第2コンベア20
の側面前半部に配置した場合を例示し、このガイド部材
30と前記第1コンベア10の低速コンベア10aとの
間には、突当て部材40を配設する。突当て部材40
は、前記低速コンベア10aの下流端部に起立状突出す
る障壁部材であって、図においては、それぞれ回転自在
なローラ41,41…を複数本配列した場合を例示す
る。
【0024】この突当て部材40は、前記ガイド部材3
0の後端に大きな段差なく連続するように配列するとと
もに後端部を僅かに内側寄りとした傾斜状に配置させ
て、第2コンベア20上へ移行した商品G’がスムーズ
にガイド部材30へ移行するようにしている。すなわ
ち、突当て部材40は、後端のローラ41aで商品G’
が当接する突当て機能を有するばかりでなく、全体とし
てガイド部材30へのガイド面としても機能するもので
ある。
【0025】なお、図1において符号50は、ラベル貼
付部Cの表示操作部(コンソール)を示し、この表示操
作部50はラベル貼付部Cの制御部60に含まれ、該制
御部60に前記搬送装置Bが組み込まれた場合を例示
し、その電気的構成図を図4に示す。なお、制御部60
は、通信用INFを介して前記包装機A’の動作制御部
70と接続され相互に交信するようにしており、各制御
部60,70マイクロコンピュータで構成されるCPU
(中央処理装置)61,71により制御される。図4に
おけるROM62は、CPU61が実行する制御プログ
ラムが格納されており、RAM63には、商品Gに関す
る各種データを記憶しておく商品ファイル(PLUファ
イル)や、トレイに関する各種データを記憶しておくト
レイファイルなどのファイル領域を有する。
【0026】上記表示操作部50は、各種指令及びデー
タを入力するとともに、その入力した指令やデータ、又
はRAM63に記憶されているデータ又は包装機の動作
状況を表示する他、各種操作、エラーメッセージが文字
及び図形で表示されるようになっている。そして、作業
開始時に表示操作部50を操作することにより、前記商
品ファイルからトレイデータ、商品名、単価など所定の
商品データを読み出し包装機A’の制御部70ヘ送信し
て、ストレッチ包装部A、搬送装置B及びラベル貼付部
Cを作動させる。
【0027】而して、上記ストレッチ包装部A、搬送装
置B及びラベル貼付部Cの一連の包装値付け動作は前述
したとおりであるが、特に搬送装置Bの動作について図
5〜図9により説明する。ストレッチ包装部Aのセンタ
リング機構2によってセンタリングされ、包装器A’に
より包装された商品G’は、搬出部4から第1コンベア
10上へ搬入される(図5参照)。この第1コンベア1
0上ヘ搬入された商品G’は、高速コンベア10b側の
右側部分が低速コンベア10a側より先行して搬送され
るので、所定角度(図では、略45度を例示する)に傾
斜した状態で第1コンベア10の下流端に到達する(図
6参照)。
【0028】次いで、第1コンベア10から第2コンベ
ア20上へ移行した商品G’は、該コンベア20の搬送
動作により、傾斜状態のままガイド部材30のガイドロ
ーラ31,31…に向けて搬送される(図7参照)。そ
して、第2コンベア20上で商品G’の後行側前端部
(左側の前端部)が先にガイドローラ31,31…に当
接するが、さらに商品G’が第2コンベア20により搬
送されるので、商品G’の他側部もガイドローラ31,
31…へ当接する方向へ回転して(図7参照)、当該商
品G’は、その向きを90度転向して側面がガイドロー
ラ31,31…へ幅寄せされた状態となる(図8参
照)。
【0029】その後、ガイドローラ31,31…に幅寄
せされた商品G’は、該ガイドローラ31,31…の回
転により、その幅寄せ状態を維持しながらガイドローラ
31,31…に沿ってラベル貼付部Cの搬送路5へ排出
され(図8参照)、前述したとおりラベル貼付器C1,
C2,C3により値段ラベル等が自動貼付される。
【0030】次に、商品が横幅サイズの大きな商品G
a’が第1コンベア10へ搬入された場合には、それが
低速コンベア10a及び高速コンベア10bの速度差に
よっても下流端に至るまでに所定角度の傾斜が得られな
い場合を図9に示す。すなわち、その場合には、商品G
a’の左側前端が突当て部材40の後端ローラ41aに
突き当たり一旦停止するが、その間にも他側が高速コン
ベア10bに搬送されるので当該商品Ga’は強制的に
傾斜し、その傾斜状態で第2コンベア20へ移行する。
その後は、前述したと同様に、第2コンベア20上を搬
送されガイドローラ31,31…により幅寄せされた状
態でラベル貼付部Cへ搬送される。
【0031】なお、上記実施の形態においては、搬送装
置の前段にストレッチ包装機を配置し、後段にラベル貼
付器を配置した包装値付け装置の場合を説明したが、本
発明の搬送装置にあっては、ストレッチ包装機を省略す
ることも任意であり、またラベル貼付器に代えて、計量
及びラベル貼付を行う計量値付け機を配置すること、あ
るいは商品の転向を必要とする他の作業機を配置するこ
とも自由である。
【0032】
【発明の効果】本発明の搬送装置によれば、搬入された
物品を先ず第1コンベアによりある程度の角度に傾斜さ
せ、次いで、その物品を第2コンベアにより傾斜状態の
ままガイド部材に当接させて回転させるので、物品の搬
送を停止させることなく、確実に物品の向きを90度転
向させることができるとともに、物品の形状や大きさ等
がことなる場合でもその許容範囲を拡大することがで
き、しかも装置はきわめて簡単な構成である。特に、請
求項2によれば、物品が広幅であり第1コンベアのみで
は物品を傾斜させることが困難な場合でも、該物品を突
当て部材に当接させることにより確実に傾斜させること
ができ、転向動作の確実性をより高めることができる。
【0033】また、請求項3によれば、センタリング手
段によって、搬入される物品の横幅が違っても該物品の
中心を、第1コンベアの中心、すなわち速度差のある2
種のコンベアの境界位置に確実に一致させることができ
るので、第1コンベア上で物品を確実に傾斜させること
ができる。そして、請求項4によれば、ストレッチ包装
部に装備されたセンタリング手段を利用して既に物品の
センタリングが完了しているので、第1コンベアの直前
にセンタリング手段を設ける必要がなく装置構成を簡素
化できる。
【0034】また、請求項5記載の包装値付け装置によ
れば、ストレッチ包装された物品を横長から縦長状態に
転向し、かつガイド部材により幅寄せした状態でラベル
貼付部へ搬送するので、幅の異なる物品、例えば商品
「さんま」をトレイの収容した物品であっても、ラベル
貼付器を移動させることなく、該物品の一定した位置に
ラベルを貼付することができる。しかも、搬送装置の第
1コンベアと第2コンベアが直列上に連接されており、
それにストレッチ包装部及びラベル貼付部を直線上に連
接できるので、包装値付け装置を直線的加工ラインに構
成することができ配置スペース上も有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装値付け装置の概要を示す平面図
である。
【図2】 図1の搬送装置及びラベル貼付部を拡大した
側面図である。
【図3】 図1の搬送装置を拡大した一部切欠せる平面
図である。
【図4】 本発明の搬送装置の電気的構成図である。
【図5】 包装済み商品が包装機から第1コンベアへ搬
入される状態を説明する搬送装置の平面図である。
【図6】 第1コンベア上で商品が傾斜する状態を説明
する同平面図である。
【図7】 第2コンベア上で商品を搬送する状態を説明
する同平面図である。
【図8】 商品の転向動作が完了した状態を説明する同
平面図である。
【図9】 横幅サイズの大きい商品が搬入された場合の
傾斜動作を説明する同平面図である。
【符号の説明】
A:ストレッチ包装部 A’:包装機
B:搬送装置 C:ラベル貼付部 G:商品
G’:包装済み商品 2:センタリング機構 10:第1コンベア 10a:低速コンベア
10b:高速コンベア 20:第2コンベア 30:ガイド部材
40:突当て部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E051 AA08 BA12 EA05 FB02 JA07 KA03 KB03 LB05 3E095 AA19 CA03 DA66 DA72 DA81 DA82 EA23 EA26 EA36 FA17 3F081 AA43 BC01 BC05 BE04 BE08 CA31 CC08 CC12 DA02 DA12 EA14 FA02 FB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コンベア及び第2コンベアを直列状
    に連接し、略矩形体の物品を第1コンベアから第2コン
    ベアの下流側へ搬送しながら当該物品の向きを90度回
    転させるようにした搬送装置において、 前記第1コンベアは、速度差のある2種のコンベアを搬
    送方向に対し並設して構成され、 前記第2コンベアは、第1コンベアの搬送方向に対し速
    度の高いコンベア側から速度の低いコンベア側へ向けて
    所定角度傾斜した搬送方向を有し、 この第2コンベアの搬送下流側の側面には、物品の側面
    位置を規制するガイド部材を配設したこと、 を特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記ガイド部材側であって、かつ第1コ
    ンベアの速度の低いコンベアの下流端近傍に、搬送面上
    へ突出する突当て部材を配設し、第1コンベアにより搬
    送される広幅物品の前縁一端部が前記突当て部材に当接
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第1コンベアより上流側の搬送路
    に、物品の中心を基準位置に合わせるセンタリング手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の搬送装置におい
    て、上記第1コンベアの前段に、前記物品をストレッチ
    フィルムにより自動包装するストレッチ包装部が配設さ
    れ、該包装部から前記第1コンベア上に包装済みの物品
    が排出されるとともに、前記包装部の物品搬入路に物品
    のセンタリング手段を設けたことを特徴とする搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 略矩形体の物品をストレッチフィルムに
    より自動包装して包装済み物品を排出するストレッチ包
    装部と、該包装部の排出側に連接される前記請求項1又
    は2記載の搬送装置と、この搬送装置の下流端に連接さ
    れ前記物品に対応する値付けラベルを発行して包装済み
    物品に貼付するラベル貼付部とを備えた包装値付け装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510944A (ja) * 2006-11-29 2010-04-08 レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー サイドガード付き傾斜ローラ型ベルトコンベヤ
CN108100395A (zh) * 2017-12-18 2018-06-01 合肥超凡快递咨询有限公司界首营业部 一种物流包裹自动打标装置
EP3326940A3 (en) * 2016-11-28 2018-10-17 Bbhs A/S A conveyor system comprising an aligner for aligning items

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