JP2001245604A - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JP2001245604A
JP2001245604A JP2000063927A JP2000063927A JP2001245604A JP 2001245604 A JP2001245604 A JP 2001245604A JP 2000063927 A JP2000063927 A JP 2000063927A JP 2000063927 A JP2000063927 A JP 2000063927A JP 2001245604 A JP2001245604 A JP 2001245604A
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JP
Japan
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frozen dessert
refrigerant
raw material
circulation pipe
condenser
Prior art date
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JP2000063927A
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English (en)
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Yoshitaka Yada
好孝 矢田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料および時間的ロスを発生させることなく
冷菓のへたりを防止することのできる冷菓製造装置を提
供すること。 【解決手段】 圧縮機15と、凝縮器17と、膨張弁
(膨張手段)20,22と、原料タンク8と、冷菓原料
24が冷却されて冷菓25とされるフリーザ胴1とを備
えた冷菓製造装置において、一端が前記フリーザ胴1に
開口すると共に、他端が前記原料タンク8に開口して前
記冷菓25が前記フリーザ胴1から原料タンク8に戻さ
れる循環パイプ50と、循環パイプ50に介装され、循
環パイプ50内の冷菓25を加熱する加熱手段としての
熱交換器52を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトクリーム、シ
ェーク等の菓子を製造する菓子製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷菓製造装置(菓子製造装置)の
一例を図5に示した。図5は冷菓製造装置の原料タンク
・フリーザ胴及び冷媒配管系統を示す図である。図にお
いて、1は冷菓原料24を冷却して冷菓25とするフリ
ーザ胴であり、8は冷菓原料24を貯蔵するとともにフ
リーザ胴1に冷菓原料24を供給する原料タンクであ
る。原料タンク8はフリーザ胴1の上方に設けられ、キ
ャブレータチューブ9を介して冷菓原料が連通するよう
になっている。
【0003】原料タンク8の周囲には伝熱管21が巻か
れ、フリーザ胴1の周囲にはジャケット3が設けられて
いる。フリーザ胴1の内部には攪拌機2が配設されてお
り、この攪拌機2はフリーザ胴1外部に設置されたモー
タ7から回転軸4を介して駆動力が伝達されるようにな
っている。フリーザ胴1には、その一端開口を閉塞する
フリーザ蓋23が設けられており、フリーザ蓋23には
レバー11が設けられている。フリーザ蓋23には通孔
31が設けられており、レバー11と連動するプランジ
ャー14によって閉塞、開放されるようになっている。
【0004】伝熱管21およびジャケット3には圧縮機
15によって送出された冷媒が内部に流動されることに
より、冷菓原料24及び冷菓25を冷却するようになっ
ており、冷媒流動経路には、四方弁16、凝縮器17、
膨張弁20、膨張弁22が設けられている。また、装置
全体は不図示の制御装置によって制御されるようになっ
ている。
【0005】この冷菓製造装置は、以下のように使用さ
れる。まず冷却運転に先立って原料タンク8内に冷菓原
料24を充填する。冷菓原料24は、キャブレータチュ
ーブ9に設けられた孔10及びキャブレータチューブ9
内を通ってフリーザ胴1内にも充填される。
【0006】次に冷却運転を行う。制御装置によってモ
ータ7及び圧縮機15が作動されると、圧縮機15から
吐出配管41へ冷媒ガスが吐出される。冷媒ガスは図の
実線矢印で示すように、吐出配管41を経て凝縮器17
に入り、凝縮器17内部の伝熱管18内を流過する冷却
水に放熱することによって凝縮液化する。この液冷媒は
その後2つに分岐し、その一方は膨張弁20で絞られる
ことによって断熱膨張し、その後伝熱管21内を流過す
る過程で蒸発気化することによってその蒸発潜熱により
原料タンク8内の冷菓原料24を冷却する。他方の液冷
媒は膨張弁22で絞られることによって断熱膨張した
後、ジャケット3内で蒸発気化することによってその蒸
発潜熱によりフリーザ胴1内の冷菓原料24を冷却す
る。
【0007】伝熱管21内で蒸発した冷媒ガス及びジャ
ケット3内で蒸発した冷媒ガスは合流して吸入配管40
を経て圧縮機15に吸入され上記過程を繰り返す。 こ
の間攪拌機2はモータ7により回転軸4を介して駆動さ
れてフリーザ胴1内の液状の冷菓原料24を攪拌する。
上記冷却運転を暫時継続すると、フリーザ胴1内の冷菓
原料24が凍結しつつ微細な空気を含有し、ソフトクリ
ーム等、クリーム状の冷菓25となる。以後この冷却運
転の停止、起動を繰り返すことによって冷菓25が所定
の硬さになるよう温度制御する。具体的には温度は冷菓
がソフトクリームである場合約−6℃(冷菓がシェーク
の場合は約−2℃)とし、かつ原料タンク8内の冷菓原
料24が10℃以下になるよう維持する。
【0008】そして一定時間ごとにモータ7を起動して
攪拌機2を駆動させ、冷菓25を攪拌する。冷菓25を
取り出すにはレバー11を下方に引く。レバー11と連
動して作動するプランジャ14が上方に移動し、これに
伴って取出しスイッチ13が閉路するとともに通孔31
が開となる。 するとフリーザ胴1内の冷菓25が通孔
31を経て取出し口33から取出される。取出しスイッ
チ13が閉路している間及び開路後所定時間(例えば5
0秒)、圧縮機15及びモータ7が運転を継続し、しか
る後に停止する。
【0009】また、冷菓25の取出しを長時間中止する
場合には、原料タンク8及びフリーザ胴1を10℃以下
の保冷状態とするが、これに先立って原料タンク8内の
冷菓原料24及びフリーザ胴1内の冷菓原料24及び冷
菓25を加熱殺菌する加熱殺菌運転が行われる。加熱殺
菌運転時、圧縮機15から吐出された高温・高圧の冷媒
ガスは、図4の破線矢印で示すように四方弁16を経た
後2つに分岐し、一方は伝熱管21を流過する過程で原
料タンク8内の冷菓原料24を加熱するとともに凝縮液
化し、その後、膨張弁20で絞られることにより断熱膨
張する。他方はジャケット3内に入り、ここでフリーザ
胴1内の冷菓原料24及び冷菓25を加熱殺菌するとと
もに凝縮液化し、その後、膨張弁22で絞られることに
より断熱膨張する。これら膨張弁20及び膨張弁22を
流過した冷媒は合流して凝縮器17に入り、ここで伝熱
管18内を流過する冷却水から吸熱することによって蒸
発気化し、その後四方弁16を経て圧縮機15に吸込ま
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
冷菓製造装置においては、フリーザ胴1内の冷菓25
は、攪拌を続けると冷菓25が含有していた微細な空気
が次第に消失する。この微細空気は冷菓25の形状を保
つ作用を有しているため、攪拌を続けることにより冷菓
25の保形性が失わてしまう状態、いわゆるへたりが発
生した状態となる。すると、フリーザ胴1から取り出し
たときに盛りつけが困難になってしまうと共に、味も落
ちてしまう。これを防止するためには、冷菓25がへ
たる前に一定量の冷菓25を取り出し、新たな冷菓原料
24を追加する、へたりが発生したら、冷菓25を一
度フリーザ胴1内で溶かし、再冷却を行う、ということ
が考えられる。しかしながら、では、取り出した冷菓
25がすぐに売れなければ原料ロスとなってしまい、
では、時間的なロスが発生してしまうという問題があ
る。
【0011】上記事情に鑑み、本発明においては、原料
および時間的ロスを発生させることなく冷菓のへたりを
防止することのできる冷菓製造装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の冷菓製
造装置は、冷菓原料が収容された原料タンクと、該原料
タンクと連通し、前記冷菓原料が冷媒により冷却されて
冷菓とされるフリーザ胴とを備えると共に、前記冷媒を
供給するため、ガス冷媒を圧縮して送出する圧縮機と、
該圧縮機から送出された高温高圧のガス冷媒を冷却して
凝縮させる凝縮器と、該凝縮器から吐出した高温高圧の
液冷媒を減圧・膨張させる膨張手段とを備えて、前記膨
張手段から吐出された冷媒が前記フリーザ胴に送り込ま
れ、前記冷菓原料を冷却したガス冷媒が前記圧縮機に戻
される冷菓製造装置において、一端が前記フリーザ胴に
開口すると共に、他端が前記原料タンクに開口して前記
フリーザ胴内の冷菓が前記原料タンクに戻される循環パ
イプと、該循環パイプに介装され、該循環パイプ内の冷
菓を加熱する加熱手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0013】この冷菓製造装置においては、フリーザ胴
内の冷菓の一部が循環パイプに導入され、加熱手段によ
って溶かされた後、原料タンクに戻される。その後、再
びフリーザ胴内で冷菓となるので、フリーザ胴内の冷菓
を常に製造直後の状態とすることができる。
【0014】加熱手段としては、以下の構成を採用する
ことができる。請求項2に記載の冷菓製造装置は、請求
項1に記載の冷菓製造装置において、前記加熱手段は、
前記循環パイプと、前記圧縮機から凝縮器へ冷媒を流動
させる冷媒管との双方に介装され、前記循環パイプ内の
冷菓と、前記圧縮機から送出された高温高圧のガス冷媒
との間で熱交換を行うことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の冷菓製造装置は、請求項
1に記載の冷菓製造装置において、前記加熱手段は、前
記循環パイプと、前記凝縮器から膨張手段へ冷媒を流動
させる冷媒管との双方に介装され、前記循環パイプ内の
冷菓と、前記凝縮器から吐出された液冷媒との間で熱交
換を行うことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の冷菓製造装置は、請求項
1に記載の冷菓製造装置において、前記凝縮器は、前記
ガス冷媒を冷却流体により冷却する構成であり、前記加
熱手段は、前記凝縮器から吐出された冷却流体が導入さ
れ、前記循環パイプ内の冷菓と、前記冷却流体との間で
熱交換を行うことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の冷菓製造装置は、請求項
1に記載の冷菓製造装置において、前記加熱手段は、循
環パイプ内の冷菓を加熱するヒータであることを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る第1の実施形
態について図面を参照して説明する。本発明の冷菓製造
装置(菓子製造装置)の一実施形態を図1に示した。図
1において、1は冷菓原料24を冷却して冷菓25とす
るフリーザ胴であり、8は冷菓原料24を貯蔵するとと
もにフリーザ胴1に冷菓原料24を供給する原料タンク
である。原料タンク8はフリーザ胴1の上方に設けら
れ、キャブレータチューブ9を介して冷菓原料24が連
通するようになっている。
【0019】原料タンク8の周囲には伝熱管21が巻か
れ、フリーザ胴1の周囲にはジャケット3が設けられて
いる。フリーザ胴1の内部には攪拌機2が配設されてお
り、この攪拌機2はフリーザ胴1外部に設置されたモー
タ7から回転軸4を介して駆動力が伝達されるようにな
っている。フリーザ胴1には、その一端開口を閉塞する
フリーザ蓋23が設けられており、フリーザ蓋23には
レバー11が設けられている。フリーザ蓋23にはフリ
ーザ胴1の内側と外側とを連通する通孔31が設けられ
ており、レバー11と連動するプランジャー14によっ
て通孔31が閉塞、開放されるようになっている。
【0020】伝熱管21およびジャケット3にはガス冷
媒を圧縮して送出する圧縮機15によって内部に冷媒が
流動されることにより、冷菓原料24または冷菓25を
冷却するようになっている。冷媒流動経路は、伝熱管2
1およびジャケット3から圧縮機15に冷媒を戻す冷媒
管34と、圧縮機15から伝熱管21およびジャケット
3に冷媒を送る冷媒管35とより構成されている。冷媒
管34と冷媒管35とは、四方弁16を介して圧縮機1
5と連結されている。四方弁16と圧縮機15とは、吸
入配管40及び吐出配管41により接続されている。ま
た、冷媒管35には圧縮機15から送出された高温高圧
のガス冷媒を冷却する凝縮器17と、四方弁16と凝縮
器17との間に設けられた後述の熱交換器(加熱手段)
52とが介装されている。さらに、冷媒管35は下流側
が伝熱管21側およびジャケット3側の冷媒管35a、
35bに分岐しており、それぞれ凝縮器17から吐出し
た高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させる膨張弁(膨張手
段)20,22が介装されている。
【0021】さらに、本例の冷菓製造装置においては、
一端がフリーザ胴1内部の下流側端部に開口し、他端が
原料タンク8に開口する循環パイプ50が設けられてい
る。循環パイプ50の途中には熱交換器52が介装され
ており、循環パイプ52内部の冷菓25が冷媒管35内
部の冷媒との間で熱交換されるようになっている。な
お、装置全体は不図示の制御装置によって制御されるよ
うになっている。
【0022】この冷菓製造装置は、以下のように使用さ
れる。まず冷却運転に先立って原料タンク8内に冷菓原
料24を充填する。冷菓原料24は、キャブレータチュ
ーブ9に設けられた孔10及びキャブレータチューブ9
内を通ってフリーザ胴1内にも充填される。
【0023】次に冷却運転を行う。制御装置によってモ
ータ7及び圧縮機15が作動されると、圧縮機15から
吐出配管41へ冷媒ガスが吐出される。冷媒ガスは図1
の実線矢印で示すように、吐出配管41から四方弁1
6,冷媒管35を通って熱交換器52に導入される。熱
交換器52においては、冷媒が後述するように循環パイ
プ50内の冷菓25を加熱すると共に、冷媒自体は温度
が低下して凝縮液化する。その後さらに凝縮器17に入
り、凝縮器17内部の伝熱管18内を流過する冷却水に
放熱することでさらに温度が低下する。この液冷媒は冷
媒管35aおよび35bの2つに分岐し、その一方は膨
張弁20で絞られることによって断熱膨張し、その後伝
熱管21内を流過する過程で蒸発気化することによって
その蒸発潜熱により原料タンク8内の冷菓原料24を保
冷する。他方の液冷媒は膨張弁22で絞られることによ
って断熱膨張した後、ジャケット3内で蒸発気化するこ
とによってその蒸発潜熱によりフリーザ胴1内の冷菓原
料24または冷菓25を冷却する。
【0024】伝熱管21内及びジャケット3内で蒸発し
た冷媒ガスは冷媒管34において合流して吸入配管40
を経て圧縮機15に吸入され上記過程を繰り返す。 こ
の間攪拌機2はモータ7により回転軸4を介して駆動さ
れてフリーザ胴1内の冷菓原料24を攪拌する。上記冷
却運転を暫時継続すると、フリーザ胴1内の冷菓原料2
4が凍結して冷菓25となる。以後この冷却運転の停
止、起動を繰り返すことによって冷菓25が所定の硬さ
になるよう温度制御する。具体的には温度は冷菓がソフ
トクリームである場合約−6℃(冷菓がシェークの場合
は約−2℃)とし、かつ原料タンク8内の冷菓原料24
が10℃以下になるよう維持する。
【0025】そして一定時間ごとにモータ7を起動して
攪拌機2を駆動させ、冷菓25を攪拌する。フリーザ胴
1内の冷菓25の一部は、攪拌機2によって押し出され
て循環パイプ50に入り、熱交換器52に導入される。
熱交換器52において冷菓25は冷媒管35内の高温高
圧のガス冷媒によって加熱されて溶け、原料タンク8に
戻された後、再び冷菓原料として使用される。また、冷
菓25が攪拌機2によって押し出されるのと同時あるい
は所定時間毎に冷菓原料24がフリーザ胴1に補給され
る。
【0026】冷菓25を取り出すにはレバー11を下方
に引く。レバー11と連動して作動するプランジャ14
が上方に移動し、これに伴って取出しスイッチ13が閉
路するとともに通孔31が開となる。 するとフリーザ
胴1内の冷菓25が通孔31を経て取出し口33から取
出される。取出しスイッチ13が閉路している間及び開
路後所定時間(例えば50秒)、圧縮機15及びモータ
7が運転を継続し、しかる後に停止する。
【0027】また、冷菓25の取出しを長時間中止する
場合には、原料タンク8及びフリーザ胴1を10℃以下
の保冷状態とするが、これに先立って原料タンク8内の
冷菓原料24及びフリーザ胴1内の冷菓原料24及び冷
菓25を加熱殺菌する加熱殺菌運転が行われる。加熱殺
菌運転時、圧縮機15から吐出された高温・高圧の冷媒
ガスは、図の破線矢印で示すように四方弁16から冷媒
管34に導入される。その後2つに分岐し、一方は伝熱
管21を流過する過程で原料タンク8内の冷菓原料24
を加熱するとともに凝縮液化し、その後、冷媒管35a
に介装されている膨張弁20で絞られることにより断熱
膨張する。他方はジャケット3内に入り、ここでフリー
ザ胴1内の冷菓原料24及び冷菓25を加熱殺菌すると
ともに凝縮液化し、その後、冷媒管35bに介装されて
いる膨張弁22で絞られることにより断熱膨張する。こ
れら膨張弁20及び膨張弁22を流過した冷媒は合流し
て凝縮器17に入り、ここで伝熱管18内を流過する冷
却水から吸熱することによって蒸発気化し、その後四方
弁16を経て圧縮機15に吸込まれる。
【0028】以上のように、本発明の冷菓製造装置にお
いては、冷菓を製造する際にフリーザ胴1内の冷菓25
の一部が循環パイプ50に導入された後、溶かされて再
び原料タンク8に戻される。このため、フリーザ胴1内
の冷菓25を常に製造直後の状態に保つことができ、冷
菓25のへたりを防止することができ、味が低下するこ
ともない。また、冷菓25の加熱源を高温の冷媒とする
ことで、排熱の再利用を行うことができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態を図2を用
いて説明する。図に示すように、熱交換器52(図1参
照)の代わりに、熱交換器(加熱手段)62が冷媒管3
5の凝縮器17と膨張弁20,22との間に介装され、
循環パイプ50内の冷媒と熱交換されるようになってい
る。他の構成は上記第1の実施形態と同一であるので、
同じ符号を用いてその説明を省略する。本例の冷菓製造
装置においては、モータ7によって攪拌機2を駆動する
と、フリーザ胴1内の冷菓25の一部が循環パイプ50
に入り、熱交換器62に導入される。熱交換器62にお
いて冷菓25は凝縮器17を通過した後の高温高圧の液
冷媒によって加熱されて溶け、原料タンク8に戻された
後、再び冷菓原料24として使用される。なお、上記以
外の冷菓製造工程は上記第1の実施形態と同一であるの
で説明を省略する。このように、本例の冷菓製造装置は
フリーザ胴1内の冷菓25を常に製造直後の状態に保つ
ことができ、冷菓25のへたりを防止することができ、
味が低下することもない。また、冷菓25の加熱源を高
温の冷媒とすることで、排熱の再利用を行うことができ
る。
【0030】さらに第3の実施形態として、図3に示す
構成としても良い。図に示すように、熱交換器52(図
1参照)の代わりに、熱交換器(加熱手段)63が設け
られている。熱交換器63は循環パイプ50に介装され
ていると共に、凝縮器17に導入される冷却水の出側配
管55が接続され、循環パイプ50内の冷菓25と冷却
水とが熱交換されるようになっている。他の構成は上記
第1の実施形態と同一であるので、同じ符号を用いてそ
の説明を省略する。本例の冷菓製造装置においては、モ
ータ7によって攪拌機2を駆動すると、フリーザ胴1内
の冷菓25の一部が循環パイプ50に入り、熱交換器6
3に導入される。熱交換器63にはまた、凝縮器17を
通過して温度が上昇した冷却水が出側配管55を経て導
入されている。循環パイプ50内の冷菓25は冷却水に
よって加熱されて溶け、原料タンク8に戻された後、再
び冷菓原料24として使用される。なお、上記以外の冷
菓製造工程は上記第1の実施形態と同一であるので説明
を省略する。このように、本例の冷菓製造装置はフリー
ザ胴1内の冷菓25を常に製造直後の状態に保つことが
でき、冷菓25のへたりを防止することができ、味が低
下することもない。また、冷菓25の加熱源を冷却水と
することで、排熱の再利用を行うことができる。
【0031】さらに、第4の実施形態として、図4に示
すように構成しても良い。図に示すように、熱交換器5
2(図1参照)の代わりに、循環パイプ50に電気ヒー
タ(加熱手段)64が介装されている。本例の冷菓製造
装置は、上記第1乃至第3の実施形態と異なり、冷媒管
35には加熱手段(図1の熱交換器52等)は介装され
ておらず、循環パイプ50内の冷菓25を熱交換ではな
く電気ヒータ64により加熱する構成となっている。他
の構成は上記第1の実施形態と同一であるので、同じ符
号を用いてその説明を省略する。本例の冷菓製造装置に
おいては、モータ7によって攪拌機2を駆動すると、フ
リーザ胴1内の冷菓25の一部が循環パイプ50に入
り、電気ヒータ64に導入される。電気ヒータ64にお
いて冷菓25が加熱されて溶け、原料タンク8に戻され
た後、再び冷菓原料24として使用される。なお、上記
以外の冷菓製造工程は上記第1の実施形態と同一である
ので説明を省略する。このように、本例の冷菓製造装置
はフリーザ胴1内の冷菓25を常に製造直後の状態に保
つことができ、冷菓25のへたりを防止することがで
き、味が低下することもない。特に、加熱に電気ヒータ
64を用いることで、冷菓25の細かい加熱制御を行う
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる冷
菓製造装置においては、フリーザ胴内の冷菓を常に製造
直後の状態に保つことができるので、冷菓のへたりを防
止することができ、味が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態として示した冷菓製
造装置の断面図及び配管系統を示す図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態として示した冷菓製
造装置の断面図及び配管系統を示す図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態として示した冷菓製
造装置の断面図及び配管系統を示す図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態として示した冷菓製
造装置の断面図及び配管系統を示す図である。
【図5】 従来の菓子製造装置の断面図及び配管系統を
示す図である。
【符号の説明】
1 フリーザ胴 8 原料タンク 15 圧縮機 17 凝縮器 20,22 膨張弁(膨張手段) 24 冷菓原料 25 冷菓 50 循環パイプ 52 熱交換器(加熱手段) 62 熱交換器(加熱手段) 63 熱交換器(加熱手段) 64 電気ヒータ(加熱手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷菓原料が収容された原料タンクと、該
    原料タンクと連通し、前記冷菓原料が冷媒により冷却さ
    れて冷菓とされるフリーザ胴とを備えると共に、前記冷
    媒を供給するため、ガス冷媒を圧縮して送出する圧縮機
    と、該圧縮機から送出された高温高圧のガス冷媒を冷却
    して凝縮させる凝縮器と、該凝縮器から吐出した高温高
    圧の液冷媒を減圧・膨張させる膨張手段とを備えて、前
    記膨張手段から吐出された冷媒が前記フリーザ胴に送り
    込まれ、前記冷菓原料を冷却したガス冷媒が前記圧縮機
    に戻される冷菓製造装置において、 一端が前記フリーザ胴に開口すると共に、他端が前記原
    料タンクに開口して前記フリーザ胴内の冷菓が前記原料
    タンクに戻される循環パイプと、 該循環パイプに介装され、該循環パイプ内の冷菓を加熱
    する加熱手段とを備えていることを特徴とする冷菓製造
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷菓製造装置におい
    て、 前記加熱手段は、前記循環パイプと、前記圧縮機から凝
    縮器へ冷媒を流動させる冷媒管との双方に介装され、前
    記循環パイプ内の冷菓と、前記圧縮機から送出された高
    温高圧のガス冷媒との間で熱交換を行うことを特徴とす
    る冷菓製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の冷菓製造装置におい
    て、 前記加熱手段は、前記循環パイプと、前記凝縮器から膨
    張手段へ冷媒を流動させる冷媒管との双方に介装され、
    前記循環パイプ内の冷菓と、前記凝縮器から吐出された
    液冷媒との間で熱交換を行うことを特徴とする冷菓製造
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の冷菓製造装置におい
    て、 前記凝縮器は、前記ガス冷媒を冷却流体により冷却する
    構成であり、 前記加熱手段は、前記凝縮器から吐出された冷却流体が
    導入され、前記循環パイプ内の冷菓と、前記冷却流体と
    の間で熱交換を行うことを特徴とする冷菓製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の冷菓製造装置におい
    て、 前記加熱手段は、循環パイプ内の冷菓を加熱するヒータ
    であることを特徴とする冷菓製造装置。
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