JPH04126864U - 通帳伝票処理装置 - Google Patents

通帳伝票処理装置

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JPH04126864U
JPH04126864U JP4077891U JP4077891U JPH04126864U JP H04126864 U JPH04126864 U JP H04126864U JP 4077891 U JP4077891 U JP 4077891U JP 4077891 U JP4077891 U JP 4077891U JP H04126864 U JPH04126864 U JP H04126864U
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JP4077891U
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Inventor
忠男 安部
哲生 森本
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沖電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先行する通帳に繰越が発生した時に、後続す
る通帳は待機状態を保持したままで、新規通帳の発行を
行えるようにする。 【構成】 通帳2の磁気ストライプから情報を読み取る
リードヘッド7を有する第1の処理系と、通帳に印字を
行う印字ヘッド9等を有する第2の処理系と、第1の処
理系と第2の処理系の間に位置し、第2の処理系におい
て先行する通帳の処理が行われている間、第1の処理系
で処理の完了した後続する通帳を待機させる一時待機部
16と、複数の新規通帳2aを繰り出し可能に収納する
収納部32と、新規通帳2aを第1処理系と一時待機部
16を通すことなく第2の処理系に搬送する搬送路33
とを設けることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、銀行等の金融機関で用いられているオンラインシステムの窓口業務 端末において、通帳および伝票を処理するための通帳伝票処理装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
通帳伝票処理装置は銀行等金融機関の窓口において主に勘定系の業務を行う汎 用窓口システムの一部として構成されている。 図4は従来の通帳伝票処理装置の構成を示す説明図である。 図において、1は単葉状の用紙から成る、あるいは複数枚の用紙の一部をとじ 合わせて複写形式とした伝票、2は複数枚の紙葉を中心でとじ合わせ、このとじ 目において折り畳むように形成された通帳である。 3はこれら種類の異なる伝票1および通帳2の記帳処理を行う通帳伝票処理装 置である。 4は通帳伝票処理装置3に設けられ、伝票1を挿入するための伝票挿入口、5 は通帳伝票処理装置3に設けられ、通帳2を挿入するための通帳挿入口、6は伝 票挿入口4から挿入された伝票1および通帳挿入口5から挿入された通帳2を排 出するための共通排出口である 7は通帳2の図示しない磁気ストライプ部に書き込まれている顧客情報を読み 取るためのリードヘッドで第1の処理系を形成している。
【0003】 8は通帳2のページマークや行を読み取るためのセンサである。 9は伝票1および通帳2に取引情報に基づいた印字を行うための印字ヘッド、 10は通帳2の磁気ストライプ部に取引情報を書き込むためのライトヘッド、1 1は通帳2のページをめくるための自動ターンページ装置であり、これらセンサ 8、印字ヘッド9、ライトヘッド10および自動ターンページ装置11により第 2の処理系が形成される。 12は伝票挿入口4からセンサ8に至り、伝票1を搬送する搬送路、13は通 帳挿入口5からリードヘッド7を通り、前記搬送路12と合流してセンサ8に至 る搬送路、14はセンサ8から印字ヘッド9、ライトヘッド10を通り共通排出 口6に至る搬送路、15はライトヘッド10より共通排出口6側で搬送路14か ら分離し、自動ターンページ装置11に至る搬送路である。 16は第1の処理系と第2の処理系の間である、リードヘッド7と搬送路12 および搬送路13との合流点の間に存在し、通帳2を連続的に処理する場合に第 2の処理系で先行した通帳2の処理が行われている間、第1の処理系で処理の完 了した後続する次の通帳2を待機させる一時待機部である。
【0004】 図5は通帳伝票処理装置の外観斜視図で、上述したように3は通帳伝票処理装 置、4は伝票挿入口、5は通帳挿入口、6は共通排出口である。 17は取引情報の入力等通帳伝票処理装置3を操作するための操作キーを有す るキーボード、18は前記キーボード17から入力された情報やリードヘッド7 で読み取った情報等を表示するディスプレイである。
【0005】 図6は上述した従来の通帳伝票処理装置の制御ブロック図である。 図において、19は図示しない上位装置との接続を司るインタフェース部、2 0は前記ディスプレイ18等からなる表示部、21は前記各部を制御する主制御 部である。 22は通帳2において印字行がなくなり、新通帳への繰越が発生したことを検 知する繰越検知制御部、23はリードヘッド7により読み取った顧客情報、キー ボード17から入力された各種情報、上位装置からインタフェース部19を介し て送られてくる取引情報等を記憶する取引情報記憶部で、これらは主制御部21 に含まれている。 24は後述する各部を制御する機構制御部、25は前記搬送路12等からなる 伝票搬送部、26は前記搬送路13等からなる通帳搬送部、27は前記印字ヘッ ド9等からなる印字部である。
【0006】 28はセンサ8等からなり、印字開始行の認識等を行うために、搬送されてき た通帳2の開かれているページや印字済行を読み取るページ・行センサ部である 。 29はリードヘッド7やライトヘッド10等からなり、通帳2の磁気ストライ プから顧客情報を読み取ったり、取引情報を書き込んだりする磁気ストライプリ ーダ/ライタ部である。 30は自動ターンページ装置11等からなり、通帳2の開かれているページ上 に印字行が無くなった場合で次頁に印字行のあるページがある場合に改頁動作を 行う自動ページめくり機構部である。 31は通帳伝票処理装置3の電源部である。
【0007】 以下に、上記各図に加えて図7に示すフローチャートを参照して、従来の通帳 伝票処理装置における通帳取引の処理動作を説明する。 まず、先行した通帳がないものとして考えると、操作者が取引処理を行うにあ たり、通帳2を通帳伝票処理装置3の通帳挿入口5から挿入すると(SA1)、 通帳2は通帳挿入口5から搬送路13を矢印(2)方向に搬送され、リードヘッ ド7に送られる。 そして、リードヘッド7により通帳2の磁気ストライプ部に書き込まれた口座 番号や氏名等の顧客情報の読み取りが行われ(SA2)、この情報は取引情報記 憶部23に記憶される(SA3)。
【0008】 ここで、現段階では先行する通帳がないものとして考えているので、操作者に より取引情報がキーボード17より入力される(SA4)。 取引情報が入力されると、図示しないホストと交信が行われ、取引により発生 する預貯金金額の変化等を計算して、該当する顧客の取引情報が更新される。 そして、更新した取引情報を印字するため、該取引情報は取引情報記憶部23 に記憶される。なお、この時該取引以前の取引で未印字の取引情報がある場合は 、この取引情報も印字を行うために取引情報記憶部23に記憶される。 こうして取引情報の入力及び交信が終了すると、通帳2は一時待機部16を通 過して搬送路14によりセンサ8に送られる。
【0009】 ここで、上記構成を有する通帳伝票処理装置3は、先行する通帳2が第2の処 理系であるセンサ8に送られ、第1の処理系であるリードヘッド7および第1の 処理系と第2の処理系の間にある一時待機部16に通帳2が無くなった段階で、 次の取引に使用される通帳2を挿入させて、先行する現取引通帳2の処理と並行 して後続する次取引通帳2の処理の一部をオーバーラップさせて行うことができ るようになっている。 すなわち、先行する通帳2がセンサ8に送られて、搬送路13に設けられたリ ードヘッド7および一時待機部16に通帳2がなくなると、次の取引に使用され る通帳2を挿入可能である旨を表示等により操作者に通知し、これにより操作者 は次の取引に使用される通帳2を通帳挿入口5から挿入する(SA1a)。次の 取引に使用される通帳2は通帳挿入口5からリードヘッド7に搬送されて磁気ス トライプの読み取りを行い(SA2a)、口座番号や氏名等の顧客情報を取引情 報記憶部23に記憶する(SA3a)。 そして、現取引通帳2の処理が完了するまで、次取引通帳2を一時待機部16 で待機させる(SA5)。
【0010】 一方、センサ8に搬送された現取引通帳2は、センサ8により印字を行うペー ジや行の情報等が読み取られる(SA6)。ここで、現取引通帳通帳2の開かれ ているページが印字を行うべきページでなかったり、もしくは現取引通帳2が閉 じられている場合、当該現取引通帳2は一旦搬送路14から矢印(5)方向に搬 送され、搬送路15を通り自動ターンページ装置11に送られ、自動ターンペー ジ装置11により印字すべく指定されたページが開かれる。 所定のページが開かれると、搬送路15を矢印(6)方向に搬送され、印字ヘ ッド9まで戻される。 印字ヘッド9に戻された現取引通帳2は、該印字ヘッド9により取引情報記憶 部23に記憶されている取引内容に基づいた印字が行われる(SA7)。 印字が終了すると、現取引通帳2はライトヘッド10に送られ、磁気ストライ プ部に取引内容が書き込まれる(SA8)。 こうして取引が終了すると(SA9)、搬送路14により矢印(3)方向に現 取引通帳2が搬送され、共通排出口6から排出される(SA10)。
【0011】 このように現取引通帳2に対する処理が完了すると、取引情報記憶部23に記 憶されている次取引通帳2に対応する顧客情報が呼び出され(SA11)、操作 者が取引情報を入力することで、以下前記現取引通帳2の場合と同じ処理が行わ れることになり、この次取引通帳2が第2の処理系であるセンサ8に搬送された 時点でさらに次の取引通帳2を挿入できるようになる。
【0012】 次に印字ヘッド9において現取引通帳2の印字処理中に通帳繰越が発生した場 合について説明する。 通帳繰越が発生したと認識されると(SA12)、現取引通帳2は搬送路14 を矢印(3)方向に搬送され、共通排出口6から排出される(SA13)。 次に、一時待機部16に待機していた次取引通帳2も同様に、搬送路14を矢 印(3)方向に搬送され、共通排出口6から排出される(SA14)。このとき 、すでに記憶されている次取引通帳2から読み取った顧客情報は消去される(S A15)。 そして、操作者により繰越用の新規通帳が通帳挿入口5から挿入されると(S A16)、前記同様新規通帳は印字ヘッド9まで搬送され印字処理が継続して行 われる(SA17)。 印字が完了すると、新規通帳はライトヘッド10に搬送され、顧客情報が書き 込まれることで処理は完了し(SA8,SA9)、前記同様共通排出口6から排 出される(SA10)。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の通帳伝票処理装置であると、先行している通帳 の処理中に後続する通帳の処理を一部行い一時待機部に待機させている間に、先 行する通帳に繰越が発生すると、処理中の先行通帳を排出するとともに、新規通 帳を通帳挿入口から挿入するために一時待機部に待機している後続する次取引通 帳も排出しなければならず、さらにこの排出に伴って記憶しておいた次取引通帳 の顧客情報も消去されてしまう。このため、繰越を伴う場合は新規通帳を挿入し て処理を行いながら、もう一度次取引通帳を挿入する手順が必要となり、処理に 時間がかかるとともに、操作が煩雑になり誤操作を誘発するという問題がある。 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、先行する現取引通 帳において繰越が発生した場合でも、一時待機部に待機している次取引通帳を排 出することがなく、さらに記憶した情報も消去することもない通帳伝票処理装置 を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は通帳を挿入する通帳挿入口と、この通帳挿 入口の下流に位置し、通帳の磁気ストライプに記憶されている情報を読み取るリ ードヘッドを有する第1の処理系と、前記第1の処理系の下流に位置し、通帳よ りページ及び行に関する情報を読み取るセンサと、取引により発生する未印字の 取引情報を印字する印字ヘッドと、印字の完了した通帳の磁気ストライプに、取 引により生じた新規の情報を付加して記憶するライトヘッドと、開かれているペ ージに印字行がない場合または通帳が閉じている場合に改頁を行って印字行のあ るページを開くターンページ機構とからなる第2の処理系と、第1の処理系と第 2の処理系の間に位置し、第2の処理系において先行する通帳の処理が行われて いる間、第1の処理系において処理の完了した後続する通帳を待機させる一時待 機部と、第2の処理系の下流に位置し、第1および第2の処理系において処理の 完了した通帳を排出する排出口と、前記挿入口から排出口までを結び、上記第1 の処理系および第2の処理系に通帳を搬送する搬送路と、複数の新規通帳を一部 ずつ繰り出し可能に収納する収納部と、前記収納部と一時待機部より下流の搬送 路とを結び、第2の処理系に新規通帳を搬送する新規通帳搬送路と、第2の処理 系において先行する通帳の処理が行われている間、第1の処理系において後続す る通帳の磁気ストライプから読み取った情報を記憶しておく記憶手段と、第1の 処理系において処理の終了した後続する通帳を一時待機部に待機させる搬送制御 手段と、第2の処理系において処理の行われている先行する通帳に繰越が発生し たか認識し、繰越が認識された場合に、第2の処理系における先行する通帳に対 する処理を中断し、該通帳を排出するとともに収納部より新規通帳を第2処理系 に搬送して、新規通帳に対して前記中断した処理を継続して行う繰越検知制御手 段と、第2の処理系における先行した通帳の処理の終了を検知し、記憶手段に記 憶されている後続する通帳の情報を呼び出すとともに、一時待機部に待機してい る後続する通帳を第2の処理系に搬送する制御手段を設けることとしたものであ る。
【0015】
【作用】
上述した構成を有する本考案は、通帳に取引情報を印字するために通帳を通帳 挿入口から挿入すると、第1の処理系でリードヘッドにより磁気ストライプから 情報が読み取られ、第2の処理系で読み取った情報、新規に入力した情報等に基 づいて取引内容が印字され排出口より排出される。 この時、先行する通帳に対して第2の処理系で処理が行われているときに、第 1の処理系で後続する通帳の磁気ストライプから情報を読み取って記憶しておき 、該後続する通帳を一時待機部に待機させておくことがでる。 これにより、第2の処理系において先行する通帳の処理が終了したなら、記憶 されている後続する通帳の情報を呼び出すとともに、該後続する通帳を一時待機 部から第2の処理系に送り処理を行い、一時待機部の通帳が無くなったことで、 さらに次の通帳を第1の処理系で処理を行うというように連続的に処理を行うこ とができる。
【0016】 ここで、第2の処理系で先行する通帳に印字処理を行っている場合に、該先行 する通帳に繰越が発生した場合、一時待機部に待機している後続する通帳は記憶 している情報を消去することなく、そのまま一時待機部に待機させておく。 そして、繰越が発生した先行する通帳に対する印字を中断し、該先行する通帳 を排出口から排出した後、新規通帳を収納部から繰り出して、印字すべきページ に改頁処理を行った後、継続して印字処理を行い、処理が完了したら排出口から 排出するとともに、繰越が発生しない場合と同様に後続する通帳を一時待機部か ら第2の処理系に送り処理を行う。
【0017】
【実施例】
以下に、図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例における通帳伝票処理装置の構成を示す説明図である 。 図において、1は伝票、2は通帳、4は伝票挿入口、5は通帳挿入口、6は共 通排出口、7はリードヘッド、8はセンサ、9は印字ヘッド、10はライトヘッ ド、11は自動ターンページ装置、12,13,14および15は搬送路、16 は一時待機部であり、これらは従来と同じ構成であるのでその説明は省略する。 32は閉じた状態の新規通帳2aを複数冊収納する収納部で、繰越が発生して 新規通帳2aの発行の指令があると、閉じた状態で新規通帳2aを一冊繰り出せ るようになっている。 33は収納部32から一時待機部16とセンサ8の間で印字ヘッド9等のある 搬送路14と合流している搬送路で、収納部32から繰り出された新規通帳2a は搬送路33を搬送されて搬送路14に送り込まれるようになっており、これら 各構成要素により通帳伝票処理装置34が構成されている。 なお、搬送路33と搬送路14との合流箇所は、一時待機部16以降共通排出 口6までの間であれば上記以外の箇所でも構わないものである。
【0018】 図2は上述した本実施例の通帳伝票処理装置の制御ブロック図である。 図において、19はインタフェース部、20は表示部、21は主制御部、22 は繰越検知制御部、23は取引情報記憶部、24は機構制御部、25は伝票搬送 部、26は通帳搬送部、27は印字部、28はページ・行センサ部、29は磁気 ストライプリーダ/ライタ部、30は自動ページめくり機構部、31は電源部で あり、これらは従来と同じである。 35は収納部32等からなる通帳収納部で機構制御部24と接続している。
【0019】 以下に、上記各図に加えて図3に示すフローチャートを参照して、本実施例の 通帳伝票処理装置における通帳取引の処理動作を説明する。 まず、先行した通帳がないものとして考えると、操作者が取引処理を行うにあ たり、通帳2を通帳伝票処理装置3の通帳挿入口5から挿入すると(SB1)、 通帳2は通帳挿入口5から搬送路13を矢印(2)方向に搬送され、リードヘッ ド7に送られる。 そして、リードヘッド7により通帳2の磁気ストライプ部に書き込まれた口座 番号や氏名等の顧客情報の読み取りが行われ(SB2)、この情報は取引情報記 憶部23に記憶される(SB3)。
【0020】 ここで、現段階では先行する通帳がないものとして考えているので、操作者に より取引情報がキーボード17より入力される(SB4)。 取引情報が入力されると、図示しないホストと交信が行われ、取引により発生 する預貯金金額の変化等を計算して、該当する顧客の取引情報が更新される。 そして、更新した取引情報を印字するため、該取引情報は取引情報記憶部23 に記憶される。なお、この時該取引以前の取引で未印字の取引情報がある場合は 、この取引情報も印字を行うために取引情報記憶部23に記憶される。 こうして取引情報の入力及び交信が終了すると、通帳2は一時待機部16を通 過して搬送路14によりセンサ8に送られる。
【0021】 ここで、上記構成を有する通帳伝票処理装置3は、先行する通帳2が第2の処 理系であるセンサ8に送られ、第1の処理系であるリードヘッド7および第1の 処理系と第2の処理系の間にある一時待機部16に通帳2が無くなった段階で、 次の取引に使用される通帳2を挿入させて、先行する現取引通帳2の処理と並行 して後続する次取引通帳2の処理の一部をオーバーラップさせて行うことができ るようになっている。 すなわち、先行する通帳2がセンサ8に送られて搬送路13に設けられたリー ドヘッド7および一時待機部16に通帳2はなくなると、次の取引に使用される 通帳2を挿入可能である旨を表示等により操作者に通知し、これにより操作者は 次の取引に使用される通帳2を通帳挿入口5から挿入する(SB1a)。次の取 引に使用される通帳2は通帳挿入口5からリードヘッド7に搬送されて磁気スト ライプの読み取りを行い(SB2a)、口座番号や氏名等の顧客情報を取引情報 記憶部23に記憶する(SB3a)。 そして、現取引通帳2の処理が完了するまで、次取引通帳2を一時待機部16 で待機させる(SB5)。
【0022】 一方、センサ8に搬送された現取引通帳2は、センサ8により印字を行うペー ジや行の情報等が読み取られる(SB6)。ここで、現取引通帳通帳2の開かれ ているページが印字を行うべきページでなかったり、もしくは現取引通帳2が閉 じられている場合、当該現取引通帳2は一旦搬送路14から矢印(5)方向に搬 送され、搬送路15を通り自動ターンページ装置11に送られ、自動ターンペー ジ装置11により印字すべく指定されたページが開かれる。 所定のページが開かれると、搬送路15を矢印(6)方向に搬送され、印字ヘ ッド9まで戻される。 印字ヘッド9に戻された現通帳2は、該印字ヘッド9により取引情報記憶部2 3に記憶されている取引内容に基づいた印字が行われる(SB7)。 印字が終了すると、現取引通帳2はライトヘッド10に送られ、磁気ストライ プ部に取引内容が書き込まれる(SB8)。 こうして取引が終了すると(SB9)、搬送路14により矢印(3)方向に現 取引通帳2が搬送され、共通排出口6から排出される(SB10)。
【0023】 このように現取引通帳2に対する処理が完了すると、現取引通帳2に関して取 引情報記憶部23に記憶されている顧客情報および取引情報は消去されるととも に、取引情報記憶部23に記憶されていた次取引通帳2の顧客情報が呼び出され (SB11)、操作者が取引情報を入力することで、一時待機部16に待機して いた次取引通帳2がセンサ8に搬送され、以降現取引通帳2と同様に処理が行わ れる。そして、一時待機部16に待機していた次取引通帳2が搬送されたことで 、さらに次の取引に使用される通帳2を通帳挿入口5から挿入してリードヘッド 7により磁気ストライプから顧客情報を読みだして記憶し、一時待機部16に待 機させることができることになる。
【0024】 次に印字ヘッド9において現取引通帳2の印字処理中に通帳繰越が発生した場 合について説明する。 通帳繰越が発生したと認識されると(SB12)、現取引通帳2は搬送路14 を矢印(3)方向に搬送され、共通排出口6から排出される(SB13)。 このとき、一時待機部16に待機している次取引通帳2は搬送および排出され ることなくそのままの状態が保持されており、リードヘッド7により読み取って 記憶された次取引通帳2の顧客情報も消去されることなくそのまま保持される。 SB13において繰越が発生した現取引通帳2が排出されたなら、収納部32 から新規通帳2aが閉じた状態で一冊繰り出され、搬送路33から搬送路14を 矢印(4)方向に搬送される。
【0025】 センサ8に搬送された新規通帳2aはそのまま搬送路14から搬送路15を矢 印(5)方向に搬送され、自動ターンページ装置11に送り込まれる(SB14 )。 自動ターンページ装置11に送り込まれた新規通帳2aは印字を行うべきペー ジが開かれ、搬送路15から搬送路14へ矢印(6)方向に戻されて、印字ヘッ ド9により現取引通帳2の繰越になった取引情報が継続して印字される(SB1 5)。 印字が終了すると、新規通帳2aはライトヘッド10に送られ、磁気ストライ プ部に取引内容が書き込まれる(SB8)。 こうして取引が終了すると(SB9)、搬送路14により矢印(3)方向に新 規通帳2aが搬送され、共通排出口6から排出される(SB10)。
【0026】 このように繰越が発生したことにより発行された新規通帳2aに対する処理が 完了すると、現取引通帳2およびそれに継続している新規通帳2aに関して取引 情報記憶部23に記憶されている顧客情報および取引情報は消去されるとともに 、取引情報記憶部23に記憶されていた次取引通帳の顧客情報が呼び出され(S B11)、操作者が取引情報を入力することで、一時待機部16に待機していた 次取引通帳2がセンサ8に搬送され、以降前記現取引通帳2もしくは次取引通帳 2に繰越が発生した場合は新規通帳2aと同様に処理が行われる。そして、一時 待機部16に待機していた次取引通帳2が搬送されたことで、さらに次の取引に 使用される通帳2を通帳挿入口5から挿入してリードヘッド7により磁気ストラ イプから顧客情報を読みだして記憶し、一時待機部16に待機させることができ ることになる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、通帳を挿入する通帳挿入口と、この通帳挿入口 の下流に位置し、通帳の磁気ストライプに記憶されている情報を読み取るリード ヘッドを有する第1の処理系と、前記第1の処理系の下流に位置し、通帳よりペ ージ及び行に関する情報を読み取るセンサと、取引により発生する未印字の取引 情報を印字する印字ヘッドと、印字の完了した通帳の磁気ストライプに、取引に より生じた新規の情報を付加して記憶するライトヘッドと、開かれているページ に印字行がない場合または通帳が閉じている場合に改頁を行って印字行のあるペ ージを開くターンページ機構とからなる第2の処理系と、第1の処理系と第2の 処理系の間に位置し、第2の処理系において先行する通帳の処理が行われている 間、第1の処理系において処理の完了した後続する通帳を待機させる一時待機部 と、第2の処理系の下流に位置し、第1および第2の処理系において処理の完了 した通帳を排出する排出口と、前記挿入口から排出口までを結び、上記第1の処 理系および第2の処理系に通帳を搬送する搬送路と、複数の新規通帳を一部ずつ 繰り出し可能に収納する収納部と、前記収納部と一時待機部より下流の搬送路と を結び、第2の処理系に新規通帳を搬送する新規通帳搬送路と、第2の処理系に おいて先行する通帳の処理が行われている間、第1の処理系において後続する通 帳の磁気ストライプから読み取った情報を記憶しておく記憶手段と、第1の処理 系において処理の終了した後続する通帳を一時待機部に待機させる搬送制御手段 と、第2の処理系において処理の行われている先行する通帳に繰越が発生したか 認識し、繰越が認識された場合に、第2の処理系における先行する通帳に対する 処理を中断し、該通帳を排出するとともに収納部より新規通帳を第2処理系に搬 送して、新規通帳に対して前記中断した処理を継続して行う繰越検知制御手段と 、第2の処理系における先行した通帳の処理の終了を検知し、記憶手段に記憶さ れている後続する通帳の情報を呼び出すとともに、一時待機部に待機している後 続する通帳を第2の処理系に搬送する制御手段を設けることとしたものである。
【0028】 したがって、先行する通帳は第2の処理系で印字を行い、後続する通帳は第1 の処理系で磁気ストライプの情報を読み取って、該情報を記憶手段に記憶して一 時待機部で待機している時に先行する通帳に繰越が発生した場合、一時待機部に 待機している後続の通帳を排出することなく、繰越の発生した通帳を排出した後 、人手を介すことなく新規通帳を第2の処理系に送りこみ、継続して印字処理を 行うことができる。 また、後続する通帳を排出することはないため、第1の処理系で磁気ストライ プを読み取って記憶した後続する通帳に関する情報は消去されることなくそのま まの状態で保持されており、先行した通帳に繰越があった場合でも、第2の処理 系で新規通帳の処理が終了したなら、後続する通帳に関して記憶されている情報 を呼び出すとともに、該後続する通帳を一時待機部から第2の処理系に搬送して 処理を行うことができる。
【0029】 これにより、処理中に繰越が発生した場合でも、人手を介すことなく新規通帳 の発行を行えるので、新規通帳の発行処理や複数枚の通帳を一取引で出力する業 務等において操作性の向上が図れるという効果を有する。 また、新規通帳の発行を行う際に後続の通帳には何ら影響がなく、連続的な通 帳の処理を中断することなく行えるので、操作性が向上するとともに、一取引あ たりのトータルスループットの短縮化が図れるという効果を有する。 また、新規通帳発行の際に人手を介して煩雑な操作を行わないので、誤操作が 減少するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における通帳伝票処理装置の
構成を示す説明図である。
【図2】本実施例の通帳伝票処理装置の制御ブロック図
である。
【図3】本実施例の作用を示すフローチャートである。
【図4】従来の通帳伝票処理装置の構成を示す説明図で
ある。
【図5】通帳伝票処理装置の外観斜視図である。
【図6】従来の通帳伝票処理装置の制御ブロック図であ
る。
【図7】従来の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 通帳 5 通帳挿入口 6 共通排出口 7 リードヘッド 8 センサ 9 印字ヘッド 10 ライトヘッド 11 自動ターンページ装置 13 搬送路 14 搬送路 32 収納部 33 搬送路 34 通帳伝票処理装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通帳を挿入する通帳挿入口と、この通帳
    挿入口の下流に位置し、通帳の磁気ストライプに記憶さ
    れている情報を読み取るリードヘッドを有する第1の処
    理系と、前記第1の処理系の下流に位置し、通帳よりペ
    ージ及び行に関する情報を読み取るセンサと、取引によ
    り発生する未印字の取引情報を印字する印字ヘッドと、
    印字の完了した通帳の磁気ストライプに、取引により生
    じた新規の情報を付加して記憶するライトヘッドと、開
    かれているページに印字行がない場合または通帳が閉じ
    ている場合に改頁を行って印字行のあるページを開くタ
    ーンページ機構とからなる第2の処理系と、第1の処理
    系と第2の処理系の間に位置し、第2の処理系において
    先行する通帳の処理が行われている間、第1の処理系に
    おいて処理の完了した後続する通帳を待機させる一時待
    機部と、第2の処理系の下流に位置し、第1および第2
    の処理系において処理の完了した通帳を排出する排出口
    と、前記挿入口から排出口までを結び、上記第1の処理
    系および第2の処理系に通帳を搬送する搬送路とを備え
    た通帳伝票処理装置において、複数の新規通帳を一部ず
    つ繰り出し可能に収納する収納部と、前記収納部と一時
    待機部より下流の搬送路とを結び、第2の処理系に新規
    通帳を搬送する新規通帳搬送路とを備えたことを特徴と
    する通帳伝票処理装置。
  2. 【請求項2】 通帳を挿入する通帳挿入口と、この通帳
    挿入口の下流に位置し、通帳の磁気ストライプに記憶さ
    れている情報を読み取るリードヘッドを有する第1の処
    理系と、前記第1の処理系の下流に位置し、通帳よりペ
    ージ及び行に関する情報を読み取るセンサと、取引によ
    り発生する未印字の取引情報を印字する印字ヘッドと、
    印字の完了した通帳の磁気ストライプに、取引により生
    じた新規の情報を付加して記憶するライトヘッドと、開
    かれているページに印字行がない場合または通帳が閉じ
    ている場合に改頁を行って印字行のあるページを開くタ
    ーンページ機構とからなる第2の処理系と、第1の処理
    系と第2の処理系の間に位置し、第2の処理系において
    先行する通帳の処理が行われている間、第1の処理系に
    おいて処理の完了した後続する通帳を待機させる一時待
    機部と、第2の処理系の下流に位置し、第1および第2
    の処理系において処理の完了した通帳を排出する排出口
    と、前記挿入口から排出口までを結び、上記第1の処理
    系および第2の処理系に通帳を搬送する搬送路と、複数
    の新規通帳を一部ずつ繰り出し可能に収納する収納部
    と、前記収納部と一時待機部より下流の搬送路とを結
    び、第2の処理系に新規通帳を搬送する新規通帳搬送路
    と第2の処理系において先行する通帳の処理が行われて
    いる間、第1の処理系において後続する通帳の磁気スト
    ライプから読み取った情報を記憶しておく記憶手段と、
    第1の処理系において処理の終了した後続する通帳を一
    時待機部に待機させる搬送制御手段と、第2の処理系に
    おいて処理の行われている先行する通帳に繰越が発生し
    たか認識し、繰越が認識された場合に、第2の処理系に
    おける先行する通帳に対する処理を中断し、該通帳を排
    出するとともに収納部より新規通帳を第2処理系に搬送
    して、新規通帳に対して前記中断した処理を継続して行
    う繰越検知制御手段と、第2の処理系における先行した
    通帳の処理の終了を検知し、記憶手段に記憶されている
    後続する通帳の情報を呼び出すとともに、一時待機部に
    待機している後続する通帳を第2の処理系に搬送する制
    御手段を設けたことを特徴とする通帳伝票処理装置。
JP4077891U 1991-05-07 1991-05-07 通帳伝票処理装置 Pending JPH04126864U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079153A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Oki Electric Industry Co Ltd 帳票処理装置
JP2011088310A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 媒体処理装置
JP2012027928A (ja) * 2011-08-30 2012-02-09 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳処理装置

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