JP2011232562A - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011232562A
JP2011232562A JP2010103008A JP2010103008A JP2011232562A JP 2011232562 A JP2011232562 A JP 2011232562A JP 2010103008 A JP2010103008 A JP 2010103008A JP 2010103008 A JP2010103008 A JP 2010103008A JP 2011232562 A JP2011232562 A JP 2011232562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical system
image forming
carriage
scanning direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010103008A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Shibata
直樹 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2010103008A priority Critical patent/JP2011232562A/ja
Publication of JP2011232562A publication Critical patent/JP2011232562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な構成で原稿を高精度に読み取ることができる画像読取装置と高質画像を安定的に得ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
原稿の副走査方向と平行に配置されたシャフト(ガイド部材)34と、
該シャフト34に沿ってガイドレール36上を移動して前記原稿を走査する光学系キャリッジ32と、
該光学系キャリッジ32を副走査方向に移動させる駆動ユニット33と、
該駆動ユニット33(タイミングベルト38)と前記光学系キャリッジ32とを連結する連結部41と、
を備えた画像読取装置において、
前記連結部41を主走査方向において前記シャフト34よりも前記駆動ユニット33側に配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学キャリッジによって原稿画像を走査して読み取る画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機等の画像形成装置には、原稿画像を光学的に読み取るための画像読取装置が備えられるが、この画像読取装置は、一般的には光源やミラー等を含む光学部品を有する光学系キャリッジを備えており、この光学系キャリッジを箱状構造体である筐体内で副走査方向に移動させることによって、CCD等の撮像素子にて原稿画像を電気信号に変換して読み取るよう構成されている。
斯かる画像読取装置において、光学系キャリッジは駆動ユニットによってガイドレール上をガイド部材に沿って副走査方向に往復動せしめられるが、駆動方式としてベルト方式を採用する場合、光学系キャリッジは、副走査方向に配された一対のプーリ間に巻装された無短状のベルトに連結され、ベルトが回転駆動されることによって副走査方向に移動する。
ところで、光学系キャリッジは滑動部材を介してガイドレール上に載置されており、摺動抵抗が低く抑えられた滑動部材がガイドレール上を摺動することによって光学系キャリッジがガイドレール上を円滑に移動するよう構成されているが、特許文献1には、光学系キャリッジ等の滑動体本体のフレームに容易に取り付けることができる滑動部材が提案されている。
特開2000−214546号公報
光学系キャリッジがガイド部材に案内されつつガイドレール上を走行する画像読取装置においては、ガイド部材としてシャフトが光学系キャリッジのブッシュを貫通しているが、シャフトとブッシュとの間にはクリアランスが存在し、光学系キャリッジの反鼓動側が自由端となるために光学系キャリッジが走行中にガタつき、特にカラー画像形成装置においては色ズレの発生原因となるという問題がある。
又、特許文献1において提案された滑動部材は、ガイドレールに対して点接触しているため、光学系キャリッジがガイドレール面の粗さを拾って振動するため、原稿の高精度な読み取りができない可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、簡単な構成で原稿を高精度に読み取ることができる画像読取装置と高質画像を安定的に得ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
原稿の副走査方向と平行に配置されたガイド部材と、
該ガイド部材に沿ってガイドレール上を移動して前記原稿を走査する光学系キャリッジと、
該光学系キャリッジを副走査方向に移動させる駆動ユニットと、
該駆動ユニットと前記光学系キャリッジとを連結する連結部と、
を備えた画像読取装置において、
前記連結部を主走査方向において前記ガイド部材よりも前記駆動ユニット側に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記光学系ユニットに滑動部材を設け、該滑動部材を前記ガイドレールに面接触させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記滑動部材の摺動面の摺動方向両端にC面又はR面を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1〜3の何れかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、駆動ユニットと光学系キャリッジとの連結部を主走査方向においてガイド部材よりも駆動ユニット側に配置したため、駆動ユニットから連結部に作用する牽引力によって光学系キャリッジがガイド部材の中心線上の点を中心とする一方向の回転モーメントを受ける。このため、簡単な構成で光学系キャリッジの走行中のガタツキが抑えられ、該光学系キャリッジによって原稿が高精度に読み取られる。
請求項2記載の発明によれば、光学系キャリッジに設けられた滑動部材をガイドレールに面接触させたため、滑動部材はガイドレールの表面粗さを平均しながら摺動する。このため、ガイドレールの表面粗さによる光学系キャリッジの振動が抑えられ、該光学系キャリッジによって原稿が高精度に読み取られる。
請求項3記載の発明によれば、滑動部材の摺動面の摺動方向両端にC面又はR面を形成したため、ガイドレールの表面が粗くても光学系キャリッジは速度変動なく一定速度で移動し、該光学系キャリッジによって原稿が高精度に読み取られる。
請求項4記載の発明によれば、画像読取装置によって原稿が高精度に読み取られるため、高質画像が安定的に得られ、カラー画像形成装置における色ズレ等の問題も発生しない。
本発明に係る画像形成装置(カラー画像形成装置)の断面図である。 本発明に係る画像読取装置の斜視図である。 本発明に係る画像読取装置の光学系キャリッジの駆動系の構成を示す部分斜視図である。 本発明に係る画像読取装置の光学系キャリッジの駆動系の構成を示す部分斜視図である。 図4の矢視A方向の図である。 滑動部材の別形態を示す図4の矢視A方向の図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係るカラー画像形成装置の断面図であり、図示のカラー画像形成装置は複写機能とプリンタ機能及びファクシミリ機能を備えたカラー複合機であって、その矩形ボックス状の装置本体100の上部には画像読取装置30が配置され、その上部には自動原稿搬送装置(ADF)50が設けられている。そして、装置本体100と画像読取装置30との間には手前に向かって開口する排紙トレイ20が設けられている。
次に、上記装置本体100の内部構造について以下に説明する。
装置本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔で前後方向にタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、1次転写ローラ5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モータによって図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電器3a〜3dは、これに印加される帯電電圧によって各感光ドラム2a〜2dの表面をそれぞれ所定の電位に均一 に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各 静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記1次転写ローラ5a〜5dは、各1次転写部にて中間転写体である無端状の中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、 側に配された駆動ローラ8と手前側に拝されたテンションローラ9との間に前後方向に張設されて おり、この中間転写ベルトの下方に前記各感光ドラム2a〜2dが前後方向に沿ってタンデムに配置されている。そして、前記駆動ローラ8は、2次転写部において中間転写ベルト7を介して2次転写ローラ10に当接可能に配置されており、テンションローラ9の近傍にはベルトクリーニング装置11が設けられている。
更に、装置本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方にはレーザースキャナユニット(LSU)12が配置され、その下方の本体100の底部には給紙カセット13が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット13には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット13の近傍には、給紙カセット13から用紙を取り出すピックアップローラ14と、取り出された用紙を分離して搬送路S1へと1枚ずつ送り出すフィードローラ15とリタードローラ16が設けられている。
他方、装置本体100内の中間転写ベルト7の上方には、前記各現像装置4a〜4dに補給するためのマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各トナーをそれぞれ収容したトナーコンテナ17a,17b,17c,17dが前後方向に沿って配置されている。
ところで、前記搬送路S1は装置本体100の奥側に略垂直に配置されており、その奥には、用紙の両面に画像を形成する場合に使用される別の搬送路S2が略垂直に配置されている。そして、これらの搬送路S1,S2同士は上下で互いに連通しており、上部において両搬送路S1,S2が連通する箇所にフラッパ18が回動可能に設けられている。
ここで、上記搬送路S1には、前記給紙カセット13から供給される用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記2次転写ローラ10と中間転写ベルト7との当接部である2次転写部へと供給するレジストローラ対19が設けられている。そして、搬送路S1の2次転写部から前記排紙トレイ20へと上方に延びる部分には定着装置21と搬送ローラ対22及び排紙ローラ対23がそれぞれ設けられている。又、両面に画像を形成する際に使用される搬送路S2には複数の反転ローラ対24が適当な間隔で設けられている。
又、装置本体100の前面には、手差しトレイ25が開閉可能に設けられており、該手差しトレイ25からは搬送路S3が奥側に向かって略水平に延びており、その端部は前記搬送路S1に合流している。そして、搬送路S3にはフィードローラ26と複数の搬送ローラ対27が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラー画像形成装置による画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、例えば自動原稿搬送装置50によって画像読取装置30の原稿載置台上に送られた原稿は、画像読取装置30によって読み取られ、読み取られた画像データはレーザースキャナユニット12のメモリに記憶される。
他方、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電 器3a〜3dによって一様に帯電される。又、レーザースキャナユニット12は、メモリに記憶された画像データに基づいて各色毎のカラー画像信号によって変調されたレーザー光を出射し、そのレーザー光を各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の1次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の1次転写バイアスが印加された転写ローラ5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に1次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が1次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が1次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各1次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が中間転写ベルト7と2次転写ローラ10間の2次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット13からピックアップローラ14とフィードローラ15及びリタードローラ16によって搬送路S1へと送り出された用紙がレジストローラ対19によって2次転写部へと搬送される。そして、2次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して2次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置21へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に定着され、トナー像が定着された用紙は、搬送ローラ対22と排紙ローラ対23によって排紙トレイ20上に奥側から手前側に向かって排出されて一連の画像形成動作が完了する。尚、用紙上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留する転写残トナーは、前記ベルトクリーニング装置11によって除去され、中間転写ベルト7は次の画像形成に備えられる。又、このように用紙の片面に画像を形成する場合には、フラッパ18は図1に実線にて示す位置にある。
以上はカセット給紙による画像形成動作であるが、手差しによって用紙に画像を形成する場合には、図1に示すように手差しトレイ25を開き、この開かれた手差しトレイ25から用紙を供給する。すると、用紙は、フィードローラ26によって搬送路S3へと送り出され、複数の搬送ローラ対27によって搬送路S3を奥側に向かって搬送されて搬送路S1へと受け渡され、以後は前記と同様のプロセスを経て片面に画像が形成される。
又、用紙の両面に画像を形成する場合には、前記プロセスを経て片面に画像が形成された用紙が排紙トレイ20に排出される直前においてフラッパ18を図1に破線に示すように切り替えられるとともに、排紙ローラ対23が逆転されて用紙が搬送路S2へとスイッチバックされる。そして、この用紙は反転ローラ対24によって搬送路S2を下方に向かって搬送されて搬送路S1へと受け渡され、その後は前記と同様のプロセスを経て反対の面(裏面)にも画像が形成され、両面に画像が形成された用紙は排紙ローラ対23によって排紙トレイ20に奥側から手前側に向かって排出される。尚、このとき、フラッパ18は図1に実線にて示す位置に戻されている。
[画像読取装置]
次に、本発明に係る前記画像読取装置30の実施の形態について説明する。
図2は本発明に係る画像読取装置の斜視図、図3及び図4は同画像形成装置の光学系キャリッジの駆動系の構成を示す部分斜視図、図5は図4の矢視A方向の図である。
図2に示すように、画像読取装置30は、矩形ボックス状の筐体(光学フレーム)31を備えており、この筐体31の上面開口部には透明なガラスから成る不図示の原稿載置台(プラテンガラス)が嵌め込まれている。そして、筐体31の内部には、光源や反射ミラー等を備えた光学系キャリッジ32が副走査方向(図2の左右方向)に往復動可能に収容されている。この光学系キャリッジ32は、主走査方向に長い矩形ブロック状に成形されており、筐体31内の奥側(図2上側)に設けられた駆動ユニット33によって筐体31内を副走査方向に移動せしめられる。
ここで、上記光学系キャリッジ32には、図3〜図5に示すように、筐体31内の奥側において副走査方向に配されたガイド部材である丸棒状のシャフト34がブッシュ35を介して挿通している。又、筐体31内の手前側にはガイドレール36が前記シャフト34と平行に副走査方向に沿って配されており、このガイドレール36上には、図5に示すように、光学系キャリッジ32がその底面に取り付けられた滑動部材であるスライダ37を介して支持されている。ここで、スライダ37は、ガイドレール36の上面に面接触しており、その摺動面の摺動方向両端(図5の左右方向両端)には斜めにカットされたC面37aが形成されている。尚、図6に示すように、スライダ37の摺動面の摺動方向両端)に円弧状のR面37bを形成しても良い。
従って、光学系キャリッジ32は、その主走査方向両端部(奥側と手前側)がシャフト34とガイドレール36によって支持されており、後述のように駆動ユニット33によってシャフト34に沿ってガイドレール36上を副走査方向に往復動せしめられる。
又、前記駆動ユニット33は、図3及び図4に示すように、光学系キャリッジ32を副走査方向に移動させる無端状のタイミングベルト38と、該タイミングベルト38を張架する駆動プーリ39及び従動プーリ40と、駆動プーリ39を回転駆動する不図示のステッピングモータ等を備えている。
上記タイミングベルト38は、筐体31内の奥側左右に回転可能に配された駆動プーリ39と従動プーリ40との間に張架されて副走査方向に長く配されており、その一部は図4に示すように光学系キャリッジ32の奥側端部に連結部41によって連結されている。このため、本実施の形態では、連結部41は主走査方向においてシャフト34よりも駆動ユニット33側(奥側)に配置されている。
ところで、図3及び図4に示すように、駆動プーリ39は大径のギヤ42と一体に構成されており、一体化された駆動プーリ39とギヤ42は、矩形プレート状のマウント43に垂直に立設されたピン44に挿通されて該ピン44を中心として自由に回転可能に支持されている。
ここで、マウント43の下面には駆動源である不図示のステッピングモータが縦置き状態で取り付けられており、該ステッピングモータから上方に延びる出力軸はマウント43を貫通してその上方へ突出している。そして、ステッピングモータの出力軸の上端には小径のピニオン45が結着されており、このピニオン45は前記ギヤ42に噛合している。
而して、ステッピングモータが起動されると、その出力軸の回転は、互いに噛合するピニオン45とギヤ42を経て減速されて駆動プーリ39へと伝達され、該駆動プーリ39がピン44を中心として所定の速度で回転駆動されるため、この駆動プーリ39によってタイミングベルト38が回転して光学系キャリッジ32がシャフト34によって案内されつつガイドレール36上を副走査方向に移動せしめられ、この光学系キャリッジ32によって原稿が光学的に読み取られる。尚、ステッピングモータが正逆転することによって、光学系キャリッジ32は副走査方向に往復動せしめられる。
以上において、本実施の形態では、駆動ユニット33と光学系キャリッジ32との連結部41を主走査方向においてガイド部材であるシャフト34よりも駆動ユニット33側(奥側)に配置したため、駆動ユニット33から連結部41に作用するタイミングベルト38の牽引力によって光学系キャリッジ32がシャフト34の中心線上の点Pを中心とする一方向の回転モーメントを受ける。このため、光学系キャリッジは、点Pを回動支点として微小角度(ブッシュ35とシャフト34間のクリアランスに相当する角度)だけ傾斜した状態が維持され、簡単な構成で光学系キャリッジ32の走行中のガタツキが抑えられ、この結果、該光学系キャリッジ32によって原稿が高精度に読み取られる。
又、本実施の形態では、光学系キャリッジ32に設けられた滑動部材であるスライダ37をガイドレール36に面接触させたため、該スライダ37はガイドレール36の表面粗さを平均しながら摺動する。このため、ガイドレール36の表面粗さによる光学系キャリッジ32の振動が抑えられ、該光学系キャリッジ32によって原稿が高精度に読み取られる。
更に、本実施の形態では、滑動部材であるスライダ37の摺動面の摺動方向両端に図5に示すC面37a又は図6に示すR面37bを形成したため、ガイドレール36の表面が粗くても光学系キャリッジ32は速度変動なく一定速度で移動し、該光学系キャリッジ32によって原稿が高精度に読み取られる。
以上のように、画像読取装置30によって原稿が高精度に読み取られるため、画像読取装置30を備える図1に示すカラー画像形成装置において色ズレの無い高質画像が安定的に得られる。
尚、以上は本発明をカラー画像形成装置とこれに備えられた画像読取装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、カラー複写機やモノクロ複写機等の他の任意の画像形成装置とこれに備えられた画像読取装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム
3a〜3d 帯電器
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラ
6a〜6d ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 駆動ローラ
9 テンションローラ
10 2次転写ローラ
11 ベルトクリーニング装置
12 レーザースキャナユニット(LSU)
13 給紙カセット
14 ピックアップローラ
15 フィードローラ
16 リタードローラ
17a〜17d トナーコンタナ
18 フラッパ
19 レジストローラ対
20 排紙トレイ
21 定着装置
22 搬送ローラ対
23 排紙ローラ対
24 反転ローラ対
25 手差しトレイ
26 フィードローラ
27 搬送ローラ対
30 画像読取装置
31 画像読取装置の筐体
32 光学系キャリッジ
33 駆動ユニット
34 シャフト(ガイド部材)
35 ブッシュ
36 ガイドレール
37 スライダ(滑動部材)
37a スライダのC面
37b スライダのR面
38 タイミングベルト
39 駆動プーリ
40 従動プーリ
41 連結部
42 ギヤ
43 マウント
44 ピン
45 ピニオン
50 自動原稿搬送装置(ADF)
100 画像形成装置本体
P 光学系キャリッジの回動支点
S1〜S3 搬送路

Claims (4)

  1. 原稿の副走査方向と平行に配置されたガイド部材と、
    該ガイド部材に沿ってガイドレール上を移動して前記原稿を走査する光学系キャリッジと、
    該光学系キャリッジを副走査方向に移動させる駆動ユニットと、
    該駆動ユニットと前記光学系キャリッジとを連結する連結部と、
    を備えた画像読取装置において、
    前記連結部を主走査方向において前記ガイド部材よりも前記駆動ユニット側に配置したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光学系ユニットに滑動部材を設け、該滑動部材を前記ガイドレールに面接触させたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記滑動部材の摺動面の摺動方向両端にC面又はR面を形成したことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2010103008A 2010-04-28 2010-04-28 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2011232562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103008A JP2011232562A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103008A JP2011232562A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011232562A true JP2011232562A (ja) 2011-11-17

Family

ID=45321921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010103008A Pending JP2011232562A (ja) 2010-04-28 2010-04-28 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011232562A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072307A (zh) * 2015-08-19 2015-11-18 赖世权 图像扫描装置
CN105072308A (zh) * 2015-08-19 2015-11-18 赖世权 防震动图像扫描装置
JP2016129431A (ja) * 2016-03-31 2016-07-14 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02214012A (ja) * 1989-02-13 1990-08-27 Fuji Elelctrochem Co Ltd 磁気ヘッドの製造方法
JPH06258882A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Fuji Xerox Co Ltd 露光走査用移動ユニット
JPH08107475A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Tec Corp 画像読取装置
JPH08328154A (ja) * 1995-05-26 1996-12-13 Ricoh Co Ltd 光学走査装置の摺動部材
JPH0980640A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ricoh Co Ltd キャリッジ移動機構
JP2000214546A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Sharp Corp 滑動体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02214012A (ja) * 1989-02-13 1990-08-27 Fuji Elelctrochem Co Ltd 磁気ヘッドの製造方法
JPH06258882A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Fuji Xerox Co Ltd 露光走査用移動ユニット
JPH08107475A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Tec Corp 画像読取装置
JPH08328154A (ja) * 1995-05-26 1996-12-13 Ricoh Co Ltd 光学走査装置の摺動部材
JPH0980640A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ricoh Co Ltd キャリッジ移動機構
JP2000214546A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Sharp Corp 滑動体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072307A (zh) * 2015-08-19 2015-11-18 赖世权 图像扫描装置
CN105072308A (zh) * 2015-08-19 2015-11-18 赖世权 防震动图像扫描装置
CN105072308B (zh) * 2015-08-19 2017-11-28 金华市至美包装有限公司 防震动图像扫描装置
CN105072307B (zh) * 2015-08-19 2017-12-19 赖世权 图像扫描装置
JP2016129431A (ja) * 2016-03-31 2016-07-14 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080145102A1 (en) Surface-moving-body driving device, belt device, and image forming apparatus
US9278819B2 (en) Paper feeder and image forming apparatus
KR101512357B1 (ko) 시트 반송 장치, 이것을 구비한 화상 판독 장치, 및 화상 형성 장치
US9213272B2 (en) Image forming apparatus including a holding member to hold a roller relative to a frame
JP6225764B2 (ja) 画像の読取装置および画像形成装置
JP2011232562A (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5504043B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5544276B2 (ja) フレキシブルケーブルの固定ガイド構造及びこれを備えた画像形成装置
JP5794086B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2009153125A (ja) 画像読取ユニットと、画像読取ユニットを有する画像形成装置
JP4944748B2 (ja) 給紙カセット及びこれを備えた画像形成装置
JP2011232560A (ja) 開閉ユニット及びこれを備えた画像形成装置
JP2008225306A (ja) 画像形成装置
JP6269958B2 (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2013048392A (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2018101119A (ja) 画像形成装置
JP5439326B2 (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
CN102455506B (zh) 光学扫描装置、图像形成装置和光学扫描方法
JP5815338B2 (ja) 画像形成システム
JP2011250242A (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6237409B2 (ja) 駆動装置、画像処理装置
JP2012198367A (ja) 用紙搬送装置および画像形成システム
JP6037225B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
CN102262296A (zh) 光扫描装置以及包括该光扫描装置的图像形成装置
JP2012189981A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120321

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304