JP2001232971A - 伝票及び伝票綴り及び印字装置並びに印字装置用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

伝票及び伝票綴り及び印字装置並びに印字装置用プログラムを記録した記録媒体

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JP2001232971A JP2000047279A JP2000047279A JP2001232971A JP 2001232971 A JP2001232971 A JP 2001232971A JP 2000047279 A JP2000047279 A JP 2000047279A JP 2000047279 A JP2000047279 A JP 2000047279A JP 2001232971 A JP2001232971 A JP 2001232971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を単純化し得ると共に紙の使用枚
数を少なくでき、もって省資源及び経費節減を可能とす
る伝票、伝票綴り及び印字装置を提供する。 【解決手段】 物品またはサービスの授受を行う際等
に、当事者双方が、同様の内容が機械印字された一対の
伝票を保管する形式の伝票に於いて、一対の伝票の内容
が1枚の紙の同一面に記載されるようになっていると共
に該1枚の紙を切り離すことにより各伝票に分離するよ
うになっており、1枚の紙の表面及び裏面を各々独立し
た別の処理に使用可能とすることで、複写紙を必要とせ
ず用紙の構造が簡単になる。特に、一対の伝票の一方を
綴り本体と切り離さない伝票綴りとすれば、綴じる紙の
枚数を一定とすると、従来の複写式のものに比較して数
倍1つの綴りで預かり伝票を発行可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品またはサービ
スの授受を行う際等に、当事者双方が、同様の内容が機
械印字された一対の伝票を保管する形式の伝票及び伝票
綴り、特に金銭、有価証券または物品を預かる際に、預
け主及び預かり手のいずれか一方が、機械印字されると
共に綴り本体と切り離さない一方の預かり伝票を保管
し、預け主及び預かり手のいずれか他方が、機械印字さ
れると共に綴り本体と切り離す他方の預かり伝票を保管
する形式の預かり伝票綴りに適した伝票綴り及びその伝
票への印字に適した印字装置並びに印字のためのプログ
ラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば銀行の行員など、金融機関の職員
がその取引先などで預金通帳、現金、有価証券等を一時
的に預かる場合、預かり伝票(預かり証)を発行するの
が一般的である。その場合、預け主(取引先)と銀行側
(預かり手)とが各々預かり伝票を保管するようになっ
ており、従来は伝票を例えば複写用カーボンを介して複
数枚重ねとし、機械印字または手書きにより複数枚の預
かり伝票を同時作成していた。
【0003】また、預かり伝票の発行が頻繁になされる
取引先には上記2枚の複写式預かり伝票の組が多数綴り
になった預かり伝票綴りを予め渡しておき、預かり伝票
の発行時、取引先は綴り本体に綴られたまま切り離さな
い一方の預かり伝票を保管し、銀行側は綴り本体と切り
離す他方の預かり伝票を保管することも日常的に行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
写式の伝票はその紙自体の構造が複雑なため高価であ
り、また省資源を目的とする紙の使用量削減が望まれる
昨今、上記預かり伝票もその使用枚数の削減が望まれて
いた。
【0005】また、通常上記預かり伝票綴りは綴り単位
で印紙を必要とするため、印紙代節約上、1冊の綴りの
枚数(組数)はできる限り多い方が良いが、加工上及び
取り扱い上1冊に綴じ込むことができる枚数(組数)に
は限度があった。
【0006】尚、上記した問題は銀行等の金融機関で取
り扱う預かり伝票綴りに限らず、クリーニング店のよう
に通常の物品を預かる場合でも同様に生じるものであ
る。また、伝票使用枚数削減の要望は預かり伝票綴りに
限らず、各種サービス、物品の授受に際して当事者双方
が同様な内容の伝票を保管する形式の伝票綴りでも同様
にある。更に綴りではなく、1枚の紙として見ても、複
数回使用できれば伝票使用枚数削減が可能となる。
【0007】一方、印字装置で1枚の紙の表裏に印字し
ようとする場合、裏返したときの見やすさなどの問題か
ら表裏とも同じような字の向き、印字方向、レイアウト
ではない方が良い場合があった。特に綴ってある紙の場
合、遊端側から印字装置へ紙を挿入することしかでき
ず、そのまま表裏同様に印字すると、綴りをめくったと
きに上下方向及び左右方向が揃わず、見難いものとな
る。
【0008】本発明は、上記したような従来技術の問題
点を解決するべく案出されたものであり、構造を単純化
し得ると共に紙の使用枚数を少なくでき、もって省資源
及び経費節減を可能とする伝票及び伝票綴りを提供する
ことを第1の目的とし、特に綴りのなかの1枚の紙の表
裏に印字するのに適した印字装置を提供する第2の目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した第1の目的を達
成するべく、本発明では、物品またはサービスの授受を
行う際等に、当事者双方が、同様の内容が機械印字され
た一対の伝票を保管する形式の伝票であって、前記一対
の伝票の内容が1枚の紙の同一面に記載されるようにな
っていると共に該1枚の紙を切り離すことにより各伝票
に分離するようになっており、更に前記1枚の紙の表面
及び裏面を各々独立した別の処理に使用するようになっ
ていることを特徴とする伝票、または物品またはサービ
スの授受を行う際等に、当事者のいずれか一方が、機械
印字されると共に綴り本体と切り離さない一方の伝票を
保管し、前記当事者のいずれか他方が、機械印字される
と共に前記綴り本体と切り離す他方の伝票を保管する形
式の伝票綴りであって、前記一方の伝票の内容と前記他
方の伝票の内容とが1枚の紙の同一面に記載されるよう
になっていると共に該1枚の紙を切り離すことにより前
記一方の伝票と前記他方の伝票とに分離するようになっ
ており、更に前記1枚の紙の表面及び裏面を各々独立し
た別の処理に使用するようになっていることを特徴とす
る伝票綴りを提供する。特に、前記1枚の紙に於ける最
初に使用する一方の面では、切り離したときに前記各伝
票のいずれか一方に残る使用しない部分が前記各伝票間
に介在し、前記1枚の紙に於ける次に使用する他方の面
では、前記一方の伝票の裏面と、該一方の伝票に残った
前記一方の面で使用しない部分とを伝票として使用する
ようになっていると良く、前記1枚の一方の面と他方の
面とを印字装置で機械的に識別するためのマークをいず
れか一方または両方の面に設けると更に良い。
【0010】また、上記した第2の目的を達成するべ
く、1枚の紙の表裏面に印字するための印字装置であっ
て、印字面に応じて字の向き、印字位置及び印字方向の
少なくとも1つ以上を切り替え可能となっていることを
特徴とする印字装置を提供する。特に、印字対象に設け
られたマークを検出することにより該印字対象の印字面
を自動認識し、認識された印字面に応じて字の向き、印
字位置及び/または印字方向の少なくとも1つ以上を切
り替えるようになっていると良い。ここで、印字装置と
しては通常の印字装置を用い、印字面に応じて字の向
き、印字位置及び印字方向の少なくとも1つ以上を切り
替えるようにしたプログラムを記録した記録媒体をこの
印字装置に読み込ませてプログラムすることで上記印字
装置を実現することも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1(a)、図1(b)は、本発明が適用
された預かり伝票綴りとしての銀行用取次帳の1枚の紙
1の表裏面1a、1bを示す平面図である。実際にはこ
の紙が綴じ代1cにて多数綴じられて預かり伝票綴りを
なす。この紙には2カ所のミシン目3、4が設けられ、
これにより領域5〜7に分けられている。
【0013】最初に預かり伝票として使用する紙1の一
方の面としての表面1a(図1(a))は、綴じられた
側、即ち綴じ代1c側から印字用セット領域1dを介し
て、取引先(預け主)側が保管するための綴り本体と切
り離さない一方の預かり伝票としての預かり伝票5a、
伝票として使用しない部分、即ち未使用部分6a、銀行
(預かり手)側が保管するための綴り本体と切り離す他
方の預かり伝票としての預かり伝票7aの順に配置され
ている。また、預かり伝票7aの遊端即ち表面1aの遊
端には後記する印字装置10に表面1aであることを認
識させるためのマーク8が設けられている。
【0014】一方、次に預かり伝票として使用する紙の
他方の面としての裏面1b(図1(b))は、綴じられ
た側、即ち綴じ代1c側から取引先(預け主)側が保管
するための綴り本体と切り離さない一方の預かり伝票と
しての預かり伝票5b、銀行(預かり手)側が保管する
ための綴り本体と切り離す他方の預かり伝票としての預
かり伝票6b、未使用部分7bの順に配置されている。
未使用部分7bの遊端近傍には後記する印字装置10に
裏面1bであることを認識させるためのマーク9が設け
られている。ここで、マーク9の遊端からの距離とマー
ク8の遊端からの距離とが異なっており、これにより表
面1aであるか裏面1bであるかを容易に自動認識でき
る。
【0015】図2は、上記預かり伝票綴りの各預かり伝
票に印字するための印字装置10の構成を示すブロック
図である。この印字装置10は入力部11からの入力内
容に応じて例えば熱転写またはインクジェット方式等の
紙送り機構を具備する印字部12にて紙1に印字するよ
うになっている。また、センサ13により上記紙1の遊
端を検出し得ると共にマーク8の検出により表面1aで
あるか否かを認識し、即ち表面1aと裏面1bとを自動
判別し得るようになっている。そして、その判別結果に
基づき内蔵する制御部14により、その印字方向及び印
字字体の回転、印字レイアウト等を変更可能となってい
る。符号15は入力内容等を表示するための表示部であ
る。尚、この印字装置10は、その構成から明らかなよ
うに、汎用または専用コンピュータを装置の一部として
構成することもでき、また携帯情報処理端末機がこの印
字装置を構成しても良い。それらの場合、プログラムを
インストールするのみで後記する各処理を実行できるこ
とから、記録媒体に記録したプログラムをこれらコンピ
ュータ、携帯情報処理端末機等にロードし、本印字装置
10を構成しても良い。
【0016】以下に、図1、図3及び印字処理手順を示
す図4を参照して上記銀行用取次帳の使用手順について
説明する。この銀行用取次帳は、綴じられた多数の紙1
を順番に使用するものとする。また、この銀行用取次帳
は各取引先が保管しているものとする。まず、金銭、有
価証券、通帳等を預かる際、その内容を印字装置10の
入力部11から入力する。そして、銀行用取次帳の最も
表表紙(図示せず)側の紙1の表面1aを印字面として
図1(a)の右端から印字部12に挿入する(図4:ス
テップ1)。すると、オートローディングし(ステップ
2)、センサ13がマーク8を検出し(ステップ3)、
表面1aであることを自動認識すると共に印字開始位置
を規定する(ステップ4、7)。このとき、センサ13
がマーク8ではなく紙の遊端からの位置が異なるマーク
9を検出したら誤って裏面1bがセットされたと判断し
て、ステップ5に進みエラー表示等をし(ステップ
6)、ステップ1に戻る。尚、表裏誤挿入を想定せず、
以下の印字制御のためだけであれば、表面1aまたは裏
面1bのいずれか一方にのみマークを設けておけば良
い。
【0017】次に、預かり伝票7aに取引内容を印字
し、完了したら未使用部分6a分だけ紙送りし、今度は
預かり伝票5aに取引内容を印字する。このとき、表面
1aであるので、紙1の遊端側をヘッダ側、即ち上とし
て字を270゜(−90゜)回転させると共に文の右端
側から横書きに印字する(ステップ8、9)。
【0018】印字が完了したら紙1が逆送りされ、排出
される(ステップ11)ので印字装置10から紙1を外
し、ミシン目3から領域7、即ち預かり伝票7aを切り
離し(図3(a))、預かり手、即ち銀行側がこれを保
管する。銀行用取次帳と切り離さない預かり伝票5aは
預け主、即ち取引先が保管する。返却の必要のあるもの
は返却時に預かり伝票7aの返却用欄に取引先がサイン
し、または押印する。
【0019】このように表面1aを使用した後、次に金
銭、有価証券、通帳等を預かる際、裏面1bを使用す
る。具体的には、上記同様、金銭、有価証券、通帳等を
預かる際、その内容を印字装置10の入力部11から入
力し、銀行用取次帳の最も表表紙(図示せず)側の紙1
の今度は領域7の切り離された裏面1bを印字面として
図3(b)の右端から印字部12に挿入する(図4:ス
テップ1)。すると、オートローディングし(ステップ
2)、センサ13はマークを検出せず、裏面1bである
ことを自動認識すると共に紙端から印字開始位置を規定
する(ステップ4、5、7)。
【0020】次に、預かり伝票6bに取引内容を印字
し、完了したら預かり伝票5bに取引内容を印字する。
このとき、裏面1bであるので、紙1の遊端側をヘッダ
側、即ち上として字を90゜回転させると共に文の左端
側から横書きに印字する(ステップ8、10)。
【0021】印字が完了したら紙1が逆送りされ、排出
される(ステップ11)ので印字装置10から紙1を外
し、ミシン目4から領域6、即ち預かり伝票6bを切り
離し、預かり手、即ち銀行側がこれを保管する。銀行用
取次帳と切り離さない預かり伝票5bは預け主、即ち取
引先が保管する。
【0022】このように、表面1a側の中間部に未使用
部分を設け、これを裏面1bでは切り取る預かり伝票に
使用することで、1枚の紙の表裏面を預かり伝票として
使用できる。
【0023】また、上記したように、未使用部分などの
有無のため表裏面1a、1bで印字レイアウトが異な
る。また、各図に示すように、また、綴じ代から遊端、
またはその逆に向けて横書きにする場合、当該銀行取次
帳の上下方向を表裏面1a、1bで一致させると、印字
方向、字の向きが表裏面1a、1bで異なる。これらを
制御部14で制御して表裏面1a、1bそれぞれに応じ
たレイアウト、印字方向、字の向きで印字するようにな
る。
【0024】尚、上記構成では本発明による預かり伝票
綴りを銀行取次帳に適用した例について説明したが、こ
れに限定されず、クリーニングの預かり伝票等、金銭、
有価証券または物品を預かる際に用いるいかなる預かり
伝票に同様に使用可能である。また、上記構成では表面
1aに於いて、預かり伝票7aの遊端即ち表面1aの遊
端にのみマーク8を設けたが、預かり伝票7aの遊端に
加えて預かり伝票5aの遊端にもマーク8と同様なマー
クを設け、これを検出したら印字開始位置を規定し、預
かり伝票5aに取引内容を印字するような構成とすれば
印字位置をより正確に規定できる。
【0025】ここで、実際には例えばクリーニングの預
かり伝票等、使用順序を問題としない用途の場合、表面
1aを使用し、次に別の紙1の表面1aを使用し、その
後任意の裏面1bを使用することなども可能である。ま
た、上記構成では綴じ代と遊端とを左右方向とする横書
きに印字したが、これと直行する向き、即ち綴じ代と遊
端とを上下方向として印字すれば、レイアウトは異なる
ものの、印字方向及び字の向きを表裏面1a、1bで一
致させることができ、制御部14での処理量を減らすこ
とができる。
【0026】図5(a)、(b)は、本発明の別の実施
形態を示す図1(a)、(b)と同様な綴じ代1cにて
多数綴じられた伝票綴りの1枚の紙21の表裏面21
a、21bを示す平面図である。伝票綴り以外の印字装
置等の構成は印字内容を除き上記構成と同様であるので
その詳細な説明を省略する。本構成では、伝票綴り(ケ
ア明細票綴り)を介護サービス等を行った際のサービス
を受けた側(介護先)が保管し、サービスした側(介護
者)が切り離した伝票(ケア明細票)を保管するものと
する。この紙21には2カ所のミシン目23、24が設
けられ、これにより領域25〜27に分けられている。
【0027】最初に伝票として使用する紙1の一方の面
としての表面21a(図5(a))は、綴じられた側、
即ち綴じ代21c側から印字用セット領域21dを介し
て、介護先側が保管するための綴り本体と切り離さない
一方の伝票としての伝票25a、伝票として使用しない
部分、即ち未使用部分26a、介護者側が保管するため
の綴り本体と切り離す他方の伝票としての伝票27aの
順に配置されている。また、伝票27aの遊端即ち表面
21aの遊端には印字装置に表面21aであることを認
識させるためのマーク28が設けられている。
【0028】一方、次に使用する紙1の他方の面として
の裏面21b(図5(b))は、綴じられた側、即ち綴
じ代1c側から、綴り本体と切り離さない伝票25b、
綴り本体と切り離す伝票26b、未使用部分27bの順
に配置されている。未使用部分27bの遊端近傍には印
字装置に裏面21bであることを認識させるためのマー
ク29が設けられている。
【0029】上記構成の伝票綴りをその綴じられた紙1
の表裏面、順番に上記銀行用取次帳やクリーニングの預
かり伝票と同様に使用すれば良い。但し、クリーニング
の預かり伝票や本構成の場合、綴り本体を保管するのは
その管理形態により当事者(サービスした側とサービス
を受けた側、クリーニング店側と客側)のいずれでも良
い。
【0030】尚、上記各構成以外に当事者双方に保管さ
れる納品伝票とその控えなどの用途に同様に適用可能で
あることは云うまでもない。また、紙1、21を単独で
使用する場合も表裏面使用でき、資源及び経費を節減で
きる。その場合、特に伝票をホルダに綴じるような用途
であれば、ホルダに綴じる側の伝票を上記綴りから切り
離さない伝票として扱うと良い。
【0031】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による伝票によれば、物品またはサービスの授受を
行う際等に、当事者双方が、同様の内容が機械印字され
た一対の伝票を保管する形式の伝票に於いて、一対の伝
票の内容が1枚の紙の同一面に記載されるようになって
いると共に該1枚の紙を切り離すことにより各伝票に分
離するようになっており、更に1枚の紙の表面及び裏面
を各々独立した別の処理に使用するようになっているこ
とで、複写紙を必要とせず用紙の構造が簡単になる。ま
た、当事者のいずれか一方が、機械印字されると共に綴
り本体と切り離さない一方の伝票を保管し、前記当事者
のいずれか他方が、機械印字されると共に前記綴り本体
と切り離す他方の伝票を保管する形式の伝票綴りに於い
て、一方の伝票の内容と他方の伝票の内容とが1枚の紙
の同一面に記載されるようになっていると共に該1枚の
紙を切り離すことにより前記一方の伝票と他方の伝票と
に分離するようになっており、更に前記1枚の紙の表面
及び裏面を各々独立した別の処理に使用するようになっ
ていることで、複写紙を必要とせず用紙の構造が簡単に
なると共に、綴じる紙の枚数を一定とすると、従来の複
写式のものに比較して、連帳式にしたこと及び紙の表裏
面を使用することで数倍(手書きのものに対しては8
倍、機械印字のものに対しては4倍)1つの綴りで預か
り伝票を発行(使用)可能となるため、絶大な省資源及
び経費節減効果を奏することとなる。このとき、綴られ
た紙の最初に使用する一方の面では、一方の預かり伝票
と他方の預かり伝票との間に伝票として使用しない部分
が介在し、次に使用する他方の面では、一方の面で伝票
として使用しなかった部分を他方の預かり伝票として使
用することで、効率的に紙を使用できる。また、上記一
方の面と他方の面とを印字装置で機械的に区別するため
のマークをいずれか一方または両方の面に設け、これを
印字装置側で自動認識し、印字面に応じて印字位置及び
/または印字方向を切り替え可能となっていれば、使用
時の設定が容易になると共に紙の使用面を誤ってもその
確認が印字装置側でできる。
【0032】また、1枚の紙の表裏面に印字するための
印字装置に於いて、印字面に応じて字の向き、印字位置
及び印字方向の少なくとも1つ以上を切り替え可能とす
ることで、印字装置で1枚の紙の表裏に印字しようとす
る場合、裏返したときの見やすさを改善することができ
る。特に、綴ってある紙に綴じ代と遊端とを左右方向と
する横書きに印字する場合、綴りをめくったときの上下
方向及び左右方向を揃得ることができ、見やすくなり、
見栄えも良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明が適用された預かり伝票綴りと
しての銀行用取次帳の1枚の表面を示す平面図、(b)
はその裏面を示す平面図。
【図2】図1の銀行用取次帳の各預かり伝票に印字する
ための印字装置の構成を示すブロック図。
【図3】(a)、(b)、(c)は図1の銀行用取次帳
の使用手順を示す図。
【図4】印字処理手順を示すフローチャート。
【図5】(a)は本発明が適用された介護サービスの明
細票綴りの1枚の表面を示す図1(a)と同様な平面
図、(b)はその裏面を示す平面図。
【符号の説明】
1 紙 1a 表面 1b 裏面 1c 綴じ代 1d 印字用セット領域 3、4 ミシン目 5〜7 領域 5a 綴り本体と切り離さない一方の預かり伝票として
の預かり伝票 5b 綴り本体と切り離さない一方の預かり伝票として
の預かり伝票 6a 未使用部分 6b 綴り本体と切り離す他方の預かり伝票としての預
かり伝票 7a 綴り本体と切り離す他方の預かり伝票 7b 未使用部分 8、9 マーク 10 印字装置 11 入力部 12 印字部 13 センサ 14 制御部 15 表示部 21 紙 21a 表面 21b 裏面 21c 綴じ代 21d 印字用セット領域 23、24 ミシン目 25〜27 領域 25a 綴り本体と切り離さない一方の伝票 25b 綴り本体と切り離さない一方の伝票 26a 未使用部分 26b 綴り本体と切り離す他方の伝票 27a 綴り本体と切り離す他方の伝票 27b 未使用部分 28、29 マーク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品またはサービスの授受を行う際等
    に、当事者双方が、同様の内容が機械印字された一対の
    伝票を保管する形式の伝票であって、 前記一対の伝票の内容が1枚の紙の同一面に記載される
    ようになっていると共に該1枚の紙を切り離すことによ
    り各伝票に分離するようになっており、更に前記1枚の
    紙の表面及び裏面を各々独立した別の処理に使用するよ
    うになっていることを特徴とする伝票。
  2. 【請求項2】 前記1枚の紙に於ける最初に使用する
    一方の面では、切り離したときに前記各伝票のいずれか
    一方に残る使用しない部分が前記各伝票間に介在し、 前記1枚の紙に於ける次に使用する他方の面では、前記
    一方の伝票の裏面と、該一方の伝票に残った前記一方の
    面で使用しない部分とを伝票として使用するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の伝票。
  3. 【請求項3】 物品またはサービスの授受を行う際等
    に、当事者のいずれか一方が、機械印字されると共に綴
    り本体と切り離さない一方の伝票を保管し、前記当事者
    のいずれか他方が、機械印字されると共に前記綴り本体
    と切り離す他方の伝票を保管する形式の伝票綴りであっ
    て、 前記一方の伝票の内容と前記他方の伝票の内容とが1枚
    の紙の同一面に記載されるようになっていると共に該1
    枚の紙を切り離すことにより前記一方の伝票と前記他方
    の伝票とに分離するようになっており、更に前記1枚の
    紙の表面及び裏面を各々独立した別の処理に使用するよ
    うになっていることを特徴とする伝票綴り。
  4. 【請求項4】 前記1枚の紙に於ける最初に使用する
    一方の面では、前記一方の伝票と前記他方の伝票との間
    に伝票として使用しない部分が介在し、 前記1枚の紙に於ける次に使用する他方の面では、前記
    一方の面で伝票として使用しない部分を前記他方の伝票
    として使用するようになっていることを特徴とする請求
    項3に記載の伝票綴り。
  5. 【請求項5】 前記1枚の一方の面と他方の面とを印
    字装置で機械的に識別するためのマークをいずれか一方
    または両方の面に設けたことを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載の伝票綴り。
  6. 【請求項6】 前記物品またはサービスの授受が、金
    銭、有価証券または物品を預かる処理であり、 前記当事者が預け主及び預かり手であり、 前記伝票が預かり伝票であることを特徴とする請求項3
    乃至請求項5のいずれかに記載の伝票綴り。
  7. 【請求項7】 1枚の紙の表裏面に印字するための印
    字装置であって、 印字面に応じて字の向き、印字位置及び印字方向の少な
    くとも1つ以上を切り替え可能となっていることを特徴
    とする印字装置。
  8. 【請求項8】 印字対象に設けられたマークを検出す
    ることにより該印字対象の印字面を自動認識し、 認識された印字面に応じて字の向き、印字位置及び/ま
    たは印字方向の少なくとも1つ以上を切り替えるように
    なっていることを特徴とする請求項7に記載の印字装
    置。
  9. 【請求項9】 印字内容の入力、確認及び印字処理の
    一部または全部を行うべく汎用または専用コンピュータ
    または携帯情報処理端末機を装置の一部とすることを特
    徴とする請求項7または請求項8に記載の印字装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の伝票に印字するための印字装置であることを特徴
    とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の印字装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載の預かり伝票綴りの
    各伝票に設けられたマークにより印字面を自動認識し、 認識された印字面に応じて字の向き、印字位置及び印字
    方向の少なくとも1つ以上を切り替えるようになってい
    ることを特徴とする請求項10に記載の印字装置。
  12. 【請求項12】 印字装置にて1枚の紙の表裏面に印
    字するためのプログラムを記録した記録媒体であって、 印字面に応じて字の向き、印字位置及び印字方向の少な
    くとも1つ以上を切り替えるようにしたプログラムを記
    録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 印字対象に設けられたマークを検出
    することにより該印字対象の印字面を自動認識し、 認識された印字面に応じて字の向き、印字位置及び/ま
    たは印字方向の少なくとも1つ以上を切り替えるように
    したプログラムを記録した請求項12に記載の記録媒
    体。
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