JP2010157274A - 磁気記録媒体の読み取り方法及び、磁気記録媒体が設けられた冊子媒体の処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つのトラックにデータが独立してそれぞれ記録された磁気記録媒体MSの読み取り方法では、取得部1aにより2つのトラックから同方向に読み取られたデータが順次取得され、取得部1aが一方のトラックのデータの取得後、他方のトラックのデータを取得した場合に、計測部1bにより、一方のトラックから他方のトラックへの切り替え時間が計測され、判別部1cにより、計測部1bが計測した切り替え時間のうち、一方向のトラックへの切り替え時間にて、比較対象の切り替え時間が、一方向のトラックへの切り替え時間から抽出した2つの切り替え時間の平均時間に対する所定範囲内に収まるか否かが判別され、所定範囲内に収まらない場合には、磁気記録媒体MSに記録されたデータの消失が生じていると判別される。
【選択図】図1
Description
FM方式では、磁気ヘッドにより、1つのトラックに磁束を反転させて“0”又は“1”を記録する。
磁気記録媒体100には、“0”に対応したトラック“0”、“1”に対応したトラック“1”が設けられている。また、磁気データA1はトラック“1”に、磁気データa1はトラック“0”にそれぞれ記録されている。
NRZI方式では、例えば、図8において、トラック“1”の磁気データA1の取得後、本来読み取られるべきトラック“0”の磁気データa2が消失している場合、磁気データa2に隣接する、有効範囲内の磁気データa1が処理されてしまう。
この読み取り方法は、取得部が、前記2つのトラックから同方向に読み取られた前記データを順次取得するステップと、前記取得部が一方のトラックのデータの取得後、他方のトラックのデータを取得した場合に、計測部が、一方のトラックから他方のトラックへの切り替え時間を計測する計測ステップと、判別部が、前記計測部が計測した前記切り替え時間のうち、一方向のトラックへの切り替え時間にて、比較対象の切り替え時間が、前記一方向のトラックへの切り替え時間から抽出した2つの切り替え時間の平均時間に対する所定範囲内に収まるか否かを判別し、前記所定範囲内に収まらない場合には、前記磁気記録媒体に記録された前記データの消失が生じていると判別するステップと、を有する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態における磁気記録媒体の読み取り方法を説明するための図である。
まず、取得部1aが磁気記録媒体MSの2つのトラックMSa,MSbから同方向に読み取った磁気データを順次取得する。
図2は、ATMの概略図である。
なお、(A)は通帳PBの一体的に連なった裏表紙及び表表紙の平面図、(B)は、通帳PBに設けられた磁気記録媒体MSのデータ構成の模式図である。
図4は、第2の実施の形態における通帳処理部の機能を表す機能ブロック図である。
印字部23は、印字ヘッド(図示を省略)を含み、利用者が行った、入金、出金、振り込み等の取引情報を通帳PBに書き込む。
搬送部25は、搬送路25aに複数配置された搬送ローラ25bの動作を制御する。具体的には、搬送路25aに挿入された通帳PBを、磁気ヘッド処理部21、イメージスキャナ22及び印字部23のそれぞれの位置に適宜搬送し、通帳PBに所定の処理が行われるように搬送ローラ25bを駆動させる。また、通帳PBを必要に応じて冊子媒体取扱部24に搬送するように搬送ローラ25bを駆動させる。そして、所定の処理が終了した通帳PBを挿入口20aに搬送させるように搬送ローラ25bを駆動させる。
CPU26aは上記の磁気ヘッド処理部21、イメージスキャナ22、印字部23、冊子媒体取扱部24及び搬送部25の動作を制御する。また、CPU26aは、機能として、取得部26a1、計測部26a2及び判別部26a3を有する。なお、メモリ26bは、取得・算出したデータを格納する。
図5は、第2の実施の形態における読み取り処理を説明するためのフローチャートである。
[ステップS3]CPU26aは、読み取った磁気データの取得にて、一方のトラックの磁気データの取得後、他方のトラックの磁気データを取得した場合に、一方のトラックから他方のトラックへの切り替え時間をトラックの切り替え方向毎に計測する。CPU26aは、測定した切り替え時間が所定時間範囲に収まるか否かを判別する。なお、ステップS3の詳細な説明については後述する。
[ステップS7]CPU26aは、磁気記録媒体MSの読み取りに異常があるものと判別する。
図6は、第2の実施の形態における切り替え時間チェック処理を説明するためのフローチャートである。なお、フローチャート中のXjとは、連続して計測した切り替え時間のうち、j番目(j=1、2、…、n)の切り替え時間T又はtを表している。また、トラックMSbからトラックMSaへの切り替え時間をTjで表し、トラックMSaからトラックMSbへの切り替え時間をtjで表す。同様に、Yjは、Xj−2及びXj−1の平均時間を表し、Xjが切り替え時間Tjの場合、Yjは平均時間Sj、Xjが切り替え時間tjの場合、Yjは平均時間sjをそれぞれ表す。
CPU26aの計測部26a2が、磁気データの取得において、トラックMSbからトラックMSaへ、又はトラックMSaからトラックMSbへのいずれかのトラックの切り替え方向を選択する。
[ステップS3b]CPU26aの計測部26a2は、算出したX1及びX2の2つの切り替え時間の差(σ)(=X1−X2)の絶対値を算出する。
[ステップS3e]CPU26aの判別部26a3は、算出した切り替え時間Xjに対して、切り替え時間Xj−2,Xj−1の平均時間Yjを算出する。例えば、ステップS3dの後においては、切り替え時間X1,X2の平均時間Y3を算出する。
[ステップS3i]CPU26aの判別部26a3は、切り替え時間の判別を行っていない切り替え方向が他にあればステップS3aに再び進められ、全ての切り替え方向の切り替え時間の判別を終えたらステップS3jに進められる。
[ステップS3k]CPU26aの判別部26a3は、磁気記録媒体MSの読み取りに異常が生じると判別する。
CPU26aの取得部26a1が、磁気ヘッド21aを矢印Z方向に移動させて磁気記録媒体MSから連続して読み取った磁気データを順次取得する。CPU26aの計測部26a2が、取得した磁気データにおいて、トラック“0”からトラック“1”へのトラックの切り替え方向を選択する。さらに、CPU26aの計測部26a2は、選択した切り替え方向において、トラック“0”からトラック“1”への切り替え時間T1,T2,T3…を順次算出する(ステップS3aに対応)。
以下、トラック“0”からトラック“1”の場合と同様に、CPU26aの計測部26a2は、トラック“1”からトラック“0”への切り替え時間t1,t2…を順次算出する。
上記(A)の場合と同様に、CPU26aの取得部26a1が、磁気ヘッド21aを矢印Z方向に移動させて磁気記録媒体MSから連続して読み取った磁気データを順次取得する。CPU26aの計測部26a2が、取得した磁気データにおいて、トラック“0”からトラック“1”へのトラックの切り替え方向を選択する。さらに、CPU26aの計測部26a2は、選択した切り替え方向において、トラック“0”からトラック“1”への切り替え時間T1,T2,T3…を順次算出する(ステップS3aに対応)。
1a,26a1 取得部
1b,26a2 計測部
1c,26a3 判別部
10 ATM
11 タッチパネル
12 紙幣入出金部
13 硬貨入出金部
14 カード読み取り部
20 通帳処理部
20a 挿入口
21 磁気ヘッド処理部
21a 磁気ヘッド
22 イメージスキャナ
23 印字部
24 冊子媒体取扱部
25 搬送部
25a 搬送路
25b 搬送ローラ
26 制御部
26a CPU
26b メモリ
MS 磁気記録媒体
MSa,MSb トラック
PB 通帳
Claims (6)
- 2つのトラックにデータが独立してそれぞれ記録された磁気記録媒体の読み取り方法において、
取得部が、前記2つのトラックから同方向に読み取られた前記データを順次取得するステップと、
前記取得部が一方のトラックのデータの取得後、他方のトラックのデータを取得した場合に、計測部が、一方のトラックから他方のトラックへの切り替え時間を計測する計測ステップと、
判別部が、前記計測部が計測した前記切り替え時間のうち、一方向のトラックへの切り替え時間にて、比較対象の切り替え時間が、前記一方向のトラックへの切り替え時間から抽出した2つの切り替え時間の平均時間に対する所定範囲内に収まるか否かを判別し、前記所定範囲内に収まらない場合には、前記磁気記録媒体に記録された前記データの消失が生じていると判別するステップと、
を有することを特徴とする磁気記録媒体の読み取り方法。 - 前記判別部が、前記比較対象の切り替え時間が前記所定範囲内に収まる場合には、前記磁気記録媒体に記録された前記データの消失は生じていないと判別することを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の読み取り方法。
- 前記2つの切り替え時間は、前記計測ステップで連続して測定された前記比較対象の切り替え時間の直前の2つの切り替え時間であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の読み取り方法。
- 前記一方向のトラックへの切り替え時間のうち、前記計測ステップで連続して測定された、最初の2つの切り替え時間の差分が基準値の所定範囲内に収まることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の読み取り方法。
- 前記判別部が、前記差分が前記基準値の所定範囲内に収まらない場合には、前記磁気記録媒体に記録された前記データに消失が生じているとすることを特徴とする請求項4記載の磁気記録媒体の読み取り方法。
- 2つのトラックにデータが独立してそれぞれ記録された磁気記録媒体が設けられた冊子媒体の処理装置において、
前記冊子媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路を搬送する前記冊子媒体の前記磁気記録媒体にて、前記2つのトラックから同方向に読み取られた前記データを順次取得する取得部と、
前記取得部が一方のトラックのデータの取得後、他方のトラックのデータを取得した場合に、一方のトラックから他方のトラックへの切り替え時間を計測する計測部と、
前記計測部が計測した前記切り替え時間のうち、一方向のトラックへの切り替え時間にて、比較対象の切り替え時間が、前記一方向のトラックへの切り替え時間から抽出した2つの切り替え時間の平均時間に対する所定範囲内に収まるか否かを判別し、前記所定範囲内に収まらない場合には、前記磁気記録媒体に記録された前記データの消失が生じていると判別する判別部と、
を有することを特徴とする磁気記録媒体が設けられた冊子媒体の処理装置。
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JP2014146396A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Fujitsu Frontech Ltd | 磁気ストライプデータ処理装置 |
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---|---|---|---|---|
JPH08197809A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-06 | Fujitsu Ltd | 通帳プリンタ装置 |
JPH10222810A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-21 | Hitachi Ltd | 磁気ストライプ読み取り装置 |
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2008
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