JP2021119798A - コンバイン - Google Patents

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篤志 仙波
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聡一郎 西村
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【課題】待機姿勢中の刈取装置の後部の穀稈の層厚を所定以上に維持して、穀稈の落下を防止し脱穀効率の高いコンバインを提供する。【解決手段】操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、待機姿勢での経過時間が設定時間以上になった場合には、刈取装置(3)の駆動を停止し、待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、刈取装置(3)の駆動を停止する構成とした。【選択図】図5

Description

本発明は、昇降可能な刈取装置を備えたコンバインに関するものである。
従来、圃場への突っ込みを防止するために、刈取装置を上方の待機姿勢に移動して刈取装置の駆動を停止する技術が知られている。(特許文献1参照)
特開昭63−233717号公報
しかし、従来の技術では、待機姿勢中の刈取装置の後部に搬送された穀稈は、駆動中の脱穀装置のフィードチェンによって脱穀装置の後方に搬送されるために、刈取装置の後部の穀稈の層厚が減少して、穀稈が下方に落下する恐れがあった。
そこで、本発明は、待機姿勢中の刈取装置の後部の穀稈の層厚を所定以上に維持して、穀稈の落下を防止し脱穀効率の高いコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体の下部に走行装置(2)を設け、該機体の前部に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、前記待機姿勢での経過時間が設定時間以上になった場合には、前記刈取装置(3)の駆動を停止し、前記待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、前記操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、前記刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、機体の下部に走行装置(2)を設け、該機体の前部に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、前記待機姿勢の経過時間が設定時間以上になった場合には、前記脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、前記刈取装置(3)の駆動を停止し、前記待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、前記操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、前記脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、前記刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記設定時間は、前記操縦部(5)のタイムスイッチ(5D)で任意に設定できる請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、待機姿勢での経過時間が設定時間以上になった場合には、刈取装置(3)の駆動を停止し、待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたので、刈取装置(3)の後部に搬送された穀稈の層厚を所定以上に維持し穀稈の落下を防止して脱穀効率を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、待機姿勢の経過時間が設定時間以上になった場合には、脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、刈取装置(3)の駆動を停止し、待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたので、刈取装置(3)の後部に搬送された穀稈の層厚を所定以上に維持し穀稈の落下をより防止して脱穀効率をより高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、設定時間は、操縦部(5)のタイムスイッチ(5D)で任意に設定できるので、圃場の穀稈の状態や走行装置(2)の走行速度に合わせて最適な設定時間を設定することができる。
コンバインの左側面図である。 エンジンの出力回転の伝動図である。 刈取クラッチの説明図である。 コントローラの接続図である。 刈取装置の第1駆動方法である。 刈取装置の第2駆動方法である。
図1に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部と前後方向に延在する横排出部からなる排出オーガ8が設けられている。
走行装置2の走行は、操縦部5のサイドパネル部に設けられた変速レバー5Aによって操作することができる。変速レバー5Aを中立姿勢にすると走行装置2は停止する。中立姿勢から前方に傾斜させると走行装置2は前進して、中立姿勢から前方に傾斜した角度が大きくなるにしたがって前進速度が増速される。中立姿勢から後方に傾斜させると走行装置2は後進して、中立姿勢から後方に傾斜した角度が大きくなるにしたがって後進速度が増速される。
刈取装置3の前部には、圃場の穀稈を引き起こす引起装置3Aが設けられ、引起装置3Aの後方下側には、穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bが設けられ、刈取装置3の後部には、穀稈を脱穀装置4に引き継ぐ供給装置3Cが設けられている。
刈取装置3は、トランスミッションTMの上部から前方下側に延在する伝動ケース30に支持されている。伝動ケース30の後部は、トランスミッションTMの上部に回転自在に連結されており、伝動ケース30の中間部には、昇降シリンダ32が連結されている。これにより、昇降シリンダ32を伸縮操作して、伝動ケース30の後部を中心として伝動ケース30の前部を上下方向に揺動させて刈取装置3を上下方向に昇降させることができる。
刈取装置3の昇降は、操縦部5のフロントパネル部に設けられた操向レバー(請求項の「昇降操作具」)9の前後傾動操作によってON/OFFする前後の昇降スイッチ5Bによって操作することができる。例えば、コンバインを旋回移動させる場合には、操向レバー9を後方へ傾動操作して後側の昇降スイッチ5BをONにすると、昇降シリンダ32が伸長駆動して伝動ケース30の前部を後部を中心として上方向に揺動させて刈取装置3を所定の高さ上昇させる。刈取装置3が、所定の高さ上昇した待機位置に位置する場合には、引起装置3Aと、刈刃装置3Bと、供給装置3Cの駆動は停止する。これにより、引起装置3Aの下端部が圃場に突っ込むのを防止すると共に、エンジンEの負荷を軽減させることができる。
また、操向レバー9を前方へ傾動操作して前側の昇降スイッチ5BをONにすると、昇降シリンダ32が短縮駆動して伝動ケース30の前部を後部を中心として下方向に揺動させて刈取装置3を下降させる。刈取装置3が、下降した作業位置に位置する場合には、引起装置3Aと、刈刃装置3Bと、供給装置3Cは駆動する。
伝動ケース30の後部には、伝動ケース30の揺動角度を計測するポテンションメータ等の角度センサ31が設けられている。これにより、刈取装置3が待機位置に位置するか、あるいは作業位置に位置するか判断することができる。
(エンジンの出力回転の伝動図)
図2に示すように、エンジンEの出力回転は、プーリ、ベルトを介して脱穀装置4の唐箕を支持する唐箕軸10に伝動される。
唐箕軸10に伝動された回転は、プーリ、ベルト11を介して脱穀装置4の揺動棚を支持する揺動軸14に伝動される。同ベルト11には、テンションクラッチ12が設けられている。
テンションアーム12は、後述するテンションクラッチ28と同様にベルト11のテンションの緊張と弛緩を行うテンションアーム12Aと、テンションアーム12Aを回動させるモータ12Bから形成されている。モータ12BをONにした場合には、テンションアーム12Aのロールをベルト11方向に移動させてベルト11のテンションを緊張させる。これにより、テンションクラッチが接続されて、唐箕軸10に伝動された回転をベルト11を介して揺動軸14に伝動することができる。
一方、モータ12BをOFFにした場合には、テンションアーム12のロールをベルト11の反対方向に移動させてベルト11のテンションを弛緩させる。これにより、テンションクラッチの接続が解除されて、唐箕軸10に伝動された回転をベルト11を介して揺動軸14に伝動することができなくなる。
揺動軸14に伝動された回転は、ギヤを介して脱穀装置4の穀稈を搬送するフィードチェン18を支持するフィードチェン軸16に伝動される。なお、テンションクラッチ12に替えてフィードチェン軸16の中間部に爪クラッチ(図示省略)を用いてフィードチェン18への伝動を切り換えることもできる。
エンジンEの出力回転は、プーリ、ベルトを介して走行用HST22の入力軸20に伝動される。なお、HSTとは、油圧式無段変速装置の略語である。
入力軸20に伝動された回転は、走行用HST22内で回転方向の切換えと回転速度の増減速がされた後にトランスミッションTMに伝動される。
トランスミッションTMに伝動された回転は、トランスミッションTM内で回転方向の切換えと回転速度の増減速がされた後にトランスミッションTMの第1出力軸24と第2出力軸26に出力される。
第1出力軸24に出力された回転は、走行装置2に伝動され、第2出力軸26に出力された回転は、プーリ、ベルト27を介して刈取装置3に伝動される。図3に示すように、同ベルト27には、テンションクラッチ28が設けられている。
テンションクラッチ28は、ベルト27のテンションの緊張と弛緩を行うテンションアーム28Aと、テンションアーム28Aを回動させるモータ28Bから形成されている。モータ28BをONにした場合には、テンションアーム28Aのロールをベルト27方向に移動させてベルト27のテンションを緊張させる。これにより、テンションクラッチ28が接続されて、第2出力軸26に出力された回転をベルト27を介して刈取装置3に伝動することができる。
一方、モータ28BをOFFにした場合には、テンションアーム28Aのロールをベルト27の反対方向に移動させてベルト27のテンションを弛緩させる。これにより、テンションクラッチ28の接続が解除されて、第2出力軸26に出力された回転をベルト27を介して刈取装置3に伝動することができなくなる。
刈取装置3に伝動された回転は、引起装置3Aと、刈刃装置3Bと、供給装置3Cに伝動される。
刈取装置3と脱穀装置4の駆動は、操縦部5のサイドパネル部の変速レバー5Aの後方に設けられた刈脱レバー5Cによって操作することができる。刈脱レバー5Cを前方に傾斜させると刈取装置3と脱穀装置4が駆動し、刈脱レバー5Cを後方に傾斜させると刈取装置3と脱穀装置4の駆動は停止する。すなわち、刈脱レバー5Cを前方に傾斜させるとテンションクラッチ12とテンションクラッチ28は接続されて刈取装置3と脱穀装置4が駆動し、刈脱レバー5Cを後方に傾斜させるとテンションクラッチ12とテンションクラッチ28の接続が解除されて刈取装置3と脱穀装置4の駆動が停止する。
(コントローラの接続図)
図4に示すように、コントローラ35は、内部にタイマー35Aを内蔵している。これにより、例えば、出力信号を継続出力した時間を計測することができる。
コントローラ35の入力側には、走行装置2の走行を操作する変速レバー5Aと、刈取装置3の昇降を操作する操向レバー9を傾動操作時に作動する前後の昇降スイッチ5Bと、刈取装置3と脱穀装置4の駆動を操作する刈脱レバー5Cと、タイマー35Aの稼働時間を設定するタイマセンサ5Dと、刈取装置3の昇降位置、すなわち、待機位置にあるのか作業位置にあるのか計測する角度センサ31が所定の入力インターフェース回路を介して接続されている。
コントローラ35の出力側には、刈取装置3の伝動ケース30を上下方向に揺動させる昇降シリンダ32と、唐箕軸10と揺動軸14のプーリに巻回されたベルト11に設けられたテンションアーム12Aを操作するモータ12Bと、第2出力軸26と刈取装置3のプーリに巻回されたベルト27に設けられたテンションアーム28Aを操作するモータ28Bが所定の出力インターフェース回路を介して接続されている。
(刈取装置の第1駆動方法)
図5に示すように、ステップS1で、コントローラ35は、刈脱レバー5Cが前側に傾斜しているか否か判断して、刈脱レバー5Cが前側に傾斜していると判断した場合にはステップS2に進み、刈脱レバー5Cが後側に傾斜していると判断した場合にはステップS1を繰り返す。なお、刈脱レバー5Cが前側に傾斜している場合には、刈取装置3は下降の作業位置にあり、刈取装置3の引起装置3Aと、刈刃装置3Bと、供給装置3Cは駆動し、脱穀装置4のフィードチェン18も回動している。
ステップS2で、コントローラ35は、操向レバー9を後方へ傾動操作して後側の昇降スイッチ5Bが入力されてONになっているが否か判断して、昇降スイッチ5Bが入力されてONになっていると判断した場合にはステップS3に進み、後側の昇降スイッチ5Bが入力されてONになっていないと判断した場合にはステップS1に戻る。
ステップS3で、コントローラ35は、昇降シリンダ32を駆動して、刈取装置3を上昇させて、ステップS4に進む。
ステップS4で、コントローラ35は、角度センサ31の計測角度が所定角度以上であって刈取装置3が待機姿勢に位置しているか否か判断して、刈取装置3が待機姿勢に位置していると判断した場合には、ステップS5に進み、刈取装置3が待機姿勢に位置していないと判断した場合にはステップS3に戻る。
ステップS5で、コントローラ35は、コントローラ35に内蔵しているタイマー35Aを起動させて、ステップS6に進む。
ステップS6で、コントローラ35は、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜しているか否か判断して、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜していると判断した場合には、ステップS7に進み、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜していないと判断した場合には、ステップS8に進む。なお、変速レバー5Aが中立姿勢から後方に傾斜した場合には、走行装置2が後進している。
ステップS7で、コントローラ35は、モータ28Bを回転させてテンションアーム28Aをベルト27から後退、すなわち、ベルト27のテンションを弛緩させてテンションクラッチ28の接続を解除してステップS1に戻る。これにより、刈取装置3の駆動を停止させて、エンジンEの負荷を軽減することができる。
ステップS8で、コントローラ35は、タイマー35Aの稼働時間が設定時間以上経過したか否か判断して、タイマー35Aの稼働時間が設定時間以上、例えば5〜7秒経過したと判断した場合には、ステップS9に進み、タイマー35Aの稼働時間が設定時間を経過していないと判断した場合には、ステップS8を繰り返す。
設定時間は、操縦部5のサイドパネルに設けられたタイムスイッチ5Dやタブレット等の外部コントローラ(図示省略)により設定することができる。これにより、走行装置2の走行速度、圃場に植立した穀稈の状態に応じて設定時間を変更することができる。
ステップS9で、コントローラ35は、モータ28Bを回転させてテンションアーム28Aをベルト27から後退、すなわち、ベルト27のテンションを弛緩させてテンションクラッチ28の接続を解除してステップS1に戻る。これにより、刈取装置3の駆動を停止させて、刈取装置3の後部の供給装置3C上を搬送されている穀稈の厚みを所定以上に維持して、供給装置3Cから穀稈の落下を防止し、また、フィードチェン18の前部での詰まりを防止して脱穀性能を高めることができる。
(刈取装置の第2駆動方法)
図6に示すように、刈取装置の第2駆動方法のステップS1〜S5は、第1駆動方法のステップS1〜S5と同一なので説明を省略する。
ステップS6で、コントローラ35は、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜しているか否か判断して、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜していると判断した場合には、ステップS7に進み、変速レバー5Aが中立姿勢よりも後方に傾斜していないと判断した場合には、ステップS9に進む。
ステップS7で、コントローラ35は、モータ12Bを回転させてテンションアーム12Aをベルト11から後退、すなわち、ベルト11のテンションを弛緩させてテンションクラッチ12の接続を解除してステップS8に進む。これにより、脱穀装置4のフィードチェン18の回動を停止させて、刈取装置3の供給装置3Cから穀稈の引継ぎを停止するので、刈取装置3の後部の供給装置3C上を搬送されている穀稈の厚みを所定以上に維持して、供給装置3Cから穀稈の落下を防止することができる。
ステップS8で、コントローラ35は、モータ28Bを回転させてテンションアーム28Aをベルト27から後退、すなわち、ベルト27のテンションを弛緩させてテンションクラッチ28の接続を解除してステップS1に戻る。これにより、刈取装置3の駆動を停止させて、エンジンEの負荷を軽減することができる。
ステップS9で、コントローラ35は、タイマー35Aの稼働時間が設定時間以上経過したか否か判断して、タイマー35Aの稼働時間が設定時間以上、例えば5〜7秒経過したと判断した場合には、ステップS10に進み、タイマー35Aの稼働時間が設定時間を経過していないと判断した場合には、ステップS9を繰り返す。
ステップS10で、コントローラ35は、モータ12Bを回転させてテンションアーム12Aをベルト11から後退、すなわち、ベルト11のテンションを弛緩させてテンションクラッチ12の接続を解除してステップS11に進む。これにより、脱穀装置4のフィードチェン18の回動を停止させて、刈取装置3の供給装置3Cから穀稈の引継ぎを停止するので、刈取装置3の後部の供給装置3C上を搬送されている穀稈の厚みを所定以上に維持して、供給装置3Cから穀稈の落下を防止することができる。
ステップS11で、コントローラ35は、モータ28Bを回転させてテンションアーム28Aをベルト27から後退、すなわち、ベルト27のテンションを弛緩させてテンションクラッチ28の接続を解除してステップS1に戻る。これにより、刈取装置3の駆動を停止させて、刈取装置3の後部の供給装置3C上を搬送されている穀稈の厚みを所定以上に維持して、供給装置3Cから穀稈の落下をより防止し、また、フィードチェン18の前部での詰まりを防止して脱穀性能をより高めることができる。
(その他)
走行装置2の左ブレーキを操作する左プッシュシリンダの上流側と右ブレーキを操作する右プッシュシリンダの上流側にそれぞれ設けられていた絞り弁を左右プッシュシリンダの下流側に設ける。これにより、左右プッシュシリンダを素早く動作させることができて走行装置2の旋回性能を高めることができる。
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
5A 変速レバー
5D タイムスイッチ
9 操向レバー(昇降操作具)
18 フィードチェン

Claims (3)

  1. 機体の下部に走行装置(2)を設け、該機体の前部に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、
    前記待機姿勢での経過時間が設定時間以上になった場合には、前記刈取装置(3)の駆動を停止し、
    前記待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、前記操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、前記刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 機体の下部に走行装置(2)を設け、該機体の前部に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)の昇降操作具(9)を操作して刈取装置(3)を設定高さ以上に上昇させて待機姿勢とし、
    前記待機姿勢の経過時間が設定時間以上になった場合には、前記脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、前記刈取装置(3)の駆動を停止し、
    前記待機姿勢の経過時間が設定時間未満の場合には、前記操縦部(5)の変速レバー(5A)が走行装置(2)を後進させる位置に移動させた場合に、前記脱穀装置(4)の穀稈を搬送するフィードチェン(18)の回動を停止した後に、前記刈取装置(3)の駆動を停止する構成としたことを特徴とするコンバイン。
  3. 前記設定時間は、前記操縦部(5)のタイムスイッチ(5D)で任意に設定できる請求項1又は2記載のコンバイン。
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