JPH10153934A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置のクリーニング装置

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JPH10153934A
JPH10153934A JP32913796A JP32913796A JPH10153934A JP H10153934 A JPH10153934 A JP H10153934A JP 32913796 A JP32913796 A JP 32913796A JP 32913796 A JP32913796 A JP 32913796A JP H10153934 A JPH10153934 A JP H10153934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、蓄積トナーが原因で発生する
画質の低下、部品の損傷、トナー飛散による機内汚染等
を防止することを可能とする。 【解決手段】 スクレーパ8とトナー搬送スクリュー9
との間の従来デッドスペースとなっていた部位に、トナ
ー搬送路を形成するトナーガイド板11を掛け渡し、ク
リーニングブレード5により掻き落とされた残留トナー
をトナー搬送スクリュー9側に向って確実かつ効率的に
移動させることにより、クリーニングブレードとトナー
搬送スクリューとの間に残留トナーが蓄積されることを
防止したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
静電記録装置等の各種画像形成装置におけるクリーニン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写機などの各種画像
形成装置においては、光導電性感光層を外表面に有する
回転ドラム式の像担持体が使用されており、この像担持
体を回転させながら感光層に静電潜像を形成し、それを
トナーにより現像することによって顕像化する。この現
像工程により像担持体上に形成されたトナー像は、転写
工程で記録用紙上に転写されるが、転写工程を過ぎた後
の像担持体の外表面には、未転写領域等に残留トナーが
付着したままになる。そこで、この像担持体上の残留ト
ナーをクリーニング装置によって除去・回収し、再び像
担持体上に静電潜像を形成して新たな画像による転写を
行う。
【0003】上記したクリーニング装置における残留ト
ナーの除去・回収作用は、像担持体表面にブレード部材
や他のクリーニング部材を当接させることによって行わ
れるが、代表的なクリーニング方式としてブレードクリ
ーニング方式が挙げられる。このブレードクリーニング
方式は、像担持体の外表面上にブレードのエッジ部分を
当接させ、その掻き落とし作用によって像担持体の外表
面に付着しているトナーを強制的に除去し回収するもの
である。このブレードクリーニング方式は、構造が簡単
で、しかもクリーニング効果が高いという特徴を持つた
め広く採用されている。
【0004】上述したクリーニングブレードによって、
像担持体表面から除去・回収された残留トナーは、クリ
ーニング装置の内部に配設されたトナー搬送スクリュー
やトナー搬送羽根によって一方向に搬送され、所定の位
置からそのまま、あるいは一時的に貯蔵タンク内に貯蔵
された後に廃棄され、またはトナーリサイクル装置によ
り現像装置に戻されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
クリーニング装置においては、近年、小型化が強く要望
されており、そのため像担持体に近接する限られたスペ
ースに必ずしも設置する必要のない部材、例えば上述し
たトナー搬送スクリューやトナー搬送羽根を、像担持体
から少し離れた位置、すなわちクリーニングブレードの
直下位置から少し側方に寄った位置に移動して配設する
ことが最近行われている。
【0006】しかしながら、このような小型化のための
配置関係を採用すると、クリーニングブレードと、トナ
ー搬送スクリューやトナー搬送羽根との間にデッドスペ
ースが形成されることとなり、そのデッドスペース内に
トナー溜まりを生じ易くなる。このトナー溜まりは、画
像形成動作が繰り返される毎に助長されていき、使用が
長期にわたると、クリーニングローラ表面のトナーを掻
き落とすスクレーパ上や、トナーの外部飛散防止用のト
ナー回収シート部にトナーが堆積してしまい、その結
果、クリーニングローラ表面の付着トナーがスクレーパ
に掻き落とされなくなって、いわゆる「すり抜け」を発
生させ、画像品質の低下を招来することとなったり、堆
積トナーによりトナー回収シートが像担持体に押し付け
られて像担持体の表面に傷を発生させたり、トナーの外
部飛散が生じて機内汚染を発生させたりすることがあ
る。
【0007】本発明は、上述した従来装置の問題点に鑑
みなされたものであって、クリーニングブレードの下方
にトナー溜まりが生じないような方策を講じ、溜まった
トナーが原因で発生する画質の低下、部品の損傷、トナ
ー飛散による機内汚染等を防止することが可能なクリー
ニング装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的を達成するため、請求項1にかかる発明では、像担持
体表面の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレード
と、このクリーニングブレードにより掻き落とされたト
ナーを下方から受けて装置内部側に残留トナーを回収す
るクリーニングローラと、当該クリーニングローラの表
面上に付着したトナーを掻き落とすスクレーパと、上記
スクレーパにより掻き落とされた残留トナーを、所定の
方向に向って搬送するトナー搬送スクリューと、を有す
るクリーニング装置において、前記スクレーパとトナー
搬送スクリューとの間にトナーガイド板を掛け渡し、上
記スクレーパからトナー搬送スクリューに至るトナー搬
送路を形成したものであって、上記トナーガイド板は、
前記スクレーパ側に固定された基部と、この基部からト
ナー搬送スクリュー側に延出して上記トナー搬送路を形
成する案内部と、を有し、上記トナーガイド板の案内部
を、前記トナー搬送スクリューの下半側部分に接触する
ように配置している。
【0009】このような構成を有する発明では、スクレ
ーパとトナー搬送スクリューとの間の従来デッドスペー
スとなっていた部位に、トナー搬送路を形成するトナー
ガイド板が掛け渡されているため、クリーニングブレー
ドにより掻き落とされた残留トナーが、トナーガイド板
により形成されたトナー搬送路に沿ってトナー搬送スク
リュー側に確実かつ効率的に移動されていく。したがっ
て、従来のように、クリーニングブレードとトナー搬送
スクリューとの間に残留トナーが蓄積されることが防止
されるようになっている。
【0010】また、請求項2にかかる発明では、上記請
求項1記載のトナー搬送スクリューの外周部に、トナー
ガイド板を振動させる突起が設けられている。
【0011】このような構成を有する発明では、トナー
搬送スクリューによるトナーガイド板の振動によって、
トナーの移動がより一層確実かつ効率的に行われるよう
になっている。
【0012】さらに、請求項3にかかる発明では、像担
持体表面の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレー
ドと、このクリーニングブレードにより掻き落とされた
トナーを下方から受けてトナーの外部飛散を防止するト
ナー回収シートと、前記クリーニングブレードにより掻
き落とされてトナー回収シートにより受けられた残留ト
ナーを装置内部側に搬送するトナー搬送羽根と、上記ト
ナー搬送羽根により搬送されたトナーを蓄えるトナー貯
蔵部と、を有するクリーニング装置において、前記トナ
ー回収シートとトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間
にトナーガイド板を掛け渡して、上記トナー回収シート
からトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部に至るトナー搬送
路を形成したものであって、上記トナーガイド板は、前
記トナー回収シート側に固定された基部と、この基部か
らトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部側に向って延出して
上記トナー搬送路を形成する案内部と、を有し、上記ト
ナーガイド板の案内部を、前記トナー搬送羽根における
回転半径の内側領域に侵入させて上記トナー搬送羽根に
接触するように配置している。
【0013】このような構成を有する発明では、トナー
回収シートと、トナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間
の従来デッドスペースとなっていた部位に、トナー搬送
路を形成するトナーガイド板が掛け渡されているため、
クリーニングブレードにより掻き落とされた残留トナー
が、トナーガイド板により形成されたトナー搬送路に沿
ってトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部側に確実かつ効率
的に移動されていく。したがって、従来のように、クリ
ーニングブレード及びトナー回収シートと、トナー搬送
羽根及びトナー貯蔵部との間に残留トナーが蓄積される
ことが防止されるようになっている。
【0014】さらにまた、請求項4にかかる発明では、
像担持体表面の残留トナーを掻き落とすクリーニングブ
レードと、このクリーニングブレードにより掻き落とさ
れたトナーを下方から受けてトナーの外部飛散を防止す
るトナー回収シートと、このトナー回収シートから微小
間隔を隔てて略平行に延在し、上記トナー回収シート上
へのトナー蓄積を防止するトナー押付け防止部材と、前
記クリーニングブレードにより掻き落とされてトナー回
収シートにより受けられた残留トナーを装置内部側に搬
送するトナー搬送羽根と、当該トナー搬送羽根により搬
送されたトナーを蓄えるトナー貯蔵部と、を有するクリ
ーニング装置において、前記トナー押付け防止部材とト
ナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間にトナーガイド板
を掛け渡して、上記トナー押付け防止部材からトナー搬
送羽根及びトナー貯蔵部に至るトナー搬送路を形成した
ものであって、上記トナーガイド板は、前記トナー押付
け防止部材側に固定された基部と、この基部からトナー
搬送羽根及びトナー貯蔵部側に向って延出して上記トナ
ー搬送路を形成する案内部と、を有し、上記トナーガイ
ド板の案内部を、前記トナー搬送羽根における回転半径
の内側領域に侵入させて上記トナー搬送羽根に接触する
ように配置している。
【0015】このような構成を有する発明では、トナー
回収シート及びトナー押しつけ防止部材と、トナー搬送
羽根及びトナー貯蔵部との間の従来デッドスペースとな
っていた部位に、トナー搬送路を形成するトナーガイド
板が掛け渡されているため、クリーニングブレードによ
り掻き落とされた残留トナーが、トナーガイド板により
形成されたトナー搬送路に沿ってトナー搬送羽根及びト
ナー貯蔵部側に確実かつ効率的に移動されていく。した
がって、従来のように、クリーニングブレード及びトナ
ー回収シートと、トナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との
間に残留トナーが蓄積されることが防止されるようにな
っている。
【0016】そして、特にトナー押しつけ防止部材が設
けられていることによって、トナー回収シート及びその
近傍に蓄積しようとするトナーが、このトナー押付け防
止部材の案内作用によって、トナー搬送羽根及びトナー
ガイド板側に送られていくこととなり、一層良好な画像
形成が行われる。また、トナーガイド板の振動が、トナ
ー回収シート側に直接伝わることがなくなるため、トナ
ー回収シートの振動によるトナーの外部飛散のおそれが
無くなる。
【0017】一方、請求項5にかかる発明では、上記請
求項1又は3又は4記載のトナーガイド板の案内部を片
持構造に構成し、当該案内部の先端部分を振動可能な自
由端に形成している。
【0018】このような構成を有する発明では、トナー
ガイド板の振動が良好に行われこととなり、トナーの移
動がより一層確実かつ効率的に行われるようになってい
る。
【0019】また、請求項6にかかる発明では、上記請
求項1又は3又は4記載のトナーガイド板の案内部を、
基部側から下方に傾斜するように設けている。
【0020】このような構成を有する発明では、トナー
ガイド板の傾斜配置によって、トナーの移動がより一層
確実かつ効率的に行われるようになっている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
クリーニング装置を図面に基づいて詳細に説明するが、
それに先立って、電子写真複写機等の画像形成装置にお
ける各画像形成工程を説明しておく。
【0022】まず、本発明にかかるクリーニング装置が
付設される像担持体は、例えば、導電性基板上に光導電
性物質が一定の厚さで積層されたドラム状の感光体から
なっており、画像形成装置の本体に対して回転可能に支
持され、一方向に回転することによって当該像担持体の
光導電面が、以下のような複数の処理工程を順次通過し
ていく。
【0023】上記像担持体の表面は、まず帯電器により
一様に帯電され、像担持体の光導電面に一様な電荷が保
持される。この帯電工程で一様に帯電された像担持体
は、回転して次の露光工程に入る。
【0024】露光工程では、原稿からの反射光が、ミラ
ー・レンズ等の光学系を通して像担持体の光導電面に照
射・露光され、その露光部分の電荷が中和されることに
よって原稿の静電潜像が像担持体上に形成される。この
静電潜像が形成された像担持体は、回転して現像工程に
入る。
【0025】現像工程において、上記像担持体上の静電
潜像は現像器により現像され、荷電トナー粒子を含む現
像剤が静電潜像に付着して顕像化が行われる。このトナ
ーによって顕像化されたトナー像を担持した像担持体
は、さらに回転して転写工程に入る。
【0026】転写工程では、像担持体上のトナー像に同
期して記録用紙が搬送され、該記録用紙上にトナー像が
転写される。トナー像が転写された記録用紙は、分離器
により像担持体から分離された後、定着器により定着さ
れて機外に排紙される。
【0027】一方、上記分離器によって記録用紙が分離
された像担持体は、未転写部分等に残留トナーを担持し
たまま本発明にかかるクリーニング装置に入り、そのク
リーニング装置によるクリーニング工程によって像担持
体上の残留トナーが除去される。以下、そのクリーニン
グ装置の実施形態について説明する。
【0028】図1に示されている第1の実施形態にかか
るクリーニング装置1は、像担持体としての感光体ドラ
ム2の表面に近接して一部が接触するように配置されて
おり、枠体フレーム3の一部を構成するブレードホルダ
4に、上記感光体ドラム2上の残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード5が保持されている。このクリー
ニングブレード5は、クリーニング装置1の最上位置、
すなわち、上記感光体ドラム2の図1下方から上方へ向
う回転方向において最下流に相当する位置に配置されて
いる。
【0029】上記クリーニングブレード5は、例えば、
厚さ約3mmのウレタンゴムにより形成された板状部材
からなり、感光体ドラム2の表面に対して斜め上方から
下方に向って傾斜するように取り付けられていて、当該
クリーニングブレード5の下端縁部が、上記感光体ドラ
ム2の表面上に圧接されている。このクリーニングブレ
ード5の圧接縁部は、感光体ドラム2の軸方向に沿って
延びており、実質的に、感光体ドラム2の少なくとも画
像領域に相当する長さを有している。
【0030】また、上記クリーニングブレード5よりも
下方側、すなわち感光体ドラム2の回転方向においてク
リーニングブレード5よりもやや上流側には、上記クリ
ーニングブレード5によって掻き落とされた感光体ドラ
ム2上の残留トナーを受けるクリーニングローラ6が配
置されている。このクリーニングローラ6は、例えば、
外径15mmの金属円筒体6aの外表面に弾性部材6b
を周状に被覆した円筒状部材からなり、表層側の弾性部
材6bとしては、厚さ2mmのシリコンスポンジの表面
に厚さ1mmのウレタンゴムを被覆した構成が採用され
る。
【0031】上記クリーニングローラ6の表層弾性部材
6bは、前記クリーニングブレード5の下方において、
感光体ドラム2の表面に良好な密閉性を有するように当
接されており、図示を省略した駆動手段によって図中矢
印で示したように感光体ドラム2と逆の方向に回転され
ている。これらクリーニングローラ6と感光体ドラム2
の周速度は、略同一もしくは僅かにクリーニングローラ
6の方が速くなるように設定されている。
【0032】そして、上記クリーニングブレード5によ
り感光体ドラム2上から掻き落とされたトナーは、クリ
ーニングローラ6の表面に付着してクリーニング装置1
の内部側(図示左側)へ搬送されていき、さらにこのク
リーニングローラ6の背部側、すなわち感光体ドラム2
の反対側で当該クリーニングローラ6が下方向へ回転さ
れることにしたがって、クリーニング装置1の底部側に
トナーが送り込まれるように構成されている。
【0033】さらに、上述したクリーニングローラ6の
背部側(図示左側)の表面には、当該クリーニングロー
ラ6上に付着したトナーを枠体フレーム3の底板3a側
に掻き落とすスクレーパ7が配置されている。このスク
レーパ7は、例えば、厚さ約100μmのステンレス製
のシート状部材からなるものであって、前記枠体フレー
ム3の底板3aにネジ止め固定されたスクレーパ支持板
8に、両面テープや接着剤等により固着されている。ス
クレーパ7は、上記スクレーパ支持板8から斜め上方に
向かって突出するように取り付けられており、自由長6
mmを有する当該スクレーパ7の突出上端縁部が、前記
クリーニングローラ6の表面に圧接されている。このス
クレーパ7の圧接縁部は、クリーニングローラ6の軸方
向に沿って延びており、クリーニングローラ6のほぼ全
長に相当する長さを有している。
【0034】さらにまた、上記クリーニングローラ6の
背部側(図示左側)には、当該クリーニングローラ6か
ら所定間隔離してトナー搬送スクリュー9が配置されて
いる。このトナー搬送スクリュー9は、上述したスクレ
ーパ7によりクリーニングローラ6から掻き落とされた
回収トナーを、回転により軸方向に送って装置内部の所
定位置に搬送するものであり、上記クリーニングローラ
6の側部に略平行に並列するように配置されている。す
なわち、このトナー搬送スクリュー9は、クリーニング
装置1の内部側において、クリーニングローラ6よりも
感光体ドラム2から離れた位置に配置されており、前記
クリーニングローラ6へ対面する側の表面が、下方側に
向かって回転するように設けられている。
【0035】本実施形態におけるトナー搬送スクリュー
9は、前述したクリーニングローラ6の軸方向と略平行
に延びる軸9aの周りに、トナー搬送用のスパイラー部
9bを有している。このトナー搬送スクリュー9の軸9
a及びスパイラー部9bは、共にポリカーボネート樹脂
によって形成されており、例えば、外径9mmの軸9a
の周囲にスパイラー部9bがピッチ間隔10mmの螺旋
状をなすようにして配されている。上記スパイラー部9
bの外径は16mmであり、そのスパイラル状の最外周
面には、周方向に約1mmピッチで高さ0.5mm程度
の突起9cが多数設けられている。
【0036】一方、上述したスクレーパ7からトナー搬
送スクリュー9の間を掛け渡すようにして、本発明にか
かるトナーガイド板11が配置されている。このトナー
ガイド板11は、上記スクレーパ7からトナー搬送スク
リュー9に至るトナー搬送路を形成するものであって、
例えば、厚さ約50μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)からなるシート状の弾性部材からなり、略
「へ」の字形状に折り曲げ形成されている。すなわち、
上記トナーガイド板11は、折曲げ部を境にして両側
に、基部11aと案内部11bとを有しており、そのう
ち、上記「へ」の字形状の短辺側を構成している基部1
1aが、上述したスクレーパ7の背面側(図示左面側)
に対して両面テープにより接着固定されているととも
に、当該基部11aから案内部11bが、斜め下方に傾
斜するように延びてトナー搬送路を形成している。
【0037】より具体的には、上記トナーガイド板11
は、上記スクレーパ7と略同等の長さを有しており、幅
寸法5mmに設定された基部11aが、前述した自由長
6mmのスクレーパ7の全長に沿って貼り付けられ、ク
リーニングローラ6の表面から約1mm離して設けられ
ている。すなわち、このトナーガイド板11の折曲げ部
は、クリーニングローラ6の表面に対して非接触の状態
に配置されており、この非接触の折曲げ部から、上記案
内部11bが、上記トナー搬送スクリュー9の下面側に
向かって片持ち状に延びている。案内部11bは、上述
したスクレーパ7によりクリーニングローラ6表面から
掻き落とされたトナーを下方に落下させることなく受け
てトナー搬送スクリュー9のスパイラー部9b下部側に
向かって案内するものである。
【0038】この案内部11bにおけるトナー搬送スク
リュー9側に延びる片持ち部分の幅寸法は、10mmに
設定されており、当該案内部11bが片持ち状に構成さ
れることによって振動可能な自由端縁部分が形成されて
いる。そして、この案内部11bの自由端縁部分は、前
記トナー搬送スクリュー9のスパイラー部9bに対して
下面側から接触するように配置されており、このトナー
搬送スクリュー9のスパイラー部9bに設けられた突起
9cが、上記トナーガイド板11の案内部11bの表面
に対して順次接触しながら回転することによって、トナ
ーガイド板11の案内部11bに折曲げ部を支点とした
振動が付与されるように構成されている。
【0039】このような構成を有する第1の実施形態に
おけるクリーニング装置1は、次のように動作する。上
述したように、転写工程の終了後に転写されずに感光体
ドラム2の外表面に付着している未転写等の残留トナー
は、感光体ドラム2の回転に従ってクリーニング装置1
に入る。クリーニング装置1内では、感光体ドラム2上
の残留トナーがクリーニングローラ6をすり抜けてクリ
ーニングブレード5の圧接位置に達し、ここでクリーニ
ングブレード5のエッジ作用によって掻き落とされる。
掻き落とされたトナーは、クリーニングブレード5の直
下に設けられたクリーニングローラ6上に落下し、当該
クリーニングローラ6の回転によって感光体ドラム2の
表面から離反する方向に搬送される。そして、スクレー
パ7によってクリーニングローラ6の表面から掻き取ら
れた回収トナーは、トナーガイド板11の案内部11b
上に落下し、当該案内部11bに沿ってトナー搬送スク
リュー9の下部側に送り込まれる。
【0040】このとき、トナー搬送スクリュー9のスパ
イラー部9bに設けられた多数の突起9cが、上記トナ
ーガイド板11の案内部11bに接触することによっ
て、上記トナーガイド板11の案内部11bには振動が
付与される。また、このトナーガイド板11の案内部1
1bは、スクレーパ7側からトナー搬送スクリュー9側
に向けて下降するように傾斜をもたせてあることから、
トナーの移動は確実かつ効率的に行われる。したがって
従来のように、クリーニングブレード5及びクリーニン
グローラ6と、トナー搬送スクリュー9との間がデッド
スペースとなって、そこに回収トナーが蓄積されるよう
な事態が回避される。
【0041】その結果、クリーニングブレード5の下方
に溜まったトナーが原因で発生する部品の損傷、画質の
低下、クリーニング装置1外への飛散トナーによる機内
汚染等が未然に防止され、画像形成の各工程は良好に維
持される。
【0042】なお、本実施形態においては、上述したよ
うにトナー搬送スクリュー9のスパイラー部9bの最外
周面に、トナーガイド板11を効率よく振動させるため
の突起9cを設けているが、他の振動付与手段を採用す
ることも可能である。例えば、トナー搬送スクリュー9
の回転数を変えたり、回転中心に対する偏心を故意に持
たせる等の適宜の設計変更を施すことによって、または
トナー搬送スクリュー9あるいはトナーガイド板11の
表面粗さをRz4〜10程度とすることなどにより、同
様の振動を付与することが可能である。
【0043】次に、図2に示した本発明の第2の実施形
態にかかるクリーニング装置21では、感光体ドラム2
2上の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレード2
5の下方に、当該クリーニングブレード25により掻き
落とされたトナーを下方側から受けるトナー回収シート
26が配置されている。上記クリーニングブレード25
は、例えば、厚さ約2mmのウレタンゴムにより形成さ
れている。
【0044】また、上記トナー回収シート26は、枠体
フレーム23の開口部を覆うように斜めに立設されてお
り、その先端部分が感光体ドラム22に圧接することに
よってトナーの外部漏出・飛散を防止するように構成さ
れている。このトナー回収シート26は、厚さ約35μ
mのポリエチレンテレフタレートで構成されており、前
記感光体ドラム22の長さと同程度あるいはやや長く形
成されていて、枠体フレーム23の開口内壁部分に固定
されたシート支持板28に、両面テープや接着剤等によ
り固着されている。
【0045】上記トナー回収シート26の後方(図示左
方)領域には、前記クリーニングブレード25により掻
き落とされてトナー回収シート26により受けられたト
ナーを装置内部側に搬送するトナー搬送羽根29が設け
られている。このトナー搬送羽根29は、断面クランク
形状に成形された長尺板金からなる羽根部29aの表面
上に、厚さ約100μmのポリエチレンテレフタレート
を両面テープで貼り付けてなるものであって、上記羽根
部29aの長手方向両端部から突出する軸29bに対し
て、感光体ドラム22と同方向の回転駆動力が与えられ
ることにより、当該トナー搬送羽根29の後方側に設け
られたトナー貯蔵部32内に回収トナーを送り込むよう
に構成されている。
【0046】一方、上記トナー貯蔵部32は、枠体フレ
ーム23により画成された細長状の空間からなるもので
あって、当該トナー貯蔵部32内に、上記トナー搬送羽
根29により送り込まれた回収トナーを一時的に蓄える
構成になされている。
【0047】さらに、上記トナー回収シート26と、ト
ナー搬送羽根29及びトナー貯蔵部32との間には、ト
ナーガイド板31が掛け渡されている。このトナーガイ
ド板31は、上記トナー回収シート26からトナー搬送
羽根29及びトナー貯蔵部32に至るトナー搬送路を形
成するものであって、厚さ約50μmのポリエチレンテ
レフタレート(PET)で構成されている。そして、こ
のトナーガイド板31の略「へ」の字形状の短辺を形成
している約3mm幅の基部31aが、前記シート支持板
28側に両面テープにより固定されているとともに、こ
の基部31aから斜め下方に向って約20mm延びる案
内部31bは、前記トナー搬送羽根29の下方側を通っ
てトナー貯蔵部32の入口部分に至っており、当該案内
部31bによって、上記トナー搬送路が形成されてい
る。
【0048】このとき、上記トナーガイド板31の案内
部31bは、前記トナー搬送羽根29の回転半径の内側
領域に侵入するように配置されており、上記トナー搬送
羽根29の羽根部29aが、トナーガイド板31の案内
部31bに接触しながら回転されるように構成されてい
る。これにより、上記トナーガイド板31の案内部31
bには、トナー搬送羽根29側から振動が付与されるよ
うになっている。
【0049】このような構成を有する第2の実施形態に
おけるクリーニング装置21は、次のように動作する。
転写工程の終了後に転写されずに感光体ドラム22の外
表面に付着している未転写等の残留トナーは、トナー回
収シート26をすり抜けてクリーニングブレード25の
圧接位置に達して掻き落とされる。掻き落とされたトナ
ーは、クリーニングブレード25の直下に設けられたト
ナー回収シート26上に落下して受け止められて、トナ
ーガイド板31上に堆積しようとするが、当該トナーガ
イド板31の案内部31bにより形成されるトナー搬送
路に沿って、トナー搬送羽根29及びトナー貯蔵部32
側に良好に移動されていく。
【0050】特に、上記トナーガイド板31の案内部3
1bには、トナー搬送羽根29との回転接触によって振
動が付与されるとともに、トナー回収シート26側から
トナー搬送羽根29及びトナー貯蔵部32側に向けて下
降するように傾斜をもたせてあることから、トナーの移
動は確実かつ効率的に行われる。したがって従来のよう
に、クリーニングブレード25及びトナー回収シート2
6と、トナー搬送羽根29との間がデッドスペースとな
って、そこに回収トナーが蓄積されるような事態は回避
される。
【0051】その結果、クリーニングブレード25の下
方に溜まったトナーが原因で発生する部品の損傷、画質
の低下、クリーニング装置21外への飛散トナーによる
機内汚染等が未然に防止され、画像形成の各工程は良好
に維持される。
【0052】一方、図3に示した本発明の第3の実施形
態にかかるクリーニング装置41は、上述した図2に示
した装置と同様な構成を有しており、同一の構成物には
同一の符号を付して詳細な説明は省略する。異なる点
は、トナー回収シート26から装置内方側(図示左側)
に微小間隔を隔ててトナー押付け防止部材47が設けら
れていることである。
【0053】このトナー押付け防止部材47は、上記ト
ナー回収シート26上へのトナー蓄積を防止する機能を
有するものであって、厚さ約0.5mmの板金を、シー
ト支持板28の内側面(図示左側面)上に両面テープや
接着剤等により固着したものである。より具体的には、
このトナー押付け防止部材47は、トナー回収シート2
6と略平行に約1.5mmの間隔を隔てて斜め上方に延
びており、トナー回収シート26のほぼ長手方向全域に
わたって配置されている。
【0054】また、上記トナー押付け防止部材47の内
側面(図示左側面)には、両面テープや接着剤等により
トナーガイド板31の基部31aが固定されており、こ
の基部31aから斜め下方に向って、トナー搬送路を形
成する案内部31bが延びている。このとき、上記トナ
ー押付け防止部材47の高さは、約6mmに設定されて
おり、当該トナー押付け防止部材47の下方側3mm部
分に、トナーガイド板31の基部31aが両面テープに
より全長に沿って貼り付けられている。したがって、上
記トナー押付け防止部材47は、トナーガイド板31の
案内部31bから上側に約3mm突出するように設けら
れている。
【0055】このような構成を有する第3の実施形態に
よれば、上述した図2にかかる第2の実施形態に加え
て、以下のような利点が得られる。すなわち図2にかか
る第2の実施形態では、前述したように、トナーガイド
板31のトナー搬送作用によってトナー溜りが好適に防
止されるものであるが、高濃度の画像形成モードが長期
にわたって行われる場合等の特殊な状態において、トナ
ー回収シート26及びその近傍にトナーの蓄積が行われ
る可能性があり、その蓄積トナーが感光体ドラムの表面
に接触して損傷の原因になるおそれがある。
【0056】このような場合に、図3にかかる本実施形
態のようなトナー押付け防止部材47が設けられていれ
ば、トナー回収シート26及びその近傍に蓄積しようと
するトナーが、トナー押付け防止部材47のトナー案内
作用によって、トナー搬送羽根29及びトナーガイド板
31側に送り込まれていき、上述したような問題を生じ
ることなく良好な画像形成が維持される。
【0057】さらに、本実施形態のようなトナー押付け
防止部材47が設けられていれば、トナーガイド板31
の振動が、トナー回収シート26側に直接伝わることが
なくなるため、トナー回収シート26の振動によるトナ
ーの外部飛散のおそれを無くすことができる。
【0058】なお、特公平8−30933号公報に記載
のクリーニング装置にも、本発明に類似したトナーガイ
ド板が設けられているが、このものにおけるトナーガイ
ド板は、像担持体とトナー搬送スクリューとの間に配置
したものであって、本発明のように、スクレーパとトナ
ー搬送スクリューとの間(図1)、トナー回収シートと
トナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間(図2)、トナ
ー押付け防止部材とトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部と
の間(図3)に、トナーガイド板を配置したものとは異
なっている。すなわち、本発明は、上記公報に記載のク
リーニング装置を小型化した場合の改良発明であって、
小型化した際に生じるトナー蓄積の問題を解消するため
に、トナーガイド板を公報記載の装置とは異なる特有の
配置関係としたものである。
【0059】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるということはいうまでもない。
例えば、本発明は、複写機を始めとして、ファクシミ
リ、ブリンタ等の多種多様な画像形成装置に対しても同
様に適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1にかかる発
明は、スクレーパとトナー搬送スクリューとの間の従来
デッドスペースとなっていた部位に、トナー搬送路を形
成するトナーガイド板を掛け渡し、クリーニングブレー
ドにより掻き落とされた残留トナーをトナー搬送スクリ
ュー側に向って確実かつ効率的に移動させることによっ
て、クリーニングブレードとトナー搬送スクリューとの
間に残留トナーが蓄積されることを防止したものである
から、蓄積トナーが原因で発生する画質の低下、部品の
損傷、トナー飛散による機内汚染等を防止して、良好な
画像形成を長期にわたって維持することができ、画像形
成装置の信頼性を向上させることができる。
【0061】また、請求項2にかかる発明は、上記請求
項1記載のトナー搬送スクリューの外周部にトナーガイ
ド板を振動させる突起を設けて、トナーの移動をより一
層確実かつ効率的にしたものであるから、上述した請求
項1記載の発明の効果を一層高めることができる。
【0062】さらに、請求項3にかかる発明は、トナー
回収シートと、トナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間
の従来デッドスペースとなっていた部位に、トナー搬送
路を形成するトナーガイド板を掛け渡し、クリーニング
ブレードにより掻き落とされた残留トナーをトナー搬送
羽根及びトナー貯蔵部側に向って確実かつ効率的に移動
させることによって、クリーニングブレード及びトナー
回収シートと、トナー搬送羽根及びトナー貯蔵部との間
に残留トナーが蓄積されることを防止したものであるか
ら、蓄積トナーが原因で発生する画質の低下、部品の損
傷、トナー飛散による機内汚染等を防止して、良好な画
像形成を長期にわたって維持することができ、画像形成
装置の信頼性を向上させることができる。
【0063】さらにまた、請求項4にかかる発明は、ト
ナー回収シート及びトナー押しつけ防止部材と、トナー
搬送羽根及びトナー貯蔵部との間の従来デッドスペース
となっていた部位に、トナー搬送路を形成するトナーガ
イド板を掛け渡し、クリーニングブレードにより掻き落
とされた残留トナーをトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部
側に向って確実かつ効率的に移動させ、クリーニングブ
レード及びトナー回収シートと、トナー搬送羽根及びト
ナー貯蔵部との間に残留トナーが蓄積することを防止し
たものであるから、蓄積トナーが原因で発生する画質の
低下、部品の損傷、トナー飛散による機内汚染等を防止
して、良好な画像形成を長期にわたって維持することが
でき、画像形成装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0064】そして特に、この請求項4記載の発明は、
トナー押しつけ防止部材を設けることによって、トナー
回収シート及びその近傍に蓄積しようとするトナーをト
ナー搬送羽根及びトナーガイド板側に送り出し、一層良
好な画像形成を可能とするとともに、トナーガイド板の
振動がトナー回収シート側に直接伝わることを無くし
て、トナー回収シートの振動によるトナーの外部飛散の
おそれを無くしたものであるから、画像形成装置の信頼
性をさらに向上させることができる。
【0065】一方、請求項5にかかる発明は、上記請求
項1又は3又は4記載のトナーガイド板の案内部を振動
可能な自由端に形成することによって、トナーガイド板
の振動を良好とし、トナーの移動をより一層確実かつ効
率的にしたものであるから、上述した請求項1又は3又
は4記載の発明の効果を一層高めることができる。
【0066】さらに、請求項6にかかる発明は、上記請
求項1又は3又は4記載のトナーガイド板の案内部を基
部側から下方に傾斜するように設けて、トナーの移動を
より一層確実かつ効率的に行わせるようにしたものであ
るから、上述した請求項1又は3又は4記載の発明の効
果をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるクリーニング
装置の構造を表した横断面説明図である。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかるクリーニング
装置の構造を表した横断面説明図である。
【図3】本発明の第3の実施形態にかかるクリーニング
装置の構造を表した横断面説明図である。
【符号の説明】
1,21,41 クリーニング装置 2,22 感光体ドラム 5,25 クリーニングブレード 6 クリーニングローラ 7 スクレーパ 9 トナー搬送スクリュー 9c 突起 11,31 トナーガイド板 11a,31a 基部 11b,31b 案内部 26 トナー回収シート 29 トナー搬送羽根 32 トナー貯蔵部 47 トナー押しつけ防止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面の残留トナーを掻き落とす
    クリーニングブレードと、 このクリーニングブレードにより掻き落とされたトナー
    を下方側で受けて装置内部側に搬送するクリーニングロ
    ーラと、 このクリーニングローラの表面に圧接して、当該クリー
    ニングローラの表面に付着したトナーを掻き落とすスク
    レーパと、 上記スクレーパにより掻き落とされたトナーを、所定の
    方向に向って搬送するトナー搬送スクリューと、を有す
    る画像形成装置のクリーニング装置において、 前記スクレーパとトナー搬送スクリューとの間にトナー
    ガイド板を掛け渡して、上記スクレーパからトナー搬送
    スクリューに至るトナー搬送路を形成したものであっ
    て、 上記トナーガイド板は、前記スクレーパ側に固定した基
    部と、この基部からトナー搬送スクリュー側に延出する
    ことにより上記トナー搬送路を形成する案内部と、を有
    し、 上記トナーガイド板の案内部を、前記トナー搬送スクリ
    ューの下半側部分に接触するように配置したことを特徴
    とする画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトナー搬送スクリューの
    外周部に、トナーガイド板に当接して振動を付与する突
    起を設けたことを特徴とする画像形成装置のクリーニン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 像担持体表面の残留トナーを掻き落とす
    クリーニングブレードと、 このクリーニングブレードにより掻き落とされたトナー
    を下方側で受けてトナーの外部飛散を防止するトナー回
    収シートと、 前記クリーニングブレードにより掻き落とされてトナー
    回収シートにより受けられたトナーを装置内部側に搬送
    するトナー搬送羽根と、 上記トナー搬送羽根により搬送されたトナーを蓄えるト
    ナー貯蔵部と、を有する画像形成装置のクリーニング装
    置において、 前記トナー回収シートとトナー搬送羽根及びトナー貯蔵
    部との間にトナーガイド板を掛け渡して、上記トナー回
    収シートからトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部に至るト
    ナー搬送路を形成したものであって、 上記トナーガイド板は、前記トナー回収シート側に固定
    した基部と、この基部からトナー搬送羽根及びトナー貯
    蔵部側に向って延出することにより上記トナー搬送路を
    形成する案内部と、を有し、 上記トナーガイド板の案内部を、前記トナー搬送羽根に
    おける回転半径の内側領域に侵入するように配置し、上
    記トナー搬送羽根に接触可能に設けたことを特徴とする
    画像形成装置のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 像担持体表面の残留トナーを掻き落とす
    クリーニングブレードと、 このクリーニングブレードにより掻き落とされたトナー
    を下方側で受けてトナーの外部飛散を防止するトナー回
    収シートと、 このトナー回収シートから微小間隔を隔てて略平行に延
    在し、上記トナー回収シート上へのトナー蓄積を防止す
    るトナー押付け防止部材と、 前記クリーニングブレードにより掻き落とされてトナー
    回収シートにより受けられたトナーを装置内部側に搬送
    するトナー搬送羽根と、 当該トナー搬送羽根により搬送されたトナーを蓄えるト
    ナー貯蔵部と、を有する画像形成装置のクリーニング装
    置において、 前記トナー押付け防止部材とトナー搬送羽根及びトナー
    貯蔵部との間にトナーガイド板を掛け渡して、上記トナ
    ー押付け防止部材からトナー搬送羽根及びトナー貯蔵部
    に至るトナー搬送路を形成したものであって、 上記トナーガイド板は、前記トナー押付け防止部材側に
    固定した基部と、この基部からトナー搬送羽根及びトナ
    ー貯蔵部側に向って延出することにより上記トナー搬送
    路を形成する案内部と、を有し、 上記トナーガイド板の案内部を、前記トナー搬送羽根に
    おける回転半径の内側領域に侵入するように配置し、上
    記トナー搬送羽根に接触可能に設けたことを特徴とする
    画像形成装置のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3又は4記載のトナーガイ
    ド板の案内部を片持ち構造に構成し、当該案内部の先端
    部分を振動可能な自由端に形成したことを特徴とする画
    像形成装置のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3又は4記載のトナーガイ
    ド板の案内部を、基部側から下方に傾斜するように設け
    たことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209700B2 (en) * 2004-02-23 2007-04-24 Sharp Kabushiki Kaisha Cleaning unit
JP2008157990A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Kyocera Mita Corp クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2011095357A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Kyocera Mita Corp クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2019203956A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 コニカミノルタ株式会社 クリーニング装置および画像形成装置

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