JPH0540609Y2 - - Google Patents

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JPH0540609Y2
JPH0540609Y2 JP1987190621U JP19062187U JPH0540609Y2 JP H0540609 Y2 JPH0540609 Y2 JP H0540609Y2 JP 1987190621 U JP1987190621 U JP 1987190621U JP 19062187 U JP19062187 U JP 19062187U JP H0540609 Y2 JPH0540609 Y2 JP H0540609Y2
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carriage
spiral
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は画像読取装置に関し、特に、光学系の
副走査方向への駆動機構を改良した画像読取装置
に関する。
(従来の技術) スキヤナや複写装置等の画像読取装置には、原
稿を主走査し、光学系を副走査方向に移動させて
原稿の画情報を読み取るものがある。
この種の画像読取装置としては、例えば光源や
ミラー等の光学系をキヤリツジに搭載し、このキ
ヤリツジをガイドシヤフトで摺動自在に支持した
ものがある。この装置では、ガイドシヤフトに沿
つてワイヤを副走査方向に張り、このワイヤをキ
ヤリツジに連結するとともにモータ駆動されるプ
ーリに係合させて、プーリの回転によりワイヤと
共にキヤリツジを副走査方向に移動させるように
している。
また、移動走査する光学系の構成としては、特
開昭61−243437号公報に開示されるような差動方
式のものが多用されており、この方式では第1及
び第2の光学系を2:1の速度関係を保つて移動
させるようになつている。すなわち、第7図に示
すように、固定プーリ105a,105bと駆動
プーリ106とに巻回されたワイヤ103は、第
1光学系101の一端部107に係止されるとと
もに、第2光学系102の可動プーリ104に巻
回されている。そして、駆動プーリ106により
ワイヤ103が駆動されることで、第1光学系1
01はワイヤ103と同じ速度で、第2光学系1
02はワイヤ103の半分の速度で走査移動す
る。
第8図は、第1、第2の光学系を両側から駆動
する両側ワイヤ駆動方式のものを示し、その他の
基本的構成は上述のものとほぼ同一であるので、
同一符号を付して詳細な構成説明を省略する。
すなわち、ワイヤは使用に伴つて延びるが、ワ
イヤが延びると、プーリとワイヤとの間にスリツ
プが生じ、キヤリツジの送り量が変化して画質が
悪化する。そのため、従来より、ワイヤの端部に
スプリング等の弾性部材を取り付け、ワイヤに高
いテンシヨンを付与してフリツプを防止してい
る。しかしながら、ワイヤにテンシヨンを与える
と、プーリを回転駆動するモータの負荷が大きく
なり、駆動モータに大容量のものが必要となつ
て、画像読取装置のコストが高くなる。
また、上記スリツプを解決するものとして従
来、タイミングベルトを利用したものがある。こ
の画像読取装置は歯の形成されたタイミングベル
トを、これと噛み合う歯を有したプーリの回転に
より搬送するものである。しかしながら、このタ
イミングベトルを利用した画像読取装置にあつて
は、タイミングベルトの歯とプーリの歯が噛み合
うときに衝撃が発生し、この衝撃によりキヤリツ
ジが振動して画像の歪やゆがみが発生していた。
(考案の目的) そこで、本考案は、ワイヤを芯ワイヤとこの芯
ワイヤにスパイラル状に巻き付けたスパイラルワ
イヤで形成し、プーリに芯ワイヤ用の溝とスパイ
ラルワイヤ用の溝を形成することにより、ワイヤ
の延びによるプーリとワイヤとのスリツプを防止
するとともに、衝撃を生じることなくスパイラル
ワイヤとプーリの溝とを噛み合わせ、光学系を搭
載したキヤリツジを振動させることなく、正確に
搬送して、画像読取装置の画質を向上させること
を目的としている。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するため、原稿の画
情報を主走査する光学系を搭載したキヤリツジ
と、該キヤリツジを副走査方向に移動させるワイ
ヤと、ワイヤに係合しワイヤを回転駆動するプー
リと、該プーリを回転駆動するモータと、を備え
た画像読取装置において、前記ワイヤを芯ワイヤ
と該芯ワイヤにスパイラル状に巻き付けられたス
パイラルワイヤで形成し、前記プーリに該ワイヤ
の芯ワイヤ用の溝とスパイラルワイヤ用の溝を形
成したことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示す図で
あり、スキヤナに適用したものである。
第1図はスキヤナの光学系の駆動機構を示す図
である。
第1図において、1はキヤリツジであり、キヤ
リツジ1はスキヤナの光学ユニツト2、例えば、
光源やミラー等を搭載している。キヤリツジ1は
本スキヤナの読み取る原稿の副走査方向に配設さ
れた一対のガイドシヤフト3に摺動自在に支持さ
れており、キヤリツジ1はこのガイドシヤフト3
に沿つて副走査方向に移動する。キヤリツジ1の
両側端にはワイヤ4が固着されており、ワイヤ4
はスキヤナの4隅に配設されたアイドルプーリ
5,6,7,8,9および駆動プーリ10間に張
り渡されている。ワイヤ4は一本のワイヤがキヤ
リツジ1の両側を副走査方向に往復する形でルー
プ状に張り渡されたものである。
このワイヤ4は、第2図に示すように、ワイヤ
4の張り渡される方向に延在する芯ワイヤ11
と、芯ワイヤ11にスパイラル状に巻き付けられ
たスパイラルワイヤ12と、で形成されており、
スパイラルワイヤ12の巻きピツチ(第2図中x
で示す長さ)や芯ワイヤ11およびスパイラルワ
イヤ12の線材の太さは要求される強度等から適
宜設定する。
再び第1図において、前記駆動プーリ10は駆
動モータ13のシヤフトに固着されており、駆動
モータ13としては、例えば、ステツピングモー
タが使用される。
駆動プーリ10には、第3図に示すように、そ
の外周面に、溝13と溝14が形成されており、
溝13は芯ワイヤ11用の溝で、溝14はスパイ
ラルワイヤ12用の溝である。すなわち、溝13
は駆動プーリ10の外周面の周方向に周状に形成
されており、第4図に示すように、芯ワイヤ11
が溝13内に嵌入する。溝14は溝13と斜めに
交叉する形状に形成されており、駆動プーリ10
の外周面に前記スパイラルワイヤ12の巻きピツ
チxと同じピツチ間隔で複数個形成されている。
この溝14には、第4図に示すようにスパイラル
ワイヤ12が嵌入する。
前記アイドルプーリ5〜9には、駆動プーリ1
0と同様に芯ワイヤ11用の溝とスパイラルワイ
ヤ12用の溝とが形成されている。
次に、作用を説明する。
キヤリツジ1は、原稿読取時、ガイドシヤフト
3に沿つて移動して副走査するが、キヤリツジ1
の移動は溝13の駆動プーリ10が溝13により
回転されてワイヤ4が駆動(搬送)されることに
より行われる。
すなわち、いま、駆動プーリ10が溝13によ
り第1図中矢印方向(半時計方向)に回転したと
すると、ワイヤ4には駆動プーリ10から回転力
が伝達され、ワイヤ4は、第1図に矢印で示すよ
うに、アイドルプーリ5からアイドルプーリ6
へ、そして、アイドルプーリ7で反転されてアイ
ドルプーリ8およびアイドルプーリ9を介して駆
動プーリ10に戻る方向に回転する。このワイヤ
4の回転によりキヤリツジ1がワイヤ4とともに
副走査方向に搬送される。このときの駆動プーリ
10の駆動力のワイヤへの伝達は以下のように行
われる。
すなわち、第5,6図に示すように、ワイヤ4
の芯ワイヤ11がまず溝13と噛み合い、芯ワイ
ヤ11と駆動プーリ10の溝13との摩擦力によ
り芯ワイヤ11に駆動プーリ10の回転力が伝達
される。次いで、スパイラルワイヤ12が駆動プ
ーリ10の溝14に噛み合い、溝14に駆動プー
リ10の回転力が伝達される。この溝14に伝達
された駆動力が芯ワイヤ11に伝達され、ワイヤ
4全体として駆動プーリ10から回転駆動力が伝
達される。すなわち、ハスバ歯車と同様な力の伝
達が行われ、スパイラルワイヤ12の一山ごとに
回転力が伝達される。そして、スパイラルワイヤ
12と溝13との噛み合いは、スパイラルワイヤ
12がスパイラル状に形成され、溝14が斜めに
形成されているため、スムースに行われ、従来の
タイミングベルトとプーリのように噛合時に衝撃
が生じることがない。
また、ワイヤ4は長期の使用により延びるが、
芯ワイヤ11と溝14との噛み合わせによる回転
力の伝達の他に、スパイラルワイヤ12と溝14
との噛み合わせにより駆動プーリ10の回転力が
伝達されるため、ワイヤ4の延びによりスリツプ
が生じることを防止することができ、駆動プーリ
10の回転をワイヤ4に確実かつ、スムースに伝
達することができる。その結果、キヤリツジ1を
正確に搬送することができ、読取画像の画質を向
上させることができる。
さらに、ワイヤ4を使用しているため、アイド
ルプーリ6〜9により、自在にその方向を変える
ことができ、従来のように、タイミングベルトを
キヤリツジ1の両側に張り渡す場合に比べ、キヤ
リツジ1の両側に簡単かつ、容易に一本のワイヤ
4を張り渡すことができる。したがつて、キヤリ
ツジ1をその両側端でワイヤ4に固着することが
でき、一方側の端部にだけワイヤ4と直結して駆
動する場合に比べ、キヤリツジ1を振動させるこ
となく、より一層スムースに、かつ、正確に搬送
することができる。その結果、スキヤナ装置を安
価で、より一層画質の良好なものとすることがで
きる。
なお、上記実施例においては、駆動プーリ10
以外のアイドルプーリ5〜9にも芯ワイヤ11用
の溝とスパイラルワイヤ12用の溝を形成した場
合について述べたが、これに限るものではなく、
アイドルプーリ5〜9としてはワイヤ4全体、す
なわち、芯ワイヤ11とスパイラルワイヤ12の
双方が入る溝を形成したものとしてもよい。この
場合、アイドルプーリ5〜9のコストを低減する
ことができる。
さらに、上記実施例は単一の光学ユニツトを例
示したものであつたが、本考案は、複数の光学ユ
ニツトを差動させる従来の差動方式のものをはじ
め、各種の走査移動光学系の駆動機構に適用でき
る。
(効果) 本考案によれば、プーリとワイヤとのスリツプ
を防止することができるとともに、衝撃を生じる
ことなくスパイラルワイヤとプーリの溝とを噛み
合わせることができ、光学系を搭載したキヤリツ
ジを、振動させることなく、正確に搬送すること
ができる。その結果、画像読取装置のコストを低
く抑えつつ画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の画像読取装置を適用
したスキヤナの一実施例を示す図であり、第1図
はその駆動機構の斜視図、第2図はそのワイヤの
正面図、第3図はその駆動プーリの側面図、第4
図はその駆動プーリとワイヤの関係を示す図、第
5,6図はその駆動プーリとワイヤの噛合関係を
示す図、第7図は従来の差動方式の光学系駆動機
構を示す斜視図、第8図は両側駆動するようにし
た従来の差動方式の光学系駆動機構を示す斜視図
である。 1……キヤリツジ、2……光学ユニツト(光学
系)、3……ガイドシヤフト、4……ワイヤ、5
〜9……アイドルプーリ、10……駆動プーリ、
11……芯ワイヤ、12……スパイラルワイヤ、
13,14……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原稿の画情報を主走査する光学系を搭載したキ
    ヤリツジと、該キヤリツジを副走査方向に移動さ
    せるワイヤと、ワイヤに係合しワイヤを回転駆動
    するプーリと、該プーリを回転駆動するモータ
    と、を備えた画像読取装置において、前記ワイヤ
    を芯ワイヤと該芯ワイヤにスパイラル状に巻き付
    けられたスパイラルワイヤで形成し、前記プーリ
    に該ワイヤの芯ワイヤ用の溝とスパイラルワイヤ
    用の溝を形成したことを特徴とする画像読取装
    置。
JP1987190621U 1987-12-14 1987-12-14 Expired - Lifetime JPH0540609Y2 (ja)

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JPH0193870U JPH0193870U (ja) 1989-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61243437A (ja) * 1985-04-19 1986-10-29 Ricoh Co Ltd 複写機等における移動光学系駆動装置
JPS62246764A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 Asahi Miniroopu Hanbai Kk 駆動用ロ−プ
JPS63274576A (ja) * 1987-05-06 1988-11-11 Asahi Miniroopu Hanbai Kk 伝動車

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JPS63274576A (ja) * 1987-05-06 1988-11-11 Asahi Miniroopu Hanbai Kk 伝動車

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