JP2006212255A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2006212255A JP2005029084A JP2005029084A JP2006212255A JP 2006212255 A JP2006212255 A JP 2006212255A JP 2005029084 A JP2005029084 A JP 2005029084A JP 2005029084 A JP2005029084 A JP 2005029084A JP 2006212255 A JP2006212255 A JP 2006212255A
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Abstract

【課題】 遊技球の動作に意外性を持たせて、遊技球の動作に意外性を持たせて、視覚的な変化により遊技性を高めて遊技者を飽きさせることなく遊技進行を促進できるようにした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 本発明は、遊技領域1a内にセンター役物80と、センター役物80内に遊技球aを導入する第1入賞口31と、導入された遊技球aを一時的に貯溜し、遊動させるステージ28とが設けられたぱちんこ遊技機Aにおいて、第1入賞口31を通ってセンター役物80内に導入された遊技球aがステージ28へ到達するまでの経路を変化させる遊技球経路変更装置29を備え、遊技球経路変更装置29は、入口孔29a2、中空部29a1、及び出口孔29a3,29a4,29a5が形成された遊技球振分体29aと、遊技球振分体29aを回転させる駆動モータ29bとを備えたことを特徴とするものとする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機において、遊技盤面上の遊技領域内に仕切られた特定遊技領域を有し、その特定領域内に遊技球を誘導して遊技性を高めるようにした弾球遊技機に関する。
従来のぱちんこ遊技機は、遊技盤に形成した遊技領域に入賞口を設け、その入賞口近傍にいわゆる電動チューリップを配設したり、遊技盤に図柄を表示させ、遊技球が入賞すると電動リューリップが拡開したり図柄が変化して、賞球を得るとともに遊技状態を変化させることで遊技性を持たせて遊技者を飽きさせないようにしている。
また、さらに遊技性を高めるために、遊技領域の略中央部にいわゆるセンター役物と称される特定遊技領域を設け、そこに入球した遊技球に特定の入賞チャンスを与えて遊技者に期待感を持たせるようにしたものが知られている。
例えば、特定遊技領域内のステージ上に回転体を設け、該回転体の外周の一部に磁石を配置して、該磁石の磁力によって遊技球を回転体に吸引して特定遊技領域内に設けられた特別入賞口に入賞し易い経路に誘導するようにしたものや、円盤状の回転体の上面に遊技球が通過可能な複数の穴を設け、遊技球がその中の特定された1つの穴を通った時に特定遊技領域内に設けられた特別入賞口に入り易い経路となるようにしたものがある。
また、特定遊技領域内に一般振分口と特別振分口とが設けられた第1回転体と、一般振分部と特別振分部とが設けられた第2回転体とを上下方向に並設して、特定遊技領域内に導入された遊技球のうちの第1回転体の特別振分口に入球した遊技球を第2回転体に誘導し、第2回転体に誘導された遊技球のうちの該第2回転体の特別振分口に入球した遊技球を特定遊技領域内に設けられた特別入賞口に誘導するようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
特開平7−284558号公報
しかしながら、上述した従来のような方式では、遊技球に予想外の動きを持たせることができるが、その遊技球の動きが磁石や振分口、振分部などにより特定されるために、その演出には限界があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みなされたものであって、遊技球の動作に意外性を持たせて、視覚的な変化により遊技性を高めて遊技者を飽きさせることなく遊技進行を促進できるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る弾球遊技機の各構成は、次の通りである。
請求項1に記載した弾球遊技機は、遊技盤面上の遊技領域内に仕切られた特定遊技領域と、前記特定遊技領域外より特定遊技領域内に遊技球を導入する遊技球導入手段と、前記特定遊技領域内に導入された遊技球を一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部とが設けられた弾球遊技機において、前記特定遊技領域内に、前記遊技球導入手段により導入された遊技球が前記遊技球貯溜部へ到達するまでの経路を変化させる遊技球経路変更手段を備え、前記遊技球経路変更手段の構成を、遊技球を導入する入口孔、該入口孔から導入された遊技球を受容する中空部、及び該中空部内に受容された遊技球を前記遊技球貯溜部へ落下させる複数の出口孔が形成された遊技球振分体と、該遊技球振分体を回転させる駆動手段とを備えたものとすることを特徴とするものである。
請求項2に記載した弾球遊技機は、請求項1に記載した構成に加えて、前記遊技球貯溜部を、特定遊技領域外に遊技球を落下させるように構成し、前記遊技領域の遊技球貯溜部下方には、該遊技球貯溜部より落下した遊技球の入賞が可能な特定入賞口を設け、前記遊技球貯溜部には、遊技球を前記特定入賞口に入賞させるように案内する案内溝を設け、前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔を、遊技球が前記案内溝に落下するように設けられたことを特徴とするものである。
請求項3に記載した弾球遊技機は、請求項1に記載した構成に加えて、前記特定遊技領域の遊技球貯溜部には特定入賞口を設け、前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔を、前記特定入賞口の上方で遊技球を入賞させ易い位置で落下させるように設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載した弾球遊技機は、請求項1,2または3に記載した構成に加えて、前記遊技球振分体を、前記中空部に導入された遊技球を外側から視認可能な材質で形成したことを特徴とするものである。
請求項5に記載した弾球遊技機は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記遊技球振分体を、筒状体で構成し、軸心方向を略水平にして軸心方向に沿って回転自在に配置したことを特徴とするものである。
請求項6に記載した弾球遊技機は、請求項5に記載した構成に加えて、前記遊技球振分体を、軸心方向に沿って湾曲して形成したことを特徴とするものである。
請求項7に記載した弾球遊技機は、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記遊技球振分体の中空部内に遊技球が衝突する突出部を設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、遊技盤面上の遊技領域内に仕切られた特定遊技領域と、前記特定遊技領域外より特定遊技領域内に遊技球を導入する遊技球導入手段と、前記特定遊技領域内に導入された遊技球を一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部とが設けられた弾球遊技機において、前記特定遊技領域内に、前記遊技球導入手段により導入された遊技球が前記遊技球貯溜部へ到達するまでの経路を変化させる遊技球経路変更手段を備え、前記遊技球経路変更手段の構成を、遊技球を導入する入口孔、該入口孔から導入された遊技球を受容する中空部、及び該中空部内に受容された遊技球を前記遊技球貯溜部へ落下させる複数の出口孔が形成された遊技球振分体と、該遊技球振分体を回転させる駆動手段とを備えたものとすることで、遊技球振分体に誘導された遊技球の動作に意外性を持たせ、遊技球振分体内部より任意の出口孔を通って遊技球が特定遊技領域内に落下するので、遊技球がどこから落ちてくるのかという期待と視覚的な変化により遊技性を高めて、遊技者を飽きさせることなく遊技進行を促進できる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記遊技球貯溜部を、特定遊技領域外に遊技球を落下させるように構成し、前記遊技領域の遊技球貯溜部下方には、該遊技球貯溜部より落下した遊技球の入賞が可能な特定入賞口を設け、前記遊技球貯溜部には、遊技球を前記特定入賞口に入賞させるように案内する案内溝を設け、前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔を、遊技球が前記案内溝に落下するように設けたことで、遊技球振分体により任意に振分けられた遊技球を遊技球貯溜部上に落下させて、さらに遊技球貯溜部上において遊技球の動きに変化を持たせることができるので、視覚的に遊技性を高めるとともに、遊技球が案内溝に落下することによって入賞する確率が高くなるという期待感を生じさせて、遊技性を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記特定遊技領域の遊技球貯溜部には特定入賞口を設け、前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔を、前記特定入賞口の上方で遊技球を入賞させ易い位置で落下させるように設けたことで、遊技球の入賞する確率が高くなるという期待感を生じさせて、遊技性を高めることができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1,2または3に記載の発明による効果に加えて、前記遊技球振分体を前記中空部に導入された遊技球を外側から視認可能な材質で形成したことで、遊技球振分体内部の遊技球の動きが確認できるので、遊技球の動きを楽しめるとともに、遊技者にとって有利な位置で遊技球が落下するかどうかという期待感を生じさせて、遊技性を高めることができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の発明による効果に加えて、前記遊技球振分体を、筒状体で構成し、軸心方向を略水平にして軸心方向に沿って回転自在に設けたことで、中空部内で遊技球が特定された位置に偏ることなく移動可能となるので、遊技球がどの出口孔から落下してくるか解からないため意外性を持たせることができる。
請求項6に記載した発明によれば、請求項5に記載した発明による効果に加えて、前記遊技球振分体を、軸心方向に沿って湾曲して形成したことで、遊技球振分体が回転することにより、該遊技球振分体自体がうねるような動きとなるので視覚的に変化を持たせることができるとともに、遊技球振分体内部の遊技球の動きが更に変化に富んだ動きをなるので、さらに視覚的に遊技性を高めることができる。
請求項7に記載した発明によれば、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の発明による効果に加えて、前記遊技球振分体の中空部内に遊技球が衝突する突出部を設けたことで、遊技球振分体内部で遊技球が突出部に衝突することで、遊技球の動きにさらに意外性を持たせることができるので、遊技球振分体のどこから遊技球が落下してくるかという遊技者に期待感を生じさせて、さらに遊技性を高めることができる。
いわゆるホール等に設置されている各種の遊技機は、直径約25(ミリ)のメダルや外径約11(ミリ)の遊技球その他の遊技媒体の供給に基づいて、種々の遊技(ゲーム)を行うことができるようになっている。
上述した従来の各種遊技機は、それら各々の遊技性を基準として、風俗営業の適正化等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」という。)及び同法施行規則において、ぱちんこ遊技機,回動式遊技機等として区分されている。
上記のぱちんこ遊技機では、これに設けられている電動役物の違いにより、さらに次のように分類されている。
「第1種」
第1種特別電動役物に係る役物連続作動装置が搭載されている遊技機である。
具体的には、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、遊技領域に配設されているディスプレイに識別情報の変動態様が表示され、その後、当該識別情報の所定の停止態様が表示されることにより、通常の遊技状態からこれよりも遊技者にとって有益な遊技状態に移行することを内容としたものである。
「第2種」
第2種特別電動役物に係る役物連続作動装置が搭載されている遊技機である。
具体的には、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、遊技領域に配設されている役物の羽根の開閉動作が1又は2回行なわれ、その開閉動作の間に、役物内に遊技球が入賞し、かつ、その役物内のいわゆるVゾーンに入賞することにより、通常の遊技状態から遊技者にとって有益な遊技状態に移行することを内容とするものである。
「第3種」
通常の遊技状態からこれよりも遊技者にとって有益な遊技状態に移行させるための所定の条件が満たされている間に、その遊技者にとって有益な遊技状態にするために、特定の入賞口に遊技球を入賞させることが必要となる内容とするものである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明するが、ここでは、上記遊技媒体として示した遊技球やメダルのうち、遊技球を用いた遊技を行う遊技機として弾球遊技機たるぱちんこ遊技機を例とし、さらに詳しくは、上記した第1種の電動役物を設けたぱちんこ遊技機の一側部に、プリペイドカードに記録されている情報を読み取るためのプリペイドカードユニット(以下「CRユニット」という。)16を並設した構成のものについて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機及びCRユニットの外観斜視図、図2は前記ぱちんこ遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。
なお、本実施形態においては、上述したように弾球遊技機としてぱちんこ遊技機を示している。
本実施形態に係るぱちんこ遊技機Aは、図1,2に示すように、遊技盤1を、これの遊技領域1aを正面から見えるように固定した遊技機本体2に、その遊技盤1を覆う主扉3と受け皿付扉4とを上下に配置しかつ開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
上記の遊技機本体2は、縦横800×500(ミリ)程の大きさのものであり、ホール等に設置した例えば木製からなる外枠5に内設されることにより、いわゆる島設備等に配列固定されるようになっている。
主扉3は、図1に示すように、詳細を後述する遊技盤1を視認できるほぼ円形の窓孔3aを形成した扉板6に、ガラスや樹脂等で形成した透明板7を嵌め込んだものであり、その扉板6の上部中央に枠ランプ8を、また、これの左右両側にスピーカ9,9を配設している。
なお、この主扉3は、図示しないロック機構により遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤1は、縦横約400〜500(ミリ)程の略正方形にした例えば木製のものであり、主扉3の上記窓孔3aに対向して配置され、かつ、遊技機本体2に対して着脱可能になっている。
受け皿付扉4で覆われる上記遊技機本体2の正面には、図2に示すように、発射駆動装置11がやや左側部寄りに、また、遊技球貯溜部12がほぼ中央部分に配設されている。
受け皿付扉4の上部側には、払い出された多数の遊技球a・・・を貯留できかつそれら遊技球a・・・を発射駆動装置11に向けて案内する案内通路が設けられた受け皿13が突設されているとともに、下部側には、回動式操作ハンドルHと回動可能な灰皿14とが、上記受け皿13を挟む両側下方に配設されている。
なお、符号15,15は、受け皿13に貯留させた遊技球aを、いわゆるドル箱とも呼称される遊技球収集箱(図示しない)に排出させるための排出釦である。
回動式操作ハンドル(以下「操作ハンドル」という。)Hは、発射駆動装置11に案内された遊技球aを遊技盤1内に区画形成された、詳細を後述する遊技領域1aに向けての打出し操作を行うためのものである。
灰皿14の上側には、CRユニット16のカード挿入口16aに挿入したプリペイドカードCのカード返却釦17と貸し球用釦18を配設した凸部19が形成されているとともに、操作ハンドルHの上側には当該凸部19と正面視左右対称の位置に同径同大の凸部20が形成されている。
なお、受け皿付扉4は、前記した主扉3と同じく、図示しないロック機構によって遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤1の正面には、図2に示すように、上記打ち出された遊技球aを摺接ガイドする機能を有し、かつ、適宜に配設された多数本の遊技くぎ21・・・からなるゲージを囲繞することにより、直径約300(ミリ)程度の遊技領域1aを略円形に区画形成するガイドレール22,23が撓曲形成されている。
遊技領域1aのほぼ中央部分には、液晶枠部材25により略矩形状に仕切られた特定遊技領域としていわゆるセンター役物80が遊技盤面より後方に凹んだ位置に配設されている。
センター役物80の上方には、遊技球を入賞させるための第1入賞口31が設けられている。この第1入賞口31は、入球した遊技球aを遊技盤の裏側を通ってセンター役物80内に遊技球aを誘導する、いわゆるワープ通路(図示省略)に連通している。
第1入賞口31の入賞口付近には、第1入賞口31に入賞した遊技球aを検知するための第1入賞球検知センサ31aが設けられている。
また、センター役物80を挟んで両側方の遊技領域1aには、上側風車33,33′、遊技球aを通過させた後に再び落下させるための入賞口である通過入賞口(以下「スルーチャッカ」という。)34,34′及び下側風車35,35′が、遊技盤1の正面視において「ハ」字形をなしかつ互いに所要の間隔で配設されており、また、当該センター役物80の下方中央部には、電動チューリップ36を近設した始動口としての特定入賞口37が配設されている。
上側,下側風車33,33′,35,35′は、遊技球aの落下方向に変化を与えるものであり、風車型のものである。
スルーチャッカ34,34′は、これを遊技球aが通過することにより普通図柄LED(図示省略)を変動表示させる契機とするためのものであり、これの正面には、入賞口指示ランプ34a,34a′が設けられている。
スルーチャッカ34,34′の入球口付近には、スルーチャッカ34,34′を通過した遊技球aを検知するスルーチャッカ入賞球検知センサ34bが設けられている。
電動チューリップ36は、特定入賞口37を拡縮するための一対の可動片36a,36aと、これを駆動するアクチュエータたるソレノイド(図示省略)を有して構成されている。
可動片36a,36aは、図2に示すように、遊技球aの入賞を容易に行える拡開位置(イ)と、遊技球aの入賞を容易に行えない縮開位置(ロ)との間で移動できるようになっている。
特定入賞口37には、始動球検知センサ56(図4を参照)が配設されており、前記発射駆動装置11から発射された遊技球aが、その始動球検知センサ56によって検知されることによって、大当たり等の判定を行うための抽選や、特別図柄(識別情報)の変動態様,停止態様(仮停止態様を含む)を上記したディスプレイ24に表示させ、また、所定数の遊技球を賞球として払い出す契機とされる。
「特別図柄」とは、数字,文字その他の記号を含むものである。
「特別図柄(識別情報)の変動態様」とは、特別図柄が例えば上下に高速で移動している表示内容をいう。
「特別図柄(識別情報)の停止態様」とは、その表示内容が確定した状態をいう。
「特別図柄(識別情報)の仮停止態様」とは、表示内容が確定していない状態をいう。具体的には、数字等が上下左右に細かく振動(徴動)している状態で表示される。
特定入賞口37の左右両側方には、遊技球aの入賞口であるチャッカ(以下、単に「チャッカ」という。)39,39′が所要の間隔をもって配設されているとともに、その特定入賞口37の下方には大入賞口40が配設されている。
チャッカ39,39′は、これに遊技球が入賞することにより規定個数の遊技球が賞球として払い出されるようになっており、その正面には、入賞口指示ランプ39a,39a′が設けられている。
大入賞口40の下方には、入賞しなかった遊技球aを回収するためのアウト口43を形成した飾り部材44が配置されている。
ここで、遊技領域内に仕切られた特定遊技領域を形成するセンター役物80の構成について図面を参照して説明する。
図3は本実施形態に係るセンター役物の構成を示す説明図である。
センター役物80は、図3に示すように、主に、中央部に配置された表示部(以下、ディスプレイと称する。)24、該ディスプレイ24の下側で遊技球aを一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部としてのステージ28、及びセンター役物80内に導入された遊技球aをステージ28の上方より該ステージ28上に落下させる遊技球経路変更装置29とにより構成されている。
ディスプレイ24は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、横長にした略矩形を呈し、該ディスプレイ24を囲繞する略矩形状の液晶枠部材25により、遊技盤面より後方に凹んだ位置に配置されている。
液晶枠部材25の上枠部25aの正面には、4つの特定保留数表示ランプ26a,26b,26c,26dが横一列に配列された特定保留数表示部26が設けられている。この4つの特定保留数表示ランプ26a,26b,26c,26dは、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの判定を行える回数を示すものであり、ディスプレイ24の表示の途中(抽選結果の報知の前段)で特定入賞口37に入賞した球の判定を保留している状態表示となる、いわゆる「保留球」の数を示している。
また、液晶枠部材25の左右の側壁部25c,25cには、図示しないワープ通路を介して第1入賞口31と連通して遊技領域1aからセンター役物80内に誘導される遊技球を遊技球経路変更装置29内に導入する遊技球導入部30,30が、遊技球aを落下させる出口孔30aを略下方に向けて液晶枠部材25内側に向かい突設されている。
遊技球経路変更装置29は、導入された遊技球aを振分けてステージ28上に落下させる遊技球振分体29aと、該遊技球振分体29aを回転させる駆動手段としての駆動モータ29bとを備えている。
遊技球振分体29aは、内部が可視可能(透明)な材質で筒状に形成され、その内部には遊技球aを受容する中空部29a1が形成され、両端部にはその中空部29a1に遊技球aを導入する入口孔29a2,29a2が形成されるとともに、該中空部29a1内に受容された遊技球aをステージ28上へ落下させる複数の出口孔29a3,29a4,29a5が外周に沿って形成されている。
出口孔29a3〜29a5のうちの出口孔29a3は、回転移動する遊技球振分体29aの略中央部においてステージ28の案内溝28a1と対向し得る位置に開口されている。
また、遊技球振分体29aは、筒状体軸心方向の一端部が側壁部25c側に回転可能に軸支されており、他端部が駆動モータ29bと連結されている。
駆動モータ29bは、遊技盤1の裏側に配置されており、主制御装置45(CPU46)や可動物制御装置53による所定の制御により駆動されて回転の仕方(例えば、間欠回転、連続回転)や回転速度等を変更可能になっている。
ステージ28は、上部28aにあっては、正面視で両側端と中央部とを低くした波状に形成されている。詳しくは、上部28aの略中央部には、正面視で前後方向に沿って下方に凹んだ案内溝28a1が形成されるとともに、該案内溝28a1を挟んで幅方向左右側には、上方に向かい円弧状に膨出した凸部28a2,28a2と、その凸部28a2から連続して下方に向かい円弧状に傾斜した遊技球受け部28a3とが形成されている。
尚、遊技球aの落下を受けるステージ面は、後方から前方に向かい傾斜する下り傾斜となっている。
案内溝28a1は、遊技盤1上の正面視で特定入賞口37の略真上に位置するように構成されている。
一方、ステージ28の下部28bにあっては、液晶枠部材25の下側の下枠部25bに沿って下方に向かい円弧状に突出形成されている。
ステージ28上に落下した遊技球aは、ステージ28上に一時的に貯溜するとともに遊動して、凸部28a2を挟んで案内溝28a1に沿った経路Cまたはその他の経路、例えば、遊技球受け部28a3に沿った経路D,Eを通って前方へ遊動してセンター役物80外部に向かうようになっている。
次に、回路系統について図4を参照して説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
符号45はコンピュータである主制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)46,制御プログラムや本発明遊技機用プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)47,上記CPU46のワーク用メモリ(乱数メモリ等を含む)としてのRAM(Random access Memory)48、及び水晶発振回路部49を有して構成されている。
CPU46は、上記のROM47に記憶されている制御プログラムに従って、本ぱちんこ遊技機Aの全体を制御する機能を有している。
水晶発振回路部49は、発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となる例えば4(ミリ秒)毎のタイミングパルスを生成するものである。
ROM47には、制御プログラムや本発明に係るぱちんこ遊技機用のプログラム等が記録されている。
RAM48は所要量の情報が記録可能になっており、これは、遊技の履歴や遊技者にとって有利な遊技状態に移行している間に獲得した遊技利益等が記憶されるようになっている。
「遊技の履歴」は、当該ぱちんこ遊技機Aにおいて、本装置の電源を投入してから現在までに行われた遊技内容の経時的な記録であり、例えば前記したスルーチャッカ34,34′やチャッカ39,39′に遊技球aが一定時間内に入賞した個数、大入賞口40の開閉扉の開放時間や回数、その大入賞口40に入賞した遊技球の個数等を含むものである。
なお、上記遊技の履歴等は、情報記録媒体の一例に係る上記RAM48等に記憶しておくことに限らず、例えばスマートメディア等のリムーバブルメモリ、すなわち携帯型情報記録媒体や内蔵されているハードディスク等の非携帯型情報記録媒体に記録するようにしてもよい。
主制御装置45(CPU46)は、上記ROM47に記憶されている制御用プログラムを実行することによって、上記したRAM48や後述する各副制御装置等とともに下記に示す所要の各機能を実現するようになっている。
(1)判定用乱数を生成する機能(以下「乱数生成手段46a」という。)
乱数を生成する数値範囲は、本実施形態においては「0〜699」を想定し、この数値範囲内で生成される乱数に基づいて、大当たり状態への移行に係る大当たり判定用乱数と、それ以外の判定用乱数を割り当てるようにしている。
また、大当たり判定用以外の判定用乱数を例示すると、演出の変動パターン決定用の乱数生成範囲としては「0〜39」,表示図柄選択用の乱数生成範囲としては「0〜11」等である。
(2)遊技者にとって有利な遊技状態に変更する機能(以下「遊技状態変更手段52」という。)
本実施形態においては、遊技状態変更手段52を、主制御装置45(CPU46)、可動物制御装置53とにより構成している。
(3)遊技状態変更手段52により変更した、遊技者にとってより有利な遊技状態に移行する機能(以下「遊技状態移行手段46b」という。)
本実施形態において、「遊技者にとってより有利な遊技状態」とは、電動チューリップ36の可動片36aを拡縮動作させたり、遊技球経路変更装置29を動作させたりすることである。
(4)大当たりしたか否かを判定する機能(以下「大当たり判定手段46c」という。)
本実施形態では、特定入賞口37に配置されている始動球検知センサ56によって遊技球を検知したことにより判定を開始するようになっており、その判定は、主制御装置45のCPU46により当否判定用の乱数と上記したROM47内の当否判定用のテーブルに基づき行われる。
大当りする確率は、当否判定用の乱数の生成範囲として「0〜699」の中から大当り数値を2つ選択することにより、1/350程度となっている。
(5)大当たり状態に移行する機能(以下「大当たり状態移行手段46d」という。)
「大当たり状態」は、前述したように、大入賞口40の開閉扉を所定時間だけ開放するという態様であり、この態様は、その大入賞口40内に設けられた通過領域(いわゆるVゾーン)(図示しない)に遊技球が入賞することによって既定の回数だけ継続して繰り返されるようになっている。
また、大当たり状態の終了後の所定期間内において、通常の遊技状態のときよりも高い確率で大当たりとなる高確率遊技状態に移行することを含めることができる。
前記主制御装置45の入力側には、電源供給装置54の他、入力インターフェース55を介して、始動球検知センサ56、大入賞球検知センサ57、継続球検知センサ58、通過入賞球検知センサ59、その他入賞球検知センサ60、遊技球払出検知センサ61、及びエラー検知センサ62、スルーチャッカ入賞球検知センサ34b等が接続されている。
前記主制御装置45の出力側には、集中管理装置63の他、出力インターフェース64を介して、それぞれ詳細を後述する図柄制御装置65,ランプ制御装置66,音声制御装置67,払出制御装置68及び可動物制御装置53等の各副制御装置が接続されている。
上記した各副制御装置の詳細は次のとおりである。
図柄制御装置65は、CPU65A、このCPU65Aに接続されたROM65B及びRAM65Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP:Video Display Processor)70を介して前記ディスプレイ24が接続されている。
この図柄制御装置65により、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ70を介してディスプレイ24を表示制御するようになっている。
ランプ制御装置66は、CPU66A、このCPU66Aに接続されたROM66B及びRAM66Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、特定保留数表示ランプ26a〜26d、入賞口指示ランプ34a,34a、39a,39a′、盤面及び主扉関係の電飾71等を点滅制御する機能を有している。
音声制御装置67は、CPU67A、このCPU67Aに接続されたROM67B及びRAM67Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、主扉3に配設された前記スピーカ9や、サウンドプロセッサを含む音声発生装置73を制御する機能を有するものである。
払出制御装置68は、CPU68A、このCPU68Aに接続されたROM68B及びRAM68Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、遊技球払出装置74及び前記したCRユニット16を制御する機能を有している。
なお、符号75は球貸し信号制御装置であり、本実施形態においては、払出制御装置68と直接通信できるように回路接続されている。
可動物制御装置53は、遊技球経路変更装置29、電動チューリップ36、及び大入賞口40の開閉扉等を適宜駆動制御するものである。
符号69は発射制御装置であり、上記した操作ハンドルHによる遊技球発射信号、発射停止ボタン11aによる遊技球発射停止信号、及び上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、発射駆動装置11を制御する機能を有している。
このように構成されたぱちんこ遊技機の処理動作は、各センサからの入力信号を契機に主制御装置45を中心に制御プログラムに基づき実行される。
ここで、センター役物80における遊技状態移行手段46bによる特定遊技態様移行処理の詳細について、図5を参照して説明する。
図5は本実施形態の特定遊技態様移行処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態において、「特定遊技態様に移行する」とは、遊技球経路変更装置29を動作させて、遊技球振分体29aを回転させることにより、遊技球振分体29a内に導入された遊技球aのステージ28に落下する遊技球経路を変更可能にすることである。
ステップS1(図5中、S1と略記する。以下同様):遊技盤1に打ち出された遊技球aのうち第1入賞口31に入賞した遊技球aを検出した場合は、ステップS2に進む。入賞が無かった場合は、再びステップS1に戻る。
ステップS2:遊技球経路変更装置29の駆動モータ29bを駆動して、遊技球振分体29aを定められた回転速度で定められた方向に回転させる。このとき、遊技球振分体29a内に導入された遊技球aのステージ28に落下する遊技球経路が変更可能となる。
ステップS3:遊技球aを検出してから所定時間を経過した場合、ステップ4に進む。経過していない場合は、再びステップS3に戻る。
ステップS4:駆動モータ29bを停止する。
こうして特定遊技態様移行処理は実行される。
尚、この処理動作は、繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係るセンター役物80に導入された遊技球aの動きについて説明する。
まず、図3に示すように、遊技領域1aに打ち出された遊技球aは、第1入賞口31に入球すると図示しないワープ通路を通ってセンター役物80内に設けられた左右の遊技球導入部30,30の何れかによってセンター役物80内に誘導される。
遊技球導入部30によって誘導された遊技球aは、遊技球導入部30の出口孔30aと遊技球振分体29aの入口孔29a2とが対向した位置に来た時に遊技球振分体29aの内部に導入される。
遊技球振分体29a内の中空部29a1に受容された遊技球aは、落下の勢いとともに、該遊技球振分体29aが回転することにより中空部29a1内で左右方向(軸心方向)上下方向(円周方向)に遊動する。
この時、遊技球振分体29aが回転変位して、該遊技球振分体29aに開口された出口孔29a3,29a4,29a5の各々がステージ28の上部28aと対向した位置にきた時、もしくは下方に向いた時に遊技球aが遊技球振分体29aの中空部29a1から外側に排出される。
遊技球aが出口孔29a3から排出された場合は、遊技球aはステージ28の案内溝28a1上に落下するため、該案内溝28a1に沿って遊動しながらセンター役物80の外側に落下する。特定入賞口37が平面視で案内溝28a1の略真下方向に配置されているので、遊技球aは特定入賞口37に入球し易くなる。
一方、遊技球aが出口孔29a5から排出された場合は、遊技球aはステージ28の遊技球受け部28a3上に落下するため、該遊技球受け部28a3沿って遊動しながらセンター役物80の外側に落下する。特定入賞口37が平面視で遊技球受け部28a3の略真下方向には配置していないので、遊技球aは特定入賞口37に入球し難くなる。
また、遊技球aが出口孔29a4から排出された場合は、遊技球aはステージ28の案内溝28a1と遊技球受け部28a3との間の凸部28a2上に落下するため、ステージ28の案内溝28a1もしくは遊技球受け部28a3の何れかに沿って遊動する可能性がある。この場合は、遊技者にとっては、遊技球aが案内溝28a1に行くか否かという期待感をもたせることができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、センター役物80内に導入された遊技球aを、複数の出口孔29a3,29a4,29a5が開口された遊技球振分体29a内部に受容することで、遊技球aが出口孔29a3,29a4,29a5の何れかの出口孔から落下してくるかにより、特定入賞口37へ入球する可能性が変化するため、遊技性を高めることができる。
また、遊技球振分体29aから落下するときに遊技球aの経路が分かるので、遊技球aの動きに意外性を持たせるとともに、遊技球aがどこから落ちてくるのかという期待と視覚的な変化により遊技性を高めて、遊技者を飽きさせることなく遊技進行を促進できる。
さらに、本実施形態によれば、遊技球振分体29aを内部が可視可能な材質で形成したので、遊技球振分体29aの中空部29a1での遊技球aの動きが視認できるので、視覚的に遊技性を高めることができる。
尚、本実施形態では、センター役物80内に遊技球aを導入するための遊技球導入手段としてセンター役物80の上方に第1入賞口31を別体で設けているが、本発明は遊技球導入手段の構成に限定されるものではなく、例えば、センター役物の上部に遊技球aを導入する遊技球導入部を設けて、センター役物上部から直接遊技球をセンター役物内に導入するようにしたものであっても良い。
また、本実施形態では、遊技球振分体29aの構成として直線的な筒状体を略水平に配置し、筒状体軸心に沿って回転するようにしているが、本発明は遊技球振分体の構成に限定されるものではない。
例えば、変形例として、遊技球振分体の回転軸を該遊技球振分体の軸心と偏心させて配置するようにしたものであっても良い。このように構成することで、遊技球振分体自体の動きにも意外性をもたせて、さらに視覚的に変化を持たせることができる。
また、その他の変形例として、図6に示すように、センター役物180において、遊技球振分体129aを軸心方向に沿って湾曲して形成するようにした遊技球経路変更装置129を構成するものであっても良い。
このように構成することで、遊技球振分体129a自体の動きにも変化を持たせることができ、さらに、遊技球振分体129a内部に受容した遊技球aの動きに変化を持たせることができる。
さらに、本実施形態では、遊技球振分体29aの動作は、遊技球aが第1入賞口31に入球したことを契機に遊技球振分体29aを所定方向に回転するように制御されているが、本発明は遊技球経路変更手段の動作制御方法を限定するものではない。
例えば、通常の遊技状態で遊技球振分体29aを常に回転させ、遊技球aが第1入賞口31に入球したことを契機に遊技球aが遊技球振分体29a内に導入され易いように、遊技球導入部30の出口孔30aと遊技球振分体29aの入口孔29a2とが対向する位置で遊技球振分体29aを停止させ、遊技球aが遊技球導入部30から遊技球振分体29a内部に受容された後に、再び遊技球振分体29aを回転するようにしても良い。
このように構成することで、第1入賞口31に入球した遊技球aを確実に遊技球振分体29aに導入できるので、遊技者に期待感を持たせて、さらに遊技性を高めることができる。
尚、上述した機能を実行する場合は、遊技球aが遊技球振分体29a内部に導入されたことを検出する必要があり、例えば、遊技球導入部30の出口孔30a付近に遊技球aが通過したことを検知する遊技球通過センサ等を設ける必要がある。
このように、本発明によれば、従来のぱちんこ遊技機の制御プログラムを発展させて、駆動モータ29bの動作タイミングや回転速度等を変える機能をもたせることで、遊技球振分体29aを如何様にも動作させることが可能である。
さらに、本発明は前述した実施形態や変形例に限るものではなく、その他の変形実施が可能である。
以下に、第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図7は本発明の第2実施形態に係るぱちんこ遊技機を構成するセンター役物の構成を示す説明図である。
第2実施形態は、前述した実施形態に係る遊技機Aと概ね同様な構成および機能を有する遊技機において、図7に示すように、遊技領域1aのほぼ中央部分に、液晶枠部材25により略矩形状に仕切られた特定遊技領域としてセンター役物280を遊技盤面より後方に凹んだ位置に配設したものである。
尚、第2実施形態における遊技機の構成において、前述した実施形態と同様な構成及び機能は、説明の中で同一符号や同一用語を使用することで説明を省略するものとし、ここでは、前述した実施形態と異なった構成及び機能についてのみを以下に説明する。
センター役物280は、図7に示すように、主に、中央部に配置された表示部(以下、ディスプレイと称する。)24、該ディスプレイ24の下側で遊技球aを一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部としてのステージ228、及びセンター役物280内に導入された遊技球aをステージ228の上方より該ステージ228上に落下させる遊技球経路変更装置29とにより構成されている。
ステージ228は、液晶枠部材25の下枠部25bの上面に、正面視で略中央部を最下位置として下方に湾曲した形状で形成されている。
ステージ228の略中央部には、ステージ上方に設けられた遊技球振分体29aと対向する位置に特定入賞口237が設けられている。
特定入賞口237は、遊技球振分体29aか回転変位した際に、遊技球振分体29aの軸心方向の略中央部に開口された出口孔29a3が略真上にくる位置に設けられている。
尚、本実施形態における特定入賞口237は、遊技者に有利な状態とするか否かを決定する抽選契機の始動入賞口、又は該始動入賞口へ入賞し易くする案内通路の入口等として機能するものである。
次に、センター役物280に導入された遊技球aの動きについて説明する。
まず、遊技領域1aに打ち出された遊技球aは、第1入賞口31に入球すると図示しないワープ通路を通ってセンター役物280内に設けられた左右の遊技球導入部30,30の何れかによってセンター役物280内に誘導される。
遊技球導入部30によって誘導された遊技球aは、遊技球導入部30の出口孔30aと遊技球振分体29aの入口孔29a2とが対向した位置に来た時に遊技球振分体29aの内部に導入される。
遊技球振分体29a内の中空部29a1に受容された遊技球aは、落下の勢いとともに、該遊技球振分体29aが回転することにより中空部29a1内で左右方向(軸心方向)上下方向(円周方向)に遊動する。
この時、遊技球振分体29aが回転変位して、該遊技球振分体29aに開口された出口孔29a3,29a4,29a5の各々がステージ228と対向した位置にきた時、もしくは下方に向いた時に、遊技球aが遊技球振分体29aの中空部29a1から外側に排出される。
遊技球aが出口孔29a3から排出された場合は、出口孔29a3が特定入賞口237と対向する位置に配置されているので、遊技球aは特定入賞口237に入球し易くなる。
一方、遊技球aが出口孔29a4,29a5から排出された場合は、出口孔29a4,29a5が特定入賞口237から離れた位置に配置されているので、遊技球aが特定入賞口237に入球し難くなるため、遊技球aは概ねステージ228上を遊動しながらセンター役物80の外側に落下する。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、センター役物280内に導入された遊技球aを遊技球振分体29a内部に受容して出口孔29a3,29a4,29a5の何れかの出口孔から落下させることにより、前述した実施形態と同様に、特定入賞口237へ入球する可能性が変化するため、遊技性を高めることができる。
尚、第2実施形態では、ステージ228を、図7に示すように、単に平坦な曲面で構成しているが、本発明はステージの構成に限定されるものではなく、例えば、遊技球aが遊動するステージの上面に、遊技球aが衝突して遊技球の進行経路が変化するように凸部や衝突体等を設けるようにしても良い。
このように構成することで、さらにステージ上の遊技球aの動きに意外性を持たせることができる。
さらに、上述した実施形態や実施例の変形例として、遊技球振分体29a,129aの中空部29a1,129a1内に遊技球aが衝突して遊技球の進行経路が変化するように凸部や衝突体等を設けるようにしても良い。
このように構成することで、さらに遊技球振分体29a,129a内部での遊技球aの動きに意外性を持たせて、視覚的に遊技性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機及びCRユニットの外観斜視図である。 前記ぱちんこ遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。 前記ぱちんこ遊技機のセンター役物の構成を示す説明図である。 前記ぱちんこ遊技機の制御回路を示すブロック図である。 前記ぱちんこ遊技機の処理動作のうちの特定遊技態様移行処理の一例を示すフローチャートである。 前記ぱちんこ遊技機の構成するセンター役物の構成の変形例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るぱちんこ遊技機を構成するセンター役物の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 遊技領域
24 ディスプレイ
25 液晶枠部材
25a 上枠部
25b 下枠部
25c 側壁部
28,228 ステージ(遊技球貯溜部)
28a 上部
28a1 案内溝
28a2 凸部
28a3 遊技球受け部
28b 下部
29,129 遊技球経路変更装置(遊技球経路変更手段)
29a,129a 遊技球振分体
29a1,129a1 中空部
29a2 入口孔
29a3,29a4,29a5 出口孔
29b 駆動モータ
30 遊技球導入部
30a 出口孔
31 第1入賞口(遊技球導入部)
31a 入賞球検知センサ
37,237 特定入賞口
80,180,280 センター役物(特定遊技領域)
A ぱちんこ遊技機(弾球遊技機)
a 遊技球

Claims (7)

  1. 遊技盤面上の遊技領域内に仕切られた特定遊技領域と、前記特定遊技領域外より特定遊技領域内に遊技球を導入する遊技球導入手段と、前記特定遊技領域内に導入された遊技球を一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部とが設けられた弾球遊技機において、
    前記特定遊技領域内に、前記遊技球導入手段により導入された遊技球が前記遊技球貯溜部へ到達するまでの経路を変化させる遊技球経路変更手段を備え、
    前記遊技球経路変更手段は、遊技球を導入する入口孔、該入口孔から導入された遊技球を受容する中空部、及び該中空部内に受容された遊技球を前記遊技球貯溜部へ落下させる複数の出口孔が形成された遊技球振分体と、該遊技球振分体を回転させる駆動手段とを備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技球貯溜部は、特定遊技領域外に遊技球を落下させるものであって、
    前記遊技領域の遊技球貯溜部下方には、該遊技球貯溜部より落下した遊技球の入賞が可能な特定入賞口が設けられ、
    前記遊技球貯溜部には、遊技球を前記特定入賞口に入賞させるように案内する案内溝が設けられ、
    前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔は、遊技球が前記案内溝に落下するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記特定遊技領域の遊技球貯溜部には特定入賞口が設けられ、
    前記遊技球振分体に形成された出口孔のうちの少なくとも1つの出口孔は、前記特定入賞口の上方で遊技球を入賞させ易い位置で落下させるように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技球振分体は、前記中空部に導入された遊技球を外側から視認可能な材質で形成されたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技球振分体は、筒状体であって、軸心方向を略水平にして軸心方向に沿って回転自在に配置されたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技球振分体は、軸心方向に沿って湾曲して形成されたことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記遊技球振分体は、中空部内に遊技球が衝突する突出部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の弾球遊技機。
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