JP2015087679A - 画像形成装置 - Google Patents

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昌史 橋村
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聡 植村
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哲也 東一
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浩二 宇野
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Abstract

【課題】回収ケースから像担持体への残トナーの戻りを抑制し、これにより転写性の向上を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニングユニット127は、クリーニングブラシ127Aと、クリーニングブラシ127Aによって掻き集められた残トナーを回収する回収ローラー127Bと、回収ローラー127Bの下部に設けられ、回収ローラー127Bによって回収された残トナーを回収するための開口部を有する回収ケース127Dと、クリーニングブラシ127Aの下方に設けられて回収ローラー127Bまで達する状態とされ、下方に傾斜した姿勢となる案内部材129と、案内部材129を振動させる振動モーター128とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する画像形成装置に関する。
感光体ドラム等の像担持体の表面にトナー像を担持させ、そのトナー像を記録紙等の被転写体に転写させる画像形成装置が存在する。この画像形成装置では、像担持体の表面のトナー像が被転写体に転写された後にその表面に残った残トナーをクリーニングするクリーニングユニットが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このクリーニングユニットは、中間転写ベルトに接触して残トナーを掻き取るクリーニングブラシと、クリーニングブラシからトナーを回収する回収ローラーと、回収ローラーによって回収された残トナーを回収ケースに向けて掻き落とすブレード部材とが設けられている。回収ケースの開口部の淵であってクリーニングブラシの下方には案内部材が設けられている。このクリーニングユニットでは、回収ケースからの残トナーが中間転写ベルトの方向に向かわないように案内部材によりブロックしている。
特開平10−319811号公報
しかしながら、クリーニングブラシから回収ローラーに残トナーを受け渡す際に、残トナーの一部が徐々に案内部材上に積層すると、積層した残トナーがクリーニングブラシの回転によって再度拾い上げられて、再び像担持体に付着することがある。この場合、転写性能が低下する。
特許文献1では、クリーニングブラシと搬送スクリューとの間でトナーが凝集することを抑制するために、クリーニングブラシと搬送スクリューとの間に振動部材を設けている。しかしながら、特許文献1は、案内部材の上に積層した残トナーが再度像担持体に付着することを防止するものではない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、クリーニングユニットから像担持体への残トナーの戻りを抑制し、転写性能の向上を図ることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された前記トナー像を被転写体に転写させる転写部と、前記転写部による転写の終了後に前記像担持体の表面に残ったトナーである残トナーをクリーニングするクリーニングユニットとを備え、前記クリーニングユニットは、前記像担持体の表面と接触し、当該表面の前記残トナーを、回転しながら掻き集めるクリーニングブラシと、前記クリーニングブラシと接触して回転しながら、前記クリーニングブラシによって掻き集められた残トナーを電気的に回収する回収ローラーと、前記回収ローラーの下部に設けられ、前記回収ローラーによって回収された前記残トナーを回収するための開口部を有する回収ケースと、前記クリーニングブラシの下方に設けられて前記回収ローラーまで達する状態とされ、下方に傾斜した姿勢となる案内部材と、前記案内部材を振動させる振動機構と、を有するものである。
この発明では、案内部が、クリーニングブラシの下方に、下方に傾斜した状態で回収ローラーに達する状態で設けられ、振動機構が当該案内部材を振動させるので、案内部材の上に残トナーが積もった場合であっても、当該残トナーは振動及び重力によって回収ローラーまで案内され、当該回収ローラーにより回収ケースの内部に収容される。このため、案内部材上に堆積した残トナーがクリーニングブラシより再度回収されて像担持体まで戻る事態が抑制される。よって、転写性能の向上を図ることができる。
本発明によれば、クリーニングユニットから像担持体への残トナーの戻りを抑制して、転写性能の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示したブロック図である。 クリーニングユニットの構造の一例を示した正面断面図である。 図3のクリーニングユニットの細部を示した正面断面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の動作の一例を示したフローチャートである。 制御部が第1モードのときのクリーニングユニットの状態を表した図である。 他の実施形態に係るクリーニングユニットの構造の一例を示した正面断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面とともに説明する。なお、以下の説明において、“地面の方向”を、“紙面の左右方向”で表し、“地面の方向と垂直な方向”を、“紙面の上下方向”で表している。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構造を示した正面断面図である。この画像形成装置1は、コピー機能、プリンター機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。
なお、本実施の形態では、画像形成装置1として複合機を例示しているが、本発明ではこの例には限られず、像担持体表面のトナー像を被転写体に転写する装置(例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置)を本発明に適用することが可能である。
画像形成装置1は、装置本体11に、画像形成部12、定着部13、給紙部14、用紙排出部15、原稿搬送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
原稿読取部5は、装置本体11の上面に装着されたコンタクトガラス161と、このコンタクトガラス161に載置された原稿を押さえる開閉自在の原稿押さえカバー162と、コンタクトガラス161に載置された原稿の画像を読み取る読取機構163とを備えている。読取機構163は、CCD(Charge Coupled Device)等を用いて原稿の画像を光学的に読み取り、画像データを生成する。
原稿搬送部6は、原稿が載置される原稿載置台61と、画像読み取り済みの原稿が排出される原稿排出部66と、原稿搬送機構65と、を備える。原稿搬送機構65は、図略の給紙ローラー、搬送ローラー、及び用紙反転機構を備えている。原稿搬送機構65は、給紙ローラー及び搬送ローラーの駆動により、原稿載置台61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿読取スリット53を介して読取機構163による読取を可能とした後、原稿排出部66へと排出する。
さらに、原稿搬送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように装置本体11に対して回動自在に設けられている。原稿搬送部6の前面側を上方に移動させて原稿台としてのコンタクトガラス161上面を開放することにより、コンタクトガラス161の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等をユーザーが載置できる。
また、装置本体11には、コントロールパネル47が配置されている。コントロールパネル47は、複合機1の動作に関する操作指示を受け付ける。また、コントロールパネル47は、表示部470を備える。表示部470は、画像形成装置1の動作に関する各種の画像の表示を行う。
また、装置本体11には、画像形成部12、定着部13及び給紙部14が内装されている。給紙部14は、装置本体11に対して挿脱可能の給紙カセット142,143,144と、記録紙をユーザーが手差しによりセットするための手差しトレイ141と、を有している。給紙カセット142,143,144には記録紙が積層されてなる用紙束がそれぞれ収容されている。
画像形成部12は、給紙部14から給紙された記録紙にトナー像を形成する画像形成動作を行う。画像形成部12は、中間転写ベルト125の走行方向において上流側から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナーを用いるマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン色のトナーを用いるシアン用の画像形成ユニット12C、イエロー色のト
ナーを用いるイエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック色のトナーを用いるブラック用の画像形成ユニット12Bk(以下、各画像形成ユニットを区別することなく述べる場合には、それぞれを「画像形成ユニット120」と言う)と、駆動ローラー125a(二次転写対向ローラー)等の複数のローラー間に画像形成における副走査方向へ無端走行可能に張架された中間転写ベルト125と、中間転写ベルト125が駆動ローラー125aに張架される部分で中間転写ベルト125の外周面に当接する二次転写ローラー(転写部)210とを備えている。
各画像形成ユニット120は、感光体ドラム121と、感光体ドラム121へトナーを供給する現像装置122と、トナーを収容するトナーカートリッジ(不図示)と、帯電装置123と、露光装置124と、一次転写ローラー126と、をそれぞれ一体的に備えている。
感光体ドラム121は、その周面に静電潜像及びこの静電潜像に沿ったトナー像を形成する。現像装置122は、感光体ドラム121へトナーを供給する。各現像装置122には、前記トナーカートリッジからトナーが適宜補給される。
帯電装置123は、感光体ドラム121の直下位置に設けられている。帯電装置123は、各感光体ドラム121の周面を一様に帯電させる。
露光装置124は、感光体ドラム121の下方位置であって、帯電装置123の更に下方位置に設けられている。露光装置124は、原稿読取部5が取得した画像データに基づく各色に対応したレーザ光を、帯電後の感光体ドラム121の周面に照射し、各感光体ドラム121の周面に静電潜像を形成する。
露光装置124は、いわゆるレーザ露光装置であり、レーザビームを出力するレーザ光源と、当該レーザビームを感光体ドラム121表面に向けて反射させるポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム121に導くためのレンズやミラー等の光学部品を備えている。
現像装置122は、矢印の方向へ回転する感光体ドラム121の周面の静電潜像にトナーを供給して当該トナーを積層させ、感光体ドラム121の周面に前記画像データに応じたトナー像を形成する。
中間転写ベルト125は、各感光体ドラム121の上方位置に配置されている。中間転写ベルト125は、図1における左側の駆動ローラー125aと、同図の右側の従動ローラー125bとの間に無端走行可能に張架され、下方の外周面が各感光体ドラム121の周面に当接している。従動ローラー125bは、駆動ローラー125aに対向する位置に設けられて、中間転写ベルト125の無端走行に伴って従動回転する。中間転写ベルト125は、その外周面にトナー像が転写される像担持面が設定され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125aによって駆動される。中間転写ベルト125は、各感光体ドラム121と同期しながら、駆動ローラー125aと従動ローラー125bとの間を無端走行する。
中間転写ベルト125を挟んで各感光体ドラム121に対向する位置には、一次転写ローラー126が設けられている。この一次転写ローラー126には、図略の転写バイアス印加機構により転写バイアスが印加され、一次転写ローラー126は、各感光体ドラム121の外周周面に形成された上記トナー像を中間転写ベルト125の表面に転写させる。
駆動ローラー125aは、中間転写ベルト125を無端走行させるために配置されている。
制御部102(図2参照)は、各色の画像形成ユニット毎に一次転写ローラー126及び画像形成ユニット120を駆動制御して、中間転写ベルト125の表面に、マゼンタ用の画像形成ユニット12Mにより形成されたマゼンタのトナー像の転写と、次いで中間転写ベルト125の同一位置にシアン用の画像形成ユニット12Cにより形成されたシアンのトナー像の転写と、次いで中間転写ベルト125の同一位置にイエロー用の画像形成ユニット12Yにより形成されたイエローのトナー像の転写と、最後のブラック用の画像形成ユニット12Bkにより形成されたブラックのトナー像の転写と、を、各色のトナー像が重なり合うように行わせ、これによりカラーのトナー像を中間転写ベルト125の表面に形成させる(中間転写(一次転写))。
二次転写ローラー210は、図略の転写バイアス印加機構により転写バイアスが印加されている。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーの上記トナー像を、給紙部14から搬送されてきた記録紙に転写させる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125が駆動ローラー125aに張架される部分の用紙搬送路190に、中間転写ベルト125の外周面に当接させて設けられている。二次転写ローラー210は、前記トナー像が記録紙に二次転写されるニップ部Nを、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとの間に形成する。用紙搬送路190を搬送される記録紙は、ニップ部Nにおいて中間転写ベルト125と二次転写ローラー210とに押圧挟持され、ここにおいて中間転写ベルト125上のトナー像が記録紙に二次転写される。
中間転写ベルト125のうち、従動ローラー125bの側には、クリーニングユニット127が設けられている。クリーニングユニット127には、後述するクリーニングブラシ127Aが設けられており、このクリーニングユニット127Aと従動ローラー126bとので中間転写ベルト125を挟んでいる。
クリーニングユニット127は、中間転写ベルト125と二次転写ローラー210とにより中間転写ベルト125表面のトナー像が記録紙に二次転写された後に中間転写ベルト125表面に残ったトナー(以下、残トナーという)を、中間転写ベルト125表面からクリーニングする。なお、クリーニングユニット127の詳細な構成は後述する。
画像形成部12に対して図1での左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路190が形成されている。用紙搬送路190には、適所に搬送ローラーが設けられている。搬送ローラーは、給紙部14から繰り出された記録紙を、ニップ部N及び定着部13に向けて搬送する。
定着部13は、画像形成部12で転写された記録紙上のトナー像に対し、記録紙が定着ニップ部Nを通過する間に熱を与えて定着処理を施す。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙は、排出トレイ151へ向けて排出される。
給紙カセット142,143,144の上方には、ピックアップローラー145が設けられており、ピックアップローラー145は、給紙カセット142,143,144に収容された用紙束の最上位の記録紙を用紙搬送路190へ向けて繰り出す。
<画像形成装置の機能構成>
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の機能構成の一例を示したブロック図である。
画像形成装置1は、制御部100と、原稿読取部5と、コントロールパネル47と、画像メモリ101と、通信インタフェース102と、一次転写部103と、二次転写部104と、回転モーター105と、クリーニングユニット127と、回動機構200と、を備える。なお、原稿読取部5とコントロールパネル47とについては先述したので、説明を省略する。
制御部100は、この画像形成装置1を統括的に制御する。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを組み合わせて構成されており、CPUが所定の制御プログラムを実行することで実現される。この制御部100は、後述する第1モードと、後述する第2モードの制御モードを有する。
画像メモリ101は、画像読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、或いは、通信インタフェース102を通じて受信した画像データを一時的に蓄積する。
通信インタフェース102は、公衆回線網を通じて相手先のファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を行うインタフェースである。或いは、通信インタフェース102は、所定の通信プロトコル(例えば、イーサネット(登録商標)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol))に従って、インターネット等の通信ネットワークを通じて相手先のパーソナルコンピュータ等の通信端末装置と通信を行うインタフェースである。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、及び定着装置を有して画像形成動作を行う機構ある。転写装置は、一次転写部103及び二次転写部104を有する。
一次転写部103は、上記感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルト125上に転写させる例えば転写ローラーである。
二次転写部104は、中間転写ベルト125上に転写された上記トナー像を更に記録紙に転写させる転写ローラーである。
回転モーター105は、回動機構200、クリーニングブラシ127A、回収ローラー127B、及び、搬送スクリュー127Fに回転駆動力を供給して回転駆動させる。なお、本実施の形態では、1つの回転モーターの回転力により、回動機構200、クリーニングブラシ127A、回収ローラー127B、及び、搬送スクリュー127Fを駆動させているが、本発明ではこの例には限られず、これらの構成要素毎に回転モーターを設けてもよい。
クリーニングユニット127は、先述した上部筐体H2(図4参照)と下部筐体H1との間に、クリーニングブラシ127Aと、回収ローラー127Bと、ブレード部材127Cと、を備える。また、クリーニングユニット127は、回収ケース127Dと、板状部材127Eと、振動モーター128と、案内部材129とを備える。回収ケース127Dは、下部筐体H1(図3)に、内部に搬送スクリュー127Fが収容されて上部に開口部1270を有する。
振動モーター(振動機構)128は、制御部100から制御信号を受け付けたときに振動して、これにより、回収ケース127Dから延びる板状部材127Eを振動させる。板状部材127Eは、回収ケース127Dの一部である。
制御部100は、第1モードのときには、回動機構200によって、クリーニングユニット127を、軸支部130(図3参照)を中心として、上方(図3に示す矢印A方向)に、予め設定された第1設定角度分だけ回動させる。これとともに制御部100は、振動モーター128に制御信号を出力して、振動モーター128を振動させる。なお、第1設定角度については後述する。
一方で、制御部100は、第1モードから第2モードに切り替わったときには、回動機構200によって、クリーニングユニット127を第2モードから第1モードに切り替わったときの方向と逆方向に回動させる。このとき、制御部100は、振動モーター128を振動させない。
<クリーニングユニットの構造>
図3は、クリーニングユニットの構造の一例を示した正面断面図である。図4は、図3のクリーニングユニットの細部を示した正面断面図である。図3及び図4は、制御部100が第2モードのときのクリーニングユニット127の状態を示している。
なお、クリーニングユニット127において、取付部材131、軸支部130、及び振動モーター128以外の構成要素については先述したので、説明を省略する。また、図3及び図4は、クリーニングユニット127と中間転写ベルト125とを、図1の紙面の裏側から見た状態を表している。
クリーニングユニット127は、画像形成装置1の内部に設けられた取付部材131に、軸支部130を中心として回動可能に設けられている。このクリーニングユニット127は、クリーニングユニット127の板状部材127Eの下部に振動モーター128が取り付けられることにより構成されている。
クリーニングユニット127は、制御部100が第2モードのときには、図3に示すように、地面と平行な状態(水平に近い状態)である。この状態では、クリーニングブラシ127Aが中間転写ベルト125に接触しているとともに、回収ケース127Dの開口部1270と、板状部材127Eとが地面と平行である。
クリーニングユニット127は、制御部100が第1モードに切り替わったときに、回転部材17の回転によって、軸支部130を中心として上方に予め設定された第1設定角度の分だけ回動する。この状態では、回収ケース127Dの開口部1270と、板状部材127Eとが、地面に対して第1設定角度の分だけ傾斜しているとともに、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とが互いに離間した状態となる(図6参照)。
なお、第1設定角度は、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とが互いに離間することができる角度である。
回転部材17は断面楕円状であり、回転モーター105と協働して回動機構200を構成している。回転部材17は、下部筐体H1のうち、軸支部130から地面に平行に予め設定された設定距離Lだけ離れた位置(この例では、回収ケース127Dの底部)に接触している。
この回転部材17は、制御部100が第2モードのときには、図3に示すように、長手方向が地面と平行である。一方で、回転部材17は、制御部100が第1モードのときは、回転部材17の長手方向が地面の方向に対して予め設定された第2設定角度分だけ傾斜した状態となるように、回転する(図6参照)。
なお、第2設定角度としては、クリーニングユニット127を、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とを互いに離間させることができる第1設定角度の分だけ回動させることができるような角度、例えば、地面と垂直な角度(図6参照)であることが挙げられる。
この第2設定角度は、先述したような地面と垂直な角度だけには限られず、クリーニングユニット127を、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とを互いに離間させることができる第1設定角度の分だけ回動させることができるような角度であればよい。
板状部材127Eは、案内部材129と振動モーター128とに挟まれた状態とされている。振動モーター128は、制御部100が第1モードのときに制御信号を受け付けて振動する。案内部材129は、クリーニングブラシ127Aの下方となる板状部材127E部分に設けられている。案内部材129は、回収ローラー127Bまで達するように構成されている。制御部100の動作制御による後述の回動動作により下方に傾斜した状態となる。
<画像形成装置の動作>
図5は、本実施の形態に係る画像形成装置1の動作の一例を示したフローチャートである。図6は、制御部100が第1モードのときのクリーニングユニット127の状態を表した図である。
画像形成装置1では、制御部100は、転写指示(例えば、プリント指示、複写の指示や、ファクシミリ受信原稿の印字指示)を受け付けていない場合には(ステップS2でNO)、第2モードとなっている(ステップS1)。この状態では、クリーニングユニット127が、地面と平行であり、クリーニングブラシ127Aが中間転写ベルト125Aに接触した状態となっている。
そして、制御部100は、転写指示を受け付けたときには(ステップS2でYES)、一次転写部103及び二次転写部104による転写を行う(ステップS3)。
そして、制御部100は、転写が終わったことを、例えば、転写を行うための制御プログラムの終了したことをもって知ったときには(ステップS4でYES)、第2モードを第1モードにする(ステップS5)。この状態では、制御部100は、回動機構200によって、クリーニングユニット127を、図6に示すように地面に対して第1設定角度の分だけ傾斜させて、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とを互いに離間させ、且つ、振動モーター128を振動させる。
そして、制御部100は、転写が終了してから予め設定された第1設定時間T1が経過したときには(ステップS6でYES)、第1モードから第2モードに復帰させる(ステップS7)。この状態では、制御部100は、回転モーター105を駆動させて、クリーニングユニット127を、当該制御部100が第2モードから第1モードになったときの方向と逆方向に回動させて、地面と平行な状態として、クリーニングブラシ127Aを中間転写ベルト125に接触させる。このとき、制御部100は、振動モーター128の振動を停止させる。
制御部100は、ステップS7の処理が終了すると、ステップS2の処理に移る。
(1)上述したように、本実施の形態に係る画像形成装置1では、制御部100は、第1モードでは、回動機構200によって、クリーニングユニット127を、軸支部130を中心として、地面の方向に対して、上方に、予め設定された第1設定角度の分だけ傾斜させる。
そして、残トナーを回収する回収ケース127Dは、軸支部130に近い側の回収ローラー127Bの下部に設けられ、回収ケース127Dの開口部1270の淵に連結された板状部材127Eは、回収ケース127Dよりも軸支部130から離れた位置に設けられている。
そのため、クリーニングユニット127が軸支部130を中心として地面の方向に対して上方に第1設定角度の分だけ傾斜したときには、回収ケース127Dの開口部1270が板状部材127E及び案内部材129よりも下方位置となるように、回収ケース127Dとこれに連結された板状部材127Eと、更に案内部材129が傾斜する。
そして、制御部100は、回収ケース127Dの開口部1270が板状部材127E及び案内部材129の下方となるようにクリーニングユニット127が傾斜しているときに、板状部材127E及び案内部材129を振動モーター128によって振動させる。
これにより、板状部材127E及び案内部材129の上に積もった残トナーが、板状部材127E及び案内部材129の振動によって、重力により下方側、すなわち、回収ケース127D側に移動する。そして、当該残トナーは、案内部材129により回収ローラー127Bまで案内され、回収ローラー127B及びブレード部材127Cにより回収ケース127D内に落とされる。
その結果、残トナーが板状部材127Eや案内部材129の上に堆積しても、当該堆積した残トナーは回収ケース127Dの内部に向けて振り落とされるので、板状部材127Eや案内部材129の上の残トナーがクリーニングブラシ127Aの回転により再度回収されて中間転写ベルト125の方向に戻ることが抑制される。よって、中間転写ベルト125の汚れが抑制され、転写性能の向上を図ることができる。
(2)また、図6に示したように、画像形成装置1では、クリーニングユニット127が地面の方向に対して上方に第1設定角度の分だけ傾斜した状態では、クリーニングブラシ127Aと中間転写ベルト125とが互いに離間する構成されている。これにより、クリーニングブラシ127Aから中間転写ベルト125にトナーが再度案内され経路が遮断されるので、板状部材127Eや案内部材129上の残トナーがクリーニングブラシ127Aにより中間転写ベルト125に戻ることを更に確実に防止可能である。
(3)さらに、画像形成装置1では、断面楕円状の回転部材17が、クリーニングユニット127の下部のうち、軸支部130から地面に平行な方向に予め設定された設定距離Lだけ離れた位置に接触している。そして、回転部材17の長手方向が、地面の方向に対して予め設定された第2設定角度の分だけ傾斜した状態となるように、回転部材17が回転することにより、クリーニングユニット127が地面に対して第1設定角度分だけ傾斜する。これにより、クリーニングユニット127を傾斜させる構成を簡易に実現できる。
(4)さらに、画像形成装置1では、二次転写部104による転写が行われた後に、クリーニングユニット127を傾斜させつつ振動モーター128を振動させて、板状部材127Eや案内部材129上の残トナーを清掃するので、上述した転写動作に影響を及ぼすことなく、板状部材127Eや案内部材129の上を常にクリーンな状態に保つことができる。
<その他の実施形態>
(1)上述した実施の形態によれば、像担持体を中間転写ベルト125で構成し、且つ、転写部を二次転写ローラー210によって構成し、クリーニングユニット127が、二次転写ローラー210による記録紙へのトナー像の転写後に中間転写ベルト125表面に残った残トナーをクリーニングしている。
しかしながら、本発明ではこの例には限られない。例えば、上記のような回動機構200を備えず、図7に示すように、クリーニングユニット127の下部筐体H1を傾斜させた状態で配置し、板状部材127Eの下部に振動モーター128が取り付けられる構成としてもよい。この構成を採る場合であっても、板状部材127E及び案内部材129上に堆積した残トナーを回収ローラー127Bまで案内して回収ケース127D内に収容することが可能である。
(2)また、像担持体を、感光体ドラムで構成し、転写部を、当該感光体ドラム表面のトナー像を直接記録紙に転写させる転写機構で構成し、クリーニングユニットが、転写機構による記録紙へのトナー像の転写後に感光体ドラム表面に残った残トナーをクリーニングしてもよい。
<その他>
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図7を用いて上記実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
100 制御部
103 一次転写部
104 二次転写部
105 回転モーター
125 中間転写ベルト
127 クリーニングユニット
127A クリーニングブラシ
127B 回収ローラー
127C ブレード部材
127D 回収ケース
1270 開口部
127E 板状部材
127F 搬送スクリュー
128 振動モーター
129 案内部材
130 軸支部
200 回動機構
2000 回転部材

Claims (5)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持された前記トナー像を被転写体に転写させる転写部と、
    前記転写部による転写の終了後に前記像担持体の表面に残ったトナーである残トナーをクリーニングするクリーニングユニットとを備え、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持体の表面と接触し、当該表面の前記残トナーを、回転しながら掻き集めるクリーニングブラシと、
    前記クリーニングブラシと接触して回転しながら、前記クリーニングブラシによって掻き集められた残トナーを電気的に回収する回収ローラーと、
    前記回収ローラーの下部に設けられ、前記回収ローラーによって回収された前記残トナーを回収するための開口部を有する回収ケースと、
    前記クリーニングブラシの下方に設けられて前記回収ローラーまで達する状態とされ、下方に傾斜した姿勢となる案内部材と、
    前記案内部材を振動させる振動機構と、を有する画像形成装置。
  2. 前記クリーニングユニットを回動可能に軸支する軸支部と、
    前記軸支部を中心として前記クリーニングユニットを回動させる回動機構と、
    前記振動機構及び前記回動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記回動機構によって前記軸支部を中心として前記クリーニングユニットを回動させて前記案内部材を前記下方に傾斜させた状態とし、前記振動機構を駆動させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記案内部材が前記下方に傾斜した状態となる姿勢まで前記クリーニングユニットが回動したときに前記クリーニングブラシと前記像担持体とが離間した状態となる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記転写部によるトナー像の転写が行われていないときに、前記回動機構を駆動して前記クリーニングユニットを前記案内部材が前記下方に傾斜した状態となる姿勢まで回動させ、前記転写部によるトナー像の転写が行われているときは、前記回動機構を駆動して、前記クリーニングユニットを、前記前記クリーニングブラシと前記像担持体とが接触する状態に回動させる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記案内部材は、前記クリーニングブラシの下方において、前記回収ローラーまで達する状態として前記回収ケースに取り付けられて、下方に傾斜した姿勢に固定されている請求項1に記載の画像形成装置。
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JP2017107047A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
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JP7452117B2 (ja) 2020-03-12 2024-03-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 清掃装置、及び画像形成装置

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