JPH08107475A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH08107475A
JPH08107475A JP6240959A JP24095994A JPH08107475A JP H08107475 A JPH08107475 A JP H08107475A JP 6240959 A JP6240959 A JP 6240959A JP 24095994 A JP24095994 A JP 24095994A JP H08107475 A JPH08107475 A JP H08107475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
guide shaft
belt
endless belt
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP6240959A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Urata
浩昌 浦田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャリアが振れるのを防止して振動音の発生を
押さえつつ正確に画像を読取ることができるようにす
る。 【構成】本装置は、無端帯体係止部17が、ベルト13
をガイドシャフト2より内側のキャリア5部分に一部係
止する第1ベルト係止部材18と,ベルト13をガイド
シャフト2より外側のキャリア5部分に一部係止する第
2ベルト係止部材19とから形成され、第1ベルト係止
部材18および第2ベルト係止部材19にベルト13か
ら作用する外力(F1,F2)によりキャリア5に回転
モーメントMを作用させる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,スキャ
ナ等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿に光照射し、その反射光から画像を
読取る画像読取装置は、広く用いられている。図4,図
5に、原稿固定型の画像読取装置の従来構成を示す。こ
れらの図において、1は装置本体.5は原稿読取部7を
搭載したキャリア,10はキャリア5を移動駆動するた
めの巻掛駆動装置である。
【0003】装置本体1の上部には、図5に示す如く、
原稿を載置するための透光性を有する載置台8が設けら
れている。また、装置本体1内には、図4に示す如く、
キャリア5がガイドシャフト2およびガイドレール3を
介して副走査方向(矢印Y方向)に移動可能に設けられ
ている。ガイドシャフト2およびガイドレール3は、キ
ャリア5の移動方向(Y方向)に沿って並設されてい
る。
【0004】キャリア5は、副走査方向(Y方向)と直
交する主走査方向(矢印X方向)に長い箱形状とされて
おり、その一端側部にはガイドシャフト2を摺動自在に
被嵌する軸受部6が設けられている。軸受部6は、貫通
穴形状とされており、円滑にガイドシャフト2と摺動で
きるように,当該シャフト2の外径より若干大きい内径
を有している。すなわち、ガイドシャフト2と軸受部6
との間にはクリアランスCがある。
【0005】キャリア5に搭載された原稿読取部7は、
光源・レンズ等を有する光学系および読取センサ(固体
撮像素子)を含み、載置台8上の原稿に向けて光源から
光を照射し,その反射光をレンズ等を介して集光して読
取センサに結像させ電気信号に変換するものである。
【0006】巻掛駆動装置10は、巻掛伝動機構を利用
してキャリア5を副走査方向(Y方向)に移動駆動する
ものであり、巻掛伝動部(11,12,13),駆動部
14および無端帯体係止部17を有している。
【0007】巻掛伝動部(11,12,13)は、ガイ
ドシャフト2より外側に当該シャフト2に沿ってキャリ
ア5の移動距離以上離れて対向配設された一対の回転体
[第1および第2プーリ(11,12)]と,両プーリ
(11,12)に掛け渡された無端帯体としてのベルト
13とから構成されている。両プーリ(11,12)の
うち一方(11)は、装置本体1に回転自在に固定され
ているが、他方(12)はベルト13に所定の張力を掛
けるためにスプリング12sを介して弾性支持されてい
る。
【0008】また、駆動部14は、両プーリ(11,1
2)のうちの少くとも一方(11)を回転駆動するもの
で、駆動モータ15と,この駆動モータ15とプーリ1
1とを所定の速比で連結するギヤ列16とから構成され
ている。また、無端帯体係止部17は、ベルト13のガ
イドシャフト側部分13aをキャリア5に一部係止する
ものである。
【0009】したがって、駆動モータ15を図4中時計
回り方向に回転駆動すると、ベルト13が走行され,キ
ャリア5はガイドシャフト2およびガイドレール3に案
内されつつ副走査方向(Y方向)に移動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の画像読取装置では、キャリア5がスタートストップ
の状態になると、当該キャリア5はその慣性により副走
査方向(Y方向)に大きく振れてしまい,読取画像が乱
れて正確に原稿を読取ることのできない事態が生じるこ
とがある。
【0011】また、キャリア5を副走査方向(Y方向)
に移動させて通常の画像読取を行う場合に、キャリア5
が振動し、読取画像が乱れたり,振動音(びびり音)が
発生することがある。
【0012】そこで、キャリア5が振れないように、そ
の軸受部6とガイドシャフト2とのクリアランスCを小
さくすることが考えられる。しかし、クリアランスCを
小さくしつつキャリア5をガイドシャフト2と円滑に摺
動させるには、キャリア5の軸受部6やガイドシャフト
2の加工精度を格別高めなければならず、コスト高を招
くことになる。
【0013】また、スプリング12sの引張力を強める
ことにより、キャリア5をベルト13を介してガイドシ
ャフト2側に強く押しつけて振れるのを防止することが
考えられる。しかし、これではベルト13の張力が大き
くなりすぎてしまい、ベルト13の走行に支障が生じる
こととなる。
【0014】本発明の目的は、上記事情に鑑み、キャリ
アが振れるのを防止して振動音の発生を押さえつつ正確
に画像を読取ることができる画像読取装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取装
置は、キャリア移動方向に伸延するガイドシャフトと、
このガイドシャフトを摺動自在に被嵌する軸受部を有し
読取部を搭載したキャリアと、ガイドシャフトより外側
に当該シャフトに沿ってキャリア移動距離以上離れて対
向配設された第1および第2回転体,両回転体に掛け渡
された無端帯体,この無端帯体をキャリアに一部係止す
る無端帯体係止部および両回転体のうちの少くとも一方
を回転駆動する駆動部を有する巻掛駆動装置と、を備え
た画像読取装置において、前記無端帯体係止部を、前記
無端帯体を前記ガイドシャフトより内側の前記キャリア
部分に一部係止する第1係止部と,前記無端帯体を前記
ガイドシャフトより外側の前記キャリア部分に一部係止
する第2係止部とから形成し、第1係止部および第2係
止部に前記無端帯体から作用する外力により前記キャリ
アに回転モーメントを作用させる構成としたことを特徴
とする。
【0016】
【作用】上記構成による本発明では、キャリアには、第
1係止部および第2係止部に無端帯体から作用する外力
により回転モーメントが作用するので、当該キャリアは
ガイドシャフトに対して傾斜することとなる。
【0017】これにより、キャリアの軸受部とガイドシ
ャフトとは、少くともキャリア移動方向に離れた2点位
置(通常は軸受部の両最外端位置)で必ず接触するの
で、キャリアがスタートストップの状態になっても移動
方向に振れることはない。
【0018】また、キャリアは、移動中でもガイドシャ
フトに対する傾斜姿勢が一定に保持されるので、振動音
が発生するのが抑えられるとともに、読取部で読取った
画像データを容易かつ適確に補正することができ正確に
画像を読取ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本画像読取装置は、図1〜図3に示す如く、基本
的構成は従来例(図4,図5)と同一であるが、無端帯
体係止部17を第1および第2係止部(18,19)か
ら形成し、無端帯体(13)の張力によりキャリア5に
作用する回転モーメントで当該キャリア5をガイドシャ
フト2に対して傾斜させる構成とされている。なお、従
来例(図4,図5)と共通する構成要素については同一
の符号を付し、その説明は簡略または省略する。
【0020】本画像読取装置の特徴部である無端帯体係
止部17は、無端帯体としてのベルト13をガイドシャ
フト2より内側のキャリア5部分に一部係止する第1係
止部(18)と,ベルト13をガイドシャフト2より外
側のキャリア5部分に一部係止する第2係止部(19)
とから形成されている。
【0021】本実施例においては、第1係止部は、ガイ
ドシャフト2より内側のキャリア5部分に取付けられた
第1ベルト係止部材18から構成されている。また、第
2係止部は、ガイドシャフト2より外側のキャリア5部
分に取付けられた第2ベルト係止部材19から構成され
ている。第1ベルト係止部材18は、第2ベルト係止部
材19よりも副走査方向(Y方向)上流に所定距離離れ
るようにキャリア5に取付けられている。
【0022】ベルト13のガイドシャフト側部分13a
は、第1および第2ベルト係止部材(18,19)にガ
イドシャフト2を斜めに横切るようにして掛けられ当該
各ベルト係止部材(18,19)に係止されている。
【0023】そのため、第1ベルト係止部材18には、
図2に示す如く、ベルト13の張力Tによりガイドシャ
フト2へ向けて外力F1が作用するとともに、第2ベル
ト係止部材19には、ベルト13の張力Tによりガイド
シャフト2から離れる方向へ向けて外力F2が作用して
いる。かかる外力(F1,F2)によって、キャリア5
には図2中反時計方向回りの回転モーメントMが作用す
る。
【0024】これにより、キャリア5は、ガイドシャフ
ト2に対して副走査方向(Y方向)へ所定角度θだけ傾
斜される。したがって、キャリア5の軸受部6の両最外
端(6a,6b)は、ガイドシャフト2と所定圧力で接
触される。
【0025】次に、この実施例の作用について説明す
る。キャリア5は、ガイドシャフト2に対して傾斜して
おり、その軸受部6の両最外端(6a,6b)はガイド
シャフト2に常時接触しているので、キャリア5がスタ
ートストップの状態になっても移動方向に振れることは
ない。
【0026】また、キャリア5は、移動中でもガイドシ
ャフト2に対する傾斜姿勢が一定に保持されるので、振
動音(びびり音)の発生が抑えられるとともに、読取部
7で読取った画像データを容易かつ適確に補正すること
ができ正確に画像を読取ることができる。
【0027】しかして、この実施例によれば、無端帯体
係止部17が、ベルト13をガイドシャフト2より内側
のキャリア5部分に一部係止する第1ベルト係止部材1
8と,ベルト13をガイドシャフト2より外側のキャリ
ア5部分に一部係止する第2ベルト係止部材19とから
形成され、第1ベルト係止部材18および第2ベルト係
止部材19にベルト13から作用する外力(F1,F
2)によりキャリア5に回転モーメントMを作用させる
構成としたので、キャリア5がガイドシャフト2に対し
て常時傾斜することとなり、当該キャリア5が振れるの
を防止して振動音の発生を押さえつつ正確に画像を読取
ることができる。
【0028】また、ベルト13の張力を利用してキャリ
ア5をガイドシャフト2に対して傾斜させる構成である
ので、両者のクリアランスCを格別小さくする必要はな
くコスト高を招くことはない。
【0029】また、2つの部材(18,19)からなる
無端帯体係止部17を付加してベルト13の掛けかたを
変えただけであるので、構成が複雑化・大型化せず、こ
の点からもコスト高を招くことはない。
【0030】なお、上記実施例では、第1ベルト係止部
材18を第2ベルト係止部材19よりも副走査方向(Y
方向)上流側に取付けたが、図3に示す如く、第1ベル
ト係止部材18を第2ベルト係止部材19よりも副走査
方向(Y方向)下流側に取付けてもよい。かかる構成で
は、キャリア5は、ガイドシャフト2に対して副走査方
向(Y方向)と逆方向に向けて傾くことになる。
【0031】また、巻掛駆動装置10をベルト伝動機構
を利用して形成したが、ワイヤー伝動機構(またはロー
プ伝動機構)を利用して形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、無端帯体係止部を、無
端帯体をガイドシャフトより内側のキャリア部分に一部
係止する第1係止部と,無端帯体をガイドシャフトより
外側のキャリア部分に一部係止する第2係止部とから形
成し、第1係止部および第2係止部に無端帯体から作用
する外力によりキャリアに回転モーメントを作用させる
構成としたので、キャリアがガイドシャフトに対して常
時傾斜することとなり、当該キャリアが振れるのを防止
して振動音の発生を押さえつつ正確に画像を読取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための平面図であ
る。
【図2】同じく、ベルトと第1,第2ベルト係止部材と
の係合関係を説明するための図である。
【図3】同じく、変形例を説明するための図である。
【図4】画像読取装置の従来構成を説明するための平面
図である。
【図5】同じく、全体構成を説明するための側断面図で
ある。
【符号の説明】
2 ガイドシャフト 5 キャリア 6 軸受部 7 読取部 10 巻掛駆動装置 11 第1プーリ(第1回転体) 12 第2プーリ(第2回転体) 13 ベルト(無端帯体) 14 駆動部 17 無端帯体係止部 18 第1ベルト係止部材(第1係止部) 19 第2ベルト係止部材(第2係止部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア移動方向に伸延するガイドシャ
    フトと、このガイドシャフトを摺動自在に被嵌する軸受
    部を有し読取部を搭載したキャリアと、ガイドシャフト
    より外側に当該シャフトに沿ってキャリア移動距離以上
    離れて対向配設された第1および第2回転体,両回転体
    に掛け渡された無端帯体,この無端帯体をキャリアに一
    部係止する無端帯体係止部および両回転体のうちの少く
    とも一方を回転駆動する駆動部を有する巻掛駆動装置
    と、を備えた画像読取装置において、 前記無端帯体係止部を、前記無端帯体を前記ガイドシャ
    フトより内側の前記キャリア部分に一部係止する第1係
    止部と,前記無端帯体を前記ガイドシャフトより外側の
    前記キャリア部分に一部係止する第2係止部とから形成
    し、 第1係止部および第2係止部に前記無端帯体から作用す
    る外力により前記キャリアに回転モーメントを作用させ
    る構成としたことを特徴とする画像読取装置。
JP6240959A 1994-10-05 1994-10-05 画像読取装置 Pending JPH08107475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6240959A JPH08107475A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 画像読取装置

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JP6240959A JPH08107475A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 画像読取装置

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JPH08107475A true JPH08107475A (ja) 1996-04-23

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ID=17067203

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JP6240959A Pending JPH08107475A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 画像読取装置

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JP (1) JPH08107475A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109399A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Kyocera Mita Corp 画像読み取り装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2011232562A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
US8218204B2 (en) 2008-11-26 2012-07-10 Kyocera Mita Corporation Image reading apparatus and image forming apparatus provided with such an image reading apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109399A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Kyocera Mita Corp 画像読み取り装置及びこれを備えた画像形成装置
US8218204B2 (en) 2008-11-26 2012-07-10 Kyocera Mita Corporation Image reading apparatus and image forming apparatus provided with such an image reading apparatus
JP2011232562A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置

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