JP3772869B2 - モータブラケット支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを支持するモータブラケットを、画像読取手段が内蔵される筐体に固定するためのモータブラケット支持構造に関する。
複写機やファクシミリ機等では、一般に、フラットベッドスキャナとして機能する読取載置台に載置された原稿に対して画像読取手段を走査して該原稿の画像を読み取るようになっている。例えば、従来のコピー・ファクシミリ複合機900では、図8に示すように、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス90が配設された読取載置台901に、該原稿をプラテンガラス90上に押圧して固定する原稿押えカバー902が開閉自在に設けられるとともに、その正面に操作パネル903が設けられており、該読取載置台901のプラテンガラス上に読取面を下にして原稿を載置し、原稿押えカバー902を閉じた状態で操作パネル903を操作して、読取載置台901内のCCD(Charge Coupled Device)等の画像読取手段により該原稿の画像読取りを行うことができる。このようにして読み取られた画像データは、インタフェースを介してコンピュータに送信されたり、画像記録部により記録用紙に記録されたり、送信部により電送されて、コピー・ファクシミリ複合機900がファクシミリ、複写機等として機能する。
フラットベッドスキャナとして機能する前記読取載置台901内には、CCD等の画像読取手段がプラテンガラス90に対して走査可能に収納されており、また、該画像読取手段を走査するための駆動機構も、同様に、読取載置台901内に収納されている。該駆動機構には、例えばモータ等の駆動源とプーリやベルト等とからなるものがあり、該モータはモータブラケットにより支持されて読取載置台901に固定されている構造が一般的である。例えば、図9に示すように、板金をL字形に曲折してなるモータブラケット91の基部91aを読取載置台901にネジ止め等により固定し、基部91aから起立した支持部91bに、モータ92を軸が水平方向となるように取り付けられており、モータ92の軸にタイミングベルト93を張架して所望の回転軸等に駆動伝達を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−107594号公報
前記駆動機構においてはモータ92の回転により振動が発生するが、該振動がモータブラケット91やタイミングベルト93等を通じて画像読取手段に伝達されると、読取画質が劣化するという問題が生じる。前述したように、従来のモータブラケット支持構造では、モータブラケット91の基部91aは固定されているが支持部91bの上端は自由端となっており、また、モータブラケット91には、モータ92の軸に張架するタイミングベルト93の張力も負荷されているので、モータ92の振動により支持部91bが揺れ易い構造となっており、該揺れも読取画質を劣化する原因となっていた。特に、スキャナには高速化、高画質化のために、画像読取手段の走査に高速さや正確さが要求されており、モータブラケット91の揺れやモータ92の振動が僅かであっても読取画質に与えることもある。従って、画像読取手段への揺れや振動の伝達は極力無くすことが望ましい。一方、スキャナには小型化や軽量化、低コスト化も要求されており、揺れや振動伝達の抑制も可能限り簡易な構造で実現されることが望ましい。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、画像読取装置のモータブラケットの支持構造において、簡易且つ低コストでモータからの振動伝達を抑制する手段を提供することを目的とする。
本発明は、筐体の底板に固定される基板と該基板から立設されてモータを支持する支持板とを備えてなり、画像読取手段に駆動力を伝達するためのタイミングベルトが張架されたモータを支持するモータブラケットを、該画像読取手段が内蔵された前記筐体内に配設するためのモータブラケット支持構造において、前記タイミングベルトに緊張力を付与するように前記基板の前記筐体の底板への固定位置が前記タイミングベルトの張架方向に調整可能とされ、前記筐体の天板に、前記基板の固定位置によらず前記支持板の上端をその厚み方向に揺動不能に係止する係止部が突設されたことを特徴とするものである。
また、前記係止部は、前記モータブラケットの支持板を挟持するものが好適である。また、前記筐体は、前記底板とスキャナ筐体の側壁を構成する側板とを備えたボトムシャーシと、前記天板及び係止部を備え、該ボトムシャーシを封止するアッパーカバーとが、合成樹脂により夫々一体成形されてなるものが好適である。
本発明によれば、モータブラケットの基板を筐体の底板に固定するとともに、支持板の上端を天板の係止部で係止したので、モータの振動がモータブラケットに伝達されても、モータブラケットに揺れ等が生じない。これにより、モータブラケットの揺れやモータの振動が画像読取手段へ伝達されることがなく、読取画質の劣化を防止することができる。また、係止部は、天板と一体成形することが可能な簡易な構成のものなので、設置のためのスペースが少なくコストへの影響も小さい。
図1は、本発明の実施の形態に係るモータブラケット支持構造を備えた画像読取装置1の上部の内部構造を示す図である。画像読取装置1は、コピー機能とファクシミリ機能とを兼ね備えた複合機であり、図に示すように、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス20が配設された読取載置台2と、プラテンガラス20上の原稿を押圧して固定するために読取載置台2に対して開閉可能に設けられた原稿押えカバー3とを具備してなる。また、図には示していないが、画像読取装置1の本体には、記録用紙に画像を記録する画像記録部、画像を電送するための送信部が内蔵されており、該本体下部には、読取画像を記録するための記録用紙を供給する給紙カセットが配設されている。さらに、前記原稿押えカバー3内にはADFが装備されており、本画像読取装置1は、読取載置台2のプラテンガラス20上に原稿を載置してフラットベッドスキャナとして画像読取りを行うことと、ADFを用いて画像読取りを行うことの双方が可能である。なお、前記画像読取装置1の構成は本発明に係るモータブラケット支持構造の一利用形態であり、本モータブラケット支持構造を備えた画像読取装置が必ずしもコピー機能やファクシミリ機能を具備する必要はなく、これら周知の構成は一例且つ任意のものである。
図に示すように、読取載置台2内には読取ユニット(画像読取手段)21が収納されている。該読取ユニット21は、プラテンガラス20と平行方向に走査されるフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23と、CCDユニット24とを具備してなる。フルレートキャリッジ22は、キャリッジ本体220に、原稿に光を照射するための光源221と、原稿からの反射光を走査方向へ反射してハーフレートキャリッジ23へ導くための反射ミラー222とを具備してなり、ハーフレートキャリッジ23は、キャリッジ本体230に、フルレートキャリッジ22からの反射光をCCDユニット24へ導く2枚の反射ミラー231,232を具備してなる。
さらに、前記フルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23の両端部に沿って一対のベルト駆動機構25が設けられている。該ベルト駆動機構25は、図に示すように、駆動プーリ250,251と従動プーリ252,253間に夫々張架されたベルト254,255が駆動軸256の回転により周運動するように構成されたものであり、ベルト254にフルレートキャリッジ22が、ベルト255にハーフレートキャリッジ23が夫々固定されている。駆動プーリ250,251はいずれも駆動軸256に固定されており、フルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23の走査範囲は該駆動プーリ250,251のギア比により設定されている。即ち、駆動プーリ250,251に夫々張架されたベルト254,255により走査されるフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23は、フルレートキャリッジ22の走査速度に対して略1/2の速度でハーフレートキャリッジ23が走査されるものとなり、プラテンガラス20の下方を水平方向に一定の走査距離だけフルレートキャリッジ22が移動する間に、ハーフレートキャリッジ23は、その約半分の走査距離だけ移動する。
このように構成されたフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23がプラテンガラス20の下方を原稿と平行に移動して原稿の画像をスキャンし、フルレートキャリッジ22の光源221から原稿に光が照射され、該原稿からの反射光Rが反射ミラー222により水平方向に反射され、さらに、ハーフレートキャリッジ23の反射ミラー231により鉛直下方へ反射された後、反射ミラー232により再び水平方向に反射されることにより、CCDユニット24へ導かれるようになっている。CCDユニット24は、反射光Rを収束する結像レンズや収束光を電気信号に変換するためのイメージセンサ等を具備してなる所謂縮小光学系のCCDユニットであり、該CCDユニット24により、原稿からの反射光が電気信号として出力されるようになっており、電気信号に変換された画像は、アナログ/デジタル変換、シェーディング処理等が施された後、プリンタ等の画像記録部により記録用紙に記録され、又はCODEC等の送信部により電送される。
一方、前記原稿押えカバー3内に装備されたADFは、原稿トレイ30に載置された原稿を搬送路へ順次繰り込み、ペーパガイド31に沿って上方から下方へUターンするように原稿を反転させて読取位置Pに搬送し、該読取位置Pを通過する際に読取ユニット21により原稿の画像が読み取られて、原稿トレイ30の下方の排紙トレイ32へ排出するようになっている。
図2及び図3に示すように、前記読取載置台2は、読取載置台ケーシング26内に前記読取ユニット21(不図示)が収納され、その上面にプラテンガラス20が配設されてなり、また、正面側には操作パネル2aが設けられている。該読取載置台ケーシング26は、読取ユニット21、モータ等の駆動源、駆動伝達ユニット、電気系統をなす基盤や配線等が収納される筐体であって、底板270及び側板271が一体成形されたボトムシャーシ27と、該ボトムシャーシ27を封止するアッパーカバー28と、操作パネル2a部分を封止する操作パネルカバー29とからなる。操作パネル2aは、画像読取装置1の画像読取りの開始や読取精度を入力したり、コピー機として用いる際にはコピー枚数等を、ファクシミリ機として用いる際には送信先等を入力するためのものであり、上面に操作キーや液晶パネル等が配置され、内部には基盤やスピーカ等が収納されている。なお、説明の便宜上、図3においてはモータ4及びモータブラケット5以外の他の内部構造は省略している。
前記ボトムシャーシ27は、底板270及び側板271等が一体成形されたものであり、例えば、ABSやハイインパクトポリスチレン等の合成樹脂からなる成形品である。ボトムシャーシ27を合成樹脂製のものとすることにより読取載置台2の軽量化を図ることができる。底板270は、読取ユニット21等を収納する矩形部分の正面側に操作パネル部となる矩形部分が突出するように形成された平板状のものであり、側板271は、該底板270の周縁から上方に立設されて読取載置台ケーシング26の側壁を構成するものである。また、読取ユニット21等を収納する部分と操作パネル部との境界部分には、防塵壁272が底板270及び側板271等と一体形成され、さらに、アッパーカバー28や操作パネルカバー29をネジ止めするためのネジ受け部273や補強リブ274等が適宜形成されている。
さらにボトムシャーシ27の背面側には、原稿押えカバー3を開閉可能に取り付けるためのヒンジ部材33を嵌挿するためのヒンジ部材支持孔275が形成されている。ヒンジ部材支持孔275も、ボトムシャーシ27に一体成形されており、底板270に穿たれた矩形の貫通孔(不図示)の周縁に支持壁276が立設され、該支持壁276の周囲には支持力を補強するための補強リブが適宜形成されている。ヒンジ部材33は、図に示すように、支持柱体330の上部にヒンジ部331が設けられたものであり、四角柱状の支持柱体330がヒンジ部材支持孔275に嵌挿されることによりヒンジ部材33が読取載置台2に固定され、ヒンジ部331が原稿押えカバー3にネジ止めされることによりヒンジ部材33を介して原稿押えカバー3が読取載置台ケーシング26に開閉自在に固定される。このようなヒンジ支持孔267によりヒンジ部材33を支持させることにより、合成樹脂製のボトムシャーシ27に過度の負担を与えることなく原稿押えカバー3を開閉自在に固定することができ、また、ヒンジ部材支持孔275はボトムシャーシ27に一体成形することができるので、組付け作業が簡略化されるという利点がある。また、図には示していないが、ボトムシャーシ27には、更にモータブラケット、ガイドレール等を固定するための嵌合部が適宜形成されており、底板270には、補強のための凹凸や電気配線のための貫通孔が適宜形成されている。
前記アッパーカバー28は、前記ボトムシャーシ27の読取ユニット21等の収納部分を封止するものであり、ボトムシャーシ27の底板270の収納部分と略同形状の矩形の天板280に、プラテンガラス20を配設するための上面開口部280aが形成され、該天板280の周縁から下方向に側板281が突設されている。このように形成されたアッパーカバー28がボトムシャーシ27の蓋となって、読取載置台ケーシング26の読取ユニット21等の収納部分を構成し、アッパーカバー28の側板281がボトムシャーシ27の側板271と継合されて読取載置台26の側壁となり、該収納部分を封止する。また、前記上面開口部280aは、プラテンガラス20が密接することにより、又はゴムパッキン等が介設されて封止状態となる。また、図に示すように、アッパーカバー28の背面側には、前記ヒンジ部材支持孔275に対応する貫通孔282が形成され、ヒンジ部材33をヒンジ部材支持孔275に嵌挿可能となっている。
前記操作パネルカバー29は、図に示すように、前記ボトムシャーシ27の操作パネル2a部分を封止するものであり、ボトムシャーシ27の底板270の操作パネル2a相当部分と略同形状の矩形の天板290に、操作キーを出没させるための貫通孔290aが適宜穿設され、該天板290の周縁から下方向に側壁291が突設されている。このように形成された操作パネルカバー29がボトムシャーシ27の蓋となって、図に示すように、読取載置台ケーシング26の操作パネル2aを構成し、ボトムシャーシ27の側板271と操作パネルカバー29の側壁291とが嵌合して、操作パネル部2aを封止する。これら天板290及び側壁291等も、前記ボトムシャーシ27と同様に一体成形されて操作パネルカバー29をなしている。
このように構成された読取載置台ケーシング26内に、図に示すように、モータ4及びモータブラケット5が収納される。以下、モータブラケット5の支持構造について詳細に説明する。
図4は、モータ4及びモータブラケット5の構成を示すものであるが、モータ4は、前記読取ユニット21のフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23を走査するための駆動力を付与するものであり、例えば、1パルスに対して所定角度だけ回転するステッピングモータを用いることができる。図に示すように、該モータ4と前記ベルト駆動機構25の駆動軸256との間には減速ギア43が介設され、モータ4と減速ギヤ43間及び減速ギヤ43と駆動軸256間に夫々タイミングベルト40が張架されて駆動伝達を行うようになっている。また、モータ4の回転数等は画像読取装置1の制御部(不図示)によって制御される。
モータブラケット5は、前記ボトムシャーシ27の底板270に固定される基板50と、基板50から立設されてモータ4を支持する支持板51とからなるものであり、該基板50及び支持板51は所望の形状に打ち抜き加工された板金を直角に折り曲げることにより形成されている。基板50は、ボトムシャーシ27の底板270に担持されるように固定されることによりモータ4を安定的に支持するに十分な大きさのものであり、モータブラケット5を底板260に固定するための挿通孔500が4ヶ所に穿設されている。該挿通孔500は、前記タイミングベルト40の張架方向に長い長穴であり、その内の2つの挿通孔500には、ボトムシャーシ27の底板270に設けられたネジ孔275と螺合するネジ52が挿通され、残りの2つの挿通孔500は、該底板270に設けられた係合突片276が挿入されるようになっている。挿通孔500が係合突片276と係合することにより、挿通孔500の範囲内でタイミングベルト40の緊張方向にスライド移動可能な状態でモータブラケット5の概略の位置決めを行うことができ、ネジ52が挿通孔500に挿通されてネジ孔275と螺合されることにより、基板50が底板270が緊締されて、モータブラケット5をボトムシャーシ27に固定できるようになっている。
支持板51は、前記基板50から鉛直方向に起立しており、モータ4の駆動軸41を挿通するための軸挿通孔510とスプリング掛止孔511とが水平方向に穿設されている。モータ4は、その駆動軸41を軸挿通孔510に挿通した状態で、ネジ52により固定されている。なお、支持板51へのモータの固定は、ネジ52の他、かしめ固定等の周知且つ任意の固定構造を採用することができる。また、該モータ4の駆動軸41の先端部分にはプーリ42が設けられており、該プーリ42と前記減速ギヤ43間、及び該減速ギヤ43と駆動機構25の駆動軸256間にタイミングベルト40が夫々張架されている。該支持板51の大きさは特に限定されるものではなく、設置スペース等を考慮して適宜設定するものであるが、後述するように、支持板51の上端はアッパーカバー28の係止リブ283に係止されるものなので、モータブラケット5の基板50がボトムシャーシ27の底板270に固定された状態で、支持板51の上端がアッパーカバー28の天板280の直下付近に達するよう程度の大きさである。
スプリング掛止孔511は、スプリング53のフック状の先端部分を掛止するためのものであり、前記タイミングベルト40の張架方向と反対方向にスプリング53を配置してスプリング掛止孔511に掛止し、該スプリング53の他端側をボトムシャーシ27の底板270等に掛止させることにより、モータブラケット5はタイミングベルト40を引張る方向へ付勢される。これにより、タイミングベルト40に一定の緊張力を付与した状態でモータブラケット5をボトムシャーシ27に締結することが容易となる。即ち、モータ4の駆動軸41にタイミングベルト40を張架した状態で、モータブラケット5の基板50の挿通孔500をボトムシャーシ27の底体270の係合突片276と係合すると、スプリング53により、該挿通孔500の長穴の範囲内でモータブラケット4がタイミングベルト40を緊張する方向に引張られて移動する。スプリング53の引張力とタイミングベルト40の緊張力とが均衡した状態でネジ52を締めて、基板50を底板270に締結することにより、タイミングベルト40を一定の緊張力で張架することができる。また、経時的にタイミングベルト40に弛み等が生じた場合には、ネジ52を一旦緩めて基板50と底板270との締結を解除することにより、再びスプリング53の引張力を作用させてタイミングベルト40に緊張力を与えることができる。
図5及び図6は、読取載置台ケーシング26のおけるモータブラケット5の支持構造を示すものであり、図5は図2におけるX矢示方向から、図6はY矢示方向からの拡大断面図である。なお、説明の便宜上、モータ4及びモータブラケット5以外の内部構造については省略している。前述したように、ボトムシャーシ27の底板270に固定されたモータブラケット5は、その支持板51の上端がアッパーカバー28の係止リブ(係止部)283に係止されている。該係止リブ283は、アッパーカバー28の天板280から下方へ向けて、モータブラケット5の支持板51と直交する方向に延出するように突設された板状体であり、該支持板51の面方向に2つの係止リブ283が列設されている。該係止リブ283も、天板280及び側板281とともに合成樹脂により一体成形されたものである。係止リブ283の略中央には支持板51の厚みと同等の幅の凹欠284が形成されており、該凹欠284により支持板51が挟持される。該係止リブ283により、モータブラケット5の支持板51の厚み方向に対して固定され、該支持板51の厚み方向の揺動が防止される。
このように、モータブラケット5の基板50がボトムシャーシ27の底板270が緊締されるとともに、支持板51がアッパーカバー28の係止リブ283に挟持されることにより支持されている。モータブラケット5の下側及び上側を夫々読取載置台ケーシング26と接続することにより、モータブラケット5に揺れが生じるような自由端がなくなり、モータ4の振動がモータブラケット5に伝達されても、モータブラケット5に揺れが生じない。また、モータブラケット5に揺れが生じないことにより、読取ユニット21の駆動機構25やフルレートキャリッジ22及びハーフレートキャリッジ23等への振動伝達が抑制され、読取画質の劣化を防止することができる。また、係止リブ283は、アッパーカバー28の天板280から下方へ突設されるものなので設置スペースが少なく、また、天板280及び側板281とともに一体成形されるものなので新たに組付け作業等を必要とせず、コストへの影響が小さい。
なお、前記係止リブ283は本発明に係る係止部の一実施形態に過ぎず、本発明に係る係止部は他の形態を採り得ることは勿論である。例えば図7に示すように、アッパーカバー28の天板280に一対の爪285を突設し、該爪285でモータブラケット5の支持板51を挟持するようにしてもよい。該爪285の先端部は支持板51の厚み方向へ揺動するように弾性変形可能であり、各爪285の先端には、各爪285から対向する爪285の方向へ半球状の膨出部286が形成されており、該膨出部286間に支持板51を圧入するようにして嵌め込むことにより、一対の爪285間で該支持板51が挟持される。また、図には示していないが、アッパーカバー28の天板280に補強リブが設けられている場合には、該補強リブに前記凹欠284を形成することにより、該補強リブが係止リブ283を兼ねることとして本発明に係る係止部を構成することもできる。
本発明は、画像読取手段を収納する筐体を備えたスキャナ、ファクシミリ、複写機等において利用することが可能である。
本実施の形態に係る画像読取装置1の上部の内部構成を示す断面図である。 読取載置台2の外観構成を示す斜視図である。 読取載置台ケーシング26の構成を示す分解斜視図である。 モータブラケット5の支持構造を示す断面図である。 モータブラケット5の支持構造を示す断面図である。 モータブラケット5の支持構造を示す断面図である。 係止部の変形例を示す断面図である。 従来の画像読取装置900の構成を示す概略斜視図である。 従来のモータブラケット支持構造を示す概略斜視図である。
符号の説明
4 モータ
5 モータブラケット
21 読取ユニット(画像読取手段)
26 読取載置台ケーシング(筐体)
27 ボトムシャーシ
28 アッパーカバー
50 基板
51 支持板
270 底板
271 側板
280 天板
283 係止リブ(係止部)
285 爪(係止部)

Claims (3)

  1. 筐体の底板に固定される基板と該基板から立設されてモータを支持する支持板とを備えてなり、画像読取手段に駆動力を伝達するためのタイミングベルトが張架されたモータを支持するモータブラケットを、該画像読取手段が内蔵された前記筐体内に配設するためのモータブラケット支持構造において、
    前記タイミングベルトに緊張力を付与するように前記基板の前記筐体の底板への固定位置が前記タイミングベルトの張架方向に調整可能とされ、前記筐体の天板に、前記基板の固定位置によらず前記支持板の上端をその厚み方向に揺動不能に係止する係止部が突設されたことを特徴とするモータブラケット支持構造。
  2. 前記係止部は、前記モータブラケットの支持板を挟持するものである請求項1記載のモータブラケット支持構造。
  3. 前記筐体は、前記底板とスキャナ筐体の側壁を構成する側板とを備えたボトムシャーシと、前記天板及び係止部を備え、該ボトムシャーシを封止するアッパーカバーとが、合成樹脂により夫々一体成形されてなるものである請求項2記載のモータブラケット支持構造。
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