JPH10250157A - 薬歴簿印刷システム及び薬歴簿読み取り装置 - Google Patents

薬歴簿印刷システム及び薬歴簿読み取り装置

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JPH10250157A
JPH10250157A JP5761797A JP5761797A JPH10250157A JP H10250157 A JPH10250157 A JP H10250157A JP 5761797 A JP5761797 A JP 5761797A JP 5761797 A JP5761797 A JP 5761797A JP H10250157 A JPH10250157 A JP H10250157A
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JP5761797A
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Masaki Terakawa
雅規 寺川
Takanori Sakurai
孝憲 櫻井
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SAKURA K C S KK
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SAKURA K C S KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薬歴の一覧性が良い冊子形式の薬歴簿を用いた
場合の紛失や順序の不整合の問題を克服した薬歴簿シス
テムを提供する。 【解決手段】冊子形式の薬歴簿を搬送するための薬歴簿
搬送機4と、薬歴簿搬送機4による搬送中に、少なくと
も薬歴簿に印刷された患者名を特定するためのマーク
と、薬歴簿のページマークと、各ページの印刷済み領域
に応じて設けられた使用済み行マークを読み取る読み取
り手段(バーコードリーダー5、ページ/印刷行センサ
6)と、読み取り手段による読み取り結果から得られる
印刷位置に関する情報に従って、患者の処方箋情報を印
刷するプリンタ装置7とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬歴簿印刷システ
ム及び薬歴簿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】調剤薬局における薬歴簿への記帳業務は
コンピュータからの処方箋情報に基づいてプリンタによ
りカット紙に印刷することで行っている。処方箋情報の
印刷は患者の来局のたびに新規のカット紙に印刷する
か、あるいは、前回印刷したカット紙を再度用いて、既
印刷部分の次行から印刷を行っている。既印刷行の検知
は、コンピュータの内部記憶部に記憶されているデータ
に基づいて行なうか、あるいは操作者の目視により既印
刷行を判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処方箋情報の記帳はカット紙に対して行っているため、
患者の薬歴が複数のページにわたる場合には服薬履歴の
一覧性が悪くなるとともに、薬歴簿の一部の紛失や、順
序の不整合といった問題が発生してしまう。
【0004】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、薬歴簿として
冊子を用いた場合の冊子の個別判別、誤挿入、表紙印
刷、改ページ、改冊の問題を解決した薬歴簿読み取り装
置及び薬歴簿印刷システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は薬歴簿印刷システムであって、冊子
形式の薬歴簿を搬送するための搬送手段と、この搬送手
段による搬送中に、少なくとも前記薬歴簿に印刷された
患者名を特定するためのマークと、前記薬歴簿のページ
マークと、各ページの印刷済み領域に応じて設けられた
使用済み行マークを読み取る読み取り手段と、この読み
取り手段による読み取り結果から得られる印刷位置に関
する情報に従って、患者の処方箋情報を印刷する印刷手
段とを具備する。
【0006】また、第2の発明は、薬歴簿を読み取る薬
歴簿読み取り装置であって、前記薬歴簿の表紙ページに
設けられた患者を特定するためのマークを読み取る第1
の読み取り手段と、この第1の読み取り手段によって前
記患者を特定するためのマークが読み取れた場合に、前
記薬歴簿の処方ページに設けられたページマークを読み
取ることによって、印刷すべきページを特定する第2の
読み取り手段と、この第2の読み取り手段によって特定
された印刷ページに、印刷済み領域に応じて設けられた
使用済み行マークを読み取ることによって、前記印刷ペ
ージにおける印刷位置を特定する第3の読み取り手段と
を具備する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
薬歴簿印刷システムの構成を示すブロック図であり、薬
歴簿冊子3に印刷された個別薬歴簿判別のための患者I
Dと何冊目の冊子であるか示す冊番号を読み取るバーコ
ードリーダー5と、ページマーク及び印刷済み行マーク
を読み取るための光センサから構成されたページ/印刷
行センサ6とを含む読み取り手段を備えた薬歴簿搬送機
(搬送手段)4と、印字ヘッド8を有し、搬送されてき
た薬歴簿冊子3に来局患者の処方箋情報を印刷するプリ
ンタ装置(印刷手段)7と、印刷待ち行列2と薬歴デー
タベース9とディスプレイ装置30とを具備する制御用
パソコン1とを具備する。ここで、バーコードリーダー
5は、薬歴簿冊子3の搬送経路の上下に各々設けられた
上側バーコードリーダー5−1と下側バーコードリーダ
ー5−2とからなる。また、ページ/印刷行センサ6は
薬歴簿冊子3の搬送経路の上側に設けられている。
【0008】図1に示すように、本実施形態において
は、図示せぬ処方箋情報出力機とプリンタ装置8との間
に、制御用パソコン1と薬歴簿搬送機4とを設置し、来
局患者の処方箋情報を制御用パソコン1内のプログラム
によって薬歴簿形式に整形し、薬歴簿搬送機4に設置し
たバーコードリーダー5とページ/印刷行センサ6とに
より、個別薬歴簿の判別、改ページ、改冊を検知して正
しい印刷を行なう。
【0009】薬歴簿冊子3は表紙ページと処方ページか
らなるノート型の冊子であり、開いた状態で1つのペー
ジとして扱われ、これよりノートとして見た場合の表表
紙と裏表紙とを合わせて薬歴簿の表紙ページとして扱わ
れる。
【0010】図1において、来局患者の処方箋情報が外
部から制御用パソコン1に電気信号として与えられる。
制御用パソコン1は処方箋情報を内部の印刷待ち行列2
に格納するとともに、制御用パソコン1が持つディスプ
レイ装置30に薬歴印刷待ち患者名を表示して操作者に
薬歴簿冊子3の挿入を促す。操作者は該当患者の薬歴簿
冊子3を薬歴簿搬送機4の挿入部に挿入する。薬歴簿搬
送機4は矢印Aで示す方向に薬歴簿冊子3を搬送しなが
ら、冊子の向きを整えるとともにバーコードリーダー5
によって薬歴簿冊子3の患者ID及び冊番号を読み取
り、かつ、ページ/印刷行センサ6によってページ番号
及びそのページの最終印刷行を読み取る。
【0011】患者ID、ページ番号、最終行情報は、薬
歴簿搬送機4から電気信号の形態で制御用パソコン1に
送られ、それを元に印刷待ち行列2から該当患者の処方
箋情報が取り出されて、制御用パソコン1内で薬歴簿冊
子に記述する書式に整形される。整形された処方箋情報
は薬歴簿搬送機4に印刷情報として送信される。薬歴簿
搬送機4は印刷情報の受信後、プリンタ装置7に薬歴簿
冊子3を送るとともに印刷情報をプリンタ装置7に送
る。プリンタ装置7は送られた印刷情報に基づいて印字
ヘッド8に用いて薬歴簿冊子3に処方箋情報を薬歴簿形
式で印刷する。印刷が終了した処方箋情報については制
御用パソコン1内の薬歴データベース9に蓄積し、後日
の検索参照が行えるようにする。
【0012】図2は薬歴簿冊子3の表紙ページの表表紙
のフォーマットを示す図であり、ページマーク10を書
き込む領域と、バーコード印字領域11と、患者情報印
字領域12とが設けられている。新規患者の場合、ま
ず、未使用の薬歴簿の表紙ページの患者情報印字領域1
2に患者情報を印字することから開始されるが、このと
き、誰の薬歴簿冊子3であるかを判断するために、患者
IDをバーコード印字領域11にバーコード形式で印字
される。これによって、次回に薬歴簿冊子3が薬歴簿搬
送機4にセットされたときは、バーコードリーダー5が
初回に印字されたバーコードを読むことで患者のIDを
判断することができる。さらに、バーコード印字領域1
1には薬歴簿冊子3の冊数に関する情報をもバーコード
形式で印刷され、患者ごとに何冊目の薬歴簿冊子3であ
るかも判断できる。
【0013】薬歴簿冊子3の内側はその患者の処方内容
を印字するための処方ページとして扱われる。薬歴簿は
ノート型の冊子なので複数の処方ページを有している。
薬歴簿冊子3の何ページ目が薬歴簿搬送機4にセットさ
れたのかを判断するとともに、表紙ページを1ページ
目、2ページ目以降を処方ページとして認識できるよう
に、薬歴簿冊子3にはあらかじめページマーク10が印
刷されている。このページマーク10は薬歴簿冊子3を
薬歴簿搬送機4にセットしたときにページ/印刷行セン
サ6によって読み取られ、これによってページの認識が
可能である。
【0014】図3は前記したページマーク10の種々の
形式を示す図であり、黒で塗り潰された複数の矩形領域
を各々異なる配置となるように配置することでページの
区別を行なっている。(a)は表紙ページを示し、
(b)は処方ページ1、(c)は処方ページ2、(d)
は処方ページ3、(e)は処方ページ4、(f)は処方
ページ5、(g)は処方ページ6を示している。
【0015】以上の機能によって、だれの薬歴簿冊子3
の何冊目の何ページが薬歴簿搬送機4にセットされたの
かを把握することができ、これによって薬歴簿を冊子と
して実現することを可能にしている。
【0016】図4は処方印刷ページのフォーマットを示
す図であり、ページマーク10と、3つの異なる処方箋
情報を各々印刷するための印刷領域としての第1ブロッ
ク印刷領域13、第2ブロック印刷領域14、第3ブロ
ック印刷領域15と、これら各ブロックの何行目まで情
報が印刷されているかを示す第1ブロック用行マーク列
16、第2ブロック用行マーク列17、第3ブロック用
行マーク列18とが設けられている。第1ブロックには
例えば、処方調剤年月日、診療機関(科名、保険医氏
名)、処方No.、投薬負担金、総点数などが印刷さ
れ、第2ブロックには処方内容、第3ブロックには服薬
指導及び患者情報、保険薬剤師氏名などが印刷される。
【0017】各ブロック印刷領域13、14、15には
コンピュータによる印字だけでなく、服薬指導文などが
手書きされる。そのため、各ブロック用行マーク列1
6、17、18は、各ブロック印刷領域13、14、1
5の何行まで印刷(または手書き)されているのかを把
握して、プリンタ装置7に対して何処(何行目)から印
字を開始すれば良いのかを知らせるために用いられる。
また、3つの行マーク列を用いるのは、各ブロックの印
刷領域13、14、15について各々独立して行の管理
を行なうためである。
【0018】各ブロック用行マーク列16、17、18
は、薬歴簿冊子3が薬歴簿搬送機4にセットされたとき
にページ/印刷行センサ6によって読み取られる。行マ
ークが黒塗りされていればその行に対応する各ブロック
の印刷領域には既に情報が印刷されていることを示し、
プリンタ装置7による印字の場合は自動的に付与され、
手書きの場合はフェルトペンなどによって行マークが黒
く塗りつぶされる。
【0019】図6は上記した処方印刷ページの印刷例を
示す図であり、第1ブロックの印刷済み領域を示す既印
刷部22に対応して第1ブロック用使用済み行マーク1
9が、第2ブロックの印刷済み領域を示す既印刷部23
に対応して第2ブロック用使用済み行マーク20が、第
3ブロックの印刷済み領域を示す既印刷部24に対応し
て第3ブロック用使用済み行マーク21が黒く塗られて
いる。また、第3のブロックの手書き部25は手書きで
情報が書かれている領域を示し、この場合は手書きした
行のうち、最後の行に対応する行マーク26のみをフェ
ルトペンなどによって黒く塗りつぶせばよい。
【0020】図7は薬歴簿冊子3の表紙ページを読み取
るべく薬歴簿冊子3が薬歴簿搬送機4にセットされた場
合の読み取りの様子を示す図である。この場合は、表紙
ページに印字されたバーコード11′を上側バーコード
リーダー5−1によって読み取るとともに、ページマー
ク10をページ/印刷行センサ6の構成要素としての第
1及び第2ブロック用行マーク読み取りセンサー6−
1、6−2によって読み取る。バーコード11′を読み
取ることで、誰の何冊目の薬歴簿冊子の表紙かが把握さ
れる。また、ページマーク10を読み取ることで何ペー
ジを読み取っているかが、表紙ページであることを確実
に把握することができる。
【0021】上記読み取り動作の後、薬歴簿冊子3はプ
リンタ装置7の印字ヘッドまで搬送される。図8は薬歴
簿冊子3の処方ページを読み取るべく薬歴簿冊子3が薬
歴簿搬送機4にセットされた場合の読み取りの様子を示
す図である。この場合は、表紙ページに印字されたバー
コード11′を下側バーコードリーダー5−2によって
読み取るとともに、ページマーク10及び第1、第2、
第3ブロック用使用済み行マーク19、20、21をそ
れぞれ、ページ/印刷行センサ6の構成要素としての第
1ブロック用行マーク読み取り光センサー6−1、第2
ブロック用行マーク読み取り光センサー6−2、第3ブ
ロック用行マーク読み取り光センサー6−3によって読
み取る。バーコード11′を読み取ることで、誰の何冊
目の薬歴簿冊子の表紙かが把握される。また、ページマ
ーク10を読み取ることによって何ページであるかが、
第1、第2、第3ブロック用使用済み行マーク19、2
0、21を読み取ることによって、各ブロックの何行目
まで印刷済みであるかを把握することができる。
【0022】図9は薬歴簿冊子3を搬送する搬送薬歴簿
搬送機4のローラー29の配置状態を示す図であり、矢
印Bで示す搬送方向と直交する仮想的な複数のラインの
各々に沿って、長方形の断面を有する複数のローラ29
が所定の間隔で設けられている。さらに、バーコードリ
ーダー5及びページ/印刷行センサ6が薬歴簿冊子3の
バーコード及びページマーク、行マークを正しく読み取
れるように、搬送方向に沿ってガイドライン28が設け
られている。また、各ローラ29は図5に示すように、
搬送方向に対して所定の角度θ(ここでは約1°〜2°
に設定されているが、この角度に限定されない)をもた
せて配置されており、これによって、薬歴簿冊子3が搬
送経路から逸脱せずに、ガイドライン28に沿って進行
するようにしている。
【0023】以下に図10、図11を参照して薬歴簿冊
子3への一回の印刷処理の工程を詳細に説明する。ここ
では、操作者が薬歴簿搬送機4に挿入した薬歴簿冊子3
あるいは用紙の状態から自動的に操作者の要求を判断す
る。すなわち、まず、薬歴簿冊子3が薬歴簿搬送機4に
挿入されるまで待機し(ステップS1)、挿入を検出し
たときは、上側バーコードリーダー5−1がバーコード
11′を読み取れるかどうかを検出する(ステップS
2)。ここで、Yesの場合は、薬歴簿冊子3の表紙に
すでにバーコード11′が印刷してあって、オペレータ
が表紙ページを表向きにして薬歴簿冊子3を挿入したと
判断できる。この場合は次に該当患者の表紙更新データ
が存在するかどうかを判断し(ステップS3)、存在す
る場合は表紙更新データを印刷して(ステップS1
1)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS25)。ま
た、存在しない場合にはエラー表示を行なって(ステッ
プS12)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS2
5)。
【0024】一方、ステップS2でNoの場合には下側
バーコードリーダー5−2がバーコード11′を読み取
れるかどうかを検出する(ステップS4)。ここで、Y
esの場合は薬歴簿冊子3の表紙にすでにバーコード1
1′が印刷してあって、操作者が表紙ページを裏向きに
してすなわちページを開いた処方ページを表向きにして
薬歴簿冊子3を挿入したと判断できる。この場合は次に
印刷すべき処方データが存在するかどうかを判断し(ス
テップS5)、存在する場合はページ/印刷行センサ6
によってページマーク10を読み取り(ステップS
6)、続いて挿入したページが正しいかどうかを判断す
る(ステップS7)。ここで、正しい場合には各ブロッ
クの使用済み行マークから次に印刷する位置を読み取り
(ステップS13)、そのページ内に印刷可能かどうか
を判断する(ステップS14)。ここで印刷可能である
ときは制御用パソコン1で印刷すべきデータを整形し
(ステップS15)、処方印刷を行なう(ステップS1
6)。
【0025】また、ステップS14でそのページ内に印
刷できないと判断された場合は、次にその冊子内に印刷
可能かどうかを判断する(ステップS17)。ここで印
刷可能であると判断された場合は改ページの指示を表示
して(ステップS18)、薬歴簿冊子3を排出する(ス
テップS25)。また、冊子内に印刷ができないと判断
された場合にはその冊子内にはもはや印刷するためのス
ペースがないので、改冊の指示を表示して(ステップS
19)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS25)。
【0026】なお、ステップS5、ステップS7でNo
の場合にはエラー表示を行って(ステップS20)、薬
歴簿冊子3を排出する(ステップS25)。一方、ステ
ップS2及びステップS4でNoと判断された場合には
表紙ページのページマーク10が読み取れるかどうかを
判断する(ステップS8)。ここでYesの場合、上側
バーコードリーダー5−1、下側バーコードリーダー5
−2いずれも読み取れないが、表紙ページのページマー
ク10が読み取れることで、まだなにも印刷されていな
い薬歴簿の表紙ページを表向きにして挿入したと判断す
ることができる。したがって、この場合は印刷すべき表
紙データが存在するかどうかを判断し(ステップS
9)、存在する場合は表紙印刷を行って(ステップS2
1)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS25)。ま
た、存在しない場合にはエラー表示を行って(ステップ
S22)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS2
5)。
【0027】また、ステップS8がNoの場合、すなわ
ち、上側バーコードリーダー5−1、下側バーコードリ
ーダー5−2いずれも読み取れず、表紙ページのページ
マークも読み取れないことで、普通紙が挿入されたと判
断することができる。したがって、この場合は仮印刷の
設定が行われているかどうかを判断し(ステップS1
0)、行われている場合には仮印刷を行って(ステップ
S23)、薬歴簿冊子3を排出する(ステップS2
5)。また、行われていない場合にはエラー表示を行っ
て(ステップS24)、薬歴簿冊子3を排出する(ステ
ップS25)。
【0028】以上、上記した実施形態によれば、処方箋
情報の記帳媒体として冊子を用いるようにしたので、薬
歴の一覧性を向上させるとともに、紛失や不整合の問題
をなくした薬歴簿を提供することができる。また、冊子
を用いた場合の冊子の個別判別、誤挿入、表紙印刷、改
ページ、改冊の問題を解決した薬歴簿読み取り装置及び
薬歴簿印刷システムを提供することができる。
【0029】すなわち、プリンタ装置7の用紙挿入部の
前段に薬歴簿搬送機4を設けたので、薬歴簿冊子3の破
損の原因となる用紙の向き、挿入速度、挿入時にかかる
力などの不正を正してプリンタ装置7への安定した挿入
を実現できる。
【0030】また、薬歴簿冊子3には機械読み取りが可
能な個別患者識別のためのバーコードを印刷したので、
個別患者の薬歴簿を判別して誤印刷を防止することがで
きる。
【0031】また、薬歴簿冊子3の見開き固定位置にペ
ージマークを設けたので、冊子形式であることによる誤
ページ印刷の問題を解決するとともに、一覧性を向上さ
せ、かつ薬歴簿冊子3以外の用紙の挿入を防止すること
ができる。
【0032】また、薬歴簿冊子3にはその左右余白欄に
印刷済み行を表すマークを設けたので、前回来局時の薬
歴記述の次の行を正確に検出することができ、かつ行を
つめた一覧性の高い薬歴簿冊子を得ることができる。ま
た、手書きによる服薬指導文を追加した場合には、その
分の行マークをフェルトペンなどにより黒色に塗りつぶ
すことにより、容易に印刷済み行を追加できる。
【0033】また、処方箋情報を制御用パソコン1によ
って整形するようにしたので、薬歴簿の慣例的記述書式
と同一の書式で印刷を行なうことができる。また、制御
用パソコン1により制御を行なうので、処方箋情報を患
者ごとの薬歴データベースとすることが可能であり、操
作者はパソコンの画面から特定の患者の薬歴を検索、参
照することができる。
【0034】なお、上記した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。 (1) 薬歴簿印刷システムであって、冊子形式の薬歴
簿を搬送するための搬送手段と、この搬送手段による搬
送中に、少なくとも前記薬歴簿に印刷された患者名を特
定するためのマークと、前記薬歴簿のページマークと、
各ページの印刷済み領域に応じて設けられた使用済み行
マークを読み取る読み取り手段と、この読み取り手段に
よる読み取り結果から得られる印刷位置に関する情報に
従って、患者の処方箋情報を印刷する印刷手段と、を具
備することを特徴とする薬歴簿印刷システム。 (2) 前記患者を特定するためのマークはバーコード
から構成されていることを特徴とする構成(1)に記載
の薬歴簿印刷システム。 (3) 前記ページマークは所定の色で塗りつぶされた
矩形領域を所定の間隔で複数配置してなり、配置のしか
たによって各ページを区別することを特徴とする構成
(1)に記載の薬歴簿印刷システム。 (4) 前記使用済み行マークは、少なくとも1ブロッ
クの印刷領域に対応して少なくとも1列設けられ、各ブ
ロックの印刷領域のうち印刷済みの行に対応して所定の
色で塗りつぶされた使用済み行マークが付加されること
を特徴とする構成(1)に記載の薬歴簿印刷システム。 (5) 各ブロックの印刷領域は手書きにて記入された
文章を含み、手書きされた行に対応して前記使用済みマ
ークが手書きにて付加されることを特徴とする構成
(4)に記載の薬歴簿印刷システム。 (6) 前記読み取り手段は、前記患者を特定するため
のマークを読み取る第1の読み取り手段と、前記薬歴簿
のページマークと、印刷済みの行であることを表す使用
済み行マークを読み取る第2の読み取り手段とを具備
し、前記第1の読み取り手段は、前記薬歴簿の搬送経路
の上下に各々設けられていることを特徴とする構成
(1)に記載の薬歴簿印刷システム。 (7) 前記患者の処方箋情報は前記印刷手段による印
刷が終了した後、後日の検索参照のために薬歴データベ
ースに蓄積されることを特徴とする構成(1)に記載の
薬歴簿印刷システム。 (8) 薬歴簿を読み取る薬歴簿読み取り装置であっ
て、前記薬歴簿の表紙ページに設けられた患者を特定す
るためのマークを読み取る第1の読み取り手段と、この
第1の読み取り手段によって前記患者を特定するための
マークが読み取れた場合に、前記薬歴簿の処方ページに
設けられたページマークを読み取ることによって、印刷
すべきページを特定する第2の読み取り手段と、この第
2の読み取り手段によって特定された印刷ページに、印
刷済み領域に応じて設けられた使用済み行マークを読み
取ることによって、前記印刷ページにおける印刷位置を
特定する第3の読み取り手段と、を具備することを特徴
とする薬歴簿読み取り装置。 (9) 前記第1の読み取り手段は、前記薬歴簿の搬送
経路の上下に各々設けられていることを特徴とする構成
(8)に記載の薬歴簿読み取り装置。 (10) 前記第2及び第3の読み取り手段は共有され
ていることを特徴とする構成(8)に記載の薬歴簿読み
取り装置。 (11) 前記使用済み行マークは、少なくとも1つの
ブロックの印刷領域に対応して少なくとも1列設けら
れ、各ブロックの印刷済みの行は手書きにて記入された
文章を含み、この手書きされた行に対応して前記使用済
みマークが手書きにて付加されることを特徴とする構成
(8)に記載の薬歴簿読み取り装置。 (12) 表紙ページと複数の処方ページとからなり、
患者の薬歴に関する情報が印刷される薬歴簿であって、
前記表紙ページには少なくとも、前記患者を特定するた
めのマークが設けられ、前記処方ページの各々には、各
ページを表わすページマークと、各ページの印刷済み領
域に応じて使用済み行マークとが設けられていることを
特徴とする薬歴簿。 (13) 前記少なくとも患者を特定するためのマーク
はバーコードから構成されていることを特徴とする構成
(12)に記載の薬歴簿。 (14) 前記少なくとも患者を特定するためのマーク
は何冊目の薬歴簿であるかを示す情報を含んでいること
を特徴とする構成(12)に記載の薬歴簿。 (15) 前記ページマークは所定の色で塗りつぶされ
た矩形領域を所定の間隔で複数配置してなり、配置のし
かたによって各ページを区別することを特徴とする構成
(12)に記載の薬歴簿。 (16) 前記使用済み行マークは、少なくとも1つの
ブロックの印刷領域に対応して少なくとも1列設けら
れ、各ブロックの印刷領域のうち印刷済みの行に対応し
て所定の色で塗りつぶされた使用済み行マークが付加さ
れることを特徴とする構成(12)に記載の薬歴簿。 (17) 各ブロックの印刷済みの行は手書きにて記入
された文章を含み、手書きされた行に対応して前記使用
済みマークが手書きにて付加されることを特徴とする構
成(16)に記載の薬歴簿。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、薬歴簿として冊子を用
いた場合の冊子の個別判別、誤挿入、表紙印刷、改ペー
ジ、改冊の問題を解決した薬歴簿読み取り装置及び薬歴
簿印刷システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る薬歴簿印刷システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】表紙ページの表表紙のフォーマットを示す図で
ある。
【図3】ページマークの種々の形式を示す図である。
【図4】処方印刷ページのフォーマットを示す図であ
る。
【図5】ローラの配置状態を示す図である。
【図6】処方印刷ページの印刷例を示す図である。
【図7】薬歴簿冊子の表紙ページを読み取るべく薬歴簿
冊子が薬歴簿搬送機にセットされた場合の読み取りの様
子を示す図である。
【図8】薬歴簿冊子の処方ページを読み取るべく薬歴簿
冊子が薬歴簿搬送機にセットされた場合の読み取りの様
子を示す図である。
【図9】薬歴簿冊子を搬送する搬送薬歴簿搬送機のロー
ラーの配置状態を示す図である。
【図10】薬歴簿冊子への一回の印刷処理の工程の前部
を示すフローチャートである。
【図11】薬歴簿冊子への一回の印刷処理の工程の後部
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…制御用パソコン、2…印刷待ち行列、3…薬歴簿冊
子、4…薬歴簿搬送機、5…バーコードリーダー、6…
ページ/印刷行センサ、7…プリンタ装置、8…印字ヘ
ッド、9…薬歴データベース、30…ディスプレイ装
置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬歴簿印刷システムであって、 冊子形式の薬歴簿を搬送するための搬送手段と、 この搬送手段による搬送中に、少なくとも前記薬歴簿に
    印刷された患者名を特定するためのマークと、前記薬歴
    簿のページマークと、各ページの印刷済み領域に応じて
    設けられた使用済み行マークを読み取る読み取り手段
    と、 この読み取り手段による読み取り結果から得られる印刷
    位置に関する情報に従って、患者の処方箋情報を印刷す
    る印刷手段と、 を具備することを特徴とする薬歴簿印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、前記薬歴簿の搬送方向
    に対して所定の角度で傾斜された複数のローラを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の薬歴簿印刷システ
    ム。
  3. 【請求項3】 薬歴簿を読み取る薬歴簿読み取り装置で
    あって、 前記薬歴簿の表紙ページに設けられた患者を特定するた
    めのマークを読み取る第1の読み取り手段と、 この第1の読み取り手段によって前記患者を特定するた
    めのマークが読み取れた場合に、前記薬歴簿の処方ペー
    ジに設けられたページマークを読み取ることによって、
    印刷すべきページを特定する第2の読み取り手段と、 この第2の読み取り手段によって特定された印刷ページ
    に、印刷済み領域に応じて設けられた使用済み行マーク
    を読み取ることによって、前記印刷ページにおける印刷
    位置を特定する第3の読み取り手段と、 を具備することを特徴とする薬歴簿読み取り装置。
JP5761797A 1997-03-12 1997-03-12 薬歴簿印刷システム及び薬歴簿読み取り装置 Pending JPH10250157A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002251862A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Ricoh Co Ltd 記憶メディアとこれを用いる情報記録再生装置
US7490049B2 (en) 2002-03-29 2009-02-10 Medco Health Solutions, Inc. Patient oriented point of care system and method
JP2010076098A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Brother Ind Ltd ラベル印刷装置
JP2010534582A (ja) * 2007-07-31 2010-11-11 フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト マーキングオブジェクト及びマーキング装置

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