JP4557447B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台ガラス上の原稿に対してイメージセンサを走査させて読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像読取装置としては、図8に示すものがある。
【0003】
図8において、画像読取装置200は、枠体101に設けられた原稿台ガラス103上に原稿を載置し、原稿カバー102を閉じて原稿を原稿台ガラス103に押圧して画像読取を行うものである。
【0004】
枠体101は、外装カバーを兼ねており、内部に後述する構成要素が配設されている。枠体101の上面には、原稿が載置される原稿台ガラス103が設けられている。また、原稿を原稿台ガラス103と挟むように原稿カバー102が枠体101に回動自在に取り付けられている。
【0005】
枠体101内部には、モータ105の回転により、ガイドシャフト106にガイドされて、原稿台ガラス103に沿って平行に走査することにより、原稿台ガラス103上の積載原稿の画像を読み取る読取ユニット104が設けられている。
【0006】
読取ユニット104の中には、原稿照射用の光源である三色(R、G、B)のLED、原稿からの反射光をイメージセンサの受光素子上に結像するロッドレンズアレイ及びイメージセンサが組込まれている。読取ユニット104では、三色のLEDを順次切り替えて点灯し、イメージセンサが各色ごとの原稿からの反射光を読み取ることにより、色分解読取をする。
【0007】
読取ユニット104は、ホルダー107上に配置されている。ホルダー107には、スライダ108が配設されており、スライダ108はガイドシャフト106に摺動可能となっている。このため、読取ユニット104は、ガイドシャフト106に摺動するスライダ108を有するホルダー107によって、ガイドシャフト106にガイドされる。
【0008】
また、ホルダー107には、読取ユニット104がガイドシャフト106にガイドされて移動するための駆動源であるモータ105が配設されている。
【0009】
ここで、読取ユニット104をガイドするガイドシャフト106の端部は、枠体101の軸受部に支持され、枠体101にビスで固定され、回転防止及び位置決めがなされている。
【0010】
また枠体101内部には、モータ105からの駆動力をホルダー107、すなわちホルダー107に保持される読取ユニット104に伝達する伝達機構が収容されている。
【0011】
伝達機構は、モータ105の回転駆動によって回転するシンクロメッシュプーリ109と、枠体101内部に張られ、シンクロメッシュプーリ109の回転を読取ユニット104の直線運動に変換するシンクロメッシュロープ110と、で構成される。
【0012】
シンクロメッシュプーリ109は、図9(b)に示すように外周にシンクロメッシュロープ110が巻かれる溝が形成されている。
【0013】
シンクロメッシュロープ110は、一端が枠体101に固定され、他端が不図示の偏倚手段により支持されて、所定の張力を保っている。また、シンクロメッシュロープ110には、図10に示すように、芯部110a及びスパイラル部110bが設けられている。シンクロメッシュロープ110の芯部110a及びスパイラル部110bは、芯ワイヤーの外周にスパイラルワイヤーが巻かれ、芯ワイヤーに接着剤で接着されて構成される。
【0014】
そして、シンクロメッシュロープ110は、図11に示すように、シンクロメッシュプーリ109の外周溝に巻かれ、シンクロメッシュプーリ109の回転によって、シンクロメッシュプーリ109自身がシンクロメッシュロープ110の延びる方向に直線移動する。
【0015】
よって、モータ105の駆動力は、シンクロメッシュプーリ109に伝達され、モータ105の正逆回転に応じてシンクロメッシュプーリ109が正逆回転することにより、読取ユニット104は原稿台ガラス103に沿って平行に往復移動できる。
【0016】
さらに枠体101内部には、メイン基板111が配設されており、読取ユニット104やモータ105の制御信号路であるフラットケーブル112が接続されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0018】
シンクロメッシュプーリ109は、シンクロメッシュロープ110の動きを規制するため、図9(b)に示すように、シンクロメッシュロープ110が巻かれる外周溝内に、シンクロメッシュロープ110のスパイラル部110bに噛み合うシンクロメッシュプーリ109の所定ピッチの歯間の溝(歯間溝109c)と、シンクロメッシュロープ110の芯部110aが嵌め込まれる環状溝109dと、が形成されている。
【0019】
このような、シンクロメッシュプーリ109を製作する場合には、まず、図9(a)に示すように、外周溝の溝底のシンクロメッシュロープ110の芯部110aが嵌め込まれる環状溝109dを境に2分割してプーリ部品109A,109Bを成型し、成型後にプーリ部品109A,109Bを溶着等の方法で一体化して製作していた。
【0020】
この2個のプーリ部品109A,109Bを一体化する時に、図12に示すように、2個のプーリ部品109A,109Bの外周溝内に設けられる歯間溝109cが2個のプーリ部品109A,109Bにわたって直線状とはならず、ずれが生じてしまうことがある。
【0021】
この歯間溝109cのずれは、図13に示すように、シンクロメッシュプーリ109の外周溝に巻かれるシンクロメッシュロープ110のスパイラル部110bをねじれさせてしまい、ねじれの過負荷により、シンクロメッシュロープ110のスパイラルワイヤーの芯ワイヤーに対する接着が剥離してしまい、シンクロメッシュロープ110が破損するおそれがあった。
【0022】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、スパイラル部を有するロープの破損を防止する品質に優れた画像読取装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、
外周に所定ピッチで設けた歯の間に歯間溝を有し、回転駆動源の駆動によって回転するプーリと、
該プーリの歯間溝に噛み合うスパイラル部と直線状の芯部とを有し、前記プーリの外周に巻かれて前記プーリの回転を直線運動に変換するロープと、
該ロープによって変換された直線運動によって往復移動し、原稿画像を読み取る画像読取手段と、
を備えた画像読取装置において、
前記プーリは、前記ロープの芯部が巻かれる外周位置を境に2分割したものを一体化する構成であり、
2分割した前記プーリの一方側は、外周の歯間溝が前記ロープの前記スパイラル部の幅と略一致する溝幅に形成され、他方側は、外周の歯間溝が前記ロープの前記スパイラル部の幅よりも広い溝幅に形成されたことを特徴とする。
【0025】
したがって、2分割したプーリの一方側の歯間溝がロープのスパイラル部の幅と略一致する溝幅に形成され、他方側の歯間溝がロープのスパイラル部の幅よりも広い溝幅に形成される構成とすることにより、プーリの外周に巻かれるロープのスパイラル部はねじれることがないので、ねじれの過負荷によりロープのスパイラルワイヤーの芯ワイヤーに対する接着が剥離してしまいロープが破損することを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0027】
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、第1の実施の形態に係る画像読取装置について説明する。図1は第1の実施の形態に係る画像読取装置を示す斜視図である。
【0028】
図1において、画像読取装置100は、枠体1に設けられた原稿台ガラス3上に原稿を載置し、原稿カバー2を閉じて原稿を原稿台ガラス3に押圧して画像読取を行うものである。
【0029】
枠体1は、外装カバーを兼ねており、内部に後述する構成要素が配設されている。枠体1の上面には、原稿が載置される原稿台ガラス3が設けられている。また、原稿を原稿台ガラス3と挟むように原稿カバー2が枠体1に回動自在に取り付けられている。
【0030】
枠体1内部には、モータ5の回転により、ガイドシャフト6にガイドされて、原稿台ガラス3に沿って平行に走査することにより、原稿台ガラス3上の積載原稿の画像を読み取る読取ユニット4が設けられている。
【0031】
読取ユニット4の中には、原稿照射用の光源である三色(R、G、B)のLED、原稿からの反射光をイメージセンサの受光素子上に結像するロッドレンズアレイ及びイメージセンサが組込まれている。読取ユニット4では、三色のLEDを順次切り替えて点灯し、イメージセンサが各色ごとの原稿からの反射光を読み取ることにより、色分解読取をする。
【0032】
読取ユニット4は、ホルダー7上に配置されている。ホルダー7には、スライダ8が配設されており、スライダ8はガイドシャフト6に摺動可能となっている。このため、読取ユニット4は、ガイドシャフト6に摺動するスライダ8を有するホルダー7によって、ガイドシャフト6にガイドされる。
【0033】
また、ホルダー7には、読取ユニット4がガイドシャフト6にガイドされて移動するための駆動源であるモータ5が配設されている。
【0034】
ここで、読取ユニット4をガイドするガイドシャフト6の端部は、枠体1の軸受部に支持され、枠体1にビスで固定され、回転防止及び位置決めがなされている。
【0035】
また枠体1内部には、モータ5からの駆動力をホルダー7、すなわちホルダー7に保持される読取ユニット4に伝達する伝達機構が収容されている。
【0036】
伝達機構は、モータ5の回転駆動によって回転するシンクロメッシュプーリ9と、枠体1内部に張られ、シンクロメッシュプーリ9の回転を読取ユニット4の直線運動に変換するシンクロメッシュロープ10と、で構成される。
【0037】
シンクロメッシュプーリ9は、図3に示すように外周にシンクロメッシュロープ10が巻かれる外周溝が形成されている。シンクロメッシュプーリ9についての具体的な構成については後述する。
【0038】
シンクロメッシュロープ10は、一端が枠体1に固定され、他端が不図示の偏倚手段により支持されて、所定の張力を保っている。また、シンクロメッシュロープ10には、従来の図10と同様に、芯部10a及びスパイラル部10bが設けられている。シンクロメッシュロープ10の芯部10a及びスパイラル部10bは、芯ワイヤーの外周にスパイラルワイヤーが巻かれ、芯ワイヤーに接着剤で接着されて構成される。
【0039】
そして、シンクロメッシュロープ10は、従来の図11と同様に、シンクロメッシュプーリ9の外周溝に巻かれ、シンクロメッシュプーリ9の回転によって、シンクロメッシュプーリ9自身がシンクロメッシュロープ10の延びる方向に直線移動する。
【0040】
よって、モータ5の駆動力は、シンクロメッシュプーリ9に伝達され、モータ5の正逆回転に応じてシンクロメッシュプーリ9が正逆回転することにより、読取ユニット4は原稿台ガラス3に沿って平行に往復移動できる。
【0041】
さらに枠体1内部には、メイン基板11が配設されており、読取ユニット4やモータ5の制御信号路であるフラットケーブル12が接続されている。
【0042】
次に、本発明の特徴部分であるシンクロメッシュプーリ9の構成について説明する。
【0043】
シンクロメッシュプーリ9は、シンクロメッシュロープ10の動きを規制するため、図3に示すように、シンクロメッシュロープ10が巻かれる外周溝内に、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bに噛み合うシンクロメッシュプーリ9の所定ピッチの歯間の溝(歯間溝9c)と、シンクロメッシュロープ10の芯部10aが嵌め込まれる環状溝9dと、が形成されている。
【0044】
このシンクロメッシュプーリ9を製作する場合には、まず、図2に示すように、外周溝の溝底のシンクロメッシュロープ10の芯部10aが嵌め込まれる環状溝9dを境に2分割してプーリ部品9A,9Bとして成形する。
【0045】
図2において、2分割した片方のプーリ部品9Aは、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bに噛み合う歯間溝9c1の幅w1を、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wと略一致する、具体的には嵌合公差分だけ広い幅で形成している。
【0046】
2分割した他方のプーリ部品9Bは、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bに噛み合う歯間溝9c2の幅w2を、プーリ部品9Aの歯間溝9c1の幅w1よりも、約20%以上広い幅で形成している。
【0047】
そして、成形されたプーリ部品9A,9Bを溶着等の方法で一体化してシンクロメッシュプーリ9を製作する。この2個のプーリ部品9A,9Bを一体化する時には、所定の位置決めを行っているが、2個のプーリ部品9A,9B間の位置決めが若干ずれることがある。
【0048】
本実施の形態では、プーリ部品9Bの歯間溝9c2の幅w2がプーリ部品9Aの歯間溝9c1の幅w1よりも約20%以上広い幅を有することから、一体化の際に2個のプーリ部品9A,9B間の位置決めが若干ずれた場合でも、歯間溝9c2の幅w2の範囲で歯間溝9c1の幅w1が確保できる。
【0049】
即ち、一体化されたシンクロメッシュプーリ9の歯間溝9cには、図3に示すように、2個のプーリ部品9A,9Bにわたって直線状な幅w1(少なくともシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wと略一致する、具体的には嵌合公差分だけ広い幅)を設けることができる。
【0050】
したがって、図4に示すように、シンクロメッシュロープ10がシンクロメッシュプーリ9の外周溝に巻かれると、シンクロメッシュロープ10の幅wを有するスパイラル部10bは歯間溝9cの2個のプーリ部品9A,9Bにわたる直線状な幅w1にまっすぐ嵌めることができ、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bがねじれることなく歯間溝9cに噛み合わせることができる。
【0051】
以上のように、本実施の形態では、シンクロメッシュプーリ9の外周に巻かれるシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bはねじれることがないので、ねじれの過負荷によりシンクロメッシュロープ10のスパイラルワイヤーの芯ワイヤーに対する接着が剥離してしまいシンクロメッシュロープ10が破損することを防止できる。
【0052】
(第2の実施の形態)
図5〜図7には、第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態とは異なり、プーリ部品9A,9Bの各歯間溝9c1,9c2の幅w3をシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wよりも20〜30%程度広い幅で形成し、プーリ部品9A,9Bにわたる直線状な最小幅w4をスパイラル部10bの幅wよりも広く確保して一体化する。
【0053】
その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。このため、本実施の形態では、本発明の特徴部分であるシンクロメッシュプーリ9の構成についてだけ説明する。
【0054】
本実施の形態のシンクロメッシュプーリ9は、シンクロメッシュロープ10の動きを規制するため、図6に示すように、シンクロメッシュロープ10が巻かれる外周溝内に、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bに噛み合うシンクロメッシュプーリ9の所定ピッチの歯間の溝(歯間溝9c)と、シンクロメッシュロープ10の芯部10aが嵌め込まれる環状溝9dと、が形成されている。
【0055】
このシンクロメッシュプーリ9を製作する場合には、まず、図5に示すように、外周溝の溝底のシンクロメッシュロープ10の芯部10aが嵌め込まれる環状溝9dを境に2分割してプーリ部品9A,9Bとして成形する。
【0056】
図5において、2分割した片方のプーリ部品9A,9Bは、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bに噛み合う歯間溝9c1,9c2の幅w3を、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wよりも、約20〜30%以上広い幅で形成している。
【0057】
そして、成形されたプーリ部品9A,9Bを溶着等の方法で一体化してシンクロメッシュプーリ9を製作する際には、2個のプーリ部品9A,9B間の位置決めが若干ずれた場合でも、歯間溝9cにプーリ部品9A,9Bにわたる直線状な最小幅w4をシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wよりも広く形成するようにして一体化し、最小幅w4を確保する。
【0058】
即ち、成形されたプーリ部品9A,9Bの一体化は、プーリ部品9A,9Bの歯の位置が同一直線状に並ぶ位置(最小幅w4も幅w3となる位置)から歯間溝9cのプーリ部品9A,9Bにわたる直線状な最小幅w4がシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bの幅wと略一致する、具体的には嵌合公差分だけ広い幅となる位置までの範囲で行う。
【0059】
したがって、図7(a)に示すように最小幅w4も幅w3となる一体化や、図7(b)に示すように最小幅w4が嵌合公差分だけスパイラル部10bの幅wよりも広くなる一体化がなされ、シンクロメッシュロープ10がシンクロメッシュプーリ9の外周溝に巻かれると、シンクロメッシュロープ10の幅wを有するスパイラル部10bは歯間溝9cの2個のプーリ部品9A,9Bにわたる直線状な最小幅w4に嵌めることができ、シンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bをねじれることなく歯間溝9cに噛み合わせることができる。
【0060】
以上のように、本実施の形態では、シンクロメッシュプーリ9の外周に巻かれるシンクロメッシュロープ10のスパイラル部10bはねじれることがないので、ねじれの過負荷によりシンクロメッシュロープ10のスパイラルワイヤーの芯ワイヤーに対する接着が剥離してしまいシンクロメッシュロープ10が破損することを防止できる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、2分割したプーリの一方側の歯間溝がロープのスパイラル部の幅と略一致する溝幅に形成され、他方側の歯間溝がロープのスパイラル部の幅よりも広い溝幅に形成される構成とすることにより、プーリの外周に巻かれるロープのスパイラル部はねじれることがないので、ねじれの過負荷によりロープのスパイラルワイヤーの芯ワイヤーに対する接着が剥離してしまいロープが破損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像読取装置を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの成形時の2分割された状態を示す正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの一体化された状態を示す正面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの歯間溝を示す説明図である。
【図5】第2の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの成形時の2分割された状態を示す正面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの一体化された状態を示す正面図である。
【図7】第2の実施の形態に係るシンクロメッシュプーリの歯間溝を示す説明図である。
【図8】従来技術の画像読取装置を示す斜視図である。
【図9】従来技術のシンクロメッシュプーリの成形時の2分割された状態及び一体化された状態を示す正面図である。
【図10】シンクロメッシュロープを示す正面図である。
【図11】シンクロメッシュプーリにシンクロメッシュロープを巻いた状態を示す正面図である。
【図12】従来技術のシンクロメッシュプーリの歯間溝にずれが生じて一体化された状態を示す正面図である。
【図13】従来技術のシンクロメッシュプーリの歯間溝にずれが生じた場合の歯間溝を示す説明図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 原稿カバー
3 原稿台ガラス
4 読取ユニット
5 モータ
6 ガイドシャフト
7 ホルダー
8 スライダ
9 シンクロメッシュプーリ
9A,9B プーリ部品
9c 歯間溝
9c1 歯間溝
9c2 歯間溝
9d 環状溝
10 シンクロメッシュロープ
10a 芯部
10b スパイラル部
11 メイン基板
12 フラットケーブル
100 画像読取装置
Claims (1)
- 外周に所定ピッチで設けた歯の間に歯間溝を有し、回転駆動源の駆動によって回転するプーリと、
該プーリの歯間溝に噛み合うスパイラル部と直線状の芯部とを有し、前記プーリの外周に巻かれて前記プーリの回転を直線運動に変換するロープと、
該ロープによって変換された直線運動によって往復移動し、原稿画像を読み取る画像読取手段と、
を備えた画像読取装置において、
前記プーリは、前記ロープの芯部が巻かれる外周位置を境に2分割したものを一体化する構成であり、
2分割した前記プーリの一方側は、外周の歯間溝が前記ロープの前記スパイラル部の幅と略一致する溝幅に形成され、他方側は、外周の歯間溝が前記ロープの前記スパイラル部の幅よりも広い溝幅に形成されたことを特徴とする画像読取装置。
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2001
- 2001-02-26 JP JP2001049992A patent/JP4557447B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0193870U (ja) * | 1987-12-14 | 1989-06-20 | ||
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