JP2001254790A - 同期駆動装置 - Google Patents

同期駆動装置

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JP2001254790A JP2000064950A JP2000064950A JP2001254790A JP 2001254790 A JP2001254790 A JP 2001254790A JP 2000064950 A JP2000064950 A JP 2000064950A JP 2000064950 A JP2000064950 A JP 2000064950A JP 2001254790 A JP2001254790 A JP 2001254790A
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寿 佐藤
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    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/16Driving gear; Control thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/02Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts
    • F16H7/023Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts with belts having a toothed contact surface or regularly spaced bosses or hollows for slipless or nearly slipless meshing with complementary profiled contact surface of a pulley

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミングベルトの偏心成分に起因する同期
回転ずれを、タイミングベルト連結方式の低コスト化を
維持しながら抑制する。 【解決手段】 印刷ドラムのドラム駆動プーリ間に掛け
渡されるタイミングベルト320を、単体ベルトを分割
して得られた2つの細幅タイミングベルト320a、3
20bで構成し、各細幅タイミングベルト320a、3
20bの歯数をnとするとき、細幅タイミングベルト3
20aを他方の細幅タイミングベルト320bに対して
n/2歯ずらし、それぞれの偏心成分を回転時に互いに
打ち消す位置関係に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、1パス方式多色印刷装置等の同
期回転を必要とする同期駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置では、インキの色が異なる
印刷ドラムを複数本印刷用紙の搬送方向に並置し、印刷
用紙を搬送しながら上流側から順に1色目、2色
目...と転写し、いわゆる1パス(1回の通紙)で多
色印刷を行なうことが行われている。この1パス方式
は、色毎に印刷ドラムを交換して再給紙する方式に比べ
作業能率が非常に良いが、1パス故の印刷間隔の短さに
起因した問題がある。すなわち、駆動側部材としての上
流の印刷ドラム(例えば1色目の印刷ドラム)で印刷さ
れた画像のインキが未乾燥状態で従動側部材としての下
流の印刷ドラム(例えば2色目の印刷ドラム)のニップ
部へ進入するために、下流の印刷ドラムに巻装されてい
る孔版原紙としてのマスタへそのインキが転移し、マス
タへ転移したインキが次の印刷用紙に転移する現象が起
こる。
【0003】最初の1枚目の印刷用紙では、1色目の未
乾燥インキは2色目の印刷ドラムのマスタに転移するだ
けに終わるので問題はないが、2枚目の印刷用紙では1
色目の印刷ドラムで印刷された画像上に、1枚目の印刷
において2色目の印刷ドラムのマスタに転移した1色目
のインキが転移する。これは再転写と呼ばれている。再
転写は同色インキの重なり現象であるので、本来の印刷
画像との間に位置ずれがなければ画像品質上の問題は生
じない。しかしながら、再転写が本来の印刷画像に対し
てずれると、影のように見えるいわゆるオフセットゴー
ストとなる。オフセットゴーストでは、ずれ量が同じで
も太い線はにじみに見え、細い線はダブリに見えるた
め、画像品質が著しく低下する。
【0004】1パス方式の多色印刷では再転写現象は避
けられないが、オフセットゴーストは再転写位置の位置
ずれによるものであるので、上流の印刷ドラムと下流の
印刷ドラムの同期回転精度が高精度に保たれ、印刷用紙
の搬送精度が高精度に保たれれば、オフセットゴースト
の発生を高精度に抑制することができる。従来、オフセ
ットゴーストを抑制するために、上流の印刷ドラムと下
流の印刷ドラムを連結駆動する構成が採用されており、
この連結駆動の方式としては、例えば特開平4−329
175号公報に開示されるように、印刷ドラムの回転駆
動軸を複数のギアで連結する方式と、例えば特開平7−
17121号公報に開示されるように、タイミングプー
リとタイミングベルトで連結する方式がある。
【0005】タイミングベルト連結方式の一例を図12
に示す。印刷用紙Pの搬送方向に間隔をおいて配置され
た2つの印刷ドラム100(上流側),102(下流
側)にそれぞれタイミングプーリとしての歯付きのドラ
ム駆動プーリ104,106が取り付けられており、こ
れらのドラム駆動プーリ104,106間にタイミング
ベルト108が掛け渡されて印刷ドラム100,102
が連結駆動可能となっている。印刷ドラム100,10
2間には、印刷ドラム100,102間の位相を調整す
るドラム間位相調整手段110(印刷用紙の搬送方向で
ある天地方向の1色目と2色目の色ずれ調整手段)が設
けられている。
【0006】ドラム間位相調整手段110は、図示しな
い駆動手段により上下方向に移動するフレーム112
と、このフレーム112の上下端部に回転自在に支持さ
れた歯付きの調整用プーリ114a,114b(以下、
適宜に、単に調整用プーリ114と呼ぶときがある)等
を有しており、各調整用プーリ114はタイミングベル
ト108に噛み合っている。調整用プーリ114と印刷
ドラム100,102との間には、タイミングベルト1
08を偏向させる4個の偏向プーリ116が位置固定さ
れて設けられており、ドラム間位相調整手段110の上
下変位による位相調整が短距離変位で効率的になされる
ようになっている。偏向プーリ116はタイミングベル
ト108の裏面に当接するため、平プーリが用いられて
いる。図12において符号118,120は印刷ドラム
100,102に対して接離自在なプレスローラを示
す。
【0007】フレーム112が上方に移動して調整用プ
ーリ114a,114bが上方に変位すると、印刷ドラ
ム100は矢印a方向に、印刷ドラム102は矢印b方
向に回転し、印刷ドラム100,102の位相が変化す
る。フレーム112が下方に移動すると逆方向の位相変
化を得ることができる。ドラム間位相調整手段110
は、印刷用紙Pの搬送方向の印刷位置のずれを修正する
もので、印刷速度の変化による位置ずれ修正等が可能で
あり、実際上不可欠なものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイミング
ベルト108に噛み合うドラム駆動プーリ104,10
6及び調整用プーリ114は、加工精度、組付精度など
により少なからず偏心することを避けられない。また、
無視できないのが、タイミングベルト108自身もその
心線位置精度による偏心成分を有していることである。
さらには、前述のドラム間位相調整手段110が設けら
れていることを考慮すると、タイミングベルト108の
裏面に当接する偏向プーリ116の存在によってタイミ
ングベルト108の全周長における厚さの不均一さも偏
心成分として加算されることになる。
【0009】ドラム駆動プーリ104,106について
はそれぞれが偏心していても、オフセットゴーストの発
生は印刷ドラム100,102が1回転に1回、すなわ
ち、ドラム駆動プーリ104,106が1回転に1回の
現象であるので、印刷ドラム100と印刷ドラム102
との間には同期回転のずれは生じない。しかしながら、
調整用プーリ114が偏心している場合には、調整用プ
ーリ114が回転する毎に、また、タイミングベルト1
08が偏心成分を有している場合には、ドラム駆動プー
リ104,106が回転する毎に印刷ドラム100と印
刷ドラム102の位相をずらしていることになる。
【0010】調整用プーリ114が偏心している場合に
オフセットゴーストが発生する理由を図13及び図14
に基づいて説明する。図13は、ドラム駆動プーリ(1
04,106)の歯数:調整用プーリ114の歯数=
4.3:1の場合、換言すれば、ドラム駆動プーリ(1
04,106)の歯数が調整用プーリ114の非整数倍
である場合のドラム駆動プーリ(104,106)と調
整用プーリ114に偏心があった場合の速度変動を示す
波形図である。なお、図13は代表的に、ドラム駆動プ
ーリ104と調整用プーリ114aについてのみ図示し
てあり、ドラム駆動プーリ106と、調整用プーリ11
4bの波形図は省略してある。
【0011】つまり、図13において、実線S1はドラ
ム駆動プーリ104の速度変動を、実線S2はドラム駆
動プーリ104の速度変動波形の原点と調整用プーリ1
14aの速度変動波形の原点とをわかりやすいように一
致させて示した、調整用プーリ114aの速度変動を、
破線S3はドラム駆動プーリ104と調整用プーリ11
4aとの偏心位置に差があった場合の調整用プーリ11
4aの速度変動を示している。ここで、通常は、破線S
3で示すように、ドラム駆動プーリ104の速度波形の
原点と調整用プーリ114aの速度波形の原点とはずれ
ていることが多い。
【0012】図14は、合成速度変動を示す波形図で、
実線C1は図13における実線S1と実線S2の合成速
度変動を、破線C2は実線S1と破線S3の合成速度変
動を示している。図14から明らかなように、ドラム1
周期をどこから始めても、毎周期で速度変動の形が異な
る。従って、印刷ドラム100と印刷ドラム102との
ずれ方が毎周期で異なるのでオフセットゴーストが発生
する。
【0013】次に、タイミングベルト108が偏心して
いる場合にオフセットゴーストが発生する理由を図1
5、図16及び図17に基づいて説明する。図15は、
ドラム駆動プーリ(104,106)の歯数:タイミン
グベルト108の歯数=1:2.5の場合、換言すれ
ば、タイミングベルト108の歯数がドラム駆動プーリ
(104,106)の歯数の非整数倍である場合のドラ
ム駆動プーリ(104,106)とタイミングベルト1
08に偏心があった場合の速度変動を示す波形図であ
る。なお、図15は代表的に下流のドラム駆動プーリ1
06とタイミングベルト108についてのみ図示してあ
り、上流のドラム駆動プーリ104の波形図は省略して
ある。
【0014】つまり、図15において、実線S4はドラ
ム駆動プーリ106の速度変動を、実線S5はドラム駆
動プーリ106の速度変動波形の原点とタイミングベル
ト108の速度変動波形の原点とをわかりやすいように
一致させて示した、タイミングベルト108の速度変動
を、破線S6はドラム駆動プーリ106とタイミングベ
ルト108との偏心位置に差があった場合のドラム駆動
プーリ106の速度変動を示している。ここで、通常
は、破線S6で示すように、ドラム駆動プーリ106の
速度波形の原点とタイミングベルト108の速度波形の
原点とはずれていることが多い。
【0015】図16は、合成速度変動を示す波形図で、
実線C3は図15における実線S4と実線S5の合成速
度変動を、破線C4は実線S5と破線S6の合成速度変
動を示している。図16から明らかなように、どこから
始めても、毎周期で速度変動の形が異なる。但し、ドラ
ム駆動プーリ106の歯数:タイミングベルト108の
歯数=1:2.5の設定であることから、タイミングベ
ルト108が2周期でドラム駆動プーリ106が5周期
の関係が保たれ、実線C1はドラム駆動プーリ106が
5周期する毎に同じ波形を繰り返している。図17は、
図16における実線C3の、ドラム駆動プーリ106が
1周期する毎の波形の斜線部の面積の和をプロットした
もので、面積の和の大小がすなわち、ドラム駆動プーリ
106の同期ずれ量である。ドラム駆動プーリ106の
周期毎の回転同期ずれ量もタイミングベルト108が2
周期する毎に同じずれ量が繰り返し発生することがわか
る。
【0016】印刷ドラム同士を連結駆動するためのギア
やタイミングベルト等の回転部材は加工により少なから
ず偏心成分が生じるので、1回転中の速度変動は避けら
れない。印刷ドラムの回転駆動軸をギアで連結する方式
では、ギア列による高剛性のためにギアの精度を高くす
ることでオフセットゴーストのずれ量を小さくすること
ができるが、精度の高いギアを複数使用しなければなら
ない構成であるため、製造コストが高くなるという問題
があった。一方、タイミングベルトで連結する方式で
は、射出成形等による量産が可能なタイミングプーリ等
の製造コストの低い部品を使用できるため、全体として
コスト低下を実現できるが、上述のようにタイミングベ
ルトやタイミングプーリの偏心成分によってオフセット
ゴーストのずれ量が大きいという問題があった。
【0017】そこで、本発明は、タイミングベルトで連
結する方式において、同期回転ずれ量を小さくでき、低
コストの利点を十分に活かせる同期駆動装置及び同期駆
動方法の提供を、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】タイミングベルトが偏心
成分を有していても結果的にその偏心成分を回転中にキ
ャンセルすることができれば問題はなく、本発明はその
偏心成分のキャンセルをタイミングベルトの構成自体に
よって得ることとした。
【0019】具体的には、請求項1記載の発明では、そ
れぞれ歯付きのプーリを有する駆動側部材と従動側部材
を有し、上記プーリ間にタイミングベルトを掛け渡して
上記駆動側部材と従動側部材を同期回転させる同期駆動
装置において、上記タイミングベルトが、上記プーリの
回転軸方向に並置された複数の細幅タイミングベルトか
ら構成され、各細幅タイミングベルトはそれぞれの偏心
成分を回転時に互いに打ち消す位置関係に設けられてい
る、という構成を採っている。
【0020】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
同期駆動装置において、上記タイミングベルトが2つの
細幅タイミングベルトから構成され、これらの細幅タイ
ミングベルトは一つのタイミングベルトを分割して得ら
れたものである、という構成を採っている。
【0021】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
同期駆動装置において、上記2つの細幅タイミングベル
トが、一つのタイミングベルトを2等分に分割して得ら
れたものである、という構成を採っている。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の同期駆動装置において、上記2つの細幅タイミン
グベルトが分割面同士を突き合わせ、且つ、歯をずらし
て設けられている、という構成を採っている。
【0023】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
同期駆動装置において、上記細幅タイミングベルトの歯
数をnとしたとき、n/2歯ずらされている、という構
成を採っている。
【0024】請求項6記載の発明では、請求項2又は3
記載の同期駆動装置において、一方の細幅タイミングベ
ルトの向きを反転させてその非分割面と他方の細幅タイ
ミングベルトの分割面を突き合わせ、分割時の歯を合わ
せて設けられている、という構成を採っている。
【0025】請求項7記載の発明では、請求項2又は3
記載の同期駆動装置において、一方の細幅タイミングベ
ルトの向きを反転させてその非分割面と他方の細幅タイ
ミングベルトの分割面を突き合わせ、且つ、歯をずらし
て設けられている、という構成を採っている。
【0026】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
同期駆動装置において、上記細幅タイミングベルトの歯
数をnとしたとき、n/2歯ずらされている、という構
成を採っている。
【0027】請求項9記載の発明では、間隔をおいて配
置された駆動側部材と従動側部材を有し、上記駆動側部
材と従動側部材間にタイミングベルトを掛け渡して同期
回転させる同期駆動方法において、上記タイミングベル
トを、上記駆動側部材又は従動側部材の軸方向に並置さ
れた複数の細幅タイミングベルトにより構成し、各細幅
タイミングベルトをそれぞれの偏心成分を回転時に互い
に打ち消す位置関係に設けることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1に示すように、同期駆動装置の一
例としての印刷装置としての孔版印刷装置302は、給
紙手段304と、レジストローラ対306と、給紙手段
304から供給される印刷用紙Pの搬送方向に間隔をお
いて配置された2つの印刷ドラム308(駆動側部
材),310(従動側部材)と、図示しない接離機構に
より上流の印刷ドラム308に対して接離自在なプレス
ローラ312と、印刷ドラム308,310間の印刷用
紙Pの搬送を行なうエアー吸着ベルト方式の中間搬送手
段314と、図示しない接離機構により下流の印刷ドラ
ム310に対して接離自在なプレスローラ316と、下
流の印刷ドラム310から分離した印刷用紙Pを図示し
ない排紙トレイに排出するエアー吸着ベルト方式の排紙
搬送手段318と、印刷ドラム308,310を連結駆
動するためのタイミングベルト320と、印刷ドラム3
08,310間の位相を調整するためのドラム間位相調
整手段322等を有している。上流の印刷ドラム308
はメイン駆動ベルト323を介してメイン駆動モータ3
25により回転駆動され、この回転駆動力がタイミング
ベルト320により下流の印刷ドラム310に伝達され
る。メイン駆動ベルト323はプーリ327によりテン
ションを付与されている。
【0029】給紙手段304では図示しないモータ装置
により間欠的に上昇する給紙台324に複数の印刷用紙
Pが積載されており、給紙ローラ326、分離ローラ3
28、分離パッド330等により最上の印刷用紙Pから
順に一枚ずつ分離されてレジストローラ対306へ送ら
れる。印刷用紙Pはレジストローラ対306で斜めずれ
等を修正された後、印刷ドラム308の画像先端と印刷
用紙Pの先端部の所定位置とが一致するタイミングでレ
ジストローラ対306により印刷ドラム308へ向けて
送られる。このタイミングに合わせてプレスローラ31
2が印刷ドラム308に押圧される。プレスローラ31
2によって印刷用紙Pが印刷ドラム308に押圧される
と、印刷ドラム308に内蔵された図示しないインキ供
給手段により供給された1色目のインキが印刷ドラム3
08の外周面に巻装された図示しない製版済みのマスタ
の穿孔部から滲み出て印刷用紙Pに転移する。これによ
り印刷用紙Pに1色目の画像が印刷される。プレスロー
ラ312は印刷ドラム308の外周面に設けられたマス
タクランパ332との干渉を避けるように間欠的に押圧
される。
【0030】印刷がなされた印刷用紙Pは印刷ドラム3
08から図示しない分離手段により分離され、中間搬送
手段314により搬送される。中間搬送手段314には
図示しないファンが設けられており、エアー吸引によっ
てベルト上に印刷用紙Pを吸着しながら搬送する。中間
搬送手段314の搬送線速度は印刷用紙Pの線速度の所
定倍に設定されている。中間搬送手段314で搬送され
た印刷用紙Pは下流の印刷ドラム310とプレスローラ
316のニップ部に進入する。プレスローラ316によ
って印刷用紙Pが印刷ドラム310に押圧されると、印
刷ドラム310に内蔵された図示しないインキ供給手段
により供給された2色目のインキが印刷ドラム310の
外周面に巻装された図示しない製版済みのマスタの穿孔
部から滲み出て印刷用紙Pに転移する。これにより印刷
用紙Pに2色目の画像が印刷される。プレスローラ31
6は印刷ドラム310の外周面に設けられたマスタクラ
ンパ334との干渉を避けるように間欠的に押圧され
る。
【0031】2色目の印刷がなされた印刷用紙Pは印刷
ドラム310から図示しない分離手段により分離され、
排紙搬送手段318により搬送される。排紙搬送手段3
18には図示しないファンが設けられており、エアー吸
引によってベルト上に印刷用紙Pを吸着しながら搬送す
る。排紙搬送手段318により搬送された印刷用紙Pは
図示しない排紙トレイに排出されてスタックされる。
【0032】印刷ドラム308,310の回転軸35
0,352(図2)の奥側(図2で手前側)にはそれぞ
れタイミングプーリとしての歯付きのドラム駆動プーリ
336,338が印刷ドラム308,310を交換可能
に取り付けられており、このドラム駆動プーリ336,
338間にタイミングベルト320が掛け渡されてい
る。ドラム間位相調整手段322には2つのタイミング
プーリとしての調整用プーリ340,342が設けられ
ており、調整用プーリ340,342とドラム駆動プー
リ336,338間にはドラム間位相調整手段322の
上下変位による位相調整を短距離変位で効率的に行なう
ための4つの偏向プーリ344が位置固定されて設けら
れている。ここでの偏向プーリ344はテンションプー
リとしても機能する。
【0033】ドラム間位相調整手段322は、図2に示
すように、上下方向に延びるフレーム354と、フレー
ム354の上下端部に回転自在に支持された調整用プー
リ340,342と、フレーム354に形成されたラッ
ク部354aに噛み合う図示しないピニオンと、このピ
ニオンを駆動する図示しないモータ等を有している。フ
レーム354の上半部と下半部にはそれぞれ上下に延び
る長孔354b,354cが形成されており、長孔35
4b,354cには図示しない装置本体側板に固定され
たガイドピン356,358が係合している。フレーム
354はガイドピン356,358と図示しない装置本
体側板に固定されたガイド部材によりガイドされながら
上下に移動する。平プーリとしての各偏向プーリ344
は、図示しない装置本体側板に固定された軸360に回
転自在に支持されており、調整用プーリ340,342
とドラム駆動プーリ336,338間においてタイミン
グベルト320を絞り込むように配置され、タイミング
ベルト320の裏面に当接している。
【0034】図示しないピニオンが回転駆動され、フレ
ーム354が上方向(矢印X方向)に移動すると、調整
用プーリ340,342が共に上方に変位し、印刷ドラ
ム308,310はそれぞれ矢印a、b方向に回転す
る。これにより印刷ドラム308,310の位相が変化
し、位相調整(色ずれ調整)が可能となる。上記と逆方
向の位相調整をする場合には、図示しないピニオンを逆
回転させ、フレーム354を下方向(矢印Y方向)に移
動させればよい。ドラム駆動プーリ336,338の歯
数は互いに同じであり、ドラム間位相調整手段322に
おける調整用プーリ340,342よりも歯数は多い。
調整用プーリ340,342の歯数も互いに同じであ
る。
【0035】本実施形態におけるタイミングベルト32
0は、図2に示すように、印刷ドラム308,310の
軸方向、すなわち、ドラム駆動プーリ336,338の
軸方向に並置された2つの細幅タイミングベルト320
a、320bとから構成されている。タイミングベルト
320は、図3に示すように、元々の幅(印刷ドラムの
軸方向の幅)がWで歯数nの単一のベルトMBを出発材
料としており、その中心位置Tで2等分に切断したもの
である(請求項2,3)。なお、図3等においては、タ
イミングベルト320の厚みや長さを無視して模式的に
表示している。図4に示すように、切断して得られた分
割体としての各細幅タイミングベルト320a、320
bにより全体としてのタイミングベルト320が構成さ
れている。各細幅タイミングベルト320a、320b
の位置関係の調整によってタイミングベルト320の偏
心成分を抑制する訳であるが、各細幅タイミングベルト
320a、320bの位置変更を分かり易くするため
に、図3及び図4に示すように、ベルト上部の外面中心
位置にはそれぞれアルファベットのAを、ベルト下部の
外面中心位置、すなわち、n/2歯の位置にはそれぞれ
アルファベットのB(破線となる)を同一向きにマーキ
ングしている。
【0036】本実施形態では、図5に示すように、各細
幅タイミングベルト320a、320bの切断面(分割
面)同士を突き合わせ、且つ、細幅タイミングベルト3
20aを細幅タイミングベルト320bに対してn/2
歯ずらして組み付けている(請求項4,5)。タイミン
グベルト320をこのように構成することにより、タイ
ミングベルト320の偏心成分を全体として打ち消すこ
とができる。その理由を以下に述べる。
【0037】単体としてのタイミングベルト320の速
度変動は、例えば図6(a)に示すような波形となる。
タイミングベルト320を上述のように分割した場合、
出発材料が同一であるので、各細幅タイミングベルト3
20a、320bの速度変動の波形は、図6(b)に示
すように、それぞれ図6(a)で示したものと同じにな
る。ここで、細幅タイミングベルト320aをn/2歯
ずらすということは、図6(c)に示すように、各細幅
タイミングベルト320a、320bの偏心成分の発現
特性が対称性を有することとなる。このため、タイミン
グベルト320全体としては、各回転位置での偏心成分
が対称的大きさを有する偏心成分で打ち消される。結果
としてタイミングベルト320全体では、図6(d)に
示すように、偏心成分が回転全域に亘ってキャンセルさ
れ、タイミングベルト320の偏心成分に起因するオフ
セットゴーストが高精度に抑制される(請求項1,
9)。
【0038】次に、タイミングベルト320以外の回転
部材が偏心している場合のオフセットゴースト抑制手法
について述べる。上記構成の下、本実施形態では、調整
用プーリ340,342の歯数をドラム駆動プーリ33
6,338の歯数の1/整数に設定している。換言すれ
ば、ドラム駆動プーリ336,338の歯数を調整用プ
ーリ340,342の歯数の整数倍としている。例え
ば、ドラム駆動プーリ(336,338)の歯数144
に対して調整用プーリ(340,342)の歯数を36
に設定するものである。このようにすれば、調整用プー
リ340,342が偏心していても歯数比の関係によっ
て印刷ドラム308,310間の位相ずれ(同期回転ず
れ)は生じず、オフセットゴーストの発生も抑制され
る。
【0039】その理由を図7及び図8に基づいて説明す
る。図7は、ドラム駆動プーリ(336,338)と調
整用プーリ(340,342)に偏心があった場合の速
度変動を示す波形図で、ドラム駆動プーリ(336,3
38)の歯数:調整用プーリ(340,342)の歯数
=4:1の場合である。なお、図7は代表的に、ドラム
駆動プーリ336と調整用プーリ340についてのみ図
示しており、ドラム駆動プーリ338、調整用プーリ3
42の波形図は省略してある。つまり、図7において、
実線S7はドラム駆動プーリ336の速度変動を、実線
S8はドラム駆動プーリ336の速度変動の波形の原点
と、調整用プーリ340の速度変動の波形の原点とをわ
かりやすいように一致させて示した、調整用プーリ34
0の速度変動を、破線S9はドラム駆動プーリ336と
調整用プーリ340との偏心位置に差があった場合の調
整用プーリ340の速度変動を示している。偏心位置に
差が無い場合には、ドラム駆動プーリ(336,33
8)の1周期の中に調整用プーリ(340,342)の
4周期が丁度入る。
【0040】図8は、合成速度変動を示す波形図で、実
線C5は図7における実線S7と実線S8の合成速度変
動を、破線C6は実線S7と破線S9の合成速度変動を
示している。図8から明らかなように、ドラム1周期を
どこから始めても、毎周期で速度変動の形は同じであ
る。すなわち、実線C5でも破線C6でも速度変動の形
は同じである。従って、印刷ドラム308と印刷ドラム
310とのずれ方が毎周期同じであるのでオフセットゴ
ーストの発生がない。
【0041】本実施形態では、偏向プーリ344を有す
る構成を示したが、偏向プーリ344を有しない構成に
おいても1/整数に設定する方式とした場合、上記と同
様の理由により同様のオフセットゴースト抑制機能を得
ることができる。また、偏向プーリ344を有する構成
において、調整用プーリ340,342の歯数をドラム
駆動プーリ336,338の歯数の1/整数に設定する
ことに加え、偏向プーリ344のピッチ円直径をドラム
駆動プーリ336,338のピッチ円直径の1/整数に
設定してもよい。換言すれば、ドラム駆動プーリ33
6,338のピッチ円直径を偏向プーリ344のピッチ
円直径の整数倍としてもよい。例えば、ドラム駆動プー
リ336,338のピッチ円直径:偏向プーリ344の
ピッチ円直径=5:1に設定するものである。各偏向プ
ーリ344のピッチ円直径は互いに同じである。この場
合の偏向プーリ344のピッチ円直径d1は、図9に示
すように、タイミングベルト320のピッチ線(ベルト
心線の位置)tまでの距離である。
【0042】ドラム間位相調整手段322の調整用プー
リ340,342の偏心が無く、偏向プーリ344のみ
偏心がある場合には、偏向プーリ344のピッチ円直径
をドラム駆動プーリ336,338のピッチ円直径の1
/整数に設定する対策のみでオフセットゴーストの発生
を抑制できる。
【0043】ところで、上記実施形態でドラム駆動プー
リ(336,338)の歯数144に対して調整用プー
リ(340,342)の歯数を36としたのは、ドラム
駆動プーリ(336,338)の歯数と調整用プーリ
(340,342)の歯数の比を4:1に設定する場合
の好ましい例である。この他の歯数で整数比4:1、又
は3:1、又は5:1を、精度とコストのバランスを考
慮して設定するなら、ドラム駆動プーリ(336,33
8)の歯数が108〜180であることが望ましい。
【0044】本実施形態のドラム連結駆動部は、図1に
示すように、高精度なギヤを使用せずに、ドラム駆動プ
ーリ336,338と調整用プーリ340,342及
び、偏向プーリ344で構成する回転部材にタイミング
ベルト320が掛け渡されているだけの極めてシンプル
な駆動方式を採っている。従って、上記回転部材に偏心
があってもそれぞれのピッチ円直径がドラム駆動プーリ
336,338のピッチ円直径と1/整数の関係が保た
れることによって印刷ドラム308,310の間の位相
ずれは生じないが、極めてシンプルな構成上、タイミン
グベルト320とドラム駆動プーリ336,338の歯
数を1:1とすることができないため、タイミングベル
ト320自身の持つ偏心量だけが位相ずれの発生源とな
り得る。
【0045】しかしながら、タイミングベルト320の
偏心成分は、上述のように各細幅タイミングベルト32
0a、320bの組み合わせ構成によって容易且つ高精
度にキャンセルできるため、上記回転部材の偏心成分キ
ャンセル構成と、タイミングベルト320の偏心成分キ
ャンセル構成との組み合わせにより、装置全体としては
オフセットゴーストを高精度に抑制することができる。
【0046】次に、他の実施形態を説明する。上記実施
形態では、各細幅タイミングベルト320a、320b
の分割面同士を突き合わせ、且つ、一方をn/2歯ずら
して組む構成であったが、図10に示すように、一方の
細幅タイミングベルト320aの向きを反転させてその
非分割面と他方の細幅タイミングベルト320bの分割
面を突き合わせ、分割時の歯を合わせて設ける構成とし
てもよい(請求項6)。この場合にも各細幅タイミング
ベルト320a、320bは互いに偏心成分を打ち消す
位置関係となり、上記実施形態と同様のタイミングベル
ト320の偏心成分に起因するオフセットゴースト抑制
機能を得ることができる。
【0047】また、図11に示すように、一方の細幅タ
イミングベルト320aの向きを反転させてその非分割
面と他方の細幅タイミングベルト320bの分割面を突
き合わせ、且つ、細幅タイミングベルト320bに対し
て細幅タイミングベルト320aをn/2歯ずらして設
ける構成としてもよい(請求項7,8)。この場合にも
各細幅タイミングベルト320a、320bは互いに偏
心成分を打ち消す位置関係となり、上記実施形態と同様
のタイミングベルト320の偏心成分に起因するオフセ
ットゴースト抑制機能を得ることができる。
【0048】上記各実施形態では、タイミングベルト3
20を2つの細幅タイミングベルト320a、320b
で構成したが、3つ以上の細幅タイミングベルトを用い
て、それぞれの偏心成分を回転時に互いに打ち消す位置
関係に設ける構成としてもよい。また、各細幅タイミン
グベルト320a、320bを単一のベルトを分割して
得る構成としたが、細幅タイミングベルトを単独に形成
し、それらの中から偏心成分が互いに打ち消す関係にあ
るものを組み合わせてタイミングベルト320を構成し
てもよい。また、一方の細幅タイミングベルトを他方の
細幅タイミングベルトに対してn/2歯ずらす構成とし
たが、これに限らず、任意の歯数ずらす構成によっても
オフセットゴーストの抑制機能を少なからず得ることが
できる。
【0049】また、上記各実施形態では、印刷装置への
実施を例示したが、これに限らず、精度が要求される同
期回転を必要とする他の同期駆動装置においても同様に
実施することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1又は9記載の発明によれば、タ
イミングベルトを複数の細幅タイミングベルトにより構
成し、各細幅タイミングベルトをそれぞれの偏心成分を
回転時に互いに打ち消す位置関係に設ける構成としたの
で、回転中全体に亘ってタイミングベルトの偏心成分を
キャンセルすることができ、タイミングベルト連結方式
の利点である低コスト化を維持しながら、タイミングベ
ルトの偏心成分に起因する同期回転ずれを抑制すること
ができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、細幅タイミ
ングベルトの出発材料が同一であるので、偏心成分が波
形上で対称性を有する細幅タイミングベルトの組み合わ
せとなり、タイミングベルトの偏心成分に起因する同期
回転ずれを容易に抑制することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、細幅タイミ
ングベルトの出発材料が同一であるので、偏心成分が波
形上で対称性を有する細幅タイミングベルトの組み合わ
せとなり、タイミングベルトの偏心成分に起因する同期
回転ずれを容易に抑制することができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、細幅タイミ
ングベルトの分割面同士を突き合わせ、且つ、歯をずら
して設ける構成であるので、タイミングベルトの偏心成
分に起因する同期回転ずれを高精度に抑制することがで
きる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、n/2歯ず
らす構成としたので、タイミングベルトの偏心成分が波
形上で対称性を有することなり、タイミングベルトの偏
心成分に起因する同期回転ずれを高精度に抑制すること
ができる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、タイミング
ベルトの偏心成分が波形上で対称性を有することなり、
タイミングベルトの偏心成分に起因する同期回転ずれを
高精度に抑制することができる。
【0056】請求項7記載の発明によれば、歯をずらし
て設ける構成であるので、タイミングベルトの偏心成分
に起因する同期回転ずれを高精度に抑制することができ
る。
【0057】請求項8記載の発明によれば、n/2歯ず
らす構成としたので、タイミングベルトの偏心成分が波
形上で対称性を有することなり、タイミングベルトの偏
心成分に起因する同期回転ずれを高精度に抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る同期駆動装置の一例
としての印刷装置としての孔版印刷装置の概要正面図で
ある。
【図2】ドラム間位相調整手段の概要斜視図である。
【図3】細幅タイミングベルトを得る単体ベルトの斜視
図である。
【図4】タイミングベルトの分解斜視図である。
【図5】細幅タイミングベルトの組み合わせ状態を示す
斜視図である。
【図6】タイミングベルトの偏心成分のキャンセル機能
を示す波形図で、(a)は単体ベルト状態での速度変動
の波形図、(b)は各細幅タイミングベルトの速度変動
の波形図、(c)は各細幅タイミングベルトを互いに偏
心成分を打ち消す位置関係に組み合わせた状態の速度変
動の波形図、(d)は偏心成分がキャンセルされた状態
の速度変動の波形図である。
【図7】調整用プーリ等に偏心があった場合の速度変動
の波形図である。
【図8】合成速度変動の波形図である。
【図9】偏向プーリのピッチ円直径の概念を示す図であ
る。
【図10】他の実施形態におけるタイミングベルトの斜
視図である。
【図11】他の実施形態におけるタイミングベルトの斜
視図である。
【図12】従来における孔版印刷装置の概要正面図であ
る。
【図13】従来の装置において調整用プーリ等に偏心が
あった場合の速度の変動を示す波形図である。
【図14】従来の装置において調整用プーリ等に偏心が
あった場合の合成速度変動を示す波形図である。
【図15】従来の装置においてドラム駆動プーリとタイ
ミングベルトに偏心があった場合の速度の変動を示す波
形図である。
【図16】従来の装置においてドラム駆動プーリとタイ
ミングベルトに偏心があった場合の合成速度変動を示す
波形図である。
【図17】図16に示した合成速度変動の波形からドラ
ム1周期毎の面積を計算して得られるドラムの回転ずれ
量を示す図である。
【符号の説明】
308,310 印刷ドラム 320 タイミングベルト 320a,320b 細幅タイミングベルト 336,338 プーリとしてのドラム駆動プーリ P 印刷用紙

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ歯付きのプーリを有する駆動側部
    材と従動側部材を有し、上記プーリ間にタイミングベル
    トを掛け渡して上記駆動側部材と従動側部材を同期回転
    させる同期駆動装置において、 上記タイミングベルトが、上記プーリの回転軸方向に並
    置された複数の細幅タイミングベルトから構成され、各
    細幅タイミングベルトはそれぞれの偏心成分を回転時に
    互いに打ち消す位置関係に設けられていることを特徴と
    する同期駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の同期駆動装置において、 上記タイミングベルトが2つの細幅タイミングベルトか
    ら構成され、これらの細幅タイミングベルトは一つのタ
    イミングベルトを分割して得られたものであることを特
    徴とする同期駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の同期駆動装置において、 上記2つの細幅タイミングベルトが、一つのタイミング
    ベルトを2等分に分割して得られたものであることを特
    徴とする同期駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の同期駆動装置におい
    て、 上記2つの細幅タイミングベルトが分割面同士を突き合
    わせ、且つ、歯をずらして設けられていることを特徴と
    する同期駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の同期駆動装置において、 上記細幅タイミングベルトの歯数をnとしたとき、n/
    2歯ずらされていることを特徴とする同期駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項2又は3記載の同期駆動装置におい
    て、 一方の細幅タイミングベルトの向きを反転させてその非
    分割面と他方の細幅タイミングベルトの分割面を突き合
    わせ、分割時の歯を合わせて設けられていることを特徴
    とする同期駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項2又は3記載の同期駆動装置におい
    て、 一方の細幅タイミングベルトの向きを反転させてその非
    分割面と他方の細幅タイミングベルトの分割面を突き合
    わせ、且つ、歯をずらして設けられていることを特徴と
    する同期駆動装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の同期駆動装置において、 上記細幅タイミングベルトの歯数をnとしたとき、n/
    2歯ずらされていることを特徴とする同期駆動装置。
  9. 【請求項9】間隔をおいて配置された駆動側部材と従動
    側部材を有し、上記駆動側部材と従動側部材間にタイミ
    ングベルトを掛け渡して同期回転させる同期駆動方法に
    おいて、 上記タイミングベルトを、上記駆動側部材又は従動側部
    材の軸方向に並置された複数の細幅タイミングベルトに
    より構成し、各細幅タイミングベルトをそれぞれの偏心
    成分を回転時に互いに打ち消す位置関係に設けることを
    特徴とする同期駆動方法。
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