JP2001232053A - メダル選別構造 - Google Patents

メダル選別構造

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JP2001232053A
JP2001232053A JP2000048379A JP2000048379A JP2001232053A JP 2001232053 A JP2001232053 A JP 2001232053A JP 2000048379 A JP2000048379 A JP 2000048379A JP 2000048379 A JP2000048379 A JP 2000048379A JP 2001232053 A JP2001232053 A JP 2001232053A
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medals
moving
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Takanoshin Imada
貴之進 今田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズが異なるメダル類を確実に排除するこ
とができるメダル選別構造を提供すること。 【解決手段】 メダル選別部40は、メダルMの移動路
にこのメダルMの直径よりも小さな幅を有する落とし穴
46が形成され、この落とし穴46に対してメダルMの
移動方向後方に、左右の折り曲げ部43a、44aによ
って形成される減速機構が設けられている。落とし穴4
6の幅よりも小さな直径を有するメダル類が勢いよく投
入された場合に、このメダルの移動速度が減速機構によ
って減速されるため、メダルが落とし穴46で確実に落
下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム装置等に投
入されたメダルの中から所定サイズ以外のメダルを排除
するメダル選別構造に関する。なお、本明細書において
は、硬貨もメダルの概念に含まれるものとして説明を行
う。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンタ等に設置されたメダルゲー
ム装置は、筐体の一部にメダル投入口が設けられてお
り、プレーヤによってこのメダル投入口から投入された
メダルがゲーム装置内部に形成された所定の移動路を移
動する構造になっている。通常は、ゲームセンタ等にあ
らかじめ用意されている規定サイズのメダルが用いられ
る。したがって、メダル投入口は、この規定サイズのメ
ダルの大きさに合わせて作られており、規定サイズより
も大きな異径メダルが投入できないようになっている。
【0003】また、規定サイズよりも小さな異径メダル
については、メダル投入口からの投入が可能であるた
め、通常は、移動路の途中にこの小さな異径メダルを排
除するための機構が設けられている。
【0004】図12は、規定サイズよりも小さなメダル
を排除するために設けられる従来のメダル選別構造の概
略を示す図である。図12に示すように、メダル投入口
から投入されたメダルMの移動路の途中に、この移動路
の幅よりも小さく、かつ排除対象のメダルの直径よりも
大きな幅を有する穴100が形成されている。この穴1
00は、移動路の底面102に、移動路の左右の側面1
04、106との間に底面102の一部が残る位置に形
成されており、ほぼ規定サイズのメダルMのみがこの穴
100の上を通過し、穴100の幅よりも小さな異径メ
ダルはこの穴100に落下して排除されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のメダル選別構造は、規定サイズのメダルが勢いよく
メダル投入口から投入されると、穴100に落下せずに
通過してしまうという問題があった。例えば、プレーヤ
がメダルを投入する際に、指で弾いて投入するような場
合には、メダルの移動速度が速くなるため、このような
不都合が生じやすい。
【0006】また、このような問題は、規定サイズのメ
ダルを用いたゲーム装置以外についても起こっている。
例えば、100円硬貨を使用するゲーム装置に50円硬
貨等が投入された場合や、ゲーム装置以外でメダルや硬
貨を投入する装置(例えば自動販売機や券売機等)につ
いても同様の問題が生じている。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、サイズが異なるメダル類を
確実に排除することができるメダル選別構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のメダル選別構造は、移動路に所定サイ
ズのメダルの直径よりも小さな幅を有する落とし穴が形
成されており、この落とし穴に対してメダルの移動方向
後方に減速機構が設けられている。落とし穴の幅よりも
小さな直径を有するメダルは、移動路に形成された落と
し穴の上を通過する際に、落とし穴に落ちて排除される
ため、小さなメダル類が投入された場合にこれを取り除
くことができる。しかも、メダルがこの落とし穴にさし
かかる前に、その移動速度が減速機構によって減速され
るため、メダルが落とし穴を飛び越して誤って通過して
しまうことを防止することができ、小さなメダル類を確
実に取り除くことができる。
【0009】また、上述した落とし穴は、移動路の底面
に、移動路の左右の側面との間に底面の一部が残る位置
に形成することが望ましい。落とし穴の上部を所定サイ
ズのメダルが通過する際にこのメダルの両端部が移動路
の底面の一部にかかるため、所定サイズのメダルを排除
せずに通過させることができる。
【0010】また、上述した減速機構は、メダルの直線
的な移動を妨げる干渉構造とすることが望ましい。減速
機構として種々のものが考えられるが、干渉構造で減速
機構を実現することにより、構造の簡略化が可能であ
り、これに伴って製造の容易化やコストの低減が可能に
なる。具体的には、この干渉構造は、所定サイズのメダ
ルの直径よりも若干大きな幅を有する移動路を、この幅
を維持しながら折り曲げることにより形成することが望
ましい。単に、移動路を折り曲げることにより干渉構造
が形成されるため、構造のさらなる簡略化が可能にな
る。
【0011】また、上述した落とし穴近傍の移動路の側
面を、メダルの自由な移動方向に対して傾斜させること
が望ましい。側面を傾斜させることにより、移動中のメ
ダルが一方の側面に押圧されることになるため、反対側
の側面に近い側のメダルの端部が落とし穴に落ちやすく
なり、小さなメダルをさらに確実に排除することができ
る。
【0012】また、メダルの移動路は、少なくとも一方
の側面を、メダルの移動方向に対してほぼ垂直方向に移
動可能に形成することが望ましい。少なくとも一方の側
面を移動させることにより移動路の幅および落とし穴の
幅を変更することができるため、落とし穴で排除せずに
通過させたいメダルのサイズを容易に変更することがで
きる。
【0013】また、上述した移動路の一方端にメダル投
入口が配置されている場合に、このメダル投入口に対す
るメダルの投入方向に、メダルの排出位置を設定するこ
とが望ましい。メダル自体を使用するゲーム装置等にお
いては、プレーヤ等が自分で投入した方向と異なる位置
からメダルが飛び出すと違和感が生じて不自然となる
が、メダルの投入方向に排出位置をあわせることによ
り、このような不自然さをなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のメダルゲーム装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0015】図1は、本実施形態のメダルゲーム装置の
外観を示す図である。同図に示すメダルゲーム装置10
0は、ほぼ垂直に配置された盤面に沿って円板状のメダ
ルを下降させ、盤面の所定位置でこのメダルの通過検知
を行って、プレーヤに種々のゲームを楽しませるととも
に、このゲームによって得られたメダルや盤面に沿って
下降したメダルを盤面の下方向に設けられたスライドテ
ーブル上に落として、このスライドテーブルの動きによ
って、プレーヤがメダルを獲得できるようにしたもので
ある。このメダルゲーム装置100は、図1に示すよう
に、筐体2内に、ゲーム盤3、メダル投入部4、スピー
カ5、制御部6、スライドテーブル7、基板8、入賞メ
ダルダクト9等が設けられている。
【0016】筐体2は、主要部がほぼ四角錐台上の中空
体から形成されており、前面の所定位置、具体的にはプ
レーヤの腰の位置程度の高さにメダル置きを兼ねたアー
ムレスト21が設けられ、このアームレスト21下方の
前面パネル22にメダル取出ポケット23が設けられて
いる。また、ガラス窓24の上方には、タイトルパネル
25、外部照明26、広告板27が設けられ、かつ、ガ
ラス窓24内側の空間には、ステージ演出部28と照明
具29が設けられている。なお、メダル投入部4とスピ
ーカ5は、筐体2のガラス窓24の上部に設置される。
【0017】ゲーム盤3は、ガラス窓24内の空間後端
に、ほぼ垂直な状態で設置されており、上方のメダル投
入部4と下方のスライドテーブル7との間に配置されて
いる。このゲーム盤3は、前面に各種の仕掛け、例え
ば、メダルの下降方向に変化をつけるための釘やフリッ
パー等が取り付けられており、これらの仕掛けにより種
々のゲーム展開がなされる。
【0018】メダル投入部4は、2つのメダル投入口4
aが設けられており、いずれかのメダル投入口4aに規
定サイズのメダルを投入することによりゲームを行うこ
とができる。スピーカ5は、制御部6から入力される音
声データに基づいて、ゲームの効果音やBGM等の各種
音声を出力する。制御部6は、本実施形態のメダルゲー
ム装置100全体の動作を制御する。
【0019】スライドテーブル7は、ゲーム盤3の盤面
に沿って下降してくるメダルやメダルシュータから払い
出されるボーナスメダル等を上面部で受け取るととも
に、ゲーム盤3の盤面に直交する前後方向に往復運動を
して、上面部のメダルをゲーム盤3の盤面下部で前方に
押し出すものである。
【0020】基板8は、スライドテーブル7の下方に、
このスライドテーブル7から落下したメダルを受け取る
ように水平に設置されている。この基板8上にあるメダ
ルは、スライドテーブル7の前縁部によって押し出さ
れ、入賞メダルダクト9内に落下する。入賞メダルダク
ト9は、基板8上から落下したメダルを受けて、このメ
ダルをメダル取出ポケット23まで移動させる。
【0021】次に、メダル投入口4aに投入されたメダ
ルがスライドテーブル7に到達するための移動路につい
て説明する。図2は、メダルゲーム装置100の部分的
な断面図であり、主に、メダル投入部4に投入されたメ
ダルMがスライドテーブル7に到達するための移動路が
示されている。図2に示すように、メダル投入部4の後
部には、異径メダルが投入された場合にこれを選別して
排除するためのメダル選別部40が、メダルMの移動路
を取り囲むように設置されている。メダル投入口4aに
投入されたメダルMは、メダル選別部40によって選別
が行われ、規定サイズのメダルMのみがメダル選別部4
0から放出される。このメダル選別部40の構造の詳細
については後述する。
【0022】メダル選別部40から放出されたメダルM
は、ゲーム盤3に導入され、ゲーム盤3の盤面に沿って
下降する。具体的には、図2に示すようにゲーム盤3
は、上述した各種の仕掛け等が設置されたメダル案内部
30と、このメダル案内部30の前方にメダル案内部3
0と所定の隙間を保って配置された透明板31等により
構成されており、メダル選別部40から放出されたメダ
ルMは、メダル案内部30と透明板31との間の隙間を
通って下降し、スライドテーブル7の上部に到達する。
【0023】本実施形態のメダルゲーム装置100はこ
のような構成を有しており、次に、メダル選別部40の
詳細な構造について説明する。図3は、メダル選別部4
0の外観斜視図であり、内部構造がわかるように、上部
のふた47を分解した状態が示されている。また、図4
は、メダル選別部40内のメダルの移動路について説明
する図であり、メダル選別部40のふた47を取った内
部の平面図が示されている。また、図5は、図4のV−
V線拡大断面図である。図5等に示すように、メダル選
別部40内において、ふた47と、底面45および左右
の側面43、44によって囲まれた空間によりメダルM
の移動路が形成されている。
【0024】メダル投入口4aに投入されたメダルM
は、図3に示すように、移動路の一方端である開口部4
1からメダル選別部40内に導入され、メダルMの直線
的な移動を妨げる干渉構造や異径メダルを選別するため
の落とし穴46を通過した後、移動路の他方端である開
口部42から排出される。また、移動路の左右の側面4
3、44間の幅、すなわち移動路の幅は、規定サイズの
メダルMの直径よりも若干大きく設定されている。この
移動路の幅は、移動路の各位置(詳細は後述)において
も維持される。また、本実施形態のメダル選別部40で
は、2つの開口部41および42の位置は、開口部41
に対するメダルMの投入方向と、開口部42から排出さ
れるメダルMの排出方向とが一致するように設定されて
いる。これにより、プレーヤが自分で投入した方向と異
なる位置からメダルが放出される不自然さをなくすこと
ができる。
【0025】また、図4に示すように、メダルMの移動
方向に沿って移動路の右の側面43は、折り曲げ部43
aと傾斜部43bと直線部43cとを有している。同様
に、移動路の反対側の左の側面44は、折り曲げ部44
aと傾斜部44bと直線部44cとを有している。
【0026】左右の折り曲げ部43aおよび44aによ
って、メダルMの直線的な移動を妨げる干渉構造が形成
される。これにより、開口部41から投入されたメダル
Mは、折り曲げ部44aに衝突し、直線的な移動が妨た
げられて減速することになる。すなわち、本実施形態で
は、この左右の折り曲げ部43aおよび44aによって
形成される干渉構造が、メダルの移動方向後方に設けら
れる減速機構を形成している。
【0027】また、メダルMの移動路において、干渉構
造に隣接する傾斜部43b、44bは、メダルMの自由
な移動方向に対して傾斜して配置されている。ここで、
メダルMの自由な移動方向とは、障害物がなかった場合
に重力によってメダルMが自然に移動する方向であり、
図4に示した直線部43c、44cに沿った方向をい
う。また、これらの傾斜部43bと44bで挟まれた底
面45には、規定サイズのメダルMの直径よりも小さな
幅を有する落とし穴46が形成されている。この落とし
穴46は、移動路の底面45に、左右の側面43、44
との間に底面45の一部が残る位置(底面45のほぼ中
央)に形成されている。したがって、この落とし穴46
の上をメダルが移動する際には、ほぼ規定サイズのメダ
ルMのみが落とし穴46の上を通過することができ、穴
46の幅よりも小さな直径を有する異径メダルはこの落
とし穴46に落下し、排除される。
【0028】上述したように、本実施形態では、落とし
穴46の両側に配置された傾斜部43b、44bがメダ
ルMの自由な移動方向に対して傾斜しているため、重力
に応じて自由に移動する小さなサイズのメダルは、一方
の傾斜部43bに押圧された状態で偏って移動し、反対
の傾斜部44bに近い側の端部から落とし穴46に落下
しやすくなる。
【0029】図6は、メダルMが一方の側面である傾斜
部43b側に偏った状態で移動する様子を説明する図で
あり、傾斜部分周辺を拡大した平面図が示されている。
図6に示すように、左右の傾斜部43bと44bの間の
幅、すなわちメダルの移動路の幅をA、落とし穴46の
幅をB、この部分を通過するメダルの直径をRM とす
る。また、上述したように規定サイズのメダルMの直径
は、移動路の幅Aよりも若干小さい値に設定されてい
る。傾斜部分を通過するメダルは傾斜部43b側に偏っ
て移動するので、その直径RM がA−(A−B)/2よ
りも小さいメダルは、全て落とし穴46に落下すること
となる。この場合に、規定サイズのメダルMの直径がほ
ぼAであるとすると、排除可能な最大径のメダルの直径
(=A−(A−B)/2)との誤差は(A−B)/2と
なる。
【0030】一方、図12に示した従来例のように、メ
ダルの自由な移動方向に対して傾斜を持たない移動路を
考えると、左右どちらかの側面にメダルが偏って通過す
る場合の他に、いずれの側面側にも偏らずにほぼ中央を
通過する場合もあり得る。図7は、メダルの自由な移動
方向に対して傾斜を持たない移動路において、メダルが
移動路のほぼ中央を通過する場合の様子を説明する図で
ある。なお、移動路の幅と落とし穴46の幅は、図6に
示した場合と同じものとする。図7に示すように、メダ
ルの直径RM が落とし穴46の幅Bよりも大きい場合
(RM >B)には、メダルが落とし穴46に落下しない
場合もある。換言すれば、このような移動路において、
確実に落とし穴46を用いて排除することができるメダ
ルの直径R M は、B以下であるということになる。上述
したように、規定サイズのメダルMの直径がほぼAであ
るとすると、排除可能な最大径のメダルの直径(=B)
との誤差は(A−B)ということになる。
【0031】したがって、メダルの自由な移動方向に対
して傾斜した側面を有する移動路とこのような側面を有
しない移動路とを比較すると、前者における選別時の誤
差は(A−B)/2であり、後者では(A−B)である
ので、傾斜した側面を有する移動路の方が、規定サイズ
のメダルMとの直径の差がより小さい異径メダルを排除
できることがわかる。
【0032】次に、メダル選別部40内の移動路をメダ
ルが移動する様子を具体的に説明する。図8は、メダル
選別部40内の移動路をメダルが移動する様子を具体的
に説明する図である。図8(a)は、規定サイズのメダ
ルMが投入された場合の移動の様子を示し、図8(b)
は、規定サイズよりも直径の小さい異径メダルが投入さ
れた場合の移動の様子を示している。
【0033】図8(a)に示すように、規定サイズのメ
ダルMは、開口部41に投入されると、最初の干渉構造
で減速され、その後落とし穴46に落下することなく落
とし穴46の上部を通過し、さらに直線部分を通過して
開口部42から排出される。一方、図8(b)に示すよ
うに、直径が小さな異径サイズのメダルMiは、開口部
41に投入されると、干渉構造で減速され、その後落と
し穴46に落下する。このように、異径サイズのメダル
Miは、指で弾くなどして勢いよく投入された場合であ
っても、干渉構造において必ず減速されることとなるの
で、落とし穴46の上を誤って通過してしまうことがな
い。
【0034】このように、本実施形態のメダルゲーム装
置100に含まれるメダル選別部40は、移動路に規定
サイズのメダルMの直径よりも小さな幅を有する落とし
穴46が形成されており、この落とし穴46に対してメ
ダルの移動方向後方に、移動路を折り曲げた干渉構造を
設けている。したがって、規定サイズのメダルMよりも
小さなメダル類が投入された場合にこれを取り除くこと
ができ、また、メダルが落とし穴46にさしかかる前
に、その移動速度が干渉構造によって減速されるため、
メダルが落とし穴46を飛び越して誤って通過してしま
うことを防止することができる。また、落とし穴46近
傍の移動路の側面を、メダルの自由な移動方向に対して
傾斜させているので、メダルが一方の側面43bに押圧
された状態で移動し、反対側の側面44bに近い側のメ
ダルの端部が落とし穴46に落ちやすくなり、小さなメ
ダルをより確実に排除することができる。
【0035】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述したメダル選別部4
0内の移動路の幅と落とし穴46の幅を可変するように
してもよい。具体的には、図9に示すように、移動路を
構成する一方の側面44が含まれる固定部144と他方
の側面43が含まれる可動部143とを分割して、メダ
ルMの移動方向に対してほぼ垂直方向に可動部143を
移動できるようにすればよい。図10は、図9に示した
X−X線の拡大断面図である。このようにして移動路の
幅を任意に変更可能とすることにより、落とし穴で排除
せずに通過させたいメダルのサイズを容易に変更するこ
とができる。
【0036】また、上述した実施形態では、メダル投入
部4に設けられたメダル投入口4aの開口の大きさが一
定である場合を説明したが、任意に変更可能にしてもよ
い。例えば、図11に示すように、メダル投入口4aが
形成されたメダル投入部4と、メダル投入口4bを有す
る補助板4cと重ねて配置し、2つのメダル投入口4a
と4bの位置を部分的にずらすことにより、開口部(図
11ではハッチングが付されている)の大きさを調整す
ることができる。このように、メダル投入口4a、4b
によって形成される開口部の大きさを調整することによ
り、この開口部において径の大きなメダルや厚さが厚い
メダルを選別することもできる。
【0037】また、上述した実施形態では、移動路に沿
って干渉構造と落とし穴46とを完全に分離して配置し
たが、落とし穴46をメダルMの移動方向後方に延長し
て、落とし穴46の上に干渉構造を設けるようにしても
よい。すなわち、少なくともメダルMの移動方向前方に
配置された落とし穴46が存在し、その落とし穴46の
一部に対してメダルMの移動方向後方に干渉構造を配置
したものであれば、本発明を適用することができる。
【0038】また、上述した実施形態では、メダルゲー
ム装置について説明したが、所定の投入口から硬貨を投
入する業務用のビデオゲーム装置において、正規サイズ
(例えば100円硬貨)以外の硬貨等を排除する場合
や、自動販売機や券売機等において正規サイズ以外の硬
貨等を排除する場合に本発明を適用するようにしてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、移動
路に所定サイズのメダルの直径よりも小さな幅を有する
落とし穴が形成され、この落とし穴に対してメダルの移
動方向後方に減速機構が設けられているので、落とし穴
の幅よりも小さな直径を有するメダル類が投入された場
合にこれを取り除くことができ、さらに、メダルが落と
し穴にさしかかる前にその移動速度が減速機構によって
減速されるため、メダルが落とし穴を飛び越して誤って
通過してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のメダルゲーム装置の外観を示す図
である。
【図2】メダルゲーム装置の部分的な断面図である。
【図3】メダル選別部の外観斜視図である。
【図4】メダル選別部内のメダルの移動路について説明
する図である。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】メダルが一方の側面側に偏った状態で移動する
様子を説明する図である。
【図7】メダルの自由な移動方向に対して傾斜を持たな
い移動路においてメダルが移動路のほぼ中央を通過する
場合の様子を説明する図である。
【図8】メダル選別部内の移動路をメダルが移動する様
子を具体的に説明する図である。
【図9】メダルの移動路の幅を可変するメダル選別部の
変形例の構造を示す図である。
【図10】図9のX−X線拡大断面図である。
【図11】メダル投入口の開口部の大きさを可変する変
形例の構造を示す図である。
【図12】従来のメダル選別構造を示す図である。
【符号の説明】
40 メダル選別部 43、44 側面 45 底面 46 落とし穴 47 ふた

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動路に所定サイズのメダルの直径より
    も小さな幅を有する落とし穴を形成し、この落とし穴に
    対して前記メダルの移動方向後方に減速機構を設けたこ
    とを特徴とするメダル選別構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記落とし穴は、前記移動路の底面に、前記移動路の左
    右の側面との間に前記底面の一部が残る位置に形成され
    ていることを特徴とするメダル選別構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記減速機構は、前記メダルの直線的な移動を妨げる干
    渉構造であることを特徴とするメダル選別構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記干渉構造は、所定サイズの前記メダルの直径よりも
    若干大きな幅を有する前記移動路を、この幅を維持しな
    がら折り曲げることにより形成されることを特徴とする
    メダル選別構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記落とし穴近傍の前記移動路の側面は、前記メダルの
    自由な移動方向に対して傾斜していることを特徴とする
    メダル選別構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記移動路は、少なくとも一方の側面が、前記メダルの
    移動方向に対してほぼ垂直方向に移動可能に形成されて
    いることを特徴とするメダル選別構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記移動路の一方端にメダル投入口が配置されており、
    このメダル投入口に対する前記メダルの投入方向に前記
    メダルの排出位置を設定したことを特徴とするメダル選
    別構造。
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Cited By (6)

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