JP2001254561A - 戸 車 - Google Patents

戸 車

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JP2001254561A
JP2001254561A JP2000064872A JP2000064872A JP2001254561A JP 2001254561 A JP2001254561 A JP 2001254561A JP 2000064872 A JP2000064872 A JP 2000064872A JP 2000064872 A JP2000064872 A JP 2000064872A JP 2001254561 A JP2001254561 A JP 2001254561A
Authority
JP
Japan
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wheel
door
rail
wheels
creep
Prior art date
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Application number
JP2000064872A
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English (en)
Inventor
Akio Ozawa
秋夫 小沢
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪のクリープ変形部分がレールに接触する
時に生じるコトコト等の騒音を低減できるようにする。 【解決手段】 戸車本体10に第1車輪11と第2車輪
12を取付け、その第1車輪11の外径dを小さく、
第2車輪12の外径dを大きくした戸車で、第1車輪
11のクリープ変形部分17と第2車輪12のクリープ
変形部分18がレールに同時に接触することがないの
で、コトコト等の騒音を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸や吊り戸な
どの戸に用いる戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】引き戸の戸に用いる戸車としては、戸車
本体に単一の車輪を回転自在に取付けたものが一般的で
ある。引き戸の大型化や戸に装着したガラスの複層ガラ
ス化に伴って戸重量が重くなり、前述した車輪が単一の
戸車では、その車輪に掛る重量負担が大きいものであっ
た。
【0003】このことを解消するために、特開平9−1
25801号公報に示すように戸車本体に外径が同一の
一対の車輪を回転自在に取付けた戸車が提案されてい
る。この戸車であれば、一つの車輪に掛る重量負担が半
分に低減する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】引き戸の戸は、夜間等
閉じ位置に長時間保持されるのが一般的であり、戸車の
車輪に戸重量が長時間連続して掛るので、車輪のレール
に接触していた部分がクリープ変形する。このために、
戸を走行する時に車輪のクリープ変形した部分がレール
に接触した時にコトコト等の騒音が発生する。
【0005】図8に示すように、前述した従来の戸車の
ように、戸車本体20に外径dが同一の一対の車輪21
を回転自在に取付けた戸車においては、戸の開閉走行に
よって一対の車輪21が図8(b)のように同一回転角
度回転するので、車輪21が1回転する毎に一対の車輪
21のクリープ変形部分21aが図8(c)に示すよう
にレール22に同時に接触する。なお、車輪21の外径
とはレール22に接する部分の径である。このために、
2つの車輪からコトコト等の騒音が生じるので、騒音が
大きい。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした戸車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、戸車本体
に、二つ以上の車輪を回転自在に取付け、前記車輪にお
ける少なくとも二つの車輪の外径を異ならせたことを特
徴とする戸車である。
【0008】第2の発明は、第1の発明において前記各
車輪のレール接触面が同一高さである戸車である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、各車輪のレール接触面
が戸の自重によってクリープ変形した場合に、その戸車
をレールに沿って走行する際に2つの車輪のクリープ変
形部分がレールに同時に接触することがない。したがっ
て、車輪のクリープ変形部分がレールに接触した時に生
じるコトコト等の騒音が低減する。
【0010】第2の発明によれば、各車輪のレール接触
面をレールに接続した時に戸車本体が斜めにならないの
で、戸を正しい姿勢として走行できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は引き戸の一種である引き違
い戸の内観図であり、上枠1と下枠2と左右の縦枠3を
枠組みした枠体4に、室内側の戸(障子戸)5と室外側
の戸(障子戸)6が引き違いに装着されている。前記各
戸5,6の下部、例えば下框7の左右両側部に戸車8が
それぞれ取付けてある。
【0012】前記戸車8は図2と図3に示すように、戸
車本体10の凹陥部10a内に第1車輪11と第2車輪
12を第1車軸13、第2車軸14で走行方向に間隔を
置いて回転自在に取付けてある。前記第1車輪11の外
径(レール接触面11aの径)dは第2車輪12の外
径(レール接触面12aの径)dよりも小さい。第1
車軸13は第2車軸14よりも外径の差(d−d
の半分だけ下方位置で、第1車輪11のレール接触面1
1aと第2車輪12のレール接触面12aは同一高さで
ある。
【0013】前記戸車8は図4に示すように、下框7の
凹部7a内に取付けられ、その第1車輪11のレール接
触面11aと第2車輪12のレール接触面12aが下枠
2の室内側下レール2a、室外側下レール2bに接触
し、戸車本体10が斜めにならないので戸5,6は正し
い姿勢で走行する。つまり、第1車輪11、第2車輪1
2の外周面は円孤状凹形状で、室内側下レール2a、室
外側下レール2bの円孤状面に外れないように接触す
る。各戸5,6の下框7、図示しない上框、縦框のガラ
ス取付凹部7aには複層ガラス15がグレージングチャ
ンネル16を介して装着してある。
【0014】このようであるから、図1に示すように室
内側の戸5が閉じ位置で長時間保持され、図5(a)に
示すように第1車輪11、第2車輪12の室内側下レー
ル2aに接触している部分がクリープ変形した状態か
ら、室内側の戸5を開き側を走行すると第1車輪11と
第2車輪12が回転するが、図5(b)に示すように外
径dの小さな第1車輪11の回転角度が大きく、外径
の大きな第2車輪12の回転角度が小さく、図5
(c)に示すように第1車輪11のクリープ変形部分1
7が室内側下レール2aに接触した時に第2車輪12の
クリープ変形部分18は室内側下レール2aに接触しな
い。
【0015】したがって、第1車輪11のクリープ変形
部分17と第2車輪12のクリープ変形部分18が室内
側下レール2aに同時に接触しないので、コトコト等の
騒音が低減する。なお、室外側の戸6の場合も同様であ
る。
【0016】例えば、第1車輪11の外径dが37m
m、第2車輪12の外径dが40mmとすると、この
第1車輪11の外周長と第2車輪12の外周長の最小公
倍数は、37×40×πで約3770である。このため
に、第1車輪11のクリープ変形部分17と第2車輪1
2のクリープ変形部分18が室内側下レール2aに同時
に接触するには、戸車8が3770mm移動する必要が
ある。
【0017】図1に示す引き違い戸の全幅Lは大きくと
も2600mmであり、戸5,6が移動する距離は13
00mm程度であるので、第1車輪11のクリープ変形
部分17と第2車輪12のクリープ変形部分18がレー
ル2a,2bと同時に接触することはない。
【0018】つまり、第1車輪11と第2車輪12の外
径の差は、第1車輪11の外周長と第2車輪12の外周
長の最小公倍数が戸車最大移動距離よりも小さくなるよ
うに設定すれば良い。
【0019】戸車本体10に3つ以上の車輪を取付けて
も良い。例えば図6に示すように、戸車本体10に単一
の第1車輪11と、一対の第2車輪12を取付ける。
【0020】図7に示すように、第1車輪11と第2車
輪12を外周面が軸方向に平坦面形状とし、その外周面
がレール接触面11a,12aとなるようにしても良
い。この戸車は溝形状のレールに沿って走行する場合に
好適である。
【0021】前述した各戸車は吊り戸の戸に用いること
も可能である。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、各車輪の
レール接触面が戸の自重によってクリープ変形した場合
に、その戸車をレールに沿って走行する際に2つの車輪
のクリープ変形部分がレールに同時に接触することがな
い。したがって、車輪のクリープ変形部分がレールに接
触した時に生じるコトコト等の騒音が低減する。
【0023】請求項2に係る発明によれば、各車輪のレ
ール接触面をレールに接続した時に戸車本体が斜めにな
らないので、戸を正しい姿勢として走行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す引き違い窓の内観図
である。
【図2】戸車の正面図である。
【図3】戸車の底面図である。
【図4】戸車の取付け状態を示す下枠部分の縦断面図で
ある。
【図5】戸車の車輪回転とクリープ変形部分の状態を示
す説明図である。
【図6】第2の実施の形態を示す戸車の縦断面図であ
る。
【図7】第3の実施の形態を示す戸車の縦断面図であ
る。
【図8】従来の戸車の車輪回転とクリープ変形部分の状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
2…下枠、2a…室内側下レール、2b…室外側下レー
ル、5…室内側の戸、6…室外側の戸、7…下框、8…
戸車、10…戸車本体、11…第1車輪、11a…レー
ル接触面、12…第2車輪、12a…レール接触面、1
7…クリープ変形部分、18…クリープ変形部分、20
…戸車本体、21…車輪、21a…クリープ変形部分、
22…レール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸車本体に、二つ以上の車輪を回転自在
    に取付け、前記車輪における少なくとも二つの車輪の外
    径を異ならせたことを特徴とする戸車。
  2. 【請求項2】 前記各車輪のレール接触面が同一高さで
    ある請求項1記載の戸車。
JP2000064872A 2000-03-09 2000-03-09 戸 車 Pending JP2001254561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105027A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 文化シヤッター株式会社 引戸装置
JP7202488B2 (ja) 2017-12-08 2023-01-11 文化シヤッター株式会社 引戸装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105027A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 文化シヤッター株式会社 引戸装置
JP7075750B2 (ja) 2017-12-08 2022-05-26 文化シヤッター株式会社 引戸装置
JP7202488B2 (ja) 2017-12-08 2023-01-11 文化シヤッター株式会社 引戸装置

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