JP2009020628A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通帳に未記帳データを印字処理する場合に、通帳処理に時間のかからない優れた自動取引装置を提供することを目的とする。
【解決手段】CCDセンサ13により通帳Pの印字済行34が読取られ、その後印字済行数と印字すべき行数を求め、印字済行に続けて取引情報を印字した場合の仮想最終印字行が印字ヘッド25の直下に来るように、通帳Pを搬送する。そしてこの仮想最終印字行から印字を開始し、先頭行に向けて印字していく。
【選択図】 図3

Description

本発明は、金融機関で使用される通帳に未記帳の取引データを印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置に関し、特に短時間で通帳に未記帳の取引データを印字する自動取引装置に関する。
従来、金融機関等で使用される自動取引装置には、通帳に取引情報を印字する通帳取扱装置が内蔵されている。印字される取引情報は、現在行っている取引の情報および過去に行った取引の未記帳情報である。このような通帳取扱装置における取引情報の印字動作について図を用いて説明する。図7は従来の通帳取扱装置における印字動作を示す動作説明図である。
図7において、装置の挿入口1に連続して通帳Pを搬送するための搬送路2が設けられている。搬送路2に沿って、通帳Pに設けられている図示しない磁気ストライプに対して情報を読み書きを行う磁気ヘッド3と、通帳Pに印刷されている頁マークおよび印字済行を読み取るためのCCDセンサ4と通帳Pに取引情報を印刷する印字ヘッド5が設けられている。印字ヘッド5はCCDセンサ4より装置奥側(図における左側)に設けられている。通帳Pは見開き状態で搬送され、図においては最終印字行の頁が開かれている。符号6は見開き頁における印字済行を示す。最終の記帳以降の取引情報は、この印字済行に引き続いて印字される。
顧客が挿入口1から通帳Pを挿入すると、図示しないモータにより通帳Pは搬送路2上に吸入される。引き込まれた通帳Pは磁気ストライプが磁気ヘッド3に対向する位置で停止する。この位置は図7(a)で示す位置である。この位置で磁気ヘッド3を移動させ、磁気ストライプのデータを読取る。磁気ヘッド3は装置の電源オン時に原点出しした位置から搬送路2に直交する方向に移動して磁気データを読取る。
通帳Pの磁気ストライプデータが、例えば、事前に何らかの磁性体により消去されていると、口座番号等の確認ができず、その後の未記帳データの印字ができないので、通帳Pを挿入口1へ搬送し、顧客に返却する。通帳Pの磁気ストライプデータが正常に読取られると、通帳Pは装置の奥側(図における左側)へ搬送され、CCDセンサ4の下方に位置づけられる。
CCDセンサ4は、装置の電源オン時に原点出しを行った位置から搬送路2に直交する方向に所定の位置まで移動する。所定の位置とは、通帳Pの見開き頁に印刷されている頁マークに対向する位置である。通帳Pの見開き頁には頁マークのほかに取引データが印字されており、CCDセンサ4が取引データの印字済行を読取ることにより未記帳データの印字開始位置を決定する。
CCDセンサ4が頁マークに対向する位置に位置づけられると、通帳Pを搬送させながら頁マークおよび印字済行をCCDセンサ4で読取る。ここでの読取り動作では、通帳Pは、図7(b)に示すように、後端部がCCDセンサ4を通り過ぎるまで搬送される。CCDセンサ4による頁マークおよび印字済行の読み取り結果の正当性の確認を行った後、読取った印字済行の次の行が印字ヘッド5に対向する位置になるように、図7(c)に示すように、通帳Pを搬送する。ここで印字済行6が印字ヘッド5に対向する位置を通過していた場合には、矢印で示すように、通帳Pは挿入口1方向へ戻されることになる。
次に印字ヘッド5は、装置の電源オン時に原点出しした位置から搬送路2に直交する方向に移動して、上位装置から送られた未記帳データを印字する。印字に伴って通帳Pは装置奥側へ搬送される。未記帳データが全て印字し終わったときの通帳Pの位置を図7(d)に示す。符号7は今回新たに印字された印字行を示す。次にこの位置から通帳Pを挿入口2方向へ搬送し、磁気ストライプが磁気ヘッド3に対向する位置で停止し(図7(e)に示す位置)、磁気ヘッド3で磁気ストライプデータを更新し、これが終了すると、通帳Pを挿入口1から排出して顧客に返却する。
以上のように未記帳データを印字済行のすぐ後から印字開始する装置は、例えば、特開
参照)に開示されている。
特開平7−272060号公報
しかしながら従来の通帳取扱装置においては、CCDセンサが通帳の印字済行の読取りを終了した際に、印字済行の最終行が印字ヘッドに対向する位置を通過していた場合、未記帳データの印字開始位置を印字ヘッドに対向する位置に位置づけるために通帳を一旦戻す方向に搬送し、その後通帳を装置奥側へ搬送して印字を行っている。そのために通帳処理に費やす時間が多くかかるという問題があった。
CCDセンサと印字ヘッドとの間の距離が、例えば通帳の搬送方向の長さよりも長い場合には通帳を戻すことはないが、昨今の装置は小型化が要求され、CCDセンサと印字ヘッドとの間の距離は可能な限り小さく設定されている。その結果、CCDセンサが通帳の印字済行の読取りを終了した際に、印字済行の最終行が印字ヘッドを通過する場合が多くなる。またCCDセンサと印字ヘッドとの間の距離を大きくとると、通帳の戻し搬送はなくなるが、装置の大型化という問題を別にしても、搬送に時間がかかる点では問題解決にはつながらない。
そこで本発明は、通帳に未記帳データを印字処理する場合に、通帳処理に時間のかからない優れた通帳取扱装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために第1の発明は、読取手段により通帳の印字済行を読取り、前記読取手段より装置奥側に配設された印字ヘッドにより前記印字済行に続けて未記帳の取引情報を印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置において、前記印字済行に続けて前記未記帳の取引情報を印字した場合の仮想最終印字行目を算出する算出手段を設け、前記算出手段により算出した前記仮想最終印字行目が、前記読取手段により前記印字済行を読取った時点における通帳位置から、前記印字ヘッドに対向する位置にくるまで通帳を搬送し、前記印字ヘッドにより前記仮想最終印字行目から前記印字済行に向けて前記未記帳の取引情報を印字することを特徴とするものである。
また第2の発明は、読取手段により通帳の印字済行を読取り、前記読取手段より装置奥側に配設された印字ヘッドにより前記印字済行に続けて未記帳の取引情報を印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置において、前記読取手段が前記印字済行から所定印字行読取った時点において前記印字済行を確定し、確定した前記印字済行に続けて前記取引情報を印字した場合の仮想最終印字行目を算出する算出手段を設け、前記算出手段により算出した前記仮想最終印字行目が、前記読取手段が前記印字済行から前記所定印字行を通過した時点における通帳位置から、前記印字ヘッドに対向する位置にくるまで通帳を搬送し、前記印字ヘッドにより前記仮想最終印字行目から前記印字済行に向けて前記取引情報を印字することを特徴とするものである。
上記構成を有する第1の発明によれば、読取手段により印字済行を読取った時点における通帳位置から、算出手段により算出した仮想最終印字行目に印字ヘッドが対向する位置まで通帳を搬送し、印字ヘッドにより仮想最終印字行から印字済行に向けて取引情報を印字するようにしたので、最小限の通帳の搬送で印字を行うことができ、通帳処理に時間のかからない優れた自動取引装置を実現できる。
第2の発明に拠れば、読取手段が印字済行から所定印字行読取った時点において印字済行を確定し、算出手段により算出した、取引情報を印字した場合の仮想最終印字行目が、印字ヘッドに対向する位置にくるまで通帳を搬送し、印字ヘッドにより仮想最終印字行目から印字済行に向けて取引情報を印字するようにしたので、最小限の通帳の搬送で印字を行うことができ、通帳処理に時間のかからない優れた自動取引装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態における通帳取扱装置を示す構成図、図8は本発明の各実施の形態が適用される自動取引装置を示す概観斜視図、図9は自動取引装置の構成を示すブロック図である。まず図8、図9にしたがって自動取引装置の概要について説明する。
図8において、自動取引装置41には、カード挿入口42、通帳挿入口43、紙幣投入排出口44、硬貨投入排出口45、顧客操作表示部46などが具備されている。カード挿入口42は顧客のカードが挿入されるとともに、排出される部分で、後述するカードリーダ部および明細票印字部に接続されている。通帳挿入口43は顧客の通帳が挿入されるとともに、排出される部分で、後述する通帳記帳部に接続されている。
紙幣投入排出口44は、入金紙幣が投入されるとともに出金紙幣が排出される部分で、後述する紙幣入出金部に接続されている。硬貨投入排出部45は、入金硬貨が投入されるとともに出金硬貨が排出される部分で、硬貨入出金部に接続されている。顧客操作表示部46は、上述のように、タッチパネル型液晶表示装置からなり、顧客に対して案内画面を表示する。案内画面として取引選択画面、暗証番号入力画面、金額入力画面などが表示される。
図9において、自動取引装置41には、カード処理部47、音声案内部48、通帳処理部49、明細票処理部50、紙幣入出金部51、硬貨入出金部52、接客部53が設けられ、それぞれ主制御部54に接続され、主制御部54はこれらの各部を制御する。
カード処理部47は、挿入された顧客のカードの磁気情報を読取るとともに、更新された磁気情報をカードに書き込む。音声案内部48は顧客に対する操作ガイダンス等を音声で出力する。通帳処理部49は、以下に詳述する通帳取扱装置を構成するもので、顧客の通帳に対して取引内容を印字する。明細票処理部50は、取引内容を明細票に印字する。紙幣入出金部51は、顧客の要求に応じて紙幣の入出金処理を行い、同様に硬貨入出金部52は、顧客の要求に応じて硬貨の入出金処理を行う。
接客部53は、顧客に対して案内画面を表示するとともに顧客による入力を可能にするタッチパネル型液晶表示装置からなる顧客操作表示部(LCD)を有する。主制御部54にはまた電源部55、メモリ部56およびインタフェース部57が接続されている。電源部55は上記の各部に必要な電源を供給する。インタフェース部57は図示しない上位装置との間の通信制御を行う。
次に通帳処理部である通帳取扱装置について説明する。図1において、第1の実施の形態の通帳取扱装置11には、磁気ストライプリードライトユニット12、CCDセンサ(読取手段)13、プリンタユニット14、ターンページユニット15、通帳取込箱16、通帳一時保留部17、通帳スタッカ18および制御部19が設けられている。
磁気ストライプリードライトユニット12には、通帳が挿入/排出される挿入口21、通帳が搬送される搬送路22(なお搬送路22は各ユニットを貫通して設けられている)、搬送路22に沿って設けられた搬送ローラ23、通帳の磁気ストライプに対して磁気データを読取ったり書き込んだりする磁気ヘッド24が設けられている。
CCDセンサ13は、通帳の中紙に印刷された頁マークや印字済行を読取る。プリンタユニット14は通帳に未記帳の取引データを印字するもので、印字ヘッド25およびプラテン26を具備している。印字ヘッド25は搬送路22に直交する方向、即ち、紙面に対して鉛直方向に移動可能となっている。
ターンページユニット15は通帳の頁捲りを自動的に行うもので、頁捲りローラを有する。通帳取込箱16は、取引が終了して挿入口21に排出した通帳を顧客が取り忘れた場合に、その通帳を取り込んで保留しておくものである。また通帳一時保留部17は、通帳繰越が発生した場合に、新しい通帳の発行を行うまでの間、古い通帳を一時的に保留しておくものである。通帳スタッカ18は新たに発行する通帳を複数冊収納しておき、発行指示があると1冊繰出す。
制御部19は、通帳の走行を制御したり、磁気ストライプリードライトユニット12で書込みするデータの編集や読取ったデータの解析等を行ったり、読み取りユニット13で読取ったデータの解析、またプリンタユニット14で印字するデータの編集等を行う。また制御部19は、通帳の搬送制御、即ち、通帳の現在位置の検出および通帳搬送量の制御等を行う。
図2は通帳を示す斜視図である。図2において、通帳Pの中紙30には頁マーク31が印刷されており、頁マーク31の下段側には取引情報の日付32が印字されている。CCDセンサ13でこの日付32の印字を読取ることにより、印字済行を検出する。通帳Pの裏表紙の端部には、磁気情報が書き込まれる磁気ストライプ33が設けられている。
次に図3、図4にしたがって第1の実施の形態の動作を説明する。図3は第1の実施の形態の通帳記帳動作を示す動作説明図、図4は第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図3において、装置の挿入口21に連続して通帳Pを搬送するための搬送路22が設けられている。搬送路22に沿って、通帳Pの磁気ストライプ33に対して情報の読み書きを行う磁気ヘッド24と、通帳Pの頁マーク31および印字済の日付32を読み取るためのCCDセンサ13と通帳Pに取引情報を印刷する印字ヘッド25が設けられている。印字ヘッド25はCCDセンサ13より装置奥側(図における左側)に設けられ、印字ヘッド25とCCDセンサ13との間隔は最小限に設定され、少なくとも通帳Pの搬送方向の長さよりは短く設定されている。通帳Pは見開き状態で搬送され、符号34は見開き頁における印字済行を示す。最終の記帳以降の取引情報は、この印字済行に引き続いて印字される。
顧客が挿入口21から通帳Pを挿入すると(ステップ1)、図示しない検出センサにより挿入が検出され、図示しないモータにより通帳Pは搬送路22上に吸入される(ステップ2)。吸入された通帳Pは磁気ストライプ33が磁気ヘッド24に対向する位置で停止する。この位置は図3(a)で示す位置である。この位置で磁気ヘッド24を、搬送路22に直交する方向に移動させ、磁気ストライプ33のデータを読取る(ステップ3)。
制御部19は読取られた磁気ストライプデータが正常かどうか判定する(ステップ4)。通帳Pの磁気ストライプデータが、例えば、事前に何らかの磁性体により消去されていると、口座番号等の確認ができないので、その後の未記帳データの印字ができず、通帳Pを挿入口21へ搬送し、顧客に返却する(ステップ5)。また通帳Pの磁気ストライプデータが正常に読取られた場合には、通帳Pは装置の奥側(図における左側)へ搬送され、CCDセンサ13の下方に位置づけられる(ステップ6)。
CCDセンサ13は、搬送路22に直交する方向に所定の位置まで移動する。所定の位置とは、通帳Pの見開きの中紙30に印刷されている頁マーク31に対向する位置である。CCDセンサ13が頁マーク31に対向する位置に位置づけられると、通帳Pを搬送させながら頁マーク31および印字された取引情報の日付(印字済行)32をCCDセンサ13で読取る(ステップ7)。
ここでの読取り動作では、通帳Pは、図3(b)に示すように、後端部がCCDセンサ13を通り過ぎるまで搬送される。即ち、通帳Pの見開き頁のすべての日付欄を読取るまで搬送される。制御部19は、CCDセンサ13による頁マーク31および印字済行34の読み取り結果の正当性の確認を行う(ステップ8)。ここで例えば、読取った印字済行34の次の行がなかった場合、通帳Pはターンページユニット15へ搬送され、ここで頁捲りが行われ(ステップ9)、ステップ6へ戻る。
読取った印字済行34の次に未印字の行がある場合、制御部19は印字済行34の行数nを求め、さらにこれから印字を行う未記帳データの印字行数gを求める(ステップ10)。印字済行数nはCCDセンサ13が読取った印字済の日付32の数を計数することにより求める。また未記帳データの印字行数gについては、以下のように求める。
制御部19は図示しない上位装置から未記帳の取引データを1行印字分ごとに受け取るが、制御部19には少なくとも1頁分の取引データを格納できるデータバッファを備えている。制御部19は上位装置から送られた全ての取引データをデータバッファに格納し、その取引データから印字すべき行数gを求める。またこのとき制御部19は、印字ヘッド25に対向する位置に何行目mが位置しているかを求める。これはステップ7の読取り動作で通帳Pを搬送する距離が所定距離であることにより算出できる。
ここで制御部19は、挿入前に通帳Pに既に印字されていた印字済行34に続けて未記帳の取引データを印字した場合に、1頁を超えるか否かを判断する(ステップ11)。未記帳の取引データの印字行数gが、印字済行数nを含めても1頁を超えない場合は、未記帳の印字行数gを印字した場合の最終印字行目(仮想最終印字行目)dを求める(ステップ12)。最終印字行目dは、d=(n+g)で求めることができる。
次に、図3(c)に示すように、未記帳の仮想印字行35の最終行目dが印字ヘッド25に対向する位置に来るように、通帳Pを搬送する(ステップ13)。この場合の通帳Pの搬送距離sは、s=(m−n−g)で求めることができる。ここでsの値が正の数になる場合は、仮想印字行35の最終行目dが印字ヘッド25に対向する位置より装置奥側に位置する場合であるが、通帳Pを挿入口21側(図3における右側)に搬送し、また負の数になる場合は、仮想印字行35の最終行目dが印字ヘッド25に対向する位置より挿入口21側に位置する場合であるが、通帳Pを装置奥側(図3における左側)に搬送する。図3(c)は通帳Pを右側に搬送した例を示す。
次に未記帳データの印字を開始する(ステップ14)。この場合、通帳Pを挿入口21方向へ移動させながら印字を行い、未記帳データは日付の遅いものから順に印字を行う。図3(d)は印字が終了した時点の通帳Pの位置を示す。符号36はステップ15で印字した印字行を示す。この後この位置から通帳Pを挿入口21方向へ搬送し、磁気ストライプが磁気ヘッド24に対向する位置で停止し(図3(e)に示す位置)、磁気ヘッド24で磁気ストライプデータを更新し(ステップ15)、これが終了すると、通帳Pを挿入口21へ排出し、顧客に返却する(ステップ16)。
図3(f)は、CCDセンサ13で印字済行34を読取った時点において、印字済行34の最終行が印字ヘッド25に対向する位置より挿入口21側に位置している場合を示す。この場合にも本実施の形態においては、図3(g)に示すように、未記帳の印字行数gを印字した場合の最終印字済行目が印字ヘッド25に対向する位置になるように通帳Pを搬送し、この仮想最終印字行目から印字を開始する。この場合には、印字済行34の最終行の次の行から印字を開始しても通帳処理に要する時間は変わらないが、印字済行34を読取った時点における印字済行34の最終行の位置の如何に拘らず、仮想最終印字行目から印字を開始するという本実施の形態のやり方によれば、印字時における通帳Pの搬送制御が簡単になる効果がある。
ステップ11において、未記帳データが、印字済行を含めると2頁以上に亘る場合は、印字済行34の最終行の次の行が印字ヘッド25に対向する位置に来るように、通帳Pを搬送する(ステップ17)。次に未記帳データの印字を開始する(ステップ18)。この場合、通帳Pを装置奥側(図3における左側)方向へ移動させながら印字を行い、未記帳データは日付の早いものから順に印字を行う。印字が終了すると、通帳Pはターンページユニット15へ搬送され、ここで頁捲りが行われ(ステップ19)、ステップ6へ戻る。
この場合、仮想最終印字行目から印字を開始しない。仮想最終印字行目から印字を開始すると余分な搬送が発生し、通帳Pを、印字ヘッド25より装置奥側(図3における左側)にあるターンページユニット15へ搬送するまでに時間がかかるからである。
以上のように第1の実施の形態によれば、印字済行34を読取った時点で、未記帳データを印字した場合の仮想最終印字行目を求め、その仮想最終印字行目が印字ヘッドに対向する位置にくるように通帳Pを搬送し、その仮想最終印字行目から印字を開始するようにしたので、通帳Pの戻し搬送がなくすことができ、通帳処理に要する時間を短縮することが可能になり、顧客にとっては取引時間の短縮につながることから待ち時間の短縮となり、使い勝手のよい装置を提供することができる。
上記実施の形態では上位装置から送信される未記帳の取引データを制御部19内のデータバッファにプールし、プールした取引データから、未記帳データを印字した場合の印字行数を求めているが、上位装置から未記帳データの印字行数の情報を受信する場合にはデータバッファは必要はない。
また上位装置から送信される取引データをデータバッファにプールする場合、取引データをプールした時点で制御部19から印字済レスポンスを上位装置に返信するようにすることにより、上位装置から見ると、上位装置から1行分ずつ送信される場合に印字済レスポンスを返信する場合と同様のインタフェースにすることができる。
また上記実施の形態では、印字指示が1回だけ来た場合について通帳Pを印字位置へ位置づける例を説明したが、印字指示が複数回来た場合は、各印字指示における印字行数をそれぞれg1行、g2行、g3行、g4行、・・・とすると、印字以外のコマンドが来るまでの総印字行数Gを、G=g1行+g2行+g3行+g4行+・・・として求める。そしてこの総印字行数Gを、上記実施の形態で説明した未記帳の印字行数gとして印字位置決めを行う。
このようにすれば、複数回の未記帳の取引データが送られてきた場合でも、最小限の通帳Pの搬送で取引データを印字することが可能になり、通帳処理時間の短縮を実現することができる。
次に第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の自動取引装置および通帳取扱装置の機構的構成は図8、図9および図1に示す第1の実施の形態と同様である。ここでは第2の実施の形態の通帳記帳動作を図5および図6に従って説明する。図5は第2の実施の形態の通帳記帳動作を示す動作説明図、図6は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお説明に当たっては第1の実施の形態で使用した各要素を流用して説明する。
図5において、顧客が挿入口21から通帳Pを挿入すると(ステップ31)、図示しない検出センサにより挿入が検出され、図示しないモータにより通帳Pは搬送路22上に吸入される(ステップ32)。吸入された通帳Pは磁気ストライプ33が磁気ヘッド24に対向する位置で停止する。この位置は図5(a)で示す位置である。この位置で磁気ヘッド24を、搬送路22に直交する方向に移動させ、磁気ストライプ33のデータを読取る(ステップ33)。
制御部19は読取られた磁気ストライプデータが正常がどうか判定する(ステップ34)。通帳Pの磁気ストライプデータが、例えば、事前に何らかの磁性体により消去されていると、口座番号等の確認ができないので、その後の未記帳データの印字ができず、通帳Pを挿入口21へ搬送し、顧客に返却する(ステップ35)。また通帳Pの磁気ストライプデータが正常に読取られた場合は、通帳Pは装置の奥側(図における左側)へ搬送され、CCDセンサ13の下方に位置づけられる(ステップ36)。
CCDセンサ13は、搬送路22に直交する方向に所定の位置まで移動する。所定の位置とは、通帳Pの見開きの中紙30に印刷されている頁マーク31に対向する位置である。CCDセンサ13が頁マーク31に対向する位置に位置づけられると、通帳Pを搬送させながら頁マーク31および印字された取引情報の日付(印字済行)32をCCDセンサ13で読取る(ステップ37)。
ここでの読取り動作では、通帳Pは、図5(b)に示すように、印字済行34がCCDセンサ13を通り過ぎて、さらに所定印字行uだけ搬送された位置で搬送が停止される(ステップ38)。この場合の所定印字行uは、例えば2印字行である。制御部19は、印字済行34を検出した後、この所定印字行uを搬送する間に印字を検出しない場合には、これ以降に印字済行はないものと判断する。なお所定印字行uは勿論2印字行に限らず、もっと長い距離にしてもよいが、CCDセンサ13と印字ヘッド25との間の距離wより短くすることが望ましい。図5(b)に示す位置においては、印字済行34の次の行は、印字ヘッド25より挿入口21側に位置している。
制御部19は、CCDセンサ13による頁マーク31および印字済行34の読み取り結果の正当性の確認を行う(ステップ39)。ここで例えば、読取った印字済行の次の行がなかった場合、通帳Pはターンページユニット15へ搬送され、ここで頁捲りが行われ(ステップ40)、ステップ36へ戻る。
読取った印字済行の次に未印字の行がある場合、制御部19は印字済行34の行数nを求め、さらにこれから印字を行う未記帳データの印字行数gを求める(ステップ41)。印字済行数nはCCDセンサ13が読取った印字済の日付32の数を計数することにより求める。また未記帳データの印字行数gの求め方については、第1の実施の形態で説明した通りである。またこのとき制御部19は、印字ヘッド25とCCDセンサ13との間の距離wを求める。これは予め設定されている既知の距離である。
ここで制御部19は、印字済行34に続けて未記帳の取引データを印字した場合に、1頁を超えるか否かを判断する(ステップ42)。未記帳の取引データの印字行数gが、印字済行数nを含めても1頁を超えない場合は、図5(c)に示すように、未記帳の印字行の最終行目(仮想最終印字行目)が印字ヘッド25に対向する位置に来るように、通帳Pを搬送する(ステップ43)。この場合の通帳Pの搬送距離rは、未記帳の印字行数gと上述した所定印字行uから、r=(g−u)で求めることができる。この場合、rが正の数の場合は通帳Pは左方向へ搬送し、rが負の数の場合は通帳Pは右方向へ搬送する。
次に未記帳データの印字を開始する(ステップ44)。この場合、通帳Pを挿入口21方向へ移動させながら印字を行い、未記帳データは日付の遅いものから順に印字を行う。図5(d)は印字が終了した時点の通帳Pの位置を示す。符号36はステップ44で印字した印字行を示す。この後この位置から通帳Pを挿入口21方向へ搬送し、磁気ストライプが磁気ヘッド24に対向する位置で停止し(図5(e)に示す位置)、磁気ヘッド24で磁気ストライプデータを更新し(ステップ45)、これが終了すると、通帳Pを挿入口21へ排出し、顧客に返却する(ステップ46)。
ステップ42において、未記帳データが、印字済行を含めると2頁以上に亘る場合は、印字済の最終行の次の行が印字ヘッド25に対向する位置に来るように、通帳Pを搬送する(ステップ47)。次に未記帳データの印字を開始する(ステップ48)。この場合、通帳Pを装置奥側(図5における左側)方向へ移動させながら印字を行い、未記帳データは日付の早いものから順に印字を行う。印字が終了すると、通帳Pは、印字ヘッド25より図5における左側にあるターンページユニット15へ搬送され、ここで頁捲りが行われ(ステップ49)、ステップ36へ戻る。
上記第2の実施の形態では、通帳Pを印字位置に位置づける際、ステップ43において、未記帳の印字行数gの最終行目が印字ヘッド25に対向する位置に来るように通帳Pを搬送するようにしているが、未記帳の最初の行が印字ヘッド25より右側に位置している場合、図5(f)に示すように、未記帳の印字行の最初の行を印字ヘッド25の直下に位置づけるようにしてもよい。このようにしても上記の実施の形態と通帳Pの搬送量および搬送時間は変わらない。
この場合、所定印字行uと、CCDセンサ13と印字ヘッド25との間の距離wとの関係がu≦wとなるように、所定印字行uを設定することにより、必ず未記帳の最初の行が印字ヘッド25より挿入口21側に位置するようになる。このように設定することで、未記帳の最初の行を印字ヘッド25に対向する位置に位置づけるようにし、仮想最終印字行に向かって印字するようにしてもよい。
以上のように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、最短距離の搬送で通帳Pに未記帳データを印刷するようにしたので、通帳処理に要する時間を短縮することが可能になり、顧客にとっては取引時間の短縮につながることから待ち時間の短縮となり、使い勝手のよい装置を提供することができる。また第2の実施の形態では、印字済行34の読取りを、CCDセンサ13が印字済行34を通過してから所定印字行uだけ通帳Pを搬送して停止させるようにしたので、通帳Pを戻す動作をする必要性が極力小さくなり、より短時間で通帳処理を行うことが可能になる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、印字済行を読取るCCDセンサを挿入口に近接して設けるとともに、印字ヘッドを上記実施の形態と同程度にCCDセンサから離して設け、通帳Pの吸入動作と印字済行の読み取り動作を同時に行い、その後の動作は上記第1の実施の形態と同様に行うことも可能である。このようにすれば、通帳Pを搬送する距離が短くなり、さらに処理時間の短縮につながる。
第1の実施の形態における通帳取扱装置を示す構成図である。 通帳を示す斜視図である。 第1の実施の形態の通帳記帳動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の通帳記帳動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 従来の通帳記帳動作を示す動作説明図である。 本発明の各実施の形態が適用される自動取引装置を示す概観斜視図である。 自動取引装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 通帳取扱装置
13 CCDセンサ
19 制御部
21 挿入口
22 搬送路
24 磁気ヘッド
25 印字ヘッド
41 自動取引装置

Claims (5)

  1. 読取手段により通帳の印字済行を読取り、前記読取手段より装置奥側に配設された印字ヘッドにより前記印字済行に続けて未記帳の取引情報を印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置において、
    前記印字済行に続けて前記未記帳の取引情報を印字した場合の仮想最終印字行目を算出する算出手段を設け、
    前記算出手段により算出した前記仮想最終印字行目が、前記読取手段により前記印字済行を読取った時点における通帳位置から、前記印字ヘッドに対向する位置にくるまで通帳を搬送し、
    前記印字ヘッドにより前記仮想最終印字行目から前記印字済行に向けて前記未記帳の取引情報を印字することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記印字すべき取引情報は複数有り、前記算出手段は、前記印字済行に続けて複数の前記取引情報を印字した場合の前記仮想最終印字行を算出する請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記読取手段は、通帳の見開き頁の全ての印字行を読取った後、前記印字済行を確定する請求項1または2記載の自動取引装置。
  4. 読取手段により通帳の印字済行を読取り、前記読取手段より装置奥側に配設された印字ヘッドにより前記印字済行に続けて未記帳の取引情報を印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置において、
    前記読取手段が前記印字済行から所定印字行読取った時点において前記印字済行を確定し、
    確定した前記印字済行に続けて前記取引情報を印字した場合の仮想最終印字行目を算出する算出手段を設け、
    前記算出手段により算出した前記仮想最終印字行目が、前記読取手段が前記印字済行から前記所定印字行を通過した時点における通帳位置から、前記印字ヘッドに対向する位置まで通帳を搬送し、
    前記印字ヘッドにより前記仮想最終印字行目から前記印字済行に向けて前記取引情報を印字することを特徴とする自動取引装置。
  5. 読取手段により通帳の印字済行を読取り、前記読取手段より装置奥側に配設された印字ヘッドにより前記印字済行に続けて未記帳の取引情報を印字する通帳取扱装置を内蔵する自動取引装置において、
    前記読取手段が前記印字済行から所定印字行読取った時点において前記印字済行を確定し、
    前記所定印字行を、前記読取手段と前記印字手段との間の距離より短くなるように設定し、
    未記帳の最初の行が、前記読取手段が前記印字済行から前記所定印字行を通過した時点における通帳位置から、前記印字ヘッドに対向する位置まで通帳を搬送し、
    前記印字ヘッドにより未記帳の最初の行から前記取引情報を印字することを特徴とする自動取引装置。
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