JP5179312B2 - 薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法及び薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置 - Google Patents

薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法及び薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法及び薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置に関する。
従来、複数枚の薄葉紙を収納した薄葉紙収納箱を、複数個積み重ねた状態で、一纏めにして包装した包装袋が知られている。このような包装袋には、持ち運びに便利なように取手フィルムが備えられていることが多い(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところで、検品時における、包装袋本体に取手フィルムが取り付けられているか否かの検査は、検査員の目視によって行われている。
また、取手フィルムに色や柄を付けて、包装袋本体に取手フィルムが取り付けられているか否かをカメラ等の画像検出装置で検査する方法もある。
特開2003−341724号公報 特開平08−244829号公報 特開平08−104356号公報
しかしながら、目視によって検査する場合、見落としが発生してしまうという問題がある。
また、画像検出装置で検査する場合、取手フィルムが、色や柄の付いていない透明なものであると対応できない。また、取手フィルムに色や柄を付けると見栄えが悪くなるという問題がある。
本発明の課題は、見栄えを損なうことなく、包装袋本体に取手フィルムが取り付けられているか否かを見落とすことなく検査できる薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法及び薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数の薄葉紙収納箱を集積した薄葉紙収納箱集合体を包装している包装袋本体と、当該包装袋本体の上面に跨って取り付けられた取手フィルムと、を備える薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
前記取手フィルムの長手方向両端部の各々に、当該取手フィルムの長手方向先端を含む非接着領域と、当該非接着領域と隣接するとともに前記包装袋本体に接着される接着領域と、を有するように、前記取手フィルムの長手方向両端部が、前記包装袋本体の上面を挟んで対向する両側面のそれぞれに接着され、
薄葉紙収納箱集合体を包装した前記包装袋本体の下面側から上面側に向かって所定の気体を吹き付けることによって前記非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出する検出ステップを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送する搬送ステップを備え、
前記検出ステップは、前記搬送ステップで前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送している間に、実行することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
前記搬送ステップでは、前記両側面のうちの一方の側面を下側に、他方の側面を上側にして、コンベアを用いて前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送し、
前記検出ステップは、
前記コンベアの上面に設けられた凹部内に備えられた下側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記一方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記凹部内に備えられた下側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第1検出ステップと、
前記コンベアの上方に備えられた上側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記他方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記コンベアの上方に備えられた上側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第2検出ステップと、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
前記非接着領域における当該非接着領域と隣接する前記接着領域との境界から前記取手フィルムの長手方向先端までの長さである前記非接着領域の長さが、5〜60mmであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
複数の薄葉紙収納箱を集積した薄葉紙収納箱集合体を包装している包装袋本体と、当該包装袋本体の上面に跨って取り付けられた取手フィルムと、を備える薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置において、
前記取手フィルムの長手方向両端部の各々に、当該取手フィルムの長手方向先端を含む非接着領域と、当該非接着領域と隣接するとともに前記包装袋本体に接着される接着領域と、を有するように、前記取手フィルムの長手方向両端部が、前記包装袋本体の上面を挟んで対向する両側面のそれぞれに接着され、
前記両側面のうちの一方の側面を下側に、他方の側面を上側にして、コンベアを用いて前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送する搬送手段と、
前記コンベアの上面に設けられた凹部内に備えられた下側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記一方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記凹部内に備えられた下側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第1検出手段と、
前記コンベアの上方に備えられた上側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記他方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記コンベアの上方に備えられた上側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第2検出手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1及び5に記載の発明によれば、包装袋本体の下面側から上面側に向かって所定の気体を吹き付けることによって非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出することができる。
したがって、包装袋本体に取手フィルムが取り付けられているか否かを見落とすことなく検査できるとともに、取手フィルムが色や柄の付いていない透明なものであっても検査できるため、見栄えを損なうことがない。
請求項2及び5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送している間に、非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出することができる。
したがって、包装袋本体に取手フィルムが取り付けられているか否かの検査を搬送中に行えるため、効率的である。
請求項3及び5に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、一方の側面で非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出することができるとともに、他方の側面で非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出することができる。
すなわち、取手フィルムの長手方向両端部の各々が、包装袋本体に取り付けられているか否かを検査することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、非接着領域の長さが、5〜60mmである。
したがって、所定の気体を吹き付けることによって非接着領域を確実に立ち上がらせることができるとともに、当該立ち上がった非接着領域を確実に検出することができる。
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<取手フィルム検査装置>
図1は、本実施形態の取手フィルム検査装置1の斜視図であり、図2は、本実施形態の取手フィルム検査装置1の機能的構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施形態の取手フィルム検査装置1で検査する包装袋Pの斜視図である。また、図4は、本実施形態の取手フィルム検査装置1の第1検出部20による取手フィルムP2の検査の仕方を説明するための側面断面図であり、図5は、本実施形態の取手フィルム検査装置1の第2検出部30による取手フィルムP2の検査の仕方を説明するための側面断面図である。また、図6は、本実施形態の取手フィルム検査方法を説明するための斜視図である。
本実施形態の取手フィルム検査装置1(以下、「検査装置1」という)は、包装袋Pにより包装された薄葉紙収納箱集合体T(以下、「集合体T」という)を搬送するローラコンベア10に、包装袋Pが取手フィルムP2を備えているか否かを検査する取手フィルム検査機能を付与したものである。
具体的には、検査装置1は、例えば、図1及び図2に示すように、ローラコンベア10と、取手フィルムP2を検出する第1検出部20及び第2検出部30と、包装袋Pが取手フィルムP2を備えていないことを報知する報知部40と、検査装置1を構成する各部を制御する制御部50と、などを備えて構成される。
ここで、検査装置1において、ローラコンベア10による搬送の上流側を左側、下流側を右側とし、ローラコンベア10における第1検出部20が取り付けられた側を前側、当該取り付けられた側と対向する側を後側とし、左右方向と前後方向の双方に直交する方向を上下方向とする。
(包装袋)
まず、検査装置1により検査可能な包装袋Pについて説明する。
図3は、集合体Tを包装している包装袋Pの一例を示す斜視図であり、図3では、集合体Tにおける、包装用透明フィルムを通して見える部分を仮想線(一点鎖線)で示している。
包装袋Pは、集合体Tの包装袋であり、例えば、5個の薄葉紙収納箱T1〜T5を集積した集合体Tを包装している包装袋本体P1と、包装袋Pにより包装された集合体Tを人が持ち運ぶときの把手となる、包装袋本体P1の上面に跨って取り付けられた取手フィルムP2と、を備えて構成される。
包装袋本体P1は、例えば、包装用透明フィルムにより形成されている。当該フィルムの厚みは、例えば、10〜40μmが好ましく、20〜30μmがより好ましい。これは、当該フィルムの厚みが10μm未満であると、フィルムにコシがなく扱い難いため加工適正が悪くなり、また、当該フィルムの厚みが40μmを超えると、オーバースペックとなりコストアップにしかならないからである。
包装袋本体P1は、例えば、集合体Tを構成する5個の薄葉紙収納箱T1〜T5のうちの、最上段の薄葉紙収納箱T1の上面側及び最下段の薄葉紙収納箱T5の下面側において、対向する狭側面P1a,P1bを貼り合わせるとともに、対向する広側面P1c,P1dを貼り合わせることにより袋状に形成された、いわゆるキャラメル包装で、集合体Tを包装している。
取手フィルムP2は、例えば、包装用透明フィルムにより形成されている。当該フィルムの厚みは、例えば、20〜100μmが好ましく、40〜80μmがより好ましい。これは、当該フィルムの厚みが20μm未満であると、十分な強度が得られず、また、当該フィルムの厚みが100μmを超えると、オーバースペックとなりコストアップにしかならないからである。
取手フィルムP2は、取手フィルムP2の長手方向両端部P2a,P2aの各々に、取手フィルムP2の長手方向先端P2bを含む非接着領域A1と、非接着領域A1と隣接するとともに包装袋本体P1に接着される接着領域A2と、を有するように、長手方向両端部P2a,P2aが、ヒートシール加工によって、最上段の薄葉紙収納箱T1の上側において、包装袋本体P1の上面を挟んで対向する両側面(両狭側面P1a,P1b)のそれぞれに接着されている。
すなわち、取手フィルムP2は、長手方向端部P2aのうちの先端領域が、包装袋本体P1に接着されていない非接着領域A1となっている。
非接着領域A1の長さL、すなわち、非接着領域A1における当該非接着領域A1と隣接する接着領域A2との境界から取手フィルムP2の長手方向先端P2bまでの長さとしては、エアーを吹き付けて非接着領域A1を立ち上がらせやすい、当該立ち上がった非接着領域A1を検出しやすい等の観点から、例えば、5〜60mmが好ましく、5〜20mmがより好ましい。これは、非接着領域A1の長さLが5mm未満であると、エアーを吹き付けたとき非接着領域A1の十分な立ち上がりが得られず、また、非接着領域A1の長さLが60mmを超えると、コストアップにしかならないからである。
取手フィルムP2の耐用強度は、包装袋Pにより包装された集合体Tを人が持ち運ぶときに取手フィルムP2が包装袋本体P1から取れたり千切れたりしない等の観点から、例えば、7kgf以上が好ましい。
取手フィルムP2の耐用強度の測定方法としては、例えば、集合体Tを包装している包装袋Pを、包装袋本体P1の上面を上に向けて(すなわち、取手フィルムP2を上に向けて)固定し、取手フィルムP2をプッシュプルゲージのフックに引っ掛けて垂直上方向に引っ張り、接着が解けて取手フィルムP2が包装袋本体P1から外れるまで、或いは、取手フィルムP2が破断するまでのピーク値を、取手フィルムP2の耐用強度として測定する方法等が挙げられる。
また、ヒートシール加工によって取手フィルムP2を包装袋本体P1に接着する際の接着温度は、取手フィルムP2の厚みや接着時間にもよるが、例えば、150〜250℃が好ましい。
(ローラコンベア)
ローラコンベア10は、例えば、取手フィルムP2を取り付けて最終製品(包装袋Pにより包装された集合体T)とした後に、その製品を、次の工程(例えば、梱包機等によって段ボールケースに詰め込む工程)に搬送するためのコンベアである。例えば、ローラコンベア10による搬送中に、最終製品の検品を行うようになっている。
ローラコンベア10は、例えば、包装袋本体P1の両側面(両狭側面P1a,P1b)のうちの一方の狭側面P1aを下側に、他方の狭側面P1bを上側にするとともに、包装袋本体P1の上面を前側に、下側を後側にして、包装袋Pにより包装された集合体Tを搬送する。
具体的には、ローラコンベア10は、例えば、図1及び図2に示すように、コンベアフレーム10aと、コンベアフレーム10aに取り付けられた複数のローラ11,…と、複数のローラ11,…を駆動する駆動部12と、などを備えて構成される。
コンベアフレーム10aは、例えば、前面、後面、左面及び右面を有する枠状部材である。
例えば、コンベアフレーム10aの後面には、駆動部12による駆動をローラ11に伝達するための、図示しない駆動伝達部材(例えば、チェーン等)が内蔵されている。
ローラ11は、例えば、回転軸の方向が前後方向となるように、所定の間隔で搬送方向(左右方向)に並列している。
例えば、ローラ11のうち、第1検出部20に対して略垂直に配置されたローラ11は、第1検出部20の前後方向の長さ分だけ、他のローラ11よりも短く形成されている。
ローラ11は、例えば、回転軸の前端部がコンベアフレーム10aの前面内側(第1検出部20に対して略垂直に配置されたローラ11は、第1検出部20の第1フレーム20aの後面外側)に回転自在に固定されている。また、例えば、回転軸の後端部には歯車が固定されており、当該歯車は、コンベアフレーム10の後面に内蔵された駆動伝達部材(例えば、チェーン等)に噛み合っているとともに、コンベアフレーム10の後面に回転自在に固定されている。
駆動部12は、例えば、モータ等により構成され、例えば、制御部50から入力される制御信号に従って、コンベアフレーム10aの後面に内蔵された駆動伝達部材(例えば、チェーン等)を介して、ローラ11を駆動する。
(第1検出部)
第1検出部20は、ローラコンベア10の上面(搬送面)に設けられた凹部C内に備えられた下側吹出口21aからエアーを吹き出すことによって包装袋本体P1の一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、凹部C内に備えられた下側センサ22を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出する。
具体的には、第1検出部20は、例えば、図1、図2及び図4に示すように、第1フレーム20aと、第1吹出部21と、下側センサ22と、第1センサ23と、などを備えて構成される。
第1フレーム20aは、例えば、上面及び前面が開口面である、側面断面視略L字形状をなしている。
第1フレーム20aは、例えば、第1フレーム20aの上端面がローラコンベア10の上面(搬送面)と略面一となるように、第1フレーム20aの前端面が、コンベアフレーム10aの前面内側に固定されている。これにより、ローラコンベア10の上面に凹部Cが形成されている。
第1フレーム20aの上端面がローラコンベア10の上面(搬送面)と略面一となっているため、ローラコンベア10による搬送中、包装袋Pにより包装された集合体Tは、凹部C上(第1検出部20上)をスムーズに通過できる。
第1フレーム20aの前後方向の長さは、例えば、包装袋Pにより包装された集合体Tがローラコンベア10によって搬送される際、少なくとも非接着領域A1及び接着領域A2が通過する位置の下側に凹部Cが配置されるような長さに設定されている。
また、第1フレーム20aの左右方向の長さは、例えば、取手フィルムP2の幅と同等又はそれ以上となるよう設定されている。
また、凹部Cの深さ(上下方向の長さ)は、例えば、非接着領域A1の長さLよりも長くなるよう設定されている。
第1吹出部21は、例えば、制御部50から入力される制御信号に従って、吸気したエアーを、所定の流量で第1フレーム20aの後面内側に設けられた下側吹出口21aから吹き出す。
具体的には、第1吹出部21は、例えば、第1フレーム20aと接続しており、第1フレーム20a中を貫通する貫通孔等を介して下側吹出口21aからエアーを吹き出す。
ここで、所定の流量は、包装袋本体P1の一方の狭側面P1aで非接着領域A1が立ち上がらせることができる流量であれば任意であるが、非接着領域A1を一方の狭側面P1aに対して略垂直に立ち上がらせることができる流量が好ましい。
下側吹出口21aは、例えば、左右方向に長尺に形成されており、例えば、第1フレーム20aの後面内側における、凹部C上を通過中の包装袋P(集合体Tを包装した包装袋P)を構成する包装袋本体P1の下面側から上面側に向かってエアーを吹き付けることによって、非接着領域A1を立ち上がらせることができる位置に設けられている。
下側センサ22は、例えば、凹部C内に物体(例えば、立ち上がった非接着領域A1等)が存在していることを検出して、当該検出信号を制御部50に出力する。
具体的には、下側センサ22は、例えば、光電管センサ等の光透過式センサにより構成されている。下側センサ22の発光部22aは、例えば、第1フレーム20aの後面内側における、立ち上がった非接着領域A1と対向する位置に取り付けられており、下側センサ22の受光部22bは、例えば、コンベアフレーム10aの前面内側における、発光部22aと対向する位置に取り付けられている。そして、例えば、包装袋本体P1の一方の狭側面P1aで非接着領域A1が立ち上がると、その非接着領域A1によって、下側センサ22の発光部22aと受光部22bとの間の光路が遮られるようになっている。
第1センサ23は、例えば、第1検出部20上を物体(例えば、包装袋Pにより包装された集合体T等)が通過していることを検出して、当該検出信号を制御部50に出力する。
具体的には、第1センサ23は、例えば、光電管センサ等の光反射式センサにより構成され、例えば、第1フレーム20aの下面内側における、凹部C上を通過する包装袋Pにより包装された集合体Tを検出可能な位置に取り付けられている。
より具体的には、第1センサ23は、例えば、第1センサ23の上方を物体が通過すると、第1センサ23の発光部23aからの光がその物体に反射されて、当該第1センサ23の受光部23bにより受光されるようになっている。
(第2検出部)
第2検出部30は、ローラコンベア10の上方に備えられた上側吹出口31aからエアーを吹き出すことによって包装袋本体P1の他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、ローラコンベア10の上方に備えられた上側センサ32を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出する。
具体的には、第2検出部30は、例えば、図1、図2及び図5に示すように、第2フレーム30aと、第2吹出部31と、上側センサ32と、第2センサ33と、などを備えて構成される。
ここで、第2検出部30は、例えば、第1検出部20よりも下流側に配置されている。また、第2検出部30は、例えば、コンベアフレーム10aの前面から後面に跨って設置された、搬送中の製品(包装袋Pにより包装された集合体T)がくぐるゲート(図示省略)に取り付けられている。
第2フレーム30aは、例えば、下面が開口面である、側面断面視略コ字形状をなしている。
第2フレーム30aは、例えば、第2フレーム30aの下端面がローラコンベア10により搬送されている包装袋P(集合体Tを包装した包装袋P)に接しないように、ローラフレーム10aの上方に配置されている。
第2フレーム30aの下端面がローラコンベア10により搬送されている包装袋P(集合体Tを包装した包装袋P)に接しないようになっているため、包装袋Pにより包装された集合体Tは、第2検出部30の下方をスムーズに通過できる。
第2フレーム30aの前後方向の長さは、例えば、包装袋Pにより包装された集合体Tがローラコンベア10によって搬送される際、少なくとも非接着領域A1及び接着領域A2が通過する位置の上方に第2フレーム30aの内部が配置されるような長さに設定されている。
また、第2フレーム30aの左右方向の長さは、例えば、取手フィルムP2の幅と同等又はそれ以上となるよう設定されている。
また、第2フレーム30内部の深さ(上下方向の長さ)は、例えば、非接着領域A1の長さLよりも長くなるよう設定されている。
第2吹出部31は、例えば、制御部50から入力される制御信号に従って、吸気したエアーを、所定の流量で第2フレーム30aの後面内側に設けられた上側吹出口31aから吹き出す。
具体的には、第2吹出部31は、例えば、第2フレーム30aと接続しており、第2フレーム30a中を貫通する貫通孔等を介して上側吹出口31aからエアーを吹き出す。
ここで、所定の流量は、包装袋本体P1の他方の狭側面P1bで非接着領域A1が立ち上がらせることができる流量であれば任意であるが、非接着領域A1を他方の狭側面P1bに対して略垂直に立ち上がらせることができる流量が好ましい。
上側吹出口31aは、例えば、左右方向に長尺に形成されており、例えば、第2フレーム30aの後面内側における、第2検出部30の下方を通過中の包装袋P(集合体Tを包装した包装袋P)を構成する包装袋本体P1の下面側から上面側に向かってエアーを吹き付けることによって、非接着領域A1を立ち上がらせることができる位置に設けられている。
上側センサ32は、例えば、第2フレーム30aの内部に物体(例えば、立ち上がった非接着領域A1等)が存在していることを検出して、当該検出信号を制御部50に出力する。
具体的には、上側センサ32は、例えば、光電管センサ等の光透過式センサにより構成されている。上側センサ32の発光部32aは、例えば、第2フレーム30aの後面内側における、立ち上がった非接着領域A1と対向する位置に取り付けられており、上側センサ32の受光部32bは、例えば、第2フレーム30aの前面内側における、発光部32aと対向する位置に取り付けられている。そして、例えば、包装袋本体P1の他方の狭側面P1bで非接着領域A1が立ち上がると、その非接着領域A1によって、上側センサ32の発光部32aと受光部32bとの間の光路が遮られるようになっている。
第2センサ33は、例えば、第2検出部30の下方を物体(例えば、包装袋Pにより包装された集合体T等)が通過していることを検出して、当該検出信号を制御部50に出力する。
具体的には、第2センサ33は、例えば、光電管センサ等の光反射式センサにより構成され、例えば、第2フレーム30aの上面内側における、第2検出部30の下方を通過する包装袋Pにより包装された集合体Tを検出可能な位置に取り付けられている。
より具体的には、第2センサ33は、例えば、第2センサ33の下方を物体が通過すると、第2センサ33の発光部33aからの光がその物体に反射されて、当該第2センサ33の受光部33bにより受光されるようになっている。
(報知部)
報知部40は、例えば、報知ランプ等により構成され、例えば、制御部50から入力される制御信号に従って、点滅したり点灯したりして、包装袋本体P1に取手フィルムP2がきちんと取り付けられていない旨を報知する。
(制御部)
制御部50は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)51と、RAM(Random Access Memory)52と、記憶部53と、などを備えて構成される。
CPU51は、例えば、記憶部53に記憶された検査装置1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM52は、例えば、CPU51によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部53は、例えば、検査装置1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU51によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部53に記憶されている。
具体的には、記憶部53は、例えば、搬送プログラム531と、第1検出プログラム532と、第2検出プログラム533と、報知プログラム534と、などを記憶している。
搬送プログラム531は、例えば、ローラコンベア10に制御信号を入力して、包装袋本体P1の両狭側面P1a,P1bのうちの一方の狭側面P1aを下側に、他方の狭側面P1bを上側にするとともに、包装袋本体P1の上面を前側に、下面を後側にして、包装袋Pにより包装された集合体Tを搬送させる機能を、CPU35に実現させる。
ここで、搬送手段は、ローラコンベア10と、搬送プログラム531を実行したCPU51と、などにより構成される。
第1検出プログラム532は、例えば、第1検出部20を制御して、ローラコンベア10の上面に設けられた凹部C内に備えられた下側吹出口21aからエアーを吹き出すことによって一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、凹部C内に備えられた下側センサ22を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出させる機能を、CPU51に実現させる。
具体的には、CPU51は、例えば、第1センサ23により、第1検出部20上を物体(例えば、包装袋Pにより包装された集合体T等)が通過していることが検出されると、第1吹出部21によって下側吹出口21aからエアーを吹き出す。そして、CPU51は、例えば、第1センサ23により物体の通過が検出されている間(第1吹出部21によりエアーを吹き出している間)、下側センサ22によって、凹部C内に物体(例えば、立ち上がった非接着領域A1等)が存在していることが検出されると、包装袋本体P1の一方の狭側面P1aに取手フィルムP2が接着されていると判断する。
ここで、第1検出手段は、第1検出部20と、第1検出プログラム532を実行したCPU51と、などにより構成される。
第2検出プログラム533は、例えば、第2検出部30を制御して、ローラコンベア10の上方に備えられた上側吹出口31aからエアーを吹き出すことによって他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、ローラコンベア10の上方に備えられた上側センサ32を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出させる機能を、CPU51に実現させる。
具体的には、CPU51は、例えば、第2センサ33により、第2検出部30の下方を物体(例えば、包装袋Pにより包装された集合体T等)が通過していることが検出されると、第2吹出部31によって上側吹出口31aからエアーを吹き出す。そして、CPU51は、例えば、第2センサ33により物体の通過が検出されている間(第2吹出部31によりエアーを吹き出している間)、上側センサ32によって、第2フレーム30aの内部に物体(例えば、立ち上がった非接着領域A1等)が存在していることが検出されると、包装袋本体P1の他方の狭側面P1bに取手フィルムP2が接着されていると判断する。
ここで、第2検出手段は、第2検出部30と、第2検出プログラム533を実行したCPU51と、などにより構成される。
報知プログラム534は、例えば、第1検出プログラム532を実行したCPU51によって、包装袋本体P1の一方の狭側面P1aに取手フィルムP2が接着されていないと判断された場合、或いは、第2検出プログラム533を実行したCPU51によって、包装袋本体P1の他方の狭側面P1bに取手フィルムP2が接着されていないと判断された場合に、報知部40を制御して、包装袋本体P1に取手フィルムP2がきちんと取り付けられていない旨を報知させる機能を、CPU51に実現させる。
<取手フィルム検査方法>
検査装置1による取手フィルム検査方法について、図6を参照して説明する。
まず、CPU51は、搬送プログラム531を実行して、ローラコンベア10による、包装袋Pにより包装された集合体Tの搬送を開始する(搬送ステップの開始)。
次いで、CPU51は、第1センサ23が、包装袋Pにより包装された集合体Tの通過を検出すると、第1検出プログラム532を実行して、第1検出部20により、包装袋本体P1の下面側から上面側に向かってエアーを吹き付けることによって包装袋本体P1の一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出する(第1検出ステップ(検出ステップ))。
そして、CPU51は、例えば、包装袋本体P1の一方の狭側面P1aに取手フィルムP2が接着されていないと判断すると、ローラコンベア10による、包装袋Pにより包装された集合体Tの搬送を停止するとともに(搬送ステップの停止)、報知プログラム534を実行して、報知部40によって、包装袋本体P1に取手フィルムP2がきちんと取り付けられていない旨を報知する。
また、CPU51は、第2センサ33が、包装袋Pにより包装された集合体Tの通過を検出すると、第2検出プログラム533を実行して、第2検出部30により包装袋本体P1の下面側から上面側に向かってエアーを吹き付けることによって包装袋本体P1の他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出する(第2検出ステップ(検出ステップ))。
そして、CPU51は、例えば、包装袋本体P1の他方の狭側面P1bに取手フィルムP2が接着されていないと判断すると、ローラコンベア10による、包装袋Pにより包装された集合体Tの搬送を停止するとともに(搬送ステップの停止)、報知プログラム534を実行して、報知部40によって、包装袋本体P1に取手フィルムP2がきちんと取り付けられていない旨を報知する。
以上説明した本発明の取手フィルム検査装置1及び取手フィルム検査方法によれば、取手フィルムP2の長手方向両端部P2a,P2aの各々に、取手フィルムP2の長手方向先端P2bを含む非接着領域A1と、非接着領域A1と隣接するとともに包装袋本体P1に接着される接着領域A2と、を有するように、取手フィルムP2の長手方向両端部P2a,P2aが、包装袋本体P1の上面を挟んで対向する両狭側面P1a,P1bのそれぞれに接着され、包装袋本体P1の下面側から上面側に向かってエアーを吹き付けることによって非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域A1を検出することができる。
したがって、包装袋本体P1に取手フィルムP2が取り付けられているか否かを見落とすことなく検査できるとともに、取手フィルムP2が色や柄の付いていない透明なものであっても検査できるため、見栄えを損なうことがない。
また、以上説明した本発明の取手フィルム検査装置1及び取手フィルム検査方法によれば、包装袋Pにより包装された薄葉紙収納箱集合体Tを搬送している間に、非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域A1を検出することができる。
したがって、包装袋本体P1に取手フィルムP2が取り付けられているか否かの検査を搬送中に行えるため、効率的である。
また、以上説明した本発明の取手フィルム検査装置1及び取手フィルム検査方法によれば、包装袋本体P1の両狭側面P1a,P1bのうちの一方の狭側面P1aを下側に、他方の狭側面P1bを上側にして、ローラコンベア10を用いて包装袋Pにより包装された薄葉紙収納箱集合体Tを搬送することができ、ローラコンベア10の上面に設けられた凹部C内に備えられた下側吹出口21aからエアーを吹き出すことによって一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、凹部C内に備えられた下側センサ22を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出することができ、ローラコンベア10の上方に備えられた上側吹出口31aからエアーを吹き出すことによって他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、ローラコンベア10の上方に備えられた上側センサ32を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出することができる。
すなわち、取手フィルムP2の長手方向両端部P2a,P2aの各々が、包装袋本体P1に取り付けられているか否かを検査することができる。
また、以上説明した本発明の取手フィルム検査装置1及び取手フィルム検査方法によれば、非接着領域A1における当該非接着領域A1と隣接する接着領域A2との境界から取手フィルムP2の長手方向先端P2bまでの長さである非接着領域A1の長さLが、5〜60mmである。
したがって、エアーを吹き付けることによって非接着領域A1を確実に立ち上がらせることができるとともに、当該立ち上がった非接着領域A1を確実に検出することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
包装袋Pを構成する包装袋本体P1は、5個の薄葉紙収納箱T1〜T5を包装するものに限ることはなく、複数の薄葉紙収納箱を包装できるものであれば任意である。
また、包装袋Pを構成する包装袋本体P1による包装の仕方は、キャラメル包装に限ることはなく、集合体Tを包装できるのであれば任意であり、例えば、シュリンク包装等であっても良い。
また、取手フィルムP2の接着の仕方は、ヒートシール加工に限ることはなく、包装袋本体P1に接着できるのであれば任意であり、例えば、接着剤を用いて接着しても良い。
本発明の検査装置1が備えるコンベアは、ローラコンベア10に限ることはなく、包装袋Pにより包装された集合体Tを搬送することができるものであれば任意であり、例えば、ベルトコンベア等であっても良い。
下側吹出口21aから吹き出される気体や、上側吹出口31aから吹き出される気体は、エアー(空気)に限ることはなく任意である。
また、下側吹出口21aから所定の気体を吹き出す吹出部(第1吹出部21)と、上側吹出口31aから所定の気体を吹き出す吹出部(第2吹出部31)と、は一体であっても良い。すなわち、検査装置1に1つの吹出部を備えて、当該吹出部により、下側吹出口21aから所定の気体を吹き出すとともに、上側吹出口31aから所定の気体を吹き出すようにしても良い。
第2検出ステップを行うタイミングは、第1検出ステップの後に限ることはなく、例えば、第1検出ステップの前であっても良いし、第1検出ステップと同時であっても良い。
また、第1検出ステップ及び第2検出ステップを搬送ステップの実行中に行うようにしたが、これに限ることはなく、第1検出ステップを行うタイミングや、第2検出ステップを行うタイミングは任意である。
包装袋本体P1に取手フィルムP2が接着されていないと判断すると(すなわち、不良品であると判断すると)、搬送を停止するよう構成したが、これに限ることはなく、例えば、当該不良品を自動排出するよう構成しても良い。
第1検出部20の構成は、上記実施形態で示した構成に限ることはなく、コンベアの上面に設けられた凹部C内に備えられた下側吹出口21aから所定の気体を吹き出すことによって一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、凹部C内に備えられた下側センサ22を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出できる構成であれば任意である。
また、第2検出部30の構成は、上記実施形態で示した構成に限ることはなく、コンベアの上方に備えられた上側吹出口31aから所定の気体を吹き出すことによって他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、コンベアの上方に備えられた上側センサ32を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出できる構成であれば任意である。
第1検出ステップでの取手フィルムP2の検出の仕方は、上記実施形態で示したものに限ることはなく、コンベアの上面に設けられた凹部C内に備えられた下側吹出口21aから所定の気体を吹き出すことによって一方の狭側面P1aで非接着領域A1を立ち上がらせ、凹部C内に備えられた下側センサ22を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出できるものであれば任意である。
また、第2検出ステップでの取手フィルムP2の検出の仕方は、上記実施形態で示したものに限ることはなく、コンベアの上方に備えられた上側吹出口31aから所定の気体を吹き出すことによって他方の狭側面P1bで非接着領域A1を立ち上がらせ、コンベアの上方に備えられた上側センサ32を用いて当該立ち上がった非接着領域A1を検出できるものであれば任意である。
また、検出ステップは、当該第1検出ステップ及び当該第2検出ステップを備えるものに限ることはなく、包装袋本体P1の下面側から上面側に向かって所定の気体を吹き付けることによって非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域A1を検出できるのであれば、検出ステップでの取手フィルムP2の検出の仕方は任意である。
搬送ステップで、両狭側面P1a,P1bのうちの一方の狭側面P1aを下側に、他方の狭側面P1bを上側にするとともに、包装袋本体P1の上面を前側に、下側を後側にして、包装袋Pにより包装された集合体Tを搬送するようにしたが、これに限ることはなく、包装袋本体P1の下面側から上面側に向かって所定の気体を吹き付けることによって非接着領域A1を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域A1を検出できるのであれば、搬送ステップでの包装袋Pにより包装された集合体Tの搬送の仕方は任意である。
下側センサ22や上側センサ32は、立ち上がった非接着領域A1を検出するものに限ることはなく、例えば、立ち上がった非接着領域A1を検出するとともに、その非接着領域A1の長さLを測定可能なもの等であっても良い。非接着領域A1の長さLを測定することにより、規定どおり(設計どおり)に取手フィルムP2が取り付けられているか否かも検査することができる。
検査装置1に、第1センサ23及び第2センサ33の2つのセンサ(製品通過検出センサ)を備えるようにしたが、検査装置1は、1つの製品通過検出センサのみを備えたものであっても良い。すなわち、例えば、第1検出部20を、第1センサ23を備えない構成とするとともに、第2検出部30を、第2センサ33を備えない構成として、1つの製品通過検出センサを、例えば、製品(包装袋Pにより包装された集合体T)が第1検出部20及び第2検出部30を通過する前に当該製品を検出できる位置に備えるようにしても良い。
具体的には、例えば、第2検出ステップを行うタイミングが、第1検出ステップと同時である場合、第1検出部20の真上に第2検出部30が配置されることになるが、この場合、第2検出部30が取り付けられた前記ゲートに、当該製品通過検出センサ(例えば、光反射式センサ)を設置して、搬送中の製品がゲート内に入ったことを検出するようにしても良い。
検査装置1に、第1検出部20及び第2検出部30の2つの検出部を備えるようにしたが、検査装置1は、1つの検出部のみを備えたものであっても良い。この場合、例えば、ローラコンベア10に反転手段等を備えて、取手フィルムP2が有する一方の非接着領域A1を検出した後、包装袋Pにより包装された集合体Tを当該反転手段等により反転させて、他方の非接着領域A1を検出するよう構成しても良いし、また、例えば、1つの検出部のみを備える検査装置1を2台設置して、2台のうちの一方で、一方の非接着領域A1を検出した後、2台のうちの他方で、他方の非接着領域A1を検出するよう構成しても良い。これにより、取手フィルムP2の長手方向両端部P2a,P2aの各々が有する非接着領域A1を検出することができる。
第1フレーム20aの上端面が、ローラコンベア10の上面(搬送面)と略面一となるよう構成したが、これに限ることはなく、例えば、第1フレーム20aの上端面は、ローラコンベア10の上面(搬送面)よりも下側にあっても良い。この場合、例えば、第1フレーム20aにコロ等を取り付けて、そのコロ等で、搬送されてくる製品(包装袋Pにより包装された集合体T)を支持するようにしても良い。これにより、ローラコンベア10による搬送中に、包装袋Pにより包装された集合体Tは、凹部C上をスムーズに通過できるとともに、包装袋Pが第1検出部20に擦れて傷付いたりするのを抑えることができる。
本実施形態の取手フィルム検査装置の斜視図である。 本実施形態の取手フィルム検査装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態の取手フィルム検査装置で検査する包装袋の斜視図である。 本実施形態の取手フィルム検査装置の第1検出部による取手フィルムの検査の仕方を説明するための側面断面図である。 本実施形態の取手フィルム検査装置の第2検出部による取手フィルムの検査の仕方を説明するための側面断面図である。 本実施形態の取手フィルム検査方法を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 検査装置(取手フィルム検査装置)
10 ローラコンベア(コンベア、搬送手段)
20 第1検出部(第1検出手段)
21a 下側吹出口
22 下側センサ
30 第2検出部(第2検出手段)
31a 上側吹出口
32 上側センサ
51 CPU(搬送手段、第1検出手段、第2検出手段)
531 搬送プログラム(搬送手段)
532 第1検出プログラム(第1検出手段)
533 第2検出プログラム(第2検出手段)
A1 非接着領域
A2 接着領域
C 凹部
L 非接着領域の長さ
P 包装袋
P1 包装袋本体
P1a 一方の狭側面(一方の側面)
P1b 他方の狭側面(他方の側面)
P2 取手フィルム
P2a 長手方向端部
P2b 長手方向先端
T 集合体(薄葉紙収納箱集合体)
T1〜T5 薄葉紙収納箱

Claims (5)

  1. 複数の薄葉紙収納箱を集積した薄葉紙収納箱集合体を包装している包装袋本体と、当該包装袋本体の上面に跨って取り付けられた取手フィルムと、を備える薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
    前記取手フィルムの長手方向両端部の各々に、当該取手フィルムの長手方向先端を含む非接着領域と、当該非接着領域と隣接するとともに前記包装袋本体に接着される接着領域と、を有するように、前記取手フィルムの長手方向両端部が、前記包装袋本体の上面を挟んで対向する両側面のそれぞれに接着され、
    薄葉紙収納箱集合体を包装した前記包装袋本体の下面側から上面側に向かって所定の気体を吹き付けることによって前記非接着領域を立ち上がらせ、当該立ち上がった非接着領域を検出する検出ステップを備えることを特徴とする薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法。
  2. 請求項1に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
    前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送する搬送ステップを備え、
    前記検出ステップは、前記搬送ステップで前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送している間に、実行することを特徴とする薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法。
  3. 請求項2に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
    前記搬送ステップでは、前記両側面のうちの一方の側面を下側に、他方の側面を上側にして、コンベアを用いて前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送し、
    前記検出ステップは、
    前記コンベアの上面に設けられた凹部内に備えられた下側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記一方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記凹部内に備えられた下側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第1検出ステップと、
    前記コンベアの上方に備えられた上側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記他方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記コンベアの上方に備えられた上側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第2検出ステップと、
    を備えることを特徴とする薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法において、
    前記非接着領域における当該非接着領域と隣接する前記接着領域との境界から前記取手フィルムの長手方向先端までの長さである前記非接着領域の長さが、5〜60mmであることを特徴とする薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査方法。
  5. 複数の薄葉紙収納箱を集積した薄葉紙収納箱集合体を包装している包装袋本体と、当該包装袋本体の上面に跨って取り付けられた取手フィルムと、を備える薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置において、
    前記取手フィルムの長手方向両端部の各々に、当該取手フィルムの長手方向先端を含む非接着領域と、当該非接着領域と隣接するとともに前記包装袋本体に接着される接着領域と、を有するように、前記取手フィルムの長手方向両端部が、前記包装袋本体の上面を挟んで対向する両側面のそれぞれに接着され、
    前記両側面のうちの一方の側面を下側に、他方の側面を上側にして、コンベアを用いて前記包装袋により包装された薄葉紙収納箱集合体を搬送する搬送手段と、
    前記コンベアの上面に設けられた凹部内に備えられた下側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記一方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記凹部内に備えられた下側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第1検出手段と、
    前記コンベアの上方に備えられた上側吹出口から前記所定の気体を吹き出すことによって前記他方の側面で前記非接着領域を立ち上がらせ、前記コンベアの上方に備えられた上側センサを用いて当該立ち上がった非接着領域を検出する第2検出手段と、
    を備えることを特徴とする薄葉紙収納箱集合体の包装袋の取手フィルム検査装置。
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