JP2512595B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2512595B2
JP2512595B2 JP10567090A JP10567090A JP2512595B2 JP 2512595 B2 JP2512595 B2 JP 2512595B2 JP 10567090 A JP10567090 A JP 10567090A JP 10567090 A JP10567090 A JP 10567090A JP 2512595 B2 JP2512595 B2 JP 2512595B2
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正彦 渡辺
惠昭 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、商品払出位置の配置が横方向に沿って異る
複数の商品貯蔵部と、販売指令に基づいて前記商品払出
位置から払出された商品を当該商品払出位置の払出方向
下手側で待機している搬送体に受止めて、その商品払出
位置よりも高位置の商品取出位置に向けて搬送する商品
搬送機構とが設けられ、前記商品搬送機構が、前記搬送
体を前記各商品払出位置に対応する待機位置に沿って駆
動移動させていずれかの前記商品払出位置から払出され
た商品を搬送する横搬送経路と前記搬送体を上方向に駆
動移動させて商品を搬送する縦搬送経路とが連続するL
字状搬送経路を備えている自動販売機に関する。
〔従来の技術〕
冒記自動販売機は、商品払出位置の配置が横方向に沿
って異る複数の商品貯蔵部から払出される商品を当該商
品の払出位置よりも高位置の商品取出位置に向けて搬送
する商品搬送機構を設けるにあたって、各別に駆動され
る商品搬送機構の複数を商品払出位置の各々に対応させ
て設けるのではなく、払出された商品を受止めて商品取
出位置に向けて搬送する搬送体と、この搬送体を各商品
払出位置に対応する待機位置に沿って駆動移動させて搬
送する横搬送経路とこの搬送体を上方向に駆動移動させ
て搬送する縦搬送経路とが連続するL字状搬送経路とを
備えている単一の商品搬送機構を設けて、いずれの商品
払出位置から払出された商品であっても横搬送経路を駆
動移動される搬送体で受止めて商品取出位置に向けて搬
送できるよう構成し、もって商品搬送構造の簡略化を図
りつつ、商品をL字状搬送経路に沿って円滑に搬送する
ものであるが、従来、L字状搬送経路に沿って駆動移動
される搬送体の全長がある一つの商品払出位置から払出
される商品のみを受止め可能な長さに設定され、商品が
払出されるべき特定の商品払出位置の払出方向下手側に
当該搬送体を予め待機させておいて商品を払出し、L字
状搬送経路に沿って商品取出位置に向けて搬送するよう
構成されている(例えば実開平1−147481号公報参
照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
商品が払出されるべき特定の商品払出位置の払出方向
下手側に対応させて、搬送体を精度良く位置決めする必
要があり、制御機構が複雑化する欠点がある。
この欠点を解決するには、例えば搬送体の搬送方向に
沿う全長を、商品払出位置の払出方向下手側に待機して
いる待機位置で任意の商品払出位置から払出される商品
を受止め可能な長さに設定しておくことが考えられる
が、この搬送体を縦搬送経路に沿って駆動移動させるに
は大きな移動空間を確保する必要があり、自動販売機全
体が大型化する欠点が新たに生じる。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、搬
送体構造を工夫することにより、搬送体を商品払出位置
の払出方向下手側に待機させるにあたって、高い位置決
め精度を要さず、しかも、搬送体の縦搬送経路に沿って
の移動空間も大きくならない自動販売機を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本発明の特徴構成は、冒記自
動販売機において、 A.前記搬送体の搬送方向に沿う全長が、前記商品払出位
置の払出方向下手側に待機している待機位置で任意の前
記商品払出位置から払出される商品を受止め可能な長さ
に設定されていること。
B.前記搬送体が、前記横搬送経路で商品を載置搬送する
載置搬送面が形成されている載置搬送部材の搬送方向後
端側に、前記縦搬送経路で商品を持上搬送する持上搬送
面が形成されている持上搬送部材を連結して構成されて
いること。
C.前記載置搬送部材は前記L字状搬送経路に沿って屈曲
しながら駆動移動される可撓性の帯状に構成されている
こと。
D.前記持上搬送部材は、その持上搬送面を前記載置搬送
部材の載置搬送面側に向けて、その持上搬送面が搬送方
向に対して後傾する後傾姿勢と前記後傾姿勢よりも搬送
方向に前傾して前記縦搬送経路で商品を持上搬送可能な
持上姿勢とに亘って揺動自在に連結されていること。
E.前記横搬送経路に沿って前記後傾姿勢で駆動移動され
てきた前記持上搬送部材の姿勢を前記持上姿勢に変更し
て、その持上姿勢で前記縦搬送経路に沿って駆動移動さ
せる姿勢変更機構が設けられていること。
F.前記姿勢変更機構は、前記縦搬送経路に沿って設けら
れるカム面と、前記持上搬送部材に連設されるカムフォ
ロアーとを設けて構成され、前記カムフォロアーの前記
カム面に対する接当位置が、前記持上搬送部材の前記載
置搬送部材側に対する連結位置よりも搬送方向上手側に
設定されていること。
上記A乃至Fの構成を備えている点にあり、かかる構
成から次の作用効果を奏する。
〔作 用〕
a.前記Aの構成により、搬送体を商品払出位置の払出方
向下手側の一定位置又はほぼ一定位置に待機させておけ
ば、いずれの商品払出位置から商品が払出されても当該
商品を受止めることができる。
b.前記B,C,D,Eの構成により、載置搬送部材の横搬送経
路から縦搬送経路への駆動移動にともなって、当該載置
搬送部材上の商品が、横搬送経路の終端位置近くで、持
上姿勢に姿勢変更される持上搬送部材上にすくい上げら
れるように載せ換えられて搬送される。
c.前記Cの構成により、横搬送経路に沿って商品を載置
搬送した後の載置搬送部材はL字状搬送経路に沿って屈
曲されながら駆動移動されるから、縦搬送経路に沿って
の持上搬送部材による商品の持上搬送時に、搬送体全体
の平面視での占有面積が縮減される。
d.前記Fの構成により、カムフォロアーが持上搬送部材
に引張られる状態でカム面に接当しながら上昇移動す
る。
〔発明の効果〕
前記a,bの作用により、高い位置決め精度を要するこ
となく、任意の商品払出位置から払出される商品を受止
めて商品取出位置に向けて搬送でき、前記cの作用によ
り、搬送体の縦搬送経路に沿っての移動空間も小さくで
きる。
そして前記dの作用により、カムフォロアーが持上搬
送部材に押される状態でカム面に接当しながら上昇移動
するものに比べて、カムフォロアーの移動時のこじれが
少く、持上搬送部材を持上姿勢で円滑に駆動上昇移動さ
せることができる。
請求項2記載の自動販売機は、前記持上搬送部材は、
前記待機位置で、前記持上搬送面が前記商品払出位置の
払出方向上手側に臨み、かつ、その持上搬送面が前記載
置搬送部材側に対する連結位置よりも搬送方向後方に後
傾する後傾姿勢で待機しているから、持上搬送面が搬送
方向に直交又は前傾する姿勢で待機する持上搬送部材を
備えるものに比べて、持上搬送部材の横搬送経路に沿う
移動距離が、その持上搬送面が載置搬送部材に対する連
結位置よりも搬送方向後方に後傾している分だけ短くな
り、その分だけ搬送所要時間を短縮できる。
特に、商品払出位置が横搬送経路直上方に臨んでいる
場合や、断熱等を目的として商品払出位置に扉が設けら
れ、その扉が横搬送経路直上方に亘って揺動するような
場合に、持上搬送面が搬送方向に直交する姿勢で待機す
る持上搬送部材を備えるものに比べて、持上搬送部材が
商品払出口や扉に衝突しない状態で、横搬送経路を商品
払出位置側に近接させて設けることができ、自動販売機
全体の高さを低くして設置スペース上有利になる。
〔実施例〕
第1図乃至第7図は、三個の商品貯蔵部(1)が横方
向に並設されている本体(A)に、扉体(B)が揺動開
閉可能に枢支されてなる自動販売機を示す。
前記商品貯蔵部(1)の各々は、前後方向に並設され
る複数のサーペンタイン式商品貯蔵庫(1a)と、販売指
令に基づいて商品貯蔵部(1)の一つから排出された飲
料等の缶入り商品(C)を商品払出位置としての商品払
出口(2)に向けて滑降案内するシュート(1b)とを設
けて構成されている。
前記商品払出口(2)は各商品貯蔵部(1)毎に各別
に備えられ、横方向に沿って異る位置に配置されてい
る。
前記扉体(B)に、前記商品払出口(2)の一つから
落下して払出された商品(C)を当該商品払出口(2)
の払出方向下手側で待機している搬送体(D1)に受止め
て、その商品払出口(2)よりも高位置に設けられてい
る商品取出位置としての商品取出箱(3)に向けて搬送
する商品搬送機構(E)が設けられている。
前記商品搬送機構(E)は、搬送体(D1),(D2)を
各商品払出口(2)に対応する待機位置に沿って駆動移
動させていずれかの商品払出口(2)から払出された商
品(C)を搬送する横搬送経路(F)と搬送体(D1),
(D2)を上方向に駆動移動させて商品(C)を搬送する
縦搬送経路(G)とが連続するL字状搬送経路を備え、
横搬送経路(F)は搬送方向下手側ほどやや下降する状
態で傾斜している。
前記L字状搬送経路は、上下のスプロケット(S1),
(S2)と5個の案内スプロケット(S3)とに亘ってL字
状に平行に巻掛けられている一対の無端チェーン(4)
間に搬送体(D1),(D2)を連結して構成され、前記搬
送体(D1),(D2)の二つが無端チェーン(4)の巻掛
経路に沿ってほぼ等間隔で設けられている。
尚、案内スプロケット(S3)の各々は、搬送体
(D1),(D2)の駆動移動の邪魔にならないよう片持姿
勢で軸支されている。
前記搬送体(D1),(D2)の各々は、横搬送経路
(F)で商品(C)を載置搬送する載置搬送面(5b)が
形成されている載置搬送部材(5)の搬送方向後端側
に、縦搬送経路(G)で商品(C)を持上搬送する持上
搬送面(6e)が形成されている持上搬送部材(6)を連
結して構成されている。
前記載置搬送部材(5)は、前記一対の無端チェーン
(4)の連結ピン間に亘って連結される樹脂製又はアル
ミ合金製のスラット(5a)を、搬送方向の一定範囲に亘
って複数本並設して、L字状搬送経路に沿って屈曲しな
がら駆動移動可能な可撓性の帯状に構成されている。
前記持上搬送部材(6)は、載置搬送部材(5)の搬
送方向後方に位置している連結ピン間に亘って連結され
ている連結部材(6a)に取付けられるもので、その持上
搬送面(6e)を載置搬送部材(5)の載置搬送面(5b)
側に向けて、その持上搬送面(6e)が搬送方向に対して
後傾する位置と、この位置よりも搬送方向に前傾する位
置とに亘って横軸(6c)まわりで揺動自在に軸支されて
いる。
前記連結部材(6a)にはガイドローラ(6f)が軸支さ
れ、このガイドローラ(6f)を無端チェーン(4)の巻
掛経路に沿って環状に設けたコの字状ガイドレール(1
0)に係入させて、当該連結部材(6a)の前後方向への
倒れを規制している。
前記下スプロケット(S1)に駆動モータ(H)がチェ
ーン連動され、搬送体(D1),(D2)の各々は、駆動モ
ータ(H)の駆動で、一方の搬送体(D1)が商品払出口
(2)の払出方向下手側に待機している待機位置と、持
上搬送部材(6)で持上搬送された商品(C)をシュー
ト(3a)に滑降排出させる搬送終了位置とを順に通過し
ながら一方向に回動移動される。
前記無端チェーン(4)の巻掛経路に沿って、各搬送
体(D1),(D2)の持上搬送部材(6)の姿勢を変更す
る姿勢変更機構が設けられている。
前記姿勢変更機構は、横搬送経路(F)に沿っての持
上搬送部材(6)を姿勢を、持上搬送面(6e)が商品払
出口(2)の払出方向上手側に臨み、かつ、その持上搬
送面(6e)が載置搬送部材(5)に対する連結位置より
も搬送方向後方に後傾する後傾姿勢に変更する第1姿勢
変更機構(7)と、後搬送経路(G)に沿っての持上搬
送部材(6)の姿勢を、持上搬送面(6e)が前記後傾姿
勢よりも搬送方向に前傾されて商品(C)を持上搬送可
能な持上姿勢に変更する第2姿勢変更機構(8)と、搬
送終了位置での持上搬送部材(6)の姿勢を、持上搬送
面(6e)がシュート(3a)に向けて傾め下方に傾斜する
商品排出姿勢に変更する第3姿勢変更機構(9)と、搬
送終了位置から待機位置への復帰回動経路(11)に沿っ
ての持上搬送部材(6)の姿勢を、持上搬送面(6e)が
移動方向にほぼ沿う折畳姿勢に変更する第4姿勢変更機
構(12)とを設けて構成されている。
前記第1姿勢変更機構(7)は、持上搬送部材(6)
の遊端側に回転自在に軸支される第1ローラ(7a)とこ
の第1がローラ(7a)が転動する第1レール(7b)とを
設けて構成され、第1レール(7b)は、下スプロケット
(S1)よりも搬送方向上手側の位置から横搬送経路
(F)の終端近くの位置に亘って延設されている。
前記第2姿勢変更機構(8)は、持上搬送部材(6)
に揺動自在に枢支されるカムフォロアー(8b)と、この
カムフォロアー(8b)に軸芯した第2ローラ(8a)がL
字状搬送経路側から接当する第1カム面(8c)とを設け
て構成され、第1カム面(8c)は横搬送経路(F)の終
端近くから縦搬送経路(G)に沿って延設されている。
前記カムフォロアー(8b)は、その第2ローラ(8a)
が持上搬送部材(6)の連結部材(6a)に対する連結位
置よりも搬送方向上手側の位置で第1カム面(8c)に接
当するようバネ付勢され、カムフォロアー(8b)に設け
た軸部材を、連結部材(6a)に揺動自在に軸支した規制
部材(6b)の長孔に係入させて、カムフォロアー(8b)
の持上搬送部材(6)に対する相対揺動範囲を規制して
いる。
従って、カムフォロアー(8b)は、横搬送経路(F)
の終端近くまでは第2ローラ(8a)がそのバネ付勢力で
搬送方向前方側に突き出る姿勢で移動し、第2ローラ
(8a)が第1カム面(8c)に接当するとバネ付勢力に抗
して搬送方向後方側に後退する。
前記第3姿勢変更機構(9)は、無端チェーン(4)
を下向きに巻掛けて持上搬送部材(6)をシュート(3
a)側に近接させながら上昇移動させる移動経路(9a)
と、第1カム面(8c)に連続する第2カム面(9b)とを
設けて構成され、第2カム面(9b)は、持上搬送部材
(6)の前記移動経路(9a)に沿っの上昇移動時に当該
持上搬送部材(6)の商品排出姿勢への姿勢変更を許容
するよう第2ローラ(8a)を案内する。
前記第4姿勢変更機構(12)は、持上搬送部材(6)
に軸支した第3ローラ(12b)をコの字状ガイドレール
(10)に連設した第2レール(10a)に接当させて当該
持上搬送部材(6)の外向きの倒れを規制する第1規制
機構(13a)と、持上搬送部材(6)に軸支した第4ロ
ーラ(12a)を第3レール(12c)に接当させて当該持上
搬送部材(6)の内向きの倒れを規制する第2規制機構
(13b)とを設けて構成され、第2レール(10a)は復帰
回動経路(11)に沿ってほぼL字状に延設けされ、第3
レール(12c)は復帰回動経路(11)のうちの上下方向
部分に沿って延設されている。
前記搬送体(D1),(D2)の各々は、その搬送方向に
沿う全長が前記待機位置において任意の商品払出口
(2)から払出される商品(C)を受止め可能な長さに
設定されている。
即ち、搬送体(D1),(D2)のいずれか一方(D1)は
その待機位置において、第1図に示すように、載置搬送
部材(5)が横搬送経路(F)始端側の商品払出口
(2)の一部と横搬送経路(F)終端側の商品払出口
(2)との払出方向下手側に亘る姿勢で待機しており、
持上搬送部材(6)が横搬送経路(F)始端側の商品払
出口(2)の払出方向下手側で、持上搬送面(6e)を払
出方向上手側に臨む上向き後傾姿勢で待機していて、こ
れら三つの商品払出口(2)のいずれから払出された商
品(C)であっても載置搬送部材(5)又は持上搬送部
材(6)で受止め可能に構成されている。
次に、待機位置に位置している搬送体(D1)で受止め
られた商品(C)の搬送動作を順に説明する。
第1図に示すように、商品(C)が商品払出口(2)
の払出方向下手側に待機していた一方の搬送体(D1)に
受止められると駆動モータ(H)が駆動され、搬送体
(D1)はその載置搬送部材(5)をL字状搬送経路に沿
って屈曲させながら搬送終了位置に向けて駆動移動され
る。
持上搬送部材(6)上に受止められた商品(C)は、
当該持上搬送部材(6)上或いは載置搬送部材(5)上
に落下して当該載置搬送部材(5)上で載置搬送され
る。
商品(C)が載置搬送部材(5)で載置搬送される場
合、横搬送経路(F)の終端又は終端近くまで搬送され
てきた商品(C)は、後続して移動してくる持上搬送部
材(6)に載せ換えられるまでの間、その位置で載置搬
送面(5b)に対して転動或いは摺動しながら待機する。
横搬送経路(F)終端近くに移動してきた持上搬送部
材(6)は、その移動経路が縦搬送経路(G)に変更さ
れるにともなって、載置搬送面(5b)上を転動或いは摺
動している商品(C)をその持上搬送面(6e)ですくい
上げて当該持上搬送面(6e)上に載せ換える。
そして、第2図に示すように、持上搬送部材(6)は
その自重及び持上搬送面(6e)上の商品(C)の重量で
搬送方向後方側の下向きに揺動し、同時に、第1カム面
(8c)に接当したカムフォロアー(8b)がバネ付勢力に
抗して下向きに揺動されるが、持上搬送部材(6)とカ
ムフォロアー(8b)との相対揺動範囲が規制部材(6b)
で規制されているから、持上搬送部材(6)は第2姿勢
変更機構(8)の作用で縦搬送経路(G)に沿って持上
姿勢に保持され、商品(C)が持上搬送される。
縦搬送経路(G)に沿って上昇移動してきた持上搬送
部材(6)は、第3図に示すように、第3姿勢変更機構
(9)の作用で商品排出姿勢に姿勢変更されて搬送終了
位置に停止し、持上搬送面(6e)上の商品(C)がシュ
ート(3a)に向けて滑降排出される。
尚、持上搬送部材(6)は、当該持上搬送部材(6)
の上昇位置を検知する接触式センサー(I)からの出力
信号に基づいて停止されるものであるが、検知すべき上
昇位置を持上搬送部材(6)の実際の停止位置よりも搬
送方向上手側に設定して、駆動モータ(H)停止後の慣
性による移動距離を考慮してある。
商品(C)の滑降排出が完了すると駆動モータ(H)
が再び駆動され、他方の搬送体(D2)が待機位置に到達
するまで駆動移動されて第1図と同様の相対位置で停止
する。
従って、一方の搬送体(D1)が商品(C)を搬送して
いるとき、他方の搬送体(D2)は第4姿勢変更機構(1
2)で折畳姿勢に保持されて復帰回動経路(11)に沿っ
て駆動移動される。
〔別実施例〕
イ.カムフォロアーは持上搬送部材に固定されていても
良い。
ロ.帯状の載置搬送部材としては、一対の無端チェーン
間に一定範囲に亘って連結されるスラットから構成され
るものに限定されず、樹脂、ゴム、布等で構成される一
連の帯板、或いは駆動回動される無端帯板であっても良
い。
ハ.商品搬送機構としては、一つの搬送体をL字状搬送
経路に沿って往復駆動移動させるものであっても良い。
ニ.商品払出位置の配置が横方向に沿って異る構成とし
ては、実施例で示した複数の商品払出口を並設して構成
されるものに限定されず、一連の横長の商品払出口を設
けて、その商品払出口の長手方向の異る位置から商品が
払出されるよう構成されていても良い。
ホ.持上搬送部材は、その搬送体が商品払出位置の払出
方向下手側に待機している位置で、持上搬送面が搬送方
向前方側に向けて前傾していても良い。
ヘ.持上搬送部材は、その搬送体が商品払出位置の払出
方向下手側に待機している位置で、その払出方向下手側
よりも搬送方向後方側に位置していて、いずれの商品払
出位置から払出された商品も載置搬送部材で受止められ
るものであっても良い。
ト.各実施例で示した構成を適宜組合せて実施しても良
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る自動販売機の実施例を示し、第1図
乃至第3図は要部正面図、第4図は要部側面図、第5図
は第1図のV−V線矢視図、第6図は一部切欠全体正面
図、第7図は概略断面側面図である。 (1)……商品貯蔵部、(2)……商品払出位置、
(3)……商品取出位置、(5)……載置搬送部材、
(5b)……載置搬送面、(6)……持上搬送部材、(6
e)……持上搬送面、(8)……姿勢変更機構、(8b)
……カムフォロアー、(8c)……カム面、(C)……商
品、(D1),(D2)……搬送体、(E)……商品搬送機
構、(F)……横搬送経路、(G)……縦搬送経路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品払出位置(2)の配置が横方向に沿っ
    て異る複数の商品貯蔵部(1)と、販売指令に基づいて
    前記商品払出位置(2)から払出された商品(C)を当
    該商品払出位置(2)の払出方向下手側で待機している
    搬送体(D1),(D2)に受止めて、その商品払出位置
    (2)よりも高位置の商品取出位置(3)に向けて搬送
    する商品搬送機構(E)とが設けられ、前記商品搬送機
    構(E)が、前記搬送体(D1),(D2)を前記各商品払
    出位置(2)に対応する待機位置に沿って駆動移動させ
    ていずれかの前記商品払出位置(2)から払出された商
    品(C)を搬送する横搬送経路(F)と前記搬送体
    (D1),(D2)を上方向に駆動移動させて商品(C)を
    搬送する縦搬送経路(G)とが連続するL字状搬送経路
    を備えている自動販売機において A.前記搬送体(D1),(D2)の搬送方向に沿う全長が、
    前記商品払出位置(2)の払出方向下手側に待機してい
    る待機位置で任意の前記商品払出位置(2)から払出さ
    れる商品(C)を受止め可能な長さに設定されているこ
    と。 B.前記搬送体(D1),(D2)が、前記横搬送経路(F)
    で商品(C)を載置搬送する載置搬送面(5c)が形成さ
    れている載置搬送部材(5)の搬送方向後端側に、前記
    縦搬送経路(G)で商品(C)を持上搬送する持上搬送
    面(6e)が形成されている持上搬送部材(6)を連結し
    て構成されていること。 C.前記載置搬送部材(5)は前記L字状搬送経路に沿っ
    て屈曲しながら駆動移動される可撓性の帯状に構成され
    ていること。 D.前記持上搬送部材(6)は、その持上搬送面(6e)を
    前記載置搬送部材(5)の載置搬送面(5c)側に向け
    て、その持上搬送面(6e)が搬送方向に対して後傾する
    後傾姿勢と前記後傾姿勢よりも搬送方向に前傾して前記
    縦搬送経路(G)で商品(C)を持上搬送可能持上姿勢
    とに亘って揺動自在に連結されていること。 E.前記横搬送経路(F)に沿って前記後傾姿勢で駆動移
    動されてきた前記持上搬送部材(6)の姿勢を前記持上
    姿勢に変更して、その持上姿勢で前記縦搬送経路(G)
    に沿って駆動移動させる姿勢変更機構(8)が設けられ
    ていること。 F.前記姿勢変更機構(8)は、前記縦搬送経路(G)に
    沿って設けられるカム面(8c)と、前記持上搬送部材
    (6)に連設されるカムフォロアー(8b)とを設けて構
    成され、前記カムフォロアー(8b)の前記カム面(8c)
    に対する接当位置が、前記持上搬送部材(6)の前記載
    置搬送部材(5)側に対する連結位置よりも搬送方向上
    手側に設定されていること。 上記A乃至Fの構成を備えていることを特徴とする自動
    販売機。
  2. 【請求項2】前記持上搬送部材(6)は、前記待機位置
    で、前記持上搬送面(6e)が前記商品払出位置(2)の
    払出方向上手側に臨み、かつ、その持上搬送面(6e)が
    前記載置搬送部材(5)側に対する連結位置よりも搬送
    方向後方に後傾する後傾姿勢で待機している請求項1記
    載の自動販売機。
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