JP6386900B2 - 粉末回収装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、天蓋に開口を有し、該開口を通って落下する粉末を回収する収容箱を備える粉末回収装置及び該粉末回収装置を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスで静電潜像を形成し、これにトナーを供給することで現像を行う画像形成装置が広く普及している。
このような画像形成装置において、いわゆる廃トナーは、トナーカートリッジ内の未使用トナーと違い、トナー表面の外添剤が脱落していたり、埋没したりしていて帯電性がほとんどなく、流動性が著しく低下している。それに加えて、廃トナーには紙の粉(紙粉)が混在しており、この紙粉が廃トナー同士をくっつける接着剤のような振る舞いをしているため、さらに流動性が低下し、凝集しやすくなる。従って、一般に廃トナーは未使用トナー収容器と別途設けられた廃トナー収容器に収容される。
一方、特許文献1には、トナー取り入れ口下部に撹拌部材を備え、回転によりトナーが堆積しないようにするとともに、撹拌部材をフィルム部材に接触させ、付着したトナーを除去することに加えて、取り入れ口から遠ざける廃棄トナー回収装置について開示されている。
特開2007−334175号公報
しかしながら、廃トナーが回収されて廃トナー収容器内に投下され、廃トナー収容器の底に堆積した場合、上述したように、廃トナーは流動性が低下し、凝集しやすいことから、廃トナー収容器にて均一に収容できないという問題が生じる。しかし、特許文献1に係る廃棄トナー回収装置においては、斯かる撹拌部材が廃トナー収容器の底の廃トナーを撹拌することができず、このような問題を解決できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、天蓋に開口を有し、該開口を通って落下する粉末を回収する収容箱を備える粉末回収装置において、該収容箱の底面に対して斜めに設けられ、前記開口から落下する粉末を受けて下方の底面に落とす粉末受板と、該粉末受板に当たって該粉末受板上の粉末を落とし、落ちた粉末を前記下方の底面から他位置に移動させる粉末移動部材と、前記底面と並行に設けられ、前記粉末移動部材を半径方向に保持して回動させる回転柱と、該回転柱の上方に設けられ、前記粉末移動部材に付着した粉末を落とす除粉部材とを備え、回収した粉末をより均一に貯めることができる粉末回収装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る粉末回収装置は、天蓋に開口を有し、該開口を通って落下する粉末を回収する収容箱を備える粉末回収装置において、該収容箱の底面に対して斜めに設けられ、前記開口から落下する粉末を受けて下方の底面に落とす粉末受板と、該粉末受板に当たって該粉末受板上の粉末を落とし、落ちた粉末を前記下方の底面から他位置に移動させる粉末移動部材と、前記底面と並行に設けられ、前記粉末移動部材を半径方向に保持して回動させる回転柱と、該回転柱の上方に設けられ、前記粉末移動部材に付着した粉末を落とす除粉部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記粉末受板は弾性を有することを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記除粉部材は、前記天蓋から前記回転に向けて突設されており、その先端が前記回転柱と並行する板状をなしていることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記除粉部材は弾性を有することを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記除粉部材は、前記粉末移動部材との接触面が前記天蓋となす角度が90度以上、170度以下であることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記粉末受板は前記粉末移動部材と接する端部が櫛歯状をなしていることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記粉末移動部材は中空の板状をなしており、前記除粉部材の端部が該中空の部分に対応する形状を有するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記除粉部材は、天蓋側の基部から先端までの距離が、該基部から前記回転柱までの距離より長く、先端側が前記回転柱に弾接するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記除粉部材は、前記基部が、前記回転柱の直上側、又は、前記回転柱に対して前記粉末受板の反対側に配置するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る粉末回収装置は、前記回転柱及び前記粉末移動部材はクランク状をなして、複数並設され、各粉末移動部材は同一周期にて回動するように構成されており、粉末移動部材同士に両端が保持され、該粉末移動部材により回動して粉末を移動させる回動部材を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前述の発明の何れか一つに記載の粉末回収装置と、未使用のトナーを収容するトナーカートリッジとを備え、該トナーカートリッジから供給されたトナーを用いて用紙に画像形成を行い、廃トナーを前記粉末回収装置に収容するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、粉末を回収して収容する際、回収した粉末をより均一に貯めることができる。
本発明の実施の形態1に係る複合機の要部構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機においてトナーカートリッジの周辺を部分的に示す部分構成図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機におけるトナーカートリッジを模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機における、廃トナーボックスの平面図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機において、天蓋を除いた場合の廃トナーボックスの平面図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機において、廃トナーボックスの要部構成を示す要部構成図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機において、粉末移動部材と、廃トナー受板との接続状態を説明する説明図である。 本発明の実施の形態1に係る複合機において、廃トナーボックスにおける、粉末移動部材、廃トナー受板、及び、除粉部材の作用を説明する部分拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る複合機において、廃トナーボックスの要部構成を示す部分構成図である。 本発明の実施の形態2に係る複合機における、粉末移動部材及び除粉部材を説明する説明図である。 本発明の実施の形態3に係る複合機において、廃トナーボックスの要部構成を示す要部構成図である。 本発明の実施の形態3に係る複合機において、廃トナーボックスの回動部材を説明する説明図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置及び粉末回収装置を、夫々複合機と、該複合機が有し、廃トナーを収容する廃トナー収容器に適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。しかしながら、本発明に係る粉末回収装置は廃トナー収容器に限るものでなく、他の粉末の収容にも適用できることは言うまでもない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る複合機100の要部構成を示す構成図である。
複合機100は、上部側から、操作パネル(図示せず)を有する原稿台111、画像読取部2及び画像形成部4を備えている。原稿台111の上面には、この原稿台111に対して開閉可能に支持され、原稿台111面に対して所定の位置関係を有する両面自動原稿送り装置112が装着されている。
両面自動原稿送り装置112は、読取待ちトレイ112a上の原稿を1枚ずつ原稿台111の所定位置に搬送し、画像読取部2が対向する原稿の一方の面を読み取った後、スイッチバック搬送経路(図示せず)を介して、この原稿を表裏反転させて再度原稿台111の所定位置に搬送する。画像読取部2が他方の面を読み取った後、当該原稿を読取済みトレイ112b上に排出し、次の原稿を読取待ちトレイ112aから搬送する。画像読取部2は、両面自動原稿送り装置112による原稿の搬送に従い、順次各原稿について両面の画像を読み取る。
原稿台111の下側には画像読取部2が設けてあり、画像読取部2は、両面自動原稿送り装置112により原稿台111上へ搬送されてきた原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下面に沿って往復移動する第1走査ユニット113,第2走査ユニット114、光学レンズ115及びCCDラインセンサ116を備えている。
第1走査ユニット113は原稿画像表面を露光する露光ランプ1131と、原稿からの反射光像を所定の方向へ向けて反射する第1ミラー1132とを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で往復移動を行う。第2走査ユニット114は、第1走査ユニット113の第1ミラー1132により反射された原稿からの反射光像を更に所定の方向へ向けて反射する第2ミラー1141,第3ミラー1142を有し、第1走査ユニット113と一定の速度関係を保って往復移動を行う。
第1走査ユニット113及び第2走査ユニット114が行う往復運動の折返位置近傍には、光学レンズ115及びCCDラインセンサ116が備えている。光学レンズ115は、第2走査ユニット114の第3ミラー1142により反射された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の所定位置に結像させる。
また、CCDラインセンサ116は、光学レンズ115により結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力するものであり、白黒画像又はカラー画像を読み取り、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力する3ラインのカラーCCDである。CCDラインセンサ116により電気信号に変換された原稿画像情報は、画像処理部(図示せず)へ転送されて所定の画像データ処理が施される。
画像読取部2の下側には画像形成部4が備えてあり、この画像形成部4の内部下側には、用紙トレイT及び該用紙トレイT内に積載収容されている用紙Kを1枚ずつ分離して用紙搬送路へ向けて供給する給紙機構11が設けられている。
給紙機構11の上側には転写搬送ベルト機構13が設けてあり、この転写搬送ベルト機構13は、駆動ローラ14と従動ローラ15との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト16に用紙Kを静電吸着させて搬送する構成となっている。1枚ずつ分離供給された用紙Kは、転写搬送ベルト16の上流側に配置された一対のレジストローラ12によりタイミングを制御されて転写搬送ベルト16により搬送される。また、片面に画像が形成された用紙Kは、画像形成部4における画像形成処理にタイミングを合わせて転写搬送ベルト16により再度搬送される。
前記用紙搬送路における転写搬送ベルト16の下流側には、用紙K上に転写形成されたトナー像を定着させるための定着ユニット41が配置されている。定着ユニット41の一対の定着ローラ間におけるニップ部を通過した用紙Kは、搬送方向切り換えゲート18を経て、排出ローラ19により複合機100の外壁に取り付けられている排紙トレイ(図示せず)上へ排出される。
搬送方向切り換えゲート18は、定着後の用紙Kの搬送経路を、用紙Kを前記排出トレイ上へ排出する経路と、転写搬送ベルト機構13により用紙Kを再供給する経路との間で選択的に切り換えるものである。搬送方向切り換えゲート18により再び転写搬送ベルト機構13に向けて搬送方向が切り換えられた用紙Kは、スイッチバック搬送経路21を介して表裏反転された後、転写搬送ベルト16により再度供給される。
転写搬送ベルト16の上側には、黒色,シアン色,マゼンタ色,イエロー色の色別に第1の画像形成ステーションPa,第2の画像形成ステーションPb,第3の画像形成ステーションPc,第4の画像形成ステーションPdが、転写搬送ベルト16に近接して、前記用紙搬送経路の上流側から順に並設されている。転写搬送ベルト16は駆動ローラ14によって、図1の矢符Zで示す方向へ摩擦駆動され、給紙機構11を通じて給送される用紙Kを担持し、用紙Kを画像形成ステーション(現像部)Pa〜Pdへと順次搬送する。
画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdは、実質的に同一の構成をなしており、図1の矢符F方向に回転駆動される感光体ドラム22a,22b,22c,22dを夫々有している。各感光体ドラム22a〜22dの周辺には、感光体ドラム22a〜22dを夫々一様に帯電する帯電器23a,23b,23c,23d、感光体ドラム22a〜22d上に形成された静電潜像にトナーを付着させて夫々現像する現像ローラ34a,34b,34c,34dを備えた現像装置24a,24b,24c,24dが配置されている。
更に、現像された感光体ドラム22a〜22d上のトナー像を用紙Kへ転写する転写用放電器25a,25b,25c,25d及び感光体ドラム22a〜22d上に残留する廃トナーを除去するクリーニング装置26a,26b,26c,26dが、感光体ドラム22a〜22dの回転方向に沿って夫々配置されている。
各感光体ドラム22a〜22dの上側には、レーザビームスキャナユニット27a,27b,27c,27dが夫々設けられている。レーザビームスキャナユニット27a〜27dは、形成すべき画像データに基づいてドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)、該半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査方向へ反射させるためのポリゴンミラー50、ポリゴンミラー50により反射されたレーザビームを対応する感光体ドラム22a〜22dの表面に結像させるためのfθレンズ51及びミラー52,53等を各々有している。
レーザビームスキャナユニット27a,27b,27c,27dには、カラー原稿画像における、黒色成分像に対応する画素信号、シアン色成分像に対応する画素信号、マゼンタ色成分像に対応する画素信号が、イエロー色成分像に対応する画素信号が夫々入力される。
このようなレーザビームスキャナユニット27a〜27dの夫々に対応する色成分像により、色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光体ドラム22a〜22d上に形成される。また、現像装置24a,24b,24c,24dには、各々トナーカートリッジ305が着脱可能に設けられている。
より詳しくは、現像装置24aには黒色のトナーを収容したトナーカートリッジ305aが設けられている。現像装置24bにはシアン色のトナーを収容したトナーカートリッジ305bが設けられている。現像装置24cにはマゼンタ色のトナーを収容したトナーカートリッジ305cが設けられている。また、現像装置24dにはイエロー色のトナーを収容したトナーカートリッジ305dが設けられている。感光体ドラム22a〜22d上の静電潜像は、これら各色のトナーカートリッジのトナーにより現像される。
第1の画像形成ステーションPaと給紙機構11との間にはブラシ帯電器である用紙吸着用帯電器28が設けられている。用紙吸着用帯電器28は、転写担持体である転写搬送ベルト16の表面を帯電させ、これにより給紙機構11から供給された用紙Kは、転写搬送ベルト16上に確実に吸着された状態で第1の画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステーションPdまでの間をずれることなく搬送される。また、第4の画像形成ステーションPdと定着ユニット41との間で駆動ローラ14の略真上の部分には除電用放電器29が設けられている。除電用放電器29には転写搬送ベルト16に静電吸着されている用紙Kを転写搬送ベルト16から分離するための交流電流が印加されている。
上述のような構成のデジタル複合機では、カットシート状の用紙Kが使用され、この用紙Kが、用紙トレイTから送り出されて給紙機構11の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その先端部分がセンサ(図示せず)により検出され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジストローラ12により一旦停止する。また用紙Kは、各画像形成ステーションPa〜Pdとのタイミングを調整して図1の矢符Zが示す方向に回転している転写搬送ベルト16上へ送られ、用紙吸着用帯電器28により所定の帯電が施された転写搬送ベルト16により、各画像形成ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
各画像形成ステーションPa〜Pdにおいては、各色のトナー像が夫々形成され、転写搬送ベルト16により静電吸着されて搬送される用紙Kの支持面上で重ね合わされ、第4の画像形成ステーションPdによる画像の転写が完了すると、用紙Kは、その先端部分から順次、除電用放電器29により転写搬送ベルト16上から剥離され、定着ユニット41へと導かれる。トナー画像が定着された用紙Kは、用紙排出口(図示せず)から排紙トレイ(図示せず)上へ排出される。
図2は本発明の実施の形態1に係る複合機100においてトナーカートリッジ305a,305b,305c,305dの周辺を部分的に示す部分構成図であり、図3は本発明の実施の形態1に係る複合機100におけるトナーカートリッジ305a,305b,305c,305dを模式的に示す模式図である。
以下、説明の便宜上、画像形成ステーションPa〜Pdを画像形成ステーションPと、トナーカートリッジ305a,305b,305c,305dをトナーカートリッジ305と、感光体ドラム22a,22b,22c,22dを感光体ドラム22と、クリーニング装置26a,26b,26c,26dをクリーニング装置26と略称する場合もある。
画像形成ステーションPは廃トナー搬送機構307を備えている。上述したように、画像形成ステーションPは感光体ドラム22に残留した廃トナーを除去するクリーニング装置26を備えており、クリーニング装置26によって除去された廃トナーは、廃トナー搬送機構307によってトナーカートリッジ305側に搬送される。
また、画像形成ステーションPは、未使用トナーが収容されているトナーカートリッジ305と、廃トナーを収容する廃トナーボックス306(粉末回収装置)とを有している。除去された廃トナーは、未使用トナーとは帯電特性が異なり、また、紙粉等の異物を含むものであるので、廃トナーボックス306に別途収容される。
廃トナーボックス306はトナーカートリッジ305と着脱可能に構成されており、廃トナー搬送機構307によって搬送された廃トナーは廃トナーボックス306によって回収される。
図3に示しているように、トナーカートリッジ305は矩形の筐体であり、その長手方向の一端側には廃トナーボックス306が設けられ、他端側には複合機100と情報の送受信を行う端子309が前記長手方向に突設されている。
端子309は、複合機100側の対応するコネクタと接続し、トナーカートリッジ305の使用情報、廃トナーボックス306が満杯となった時の満杯情報等を記憶し、複合機100に送る。
図4は本発明の実施の形態1に係る複合機100における、廃トナーボックス306の平面図であり、図5は本発明の実施の形態1に係る複合機100において、天蓋3061を除いた場合の廃トナーボックス306の平面図である。また、図6は本発明の実施の形態1に係る複合機100において、廃トナーボックス306の要部構成を示す要部構成図である。図6において、実線の円は粉末移動部材3067の回動軌道を示す。
廃トナーボックス306は、廃トナーを収容する収容部3063と、収容部3063の後述する開口部を蓋する天蓋3061とを有している。収容部3063は矩形の筐体であり、上方の一面に矩形の開口部が形成されている。天蓋3061は収容部3063の開口部に倣う矩形の板状をなしており、短辺側に廃トナーを通す開口3062が形成されている。廃トナー搬送機構307によって搬送されてくる廃トナーは、天蓋3061の開口3062に向けて落下され、開口3062を通って収容部3063内に落ちる。
開口3062の直下側には、開口3062を通って落下する廃トナーを受ける廃トナー受板3064が設けられている。廃トナー受板3064は、収容部3063の底面3065に対して斜めに設けられており、矩形の板状をなしている。廃トナー受板3064は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリエチレン、ポリイミド、ポリカーボネイト等からなる。また、廃トナー受板3064の厚みは、例えば、0.1mm〜0.25mmの範囲であれば良く、0.188mm程度が好ましい。
このような廃トナー受板3064は、開口3062を通って落下する廃トナーを受けて、下方の底面3065上に落とす。また、廃トナー受板3064は、弾性を有しており、後述する粉末移動部材3067aとの衝突によって変形し、粉末移動部材3067aが通り過ぎた後は元の形に復元する(図8参照)。また、廃トナー受板3064は、落下する廃トナーと接する一面にテフロン(登録商標)加工などを施すように構成しても良い。これによって、廃トナー受板3064の前記一面上にて廃トナーがより落ちやすくすることができる。
廃トナー受板3064は下方の端部が櫛歯状に形成されている。換言すれば、廃トナー受板3064は粉末移動部材3067aと衝突する部分を櫛歯状に形成している。従って、廃トナー受板3064は、斯かる櫛歯状部分での変形及び復元の動きがより大きくなるように構成されている。
廃トナーは上述したように、帯電性が殆どなく、流動性が著しく低下しているうえに、紙粉等の異物を含むものであるので移動しにくく、凝集しやすい状態である。本発明の実施の形態1に係る複合機100においては、廃トナー受板3064の下方の端部に前記櫛歯状部分を設けることにより、廃トナー受板3064の前記一面上に落下した廃トナーをより確実に底面3065に落とすことができる。
すなわち、本発明の実施の形態1に係る複合機100においては、このように、廃トナー受板3064を設けることにより、開口3062を介して落下する廃トナーが収容部3063の内側面に付着することを未然に防ぐことができるうえに、粉末移動部材3067aによる廃トナーの移動がより効率的に行われる。
収容部3063の底面3065は矩形であり、底面3065の両長辺側の側壁には粉末移動部材3067a,3067bを回動させる回転柱3066a、3066bが架設されている。すなわち、回転柱3066a、3066bは、底面3065と平行となるように、両端が収容部3063の側壁に回転可能に保持されている。また、回転柱3066a及び回転柱3066bは相互平行している。以下、説明の便宜上、回転柱3066a、3066bを回転柱3066と略称する場合もある。
回転柱3066a及び回転柱3066bは、円柱形状を有しており、周面上に粉末移動部材3067a及び粉末移動部材3067bが突設されている。すなわち、回転柱3066a及び回転柱3066bはその半径方向に、粉末移動部材3067a及び粉末移動部材3067bをそれぞれ保持している。また、本発明はこれに限るものでなく、回転柱3066a及び回転柱3066bが粉末移動部材3067a及び粉末移動部材3067bを夫々複数ずつ設けている構成であっても良い。
従って、回転柱3066a及び回転柱3066bの回転により、粉末移動部材3067a及び粉末移動部材3067bが回動運動する。以下、説明の便宜上、粉末移動部材3067a及び粉末移動部材3067bを、粉末移動部材3067と略称する場合もある。
粉末移動部材3067は、前記回動動作の際、底面3065上の廃トナーを掻き集めて廃トナー受板3064から遠ざかる方向に移動させ、収容部3063内に廃トナーが均一に堆積されるようにする。粉末移動部材3067は中空部を有する矩形の板状をなしている。前記中空部は、例えば、矩形である。換言すれば、粉末移動部材3067は格子状を有している。粉末移動部材3067は長手方向が回転柱3066の軸方向に沿うように、該回転柱3066に保持されている。
一方、粉末移動部材3067aは、短手方向の寸法が、回転柱3066aから廃トナー受板3064の先端までの距離より長くなるように構成されている。粉末移動部材3067bの短手方向の寸法は粉末移動部材3067aと等しい寸法であってもよく、相違していても良い。
図7は本発明の実施の形態1に係る複合機100において、粉末移動部材3067aと、廃トナー受板3064との接続状態を説明する説明図である。上述したように、回転柱3066aの回転により、粉末移動部材3067aが回動する際、粉末移動部材3067aは廃トナー受板3064の先端部(櫛歯形状部)に当たる。より詳しくは、粉末移動部材3067aの先端部は、廃トナー受板3064の櫛歯形状部に対して上方から下方に向けて当たり、前記櫛歯形状部及びその周囲が斯かる衝撃によって変形し、その後、前記櫛歯形状部及びその周囲は原の形状に復元する。この際、廃トナー受板3064の前記一面上に廃トナーが残っていれば、斯かる衝撃によって、底面3065に落ちる。
回転柱3066a及び回転柱3066bの一端部には、回転柱3066a及び回転柱3066bを回転させるためのギヤ3069a及びギヤ3069bがそれぞれ外嵌されている。ギヤ3069a及びギヤ3069bの間には、ギヤ3069a及びギヤ3069bを回転させるためのギヤ3069cが設けられている。ギヤ3069a及びギヤ3069bはギヤ3069cと噛合している。従って、ギヤ3069cを回転させることにより、ギヤ3069a及びギヤ3069bを介して回転柱3066a及び回転柱3066bを回転させることができる。
回転柱3066aの上方であって、天蓋3061の内面には、粉末移動部材3067aに付着している廃トナーを落とす除粉部材3068が設けられている。除粉部材3068は、回転柱3066a向けて突設されている。
より詳しくは、除粉部材3068は、矩形の板状をなしており、先端の縁が回転柱3066aと平行となるように構成されている。除粉部材3068は、天蓋3061側の基部が、回転柱3066aに対して廃トナー受板3064の反対側に配置されている。換言すれば、除粉部材3068の基部は回転柱3066a及び回転柱3066bの間にて、天蓋3061の内面に配置されている。また、除粉部材3068は、粉末移動部材3067aと接する接触面3068aが天蓋3061の内面となす角度が90度以上となるように構成されている。前記角度は、例えば、90度以上、170度以下である。
また、除粉部材3068は、前記基部から先端までの寸法が、該基部から回転柱3066aまでの距離より長くなるようにされており、その先端側が回転柱3066aに弾接するように構成されている。
更に、除粉部材3068は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリエチレン、ポリイミド、ポリカーボネイト等からなり、0.35mm程度の厚みを有しており、廃トナー受板3064より小さい弾性を有している。
このような構成を有する除粉部材3068は、回動する粉末移動部材3067aと衝突し、粉末移動部材3067aに付着している廃トナーを、回転柱3066aに対して廃トナー受板3064の反対側の底面3065に落とす。
すなわち、廃トナー受板3064から落とした廃トナーを斯かる箇所から移動させる粉末移動部材3067aの役割において、廃トナーが付着されたまま粉末移動部材3067aが回転することにより、廃トナーが元の位置に戻され、その効率が低下することを未然に防止することができる。
また、除粉部材3068は粉末移動部材3067aの回動を阻止しない程度に変形可能であればよく、変更及び復元によって廃トナーを落とす廃トナー受板3064より小さい弾性であっても良い。従って、除粉部材3068は機能に応じて廃トナー受板3064より低い弾性を有している。
図8は本発明の実施の形態1に係る複合機100において、廃トナーボックス306における、粉末移動部材3067a、廃トナー受板3064、及び、除粉部材3068の作用を説明する部分拡大図である。
廃トナーが付着されたまま粉末移動部材3067aが回転する場合、その先端側が回転柱3066aに弾接している除粉部材3068は、接触面3068aが粉末移動部材3067aに当たり、粉末移動部材3067aに付着されていた廃トナーを掻き落とす。
廃トナーが落とされた粉末移動部材3067aは回動を続けるので、除粉部材3068は粉末移動部材3067aの回動を阻止しないよう、図8に示すように変形する。この後、粉末移動部材3067aが通り過ぎると、除粉部材3068は元の形に復元する。
以上においては、回転柱3066aの上方にのみ除粉部材3068が設けられている場合を例として説明したが、本発明はこれに限るものでない。例えば、回転柱3066bの上方にも除粉部材3068を設けるように構成しても良い。
(変形例)
以上においては、除粉部材3068の基部が、回転柱3066aに対して廃トナー受板3064の反対側、すなわち、回転柱3066a及び回転柱3066bの間にて、天蓋3061の内面に配置されている場合を例として説明したが、本発明はこれに限るものでない。
例えば、除粉部材3068の基部が回転柱3066aの真上に配置するように構成しても良い。すなわち、除粉部材3068が、天蓋3061の内面であって、回転柱3066aの真上に設けられ、天蓋3061の内面に対して垂直に突出するように構成しても良い。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る複合機100においては、粉末移動部材3067及び除粉部材3068において、実施の形態1と相違する。
図9は本発明の実施の形態2に係る複合機100において、廃トナーボックス306の要部構成を示す部分構成図である。図9において、実線の円は粉末移動部材3067Xの回動軌道を示す。
本発明の実施の形態2に係る複合機100において、廃トナーボックス306の除粉部材3068Xは、実施の形態1の変形例の除粉部材3068と同様に配置されている。すなわち、実施の形態2において、除粉部材3068Xは、天蓋3061の内面であって、回転柱3066aの真上に設けられ、天蓋3061の内面から回転柱3066aに向けて垂直に突出するように構成されている。
また、実施の形態2において、除粉部材3068Xは粉末移動部材3067Xの回動により変形することなく、互いに交差するように工夫されている。
図10は本発明の実施の形態2に係る複合機100における、粉末移動部材3067X及び除粉部材3068Xを説明する説明図である。図10は、回動する粉末移動部材3067Xが天蓋3061の内面又は底面3065と垂直をなした場合、除粉部材3068Xと交差する様子を示している。
粉末移動部材3067Xは中空部3067XYを有する板状を有している。中空部3067XYは略矩形である。換言すれば、粉末移動部材3067Xは、両端に倒立「L」字状の突出部を有し、両端の倒立「L」字状の突出部の間に、「T」字状の突出部が等間隔にて突出されている。他の粉末移動部材3067Xの構成については、実施の形態1の粉末移動部材3067と同様であり、説明を省略する。
除粉部材3068Xは、上述したように、天蓋3061の内面から回転柱3066aに向けて垂直に突出した板状をなしている。また、除粉部材3068Xは、回転柱3066a側の端部に、凹部及び凸部が校合に形成されている。
除粉部材3068Xにおいて、前記凹部は粉末移動部材3067Xの前記倒立「L」字状の突出部に倣う形状又は前記「T」字状の突出部に倣う形状を有している。また、前記凸部は粉末移動部材3067Xの中空部3067XYに倣う形状を有している。
本発明の実施の形態2に係る複合機100においては、粉末移動部材3067X及び除粉部材3068Xが上述したような構成を有することから、粉末移動部材3067X及び除粉部材3068Xが相互係合する形状を有している。従って、除粉部材3068Xと接触することなく粉末移動部材3067Xが回動することができる。
上述したように、廃トナーは帯電性が殆どなく、流動性が著しく低下しており、混在する紙粉が廃トナー同士をくっつけるため、さらに流動性が低下し、凝集しやすくなっている。このため、粉末移動部材3067Xの中空部3067XYが廃トナーによって埋められることが想定される。
これに対して、実施の形態2に係る複合機100においては、除粉部材3068Xの前記凸部が、粉末移動部材3067Xの中空部3067XYに倣う形状を有している。従って、粉末移動部材3067Xの回動の際、除粉部材3068Xの前記凸部が、粉末移動部材3067Xの中空部3067XYを通り、中空部3067XY内の廃トナーを確実に落とすことができる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図11は本発明の実施の形態3に係る複合機100において、廃トナーボックス306の要部構成を示す要部構成図である。
本発明の実施の形態3に係る複合機100において、廃トナーボックス306は、実施の形態2の廃トナーボックス306と同様の構成を有している。しかし、実施の形態3に係る廃トナーボックス306は、粉末移動部材3067Za,3067Zbの回動によって回動する回動部材3070,…,3070を更に備えている。以下において、説明の便宜上、粉末移動部材3067Za,3067Zbを粉末移動部材3067Zと略称する場合もある。
図12は本発明の実施の形態3に係る複合機100において、廃トナーボックス306の回動部材3070を説明する説明図である。
本発明の実施の形態3に係る複合機100において、粉末移動部材3067Za及び回転柱3066aと、粉末移動部材3067Zb及び回転柱3066bとはそれぞれクランク状をなしている。また、粉末移動部材3067Za及び粉末移動部材3067Zb、並びに、回転柱3066a及び回転柱3066bは、底面3065の長手方向に沿って並設されている。また、粉末移動部材3067Za及び粉末移動部材3067Zbは同一周期にて回動するように構成されている。
粉末移動部材3067Zは櫛歯状をなすように構成されている。すなわち、粉末移動部材3067Zは凹部及び凸部を有している。粉末移動部材3067Zは、回動の際、該凸部にて廃トナーを移動させる。すなわち、粉末移動部材3067Zの凸部は、廃トナーがいわゆるケーキングし、又は、推積したままとなることを防ぎ、収容部3063内に廃トナーを均一に貯める。
また、粉末移動部材3067Zの前記凹部には回動部材3070が保持されている。回動部材3070は棒状をなしており、両端部は粉末移動部材3067Z同士の凹部により保持されている。すなわち、回動部材3070の一端部は粉末移動部材3067Zaの凹部によって回転可能に保持され、他端部は粉末移動部材3067Zbの凹部に回転可能に保持されている。
実施の形態3に係る廃トナーボックス306は、4つの回動部材3070を備えており、例えば、四角の柱形状を有している。これら回動部材3070,…,3070は、回転柱3066a及び回転柱3066bと直交するように設けられ、回転柱3066a及び回転柱3066bの長手方向に沿って並設されている。また、回動部材3070の数はこれに限るものでないことは言うまでもない。
このような構成を有する回動部材3070,…,3070は、粉末移動部材3067Zが回動する際、これによって、楕円状に回動する。回動部材3070,…,3070は、回動の際、収容部3063内の廃トナーを移動させるので、収容部3063内に廃トナーが均一に貯めることができる。
また、本発明の実施の形態3に係る廃トナーボックス306は以上の構成に限るものでない。例えば、回動部材3070の上面及び/又は下面に突起を突設した構成であっても良い。これによって、回動部材3070,…,3070は、回動の際、より効果的に廃トナーを移動させることができる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の実施態様1においては、天蓋3061に開口3062を有し、該開口3062を通って落下する粉末を回収する収容箱3063を備える粉末回収装置306において、該収容箱3063の底面3065に対して斜めに設けられ、前記開口3062から落下する粉末を受けて下方の底面に落とす粉末受板3064と、該粉末受板3064に当たって該粉末受板3064上の粉末を落とし、落ちた粉末を前記下方の底面から他位置に移動させる粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbと、前記底面3065と並行に設けられ、前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbを半径方向に保持して回動させる回転柱3066a、3066bと、該回転柱3066a、3066bの上方に設けられ、前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbに付着した粉末を落とす除粉部材3068、3068Xとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記開口を通って落下する粉末を、前記粉末受板が受けて、下方の底面上に落とす。前記粉末受板上に粉末が残っている場合は、前記粉末移動部材が前記回転柱の回転によって回動しながら前記粉末受板に当たり、斯かる残り粉末を前記下方の底面に落とし、落ちた粉末を前記所定位置から他位置に移動させる。この際、前記除粉部材は前記粉末移動部材に付着した粉末を底面に落とす。
本発明の実施態様2においては、前記粉末受板3064は弾性を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記粉末受板は弾性を有しており、前記粉末移動部材が前記回転柱の回転によって回動しながら前記粉末受板に当たった場合、変形及び復元する。この際、粉末受板上に残った粉末が底面に落ちる。
本発明の実施態様3においては、前記除粉部材3068、3068Xは、前記天蓋3061から前記回転柱3066a、3066bに向けて突設されており、その先端が前記回転柱3066a、3066bと並行する板状をなしていることを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材は、前記回転柱の上方の前記天蓋に設けられ、該天蓋から前記回転に向けて突設されている。従って、前記除粉部材は、前記粉末移動部材が回動する際、該粉末移動部材と当たり、該粉末移動部材に付着している粉末を落とす。
本発明の実施態様4においては、前記除粉部材3068、3068Xは弾性を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材は弾性を有するので、回動する粉末移動部材と当たった場合、変更し、粉末移動部材が通り過ぎた後、復元する。従って、前記除粉部材が前記粉末移動部材の回動を阻害することはない。
本発明の実施態様5においては、前記除粉部材3068、3068Xは、前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbとの接触面3068aが前記天蓋3061となす角度が90度以上、170度以下であることを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材は前記回転柱の上方の前記天蓋に設けられ、かつ、回動する粉末移動部材との接触面が前記天蓋となす角度が90度以上、170度以下である。従って、前記除粉部材との接触の際、前記回転柱に対して、粉末受板の反対側に、前記粉末移動部材に付着した粉末が落ちる。
本発明の実施態様6においては、前記粉末受板3064は前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbと接する端部が櫛歯状をなしていることを特徴とする。
本発明によれば、前記粉末受板は前記粉末移動部材と接する端部が櫛歯状をなしているので、前記粉末移動部材との接触による変形及び復元がより容易となる。
本発明の実施態様7においては、前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbは中空の板状をなしており、前記除粉部材3068、3068Xの端部が該中空の部分3067XYに対応する形状を有するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材の端部が前記粉末移動部材の中空の部分に対応する形状を有するので、前記粉末移動部材回動の際、前記除粉部材の端部が該粉末移動部材の中空の部分にある粉末を落とす。
本発明の実施態様8においては、前記除粉部材3068、3068Xは、天蓋3061側の基部から先端までの距離が、該基部から前記回転柱3066a、3066bまでの距離より長く、先端側が前記回転柱3066a、3066bに弾接するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材は、前記回転柱の上方の前記天蓋に設けられ、その先端側が前記回転柱に弾接することにより、回動する粉末移動部材との接触面が前記天蓋となす角度が90度以上、170度以下となるように維持される。
本発明の実施態様9においては、前記除粉部材3068、3068Xは、前記基部が、前記回転柱3066a、3066bの直上側、又は、前記回転柱3066a、3066bに対して前記粉末受板3064の反対側に配置するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記除粉部材は、前記基部が、前記回転柱の直上側、又は、前記回転柱に対して前記粉末受板の反対側に配置されているので、前記除粉部材との接触の際、前記回転柱に対して、粉末受板の反対側の底面上に、前記粉末移動部材に付着した粉末が落ちる。
本発明の実施態様10においては、前記回転柱3066a、3066b及び前記粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbはクランク状をなして、複数並設され、各粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbは同一周期にて回動するように構成されており、粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zb同士に両端が保持され、該粉末移動部材3067a、3067b、3067X、3067Za、3067Zbにより回動して粉末を移動させる回動部材3070を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記粉末移動部材が回動することにより前記回動部材は回動し、この際、前記回動部材は粉末を移動させ、前記収容箱内に粉末を均一に貯めることができる。
本発明の実施態様11においては、上述の発明の何れかに記載の粉末回収装置306と、未使用のトナーを収容するトナーカートリッジ305a、305b、305c、305dとを備え、該トナーカートリッジ305a、305b、305c、305dから供給されたトナーを用いて用紙に画像形成を行い、廃トナーを前記粉末回収装置306に収容するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、回収された廃トナーは前記粉末回収装置の収容箱内に均一に堆積される。
100 複合機
305a、305b、305c、305d トナーカートリッジ
306 廃トナーボックス(粉末回収装置)
3061 天蓋
3062 開口
3063 収容部(収容箱)
3064 廃トナー受板(粉末受板)
3065 底面
3066a,3066b 回転柱
3067a,3067b,3067X,3067Za,3067Zb 粉末移動部材
3067XY 中空部
3068,3068X 除粉部材
3068a 接触面

Claims (11)

  1. 天蓋に開口を有し、該開口を通って落下する粉末を回収する収容箱を備える粉末回収装置において、
    該収容箱の底面に対して斜めに設けられ、前記開口から落下する粉末を受けて一端から下方の底面に落とす粉末受板と、
    該粉末受板に当たって該粉末受板上の粉末を落とし、落ちた粉末を前記下方の底面から他位置に移動させる粉末移動部材と、
    前記底面と並行に設けられ、前記粉末移動部材を半径方向に保持して回動させる回転柱と、
    該回転柱の上方に設けられ、前記粉末移動部材に付着した粉末を落とす除粉部材と
    を備えており、
    前記粉末受板は、前記一端が前記回転柱に向けて、前記開口下側から前記回転柱側に延びていることを特徴とする粉末回収装置。
  2. 前記粉末受板は弾性を有することを特徴とする請求項1に記載の粉末回収装置。
  3. 前記除粉部材は、
    前記天蓋から前記回転に向けて突設されており、
    その先端が前記回転柱と並行する板状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉末回収装置。
  4. 前記除粉部材は弾性を有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の粉末回収装置。
  5. 前記除粉部材は、前記粉末移動部材との接触面が前記天蓋となす角度が90度以上、170度以下であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の粉末回収装置。
  6. 前記粉末受板は前記粉末移動部材と接する端部が櫛歯状をなしていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の粉末回収装置。
  7. 前記粉末移動部材は中空の板状をなしており、
    前記除粉部材の端部が該中空の部分に対応する形状を有するように構成されていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の粉末回収装置。
  8. 前記除粉部材は、
    天蓋側の基部から先端までの距離が、該基部から前記回転柱までの距離より長く、
    先端側が前記回転柱に弾接するように構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の粉末回収装置。
  9. 前記除粉部材は、
    前記基部が、前記回転柱の直上側、又は、前記回転柱に対して前記粉末受板の反対側に配置するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の粉末回収装置。
  10. 前記回転柱及び前記粉末移動部材はクランク状をなして、複数並設され、
    各粉末移動部材は同一周期にて回動するように構成されており、
    粉末移動部材同士に両端が保持され、該粉末移動部材により回動して粉末を移動させる回動部材を備えることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の粉末回収装置。
  11. 請求項1から10の何れかに記載の粉末回収装置と、
    未使用のトナーを収容するトナーカートリッジとを備え、
    該トナーカートリッジから供給されたトナーを用いて用紙に画像形成を行い、廃トナーを前記粉末回収装置に収容するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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