JP2001251941A - コンバイン - Google Patents
コンバインInfo
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- JP2001251941A JP2001251941A JP2000071855A JP2000071855A JP2001251941A JP 2001251941 A JP2001251941 A JP 2001251941A JP 2000071855 A JP2000071855 A JP 2000071855A JP 2000071855 A JP2000071855 A JP 2000071855A JP 2001251941 A JP2001251941 A JP 2001251941A
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- speed
- feed chain
- clutch
- state
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Abstract
に刈取穀稈の搬送を停止させる構成とした場合であって
も、刈取部と脱穀フィードチェーンとの間での刈取穀稈
の受け渡しを、常に適正な搬送姿勢で良好に行うことが
可能となるコンバインを提供する。 【解決手段】 刈取部の作業位置への下降に伴って、刈
取クラッチ19とフィードチェーンクラッチ15を入り
状態に切り換え、且つ、刈取部における刈取穀稈の搬送
速度が大であるほど脱穀フィードチェーン6の搬送速度
が大になるように脱穀フィードチェーンに対する変速装
置Fを制御するように構成され、刈取部の非作業位置へ
の上昇に伴って、刈取クラッチ19とフィードチェーン
クラッチ15とを切り状態に切り換え、且つ、脱穀フィ
ードチェーン6の搬送速度が低速側の設定速度になるよ
うに変速装置Fを制御するように構成される。
Description
下方側の作業位置と上方側の非作業位置とにわたり昇降
自在に設けられ、且つ、車速を変更するための走行用変
速装置の変速後の動力により駆動されて刈取穀稈を脱穀
装置に向けて搬送する刈取部と、前記刈取部への動力伝
達を入り切りする刈取クラッチと、前記刈取部から受け
渡される刈取穀稈の株元側を挟持しながら、穂先側が脱
穀装置内部で扱き処理される状態で搬送する脱穀フィー
ドチェーンと、前記脱穀フィードチェーンの搬送速度を
変更操作自在な変速操作手段と、各部の動作を制御する
制御手段とが備えられているコンバインに関する。
は、例えば、特開平5―22号(以下、第1の従来技
術)に示されるように、エンジンから前記脱穀フィード
チェーンに対する伝動機構中に前記変速操作手段の一例
として脱穀フィードチェーンの搬送速度を変更調節自在
なベルト式無段変速装置が設けられるとともに、この無
段変速装置の作動を自動制御する制御装置が設けられ、
この制御装置が、穀稈供給量に対応する情報としての車
速が大なるほど脱穀フィードチェーンの搬送速度が大に
なるように、無段変速装置の作動を制御するように構成
したものがあった。尚、上記公報には示されていない
が、刈取穀稈を搬送する刈取部の穀稈搬送速度は、搬送
処理を適切に行うために、車速が大なるほど大になるよ
うに車速に同調して変化すべく車体走行用変速装置の変
速後の動力にて駆動される構成となっていた。
第2の従来技術)に示されているように、脱穀フィード
チェーンを駆動状態と停止状態とに切り換え操作自在な
フィードチェーンクラッチが備えられ、刈取部を前記作
業位置から前記非作業位置に上昇させ設定高さ以上にま
で上昇すると、それに伴って、刈取クラッチ及びフィー
ドチェーンクラッチを入り状態から切り状態にさせて刈
取部と脱穀フィードチェーンの駆動を停止させ、刈取部
を前記作業位置に下降させると、それに伴って刈取クラ
ッチ及びフィードチェーンクラッチを同時に切り状態か
ら入り状態にさせて、刈取作業を実行できるように構成
することが提案されている。この構成は、ある作業行程
での作業が終了した後の非刈取作業時には、車体を旋回
しながら走行させるときエンジンに対する駆動負荷が過
大になりやすいので、刈取部等の駆動を停止させて駆動
負荷を軽減するようにしたものである。
よれば、刈取部による穀稈搬送速度が車速が大なるほど
大になるように車速に同調して変化するとともに、車速
の変化に応じて穀稈供給量も変化することから、刈取部
から刈取穀稈が受け渡されることになる脱穀フィードチ
ェーンの搬送速度も車速が大なるほど大になるように変
速するようにして、刈取穀稈の受け渡しが円滑に行える
のであるが、この技術に上記第2の従来技術に記載され
る構成を適用した場合、刈取作業を開始するときに、刈
取部を前記作業位置に下降させると、それに伴って刈取
クラッチ及びフィードチェーンクラッチが同時に切り状
態から入り状態に切り換わることになる。このとき、刈
取部は車体走行用変速装置の変速後の動力にて駆動され
る構成であり、脱穀フィードチェーンは別途設けられる
ベルト無段変速装置にて変速された動力で駆動される構
成であるから、次のような不都合が生じるおそれがあ
る。
定されたまま、脱穀フィードチェーンが切り操作される
ことがあるが、このような状態で、次回、刈取作業を開
始すると、制御装置は、脱穀フィードチェーンの搬送速
度を車速が大なるほど大になるように制御することにな
るが、無段変速装置の変速操作が車体走行用変速装置の
変速操作よりも遅れて、刈取部からの搬送速度に対して
脱穀フィードチェーンの搬送速度が速くなり、株元側が
穂先側よりも先行して搬送されることにより扱き残しが
発生するおそれがある。
であり、その目的は、非刈取作業時には駆動負荷を軽減
させるために刈取穀稈の搬送を停止させる構成とした場
合であっても、刈取部と脱穀フィードチェーンとの間で
の刈取穀稈の受け渡しを、常に適正な搬送姿勢で良好に
行うことが可能となるコンバインを提供する点にある。
成によれば、走行機体に対して下方側の作業位置と上方
側の非作業位置とにわたり昇降自在に設けられ、且つ、
車速を変更するための走行用変速装置の変速後の動力に
より駆動されて刈取穀稈を脱穀装置に向けて搬送する刈
取部と、前記刈取部への動力伝達を入り切りする刈取ク
ラッチと、前記刈取部から受け渡される刈取穀稈の株元
側を挟持しながら、穂先側が脱穀装置内部で扱き処理さ
れる状態で搬送する脱穀フィードチェーンと、前記脱穀
フィードチェーンの搬送速度を変更操作自在な変速操作
手段と、各部の動作を制御する制御手段とが備えられて
いるコンバインにおいて、前記脱穀フィードチェーンを
駆動状態と停止状態とに切り換え操作自在な駆動状態切
換手段が設けられ、前記制御手段は、前記刈取部の前記
非作業位置から前記作業位置への下降に伴って、前記刈
取クラッチを切り状態から入り状態に切り換えるととも
に、前記駆動状態切換手段を前記停止状態から前記駆動
状態に切り換え、且つ、前記刈取部における刈取穀稈の
搬送速度が大であるほど前記脱穀フィードチェーンの搬
送速度が大になるように前記変速操作手段を制御する作
業開始制御を実行し、前記刈取部の前記作業位置から前
記非作業位置への上昇に伴って、前記刈取クラッチを入
り状態から切り状態に切り換えるとともに、前記駆動状
態切換手段を前記駆動状態から前記停止状態に切り換
え、且つ、前記脱穀フィードチェーンの搬送速度が低速
側の設定速度になるように前記変速操作手段を制御する
作業停止制御を実行するように構成されている。
て、刈取部の非作業位置から作業位置への下降に伴って
作業開始制御を実行する。つまり、刈取クラッチが入り
状態になり刈取部への動力伝達が入りとなり、駆動状態
切換手段が駆動状態になり脱穀フィードチェーンが駆動
される状態になって、刈取部及び脱穀フィードチェーン
の夫々が刈取穀稈を搬送する状態に切り換わる。そし
て、このように穀稈搬送状態に切り換わった状態で、刈
取部における刈取穀稈の搬送速度が大であるほど脱穀フ
ィードチェーンの搬送速度が大になるように変速操作手
段が制御されるので、例えば車速が変化しても、刈取部
による搬送速度と脱穀フィードチェーンによる搬送速度
との相対速度は大きく変化することがなく、刈取作業中
においては、刈取部と脱穀フィードチェーンとの間での
刈取穀稈の受け渡しを適正な搬送姿勢で良好に行うこと
が可能となる。
終了したとき等において、刈取部の作業位置から非作業
位置への上昇に伴って、作業停止制御を実行する。つま
り、刈取クラッチが切り状態になり刈取部への動力伝達
が切りとなり、駆動状態切換手段が停止状態になり脱穀
フィードチェーンが停止される状態になって、刈取部及
び脱穀フィードチェーンの夫々が穀稈搬送を停止する状
態に切り換わる。そして、脱穀フィードチェーンの搬送
速度が低速側の設定速度になるように変速操作手段を制
御するのである。このように、非作業状態に切り換わっ
たときに、脱穀フィードチェーンの搬送速度が低速側の
設定速度になるので、その後、次回の刈取作業において
前記作業開始制御を実行したとき、刈取部の搬送速度が
大であるほど脱穀フィードチェーンの搬送速度が大にな
るように変速操作手段を制御する場合において、常に低
速側の設定速度から変速制御が開始されることになる。
て、刈取部は車速に対応した低速状態で穀稈搬送を行う
が脱穀フィードチェーンも同様に低速側の設定速度にて
穀稈搬送を行うことになるので、変速操作手段の変速動
作が車体走行用変速装置の変速動作よりも遅い場合であ
っても、刈取穀稈の受け渡しを適正な搬送姿勢で良好に
行うことが可能となる。
減させるために、刈取部や脱穀フィードチェーンの駆動
を停止して、刈取穀稈の搬送を停止させる構成とした場
合であっても、刈取部と脱穀フィードチェーンとの間で
の刈取穀稈の受け渡しを、刈取作業中の定常状態だけで
なく、作業開始直後の過渡的な状態においても、常に、
適正な搬送姿勢で良好に行うことが可能となるコンバイ
ンを提供できるに至った。
変速操作手段は、前記脱穀フィードチェーンの搬送速度
を設定範囲内で無段階に変更調節可能なベルト式無段変
速装置を備えて構成され、前記制御手段は、前記作業開
始制御において、前記駆動状態切換手段を前記停止状態
から前記駆動状態に切り換えた後に、前記変速操作手段
を制御するように構成され、前記作業停止制御におい
て、前記脱穀フィードチェーンの搬送速度が低速側の設
定速度になるように前記変速操作手段を制御した後に、
前記駆動状態切換手段を前記駆動状態から前記停止状態
に切り換えるように構成されている。
ィードチェーンの搬送速度を設定範囲内で無段階に変速
できるので、刈取穀稈の搬送姿勢が安定する適正な搬送
速度に変速することが可能となるが、このようなベルト
式無段変速装置は、伝動ベルトが回転している状態で変
速操作を行う方が回転していない状態で変速操作するよ
りも小さい操作力を操作できる。そこで、作業開始制御
においては、駆動状態切換手段を停止状態から駆動状態
に切り換えて回転させている状態で変速操作手段を制御
し、作業停止制御においては、脱穀フィードチェーンが
回転している状態で、搬送速度が低速側の設定速度にな
るように変速操作手段を制御した後に、駆動状態切換手
段を駆動状態から停止状態に切り換えて、脱穀フィード
チェーンの回転を停止させるようにしているので、作業
開始のときや作業停止のときのいずれの場合において
も、小さい操作力で変速操作することができ、例えば、
アクチュエータで操作する場合には、小型のアクチュエ
ータで済ませることができ構成を簡素化できる利点があ
る。
刈取部の前記非作業位置への上昇を指令する上昇指令又
は前記作業位置へ下降を指令する下降指令の夫々を指令
する昇降指令手段が備えられ、前記制御手段は、前記昇
降指令手段による前記下降指令が指令されるに伴って、
前記作業開始制御を実行し、前記昇降指令手段による前
記上昇指令が指令されて前記刈取部が設定高さ以上に上
昇するに伴って、作業停止制御を実行するように構成さ
れ、前記設定高さを変更する人為操作式の調節手段が備
えられている。
きは、刈取作業を開始することが明らかであるから、そ
の指令に伴って作業開始制御を実行するので、作業能率
がよい。又、昇降指令手段にて上昇指令が指令されると
きは、その指令に伴って、穀稈搬送を停止させると、刈
取部内に残存している刈取穀稈がこぼれ落ちたり、姿勢
が乱れたりすることがあるので、設定高さ以上に上昇す
るまで待ってから作業停止制御を実行するのである。そ
して、この設定高さを人為操作式の調節手段によって調
節できるので、そのときの作業状況に応じて適切な高さ
にすることで、極力、搬送穀稈の姿勢乱れ等の少ない状
態で刈取作業を行える。
面に基づいて説明する。図1に本発明に係るコンバイン
の全体側面を示している。このコンバインは、クローラ
式の走行装置1、運転座席2を有する運転部を備える走
行機体の前部に、刈取部3を油圧シリンダ4によって昇
降操作自在に備え、この刈取部3により稲、麦などの植
立穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を脱穀装置5の脱穀フィ
ードチェーン6に受け入れて脱穀処理し、脱穀装置5か
らの脱穀粒を穀粒タンク7に搬送して貯溜するように構
成されている。前記刈取部3は、植立穀稈を引き起こす
引起し装置3a、引き起こされた穀稈の株元側を切断す
るバリカン型の刈刃3b、刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢
に変更しながら後方側に搬送する縦搬送装置3c等にて
構成され、走行機体の前部に横軸芯P周りに油圧シリン
ダ4によって揺動昇降自在に設けられている。
る。図2に示すように、エンジン8の出力軸8aの動力
をベルトテンションクラッチで成る脱穀クラッチ9を介
して脱穀装置5の入力軸に兼用の唐箕駆動軸10に伝達
し、この唐箕駆動軸10の回動力を、唐箕駆動軸10の
一端側から伝動ベルト11などを介して扱胴12の回転
支軸12aに伝達する。唐箕駆動軸10の回動力を、唐
箕駆動軸10の他端側から伝動ベルト13を介して伝動
ケース14の内部に位置する変速装置F及び噛合いクラ
ッチで成るフィードチェーンクラッチ15を介し、脱穀
フィードチェーン6の搬送終端側が巻回しているチェー
ン駆動スプロケット16に伝達するように構成してい
る。フィードチェーンクラッチ15は、噛合連動する入
り状態では脱穀フィードチェーン6を駆動状態にし、噛
合いが解除される切り状態では脱穀フィードチェーン6
を駆動停止状態にするように切り換え操作自在な駆動状
態切換手段に対応するものである。
する前記変速装置Fは、割りプーリ形式のベルト無段変
速装置を備えて電動式の変速モータM1により変速操作
可能に構成されている。つまり、図3に示すように、脱
穀フィードチェーン6に対する出力軸16aに、その軸
芯方向に沿ってプーリ間隔を変更調節自在な割りプーリ
式の従動プーリ40が設けられ、この従動プーリ40と
駆動プーリ41とにわたり伝動ベルト42が巻回されて
いる。そして、この伝動ベルト42はバネ43により引
っ張り付勢されるテンションプーリ44によって常に張
力が付与される状態で張設されており、ベルトの張力に
より互いに離間する方向に移動付勢力を受ける割りプー
リ式の従動プーリ40を、その付勢力に抗して接近離間
方向に移動操作するためのカム機構45が出力軸16a
の外周部に設けられている。このカム機構45の操作ア
ーム46が、電動式変速モータM1の動力にてギア噛合
機構47を介して回動操作される揺動アーム48に操作
ワイヤ49にて連動連係され、変速モータM1を駆動制
御することで、従動プーリ40と駆動プーリ41との間
での変速比を無段階に変更調節することができるように
構成されている。前記出力軸16aには、その回転数を
検出する回転数センサS1が備えられている。
ト17、伝動軸18aを介して走行用変速装置としての
静油圧式無段変速装置HSTに伝達され、その変速後の
動力が走行用ミッション18から左右走行装置1に伝え
られるとともに、変速後の動力が出力軸18b、ベルト
テンションクラッチで成る刈取クラッチ19を介して刈
取部3の入力軸3dに伝達するように構成している。前
記静油圧式無段変速装置HSTは、運転部に設けられた
走行変速レバーの手動操作に基づいて変速操作される構
成となっている。尚、図示はしないが、この入力軸3d
の動力を伝動軸などを備える伝動機構によって引起し装
置3a、刈取装置3b、搬送装置3cそれぞれの入力部
に伝達するようになっている。又、走行用ミッションに
は、走行装置に対する走行用出力軸の回転数に基づいて
車速を検出する車速センサS2が備えられている。
2その他の脱穀装置各部の装置への伝動を入り切りし、
フィードチェーンクラッチ15は、脱穀フィードチェー
ン6だけの伝動を入り切りするのであり、脱穀クラッチ
9が入りになっていても、フィードチェーンクラッチ1
5を切りに切り換えることにより、脱穀フィードチェー
ン6だけを停止することができる。また、刈取クラッチ
19は、エンジン8から刈取部3の各部への伝動を入り
切りするのであり、この刈取クラッチ19を入りと切り
とに切り換えることにより、刈取部3の各装置が駆動と
停止とに切り換わる。
フィードチェーンクラッチ15の夫々は、電動式のクラ
ッチモータM2の回動操作に伴って入り切り操作が行わ
れるように連動操作される構成としている。つまり、刈
取クラッチ19、脱穀クラッチ9、フィードチェーンク
ラッチ15夫々の操作部21,22,23を切り換え操
作する電動式のクラッチモータM2を備える駆動機構2
0が、運転部の運転パネルの下側に位置する状態で設け
られている。図4、図5に示すように、前記各操作部2
1,22,23と、運転パネルなどの運転部の部材に固
定されている枠体25が備える支軸25aに回動ボス部
26aによって回動自在に操作カム部26が設けられて
いる。この操作カム部26における前記回動ボス部26
aの一端側に一体回動自在に連結しているギヤ部26b
にクラッチモータM2の出力ギヤ27aが噛合ってお
り、クラッチモータM2の駆動により、操作カム部26
が支軸25aの軸芯周りで回動操作される構成となって
いる。
体25にて支持される支軸25bに基端側が取り付け筒
部22aによって回動自在に支持され、先端側がリンク
9Lと操作ケーブル9aとを介して脱穀クラッチ9の揺
動自在なテンションアームに連結しているリンク部材で
成り、支軸25bの軸芯まわりで揺動操作されると、操
作ケーブル9aを引っ張り操作したり緩め操作してテン
ションアームを伝動ベルトに緊張力を与える側とこれを
解除する側とに揺動操作することによって、脱穀クラッ
チ9の入り切りを行うようになっている。
前記支軸25bに基端側が取り付け筒部21aによって
回動自在に支持し、先端側がリンク19Lと操作ケーブ
ル19aとを介して刈取クラッチ19の揺動自在なテン
ションアームに連結しているリンク部材で成り、支軸2
5bの軸芯まわりで揺動操作されると、操作ケーブル1
9aを引っ張り操作したり緩め操作してテンションアー
ムを伝動ベルトに緊張力を与える側とこれを解除する側
とに揺動操作することによって、刈取クラッチ19の入
り切りを行うようになっている。
作部23は、前記枠体25が備える支軸25cに基端側
が取り付け筒部23aによって回動自在に支持され、先
端側が操作ケーブル15aによってフィードチェーンク
ラッチ15のクラッチ切り換えフォークに連結している
リンク部材で成り、支軸25cの軸芯まわりで揺動操作
されると、操作ケーブル15aを引っ張り操作したり緩
め操作してクラッチ切り換えフォークを入り側と切り側
とに揺動操作することにより、フィードチェーンクラッ
チ15の入り切りを行うようになっている。
6cと刈取クラッチ用カム26dとフィードチェーン用
カム26eとを備えて構成され、それらが一体回動自在
に回動ボス部26aに連結される状態で備えられてい
る。脱穀クラッチ用カム26cは、脱穀クラッチ9の操
作部22にリンク連結ピン22bを介してローラを回動
自在に取り付けて備えてあるカムフォロワ22cに当接
して操作部22を入り位置に押圧作用するカム面K1を
周面に備える半円に近い形状の板体で構成されている。
又、刈取クラッチ用カム26dは、刈取クラッチ19の
操作部21にリンク連結ピン21bを介してローラを回
動自在に取り付けて備えてあるカムフォロワ21cに当
接して操作部21を入り位置に押圧作用するカム面K2
を遊端部に備える板体で構成されている。そして、フィ
ードチェーン用カム26eは、フィードチェーンクラッ
チ15の操作部23にケーブル連結ピン23bを介して
ローラを回動自在に取り付けて備えてあるカムフォロワ
23cに当接して操作部23を切り位置に押圧作用する
カム面K3を遊端部に備える板体で構成されている。
動すると、操作カム部26を支軸25aの軸芯まわりで
正逆回転させて、図6に示す非作業位置と、図7に示す
枕扱き位置と、図8に示す作業位置と、図9に示す刈取
り中断位置とに切り換え操作する構成となっている。
業位置になると、この操作カム部26の脱穀クラッチ用
カム26cが脱穀クラッチ9の操作部22に対する押圧
作用を解除することにより、この操作部22を脱穀クラ
ッチ9の切り側への自己復元力によって切り位置に操作
し、刈取り操作カム部26dが刈取クラッチ19の操作
部21に対する押圧作用を解除することにより、この操
作部21を刈取クラッチ19の切り側への自己復元力に
よって切り位置に操作し、更に、フィードチェーン用カ
ム26eがフィードチェーンクラッチ15の操作部23
に対する押圧作用を解除することにより、この操作部2
3をフィードチェーンクラッチ15の入り側への自己復
元力によって入り位置に操作する。
き位置になると、脱穀クラッチ用カム26cがカム面K
1によって脱穀クラッチ9の操作部22を入り位置に押
圧操作すし、刈取クラッチ用カム26dが刈取クラッチ
19の操作部21に対する押圧作用を解除してこの操作
部21を刈取クラッチ19の自己復元力によって切り位
置に操作し、更に、フィードチェーン用カム26eがフ
ィードチェーンクラッチ15の操作部23に対する押圧
作用を解除することにより、この操作部23をフィード
チェーンクラッチ15の入り側への自己復元力によって
入り位置に操作する。
位置になると、脱穀クラッチ用カム26cがカム面K1
によって脱穀クラッチ9の操作部22を入り位置に押圧
操作し、刈取クラッチ用カム26dがカム面K2によっ
て刈取クラッチ19の操作部21を入り位置に押圧操作
し、フィードチェーン用カム26eがフィードチェーン
クラッチ15の操作部23に対する押圧作用を解除して
この操作部23をフィードチェーンクラッチ15の自己
復元力によって入り位置に操作する。
り中断位置になると、脱穀クラッチ用カム26cがカム
面K1によって脱穀クラッチ9の操作部22を入り位置
に押圧操作し、刈取クラッチ用カム26dが刈取クラッ
チ19の操作部21に対する押圧作用を解除してこの操
作部21を刈り取り部クラッチ19の自己復元力によっ
て切り位置に操作し、フィードチェーン用カム26eが
カム面K3によってフィードチェーンクラッチ15の操
作部23を切り位置に押圧操作する。
応する前記各クラッチ9、15、19の切り換え状態を
示している。
6の回動操作位置を検出するための回動位置センサS3
が設けられている。この回動位置センサS3はポテンシ
ョメータ形式で構成され、前記枠体25に付設の支持部
材28に本体が固定され、回転操作軸34aがこれに取
付け軸部29aの一端側が連結している連動ギヤ29を
介して、前記操作カム部26の回動ボス部26aの一端
側に位置する出力ギヤ部26fに噛合連動する構成とな
っており、クラッチモータM2によって回転操作される
操作カム部26の操作位置を検出する構成となってい
る。尚、図に示す脱穀切り状態検出センサS4は、前記
操作部22の操作位置が脱穀クラッチ9の切り状態に操
作されているとオンし、入り状態であればオフすること
により、脱穀クラッチ9の切り状態を検出するためのも
のである。
タM2の操作状態を指令するクラッチ操作スイッチ3
1、手動操作にて刈取部3を昇降操作させるための昇降
レバー35、この昇降レバー35を中立位置から上昇位
置に操作するとオンする上昇スイッチSW1、昇降レバ
ー35を下降位置に操作するとオンする下降スイッチS
W2、昇降レバー35における握り部の上部に位置して
親指にて押し操作される自動昇降スイッチSW3、刈取
部3の昇降操作に伴ってクラッチモータM2を自動的に
切り換える自動切換えモードを入り切りする自動入切ス
イッチSW4、自動切換えモードにて自動で切り換わる
ための刈取部3の設定高さを変更設定自在な人為操作式
の調節手段としての高さ設定器33等が設けられてい
る。又、刈取部3の昇降軸芯Pの近くの機体側個所に
は、刈取部3の揺動に伴って出力値が変化するポテンシ
ョメータ式の昇降位置センサS5が設けられ、この昇降
位置センサS5が刈取部3の走行機体に対する昇降位置
を検出する昇降位置検出手段として機能するようにして
いる。
チモータM2、変速モータM1、昇降用油圧シリンダ4
に対する油圧制御弁36、エンジンの始動牽制装置37
の動作を制御する制御手段としてのマイクロコンピュー
タ利用の制御装置30が設けられ、上記各スイッチSW
1〜SW4の情報、前記各センサS1〜S5、及び、高
さ設定器33夫々の情報が制御装置30に入力され、制
御装置30は、これらの入力情報に基づいて、クラッチ
モータM2、変速モータM1、油圧制御弁36、及びエ
ンジンの始動牽制装置37の動作を制御するように構成
されている。
操作について説明する。昇降レバー35を前方に揺動操
作して下降スイッチSW1がオンすると、それがオンし
ている間、制御装置30は刈取部を下降させるように油
圧制御弁36を切換え制御し、昇降レバー35を後方に
揺動操作して上昇スイッチSW2がオンすると、オンし
ている間、制御装置30は刈取部を上昇させるように油
圧制御弁36を切換え制御する。さらに、自動昇降スイ
ッチSW3を押し操作することによって、刈取部2を地
面に近い低い位置である作業位置としての刈取位置と、
最大上昇位置に近い非作業位置としての非刈取上昇位置
とにわたって交互に昇降させることができるようになっ
ている。
5の検出値により刈取位置にあることが検出されている
ときに自動昇降スイッチSW3が押し操作(上昇指令が
指令)されると、刈取部3を非刈取上昇位置にまで自動
で上昇操作させ、且つ、刈取部3が昇降位置センサS5
の検出値により高い位置にあることが検出されていると
きに自動昇降スイッチSW3が押し操作(下降指令が指
令)されると、刈取部3を刈取位置にまで下降操作させ
るように油圧制御弁36を制御するようになっている。
従って、前記上昇スイッチSW1、下降スイッチSW2
及び自動昇降スイッチSW3が、刈取部2の非刈取上昇
位置への上昇を指令する上昇指令又は刈取位置へ下降を
指令する下降指令の夫々を指令する昇降指令手段に相当
する。
M1の制御について説明する。制御装置30は、クラッ
チ操作スイッチ31、昇降位置センサS5、高さ設定器
33、回動位置センサS3、自動入切スイッチSW4の
情報により、刈取クラッチ19、脱穀クラッチ9、フィ
ードチェーンクラッチ15を人為操作指令に基づいて切
り換え操作したり、刈取部3の昇降操作に伴って自動的
に切り換え操作させることができるように構成されてい
る。
位置Aと作業位置Bと枕扱き位置Cの3つの操作位置に
切り換え自在な操作具31aを備える切り換えスイッチ
で構成され、各位置に応じた信号を制御装置30に出力
する。前記高さ設定器33は、操作具33aを回転操作
自在に備えるポテンショメータで成り、後述するような
操作カム部26を自動的に切り換え操作させるための刈
取部3の対地高さを変更自在に設定するものである。
ば、前記制御装置30は、クラッチ操作スイッチ31、
回動位置センサS3、回転数センサS1、車速センサS
2の情報に基づいて、操作カム部26がクラッチ操作ス
イッチ31の操作具31aの操作位置になるように、ク
ラッチモータM2を自動的に操作するとともに、フィー
ドチェーンクラッチ15が入りの状態では、車速が大で
あるほど脱穀フィードチェーン6の搬送速度が大になる
ように、変速モータM1の作動を制御する。
ッチSW4を切りにして、クラッチ操作スイッチ31の
操作具31aを枕扱き位置Cに切り換え操作すると、刈
取部3の昇降位置にかかわらず、クラッチモータM2が
操作カム部26を枕扱き位置に切り換え操作して脱穀ク
ラッチ9とフィードチェーンクラッチ15とを入り側に
操作し、刈取クラッチ19を切り側に操作し、刈取部3
を停止して扱胴12と脱穀フィードチェーン6とを駆動
できる。又、路上など非作業状態で走行する場合、自動
入切スイッチSW4を切りにして、クラッチ操作スイッ
チ31の操作具31aを非作業位置Aに切り換え操作す
ると、刈取部3の昇降位置にかかわらず、このスイッチ
31からの情報に基づく制御装置30による自動操作の
ためにクラッチモータM2が操作カム部26を非作業位
置に切り換え操作して脱穀クラッチ9と刈取クラッチ1
9とを切り側に操作し、刈取部3、扱胴12、脱穀フィ
ードチェーン6が停止する。
ば、刈取部3の昇降に連動して、操作カム部26を「作
業位置」と「刈取り中断位置」とにわたり自動で切り換
えるとともに、変速モータM1の制御状態を切り換える
自動切換モードの入り状態になる。つまり、自動切換モ
ードでは、制御装置30は、刈取部の非刈取上昇位置か
ら刈取位置への下降に伴って、刈取クラッチ19を切り
状態から入り状態に切り換えるとともに、フィードチェ
ーンクラッチ15を切り状態から入り状態に切り換え、
且つ、刈取部3における刈取穀稈の搬送速度が大である
ほど脱穀フィードチェーン6の搬送速度が大になるよう
に変速モータM1を制御する作業開始制御を実行し、刈
取部3の刈取位置から非刈取上昇位置への上昇に伴っ
て、刈取クラッチ19を入り状態から切り状態に切り換
えるとともに、フィードチェーンクラッチ15を入り状
態から切り状態に切り換え、且つ、脱穀フィードチェー
ン6の搬送速度が低速側の設定速度になるように変速モ
ータM1を制御する作業停止制御を実行するように構成
されている。
御においては、フィードチェーンクラッチ15を切り状
態から入り状態に切り換えた後に変速モータM1を制御
するように構成され、前記作業停止制御においては、脱
穀フィードチェーン6の搬送速度が最低速度に近い低速
側の設定速度になるように変速モータM1を制御した後
に、フィードチェーンクラッチ15を入り状態から切り
状態に切り換えるように構成されている。
SW2にて下降が指令された場合には刈取部3が設定量
下降したときに、又は、自動昇降スイッチSW3による
下降指令が指令された場合には直ちに前記作業開始制御
を実行し、上昇スイッチSW1又は自動昇降スイッチS
W3による上昇指令が指令されて刈取部3が高さ設定器
33にて設定された設定高さ以上に上昇するに伴って作
業停止制御を実行するように構成されている。
合、操縦者は、先ず、クラッチ操作スイッチ31の操作
具31aを作業位置Bに操作する。そうすると、図8に
示すように、クラッチモータM2が操作カム部26を作
業位置に切り換え操作して脱穀クラッチ9、フィードチ
ェーンクラッチ15、刈取クラッチ19を入り側に操作
し、刈取部3、扱胴12、脱穀フィードチェーン6が駆
動される状態となる。
ている自動切換モードにおいては、図13に示すよう
に、ある作業行程での刈り取りを開始するために刈取部
3の刈取位置への下降操作があれば(ステップ1)、具
体的には、下降スイッチSW2にて下降が指令された場
合には刈取部3が設定量下降したときに、又は、自動昇
降スイッチSW3による下降指令が指令された場合には
直ちに、クラッチモータM2を制御して操作カム部26
が「作業位置」になる状態に自動的に切り換え操作する
ことにより、扱胴12、刈取部3、脱穀フィードチェー
ン6が駆動される状態となる(ステップ2)。その後
は、車速が大であるほど脱穀フィードチェーン6の搬送
速度が大になる状態で、具体的には図12に示すような
階段状に変化する変化特性に基づいて、変速モータM1
を制御する変速制御を実行する(ステップ3)。
て、刈取部3の非刈取上昇位置への上昇操作があれば
(ステップ4)、具体的には、上昇スイッチSW1がオ
ン操作されるか、又は、自動昇降スイッチSW3による
上昇指令が指令されて、刈取部3が高さ設定器33によ
る設定高さまで上昇すると、脱穀フィードチェーン6の
搬送速度が最低速度に近い低速側の設定速度になるよう
に変速モータM1を制御する低速操作を実行した後に
(ステップ5)、クラッチモータM2を制御して操作カ
ム部26が「刈取り中断位置」になる状態に切り換え操
作する(ステップ6)。そうすると、扱胴12を駆動さ
せながら刈取部3と脱穀フィードチェーン6とを停止さ
せる状態になる。
たり、刈取部3の刈取位置への下降操作があれば、上記
ステップ2〜3の処理を実行することになる。そのステ
ップ3において、車速が大であるほど脱穀フィードチェ
ーン6の搬送速度が大になる状態にて変速モータM1を
制御することになるが、そのとき、変速モータM1は常
に、最低速度に近い低速側の設定速度になるように操作
されている初期状態から制御が開始されることになる。
上記ステップ1〜3が作業開始制御に対応し、ステップ
4〜6が作業停止制御に対応する。
が中立位置にあること、前記クラッチ操作スイッチ31
が非作業位置にあること、及び、前記脱穀切り状態検出
センサS4がオンしていることの全ての条件を満たして
いるときにだけ始動牽制装置37の牽制を解除してエン
ジンの始動を許容するようになっている。
る。
ェーン6の搬送速度を車速に応じて制御するとき、図1
2に示すような多段階の階段状に変化する変化特性に基
づいて、変速モータM1を制御する構成としたが、この
ような制御に限らず、高低2段階に変化する構成や、車
速と搬送速度とが直線的に変化する特性に基づいて制御
する構成等、各種の制御形態で実施してもよい。
段が変速モータにて変速操作されるベルト式無段変速装
置にて構成され、作業開始制御においてはフィードチェ
ーンクラッチを切り状態から入り状態に切り換えた後に
変速制御し、作業停止制御においては変速制御した後に
フィードチェーンクラッチを入り状態から切り状態に切
り換えるように構成したが、このような構成に限らず、
前記変速操作手段として、複数段に段階的に変速するギ
ア噛合式の変速装置を用いてもよく、変速操作用のアク
チュエータとしては電動モータに限らず、油圧アクチュ
エータ等、他のアクチュエータを用いてもよい。又、フ
ィードチェーンクラッチの入り切り操作と、変速操作と
を同時に行うようにしたり、上記実施形態とは逆の順序
で行うようにする等、各種の形態で実施してもよい。
イッチにて刈取部の下降が指令されると直ちに前記作業
開始制御を実行するようにしたが、刈取部が設定高さを
下回ったときに前記作業開始制御を実行するようにして
もよい。
を備えて前記設定高さを変更調節できる構成としたが、
前記設定高さを予め定めた一定の高さに固定する構成と
してもよい。
段としてのフィードチェーンクラッチと、刈取クラッチ
とを、カム式の駆動機構を介して、一つのクラッチモー
タにより一体的に連動操作させる構成としたが、このよ
うな構成に限らず、前記各クラッチの夫々に対応して各
別にアクチュエータを備えて、各別に入り切り制御する
構成としてもよい。このとき、アクチュエータとして
は、電動モータに限らず、油圧アクチュエータ等を他の
アクチュエータを用いてもよい。
として、静油圧式無段変速装置(HST)を用いる構成
としたが、ベルト式無段変速装置やギア噛合い式の変速
装置等、各種の変速装置を用いることができる。
図
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体に対して下方側の作業位置と上
方側の非作業位置とにわたり昇降自在に設けられ、且
つ、車速を変更するための走行用変速装置の変速後の動
力により駆動されて刈取穀稈を脱穀装置に向けて搬送す
る刈取部と、 前記刈取部への動力伝達を入り切りする刈取クラッチ
と、 前記刈取部から受け渡される刈取穀稈の株元側を挟持し
ながら、穂先側が脱穀装置内部で扱き処理される状態で
搬送する脱穀フィードチェーンと、 前記脱穀フィードチェーンの搬送速度を変更操作自在な
変速操作手段と、 各部の動作を制御する制御手段とが備えられているコン
バインであって、 前記脱穀フィードチェーンを駆動状態と停止状態とに切
り換え操作自在な駆動状態切換手段が設けられ、 前記制御手段は、 前記刈取部の前記非作業位置から前記作業位置への下降
に伴って、前記刈取クラッチを切り状態から入り状態に
切り換えるとともに、前記駆動状態切換手段を前記停止
状態から前記駆動状態に切り換え、且つ、前記刈取部に
おける刈取穀稈の搬送速度が大であるほど前記脱穀フィ
ードチェーンの搬送速度が大になるように前記変速操作
手段を制御する作業開始制御を実行し、 前記刈取部の前記作業位置から前記非作業位置への上昇
に伴って、前記刈取クラッチを入り状態から切り状態に
切り換えるとともに、前記駆動状態切換手段を前記駆動
状態から前記停止状態に切り換え、且つ、前記脱穀フィ
ードチェーンの搬送速度が低速側の設定速度になるよう
に前記変速操作手段を制御する作業停止制御を実行する
ように構成されているコンバイン。 - 【請求項2】 前記変速操作手段は、前記脱穀フィード
チェーンの搬送速度を設定範囲内で無段階に変更調節可
能なベルト式無段変速装置を備えて構成され、 前記制御手段は、 前記作業開始制御において、前記駆動状態切換手段を前
記停止状態から前記駆動状態に切り換えた後に、前記変
速操作手段を制御するように構成され、 前記作業停止制御において、前記脱穀フィードチェーン
の搬送速度が低速側の設定速度になるように前記変速操
作手段を制御した後に、前記駆動状態切換手段を前記駆
動状態から前記停止状態に切り換えるように構成されて
いる請求項1記載のコンバイン。 - 【請求項3】 前記刈取部の前記非作業位置への上昇を
指令する上昇指令又は前記作業位置へ下降を指令する下
降指令の夫々を指令する昇降指令手段が備えられ、 前記制御手段は、 前記昇降指令手段による前記下降指令が指令されるに伴
って、前記作業開始制御を実行し、 前記昇降指令手段による前記上昇指令が指令されて前記
刈取部が設定高さ以上に上昇するに伴って、作業停止制
御を実行するように構成され、 前記設定高さを変更する人為操作式の調節手段が備えら
れている請求項1又は2記載のコンバイン。
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