JP2008120440A - 紙容器横シール検査装置と紙容器横シール検査方法 - Google Patents

紙容器横シール検査装置と紙容器横シール検査方法 Download PDF

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Abstract


【課題】横シール不良の紙容器の出荷を確実に防ぐことができる紙容器横シール検査装置と紙容器横シール検査方法を提供する。
【解決手段】
紙容器30は一側面30aを進行方向に向けてコンベヤー35上を移動する。紙容器30の側面30aに固着される天面横シール26の固着状態を検査する紙容器横シール検査装置36が検出手段37と制御手段38と排出手段39とで構成される。検出手段37は紙容器30と非接触で、天面横シール26の近傍を狙って紙容器30の天面30cに平行且つ側面30aと平行に設けられる第一検出部41と天面30cにおける天面横シール26の近傍で天面30cと垂直方向に設けられる第二検出部42とから成る。第一検出部41は発光素子部41aと受光素子部41bと光軸41cによる透過型の光電スイッチで、第二検出部42はアルミ検知用近接スイッチが使用される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レンガ型紙容器の天面横シール検査に関するもので、コンベヤー上で天面横シールの固着状態を検査する紙容器横シール検査装置と紙容器横シール検査方法の技術に関する。
従来、牛乳、清涼飲料水等の液体食品が充填された紙基材から成る紙容器が市販されている。このような、紙容器の製造方法は特許文献1の記載が知られている。
特許文献1によれば図11に示すように、図示しない充填機においてウェブ状の包材が連続的に縦シールSS2されてチューブ状にされるとともに、液体食品が充填された後に両端を横シールして切り離された原型容器の一方の横シールである天面横シールSS1が折込まれるとともに両端部のフラップSS3が側面2に固着されてレンガ状の紙容器1が完成する。このとき、フラップSS3は紙容器1を覆う樹脂の熱圧着によって側面2に固着される。なお、図示しない他方の底面横シールも同様に折込まれて底面に固着される。
特開2002−307575号公報
ところが、極めて稀であるが、紙容器1の天面横シールSS1が矢印Pに示す方向に逆折れして縦シールSS2側に折込んだ状態や、横シールSS1にツイストが発生して一方の側面2a近傍と他方の側面2b近傍とが逆折れの状態が発生することがあった。このような天面横シール不良は充填された中身の液体食品には問題が及ばないが形状品質が劣るという問題があった。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題に鑑みなされたものであって、天面横シールに逆折れやツイストが発生した状態の紙容器を検出して、出荷を確実に防ぐことができる紙容器横シール検査装置と紙容器横シール検査方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、紙基材とアルミ箔を熱可塑性樹脂で覆った包材を縦シールして筒状包材に形成し、この筒状包材に内容液を充填して両端部を横シールして密封された枕状包材を、前記横シールを前記枕状包材に沿って折込むとともに前記横シールの両端部を折込んでレンガ型の紙容器が形成され、前記紙容器がコンベヤー上で天面を上方に側面を進行方向に向けて移動する途中で、前記紙容器の天面側に配置された天面横シールの折込状態を検査する紙容器横シール検査装置が、天面横シールの近傍を狙って前記紙容器の天面に平行且つ側面と平行に設けられる第一検出部と天面横シールの近傍で天面と垂直方向に設けられる第二検出部とから成る検出手段と、前記検出手段で検出した前記天面横シールの天面からの突出状態の検出値を記憶する記憶処理部と、記憶された前記検出値から比較用検出値を演算する演算処理部と、前記比較用検出値を前記天面横シールの基準値と比較して前記天面横シールの折込状態の良否を判断する比較処理部と、前記天面横シールの良否判断に基づきコンベヤーからの排出を指示する排出指示部とから成る制御手段を有し、前記排出指示に基づき、不良紙容器を排出する排出手段を備えることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の紙容器横シール検査装置であって、前記第一検出部が透過型の光電スイッチで前記第二検出部がアルミ検知用の近接スイッチであることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の紙容器横シール検査装置であって、前記第一検出部が前記第二検出部の上流側に設けられることを特徴としている。
請求項4の発明は、紙基材とアルミ箔を熱可塑性樹脂で覆った包材を縦シールして筒状包材に形成し、この筒状包材に内容液を充填して両端部を横シールして密封された枕状包材を、前記横シールを前記枕状包材に沿って折込むとともに前記横シールの両端部を折込んでレンガ型の紙容器が形成され、前記紙容器がコンベヤー上で天面を上方に側面を進行方向に向けて移動する途中で、前記紙容器の天面側に配置された天面横シールの折込状態を検査する紙容器横シール検査方法が、天面横シールの近傍を狙って前記紙容器の天面に平行且つ側面と平行に設けられる第一検出工程と天面横シールの近傍で天面と垂直方向に設けられる第二工程とから成る検出工程と、前記検出手段で検出した前記天面横シールの天面からの突出状態の検出値を記憶する記憶処理工程と、記憶された前記検出値から比較用検出値を演算する演算処理工程と、前記比較用検出値を前記天面横シールの基準値と比較して前記天面横シールの折込状態の良否を判断する比較処理工程と、前記天面横シールの良否判断に基づきコンベヤーからの排出を指示する排出指示工程と、前記排出指示に基づき不良紙容器を排出する排出工程とから成ることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記天面横シールの折込状態を検査する紙容器横シール検査装置が、天面横シールの近傍を狙って前記紙容器の側面と天面に平行に設けられる第一検出部と天面横シールの近傍で前記紙容器の側面に平行で天面と垂直方向に設けられる第二検出部とから成る二組の検出手段を備えている。
このため、二組の検出部によって天面横シールの状態を検知できるので検出の信頼性が向上し、前記制御手段による良否判断に基づき不良の紙容器を確実にコンベヤーから排出することができる。
請求項2の発明によれば、前記第一検出部が透過型の光電スイッチで前記第二検出部がアルミ検知用の近接スイッチであるので、第一検出部によって天面横シールが天面から大きく突出している場合と第二検出部によって天面横シールが天面から僅かに突出している場合にそれぞれ対応して検出できる。このため、天面横シールに発生した逆折れやツイストの種々の折れ具合を検出することができるので検出の信頼性が向上する。
請求項3の発明によれば、前記第一検出部が前記第二検出部の上流側に設けられるので、予め、第一検出部によって天面横シールが天面から大きく突出している紙容器を排出するので、第二検出部が不良の紙容器に衝突して壊れたり検出位置が変化するのが防止できる。このため、検査の信頼性が向上する。
<本発明の実施形態>
以下に、本発明の実施形態を図1〜10に基づいて説明する。
<紙容器横シール検査装置の構成>
まず、図1、図2、図3を用いて、本発明の実施形態の紙容器フラップ検査装置を用いて検査されるレンガ型(直方体形状)の紙容器30の製造過程を説明する。
紙容器30の包材11は包装容器の表面側から内面側にかけて、外側層14、紙基材13、バリヤー層15、接着層14a、14b及び最内層14cで形成される。外側層14、接着層14a、14b及び最内層14cはポリエチレン、エチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が用いられ、バリヤー層15はアルミ箔が用いられる。
充填機17においては、帯状の包材11は、リールの状態で包材繰出部18にセットされ、包材繰出部18から充填機17内に繰り出される。
包材11は、ローラ19によってガイドされながら図示されないフォーミングリング等によって徐々に湾曲させられ、連続的に縦シール装置20によって縦シール21して筒状包材22が形成される。
そして、筒状包材22が下方に搬送される間に、充填用パイプ23を介して牛乳、清涼飲料水等の内容液24が上方から供給される。さらに、筒状包材22は連続的に所定の間隔で横シール装置25によって横シール26されて両端部22aが密封された枕状包材27が形成される。
枕状包材27は更に図示しない成形装置によってレンガ型の紙容器30に形成される。このとき、天面横シール26を折込んで成る一対の上部フラップ31と下部横シール26を折込んで成る一対の下部フラップ32が紙容器30の両側面30a、30dと底面30bに熱圧着で固着される。このようにして、紙容器30は両側面30a、30dと底面30bと天面30cを備える直方体形状に形成される。
図4(a)、(b)に示すように、紙容器30はコンベヤー35上に底面30bを当接して天面30cを上方にした状態で一方の側面30aを矢印34で示す進行方向に向けて等速で移動する。
そして、紙容器30の天面横シール26の固着状態を検査する紙容器横シール検査装置36が設けられ、紙容器横シール検査装置36は検出手段37と制御手段38と排出手段39、40とで構成される。
検出手段37は非接触式で、天面横シール26の近傍を狙って紙容器30の天面30cに平行且つ側面30a(側面30d)と平行に設けられる第一検出部41と、天面横シール26の近傍で天面30cと垂直方向に設けられる第二検出部42とから成る。
第一検出部41は発光素子部41aと受光素子部41bと光軸41cによる透過型の光電スイッチで、第二検出部42はアルミ検知用の近接スイッチが使用される。
そして、第一検出部41の取付位置は天面30cからの天面横シール26の許容突出高さQ1と同じ高さ位置なので、通常状態では光軸41cが透過するのでONであるが、許容突出高さQ1を越える天面横シール26で光軸41cが遮蔽されるとOFFとなるため不良品と判断される。
不良と判断された紙容器30は、排出手段39で矢印39bで示すようにイジェクターの圧縮空気39aによりコンベヤー35から直角方向に排出される。
第二検出部42の取付位置は天面30cから高さQ2の高さ位置で天面横シール26の基部26aに沿って取付けられ、第二検出部42の近接スイッチによって紙容器30に用いられているアルミ箔を検出する。ここで、Q1=Q2である。
そして、通常OFFの状態であるが、天面横シール26がツイスト等で天面30cから基準以上に突出して近接スイッチに接近すると第二検出部42の検出値が増加する。
このため、天面横シール26の検出値が基準値を越えると紙容器30が不良と判断される。
不良と判断された紙容器30は、排出手段40で矢印40bで示すようにイジェクターの圧縮空気40aによりコンベヤー35から直角方向に排出される。
図5(a)に示すように、レンガ型の紙容器30が形成される直前の枕状包材27の天面横シール26の中央部には、縦シール21と天面横シール26が交差する交差部Hが存在する。交差部Hは縦シール21が二重なので包材は合計三重に重なっている。
そして、紙容器30が良品の場合には矢印P1で示す方向に天面横シール26を折込んで天面30cに沿わせるとともに上部フラップ31が矢印P2に示すように側面30a、側面30dに固着される。このため、紙容器30が良品の場合の交差部Hは天面30cを加えると包材が合計四重に重なる領域H1である。
ところが、不良品の一例として、図5(b)に示すように、紙容器30が矢印P3で示す方向に天面横シール26が逆折りされて上部フラップ31が側面30a、側面30dに固着されることがある。この場合、交差部Hは天面30cにおいて縦シール21と重なるので包材が合計五重に重なる領域H2となる。このため、包材の重なり合計が四重から五重に増えるので天面横シール26が天面30cより良品以上に突出するため、検出手段37によって検出されて不良品と判断される。
他の不良品の例として、図6(a)に示すように、天面横シール26が天面30cでツイストして、一方の側面30aに対しては上部フラップ31が正しく折込まれているが、他方の側面30dに対しては逆折れ状態である。
このため、天面横シール26の中央部の領域H3においては天面横シール26が半折れの状態となるため、領域H3は天面30cから通常よりも突出するので検出手段37によって不良品と判断される。
さらに、他の不良品の例として図6(b)に示すように、天面横シール26が天面30cでツイストして、他方の側面30dに対しては正しく折込まれているが、一方の側面30aに対しては逆折れ状態である。
このため、天面横シール26の中央部の領域H4においては天面横シール26が半折れの状態となるため、図6(a)と同様に検出手段37によって不良品と判断される。
図7(a)に示すように、天面横シール26が良品の場合、側面30a、側面30dの間では天面横シール26によって遮光されないので第一検出部41の検出信号はONである。
図7(b)に示すように、天面横シール26が天面30cでツイストして交差部Hから一方の側面30aに亘る領域は第一検出部41は遮られるので検出信号はOFFである。
図7(c)に示すように、天面横シール26が天面30cでツイストして交差部Hから他方の側面30dに亘る領域は第一検出部41は遮られるので検出信号はOFFである。
図8(a)に示すように、天面横シール26が良品の場合、第二検出部42で検出される検出信号は基準値Rの状態である。
図8(b)に示すように、天面横シール26が天面30cで逆折れの場合、上記、交差部Hは天面30cにおいて縦シール21と重なるので包材11が合計五重に重なる領域H2である。このため、領域H2の突出の影響で天面横シール26が第二検出部42に近づくので検出信号は基準値Rより高い検出値R1となる。
図8(c)に示すように、天面横シール26が天面30cでツイストした場合、交差部Hから一方の側面30aに亘って第二検出部42の検出信号は逆折れの場合の検出値R1より高い検出値R2となる。
図8(d)に示すように、天面横シール26が図8(c)とは逆にツイストした場合、交差部Hから他方の側面30dに亘って第二検出部42の検出信号は逆折れの場合の検出値R1より高い検出値R2となる。
このように、検出値R2>検出値R1>基準値Rの関係であり、天面横シール26の不良品は第一検出部41と第二検出部42のいずれか一方に検出されて排出される。
図9に示すように、検出手段37としての天面横シールの第一検出部41ではON又はOFFの状態を検出して記憶処理部45に記憶され、演算処理部46においてOFFの回数が比較用検出値として記憶される。また、天面横シールの第二検出部42で検出される検出値L1が記憶処理部45に記憶され、演算処理部46において、第二検出部42の検出値L1の最大値L2が比較用検出値として求められて記憶される。
次に、比較処理部47において天面横シール26の固着状態の良否を判断する。いま、第一検出部において、OFFの回数が一回でもあれば不良品と判断される。また、第二検出部42では最大値L2を予め決められた基準値K1と比較して、L2>L1であれば不良品と判断される。
排出指示部48は、不良と判断された紙容器30を排出手段39によってコンベヤーから排出するように指示するとともに、その排出内容を表示する表示部49を備えている。なお、記憶処理部45、演算処理部46、比較処理部47、排出指示部48、表示部49は纏めて制御手段38として小型シーケンサーに組込まれる。
図10のフローチャート図を用いて動作説明をする。まず、ステップS1において紙容器横シール検査装置36がスタートされる。
ステップS2において、第二検出部42で用いられる正常な状態の天面横シール26の基準値K1が設定される。基準値K1は正常な状態の紙容器30を予めコンベヤーで流して第二検出部42で得られる検出値を基に設定される。ステップS3において、コンベヤー上で検出される紙容器30の総数を管理するために初期値をN=0と設定する。
ステップS4では、第一検出部41においてOFFの状態を検出したことが記憶され、ステップS5において、記憶されたOFFの合計の検出回数Wを算出する。より詳しくは、天面横シール26の折込不良の状態は側面30aと側面30d間において一定とは限らないので、天面横シール26の天面30cからの許容突出高さQ1を越える回数が複数回生じる場合がある。
このため、ステップS6では、第一検出部においてW>0の状態、即ちOFFの検出回数Wが一回でもあれば不良品と判断されてステップS7に進む。ステップS7では排出紙容器合計の算出がされる。今、N=0なのでN=N+1=1となり、表示部49にN=1と表示される。
ステップS8で排出手段39により不良紙容器の排出動作をする。このとき、当該容器が排出位置まで移動する間の時間は図示しないカウンターで計測されるので、不良の紙容器を確実に排出位置で排出することができる。
なお、ステップS6にて、W>0でない場合は、さらに、第二検出部42における判断を実施するためにステップS9に進む。ステップS9では、第二検出部42において検出された天面横シール26の検出値L1が記憶される。ステップS10にて、この検出値L1の中からその最大検出値L2が算出される。
ステップS11にて、記憶されている基準値K1と最大検出値L2を比較して、L2>K1の場合には不良と判断されてステップS12に進む。なお、L2>K1でない場合には、第一検出部41と第二検出部42の両方において紙容器30が良品と判断されたので次の紙容器の検査に移る。
ステップS12では排出紙容器合計が算出される。今、N=0なのでN=N+1=1となり、表示部49にN=1と表示される。
ステップ13では排出手段40により不良紙容器の排出動作をするが、当該紙容器が排出位置まで移動する時間は図示しないカウンターで計測されるので、不良の紙容器を確実に排出位置で排出することができる。
<紙容器フラップ検査装置の作用>
上記、第二検出部42の近接スイッチにおいては、天面30cからの高さQ2の位置で天面横シール26のアルミ箔を検出することで紙容器30の良否を判断するが、天面横シール26はツイストの方が逆折りよりも天面30cからの突出高さが高い。このため、第二検出部42を検出性能を上げるために天面30cに近づけすぎるとツイスト状態の天面横シール26に衝突して壊れる可能性がある。
一方、第一検出部41は光電スイッチが用いられるので天面横シール26に幾ら近づけても天面横シール26に衝突して壊れることがない。
このため、ツイスト状態の不良の紙容器30を第一検出部41で検出するように設定し排出手段39で排出させることにより、第二検出部42に衝突するような不良の紙容器30が来なくなるので、第二検出部42が損傷したり取付位置がぶれたりすることがなくなるので不良検出の信頼性を高めることができる。
そして、第二検出部42の近接スイッチによって、天面横シール26の逆折り及び第一検出部41で検出できなかったツイストの不良を再検出することができるので不良検出の信頼性をさらに高めることができる。
また、第一検出部41に光電スイッチと第二検出部42に近接スイッチの特性の異なる検出スイッチを備えることで検査の信頼性を高めて確実に良否を検出することができる。作業者による目視検査が不要で、全数検査により検査見落としがない。CCDカメラ等の高価な装置が不要で、安価な装置により同等の高価が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、第一検出部が透過型の光電スイッチで第二検出部が近接スイッチとする代わりに、第一検出部が近接スイッチで第二検出部が透過型の光電スイッチでも構わない。この場合、第一検出部が不良の天面横シールに当たらないような高さ位置に設けるとともにその位置で不良が検出できる感度を備えた近接スイッチが選定する必要がある。
上記、第一検出部が近接スイッチで第二検出部が透過型の光電スイッチの場合には、不良品をそれぞれ排出手段39と排出手段40で排出する代わりに、共用する一組の排出手段を用いても良い。
紙容器を移動するコンベヤーは水平状態が好ましいが、紙容器が安定して移動できる範囲内で傾斜しても構わない。
紙容器の形状に制限はなく、容器頂面および底面が4角形で胴体部が8角形状の紙容器等々の様々な形状にも同様に応用できる。
本発明の実施形態における、紙容器の斜視図である。 本発明の実施形態における、紙容器の包材の断面図である。 本発明の実施形態における、紙容器の製造状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態における、(a)はコンベヤー上を移動する紙容器と紙容器フラップ検査装置の配置正面図、(a)は配置平面図である。 本発明の実施形態における、(a)はレンガ型の紙容器に形成される直前の枕状包材27の天面横シール26の状態を示す斜視図、(b)は、天面横シール26が逆折折りされた不良の紙容器30の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における、(a)は天面横シール26が天面30cでツイストして、一方の側面30aは正しく折込まれ、他方の側面30dは逆折れの紙容器30の状態を示す斜視図、(b)は天面横シール26が天面30cでツイストして、他方の側面30dは正しく折込まれ、一方の側面30aは逆折れされた紙容器30の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における第一検出部の、(a)は不良の天面横シール26が検出されない状態、(b)は不良の天面横シール26が交差部Hから側面30a側に検出された状態、(c)は不良の天面横シール26が交差部Hから側面30d側に検出された状態を示す出力状況図である。 本発明の実施形態における第二検出部の、(a)は不良の天面横シール26が検出されない状態、(b)は逆折れ状態の不良の天面横シール26が検出された状態、(c)は不良の天面横シール26が交差部Hから側面30a側に検出された状態、(d)は不良の天面横シール26が交差部Hから側面30d側に検出された状態を示す出力状況図である。 本発明の実施形態における、紙容器横シール検査装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における、紙容器横シール検査装置の動作を示すフローチャート図である。 従来例における、紙容器の斜視図である。
符号の説明
26 天面横シール
30 紙容器
30a 側面
30c 天面
35 コンベヤー
36 紙容器横シール検査装置
37 検出手段
38 制御手段
39 排出手段
41 第一検出部
41a 発光素子部
41b 受光素子部
41c 光軸
42 第二検出部

Claims (4)

  1. 紙基材とアルミ箔を熱可塑性樹脂で覆った包材を縦シールして筒状包材に形成し、この筒状包材に内容液を充填して両端部を横シールして密封された枕状包材を、前記横シールを前記枕状包材に沿って折込むとともに前記横シールの両端部を折込んでレンガ型の紙容器が形成され、
    前記紙容器がコンベヤー上で天面を上方に側面を進行方向に向けて移動する途中で、前記紙容器の天面側に配置された天面横シールの折込状態を検査する紙容器横シール検査装置が、
    天面横シールの近傍を狙って前記紙容器の天面に平行且つ側面と平行に設けられる第一検出部と天面横シールの近傍で天面と垂直方向に設けられる第二検出部とから成る検出手段と、
    前記検出手段で検出した前記天面横シールの天面からの突出状態の検出値を記憶する記憶処理部と、記憶された前記検出値から比較用検出値を演算する演算処理部と、前記比較用検出値を前記天面横シールの基準値と比較して前記天面横シールの折込状態の良否を判断する比較処理部と、前記天面横シールの良否判断に基づきコンベヤーからの排出を指示する排出指示部とから成る制御手段を有し、
    前記排出指示に基づき、不良紙容器を排出する排出手段を備えることを特徴とする紙容器横シール検査装置。
  2. 請求項1に記載の紙容器横シール検査装置であって、前記第一検出部が透過型の光電スイッチで前記第二検出部がアルミ検知用の近接スイッチであることを特徴とする紙容器横シール検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の紙容器横シール検査装置であって、前記第一検出部が前記第二検出部の上流側に設けられることを特徴とする紙容器横シール検査装置。
  4. 紙基材とアルミ箔を熱可塑性樹脂で覆った包材を縦シールして筒状包材に形成し、この筒状包材に内容液を充填して両端部を横シールして密封された枕状包材を、前記横シールを前記枕状包材に沿って折込むとともに前記横シールの両端部を折込んでレンガ型の紙容器が形成され、前記紙容器がコンベヤー上で天面を上方に側面を進行方向に向けて移動する途中で、前記紙容器の天面側に配置された天面横シールの折込状態を検査する紙容器横シール検査方法が、天面横シールの近傍を狙って前記紙容器の天面に平行且つ側面と平行に設けられる第一検出工程と天面横シールの近傍で天面と垂直方向に設けられる第二工程とから成る検出工程と、前記検出工程で検出された前記天面横シールの天面からの突出状態の検出値を記憶する記憶処理工程と、記憶された前記検出値から比較用検出値を演算する演算処理工程と、前記比較用検出値を前記天面横シールの基準値と比較して前記天面横シールの折込状態の良否を判断する比較処理工程と、前記天面横シールの良否判断に基づきコンベヤーからの排出を指示する排出指示工程と、前記排出指示に基づき、不良紙容器を排出する排出工程とから成ることを特徴とする紙容器横シール検査方法。
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