JP2002114366A - 振分装置 - Google Patents

振分装置

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JP2002114366A
JP2002114366A JP2000307128A JP2000307128A JP2002114366A JP 2002114366 A JP2002114366 A JP 2002114366A JP 2000307128 A JP2000307128 A JP 2000307128A JP 2000307128 A JP2000307128 A JP 2000307128A JP 2002114366 A JP2002114366 A JP 2002114366A
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JP2000307128A
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English (en)
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Masatsugu Nakado
賢嗣 中堂
Masaki Nakajima
雅喜 中島
Atsushi Takahashi
淳 高橋
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振分アームを駆動軸に対して着脱容易とする
ことで、様々な形状の物品に適用することができると共
に、より良好な清掃性を実現することができる振分装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 駆動軸83の上端部に、第2振分アーム
85の基端部を支持する連結部材89を固定し、該連結
部材89に連設されたフック部89eと、第2振分アー
ム85における物品受止面85cの基端部近傍の内側面
に取り付けられた連結錠92の本体92aとを係合させ
ることにより、第2振分アーム85を駆動軸83に連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送途中の物品を
搬送経路上において、正常品と不良品等に振り分ける振
分装置に関し、物品選別技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、食肉、魚介等の生鮮食料品や惣
菜、弁当等の調理加工食品等の多くは、通常トレー等に
収容され、ストレッチ包装機等によってフィルムで包装
されたのちに、重量検査等の品質検査が行われる。そし
て、包装された物品は、この検査に基づいて、例えば正
常品と不良品とに振り分けられるようになっている。そ
の場合、包装機で包装された物品を出荷作業部等に搬送
するコンベア等の搬送経路上に振分装置が設置され、該
振分装置によって、商品の搬送過程中に、物品の重量を
計量する重量検出器による検査結果に基づいて、例えば
不良品については搬送経路外に排出し、正常品について
はそのまま通過させることにより、物品が振り分けられ
るようになっている。そして、上記不良品は、重量の過
不足の修正等が行われ、出荷作業部に搬送されることに
なる。
【0003】この種の振分装置としては、実開平2−7
226号公報に開示されたものがある。この装置は、振
分アームに固定された駆動軸がエアシリンダのロッドに
リンクプレートを介して連結され、エアシンダの駆動あ
るいは非駆動によって上記振分アームを上記2方向のい
ずれかの方向に揺動させることで、搬送される物品を2
方向に振り分けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な振分アーム式の振分装置においては、振分アームは物
品に接触するので、物品の種類によっては該物品の一部
が上記振分アームの表面に付着することがある。特に、
物品が生鮮食料品等の場合には、付着物から雑菌が繁殖
する虞があるので、衛生面で問題が生じることがあっ
た。また、振分アームに付着した付着物が、次の振分時
に振分アームと物品との接触により該物品に混入するこ
とが考えられるので、衛生面での新たな問題が生じるこ
とがあった。
【0005】そのため、上記振分アームを駆動軸から適
宜取り外して清掃することが必要になるが、通常この種
の振分装置においては、振分アームと駆動軸とが溶接や
ネジ止め等により強固に固定されているので、振分アー
ムの取り外し作業は面倒であり、場合によっては、振分
アームを取り外すことなく、その表面を拭いて清掃する
に留まることがあった。
【0006】また、内容物あるいは形態の異なる物品が
搬送されると、適正に振り分けるため、これら物品に応
じた振分アームへの交換が必要となるが、この場合にお
いても上記理由により、従来の振分装置では迅速に対応
できないという別なる問題が生じることがあった。
【0007】そこで、本発明は、以上のような現状に鑑
み、振分アームを駆動軸に対して着脱容易とすることに
よって、様々な形態の物品に適用することができると共
に、より良好な清掃性を実現することができる振分装置
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の各発明は次のように構成したことを特徴とす
る。
【0009】まず、本願の請求項1に記載の発明(以
下、第1発明という)は、搬送手段により搬送される物
品を、揺動する振分アームによって側方に振り分ける振
分装置において、上記振分アームを、該振分アームを駆
動する駆動手段に対して着脱自在としたことを特徴とす
る。
【0010】次に、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明という)は、上記第1発明において、駆動手段に、
振分アームの基端部を支持する連結部材を固定してお
り、該連結部材と上記振分アームの基端部とに跨って、
これら両者を連結する着脱機構を設けたことを特徴とす
る。
【0011】上記のように構成することにより、本願各
発明によればそれぞれ次の作用が得られる。
【0012】まず、上記第1発明によれば、振分アーム
は、その駆動手段に対して着脱自在とされているので、
振分アームを容易に取り外すことができるようになる。
したがって、該振分アームや振分装置等の取扱性や清掃
性等が改善され、良好な衛生状態を保つことができる。
【0013】そして、上記第2発明によれば、駆動手段
に、振分アームの基端部を支持する連結部材が固定され
ており、該連結部材と上記振分アームの基端部とに跨っ
て、これら両者を連結する着脱機構が設けられているの
で、該着脱機構を介することにより着脱作業は一層容易
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
振分装置を図面に基づき説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、この振分装置
1は物品の搬送ライン上に配置されている。すなわち、
例えば該搬送ラインの上流側には、トレーに収容された
惣菜等の物品Xをフィルム等で包装するストレッチ包装
機(図示せず)が配置され、その包装された物品Xを下
流側へ搬送する取込コンベア2と、該商品Xを搬送しな
がらその重量を検出する計量コンベア3とが、架台4上
に配設されている。そして、上記計量コンベア3の下流
に上記振分装置1が配置されている。また、上記取込コ
ンベア2と計量コンベア3との側面視奥方に、操作盤5
が備えられている。
【0016】上記取込コンベア2には、下流側に駆動ロ
ーラ21、上流側に従動ローラ22が設けられ、これら
ローラ21,22がサイドフレーム23,23間に回転
自在に架設されている。さらに、上記ローラ21,22
間には、搬送用ベルトとしての平ベルト24が巻き掛け
られている。そして、該平ベルト24は、駆動ローラ2
1が図示しないモータ及び動力伝達機構を介して駆動さ
れることにより、物品Xを矢印a方向に搬送する。
【0017】また、計量コンベア3には、下流側に駆動
ローラ31、上流側に従動ローラ32が設けられ、これ
らローラ31,32がサイドフレーム33,33間に回
転自在に架設されている。さらに、上記ローラ31,3
2間には、搬送用ベルトとしての平ベルト34が巻き掛
けられている。そして、該平ベルト34は、駆動ローラ
31が図示しないモータ及び動力伝達機構を介して駆動
されることにより、物品Xを矢印aと同方向に搬送す
る。
【0018】さらに、上記計量コンベア3は、ロードセ
ル等で構成される重量検出器35を有し、該重量検出器
35によって計量コンベア3上に搬送されてくる物品X
の重量を計量するようになっている。
【0019】また、上記操作盤5には、重量検出器35
で計量された物品Xの重量等が画面表示される表示部5
1と物品X等を指定する操作部52とが備えられ、そし
て、非常停止スイッチを兼ねた主電源スイッチ53が設
けられている。さらに、操作盤5には、例えば、重量検
出器35による計量データ等を必要に応じて印字出力す
るプリンタ54が備えられている。
【0020】そして、本発明の特徴部である上記振分装
置1は、架台61の上部に設けられたフレーム62上
に、計量コンベア3から受け渡される物品Xを下流側に
搬送する搬送機構63と重量検出器35による計量結果
に応じて物品Xを振り分ける振分機構64とが配置され
ている。
【0021】そこで、図3及び図4に基づいて、上記振
分装置1について詳しく説明する。
【0022】まず、上記搬送機構63には、上流側に駆
動ローラ71、下流側に従動ローラ72が設けられ、こ
れらローラ71,72がサイドフレーム73,73間に
回転自在に架設されている。そして、上記ローラ71,
72間には、搬送用ベルトとしての平ベルト74が巻き
掛けられている。
【0023】また、上記搬送機構63の上流側下方に
は、モータ75が配設されている。このモータ75の回
転は、ギアボックス76の出力軸76aに伝達され、該
出力軸76aと同軸に組み付けられたプーリ77と、上
記駆動ローラ71と同軸に組み付けられたプーリ78と
の間にタイミングベルト79が巻き掛けられている。上
記モータ75が駆動することによって平ベルト74が走
行し、該平ベルト74上に載置された物品Xが上流側か
ら下流側へ搬送されるようになっている。
【0024】そして、上記振分機構64には、フレーム
62の下流側、且つ、搬送機構63の左右両側方に、そ
れぞれパイプ部材81(図3に一方のみ図示)に挿通さ
れて駆動軸82,83が立設されており、左右一対の第
1、第2振分アーム84,85が該駆動軸82,83に
揺動自在に支持されている。そして、両振分アーム8
4,85が共に図4における右側の第2振分アーム85
のように、搬送機構63の側方に退避することにより、
該搬送機構63で搬送される物品Xが矢印bで示す下流
方向に素通りし、一方、いずれかの振分アーム84また
は85が、図4における左側の第1振分アーム84のよ
うに、搬送機構63の上方に進出することにより、該搬
送機構63で搬送される物品Xが上記振分アーム84ま
たは85で受け止められ、そしてこの状態で、振分アー
ム84または85が再び搬送機構63の側方の退避位置
に戻ることにより、上記物品Xが例えば矢印cまたはd
で示すように、当該振分装置1の側方に排出されるよう
になっている。その場合、第1振分アーム84は重量不
足の不良品を搬送経路外(矢印c参照)に排出する際に
揺動し、第2振分アーム85は重量過剰の不良品を搬送
経路外(矢印d参照)に排出する際に揺動するようにな
っている。
【0025】次に、上記第1、第2振分アーム84,8
5を上記退避位置と物品受止位置との間で往復揺動運動
させる機構について説明する。なお、該機構は、各振分
アーム84,85において同様の構成とされているの
で、ここでは右側の第2振分アーム85を例にとって説
明する。
【0026】まず、上記フレーム62内の側方に、第2
振分アーム85を揺動する駆動源としてのシリンダ86
が配設されており、該シリンダ86のロッド86aの先
端部に、リンクプレート87の一端が連結されている。
そして、このリンクプレート87の他端は、上記駆動軸
83の下端部近傍に固定され、これにより、上記シリン
ダ86のロッド86aが進出あるいは退避するように駆
動されると、リンクプレート87を介して駆動軸83が
回動し、それに伴って第2振分アーム85が該駆動軸8
3を中心に往復揺動運動をするようになる。
【0027】なお、上記シリンダ86はエア駆動され、
フレーム62の下方に、図示しないエア配管から圧縮エ
アを所定圧力で供給するレギュレータ88(図1参照)
が配設されている。
【0028】次に、上記第1、第2振分アーム84,8
5と駆動軸82,83とに跨って設けられた着脱機構に
ついて説明する。なお、該機構は、各振分アーム84,
85において同様の構成とされているので、ここでは右
側の第2振分アーム85を例にとって説明する。
【0029】上記駆動軸83の上端部で、且つ、搬送機
構63の平ベルト74の上側走行面より若干上方に、横
断面が略コ字状とされた第2振分アーム85が、連結部
材89を介して着脱自在に取り付けられている。該連結
部材89は駆動軸83の上端部に固定されており、固定
部位から延設された上側面89aと下側面89bとを有
している。さらに、第2振分アーム85の上側面85a
と下側面85bとが上記連結部材89を挟むように、該
振分アーム85は水平方向から駆動軸83に連結される
ようになっている。
【0030】また、該振分アーム85の上側面85a及
び下側面85bの内側には、複数のピン90,90,9
1,91が固設され、一方、連結部材89の上側面89
aと下側面89bとには、これらピン90,90,9
1,91と係合するように切込部89c,89c,89
d,89dが設けられている。そして、第2振分アーム
85における物品Xを受け止める物品受止面85cの基
端部近傍の内側面には、連結錠92の本体92aが取り
付けられ、一方、連結部材89には、該本体92aと係
合可能にフック部89eが連設されている。
【0031】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。なお、第1、第2振分アーム84,85の作用は同
様であるので、ここでは右側の第2振分アーム85を例
にとって説明する。
【0032】まず、第2振分アーム85は、通常、図4
に示すように、搬送機構63の側方の退避位置にあり、
このとき、シリンダ86はそのロッド86aを退避させ
た状態にある。
【0033】そして、上流側装置より取込コンベア2に
搬入された物品Xがさらに計量コンベア3に受け渡され
ると、重量検出器35による重量検査が行われる。
【0034】重量検査が行われたのち、物品Xは計量コ
ンベア3から矢印aで示すように振分装置1に受け渡さ
れる。その場合、該物品Xが所定の目標重量に対して所
定の許容範囲内にある正常品である場合には、シリンダ
86は駆動しないので、第2振分アーム85は退避位置
に保持される。これにより、上記正常品は搬送機構63
に備えられた平ベルト74上に載置されて搬送されたの
ち、矢印bで示す下流方向に排出される。
【0035】一方、上記物品Xが所定の目標重量に対し
て所定の許容範囲外にある不良品、例えば、重量が過剰
の不良品である場合には、シリンダ86はロッド86a
を進出させるように駆動するので、リンクプレート87
を介して駆動軸83が所定方向に所定角度だけ回動す
る。該駆動軸83が回動すると、この駆動軸83に連結
部材89を介して取り付けられた第2振分アーム85
は、駆動軸83を中心に揺動し、搬送機構63の側方に
退避した位置から、図4に示す第1振分アーム84のよ
うに、搬送機構63の上方に進出したところ、つまり物
品受止位置で停止する。
【0036】そして、重量検出器35からの不良品の判
定のあった物品Xが搬送されてくるまでの期間中、第2
振分アーム85はこの物品受止位置で待機したのち、該
不良品が所定の位置まで搬送されてきた時点で、再びシ
リンダ86はロッド86aを退避させるように駆動する
ので、リンクプレート87を介して駆動軸83は所定方
向に所定角度だけ回動し、第2振分アーム85を今度は
退避位置方向に揺動復帰させる。これにより、不良品は
図4において矢印dで示すように、搬送機構63の側方
に排出されることになる。
【0037】なお、第1振分アーム84は、重量検出器
35による計量値が許容範囲に対して不足である不良品
である場合に、上記に準じて揺動され、該不良品は図4
において矢印cで示すように、搬送機構63の側方に排
出されることになる。
【0038】ここで、右側の第2振分アーム85を例に
とって着脱動作を説明すると、まず、第2振分アーム8
5を駆動軸83から取り外す場合には、第2振分アーム
85に取り付けられた連結錠92の本体92aと、連結
部材89に連設されたフック部89eとの係合を解除し
たうえで、第2振分アーム85に固設されたピン90,
90,91,91と、連結部材89に設けられた切込部
89c,89c,89d,89dとの係合を解除するこ
とで、第2振分アーム85は連結部材89から容易に取
り外される。これにより、取り外された上記第2振分ア
ーム85は丸洗いが可能となり、清掃性が向上すること
になる。
【0039】そのうえで、連結部材89の上部は、第2
振分アーム85の上側面85aで覆われているので、連
結部材89上への塵埃等の堆積が防止されるようにな
る。したがって、一層清掃性が向上することになる。
【0040】また、第2振分アーム85を駆動軸83に
連結する場合には、第2振分アーム85に固設されたピ
ン90,90,91,91と、連結部材89に設けられ
た切込部89c,89c,89d,89dとを係合させ
たうえで、第2振分アーム85のに取り付けられた連結
錠92の本体92aと、連結部材89に連設されたフッ
ク部89eとを係合させることで、第2振分アーム85
は連結部材89に容易に、しかも強固に連結されるよう
になる。そして、この構成により、駆動軸83の回動
は、連結部材89を介して第2振分アーム85に確実に
伝達されるようになる。
【0041】なお、上記実施の形態においては、第1、
第2振分アーム84,85は、搬送機構63の両側方に
退避しており、不良品が搬送される都度、いずれかの振
分アーム84または85が搬送機構63の上方に進出す
るように構成されていたが、図5に示すように、例え
ば、搬送方向に対して幅が狭い物品X′を振り分ける場
合には、両振分アーム84,85の初期位置を、搬送機
構63の上方の所定位置(図5中、実線で示す)に進出
させた位置とすることにより、両振分アーム84,85
の上記所定位置から物品受止位置(同じく、鎖線で示
す)までの移動時間の短縮、つまり、振分動作のスピー
ドアップを図ることがある。なお、両振分アーム84,
85の先端間の間隔は、上記物品X′を素通りさせるに
十分な距離とされている。
【0042】このような場合であっても、上記両振分ア
ーム84,85は、上記着脱機構を介して駆動軸82,
83からそれぞれ容易に取り外すことができるので、例
えば、上記搬送機構63をフレーム62から取り外すこ
とが容易となる。したがって、清掃性が向上することに
なる。
【0043】また、上記実施の形態においては、一対の
第1、第2振分アーム84,85を用いていたが、例え
ば、重量不足の不良品のみ振り分けるように、搬送機構
63の一側方に1個の振分アーム、つまり、第1振分ア
ーム84のみを配置してもよい。
【0044】そして、上記実施の形態においては、不良
品の判定のある物品Xが搬送されてくると、上記いずれ
かの振分アーム84または85が、物品受止位置まで進
出したのち停止し、当該不良品が所定の位置まで搬送さ
れてきた時点で再び退避位置方向に揺動復帰することに
より、この不良品を搬送機構63の側方に排出していた
が、上記いずれかの振分アーム84または85が、物品
受止位置で不良品を受け止めたのちも該位置に留まるこ
とにより、この不良品をいずれかの振分アーム84また
は85に沿わせて搬送機構63の側方に排出するように
してもよい。
【0045】その場合、例えば、上記不良品が重量過剰
の不良品であるとすると、第2振分アーム85は、該不
良品とは異なる物品X、つまり、正常品もしくは重量不
足の不良品が搬送されてこない期間中、上記物品受止位
置に留まるので、振分機構64の動作の効率化が図られ
ることになる。
【0046】次に、本発明のその他の実施の形態に係る
振分装置、とりわけ振分アームと駆動軸との間に設けら
れた着脱機構について、図面に基づき説明する。
【0047】まず、図6に、横断面が略コ字状とされた
振分アーム185の基端部側内方に、基端部から水平方
向に突出する凸部193aを有すると共に、該凸部19
3a先端に常に外方に向く付勢力を有する複数の板バネ
194…194が取り付けられたブロック部材193が
固定され、一方、駆動軸183の上端部に、上記凸部1
93aを介して振分アーム185を挿抜自在に支持する
穴部189aが設けられた連結部材189が固定された
構成を示す。なお、上記凸部193aと穴部189aと
には、回り止めのためのセレーション(図示せず)が設
けられている。
【0048】上記構成において、振分アーム185を駆
動軸183に連結する場合は、上記凸部193aの先端
に取り付けられた板バネ194…194を圧縮すること
により、凸部193aを連結部材189に設けられた穴
部189aに水平方向から挿入し、一方、振分アーム1
85を駆動軸183から取り外す場合は、上記板バネ1
94…194を再び圧縮することにより、上記凸部19
3aを上記穴部189aから水平方向に引き抜くので、
着脱作業は容易となる。そして、上記連結ののちは、板
バネ194…194の外方に向く付勢力により、揺動時
に振分アーム185に作用する遠心力に抗して、振分ア
ーム185は駆動軸183に対して強固な連結状態を保
持することになる。
【0049】次に、図7に、横断面が略コ字状とされた
振分アーム285の下側面285bの基端部側に、下方
に突出する凸部293aを有するブロック部材293が
固定され、一方、駆動軸283の上端部に、上記凸部2
93aを介して振分アーム285を挿抜自在に支持す
る、上方に向かって開口した凹部289gが設けられた
連結部材289が固定された構成を示す。なお、上記凸
部293aと凹部289gとには、回り止めのためのセ
レーション(図示せず)が設けられている。
【0050】上記構成において、振分アーム285を駆
動軸283に連結する場合は、上記凸部293aを連結
部材289に設けられた凹部289gに垂直方向から挿
入し、一方、振分アーム285を駆動軸283から取り
外す場合は、上記凸部293aを上記凹部289gから
垂直方向に引き抜くので、着脱作業は容易となる。そし
て、連結部材289の上部は、振分アーム285により
覆われているので、該連結部材289上への塵埃等の堆
積が防止されるようになる。したがって、清掃性が向上
することになる。
【0051】さらに、図8に、横断面が略コ字状とされ
た振分アーム385の基端部側内方に、下方に向かって
開口する凹部393bが形成されたブロック部材393
が固定され、一方、駆動軸383の上端部に、上記凹部
293bを介して振分アーム385を挿抜自在に支持す
る上方に突出した凸部389hを有する連結部材389
が固定された構成を示す。なお、上記凹部393bと凸
部289hとには、回り止めのためのセレーション(図
示せず)が設けられている。
【0052】上記構成において、振分アーム385を駆
動軸383に連結する場合は、上記凹部293bに、連
結部材389に設けられた凸部289hが進入するよう
に振分アーム385を垂直方向から挿入し、一方、振分
アーム385を駆動軸383から取り外す場合は、上記
凹部393bから連結部材389に設けられた凸部38
9hが退避するように振分アーム385を垂直方向に引
き抜くので、着脱作業は容易となる。そして、連結部材
389の上部、つまり凸部389hは、振分アーム38
5の内方に収容されているので、該連結部材389上へ
の塵埃等の堆積が回避されるようになる。したがって、
清掃性が一層向上することになる。
【0053】そして、図9に、上記図7に示したと略同
様の構成に加えて、連結部材489が、搬送機構463
に備えられた平ベルト474の走行面に対して低位置
(図中、連結部材489の上端部を矢印eで示す)とな
るように、駆動軸483の上端部に固定された構成を示
す。
【0054】上記構成において、下方に凸部493aを
有するブロック部材493が固定された振分アーム48
5を駆動軸483から取り外すと、連結部材489の上
端部は平ベルト474の走行面より低位置となる。した
がって、例えば、該平ベルト474を拭いて清掃する場
合、清掃作業を阻害する部材が平ベルト474の走行面
より高位置にはないので、清掃作業は容易となり、清掃
性が一層向上することになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振分装置において、振分アームを駆動軸に対して着脱自
在としたことにより、振分アームの着脱作業が容易とな
る。その結果、様々な形状の物品の振分作業が可能とな
ると共に、当該装置の清掃性が改善され、良好な衛生状
態の維持が実現される。そして、本発明は、重量チェッ
カや重量選別装置等への適用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る振分装置を組み込
んだ物品搬送ラインの概略側面図である。
【図2】 同じく概略平面図である。
【図3】 振分装置の一部破断拡大側面図である。
【図4】 同じく一部破断拡大平面図である。
【図5】 振分アームが別なる初期位置をとる場合の要
部拡大平面図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態に係る着脱機構を説
明する要部拡大側面図である。
【図7】 同じく着脱機構を説明する要部拡大側面図で
ある。
【図8】 同じく着脱機構を説明する要部拡大側面図で
ある。
【図9】 同じく着脱機構を説明する要部拡大側面図で
ある。
【符号の説明】
1 振分
装置 63,463 搬送
機構 64 振分
機構 82,83,183,283,383,483 駆動
軸(駆動手段) 84 第1
振分アーム 85 第2
振分アーム 89,189,289,389,489 連結
部材 92 連結
錠(着脱機構) 185,285,385,485 振分
アーム 193,293,393,493 取付
部材 X,X′ 物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 淳 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3F015 AA06 FA02 3F017 AA02 AB07 BA01 3F079 AC02 BA08 CA29 CB12 CC06 CC12 CC13 DA12 EA09 EA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段により搬送される物品を、揺動
    する振分アームによって側方に振り分ける振分装置であ
    って、上記振分アームは、該振分アームを駆動する駆動
    手段に対して着脱自在とされていることを特徴とする振
    分装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段には、振分アームの基端部を支
    持する連結部材が固定されており、該連結部材と上記振
    分アームの基端部とに跨って、これら両者を連結する着
    脱機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の振分装置。
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