JP4387966B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機やスロットマシン等の遊技機において、回転式操作ハンドルを操作して遊技媒体を機内に発射するようにした遊技機関する。
従来の遊技機において、例えば、ぱちんこ遊技機の場合は、回転式操作ハンドルの回転角度を調節しながら自動的に遊技球を遊技盤上に打ち出すだけで簡単に遊技を開始することができ、さらに、光や音声の演出によって、視覚的、聴覚的に遊技者を刺激して遊技意欲を高めると共に、飽きさせないようにしている。
ぱちんこ遊技機の音声による演出の音量は、一般に、ホール側で音量調節が行われ、遊技者が勝手に音量調節を行うことができない仕様となっていた。
そのため、遊技者によっては、音声が聞き取り難かったり、音量が大き過ぎたりする場合がある等の問題点が生じていた。
一方、近年、ヘッドホンやイヤホンなどのレシーバを用いて、ぱちんこ遊技機の音声による演出とは別に、例えば、遊技盤上に設けられた表示部にテレビ映像を表示して、それに合った音声を聞くことができるようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2003-340136号公報
しかしながら、上述した方式は、従来の問題点を直接改善するものではなく、逆に、遊技者がレシーバを装着して、ぱちんこ遊技機の音声による演出とは別の音声情報を聞きながら遊技を行った場合は、ぱちんこ遊技機から発せられる遊技者にとって必要な報知音を聞き逃してしまう場合があるという新たな問題が生じ得る。
本発明は、従来の問題点に鑑みなされたものであって、遊技者の趣向に応じて遊技者が遊技中に簡単に遊技機から発生される音声の音量調節を行うことができる遊技機提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の各構成は、次の通りである。
請求項1に記載した遊技機は、遊技媒体を機内に発射させる発射駆動手段の駆動契機とする回転式操作ハンドルと、音声による演出報知を行う音声制御手段及び音声発生手段と、を備えた遊技機において、前記回転式操作ハンドルの操作に伴って打ち出される遊技媒体を検知する打出し球検知センサと、前記回転式操作ハンドルの外周に沿って周方向に変位可能な調節部と、該調節部の変位量に伴い音声発生手段から発生される音声の音量を調節する音量制御手段とを備えた音量調節手段と、前記回転式操作ハンドルとは別体で前記音量調節手段の作動を規制する音量調節規制手段とを備え、前記音量調節規制手段は、遊技者が一方の手指で回転式操作ハンドルを操作する状態で、同じ手指で操作可能な位置に配置され、前記音量調節手段は、前記音量調節規制手段を操作する際に、同時に同じ手指で操作可能な位置に配置され、前記音量調節規制手段は、前記打出し球検知センサが前記遊技媒体を検知したことを契機に、前記音量調節手段の規制状態を操作によって解除可能としたことを特徴とするものである。
請求項に記載した遊技機は、請求項に記載した構成に加えて、前記音声制御手段を、音量調節手段による音量調節が終了した後に、前記回転式操作ハンドルによる遊技媒体を発射させる操作を停止してから所定時間経過後、予め設定された初期音量に戻るようにしたことを特徴とするものである。
請求項に記載した遊技機は、請求項1または2に記載した構成に加えて、前記音声制御手段を、遊技中の入賞によって得た抽選判定に係る権利が消化されていない場合、前記音量調節手段により調節された音量を保持するようにしたことを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、遊技媒体を機内に発射させる発射駆動手段の駆動契機とする回転式操作ハンドルと、音声による演出報知を行う音声制御手段及び音声発生手段と、を備えた遊技機において、前記回転式操作ハンドルの外周に沿って周方向に変位可能な調節部と、該調節部の変位量に伴い音声発生手段から発生される音声の音量を調節する音量制御手段とを備えた音量調節手段と、前記回転式操作ハンドルとは別体で前記音量調節手段の作動を規制する音量調節規制手段とを備えたことで、遊技者の趣向に応じて遊技者が遊技中に簡単に遊技機から発生される音声の音量調節を行うことができるので、遊技機の遊技性を高めて、遊技者を飽きさせることなく遊技進行を促進できる。
また、請求項に記載した発明によれば、上述の効果に加えて前記音量調節規制手段を、前記打出し球検知センサが前記遊技媒体を検知したこと契機に、音量調節手段の規制状態を操作によって解除可能とするようにしたことで、音量調節手段の誤操作を防止することができる。
また、請求項に記載した発明によれば、上述の効果に加えて、前記音量調節規制手段を、遊技者が一方の手指で回転式操作ハンドルを操作する状態で、同じ手指で操作可能な位置に配置し、前記音量調節手段を、前記音量調節規制手段を操作する際に、同時に同じ手指で操作可能な位置に配置したことで、片手操作で簡単に音量を調節することができる。
請求項に記載した発明によれば、請求項に記載の発明による効果に加えて、前記音声制御手段を、音量調節手段による音量調節が終了した後に、前記回転式操作ハンドルによる遊技媒体を発射させる操作を停止してから所定時間経過後、予め設定された初期音量に戻るようにしたことで、遊技者が自分の好みの音量に調節したまま遊技を終了した場合でも、次の遊技者が新たに遊技を開始する際に、音量を初期状態に戻す必要なく簡単に自分の好みに合わせた音量に調節できる。
請求項に記載した発明によれば、請求項1または2に記載の発明による効果に加えて、前記音声制御手段を、遊技中の入賞によって得た抽選判定に係る権利が消化されていない場合、前記音量調節手段により調節された音量を保持するようにしたことで、遊技媒体を発射しない場合であっても、遊技中と見なして、遊技者に遊技の進行を促して、さらに遊技性を高めることができる。
いわゆるホール等に設置されている各種の遊技機は、直径約25(ミリ)のメダルや外径約11(ミリ)の遊技球その他の遊技媒体の供給に基づいて、種々の遊技(ゲーム)を行うことができるようになっている。
上述した従来の各種遊技機は、それら各々の遊技性を基準として、風俗営業の適正化等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」という。)及び同法施行規則において、ぱちんこ遊技機,回動式遊技機等として区分されている。
上記のぱちんこ遊技機では、これに設けられている電動役物の違いにより、さらに次のように分類されている。
「第1種」
第1種特別電動役物に係る役物連続作動装置が搭載されている遊技機である。
具体的には、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、遊技領域に配設されているディスプレイに識別情報の変動態様が表示され、その後、当該識別情報の所定の停止態様が表示されることにより、通常の遊技状態からこれよりも遊技者にとって有益な遊技状態に移行することを内容としたものである。
「第2種」
第2種特別電動役物に係る役物連続作動装置が搭載されている遊技機である。
具体的には、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、遊技領域に配設されている役物の羽根の開閉動作が1又は2回行なわれ、その開閉動作の間に、役物内に遊技球が入賞し、かつ、その役物内のいわゆるVゾーンに入賞することにより、通常の遊技状態から遊技者にとって有益な遊技状態に移行することを内容とするものである。
「第3種」
通常の遊技状態からこれよりも遊技者にとって有益な遊技状態に移行させるための所定の条件が満たされている間に、その遊技者にとって有益な遊技状態にするために、特定の入賞口に遊技球を入賞させることが必要となる内容とするものである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明するが、ここでは、上記遊技媒体として示した遊技球やメダルのうち、遊技球を用いた遊技を行う遊技機として弾球遊技機たるぱちんこ遊技機を例とし、さらに詳しくは、上記した第1種の電動役物を設けたぱちんこ遊技機の一側部に、プリペイドカードに記録されている情報を読み取るためのプリペイドカードユニット(以下「CRユニット」という。)16を並設した構成のものについて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機及びCRユニットの外観斜視図、図2は前記ぱちんこ遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。
なお、本実施形態においては、上述したように弾球遊技機としてぱちんこ遊技機を示している。
本実施形態に係るぱちんこ遊技機Aは、図1,2に示すように、遊技盤1を、これの遊技領域1aを正面から見えるように固定した遊技機本体2に、その遊技盤1を覆う主扉3と受け皿付扉4とを上下に配置しかつ開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
上記の遊技機本体2は、縦横800×500(ミリ)程の大きさのものであり、ホール等に設置した例えば木製からなる外枠5に内設されることにより、いわゆる島設備等に配列固定されるようになっている。
主扉3は、図1に示すように、詳細を後述する遊技盤1を視認できる略円形の窓孔3aを形成した扉板6に、ガラスや樹脂等で形成した透明板7を嵌め込んだものであり、その扉板6の上部中央に枠ランプ8を、また、これの左右両側にスピーカ9,9を配設している。
なお、この主扉3は、図示しないロック機構により遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤1は、縦横約400〜500(ミリ)程の略正方形にした例えば木製のものであり、主扉3の上記窓孔3aに対向して配置され、かつ、遊技機本体2に対して着脱可能になっている。
受け皿付扉4で覆われる上記遊技機本体2の正面には、図2に示すように、発射駆動装置11がやや左側部寄りに、また、遊技球貯溜部12がほぼ中央部分に配設されている。
受け皿付扉4の上部側には、払い出された多数の遊技球a・・・を貯留できかつそれら遊技球a・・・を発射駆動装置11に向けて案内する案内通路が設けられた受け皿13が突設されているとともに、下部側には、回動式操作ハンドル(以下「操作ハンドル」という。)Hと回動可能な灰皿14とが、上記受け皿13を挟む両側下方に配設されている。
なお、符号15,15は、受け皿13に貯留させた遊技球aを、いわゆるドル箱とも呼称される遊技球収集箱(図示しない)に排出させるための排出釦である。
操作ハンドルHは、発射駆動装置11に案内された遊技球aを遊技盤1内に区画形成された詳細を後述する遊技領域1aに向けての打出し操作を行うためのものである。
灰皿14の上側には、CRユニット16のカード挿入口16aに挿入したプリペイドカードCのカード返却釦17と貸し球用釦18を配設した凸部19が形成されているとともに、操作ハンドルHの上側には当該凸部19と正面視左右対称の位置に同径同大の凸部20が形成されている。
なお、受け皿付扉4は、前記した主扉3と同じく、図示しないロック機構によって遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
遊技盤1の正面には、図2に示すように、上記打ち出された遊技球aを摺接ガイドする機能を有し、かつ、適宜に配設された多数本の遊技くぎ21・・・からなるゲージを囲繞することにより、直径約300(ミリ)程度の遊技領域1aを略円形に区画形成するガイドレール22,23が撓曲形成されている。
ガイドレール22の終端部近傍には、打ち出される遊技球aを検知する打出し球検知センサ22aが設けられている。
遊技領域1aのほぼ中央部分には、液晶枠部材25により略矩形状に仕切られた特定遊技領域としていわゆるセンター役物80が遊技盤面より後方に凹んだ位置に配設されている。
ここで、センター役物80とその付近の構成について詳細に説明する。図3は本実施形態に係るぱちんこ遊技機のセンター役物及びその付近の構成を示す説明図である。
センター役物80は、主に、中央部に配置された表示部(以下、ディスプレイと称する。)24、該ディスプレイ24の下側で遊技球aを一時的に貯溜するとともに遊動させる遊技球貯溜部としてのステージ28とにより構成されている。
ディスプレイ24は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、横長にした略矩形を呈し、該ディスプレイ24を囲繞する略矩形状の液晶枠部材25により、遊技盤面より後方に凹んだ位置に配置されている。
液晶枠部材25の上枠部25aの正面には、4つの特定保留数表示ランプ26a,26b,26c,26dが横一列に配列された特定保留数表示部26が設けられている。この4つの特定保留数表示ランプ26a,26b,26c,26dは、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの判定を行える回数を示すものであり、ディスプレイ24の表示の途中(抽選結果の報知の前段)で特定入賞口37に入賞した球の判定を保留している状態表示となる、いわゆる「保留球」の数を示している。
また、液晶枠部材25の左右の側壁部25c,25cには、図示しないワープ通路を介して第1入賞口31と連通して遊技領域1aからセンター役物80内に誘導される遊技球をステージ28上に導入する遊技球導入部30,30が、遊技球aを落下させる出口孔30aを略下方に向けて液晶枠部材25内側に向かい突設されている。
ステージ28は、上部28aにあっては、正面視で両側端と中央部とを低くした波状に形成されている。詳しくは、上部28aの略中央部には、正面視で前後方向に沿って下方に凹んだ案内溝28a1が形成されるとともに、該案内溝28a1を挟んで幅方向左右側には、上方に向かい円弧状に膨出した凸部28a2,28a2と、その凸部28a2から連続して下方に向かい円弧状に傾斜した遊技球受け部28a3とが形成されている。
尚、遊技球aの落下を受けるステージ面は、後方から前方に向かい傾斜する下り傾斜となっている。
案内溝28a1は、遊技盤1上の正面視で特定入賞口37の略真上に位置するように構成されている。
一方、ステージ28の下部28bにあっては、液晶枠部材25の下側の下枠部25bに沿って下方に向かい円弧状に突出形成されている。
ステージ28上に落下した遊技球aは、ステージ28上に一時的に貯溜するとともに遊動して、凸部28a2を挟んで案内溝28a1に沿った経路またはその他の経路、例えば、遊技球受け部28a3に沿った経路を通ってセンター役物80外部に向かうようになっている。
センター役物80の上方には、遊技球を入賞させるための第1入賞口31が設けられている。この第1入賞口31は、入球した遊技球aを遊技盤1の裏側を通ってセンター役物80内に遊技球aを誘導する、いわゆるワープ通路(図示省略)に連通している。
第1入賞口31の入賞口付近には、第1入賞口31に入賞した遊技球aを検知するための第1入賞球検知センサ31aが設けられている。
また、センター役物80を挟んで両側方の遊技領域1aには、図2に示すように、上側風車33,33′、遊技球aを通過させた後に再び落下させるための入賞口である通過入賞口(以下「スルーチャッカ」という。)34,34′及び下側風車35,35′が、遊技盤1の正面視において「ハ」字形をなしかつ互いに所要の間隔で配設されており、また、当該センター役物80の下方中央部には、電動チューリップ36を近設した始動口としての特定入賞口37が配設されている。
上側,下側風車33,33′,35,35′は、遊技球aの落下方向に変化を与えるものであり、風車型のものである。
スルーチャッカ34,34′は、これを遊技球aが通過することにより普通図柄LED(図示省略)を変動表示させる契機とするためのものであり、これの正面には、入賞口指示ランプ34a,34a′が設けられている。
スルーチャッカ34,34′の入球口付近には、スルーチャッカ34,34′を通過した遊技球aを検知するスルーチャッカ入賞球検知センサ34bが設けられている。
電動チューリップ36は、特定入賞口37を拡縮するための一対の可動片36a,36aと、これを駆動するアクチュエータたるソレノイド(図示省略)を有して構成されている。
可動片36a,36aは、遊技球aの入賞を容易に行える拡開位置(イ)と、遊技球aの入賞を容易に行えない縮開位置(ロ)との間で移動できるようになっている。
特定入賞口37には、始動入賞球検知センサ56(図5を参照)が配設されており、前記発射駆動装置11から発射された遊技球aが、その始動入賞球検知センサ56によって検知されることによって、大当たり等の判定を行うための抽選や、特別図柄(識別情報)の変動態様,停止態様(仮停止態様を含む)をディスプレイ24に表示させ、また、所定数の遊技球を賞球として払い出す契機とされている。
「特別図柄」とは、数字,文字その他の記号を含むものである。
「特別図柄(識別情報)の変動態様」とは、特別図柄が例えば上下に高速で移動している表示内容をいう。
「特別図柄(識別情報)の停止態様」とは、その表示内容が確定した状態をいう。
「特別図柄(識別情報)の仮停止態様」とは、表示内容が確定していない状態をいう。具体的には、数字等が上下左右に細かく振動(徴動)している状態で表示される。
特定入賞口37の左右両側方には、遊技球aの入賞口であるチャッカ(以下、単に「チャッカ」という。)39,39′が所要の間隔をもって配設されているとともに、その特定入賞口37の下方には大入賞口40が配設されている。
チャッカ39,39′は、これに遊技球が入賞することにより規定個数の遊技球が賞球として払い出されるようになっており、その正面には、入賞口指示ランプ39a,39a′が設けられている。
大入賞口40の下方には、入賞しなかった遊技球aを回収するためのアウト口43を形成した飾り部材44が配置されている。
ここで、本実施形態に係る操作ハンドルHとその付近の構成について詳細に説明する。
図4は本実施形態に係る操作ハンドルとその付近の構成を示す説明図である。
操作ハンドルHは、図4に示すように、受け皿付扉4に突設された中空円筒状のボス部H1にハンドル本体H2が一体的に設けられている。
ハンドル本体H2は、略半球状に突出した球体形状を呈し、この球体形状のボス部H1側の基部には、受け皿付扉4の面と略平行で、且つ該ハンドル本体H2の外周部に沿って周方向に回動可能なリング状の操作部H3が球体形状の全周に渡り設けられている。
この操作部H3を時計回り方向に回転させることによって、遊技球の打出し、及び打出し強さの調整が行われるようになる機構が、操作ハンドルHに組込まれている。
操作部H3には、その外周部に周方向外側に向かい略三角形状に突出した複数の指掛け部H4a,H4b,H4cが放射状に形成されている。
ところで、遊技者が操作ハンドルHを把持する状態は、通常、右手で操作する場合、操作ハンドルHに対して親指が左側に、中指と人指し指とが略上側に、薬指と小指とが略右側にそれぞれ位置するようになっている。
そこで、一実施例として、指掛け部H4aを、右手で操作する遊技者の親指の上側に掛かるように左方向に向かい大きく突設し、指掛け部H4a,H4bとの間にそれぞれ遊技者の人指し指または中指が掛かるように略左斜め上方に、指掛け部H4b,H4cとの間にそれぞれ遊技者の薬指又は小指が掛かるように略上方に向かい突設している。
また、ハンドル本体H2の半球状の外周部には、例えば、遊技者が操作ハンドルHを右手で操作する状態で、右手の親指が配置される付近に、親指によって調節操作が可能なボリュームスイッチ(調節部)91が配設されている。
ボリュームスイッチ91は、ハンドル本体H2の外周に沿ってその周方向(ボス部H1を中心に回動する方向)にスライド変位可能に設けられており、該ボリュームスイッチ91を変位させることで、その変位量に応じて後述する音量制御部(音量制御手段)92によってスピーカ(音声発生手段)9から発生される音声による演出報知の音量を調節するものである。
尚、本実施形態では、操作部H3と反対方向(反時計回り方向)にスライド変位させるに従って、音量が大きくなるように制御されるようになっている。このように構成することで、ハンドル操作に伴ってボリューム調節され難くなるように図っている。
すなわち、主にこのボリュームスイッチ91と音量制御部92とにより音量調節手段93が構築される。
また、受け皿付扉4の下部側において、受け皿13の下方で且つ操作ハンドルHの上方に押しボタン方式の音量調節規制スイッチ(音量調節規制手段)94が設けられている。
この音量調節規制スイッチ94は、ぱちんこ遊技機Aの音声による演出報知の音量を調節する際に使用するものであって、操作ハンドルHの操作を契機に、該音量調節規制スイッチ94を操作しながらボリュームスイッチ91による音量調節を可能にするものである。
音量調節規制スイッチ94は、遊技者が一方の手指(薬指または小指)で操作ハンドルHを把持して遊技時に操作する状態で、同じ手指(人指し指又は中指)で操作可能な位置に配置されている。
具体的には、例えば、標準的な体格の遊技者が右手で操作ハンドルHを操作する状態で、右手の人指し指または中指を受け皿付扉4側に伸ばした時に充分に届く位置に配置されている。
次に、回路系統について図5を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
符号45はコンピュータである主制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)46,制御プログラムや本発明遊技機用プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)47,上記CPU46のワーク用メモリ(乱数メモリ等を含む)としてのRAM(Random access Memory)48、及び水晶発振回路部49を有して構成されている。
CPU46は、上記のROM47に記憶されている制御プログラムに従って、本ぱちんこ遊技機Aの全体を制御する機能を有している。
水晶発振回路部49は、発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となる例えば4(ミリ秒)毎のタイミングパルスを生成するものである。
ROM47には、制御プログラムや本発明に係る遊技機用のプログラム等が記録されている。
RAM48は所要量の情報が記録可能になっており、これは、遊技の履歴や遊技者にとって有利な遊技状態に移行している間に獲得した遊技利益等が記憶されるようになっている。
「遊技の履歴」は、当該ぱちんこ遊技機Aにおいて、本装置の電源を投入してから現在までに行われた遊技内容の経時的な記録であり、例えば前記したスルーチャッカ34,34′やチャッカ39,39′に遊技球aが一定時間内に入賞した個数、大入賞口40の開閉扉の開放時間や回数、その大入賞口40に入賞した遊技球の個数等を含むものである。
なお、上記遊技の履歴等は、情報記録媒体の一例に係る上記RAM48等に記憶しておくことに限らず、例えばスマートメディア等のリムーバブルメモリ、すなわち携帯型情報記録媒体や内蔵されているハードディスク等の非携帯型情報記録媒体に記録するようにしてもよい。
主制御装置45(CPU46)は、上記ROM47に記憶されている制御用プログラムや本発明遊技機用プログラムを実行することによって、上記したRAM48や後述する各副制御装置等とともに下記に示す所要の各機能を実現するようになっている。
すなわち、本発明遊技機用プログラムは、遊技媒体を機内に発射させる発射駆動手段の駆動契機とする回転式操作ハンドルと、音声による演出報知を行う音声制御手段及び音声発生手段と、を備えた遊技機に用いる遊技機用プログラムにおいて、
(1)音声発生手段から発生される音声の音量を調節する音量調節機能
(2)前記音量調節機能を規制する音量調節規制機能
という機能とを遊技機を成すコンピュータに実現させ、遊技者の趣向に応じて遊技者が遊技中に簡単に遊技機から発生される音声の音量調節を行うこと内容としている。
本実施形態において、本発明遊技機用プログラムは、上述した機能を実現するために、次の各ステップを有している。
(1)遊技球の発射操作が行われているか否かを判定するステップ
(2)音量調節規制スイッチ94が押されているか否かを判定するステ
ップ
(3)ボリュームスイッチ91による音量調節を有効にするステップ
(4)遊技球の発射操作が行われているか否かを判定するステップ
(5)入賞することによって得られる抽選判定に係る権利を有している
か否かを判定するステップ
(6)抽選判定に係る権利を全て処理したか否かを判定するステップ
(7)所定時間経過後に初期設定の音量に戻るステップ
また、主制御装置45(CPU46)は、上記ROM47に記憶されている制御用プログラムを実行することにより、上記したRAM48や後述する各副制御装置等とともに下記の各機能を実現している。
(1)判定用乱数を生成する機能(以下「乱数生成手段46a」という。)
乱数を生成する数値範囲は、本実施形態においては「0〜699」を想定し、この数値範囲内で生成される乱数に基づいて、大当たり状態への移行に係る大当たり判定用乱数と、 それ以外の判定用乱数を割り当てるようにしている。
また、大当たり判定用以外の判定用乱数を例示すると、演出の変動パターン決定用の乱数生成範囲としては「0〜39」,表示図柄選択用の乱数生成範囲としては「0〜11」等である。
(2)遊技者にとって有利な遊技状態に変更する機能(以下「遊技状態変更手段52」という。)
本実施形態においては、遊技状態変更手段52を、主制御装置45(CPU46)、可動物制御装置53により構成している。
(3)遊技状態変更手段52により変更した、遊技者にとってより有利な遊技状態に移行する機能(以下「遊技状態移行手段46b」という。)
本実施形態において、「遊技者にとってより有利な遊技状態」とは、電動チューリップ36の可動片36aを拡縮動作させることである。
(4)大当たりしたか否かを判定する機能(以下「大当たり判定手段46c」という。)
本実施形態では、特定入賞口37に配置されている始動入賞球検知センサ56によって遊技球を検知したことにより判定を開始するようになっており、その判定は、主制御装置45のCPU46により当否判定用の乱数と上記したROM47内の当否判定用のテーブルに基づき行われる。
大当りする確率は、当否判定用の乱数の生成範囲として「0〜699」の中から大当り数値を2つ選択することにより、1/350程度となっている。
(5)大当たり状態に移行する機能(以下「大当たり状態移行手段46d」という。)
「大当たり状態」は、前述したように、大入賞口40の開閉扉を所定時間だけ開放するという態様であり、この態様は、その大入賞口40内に設けられた通過領域(いわゆるVゾーン)(図示しない)に遊技球が入賞することによって既定の回数だけ継続して繰り返されるようになっている。
また、大当たり状態の終了後の所定期間内において、通常の遊技状態のときよりも高い確率で大当たりとなる高確率遊技状態に移行することを含めることができる。
(6)音声による演出報知の音量の調節する音量調節機能(以下「音量調節手段93」という。)
本実施形態では、ボリュームスイッチ91を変位させることで、音量制御部92によりボリュームスイッチ91の変位量に応じて音量を調節するものである。
また、この音量調節手段93は、通常の遊技状態で、ボリュームスイッチ91による音量調節が規制(操作が無効)された状態から、操作ハンドルHの操作を契機に、音量調節規制スイッチ(音量調節規制手段)94により規制が解除(操作が有効)されるようになっている。
前記主制御装置45の入力側には、電源供給装置54の他、入力インターフェース55を介して、始動入賞球検知センサ56、大入賞球検知センサ57、継続球検知センサ58、通過入賞球検知センサ59、その他入賞球検知センサ60、遊技球払出検知センサ61、及びエラー検知センサ62、スルーチャッカ入賞球検知センサ34b、打出し球検知センサ22a、ボリュームスイッチ91、音量調節規制スイッチ94、操作ハンドルH等が接続されている。
前記主制御装置45の出力側には、集中管理装置63の他、出力インターフェース64を介して、それぞれ詳細を後述する図柄制御装置65,ランプ制御装置66,音声制御装置67,払出制御装置68及び可動物制御装置53等の各副制御装置が接続されている。
上記した各副制御装置の詳細は次のとおりである。
図柄制御装置65は、CPU65A、このCPU65Aに接続されたROM65B及びRAM65Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP:Video Display Processor)70を介して前記ディスプレイ24が接続されている。
この図柄制御装置65により、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ70を介してディスプレイ24を表示制御するようになっている。
ランプ制御装置66は、CPU66A、このCPU66Aに接続されたROM66B及びRAM66Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、特定保留数表示ランプ26a〜26d、入賞口指示ランプ34a,34a、39a,39a′、盤面及び主扉関係の電飾71等を点滅制御する機能を有している。
音声制御装置67は、CPU67A、このCPU67Aに接続されたROM67B及びRAM67Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、主扉3に配設された前記スピーカ9や、サウンドプロセッサを含む音声発生装置73を制御する機能を有するとともに、ボリュームスイッチ91からの出力信号に基づき音量を調節する機能を備えるものである。
払出制御装置68は、CPU68A、このCPU68Aに接続されたROM68B及びRAM68Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、遊技球払出装置74及び前記したCRユニット16を制御する機能を有している。
なお、符号75は球貸し信号制御装置であり、本実施形態においては、払出制御装置68と直接通信できるように回路接続されている。
可動物制御装置53は、電動チューリップ36及び大入賞口40の開閉扉等を適宜駆動制御するものである。
符号69は発射制御装置であり、上記した操作ハンドルHによる遊技球発射信号、発射停止ボタン11aによる遊技球発射停止信号、及び上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、発射駆動装置11を制御する機能を有している。
このように構成されたぱちんこ遊技機の処理動作は、各センサからの入力信号を契機に主制御装置45を中心に各制御プログラムに基づき実行される。
ここで、音量制御部92による音量調節制御処置の詳細について、図6を参照して説明する。
図6は本実施形態の音量調節制御処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、音声発生装置73から発生される演出報知の音量は、音量制御部92において予め初期設定が最低の音量に設定されている。そして、ボリュームスイッチ91の操作が有効な状態であれば、ボリュームスイッチ91の変位量に応じて連続的な音量調節が可能となっている。
ステップS1(図6中、S1と略記する。以下同様):遊技者が操作ハンドルHを操作しているか否かが確認される。操作ハンドルHを操作することによって遊技球aが打ち出されて遊技が開始される。操作ハンドルHの操作が行われた場合、ステップS2に進む。
ステップS2:遊技状態で、音量調節規制スイッチ94が操作されたか否かが確認される。音量調節規制スイッチ94が操作された場合、ステップS3に進む。
ステップS3:ボリュームスイッチ91による音量の調節が可能となり、このボリュームスイッチ91により遊技者の好みの音量に調節できる。この時、音量調節が終了して音量調節規制スイッチ94の操作を止めると、音量制御部92において音量調整が規制されてその時の音量が設定される。そして、ステップS4に進む。
ステップS4:操作ハンドルHの操作が停止したか否かが確認される。
操作ハンドルHの操作が停止すると遊技球は発射されない。この状態で、遊技者による遊技の進行は停止したと見なし、ステップS5に進む。
ステップS5:遊技中に特定入賞口37に複数の遊技球aが入賞することによって得られる抽選判定に係る権利、いわゆる保留球が残っているが否か確認される。保留球が残っていない場合は、ステップS6に進む。
ステップS6:大当たり等の判定を行うための抽選や特別図柄の変動等の変動処理が全て終了したか否かが確認される。変動処理が全て終了した場合は、ステップS7に進む。
ステップS7:変動処理が終了して1分経過後に、音量制御部92により遊技者によって設定された音量設定が解除されて、予め設定されている初期設定の音量に戻る。
こうして音量調節制御処理は実行される。
尚、この処理動作は、繰り返し実行される。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、操作ハンドルHの外周部に沿って周方向に変位可能となるボリュームスイッチ91と、このボリュームスイッチ91の変位量に伴い音量調節をする音量制御部92と、ボリュームスイッチ91の作動による音量調節を規制する音量調節規制スイッチ94を設けたことで、片手操作で簡単に、遊技中に遊技者の好みに応じて音声による演出報知の音量の調節を簡単に行うことができる。
また、本実施形態によれば、操作ハンドルHの操作を契機に、操作ハンドルHとは別体で設けた音量調節規制スイッチ94を操作することで、ボリュームスイッチ91による音量調節の規制状態を解除するようにしたので、遊技中に誤ってボリュームスイッチ91を移動させたり、遊技が停止している状態にも関わらずボリュームスイッチ91を移動させた場合であっても音量調節は行われないので、誤操作を防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、遊技者による音量設定は、遊技球の発射操作を停止して、保留球による大当たり等の判定を行うための抽選や特別図柄の変動等の変動処理が全て終了してから、さらに1分経過後に初期設定音量に戻るようにしたので、確実に遊技が停止した状態で音量調節制御処理を終わらせることができる。
これにより、同じ遊技機を別の遊技者が使用する場合に、音量を初期設定に戻す必要が無いので、新たな遊技者は遊技開始とともに容易に音量調節を行うことができる。
尚、本実施形態では、遊技者による遊技終了後、さらに1分経過後に音声による演出報知の音量を初期設置に戻すようにしているが、本発明は、音量制御手段による音量調節制御処理の終了動作を限定するものではなく、適宜な時間設定や終了条件を設定するものであってもよく、色々な展開が可能である。
例えば、変形例として、ハンドル操作時に音量調節規制スイッチ94を操作したら、一定時間だけボリュームスイッチ91による音量調節をさせるように規制解除をするようにしても良い。
また、音量調節規制スイッチ94による規制解除の条件として、「ハンドル操作をするに伴って遊技球が打出されたことを“打出し球検知センサ22a”が検知した場合」とするようにしても良い。これによって、遊技をしている振りをして、実際には遊技球を打出さない、いわゆる“空打ち”に基づく音量調節の規制解除について防止できる。
尚、本実施形態にて説明したスイッチ類等は、周知の切り換え装置を適宜に採用したものである。
この様に、本発明によれは、従来のぱちんこ遊技機の制御プログラムを発展させて、音声発生装置73から発生される音声による演出報知の音量を調節する音量調節機能と、この音量調節機能を規制する音量調節規制機能とをもたせることで、遊技者の好みに応じて音声による演出報知の音量の調節を簡単に行うことができる。
また、本実施形態では、ボリュームスイッチ91を、ハンドル本体H2の外周に沿ってスライド変位するように構成しているが、本発明は、ボリュームスイッチの構成に限定されるものではない。
本実施形態の変形例として、例えば、図7に示すように、ボリュームスイッチ191を円盤状の回転スイッチとして、これを回転変位させて音量を調節するようにしたものであっても良い。
ボリュームスイッチ191は、遊技者が操作ハンドルHを右手で操作する状態で、右手の親指が配置される付近に配設されている。
ボリュームスイッチ191の表面191aには、音量レベルを示す1,2,3、・・・の数値191aが印字されてあり、ハンドル本体H2のボリュームスイッチ191付近には、その数値を指し示す基準マーク192が付されている。
ボリュームスイッチ191は、回転自在に設けられているが、数値の位置で節度をもって停止し易くなっている。
ボリュームスイッチ191による音量調節は、音量レベルを示す数値に応じて段階的な音量調節が可能になっている。
尚、ボリューム191を用いた音量調節を行うための音量調整制御処理は、前述した実施形態の音量調整制御処理と同様に行われる。
以上のように構成したので、ボリュームスイッチ191を回転変位させて音量調節を行う際に、微妙にセット位置がずれることなく、容易にしかも適確に音量調節を行うことができる。
尚、本実施形態およびその変形例では、ぱちんこ遊技機を例に挙げて本発明を採用した弾球遊技機ついて説明したが、本発明は弾球遊技機に限定されるものではなく、例えば、遊技媒体として遊技球の替わりにコインを用いて、操作ハンドルHに相当する遊技媒体を発射させるための契機手段によってこのコインを遊技機内に投入するようにしたスロットマシンにおいても、本発明の構成や制御プログラムを展開させることは可能である。
そして、スロットマシンにおいても本発明を採用することで、前述した本実施形態やその変形例と同様な効果を奏し得る。
本発明の一実施形態に係るぱちんこ遊技機及びCRユニットの外観斜視図である。 前記ぱちんこ遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。 前記ぱちんこ遊技機のセンター役物及び遊技球経路変更手段の構成を示す説明図である。 前記ぱちんこ遊技機を構成する操作ハンドルとその付近の構成を示す説明図である。 前記ぱちんこ遊技機の制御回路を示すブロック図である。 前記ぱちんこ遊技機における処理動作のうちの音量調節制御処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るボリュームスイッチの変形例を示す説明図である。
1 遊技盤
1a 遊技領域
2 遊技機本体
3 主扉
4 受け皿付扉
11 発射駆動装置
11a 発射停止ボタン
45 主制御装置
67 音声制御装置(音声制御手段)
73 音声発生装置(音声発生手段)
74 遊技球払出装置
91,191 ボリュームスイッチ(調節部)
92 音量制御部(音量制御手段)
93 音量調節手段
94 音量調節規制スイッチ(音量調節規制手段)
A ぱちんこ遊技機
a 遊技球
H 操作ハンドル
H1 ボス部
H2 ハンドル本体
H3 操作部
H4a,H4b,H4c 指掛け部

Claims (3)

  1. 遊技媒体を機内に発射させる発射駆動手段の駆動契機とする回転式操作ハンドルと、音声による演出報知を行う音声制御手段及び音声発生手段と、を備えた遊技機において、
    前記回転式操作ハンドルの操作に伴って打ち出される遊技媒体を検知する打出し球検知センサと、
    前記回転式操作ハンドルの外周に沿って周方向に変位可能な調節部と、
    該調節部の変位量に伴い音声発生手段から発生される音声の音量を調節する音量制御手段とを備えた音量調節手段と、
    前記回転式操作ハンドルとは別体で前記音量調節手段の作動を規制する音量調節規制手段とを備え
    前記音量調節規制手段は、遊技者が一方の手指で回転式操作ハンドルを操作する状態で、同じ手指で操作可能な位置に配置され、
    前記音量調節手段は、前記音量調節規制手段を操作する際に、同時に同じ手指で操作可能な位置に配置され、
    前記音量調節規制手段は、前記打出し球検知センサが前記遊技媒体を検知したことを契機に、前記音量調節手段の規制状態を操作によって解除可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記音声制御手段は、前記音量調節手段による音量調節が終了した後に、前記回転式操作ハンドルによる遊技媒体を発射させる操作を停止してから所定時間経過後、予め設定された初期音量に戻ることを特徴とする請求項1の遊技機。
  3. 前記音声制御手段は、遊技中の入賞によって得た抽選判定に係る権利が消化されていない場合、前記音量調節手段により調節された音量を保持することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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