JP5794086B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置、および、そのような画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機能を有する画像形成装置には、原稿の画像を読み取る画像読取装置が設けられている。画像読取装置は、原稿が載置される原稿ガラス(原稿台)が上面に設けられた筐体と、原稿ガラス上に載置された原稿を、筐体の内部から副走査方向に露光走査して原稿の画像を読み取る画像読取手段とを有している。
画像読取手段は、原稿ガラス上の原稿に向って光を照射する光源が設けられた第1スライダーと、原稿によって反射された光の照射方向を変更する一対のミラーが設けられた第2スライダーと、第1スライダーおよび第2スライダーを副走査方向に沿ってそれぞれ所定の速度差で走査するワイヤー走査機構とを備えた露光走査部と、露光走査部を駆動する駆動部とを、備えている。
特許文献1には、露光走査部を駆動する駆動部として、ワイヤー走査機構のワイヤーを巻き取る駆動軸と、駆動軸を回転させる駆動モーターと、駆動モーターの回転を駆動軸に伝達するベルト伝動機構とを有する構成が開示されている。駆動軸は、筐体内における副走査方向の一方の端部に主走査方向に沿って回転可能に配置されており、背面側の端部が、筐体の背面側に突出している。筐体の背面側に突出した駆動軸の背面側の端部には、筐体の背面側に設けられた駆動モーターの回転が、ベルト伝動機構を介して伝達される。
このような構成により、駆動モーターの回転が駆動軸に伝達されると、露光走査部のワイヤー走査機構が回転されて、第1スライダーおよび第2スライダーは画像読取方向および反対方向にスライドされる。
筐体の背面側の外部に駆動モーターおよびベルト伝動機構を配置することにより、駆動モーターおよびベルト伝動機構のメンテナンス、交換等の作業を、筐体の内部を開放することなく、筐体の背面側から容易に行うことができる。
また、画像形成装置には、画像読取装置へ原稿を自動搬送する自動原稿搬送装置(ADFユニット)が画像読取装置上に設けられる場合がある。ADFユニットは、画像読取装置における筐体の上面を全体にわたって覆う構成であり、画像読取装置に対して、背面側における副走査方向の両側の端部近傍部分が、ヒンジ機構によってそれぞれ連結されている。
画像読取装置における筐体の背面側には、各ヒンジ機構を支持する支持フレームがそれぞれ設けられており、各支持フレーム上にヒンジ機構がそれぞれ取り付けられている。ADFユニットは、ヒンジ機構により、画像読取装置に対して、背面側部分を回動中心として上下方向に回動可能になっており、下方への回動によって、原稿ガラス上の原稿を押さえる機能を有している。
ADFユニットは、画像読取装置に対して全体が上下方向に回動されるように構成されているために、両側の支持フレームに、ADFユニットの全重量が加わる。ADFユニットは、駆動源となるモーター、原稿の搬送経路を構成する部材等が設けられているために、原稿搬送機能を備えていない原稿押さえ部材よりも重くなっている。また、ADFユニットには、原稿の背面側の画像を読み取る読取装置が設けられる場合もあり、この場合には、10kg程度の重量になる。各支持フレームは、このような重量のADFユニットを安定的に支持するために、それぞれが、副走査方向の両側の各端部近傍にそれぞれ配置されている。
各支持フレームは、通常、板金を使用して、ヒンジ機構が取り付けられる水平面を上部に有し、水平面における副走査方向の両側から下方に向って延出した脚部が設けられた構成になっている。各脚部の間には、空間(スペース)が形成されている。各支持フレームは、筐体の背面側に、筐体と一体となって水平状態に設けられたフレーム支持部上に取り付けられている。フレーム支持部は、筐体の底面を背面側に突出させることによって構成されている。
フレーム支持部上に取り付けられた支持フレームの一方は、ワイヤー走査機構を駆動する駆動軸に近接して配置されるために、その支持フレームと、駆動軸を回転させる駆動モーターおよびベルト伝動機構とが干渉しないように構成する必要がある。
前述したように、支持フレームは、両側の脚部の間にスペースが形成されることから、そのスペース内に駆動モーターを配置して、筐体の背面板に駆動モーターを取り付ける構成とする場合がある。この場合、駆動モーターの回転をワイヤー走査機構の駆動軸に伝達するベルトは、駆動軸に近接して配置された支持フレームの一方の脚部に開口部を設けて、その開口部内をベルトが通過している。
このような構成により、駆動モーターを駆動軸に近接して配置することができ、ベルト伝動機構のベルトの長さを短くすることができるために、ベルトの材料費を低減することができて経済性を向上させることができる。しかも、支持フレームの内部空間を利用して駆動モーターを配置しているために、駆動モーターを配置するためのスペースを新たに設ける必要がなく、画像読取装置をコンパクトにすることができる。
特開平6−266021号公報
しかし、このような構成では、筐体の背面板に取り付けられた駆動モーターを取り外すことが容易でなく、駆動モーターの取り外し作業を効率よく行うことができないという問題がある。すなわち、駆動モーターの交換、メンテナンス等のために駆動モーターを筐体の背面板から取り外す場合には、支持フレームからヒンジ機構を取り外して、ADFユニット全体を画像読取装置から取り外した状態とし、このような状態で、支持フレームを、フレーム支持部から取り外さなければ、駆動モーターを筐体の背面板から取り外すことができなかった。
また、ベルト伝動機構のベルトは、駆動モーターの出力軸に取り付けられる駆動側プーリーと、駆動軸に取り付けられた従動側プーリーとに巻き掛けられている。この場合、駆動側プーリーの直径は、駆動モーターの回転が所定の減速比で駆動軸に伝達されるように、従動側プーリーよりも小径に構成されている。
このような構成では、駆動モーターが駆動軸に近接して配置されてベルトが短くなっていると、小径の駆動側プーリーに対してベルトが巻き掛けられる周方向長さが短くなり、ベルトが駆動側プーリーに巻き掛けられる範囲の中心角が小さくなる。このことから、プーリーの回転が摩擦によってベルトに伝達される場合には、プーリーに対してベルトがスリップしやすくなり、ベルトを、駆動側プーリーの回転に追従して安定的に周回移動させることができないおそれがある。
また、ベルトを歯付きベルトとして、駆動側プーリーおよび従動側プーリーのそれぞれを歯付きプーリーとした場合には、駆動負荷の大きさによっては、小径の駆動側歯付きプーリーの各歯に対して、歯付きベルトの各歯が順番に係合しない歯飛びが生じるおそれがある。これにより、駆動モーターの回転に同期して駆動軸を安定的に回転させることができなくなるおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、露光走査部を駆動する駆動モーターを筐体の背面側から容易に取り外すことができ、しかも、ベルトによって、駆動モーターの回転を安定的に駆動軸に伝達することができる画像読取装置を提供することにある。本発明の他の目的は、そのような画像読取装置を有する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿が載置される原稿台を上面に有する枠体と、前記原稿台上に載置された原稿を、前記枠体の内部から副走査方向に沿って露光走査して原稿の画像を読み取る露光走査部と、前記枠体における副走査方向の一方の端部に主走査方向に沿って配置された駆動軸を有し、当該駆動軸の回転によって前記露光走査部を走査させる駆動部と、を有する画像読取手段と、前記枠体に対して支持軸を中心に上下に回動する原稿押さえ部材の当該支持軸を支持するために、前記枠体の背面部の外側に、前記駆動軸よりも副走査方向の中央側に配置された支持フレームと、を有する画像読取装置であって、前記画像読取手段の駆動部は、前記支持フレームを挟んで前記駆動軸とは副走査方向の反対側において、前記枠体における背面部の外側に取り付けられた駆動モーターと、前記駆動モーターの出力軸および前記駆動軸にそれぞれ取り付けられたプーリーと、それぞれのプーリーに巻き掛けられたベルトとを有するベルト伝達機構と、を備え、前記支持フレームは、前記枠体に連結される脚部を有しており、当該脚部が、前記ベルト伝達機構のベルトの通過を妨げない形状に構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記画像読取装置を有することを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置では、駆動モーターが支持フレームを挟んで駆動軸とは反対側に設けられているために、支持フレームを取り外すことなく、駆動モーターを取り外すことができ、駆動モーターの取り外し作業を容易に行うことができる。また、駆動モーターと駆動軸との間に支持フレームが配置されていることから、駆動モーターと駆動軸との距離が、支持フレーム内に駆動モーターを配置する場合に比べて長くなり、駆動モーターの出力軸に取り付けられたプーリーに対してベルトが巻き掛けられる範囲の中心角が、支持フレーム内に駆動モーターが配置される場合よりも大きくなる。これにより、ベルトを、駆動モーターの出力軸に取り付けられたプーリーの回転に追従して安定的に周回移動させることができる。
好ましくは、前記プーリーのそれぞれが歯付きプーリーであり、前記ベルトが歯付きベルトであり、前記歯付きベルトが、前記駆動モーターに取り付けられた歯付きプーリーに、160°〜170°の範囲の中心角で巻き掛けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記駆動軸に取り付けられた歯付きプーリーには、前記枠体側の端面にフランジ部が設けられ、反対側の端面にフランジ部が設けられていないことを特徴とする。
好ましくは、前記駆動モーターを、前記枠体の背面に取り付けるブラケットと、前記ベルトに張力が付与される方向に前記ブラケットを付勢する付勢手段と、前記枠体の背面部に対する前記ブラケットの取り付け位置を前記歯付きベルトの付勢方向に沿って調整する調整手段と、をさらに有し、前記ブラケットは、前記付勢手段によって歯付きベルトに張力が付与された状態で、前記調整手段によって取り付け位置が調整されて、前記枠体の背面部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る画像読取装置が設けられた多機能複写機であるMFP装置の構成を説明するための模式図である。 図1のMFP装置に設けられた画像読取装置における背面側部分の構成を説明するためにADFユニットを取り外して上面を開放した状態で示した斜視図である。 (a)は、画像読取装置内の背面側部分を正面側から見た断面図、(b)は、その動作説明図である。 画像読取装置Bにおける背面側部分および正面側部分の構成を説明するための平面模式図である。 MFP装置の上部における背面側部分を示す斜視図である。 画像読取装置における右側の側部およびその周囲の背面図である。 画像読取装置の筐体の背面側部分を、ADFユニットを取り除いた状態で示す斜視図である。 図7に示された部分の背面図である。 図8に示された部分の平面図である。 画像読取装置における右側の側部およびその周囲の背面側部分を、駆動モーターを取り外した状態で示す斜視図である。 画像読取装置における右側の側部およびその周囲の背面側部分を、第1支持フレームを取り外した状態で示す斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置が設けられたMFP装置(Multiple Function Peripheral)の構成を説明するための模式図である。
[MFP装置]
MFP装置は、記録用紙等の記録シート上にトナー画像を形成するプリント装置Aと、プリント装置A上に設けられた画像読取装置Bと、画像読取装置B上に設けられたADFユニット(自動原稿搬送装置)Cとを備えている。
画像読取装置Bは、奥行方向(正面側から背面側に沿った方向:主走査方向)の長さ、および、奥行方向とは直交する水平方向(左右方向:副走査方向)の長さよりも高さ(上下方向長さ)が短くなった長方体形の筐体11を有している。筐体11は、枠体11Aと、枠体11Aの上面に設けられた第1原稿ガラス13とを有している。
第1原稿ガラス13は、画像読取装置Bの正面から背面に向って左側(以下、単に「左側」とし、反対側を「右側」とする)の側部を除く画像読取装置Bの上面のほぼ全域を覆っている。第1原稿ガラス13の左側には、第1原稿ガラス13とは適当な間隔をあけて、筐体11の主走査方向に沿った帯板状の第2原稿ガラス16が設けられている。
筐体11には、第1原稿ガラス13上に載置された原稿を筐体11の内部から露光走査して原稿の画像を読み取る画像読取手段10が設けられている。画像読取手段10には、主走査方向に沿って直線状に延びる第1スライダー12と、第1スライダー12に対して左側に設けられた第2スライダー14とを有する露光走査部18と、露光走査部18を駆動するための駆動部26(図2参照)とが設けられている。
第1スライダー12および第2スライダー14は、筐体11の主走査方向のほぼ全域にわたって延びており、それぞれが、筐体11内に、副走査方向に沿ってスライド可能に支持されている。なお、筐体11の内部における正面側および背面側には、後述するように、第1スライダー12および第2スライダー14を副走査方向に沿ってスライドさせるワイヤー駆動機構20Aおよび20B(図4参照)がそれぞれ設けられており、ワイヤー駆動機構20Aおよび20Bが駆動部26によって駆動される。
なお、第1スライダー12および第2スライダー14を有する露光走査部18のワイヤー機構20Aおよび20B、駆動部26の具体的な構成については後述する。
第1スライダー12には、主走査方向に沿って直線状に延びる光源12kが、上方に向って光を照射するように取り付けられている。光源12kは、第1原稿ガラス13における主走査方向に沿った全域にわたって光を照射できるようになっている。
第1原稿ガラス13上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、第1スライダー12が第1原稿ガラス13上の原稿に沿って副走査方向にスライドされ、第1スライダー12がスライドされる間に、光源12kは、第1原稿ガラス13上の原稿を露光する。
第1スライダー12には、光源12kから照射されて第1原稿ガラス13上の原稿によって反射される光を、第1スライダー12に対して左側方向に向けて反射する第1ミラー12aが設けられている。第1ミラー12aは主走査方向に沿って長くなった帯板状に構成されている。
第1スライダー12の左側に設けられた第2スライダー14には、第1ミラー12aにて反射された光の方向を反転させる一対の第2ミラー14aおよび第3ミラー14bが設けられている。第2ミラー14aおよび第3ミラー14bのそれぞれも、主走査方向に沿って長く延びる帯板状に構成されている。
第1スライダー12の第1ミラー12aにて反射された光は、第2スライダー14の第2ミラー14aによって直角に反射されて第3ミラー14bに照射される。第3ミラー14bは、第2ミラー14aによって反射された光をさらに直角に反射して、筐体11内を副走査方向に沿って右側に向けて照射する。
第2スライダー14は、第1スライダー12が、第1原稿ガラス13上に載置された原稿に沿って副走査方向にスライドされると、第1スライダー12のスライドに追従して、第1スライダー12の1/2の速度でスライドする。
筐体11の内部における右側寄りの位置には、第3ミラー14bにて反射された光が通過する縮小光学系15、および縮小光学系15を通過した光を受光するラインセンサー17が設けられている。ラインセンサー17は、主走査方向に沿って配列された複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)が基板上に実装された構成になっている。
ラインセンサー17には、原稿によって反射されて第1ミラー12a、第2ミラー14aおよび第3ミラー14bによって反射された光が、縮小光学系15によって縮小された状態で投射される。ラインセンサー17は、照射される光に基づいて、原稿の画像データに対応した信号を出力する。
ラインセンサー17に原稿からの光が照射される場合には、第2スライダー14が、第1スライダー12の1/2の速度で、第1スライダー12に追従して同方向(画像読取方向)にスライドされるために、第1スライダー12および第2スライダー14がスライドする間は、第1原稿ガラス13上の原稿からラインセンサー17までに至る光路長は一定になっている。これにより、ラインセンサー17は、原稿の画像データに対応した信号を精度よく出力する。
画像読取手段10は、ADFユニットCによって第2原稿ガラス16上を通過する原稿の画像を読み取るシートスルー方式による読み取りを行うことができる。この場合には、第2原稿ガラス16の下方に第1スライダー12が移動されて停止される。
画像読取装置B上に設けられたADFユニットCは、画像読取装置Bの上面を全体にわたって覆うことができる大きさを有しており、ADFユニットCの背面側部分における副走査方向の両側の各側部が、画像読取装置Bに、後述のヒンジ機構66および68(図5参照)によって、ADFユニットCの正面側部分が上下方向に回動されるように取り付けられている。
ADFユニットCが下方に回動されると、画像読取装置Bの上面を閉鎖した状態になる。ADFユニットCは、このような状態で、原稿台61上に載置された原稿を、ADF本体部62内に設けられた搬送経路64に沿って搬送し、画像読取装置Bの第2原稿ガラス16上を通過させ、ADF本体部62から原稿排出トレイ63上に排出する。
なお、ADF本体部62には、第2原稿ガラス16上を通過した原稿における第2原稿ガラス16に対向する面とは反対側面の画像を読み取る裏面読取ユニット65が設けられている。
プリント装置Aは、画像読取装置Bの画像読取手段10にて取得された画像データ、あるいは、ネットワークを介して端末装置等から送られる画像データに基づいて、周知の電子写真方式によって、記録シートS上にカラーのトナー画像をプリントする。記録シートSは、プリント装置Aの下部に設けられた複数の給紙カセット51のいずれかから供給される。画像形成部40によってトナー画像がプリントされた記録シートSは、画像読取装置Bの下側に設けられた排紙トレイ40a上に排出される。
プリント装置Aは、矢印Xで示す方向に周回移動するようにほぼ水平状態で配置された中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42における下側の周回移動域に対向して、周回移動方向に沿って順番に配置された画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kとを備えている。画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する。画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kは、何れも同様の構成になっているので、画像形成ユニット43Kの構成についてのみ説明し、他の画像形成ユニット43Y、43M、43Cの構成の説明は省略する。
画像形成ユニット43Kは、感光体ドラム44K、帯電器45K、露光器46K、現像器47Kを備えている。感光体ドラム44Kは、帯電器45Kによって外周面が均一に帯電される。露光器46Kは、画像読取装置Bにて読み取られた原稿の画像データ等に基づく駆動信号により感光体ドラム44Kに向って光ビームを発して、帯電された感光体ドラム44Kの表面(外周面)を露光走査することにより、感光体ドラム44Kの表面上に静電潜像を形成する。感光体ドラム44Kの表面に形成された静電潜像は現像器47Kにてトナーで現像される。
画像形成ユニット43Kの上方には、中間転写ベルト42を挟んで感光体ドラム44Kに対向する1次転写ローラ48Kが設けられている。1次転写ローラ48Kは、感光体ドラム44Kの外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト42上に静電転写させるようになっている。
なお、フルカラー画像を形成する場合には、画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kの各感光体ドラム(44K等)の表面に形成されたそれぞれのトナー画像が中間転写ベルト42上の同じ領域に多重転写されるように、各画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kのそれぞれの画像形成動作タイミングがずらされる。
モノクロ画像を形成する場合には、選択された一つの画像形成ユニット(例えばKトナー用の画像形成ユニット43K)のみが駆動されることにより、その画像形成ユニットに設けられた感光体ドラム(44K等)上にトナー画像が形成されて、中間転写ベルト42における所定領域上に転写される。
中間転写ベルト42には、画像形成ユニット43Kに近接した一方の端部において、2次転写ローラ41が圧接されており、2次転写ローラ41と中間転写ベルト42との間に、記録シートが通過する2次転写ニップが形成されている。2次転写ニップへは、プリント装置Aの下部に設けられた給紙カセット51のいずれか一つから繰り出される所定サイズの記録シートSが1枚ずつ搬送される。
2次転写ローラ41は、中間転写ベルト42上のトナー画像を、2次転写ニップを通過する記録シートS上に静電転写する。トナー画像が転写された記録シートSは、2次転写ニップの上方の定着装置49へ搬送される。
なお、中間転写ベルト42には、2次転写ローラ41とは反対側の端部において、クリーナ40bが圧接されており、記録シートSに転写されることなく中間転写ベルト42上に残ったトナーは、クリーナ40bによって、中間転写ベルト42から除去される。
定着装置49は、搬送される記録シートSを加熱および加圧することにより、記録シートS上のトナー画像を記録シートSに定着する。トナー画像が定着された記録シートSは、排紙トレイ40a上に排出される。
[画像読取装置]
図2は、画像読取装置Bにおける画像読取手段10の筐体11内に設けられた露光走査部18の背面側部分の構成を説明するための斜視図であり、ADFユニットCを取り外して筐体11の上面を開放した状態で示している。また、図3(a)は、露光走査部18の構成を説明するための筐体11の内部における背面側部分を正面側から見た断面図、図3(b)は、その動作説明図である。さらに、図4は、画像読取手段10における背面側部分および正面側部分の構成を説明するための平面模式図であり、画像読取装置Bの内部における背面側部分および正面側部分以外の部分を省略して示している。
図2および図3(a)に示すように、筐体11における枠体11Aの背面板11bにおける内部側面には、第1スライダー12の主走査方向の両側の各端部をスライド可能に支持する第1ガイドレール11eが、水平状態で設けられている。第1ガイドレール11eは、背面板11bの上下方向の中程よりも上側寄りの位置に、背面板11bのほぼ全域にわたって設けられている。
また、背面板11bの内部側面には、第2スライダー14の主走査方向の両側の各端部をスライド可能に支持する第2ガイドレール11fが水平状態で設けられている。第2ガイドレール11fは、背面板11bにおける水平方向の左側におけるほぼ半分の領域にわたって、第1ガイドレール11eの下側に設けられている。
なお、筐体11の正面板11aにも、同様の構成の第1ガイドレール11eおよび第2ガイドレール11fが設けられている。
図2、図3(a)および(b)に示すように、第1スライダー12は、光源12kおよび第1ミラー12aが搭載された第1スライダー本体12dを有している。また、第1スライダー本体12dにおける主走査方向の両側の各端部に、第1ブラケット12eがそれぞれ設けられている。第1ブラケット12eは、筐体11に設けられた第1ガイドレール11e上に摺動可能に支持されるように、第1スライダー本体12dのそれぞれの主走査方向の両端部の外側に取り付けられている。
図3(a)および(b)に示すように、第2スライダー14は、第2ミラー14aおよび第3ミラー14bが搭載された第2スライダー本体14dを有しており、第2スライダー本体14dにおける主走査方向の両側の各端部に、第2ブラケット14eがそれぞれ設けられている。第2ブラケット14eは、筐体11に設けられた第2ガイドレール11f上に摺動可能に支持されるように、第2スライダー本体14dのそれぞれの主走査方向の両端部の外側に取り付けられている。
第1スライダー12および第2スライダー14は、背面側および正面側のそれぞれに設けられたワイヤー走査機構20Aおよび20Bによって、副走査方向に沿ってスライドされる。
背面側のワイヤー走査機構20Bは、図2に示すように、第2スライダー14の背面側の第2ブラケット14eに回転可能に取り付けられた従動プーリー21bと、従動プーリー21bに巻き掛けられた1本のワイヤー22bとを有している。また、背面側のワイヤー走査機構20Bは、筐体11における右側の端部(画像読取方向の下流側の端部)において、主走査方向に沿って配置された駆動軸26eの回転によって駆動される。
従動プーリー21bは、第1ガイドレール11eと第2ガイドレール11fとの間において、第2スライダー14の背面側の第2ブラケット14eに、軸心が水平な状態で回転自在に取り付けられている(図3(a)および(b)参照)。第2スライダー14に取り付けられた従動プーリー21bは、第2スライダー14と一体となってスライドする。
ワイヤー22bは、従動プーリー21bに半周にわたって巻き付けられており、ワイヤー22bの両側部分が、従動プーリー21bからそれぞれ左側に向って引き出されている。従動プーリー21bから左側方向に引き出されたワイヤー22bの一方は、図3(a)および(b)に示すように、筐体11における枠体11Aの左側板11cに取り付けられている。従動プーリー21bから左側に引き出されたワイヤー22bの他方は、図2に示すように、枠体11Aの左側板11cにおける背面側の近傍に設けられたアイドルプーリー23bに巻き付けられて、アイドルプーリー23bから右側方向(画像読取方向)に引き出されている。
図2、図3(a)および(b)に示すように、アイドルプーリー23bから右側方向に引き出されたワイヤー22bは、筐体11の内部における第2ガイドレール11fの下側を、左右方向のほぼ全域にわたって通過して、枠体11Aの右側板11dの近傍に配置された駆動プーリー24bに複数回にわたって巻き付けられている。駆動プーリー24bは、筐体11における右側の端部(画像読取方向下流側の端部)に配置された駆動軸26eに取り付けられている。
駆動軸26eは、枠体11A内部における右側板11dに近接した位置において、右側板11dに沿って水平状態で配置されて、枠体11Aの正面板11aおよび背面板11bに、正転および逆転可能に架設されている。駆動プーリー24bは、駆動軸26eにおける枠体11Aの背面板11bに近接した位置において、駆動軸26eと一体となって回転するように取り付けられている。駆動軸26eの背面側の端部は、枠体11Aの背面板11bを貫通して、筐体11の外部に突出している。
駆動プーリー24bに複数回にわたって巻き付けられたワイヤー22bは、駆動プーリー24bから左側方向に引き出されており、第2ブラケット14eに取り付けられた従動プーリー21bに、再度、半周にわたって巻き付けられて、従動プーリー21bから右側方向(画像読取方向)に引き出されている。
なお、駆動プーリー24bと従動プーリー21bとの間において、駆動プーリー24bから左側方向に引き出されて従動プーリー21bに巻き付けられたワイヤー22bに、第1スライダー12の第1ブラケット12eが取り付けられている。
従動プーリー21bから右側方向(画像読取方向)に引き出されたワイヤー22bは、第2ガイドレール11fよりも右側において、筐体11の底面11hに設けられた取り付け部材11iに取り付けられている。
図4に示すように、正面側のワイヤー走査機構20Aも、背面側のワイヤー走査機構20Bと同様の構成になっており、第2スライダー14の正面側の第2ブラケット14e(図4においては省略している)に取り付けられた従動プーリー21aと、従動プーリー21aに巻き付けられた1本のワイヤー22aとを有しており、正面側のワイヤー走査機構20Aも、駆動軸26eの回転によって駆動される。
この正面側のワイヤー22aは、正面側のアイドルプーリー23aおよび駆動プーリー24aに巻き掛けられるとともに、第1スライダー12の第1ブラケット12e(図4において第1ブラケット12e以外の第1スライダー12の構成は省略している)が取り付けられている。正面側の駆動プーリー24aは、駆動軸26eにおける枠体11Aの正面板11aに近接した位置に取り付けられている。
筐体11の外部に突出した駆動軸26eの背面側の端部には、駆動部26のベルト伝動機構を構成する従動側歯付きプーリー26dが取り付けられている。従動側歯付きプーリー26dには、歯付きベルト26cが巻き掛けられている。従動側歯付きプーリー26dに対して左側の側方には、従動側歯付きプーリー26dとは、ADFユニットCの背面側部分を支持する第1支持フレーム31(詳細については後述する)を挟んで、駆動モーター26aが配置されている。歯付きベルト26cは、駆動モーター26aの出力軸26xに取り付けられた駆動側歯付きプーリー26bに巻き掛けられている。
駆動モーター26aは、ステッピングモーターによって構成されており、正転および逆転が可能になっている。従って、駆動モーター26aの正転および逆転は、従動側歯付きプーリー26d、歯付きベルト26c、駆動側歯付きプーリー26bによって構成されたベルト伝動機構を介して、駆動軸26eに伝達される。これにより、駆動軸26eが正転および逆転される。
第1原稿ガラス13上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、駆動モーター26aが正転駆動されて、駆動軸26eに駆動モーター26aの回転がベルト伝動機構によって伝達されて、駆動モーター26aの回転方向とは同方向に回転される。駆動軸26eに取り付けられた各駆動プーリー24aおよび24bは、駆動軸26eと同方向に回転され、それぞれに巻き付けられたワイヤー22aおよび22bを巻き取る。これにより、各ワイヤー22aおよび22bに取り付けられた第1スライダー12が右側方向(画像読取方向)にスライドされる。
このとき、各ワイヤー22aおよび22bが巻き付けられた従動プーリー21aおよび21bは、ワイヤー22aおよび22bが駆動プーリー24aおよび24bのそれぞれに巻き取られることによって各ワイヤー22aおよび22bに牽引され、回転しつつ右側方向(画像読取方向)へとスライドされる。この場合、従動プーリー21aおよび21bは、動滑車と同様に機能し、ワイヤー22aおよび22bの牽引速度の1/2の速度で画像読取方向へ牽引される。これにより、従動プーリー21aおよび21bが取り付けられた第2スライダー14が、第1スライダー12の1/2の速度で、画像読取方向にスライドされる。
なお、第1原稿ガラス13上の原稿の画像の読み取りが終了すると、駆動モーター26aが逆転駆動される。これにより、前述した原稿画像の読み取り時における第1スライダー12および第2スライダー14の動作とは逆の動作によって、第1スライダー12および第2スライダー14は、画像読取方向とは反対方向である左側方向へスライドされて、それぞれ、所定のホームポジションに位置される。
図5は、MFP装置の上部における背面側の画像読取方向下流側部分(右側の側部)を示す斜視図である。なお、画像読取装置Bにおける画像読取方向の下流側部分には、筐体11なおける枠体11Aの右側板11dを覆う右側面カバー19aが設けられているが、図5において、右側面カバー19aを画像読取装置Bから離間させた状態で示している。また、画像読取装置Bにおける背面側部分には、筐体11の背面部分を覆う背面カバー19bが設けられているが、図5では、背面カバー19bを画像読取装置Bから離間させた状態で示している。
さらに、図5において、プリント装置Aにおける画像読取装置Bの支持状態を説明するために、プリント装置Aの内部のプロセスユニット43Y、43M、43C、43Kを省略して示している。画像読取装置Bの筐体11は、プリント装置Aにおける背面側の左側支柱56a、右側支柱56b、右側支柱56c上において、水平状態で支持されている。
画像読取装置Bにおける筐体11の背面側部分には、ADFユニットCの右側および左側のそれぞれの背面側部分を支持する第1支持フレーム31および第2支持フレーム32がそれぞれ取り付けられている(図5の背面図においては、左右方向が逆になっている)。
なお、駆動モーター26aは、後述するように、第1支持フレーム31と制御基板39との間に配置されて、枠体11Aの背面板11bに取り付けられている。
画像読取装置Bの筐体11上に配置されたADFユニットCには、背面側の左右の両側の各側部に、第1ヒンジ機構66および第2ヒンジ機構68がそれぞれ取り付けられている。第1ヒンジ機構66および第2ヒンジ機構68のそれぞれは、第1支持フレーム31および第2支持フレーム32上に取り付けられており、ADFユニットCの全体が、第1支持フレーム31および第2支持フレーム32によって支持されている。
図6は、画像読取装置Bにおける右側の側部およびその周囲の背面図である。図6に示すように、第1支持フレーム31に取り付けられた第1ヒンジ機構66の上部には、副走査方向に沿った第1支持軸66bが水平状態に設けられており、ADFユニットCの背面側部分が、第1支持軸66bを中心として、回動可能に支持されている。
なお、図5に示すように、画像読取方向の上流側の側部に設けられる第2ヒンジ機構68も、第1ヒンジ機構66と同様に、第1支持軸66bと同軸状態になった第2支持軸68bが上部に設けられており、ADFユニットCの背面側部分が、第2支持軸68bを中心として回動可能に支持されている。
このような構成により、ADFユニットCの正面側部分が、画像読取装置Bに対して上方に回動されると筐体11の上面が開放され、筐体11の上面に設けられた第1原稿ガラス13上に原稿を載置することができる。また、第1原稿ガラス13上に原稿が載置された状態で、ADFユニットCの正面側部分が、画像読取装置Bに対して下方に回動されると、第1原稿ガラス13上の原稿を押さえた状態で筐体11の上面を閉鎖する。このように、ADFユニットCは原稿押さえ部材として機能する。
なお、ADFユニットCは、原稿の搬送経路64、原稿を搬送する際の駆動源となるモーター等が内部に設けられたADF本体部62が、画像読取方向の上流側(左側)の側部に設けられていることから、画像読取方向の下流側の側部よりも重くなっている。このために、ADFユニットCの画像読取方向の上流側(左側)に取り付けられた第2ヒンジ機構68および第2ヒンジ機構68を支持する第2支持フレーム32のそれぞれは、第1ヒンジ機構66および第1ヒンジ機構66を支持する第1支持フレーム31よりも高強度および高剛性になるように、第1支持フレーム31の寸法よりも大きく構成されている。なお、第1支持フレーム31は、第2支持フレーム32よりも小さな寸法に構成されているが、後述のように、剛性および強度が低下しないように構成されている。
図7は、筐体11の背面側の画像読取方向の下流側部分を、ADFユニットCおよび背面カバー19bを取り除いた状態で示す斜視図、図8は、図7に示された部分の背面図、図9は、図8に示された部分の平面図である。
図9に示すように、ベルト伝動機構を構成する従動側歯付きプーリー26dは、筐体11の画像読取方向下流側の端部において、枠体11Aの右側板11dに近接した状態の駆動軸26eに、背面板11bとは適当な間隔をあけて取り付けられている。
ADFユニットCの画像読取方向下流側の背面側部分を支持する第1支持フレーム31は、従動側歯付きプーリー26dよりも副走査方向の中央側(画像読取方向上流側)に位置しており、第1支持フレーム31に対して副走査方向の中央側(画像読取方向上流側)に、駆動モーター26aが配置されている。
図7に示すように、第1支持フレーム31は、一定の厚さを有する板金を折り曲げるこ
とによって構成されており、第1ヒンジ機構66のヒンジ本体部66aが取り付けられる水平なヒンジ支持面31aと、ヒンジ支持面31aの右側および左側の側縁において下方に向ってそれぞれ直角に折り曲げられて下方に向って延出した第1脚部31bおよび第2脚部31cとを有している。平板状の第1脚部31bは、従動側歯付きプーリー26d側(画像読取方向下流側)において主走査方向および上下方向に沿って配置されており、平板状の第2脚部31cは、駆動モーター26a側(画像読取方向上流側)において主走査方向および上下方向に沿って配置されている。
図9に示すように、第1脚部31bおよび第2脚部31cの下部には、それぞれ、第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれの外側に向って水平状態で延出するように直角状態に折り曲げられた底部第1取り付け片31xおよび底部第2取り付け片31yが設けられている。
また、筐体11の背面側部分には、筐体11の底面11hを背面側に一定の長さで延出させたフレーム支持部11kが設けられており、底部第1取り付け片31xおよび底部第2取り付け片31yのそれぞれが、フレーム支持部11kの上面に沿った状態で載置されて、ボルト34によって取り付けられている。フレーム支持部11kは、副走査方向の全域にわたって主走査方向に沿った一定の長さになっている。フレーム支持部11k上には、駆動モーター26a等を制御するための制御基板39等が設けられている。
図7および図9に示すように、第1脚部31bの上部には、筐体11の背面板11bに沿って従動側歯付きプーリー26dに向って延出するように直角状態に折り曲げられた上部第1取り付け片31sが設けられている。この上部第1取り付け片31sは、筐体11の背面板11bにボルト34によって取り付けられている。
また、図8および図9に示すように、第2脚部31cの上部にも、筐体11の背面板11bに沿って駆動モーター26a側(画像読取方向上流側)に向って延出するように直角状態に折り曲げられた上部第2取り付け片31tが設けられている。この上部第2取り付け片31tも、ボルト34によって、枠体11Aの背面板11bに取り付けられている。
さらに、図7に示すように、第1脚部31bには、枠体11Aの背面板11b側の側部を切り欠いて形成された第1開口部31mが設けられており、第1開口部31m内を、歯付きベルト26cが通過するように配置されている。また、第2脚部31cにも、枠体11Aの背面板11b側の側部を切り欠いて形成された第2開口部31n(図10参照)が設けられており、第2開口部31n内を歯付きベルト26cが通過するように配置されている。第1開口部31mおよび第2開口部31nのそれぞれは、ほぼ同様の形状になっており、上下方向に沿って長くなっている。
図9に示すように、第1支持フレーム31の第2脚部31cの画像読取方向上流側に配置された駆動モーター26aは、その出力軸26xが枠体11Aの背面板11bに対向するように配置されて、モーター支持ブラケット28によって、枠体11Aの背面板11bに取り付けられている。
図10は、モーター支持ブラケット28の構成を説明するために、駆動モーター26aを取り外した状態で筐体11の背面側における右側の側部を示す斜視図である。また、図11は、モーター支持ブラケット28の構成を説明するために、筐体11の背面側における画像読取方向下流側の側部を、第1支持フレーム31を取り外した状態で示す斜視図である。
図10および図11に示すように、モーター支持ブラケット28は、一定の厚さの板金を折り曲げることによって構成されており、筐体11の背面板11bとは適当な間隔をあけて平行に配置されてモーター支持面28aと、モーター支持面28aの画像読取方向下流側(右側)および画像読取方向上流側(左側)の側縁に沿って筐体11の背面板11bに向って垂直に折り曲げられた第1側面28bおよび第2側面28cとを有しており、モーター支持面28aに駆動モーター26aが取り付けられている。
図10に示すように、第2側面28cの上部および下部のそれぞれには、筐体11の背面板11bに沿って、第2側面28cの外側に向ってそれぞれ延出する上部第2取り付け片28dおよび下部第2取り付け片28eが設けられている。
上部第2取り付け片28dおよび下部第2取り付け片28eのそれぞれは、ボルト27aおよび27bによって、枠体11Aの背面板11bに取り付けられている。各ボルト27aおよび27bは、背面カバー19bが取り外されると、駆動モーター26aの背面側から回転操作できるように、背面側に露出した状態になる。
また、図11に示すように、第1支持フレーム31側に位置する第1側面28bの上側部分にも、枠体11Aの背面板11bに沿って第1支持フレーム31側に向って直角に折り曲げられた第1取り付け片28fが設けられている。第1取り付け片28fの下部は、第1側面28bにおける上下方向の中程に位置しており、その第1取り付け片28fの下部が、ボルト27cによって、筐体11の背面板11bに取り付けられている。
このボルト27cは、背面カバー19bが取り外されると、駆動モーター26aの背面側から回転操作できるように、モーター支持ブラケット28の第1側面28bと第1支持フレーム31の第2脚部31cとの間から背面側に露出した状態になる。従って、このボルト27cは、背面カバー19bが取り外されることにより、背面側から回転操作できる状態になる。
モーター支持ブラケット28の第1側面28bおよび第2側面28cのそれぞれは、筐体11の背面板11bに突き当てられた状態になっていることから、モーター支持面28aは、筐体11の背面板11bとは適当な間隔が形成されている。
図11に示すように、モーター支持ブラケット28の第1側面28bには、第1支持フレーム31の第2脚部31cに設けられた第2開口部31nに対向して、上下方向に沿って長く延びる開口部(貫通孔)28gが設けられている。この開口部28g内を、駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dに巻き掛けられた歯付きベルト26cが通過している。
図9に示すように、駆動モーター26aは、モーター支持ブラケット28のモーター支持面28aと筐体11の背面板11bとの間に出力軸26xが位置した状態で、ダンパー25を介してモーター支持面28aに取り付けられている。ダンパー25は、駆動モーター26aの回転による振動が、モーター支持ブラケット28を介して枠体11Aの背面板11bに伝達されることを抑制する。
なお、駆動モーター26aに対する電力を供給するハーネスは、駆動モーター26aにおける第1支持フレーム31とは反対側の側面から、制御基板39側方向(画像読取方向上流側(左側)方向)に引き出されている。
図9に示すように、モーター支持面28aと枠体11Aの背面板11bとの間に位置する駆動モーター26aの出力軸26xには、駆動側歯付きプーリー26bが取り付けられている。駆動側歯付きプーリー26bの直径は、従動側歯付きプーリー26dの直径の1/3程度になっている。駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dには、歯付きベルト26cが巻き掛けられている。歯付きベルト26cは、第1支持フレーム31の第1脚部31bに設けられた第1開口部31mと、第1支持フレーム31における第1脚部31bと第2脚部31cの間の空間と、第2脚部31cの第2開口部31nとをそれぞれ通過している。
なお、図9に示すように、歯付きベルト26cが巻き掛けられた従動側歯付きプーリー26dは、軸方向の長さが歯付きベルト26cの幅の2倍程度の長さになっている。従動側歯付きプーリー26dには、正面側の端面(筐体11の背面板11bに対向した端面)にフランジ部26jが設けられているが、背面側の端面(筐体11の背面板11bとは反対側の端面)にはフランジ部は設けられていない。
また、歯付きベルト26cが巻き掛けられる駆動側歯付きプーリー26bは、外周面の軸方向長さが歯付きベルト26cの幅よりも長くなっており、軸方向の両側の端面に、フランジ部26rがそれぞれ設けられている。駆動側歯付きプーリー26bにおける両フランジ部26rの間に巻き掛けられた歯付きベルト26cは、従動側歯付きプーリー26dにおけるフランジ部26jに近接した外周面に巻き掛けられている。
駆動モーター26aの出力軸26xに取り付けられた駆動側歯付きプーリー26bの回転は、歯付きベルト26cによって、従動側歯付きプーリー26dに伝達される。この場合、駆動側歯付きプーリー26bの直径に対して従動側歯付きプーリー26dの直径が大きくなっているために、駆動側歯付きプーリー26bの回転は、所定の減速比で減速されて、従動側歯付きプーリー26dに伝達される。
また、周回移動する歯付きベルト26cは、駆動側歯付きプーリー26bにおける両フランジ部26rの間に巻き掛けられていることにより、駆動側歯付きプーリー26bの軸方向に沿った移動が規制される。このために、従動側歯付きプーリー26dに巻き掛けられた歯付きベルト26cも、軸方向に沿った移動が抑制される。これにより、従動側歯付きプーリー26dの背面側の端面にフランジ部が設けられていなくても、従動側歯付きプーリー26dの正面側部分に巻き掛けられた歯付きベルト26cが背面側に移動して従動側歯付きプーリー26dから外れるおそれがない。
なお、図10に示すように、モーター支持ブラケット28の第2側面28cには、コイルスプリング29の一端が係止される係止片28kが形成されている。コイルスプリング29の他端は、筐体11の背面板11bに設けられた係止片11pに係止されており、モーター支持ブラケット28の第2側面28cに設けられた上部第2取り付け片28dおよび下部第2取り付け片28eとの間に、水平な状態で配置されている。コイルスプリング29は、モーター支持ブラケット28の全体を、従動側歯付きプーリー26dから離れる方向である画像読取方向上流側方向に牽引している。
また、筐体11の背面板11bには、第1側面28bの第1取り付け片28f、第2側面28cの上部第2取り付け片28dおよび下部第2取り付け片28eを通過したそれぞれのボルト27a、27b、27cが挿入される長孔11mが設けられている。各長孔11mは、それぞれ、水平方向に長く延びており、ボルト27a、27b、27cは、長孔11m内をスライド可能に挿入されている。各長孔11m内に挿入されたボルト27a、27b、27cは、ナット部材(図示せず)によって、それぞれの長孔11m内においてスライドしない状態に固定される。
この場合、コイルスプリング29によって牽引された状態のモーター支持ブラケット28は、駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dに巻き掛けられた歯付きベルト26cが所定の張力になるように、筐体11の背面板11bに対して、左右方向の位置を調整されて、各ボルト27a、27b、27cにネジ結合されたナットによって固定される。これにより、歯付きベルト26cは、所定の張力で、駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dに巻き掛けられた状態になる。このように、筐体11の背面板11bに対して駆動モーター26aを、歯付きベルト26cが所定の張力になるように、容易に取り付けることができる。
このような構成の画像読取装置Bは、ステッピングモーターによって構成された駆動モーター26aが正転駆動されると、駆動側歯付きプーリー26bが所定方向に回転されて、駆動側歯付きプーリー26bに巻き掛けられた歯付きベルト26cが周回移動する。歯付きベルト26cの周回移動によって、駆動側歯付きプーリー26bの回転が従動側歯付きプーリー26dに伝達されて、従動側歯付きプーリー26dが回転する。
従動側歯付きプーリー26dが回転すると、従動側歯付きプーリー26dが取り付けられた駆動軸26eが、従動側歯付きプーリー26dと一体となって回転(正転)し、駆動軸26eに取り付けられた背面側および正面側の駆動プーリー24bおよび24aも一体となって回転(正転)する。これにより、前述したように、第1スライダー12および第2スライダー14が副走査方向に沿って画像読取方向へスライドされる。
この場合、駆動モーター26aが取り付けられたモーター支持ブラケット28が、歯付きベルト26cに所定の張力が付与された状態で枠体11Aの背面板11bに取り付けられているために、駆動側歯付きプーリー26bの回転は、所定の張力になった歯付きベルト26cによって安定的に従動側歯付きプーリー26dに伝達される。これにより、従動側歯付きプーリー26dは、駆動モーター(ステッピングモーター)26aによって回転される駆動側歯付きプーリー26bの回転に同期したタイミングで回転する。
歯付きベルト26cが巻き掛けられた駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dは、第1支持フレーム31の副走査方向の両側に配置されているために、両者の間隔が、駆動軸26eと第1支持フレーム31の副走査方向の中央位置よりも長くなっている。このために、従動側歯付きプーリー26dよりも小径の駆動側歯付きプーリー26bは、歯付きベルト26cが巻き掛けられる外周面の周方向長さの範囲が、第1支持フレーム31内に駆動モーターを配置する従来の構成に比べて長くなっており、歯付きベルト26cは、160°〜170°程度の中心角度の範囲で、駆動側歯付きプーリー26bに巻き掛けられている。
このように、所定の張力が付与された歯付きベルト26cが、駆動側歯付きプーリー26bの外周面に、180°に近い比較的大きな中心角の範囲にわたって巻き掛けられていることから、駆動側歯付きプーリー26bの各歯と歯付きベルト26cの各歯とを順番に確実に噛み合わせることができる。従って、特に、瞬間的に駆動負荷が歯付きベルト26cに加わった場合でも、それぞれの歯が順番に噛み合わない状態(歯飛び)が生じることを抑制することができる。
これにより、従動側歯付きプーリー26dを、歯飛びによって歯付きベルト26cの走行速度が瞬間的に変化することなく、安定的に回転させることができ、第1スライダー12および第2スライダー14を適切なタイミングで安定的にスライドさせることができる。従って、画像読取手段10によって、第1原稿ガラス13上の原稿の画像を安定的かつ高精度で読み取ることができる。
本実施形態では、駆動モーター26aおよび動力伝動機のメンテナンス、取り換え等のために、駆動モーター26aを取り外す場合には、背面カバー19bが画像読取装置Bから取り外されると、第1支持フレーム31の画像読取方向上流側の側方に配置された駆動モーター26aは、背面側に露出した状態になり、また、枠体11Aの背面板11bに取り付けられた従動側歯付きプーリー26dも背面側に露出した状態になる。
このような状態で、まず、従動側歯付きプーリー26dに巻き掛けられた歯付きベルト26cを、従動側歯付きプーリー26dから取り外す。この場合、従動側歯付きプーリー26dにおける背面側の端面にはフランジ部が設けられていないために、歯付きベルト26cを従動側歯付きプーリー26dから容易に取り外すことができる。
次に、各ボルト27a、27b、27cを回転操作する。この場合、各ボルト27a、27b、27cが背面側に露出しているために、それぞれを容易に回転操作することができる。これにより、第1支持フレーム31を枠体11Aの背面板11bおよびフレーム支持部11kから取り外す必要がなく、従って、ADFユニットCも第1支持フレーム31から取り外すことなく、モーター支持ブラケット28を駆動モーター26aとともに容易に取り外すことができる。
また、本実施形態では、ADFユニットCの画像読取方向下流側の背面側部分を支持する第1支持フレーム31が、従動側歯付きプーリー26dと、駆動モーター26aとの間に配置されており、平板状の第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれには、歯付きベルト26cが通過する第1開口部31mおよび第2開口部31nが形成されている。この場合、第1開口部31mおよび第2開口部31nは、歯付きベルト26cが通過することができる大きさに形成すればよいために、大きな開口面積とする必要がない。
しかも、駆動モーター26aが、第1支持フレーム31の外側に配置されているために、第1支持フレーム31内に駆動モーター26aを配置する場合のように、第1支持フレーム31の平板状の第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれに、駆動モーター26aに対する給電のためのハーネスを通過させて駆動モーター26aに接続するため開口部を設ける必要がない。以上のことから、開口部を設けつつ、強度および剛性を確保するために第1脚部31bおよび第2脚部31cの主走査方向幅を大きくする必要がなくなり、第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれの強度および剛性が低下することが抑制されている。
このように、第1支持フレーム31における平板状の第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれは、強度および剛性の低下が抑制された状態になっており、しかも、前述したように、第1支持フレーム31に加わる荷重が、第2支持フレーム32に加わる荷重よりも軽くなっていることから、第1脚部31bおよび第2脚部31cのそれぞれを主走査方向に沿って長く形成しなくても、ADFユニットCにおける画像読取方向下流側の背面側部分を安定的に支持することができる強度および剛性とすることができる。これにより、第1支持フレーム31の主走査方向に沿った寸法が大きくなるおそれがなく、画像読取装置Bにおける正面側から背面側に沿った奥行寸法を短くすることができるために、画像読取装置Bを小型化することができる。しかも、第1支持フレーム31を構成する板金等の材料費を軽減することもできる。
[変形例]
なお、上記の実施形態では、ベルト伝動機構として、駆動側歯付きプーリー26bおよび従動側歯付きプーリー26dと、歯付きベルト26cとを用いる構成であったが、このような構成に限らず、それぞれを歯が付いていないプーリーおよびベルトを用いる構成であってもよい。
さらに、第1支持フレーム31および第2支持フレーム32、モーター支持ブラケット28のそれぞれを枠体11Aの背面板11bにボルトおよびナットによって取り付ける構成であったが、他の締結手段を用いてもよいことは言うまでもない。
また、第1支持フレーム31および第2支持フレーム32のそれぞれを、自動原稿搬送装置(ADFユニット)に取り付けられた第1ヒンジ機構66および第2ヒンジ機構68を支持する構成であったが、このような構成に代えて、第1支持フレーム31および第2支持フレーム32のそれぞれが、自動原稿搬送機能を備えていない原稿押さえの第1ヒンジ機構66および第2ヒンジ機構68を支持する構成であってもよい。
また、本発明に係る画像読取装置を有する画像形成装置は、カラー画像を形成するMFP装置に限るものではなく、モノクロ画像を形成する構成であってもよい。また、本発明は、MFP装置に限らず、画像読取装置を備えた構成であれば、カラーまたはモノクロの画像を形成できる複写機等の画像形成装置にも適用できる。
本発明は、原稿台上に載置された原稿を、筐体の内部から副走査方向に沿って露光走査して原稿の画像を読み取る画像読取装置において、安定的に露光走査させる技術として有用である。
A 画像形成装置本体
B 画像読取装置
C ADFユニット
10 画像読取手段
11 筐体
11A 枠体
11a 正面板
11b 背面板
12 第1スライダー
13 第1原稿ガラス
14 第2スライダー
16 第2原稿ガラス
18 露光走査部
20A ワイヤー走査機構
20B ワイヤー走査機構
21a 従動プーリー
21b 従動プーリー
22a ワイヤー
22b ワイヤー
23a アイドルプーリー
23b アイドルプーリー
24a 駆動プーリー
24b 駆動プーリー
26 駆動部
26a 駆動モーター
26b 駆動側歯付きプーリー
26c 歯付きベルト
26d 従動側歯付きプーリー
26e 駆動軸
27a、27b、27c ボルト
28 モーター支持ブラケット
28a モーター支持面
28b 第1側面
28c 第2側面
28d 上部第2取り付け片
28e 下部第2取り付け片
28f 第1取り付け片
28g 開口部
31 第1支持フレーム
31a ヒンジ支持面
31b 第1脚部
31c 第2脚部
31m 第1開口部
31n 第2開口部
66 第1ヒンジ機構
68 第2ヒンジ機構

Claims (5)

  1. 原稿が載置される原稿台を上面に有する枠体と、
    前記原稿台上に載置された原稿を、前記枠体の内部から副走査方向に沿って露光走査して原稿の画像を読み取る露光走査部と、前記枠体における副走査方向の一方の端部に主走査方向に沿って配置された駆動軸を有し、当該駆動軸の回転によって前記露光走査部を走査させる駆動部と、を有する画像読取手段と、
    前記枠体に対して支持軸を中心に上下に回動する原稿押さえ部材の当該支持軸を支持するために、前記枠体の背面部の外側に、前記駆動軸よりも副走査方向の中央側に配置された支持フレームと、を有する画像読取装置であって、
    前記画像読取手段の駆動部は、
    前記支持フレームを挟んで前記駆動軸とは副走査方向の反対側において、前記枠体における背面部の外側に取り付けられた駆動モーターと、
    前記駆動モーターの出力軸および前記駆動軸にそれぞれ取り付けられたプーリーと、それぞれのプーリーに巻き掛けられたベルトとを有するベルト伝達機構と、を備え、
    前記支持フレームは、前記枠体に連結される脚部を有しており、当該脚部が、前記ベルト伝達機構のベルトの通過を妨げない形状に構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記プーリーのそれぞれが歯付きプーリーであり、前記ベルトが歯付きベルトであり、
    前記歯付きベルトが、前記駆動モーターに取り付けられた歯付きプーリーに、160°〜170°の範囲の中心角で巻き掛けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記駆動軸に取り付けられた歯付きプーリーには、前記枠体側の端面にフランジ部が設けられ、反対側の端面にフランジ部が設けられていないことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記駆動モーターを、前記枠体の背面に取り付けるブラケットと、
    前記ベルトに張力が付与される方向に前記ブラケットを付勢する付勢手段と、
    前記枠体の背面部に対する前記ブラケットの取り付け位置を前記ベルトの付勢方向に沿って調整する調整手段と、をさらに有し、
    前記ブラケットは、前記付勢手段によって前記ベルトに張力が付与された状態で、前記調整手段によって取り付け位置が調整されて、前記枠体の背面部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    該画像読取装置により読み取った原稿画像を基に記録シートに画像を形成する本体と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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