JPH0862737A - 駆動伝達装置 - Google Patents

駆動伝達装置

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Publication number
JPH0862737A
JPH0862737A JP22427294A JP22427294A JPH0862737A JP H0862737 A JPH0862737 A JP H0862737A JP 22427294 A JP22427294 A JP 22427294A JP 22427294 A JP22427294 A JP 22427294A JP H0862737 A JPH0862737 A JP H0862737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulleys
pulley
timing belt
drive
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP22427294A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsurou Kuretani
悦朗 榑谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0862737A publication Critical patent/JPH0862737A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動伝達装置において、防振部材を設置しな
いで、タイミングベルトとプーリの噛み合いよる振動が
原因で画質の低下などの不具合が発生することを防止す
る。 【構成】 駆動軸13上の第1の駆動プーリ15とモー
タプーリ12間にタイミングベルト25を掛け渡し、第
2の駆動プーリ20と各々対応する従動プーリ間にタイ
ミングベルト30を掛け渡す。第1および第2の駆動プ
ーリ15・20は、互いに歯数およびピッチを同一とす
る一方、駆動軸13に対する互いの取付角度を周方向に
1/2ピッチ分ずらしてなる。そして、駆動時、第1お
よび第2の駆動プーリ15・20とタイミングベルト2
5・30の歯部がそれぞれ噛み合ったとき、各々の噛み
合い個所で相互に半波長分ずれた正弦波の振動が発生
し、その正弦波が駆動軸13を介して相手のプーリへ伝
わると、互いに正弦波を打ち消し合いそれぞれの振動を
減衰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機・ファクシミ
リ・スキャナなどに使用し、原稿上の画像情報を読み取
る画像読取装置などに適用しうる。詳しくは、そのよう
な画像読取装置等において、光源やのミラ−のような読
取光学系を搭載したキャリッジ等にモータの駆動力を伝
達する駆動伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば画像読取装置では、キャリッジ
を2つ備え、そのうちの第1キャリッジ上に光源と一部
のミラ−を搭載し、第2キャリッジ上に残りのミラ−を
搭載し、たとえば図5に示すこの種の駆動伝達装置によ
ってモータmの駆動力を伝達して第1および第2キャリ
ッジA・Bを移動する。
【0003】この駆動伝達装置は、図中符号1で示す駆
動軸の一端外側に駆動プーリ2を固定し、その一端内側
および他端にぞれぞれ駆動プーリ3を固定する。駆動プ
ーリ3は、それぞれ歯数比が2:1の段付プーリ3a・
3bからなる。そして、内側の大径駆動プーリ部3aと
各々対応する従動プーリ4間にそれぞれタイミングベル
ト5を掛け渡すとともに、外側の小径駆動プーリ部3b
と各々対応する従動プーリ6間にそれぞれタイミングベ
ルト7を掛け渡す。そして、タイミングベルト5に第1
キャリッジAの両端を取り付け、タイミングベルト7に
第2キャリッジBの両端を取り付ける。また、駆動プー
リ2とモータプーリ8間に、タイミングベルト9を掛け
渡してなる。
【0004】そして、画像読取時、モータmを駆動して
タイミングベルト9を回動し、駆動プーリ2を回転して
駆動軸1を回動する。しかして、駆動プーリ3を回転し
てタイミングベルト5・7を回動し、第1および第2キ
ャリッジA・Bを移動する。そのとき、第1キャリッジ
Aを速度Vで移動するとともに第2キャリッジBをその
半分の速度V/2で移動して光路長を一定に保持しなが
ら、読取光学系でコンタクトガラス上の原稿を読み取っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのように従来では、
複数のプーリとそれらに掛け渡すタイミングベルトを用
い、互いの歯部の噛み合いを介してモータの駆動力を伝
達するため、モータの駆動力を正確に伝達することがで
きる。
【0006】ところが、プーリとタイミングベルトの歯
部が噛み合うとき、その衝撃で振動を発生し、その振動
が、たとえば上述した第1および第2キャリッジA・B
へ伝達され、その上に搭載する読取光学系の部品を振動
させ、これにより、読取画像品質が低下するなどの不具
合が生じていた。
【0007】そのため、従来の駆動伝達装置の中には、
たとえばキャリッジ等に防振部材を設置したものがあ
る。
【0008】しかし、これでは、防振部材の分だけ部品
点数が増えてコスト高になるという問題がある。
【0009】そこで、この発明の目的は、そのような防
振部材を設置しないで、タイミングベルトとプーリの噛
み合いよる振動が原因で画質の低下などの不具合が発生
することを防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のものは、たとえば図1および図2に示す以下の実施
例のように、同一駆動軸13上に取り付ける第1および
第2の駆動プーリ15・20のような2つの一方のプー
リと、それらプーリと各々対応する他方のプーリ間にそ
れぞれ掛け渡すタイミングベルト25・30とを有する
駆動伝達装置10において、前記一方のプーリの互いの
歯数およびピッチを同一とする一方、それらプーリの前
記駆動軸13に対する互いの取付角度を周方向に1/2
ピッチ分ずらしてなる、ことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載のものは、たとえば図3お
よび図4に示す以下の実施例のように、モータプーリ1
2および駆動プーリ40のような複数のプーリとそれら
プーリ間に掛け渡すタイミングベルト40とを有する駆
動伝達装置10において、前記プーリおよび前記タイミ
ングベルト40の歯部を、それぞれ駆動方向左右の2つ
に分割し、その隣合う歯部a・bを互いに1/2ピッチ
分ずらして設けてなる、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、駆動時、
一方のプーリ15とタイミングベルト25の歯部が噛み
合ったとき、また一方のプーリ20とタイミングベルト
30の歯部が噛み合ったとき、各々の噛み合い個所で相
互に半波長分ずれた正弦波の振動が発生し、その正弦波
が駆動軸13を介して相手のプーリへ伝わると、互いに
正弦波を打ち消し合いそれぞれの振動を減衰する。
【0013】請求項2に記載のものでは、プーリ12・
40とタイミングベルト35の歯部が噛み合ったとき、
それぞれ隣合う歯部a・bの噛み合い個所で相互に半波
長分ずれた正弦波の振動が発生し、それら正弦波が隣り
同志で互いに打ち消し合いそれぞれの振動を減衰する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図1には、一例として画像読取装置
に用いる請求項1に記載の駆動伝達装置10を示す。図
中符号Mは、モータである。
【0015】駆動伝達装置10は、モータMのモータ軸
11にモータプーリ12を取り付ける。また、モータ軸
11と平行な駆動軸13の一端外側(図中軸方向右端)
に第1の駆動プーリ15を取り付け、その一端内側と他
端にそれぞれ第2の駆動プーリ20を取り付けてなる。
そして、モータプーリ12と第1の駆動プーリ15間に
タイミングベルト25を掛け渡し、第2の駆動プーリ2
0と各々対応する従動プーリ(図示省略)間に、それぞ
れタイミングベルト30を掛け渡してなる。
【0016】そして、モータMを駆動してタイミングベ
ルト25を回動し、第1の駆動プーリ15を回転して駆
動軸13を回動する。しかして、第2の駆動プーリ20
を回転してタイミングベルト30をそれぞれ回動する。
図示実施例は、画像読取装置に用いる駆動伝達装置10
であるから、タイミングベルト30の回動により、その
上に両端を取り付けたキャリッジを移動し、そのキャリ
ッジ上に搭載した読取光学系でコンタクトガラス上の原
稿を読み取る構成としてなる。
【0017】ところで、上述した駆動伝達装置10に用
いる駆動軸13は、その外周に平面部13aを設けて断
面形状をD形に形成する。また、その断面形状に対応さ
せて第1の駆動プーリ15および第2の駆動プーリ20
の中心軸孔15a・20aをそれぞれD形に形成してな
る。そして、第1および第2の駆動プーリ15・20
は、図2(イ)(ロ)にそれぞれ示すように、互いに歯
数およびピッチを同一とする。ただ、D形の中心軸孔1
5a・20aを相互に1/2ピッチ分ずらして設けてあ
り、その中心軸孔15a・20aを基準として互いの歯
の山と谷の関係が逆になるように設けてなる。したがっ
て、第1および第2の駆動プーリ15・20を、駆動軸
13に組み付けたとき互いの取付角度が周方向に1/2
ピッチ分ずれて取り付けられてなる。
【0018】そして、駆動時、第1の駆動プーリ15と
タイミングベルト25の歯部が噛み合ったとき、また第
2の駆動プーリ20とタイミングベルト30の歯部が噛
み合ったとき、両プーリ15・20の取付角度が1/2
ピッチ分ずれているから、それに応じて噛み合いのタイ
ミングもずれを生じ、各々の噛み合い個所で相互に半波
長分ずれた正弦波の振動が発生し、その正弦波が駆動軸
13を介して相手のプーリへ伝わると、互いに正弦波を
打ち消し合いそれぞれの振動を減衰する。したがって、
図示実施例では、前記キャリッジに振動が伝達されな
い。
【0019】また、上述した実施例では、D形の中心軸
孔15a・20aを相互に1/2ピッチ分ずらして設け
た異なる駆動プーリを用いた。しかし、それら駆動プー
リとして全く同じものを用い、それら駆動プーリを駆動
軸に組み付ける際に互いの取付角度が1/2ピッチずれ
るように取り付ける構成とすることもできる。
【0020】次に、図3に、請求項2に記載のものの一
実施例である駆動伝達装置10を示す。
【0021】この駆動伝達装置10では、タイミングベ
ルト35の歯部を、それぞれ駆動方向左右に2分割し、
その隣合う歯部a・bを、図4に拡大して示すとおり、
互いに1/2ピッチ分ずらして歯の山と谷の関係が逆に
なるように設けてなる。また、タイミングベルト35を
掛け渡したモータプーリ12および駆動プーリ40も同
様に、各々の歯部を駆動方向左右に2分割し、図3に示
すように(モータプーリ12の歯部は図示省略)、その
隣合う歯部a・bを互いに1/2ピッチ分ずらして設け
てなる。
【0022】そして、駆動時、プーリ12・40とタイ
ミングベルト35の歯部が噛み合ったとき、それぞれ隣
合う歯部a・bが1/2ピッチ分ずれているから、それ
に応じて噛み合いのタイミングもずれを生じ、それぞれ
隣合う歯部a・bの噛み合い個所で相互に半波長分ずれ
た正弦波の振動が発生し、それら正弦波が隣り同志で互
いに打ち消し合いそれぞれの振動を減衰する。
【0023】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、請求項
1に記載のように、同一駆動軸上で2つのプーリを互い
の取付角度を周方向に1/2ピッチ分ずらして取り付
け、また請求項2に記載のように、プーリおよびタイミ
ングベルトの歯部を、それぞれ駆動方向左右に2分割
し、その隣合う歯部を互いに1/2ピッチ分ずらして設
ける構成とすることから、駆動時、プーリとタイミング
ベルトの噛み合い個所で、相互に半波長分ずれた正弦波
の2つの振動が発生し、それら正弦波が互いに打ち消し
合って振動を減衰し、これにより、その振動の伝達を阻
止することができる。その結果、従来のように、別に防
振部材を設置しなくと、プーリとタイミングベルトの噛
み合いによる振動が原因で画質の低下などの不具合が発
生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のものの一実施例である駆動伝
達装置の斜視図である。
【図2】歯部が互いに1/2ピッチずれた2つの駆動プ
ーリを示し、(イ)はそのうちの第1の駆動プーリ、
(ロ)は第2の駆動プーリの拡大構成図である。
【図3】請求項2に記載のものの一実施例である駆動伝
達装置の要部の斜視図である。
【図4】その駆動伝達装置に備えるタイミングベルトの
部分拡大斜視図である。
【図5】従来の駆動伝達装置を備えた画像読取装置のキ
ャリッジ駆動機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 駆動伝達装置 12 モータプーリ 13 駆動軸 15 第1の駆動プーリ 20 第2の駆動プーリ 25・30・35 タイミングベルト 40 駆動プーリ a・b 隣合う歯部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一駆動軸上に取り付ける2つの一方の
    プーリと、それらプーリと各々対応する他方のプーリ間
    にそれぞれ掛け渡すタイミングベルトとを有する駆動伝
    達装置において、前記一方のプーリの互いの歯数および
    ピッチを同一とする一方、それらプーリの前記駆動軸に
    対する互いの取付角度を周方向に1/2ピッチ分ずらし
    てなる、駆動伝達装置。
  2. 【請求項2】 複数のプーリとそれらプーリ間に掛け渡
    すタイミングベルトとを有する駆動伝達装置において、
    前記プーリおよび前記タイミングベルトの歯部を、それ
    ぞれ駆動方向左右の2つに分割し、その隣合う歯部を互
    いに1/2ピッチ分ずらして設けてなる、駆動伝達装
    置。
JP22427294A 1994-08-25 1994-08-25 駆動伝達装置 Pending JPH0862737A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6592481B2 (en) 2000-03-09 2003-07-15 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Synchronous drive arrangement for a printer
JP2011128222A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Nec Access Technica Ltd 画像読み取り装置および制振方法
CN103866798A (zh) * 2014-02-14 2014-06-18 宁波中屹灯饰有限公司 安全窨井盖
US10432813B2 (en) 2016-12-21 2019-10-01 Kyocera Document Solutions Inc. Image reading device that reads document image

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