JP2556001Y2 - 車両用昇降窓 - Google Patents

車両用昇降窓

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JP2556001Y2
JP2556001Y2 JP7963192U JP7963192U JP2556001Y2 JP 2556001 Y2 JP2556001 Y2 JP 2556001Y2 JP 7963192 U JP7963192 U JP 7963192U JP 7963192 U JP7963192 U JP 7963192U JP 2556001 Y2 JP2556001 Y2 JP 2556001Y2
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義男 河音
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アルナ工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用昇降窓に関し、
特に、窓閉鎖時にガラス戸の外面が車両外板とほぼ面一
となり、窓開放時にはガラス戸が引き寄せ案内部材によ
り車内側へ引き寄せられて窓下昇降通路内に落とし込ま
れるようになっている車両用昇降窓に関する。
【0002】
【従来の技術】窓閉鎖時にガラス戸の外面が車両外板と
ほぼ面一となるようにすることにより、車両走行時の空
気抵抗を出来るだけ少なくできるが、昇降窓の場合は、
固定窓と違い、窓開放時にガラス戸を窓下昇降通路内に
落とし込んで収納させる必要があり、しかして窓下昇降
通路は、車両の構造上、窓閉鎖時のガラス戸の真下位置
から車内側へ適当にずれた位置に設けられることにな
り、そのためこの種昇降窓においては窓開放時にガラス
戸を引き寄せ案内部材により車内側へ引き寄せて窓下昇
降通路内に落とし込むようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な昇降窓においては、窓を閉めた時に窓下昇降通路の入
り口が開口することになり、そのため乗客が誤って物を
落とすと云った危険性があり、しかも開口部そのものが
見苦しく、体裁が悪かった。また、従来この種の昇降窓
はガラス戸の開閉操作を手動で行うようにしているた
め、その操作が非常に面倒であった。
【0004】本考案は、上記の課題に鑑み、窓閉鎖時に
窓下昇降通路の入り口開口部を塞ぐことができて、物を
落としたりするような危険性をなくすると共に、外観上
の体裁を良くし、しかもガラス戸の開閉操作を自動的に
円滑に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案においては、窓下昇降通路20内にガラス
戸昇降駆動機構22の昇降部材23を昇降自在に設ける
と共に、この昇降部材23の上端とガラス戸4の下端と
を連結枠12により枢支連結して、窓閉鎖時に前記窓下
昇降通路20の入口が前記連結枠12によって塞がれる
ようにしたものである。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図5を参照して説明す
ると、これらの図において、1は車両用昇降窓の窓枠
で、上枠2及び左右側枠3,3を有する。4は窓枠1内
を昇降するガラス戸で、上框5と下框6と左右縦框7,
7とからなる周枠に窓ガラス8(例えば複層ガラス)を
嵌装したものである。
【0007】前記窓枠の左右各側枠3にはその内側面
に、ガラス戸引き寄せ案内部材9が設けられ、この引き
寄せ案内部材9は、図1及び図3を参照すれば明らかな
ように、側枠3の上端から下方へ短く直線状に延びた上
部案内溝9aと、この上部案内溝9aの下端から車内側
へ弯曲状に延びた引き寄せ案内溝9bと、この引き寄せ
案内溝9bの下端から下方へ長く直線状に延びた昇降案
内溝9cとからなる。一方、ガラス戸4の上框5側の左
右各端には前記各引き寄せ案内部材9の案内溝9a〜9
cに沿って転動案内されるガイドローラ10がブラケッ
ト11を介して軸支されており、そして下框6側にはそ
の下端部に、ガラス戸4の戸幅にほぼ相当する長さと所
要の幅をもつ連結枠12の一側端部が上下回動自在に枢
着されている。
【0008】図2に示すように、前記連結枠12の一側
端部は、下框6側の下端部内側に凹設された断面円弧状
の切欠凹部13に嵌合され、その左右両端にそれぞれ突
設された支軸14が、縦框7に取付けられた軸受板16
に軸承され、それによって連結枠12がガラス戸4の下
端に上下回動可能に連結されている。前記支軸14には
ガイドローラ15が回転自在に取付けてある。
【0009】一方、窓下側には、図1に示すように、車
両外板17の内側に配設された車外側仕切板18と、こ
れより車内側に隔たった車内側仕切板19との間に、窓
下昇降通路20が形成されている。尚、車内側仕切板1
9の上端部には、上縁材21aと下縁材21bと左右縁
材21cとからなる車内側化粧縁21の下縁材21bが
取付けてある。前記窓下昇降通路20内には、ガラス戸
昇降駆動機構22の昇降部材23が昇降自在に配置され
ていて、この昇降部材23の上部左右両端に突設された
突片23aが支軸24によって前記連結枠12に枢着さ
れている。
【0010】前記ガラス戸昇降駆動機構22は、図5に
概略示すように、ベルクランク25の一方のアーム25
aの先端に、前記昇降部材23に設けられた水平案内部
23bに沿って転動可能なガイド輪26を軸支し、他方
のアーム25bの先端を、基端部を中心に揺動可能に設
けられたエアーシリンダ27のピストンロッド28に枢
支連結してなるもので、エアーシリンダ27の作動によ
るピストンロッド28伸縮運動によってベルクランク2
5を回動させ、このベルクランク25の回動によって昇
降部材23を前記窓下昇降通路20内で昇降させ、しか
してこの昇降部材23の昇降により前記連結枠12を介
してガラス戸4を昇降開閉させるようにしている。
【0011】また、図1、図3及び図4に示すように、
前記窓下昇降通路20の両側には、上端レール部29a
が車外側へ弯曲状に張り出した案内レール29が窓枠1
の左右側枠3,3に沿って配設されていて、ガラス戸4
の昇降開閉時にはこの案内レール29によって前記連結
枠12の両端ガイドローラ15,15が案内されるよう
になっている。
【0012】次に、上述したような構成を有する車両用
昇降窓の開閉動作について説明すると、ガラス戸4は、
窓閉鎖時には、図1の実線図示のように、その外面が車
両外板17とほぼ面一状態になっていて、ガラス戸上端
側のガイドローラ10は引き寄せ案内部材9の上部案内
溝9aに位置し、下端側のガイドローラ15(連結枠1
2に設けられたガイドローラ)は案内レール29の上端
レール部29aの入り口にわずかに係合した状態にあ
り、ガラス戸昇降駆動機構22の昇降部材23は窓下昇
降通路20の上限に位置し、しかして昇降部材23の上
端とガラス戸4の下端とを枢支連結している連結枠12
は、実線図示のようにほぼ水平姿勢となって窓下昇降通
路20の入口を塞いでいる。このとき、ガラス戸昇降駆
動機構22は図5の実線図示の状態となっている。
【0013】上記のような状態から、ガラス戸昇降駆動
機構22のエアーシリンダ27を伸張作動させると、ベ
ルクランク25の回動に伴って昇降部材23が窓下昇降
通路20の上限位置より下降し、この昇降部材23の下
降に伴い、連結枠12が下方へ引っ張られると共に、ガ
イドローラ15が案内レール29上に乗せられ、しかし
て連結枠12は、図1の仮想線図示のように時計周りに
傾転して垂直姿勢となりながら窓下昇降通路20内に引
き込まれる。こうしてガラス戸4は、最初に下端側が車
内側へ引き寄せられ、ガラス戸上端側のガイドローラ1
0が上部案内溝9aから弯曲状の引き寄せ案内溝9bを
介してその下方の昇降案内溝9cに入った後、ガラス戸
全体が車内側に引き寄せられて垂直姿勢のまま窓下昇降
通路20に沿って下降しつつ、窓開放状態となる。この
ときのガラス戸昇降駆動機構22は図5の仮想線図示の
状態となる。
【0014】また、上記窓開放状態から窓閉鎖状態に移
るときは、上述した動作と逆の動作が行われ、しかして
ガラス戸4が車両外板17と面一状態に窓閉鎖されるに
至った時、前記連結枠12が図1の実線図示のようにほ
ぼ水平姿勢となって窓下昇降通路20の入口を塞ぐこと
になる。したがって、窓閉鎖時には窓下昇降通路20の
開口部が隠蔽されて見えなくなり、外観上の体裁が良
く、またその窓下昇降通路20内に物を落とす危険性も
なくなる。また、ガラス戸4とガラス戸昇降駆動機構2
2の昇降部材23とが連結枠12によって枢支連結され
ていることによって、窓開閉操作時におけるガラス戸4
の車外側から車内側への引き寄せ動作、又は車内側から
車外側への送り出し動作が円滑に行われる。
【0015】
【考案の作用及び効果】本考案の車両用昇降窓におい
て、ガラス戸は、ガラス戸昇降駆動機構による昇降部材
の昇降動作により自動的に昇降開閉され、窓閉鎖時には
ガラス戸外面が車両外板とほぼ面一になると共に、窓下
昇降通路の入口が連結枠によって塞がれる。また、窓開
放時には、車両外板とほぼ面一状態にあったガラス戸が
引き寄せ案内部材により車内側へ引き寄せられると共
に、このガラス戸は前記昇降部材の下降に伴い連結枠に
よって窓下昇降通路内に引き込まれる。
【0016】このように本考案の車両用昇降窓によれ
ば、窓閉鎖時に窓下昇降通路の入り口開口部が塞がれる
ため、その窓下昇降通路内に物を落としたりするような
危険性をなくなる上に、外観上の体裁が良くなり、また
ガラス戸は、連結枠を介してガラス戸昇降駆動機構の昇
降部材に枢支連結されているため、自動的にしかも円滑
に昇降開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す車両用昇降窓の縦断面図
である。
【図2】連結枠の取付状態を示す要部斜視図である。
【図3】前記昇降窓の上部側断面図である。
【図4】前記昇降窓の下部側断面図である。
【図5】ガラス戸昇降駆動機構を示す説明正面図であ
る。
【符号の説明】
1 窓枠 4 ガラス戸 9 ガラス戸引き寄せ案内部材 10 ガイドローラ 12 連結枠 17 車両外板 20 窓下昇降通路 22 ガラス戸昇降駆動機構 23 昇降部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓閉鎖時にガラス戸の外面が車両外板とほ
    ぼ面一となり、窓開放時にはガラス戸が引き寄せ案内部
    材により車内側へ引き寄せられて窓下昇降通路内に落と
    し込まれるように構成された車両用昇降窓において、前
    記窓下昇降通路内にガラス戸昇降駆動機構の昇降部材を
    昇降自在に設けると共に、この昇降部材の上端と前記ガ
    ラス戸の下端とを連結枠により枢支連結して、窓閉鎖時
    に前記窓下昇降通路の入口が前記連結枠によって塞がれ
    るようにしたことを特徴とする車両用昇降窓。
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