JP2019203956A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置および画像形成装置

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芳賀 正安
Masayasu Haga
正安 芳賀
田中 秀明
Hideaki Tanaka
秀明 田中
さや香 森田
Sayaka Morita
さや香 森田
斎藤 和広
Kazuhiro Saito
和広 斎藤
國智 佐々木
Kunitomo Sasaki
國智 佐々木
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Abstract

【課題】スクレーパー等の壁面にスクレーパーで回収した回収物の堆積を抑制することを可能とするクリーニング装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置に設けられる像担持体10上の残留物を除去するクリーニング装置17であって、像担持体10上の残留物を除去するとともに保持するブラシローラー105と、ブラシローラー105に接触し、ブラシローラー105に保持された残留物を回収する回収ローラー106と、ブラシローラー105と回収ローラー106との接触部を通過するブラシローラー105の接線方向に配置される壁面107と、壁面107に付着した付着物を除去する除去装置と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、クリーニング装置および画像形成装置に関する。
特開平10−111630号公報(特許文献1)、特開平10−214008号公報(特許文献2)、特開2005−91775号公報(特許文献3)、および、特開2017−187637号公報(特許文献4)には、画像形成装置の技術に関し、像担持体上の残留物を除去するスクレーパーを用いたクリーニング装置が開示されている。
特開平10−111630号公報 特開平10−214008号公報 特開2005−91775号公報 特開2017−187637号公報
スクレーパーを含むクリーニング装置を備えた画像形成装置を用いて繰り返し印字すると、スジ状の画像欠陥が発生する場合がある。これは、スクレーパー等の壁面にスクレーパーで回収した回収物が堆積した後に付着し、さらにその後この付着物が塊の状態でブラシローラー、回収ローラーに飛散して付着することに起因している。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スクレーパー等の壁面にスクレーパーで回収した回収物の堆積を抑制することを可能とするクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
このクリーニング装置においては、画像形成装置に設けられる像担持体上の残留物を除去するクリーニング装置であって、上記像担持体上の残留物を除去するとともに保持するブラシローラーと、上記ブラシローラーに接触し、上記ブラシローラーに保持された残留物を回収する回収ローラーと、上記ブラシローラーと上記回収ローラーとの接触部を通過する上記ブラシローラーの接線方向に配置される壁面と、上記壁面に付着した付着物を除去する除去装置と、を備える。
他の形態においては、上記除去装置は、上記付着物に振動を与える第1振動印加装置を含む。
他の形態においては、上記ブラシローラーと上記回収ローラーとの接触部を通過する上記ブラシローラーの接線方向は鉛直方向であり、上記壁面は、上記ブラシローラーおよび上記回収ローラーの下方に配置されている。
他の形態においては、上記壁面は、水平方向に対して傾斜して設けられている。
他の形態においては、上記壁面は、上記回収ローラーに接触して上記回収ローラーに保持された上記残留物を掻き落とすスクレーパーである。
他の形態においては、上記壁面の下方には、掻き落とされた上記残留物を外部に搬送する搬送装置を含む。
他の形態においては、上記第1振動印加装置は、螺旋状のスクリュー歯を含む、搬送装置としての搬送スクリューと、上記スクリュー歯に付勢された状態で当接し、上記スクリュー歯の回転に伴なって振動する第1振動部材と、を有する。
他の形態においては、上記第1振動部材は、櫛歯シート部材を有する。
他の形態においては、当該クリーニング装置は、上記ブラシローラー、上記回収ローラー、および、上記搬送装置を収容するハウジングを含み、上記ハウジングは、上記壁面の下方に、上記搬送装置に向うにしたがって下方の傾斜する斜面を含み、さらに、上記斜面には、第2振動印加装置が取り付けられている。
他の形態においては、上記第2振動印加装置は、上記スクリュー歯の回転に伴なって振動する第2振動部材を含む。
他の形態においては、上記第2振動部材は、櫛歯シート部材を有する。
この画像形成装置においては、感光体の上に形成された静電画像をトナー画像に現像する現像装置と、上記感光体に形成されたトナー画像を中間転写体に転写する一次転写部と、上記中間転写体に転写されたトナー画像を記録媒体に転写する二次転写部と、上記感光体に圧接された状態で配置され、上記トナー画像の転写後に上記感光体の表面に残留するトナーを回収するクリーニング装置と、を備える画像形成装置であって、上記クリーニング装置は、上述のいずれかに記載のクリーニング装置である。
このクリーニング装置および画像形成装置によれば、スクレーパー等の壁面にスクレーパーで回収した回収物の堆積を抑制することを可能とするクリーニング装置および画像形成装置の提供が可能となる。
実施の形態1の画像形成装置の概略図である。 実施の形態1の画像形成装置の感光体の周りの構成を示す部分拡大図である。 実施の形態1の第1振動部材と搬送スクリューとの配置関係を示す部分拡大図である。 実施の形態2の第2振動部材の構成を示す部分拡大図である。 実施の形態3の第3振動部材の構成を示す部分拡大図である。 実施の形態4の第4振動部材の構成を示す部分拡大図である。 実施の形態4の第4振動部材の構成を示す部分拡大斜視図である。
以下、図を参照しながら、各実施の形態におけるクリーニング装置および画像形成装置について説明する。以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。
(実施の形態1:画像形成装置)
図1を参照して、画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。
図1には、カラープリンタとしての画像形成装置100が示されている。以下では、カラープリンタとしての画像形成装置100について説明するが、画像形成装置100は、カラープリンタに限定されない。たとえば、画像形成装置100は、モノクロプリンタであってもよいし、ファックスであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびファックスの複合機(MFP:Multi−Functional Peripheral)であってもよい。
画像形成装置100は、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40と、定着装置50と、筐体80と、制御装置101とを備える。画像形成装置100は、表示装置150を含み、画像形成装置100の状態を表示する。表示装置150に、タッチ式のディズプレイを用いることで、画像形成装置100の動作設定等を行なうこともできる。
筐体80は、画像形成装置100の外殻を規定する。筐体80は、内部に、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40と、定着装置50と、制御装置101とを収容する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40とによって画像形成部が構成される。この画像形成部は、後述する搬送経路41に沿って搬送される記録媒体としての記録媒体S上にトナー画像を形成する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト30に沿って順に並べられている。画像形成ユニット1Yは、トナーボトル15Yからトナーの供給を受けてイエロー(Y)のトナー画像を形成する。画像形成ユニット1Mは、トナーボトル15Mからトナーの供給を受けてマゼンタ(M)のトナー画像を形成する。画像形成ユニット1Cは、トナーボトル15Cからトナーの供給を受けてシアン(C)のトナー画像を形成する。画像形成ユニット1Kは、トナーボトル15Kからトナーの供給を受けてブラック(BK)のトナー画像を形成する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、中間転写ベルト30に沿って中間転写ベルト30の回転方向の順に配置されている。画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置13と、クリーニング装置17とを備える。
帯電装置11は、感光体10の表面を一様に帯電する。露光装置12は、制御装置101からの制御信号に応じて感光体10にレーザー光を照射し、入力された画像パターンに従って感光体10の表面を露光する。これにより、入力画像に応じた静電潜像が感光体10上に形成される。
現像装置13は、現像ローラー14を回転させながら、現像ローラー14に現像バイアスを印加し、現像ローラー14の表面にトナーを付着させる。これにより、トナーが現像ローラー14から感光体10に転写され、静電潜像に応じたトナー画像が感光体10の表面に現像される。
感光体10と中間転写ベルト30とは、一次転写ローラー31を設けている部分で互いに接触している。一次転写ローラー31は、ローラー形状を有し、回転可能に構成される。トナー画像と反対極性の転写電圧が一次転写ローラー31に印加されることによって、トナー画像が感光体10から中間転写ベルト30に転写される。イエロー(Y)のトナー画像、マゼンタ(M)のトナー画像、シアン(C)のトナー画像、およびブラック(BK)のトナー画像が順に重ねられて感光体10から中間転写ベルト30に転写される。これにより、カラーのトナー画像が中間転写ベルト30上に形成される(一次転写部)。
中間転写ベルト30は、従動ローラー38および駆動ローラー39に張架されている。駆動ローラー39は、たとえばモーター(図示しない)によって回転駆動される。中間転写ベルト30および従動ローラー38は、駆動ローラー39に連動して回転する。これにより、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ローラー33に搬送される。
クリーニング装置17は、感光体10に圧接されている。クリーニング装置17は、トナー画像の転写後に感光体10の表面に残留するトナーを回収する。
カセット37には、記録媒体Sがセットされる。記録媒体Sは、カセット37から1枚ずつタイミングローラー40によって搬送経路41に沿って二次転写ローラー33に送られる。二次転写ローラー33は、ローラー形状を有し、回転可能に構成される。二次転写ローラー33は、トナー画像と反対極性の転写電圧を搬送中の記録媒体Sに印加する。これにより、トナー画像は、中間転写ベルト30から二次転写ローラー33に引き付けられ、中間転写ベルト30上のトナー画像が転写される(二次転写部)。
二次転写ローラー33への記録媒体Sの搬送タイミングは、中間転写ベルト30上のトナー画像の位置に合わせてタイミングローラー40によって調整される。タイミングローラー40により、中間転写ベルト30上のトナー画像は、記録媒体Sの適切な位置に転写される。
定着装置50は、自身を通過する記録媒体Sを加圧および加熱する。これにより、トナー画像は記録媒体Sに定着する。このように、定着装置50は、搬送経路41に沿って搬送される記録媒体S上のトナー画像を定着させる。トナー画像が定着された記録媒体Sは、トレイ48に排紙される。
上述では、印刷方式としてタンデム方式を採用している画像形成装置100について説明したが、画像形成装置100の印刷方式は、タンデム方式に限定されない。画像形成装置100内における各構成の配置は、採用される印刷方式に従って適宜変更され得る。画像形成装置100の印刷方式として、ロータリー方式や直接転写方式が採用されてもよい。
ロータリー方式の場合、画像形成装置100は、1つの感光体10と、同軸上で回転可能に構成される複数の現像装置13で構成される。画像形成装置100は、印刷時には、各現像装置13を感光体10に順に導き、各色のトナー画像を現像する。直接転写方式の場合、画像形成装置100は、感光体10上に形成されたトナー画像が記録媒体Sに直接転写される。
感光体10の回転軸が延びる方向の一端側には、廃棄トナーおよび/または廃棄現像剤を収容する廃棄トナー回収容器200が設けられている。本実施の形態では、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kに対して共通の廃棄トナー回収容器200が設けられている。それぞれの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kに、対応する廃棄トナー回収容器を設けてもよい。
図2を参照して、感光体10の周りの構成について説明する。図2は、感光体10の周りの構成を示す部分拡大図である。感光体10の周囲には、帯電装置11、現像ローラー14、および、クリーニング装置17が配置されている。
クリーニング装置17は、主に感光体10に当接するブラシローラー105、クリーニングブレード109、ブラシローラー105に当接する回収ローラー106、回収ローラー106に当接して、回収ローラー106上の付着物を掻き取るスクレーパー107、スクレーパー107上の付着物を除去する第1振動部材108A、クリーニング装置17で回収したトナーをクリーニング装置17の外部に搬送する搬送スクリュー110を含む。
画像形成時に、感光体10、ブラシローラー105、および、回収ローラー106は、図2中の矢印に示す方向に回転している。壁面を構成するスクレーパー107は、ブラシローラー105と回収ローラー106との接触部におけるブラシローラー105の接線方向に配置されている。
本実施の形態では、ブラシローラー105と回収ローラー106との接触部を通過するブラシローラー105の接線方向は鉛直方向であり、壁面としてのスクレーパー107は、ブラシローラー105および回収ローラー106の下方に配置されている。スクレーパー107は、回収ローラー106に当接する当接部が鉛直方向の上側になるように傾斜配置されている。
図3を参照して、第1振動部材108Aと搬送スクリュー110との配置関係について説明する。図3は、第1振動部材108Aと搬送スクリュー110との配置関係を示す部分拡大図である。第1振動部材108Aは、厚み100μmのPET(ポリエチレンテレフタラート)材よりなる櫛歯状の櫛歯シート部材108aを有し、その基部108bはクリーニング装置17のハウジング102の起立壁102sに固定されており、櫛歯シート部材108aの略中央部が搬送スクリュー110に付勢された状態で当接している。
次に、第1振動部材108Aの動作について説明する。搬送スクリュー110は、螺旋状のスクリュー歯110aと回転軸部110bとを有する。回転軸部110bの軸中心を含む仮想平面に沿ってスクリュー歯110aを切断した場合は、搬送スクリュー110の断面形状は、凹部と凸部とから構成されることとなる。
櫛歯シート部材108aが搬送スクリュー110に当接した場合には、櫛歯シート部材108aの位置は、スクリュー歯110aの凹部と凸部との回転変化にともなって変化する。
櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凸部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは上方に押しあげられ、櫛歯シート部材108aの先端部がスクレーパー107に当接する。一方、櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凹部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは下方に押しあげられ、櫛歯シート部材108aの先端部はスクレーパー107から離間する。
このように、搬送スクリュー110の回転にともない、櫛歯シート部材108aの先端部が、順次上下方向に往復移動することで、櫛歯シート部材108aの先端部がスクレーパー107に対して接離する。搬送スクリュー110が高速で回転した場合、この櫛歯シート部材108aのスクレーパー107への接離動作により、スクレーパー107に振動を印加する状態となる(図中矢印B方向)。その結果、スクレーパー107上の付着物fにもこの振動が伝わり、付着物fはスクレーパー107の傾斜方向の下方側に落下する。
第1振動部材108Aと搬送スクリュー110とにより、壁面としてのスクレーパー107に付着した付着物fを除去する第1振動印加装置を構成する。
再び、図2を参照して、落下した付着物fは、搬送装置としての搬送スクリュー110により順次軸方向に送られ、その後、クリーニング装置17の外部に設けられた廃棄トナー回収容器200に搬出される。スクレーパー107の配置角度は、水平でも構わないが、好ましくは、水平方向に対して30度以上傾斜していることが好ましく、さらには、45度以上であることが好ましい。
(実施の形態2)
図4を参照して、除去装置の変形例について説明する。図4は、第2振動部材108Bの構成を示す部分拡大図である。クリーニング装置17および画像形成装置100に関して、同一箇所には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
クリーニング装置17のハウジング102には、ブラシローラー105の下方に、搬送スクリュー110に向うにしたがって下方の傾斜する斜面102tが設けられている。さらに、この斜面102tには、第2振動部材108Bが固定されている。
第2振動部材108Bの構成は、上記第1振動部材108Aと同じ構成を有し、厚み100μmのPET材よりなる櫛歯状の櫛歯シート部材108aを有し、その基部108bはクリーニング装置17のハウジング102の斜面102tに固定されており、櫛歯シート部材108aの略中央部が搬送スクリュー110に付勢された状態で当接している。
第2振動部材108Bの動作は、上記第1振動部材108Aと同じである。櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凸部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは上方に押しあげられる。一方、櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凹部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは下方に押しあげられる。
第2振動部材108Bと搬送スクリュー110とにより、壁面としての斜面102tに付着した付着物fを除去する第2振動印加装置を構成する。
このように、搬送スクリュー110の回転にともない、櫛歯シート部材108aの先端部が、順次上下方向に往復移動することで、斜面102tに振動を印加する状態となる。その結果、斜面102tに堆積した付着物を搬送スクリュー110側に向けて落下させることが可能となる。落下した付着物は、搬送スクリュー110により順次軸方向に送られ、その後、クリーニング装置17の外部に設けられた廃棄トナー回収容器200に搬出される。これにより、斜面102tに堆積した付着物の再付着を防止することができる。
(実施の形態3)
図5を参照して、除去装置の変形例について説明する。図5は、第3振動部材108Cの構成を示す部分拡大図である。クリーニング装置17および画像形成装置100に関して、同一箇所には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
第3振動部材108Cの構成は、上記第2振動部材108Bと同じ構成であり、厚み100μmのPET材よりなる櫛歯状の櫛歯シート部材108aを有し、その基部108bはクリーニング装置17のハウジング102の斜面102tに固定されており、櫛歯シート部材108aの略中央部が搬送スクリュー110に付勢された状態で当接している。この第3振動部材108Cは、さらに、櫛歯シート部材108aの先端部分に、回収ローラー106側に延びる起立部108a1が設けられている。本実施の形態では、起立壁102s側には、除去装置は設けられていない。
第3振動部材108Cの基本動作は、上記第2振動部材108Bと同じである。櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凸部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは上方に押しあげられる。一方、櫛歯シート部材108aが、搬送スクリュー110の凹部に当接した場合は、櫛歯シート部材108aは下方に押しあげられる。
このように、搬送スクリュー110の回転にともない、櫛歯シート部材108aの先端部が、順次上下方向に往復移動することで、斜面102tに振動を印加する状態となる。さらに、起立部108a1も順次上下方向に往復移動しスクレーパー107に対して接離し、スクレーパー107に振動を印加する状態となる(図中矢印B方向)。その結果、斜面102tに堆積した付着物を搬送スクリュー110側に向けて落下させることが可能となるとともに、スクレーパー107上の付着物もスクレーパー107の傾斜方向の下方側に落下させることができる。
落下した付着物は、搬送スクリュー110により順次軸方向に送られ、その後、クリーニング装置17の外部に設けられた廃棄トナー回収容器200に搬出される。
本実施の形態では、櫛歯シート部材108aの先端に起立部108a1を設ける構成を採用したが、実施の形態1と同様に、櫛歯シート部材108aの先端にスクレーパー107を直接当接させるようにしてもよい。
(実施の形態4)
図6および図7を参照して、除去装置の変形例について説明する。図6は、第4振動部材108Dの構成を示す部分拡大図、図7は、第4振動部材108Dの構成を示す部分拡大斜視図である。クリーニング装置17および画像形成装置100に関して、同一箇所には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
第4振動部材108Dの構成は、搬送スクリュー110の軸方向の両側において、搬送スクリュー110側に向って延びる支持部108e、支持部108eから延びる起立壁102sに固定される固定部108f、左右の支持部108eの先端部を連結し、スクレーパー107の上面に配置された当接部108h、および、左右の支持部108eと当接部108hとの連結箇所にそれぞれ配置された弾性部材108gを備える。支持部108e、固定部108fおよび当接部108hは、例えば、1本の針金を折り曲げて形成することができる。弾性部材108gは、ゴム、樹脂等からなり、搬送スクリュー110に当接するように付勢されている。
弾性部材108gが搬送スクリュー110に当接した状態において、弾性部材108gおよび当接部108hの位置は、スクリュー歯110aの凹部と凸部との回転変化にともなって変化する。
弾性部材108gが、搬送スクリュー110の凸部に当接した場合は、当接部108hは上方に押しあげられる。弾性部材108gが、搬送スクリュー110の凹部に当接した場合は、弾性部材108gは下方に押しあげられ、当接部108hは、スクレーパー107の上面に当接する。この当接部108hの上下方向への移動により、搬送スクリュー110が高速で回転した場合、この当接部108hのスクレーパー107への接離動作により、スクレーパー107に振動を印加する状態となる。その結果、スクレーパー107上の付着物fが、当接部108hにより直接掻き落とされ、付着物fはスクレーパー107の傾斜方向の下方側に落下する。
落下した付着物は、搬送スクリュー110により順次軸方向に送られ、その後、クリーニング装置17の外部に設けられた廃棄トナー回収容器200に搬出される。
上記各実施の形態における除去装置を用いたクリーニング装置17および画像形成装置によれば、クリーニング装置17の内部に堆積した付着物を除去することが可能となる。これにより、付着物の再付着に起因数不具合の発生を抑制することが可能となる。
上記構成の除去装置に代わり、付着物にエアを吹き付けるエア吹付け装置、付着物を吸引する吸引装置を設けるようにしてもよい。
上記各実施の形態ではスクレーパー107を、回収ローラー106の下方に配置した場合について説明しているが、配置位置は、回収ローラー106の下方には限定されない。スクレーパー107を回収ローラー106の上方に配置してもよい。ブラシローラー105の上部に回収ローラー106を配置している構成では、回収ローラー106の横部にスクレーパー107を配置してもよい。
トナー等の付着物が堆積する壁面の典型例としてスクレーパー107、クリーニング装置17のハウジング102の斜面102tを例示したが、クリーニング装置17内に設置されている他の部品であってもよい。例えば、クリーニング装置17に設置されている部品の例として、潤滑剤塗布装置、仕切り部材などが挙げられる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1C,1K,1M,1Y 画像形成ユニット、10 感光体、11 帯電装置、12 露光装置、13 現像装置、14 現像ローラー、15C,15K,15M,15Y トナーボトル、17 クリーニング装置、30 中間転写ベルト、31 一次転写ローラー、33 二次転写ローラー、37 カセット、38 従動ローラー、39 駆動ローラー、40 タイミングローラー、41 搬送経路、48 トレイ、50 定着装置、80 筐体、100 画像形成装置、101 制御装置、102 ハウジング、102s 起立壁、102t 斜面、105 ブラシローラー、106 回収ローラー、107 スクレーパー、108A 第1振動部材、108B 第2振動部材、108C 第3振動部材、108D 第4振動部材、108a 櫛歯シート部材、108a1 起立部、108b 基部、108e 支持部、108f 固定部、108g 弾性部材、108h 当接部、109 クリーニングブレード、110 搬送スクリュー、110a スクリュー歯、110b 回転軸部、150 表示装置、200 廃棄トナー回収容器。

Claims (12)

  1. 画像形成装置に設けられる像担持体上の残留物を除去するクリーニング装置であって、
    前記像担持体上の残留物を除去するとともに保持するブラシローラーと、
    前記ブラシローラーに接触し、前記ブラシローラーに保持された残留物を回収する回収ローラーと、
    前記ブラシローラーと前記回収ローラーとの接触部を通過する前記ブラシローラーの接線方向に配置される壁面と、
    前記壁面に付着した付着物を除去する除去装置と、
    を備える、クリーニング装置。
  2. 前記除去装置は、前記付着物に振動を与える第1振動印加装置を含む、請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記ブラシローラーと前記回収ローラーとの接触部を通過する前記ブラシローラーの接線方向は鉛直方向であり、
    前記壁面は、前記ブラシローラーおよび前記回収ローラーの下方に配置されている、請求項1または請求項2のいずれかに記載のクリーニング装置。
  4. 前記壁面は、水平方向に対して傾斜して設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記壁面は、前記回収ローラーに接触して前記回収ローラーに保持された前記残留物を掻き落とすスクレーパーである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記壁面の下方には、掻き落とされた前記残留物を外部に搬送する搬送装置を含む、クリーニング装置。
  7. 前記第1振動印加装置は、
    螺旋状のスクリュー歯を含む、搬送装置としての搬送スクリューと、
    前記スクリュー歯に付勢された状態で当接し、前記スクリュー歯の回転に伴なって振動する第1振動部材と、
    を有する、請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 前記第1振動部材は、櫛歯シート部材を有する、請求項6に記載のクリーニング装置。
  9. 当該クリーニング装置は、前記ブラシローラー、前記回収ローラー、および、前記搬送装置を収容するハウジングを含み、
    前記ハウジングは、前記壁面の下方に、前記搬送装置に向うにしたがって下方の傾斜する斜面を含み、
    さらに、前記斜面には、第2振動印加装置が取り付けられている、
    請求項7または請求項8に記載のクリーニング装置。
  10. 前記第2振動印加装置は、前記スクリュー歯の回転に伴なって振動する第2振動部材を含む、請求項9に記載のクリーニング装置。
  11. 前記第2振動部材は、櫛歯シート部材を有する、請求項10に記載のクリーニング装置。
  12. 感光体の上に形成された静電画像をトナー画像に現像する現像装置と、
    前記感光体に形成されたトナー画像を中間転写体に転写する一次転写部と、
    前記中間転写体に転写されたトナー画像を記録媒体に転写する二次転写部と、
    前記感光体に圧接された状態で配置され、前記トナー画像の転写後に前記感光体の表面に残留するトナーを回収するクリーニング装置と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記クリーニング装置は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のクリーニング装置である、画像形成装置。
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