JP2001224636A - 車椅子の転倒防止装置 - Google Patents

車椅子の転倒防止装置

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JP2001224636A
JP2001224636A JP2000041179A JP2000041179A JP2001224636A JP 2001224636 A JP2001224636 A JP 2001224636A JP 2000041179 A JP2000041179 A JP 2000041179A JP 2000041179 A JP2000041179 A JP 2000041179A JP 2001224636 A JP2001224636 A JP 2001224636A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 介助者による足だけの操作で転倒防止バーを
簡単に収納することができる車椅子の転倒防止装置を提
供すること。 【構成】 車体の後部から後方に向かって延出する転倒
防止バー18を備え、前記転倒防止バー18の一端を略
鉛直方向を軸中心として回動可能に支持して該転倒防止
バー18が転倒防止機能位置と収納位置を取り得るよう
にした車椅子の転倒防止装置において、前記転倒防止バ
ー18を転倒防止機能位置に固定するための固定手段
(板バネ28、ピン29、係合孔30,31)と、前記
転倒防止バー18の収納位置方向の回動と略同方向の操
作によって前記固定手段による転倒防止バー18の固定
を解除する解除手段(解除レバー34)を設ける。本発
明によれば、解除手段を転倒防止バー18の収納位置方
向の回動と略同方向に操作することによって固定手段に
よる該転倒防止バー18の固定を解除することができる
ため、前記目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子の転倒防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車椅子には転倒防止装置とし
て、車体の後部左右から後方に向かって斜め下方に延出
するウイリーバーと称される左右一対の転倒防止バーが
設けられている。
【0003】ところで、上記転倒防止バーには、これを
回動させて収納することができるものもあるが、このよ
うな収納可能な転倒防止バーの一例を図12に示す。
【0004】即ち、図12は従来の転倒防止バー118
の収納構造を示す側断面図であり、同図に示すように、
長さ調節自在な転倒防止バー118の一端には軸パイプ
119が略直交するように挿通固着されている。尚、転
倒防止バー118の一端には短い補助バー120が取り
付けられ、他端にはローラ121が回転自在に軸支され
ている。
【0005】一方、車体フレームを構成するベースパイ
プ122にはバックパイプ123が略直交するように挿
通固着されており、このバックパイプ123内には、転
倒防止バー118を支持する前記軸パイプ119の上部
が下方から挿入されている。ここで、軸パイプ119内
にはコイルスプリング124が縮装されており、このコ
イルスプリング124の一端は軸パイプ119の下端に
被着されたキャップ125に掛けられ、他端はバックパ
イプ123に挿通固着されたピン126に掛けられてい
る。従って、軸パイプ119はコイルスプリング124
によって転倒防止バー118と共に上方に付勢されてお
り、該軸パイプ119の上端外周の相対向する部位に形
成された一対のU字状係合溝119aが前記ピン126
に係合することによって転倒防止バー118は図示の転
倒防止機能位置(作動位置)に位置決め固定されてい
る。
【0006】而して、上述のように転倒防止機能位置に
ある転倒防止バー118を収納するには、該転倒防止バ
ー118をコイルスプリング124の付勢力に抗して軸
パイプ119と共に押し下げて該軸パイプ119の係合
溝119aとピン126との係合を解除した状態で、転
倒防止バー118を軸パイプ119を中心として回動さ
せれば良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の収納構造においては、転倒防止バー118の収納動
作に際して該転倒防止バー118を下方に押し付けて軸
パイプ119の係合溝119aとピン126との係合を
解除した状態を維持しつつ、転倒防止バー118を収納
方向へ回動させる必要があるため、この収納動作を介助
者が足の操作だけで行うことは困難であった。特に、補
助バー120が短いために、この補助バー120を足で
操作して転倒防止バー118を収納位置から転倒防止機
能位置に戻す作業は更に困難であった。尚、補助バー1
20はこれの回動時の車輪との干渉を避ける必要からそ
の長さを長くすることは不可能である。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、介助者による足だけの操作で
転倒防止バーを簡単に収納することができる車椅子の転
倒防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車体の後部から後方に向か
って延出する転倒防止バーを備え、前記転倒防止バーの
一端を略鉛直方向を軸中心として回動可能に支持して該
転倒防止バーが転倒防止機能位置と収納位置を取り得る
ようにした車椅子の転倒防止装置において、前記転倒防
止バーを転倒防止機能位置に固定するための固定手段
と、前記転倒防止バーの収納位置方向の回動と略同方向
の操作によって前記固定手段による転倒防止バーの固定
を解除する解除手段を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記転倒防止バーの一端を回動自在に支持
する支持部に形成された係合孔と、前記転倒防止バーの
内部に収納された付勢手段と該付勢手段によって前記係
合孔に係合する方向に付勢されたピンとで前記固定手段
を構成するとともに、前記解除手段を前記転倒防止バ側
に回動可能に支持されて前記付勢手段に作用する解除レ
バーで構成したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記支持部に前記ピンの外径よりも小さな
内径を有する小孔を少なくとも1つ形成したことを特徴
とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記係合孔と小孔を前記支持部の軸方向中
心に対して対称位置にそれぞれ形成したことを特徴とす
る。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、前記転倒防止バーの上端に
上面が略扁平なカバーを被着したことを特徴とする。
【0014】従って、請求項1又は2記載の発明によれ
ば、解除手段を転倒防止バーの収納位置方向の回動と略
同方向に操作することによって固定手段による該転倒防
止バーの固定を解除することができるため、介助者によ
る足だけの操作で転倒防止バーを簡単に収納することが
できる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、転倒防止バ
ーが収納位置にあるときに、固定手段を構成するピンが
支持部に形成された小孔に係合するよう構成することに
よって、収納位置において転倒防止バーを仮止めするこ
とができ、転倒防止バーを足で軽く操作するだけで該転
倒防止バーの仮止め状態が解除されるため、介助者によ
る足だけの操作で転倒防止バーを簡単に元の転倒防止機
能位置に復帰させることができる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、係合孔と小
孔を支持部の軸方向中心に対して対称位置にそれぞれ形
成したため、支持部を構成する部品を左右について反転
させて取り付けることによって該部品を左右に共用する
ことができ、部品の種類を削減してコストダウンを図る
ことができる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、転倒防止バ
ーの上端に上面が略扁平なカバーを被着したため、転倒
防止バーを収納した状態で、介助者は転倒防止バーの上
端に被着されたカバーを足で踏んで車体前部の前輪キャ
スタを容易に持ち上げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明に係る転倒防止装置を備える
電動車椅子の内側面図、図2は同電動車椅子の平面図で
ある。
【0020】先ず、図1及び図2に示す電動車椅子1の
概略構成を説明すると、該電動車椅子1においては、パ
イプ枠状の車体フレーム2で構成された車体の前後部が
左右一対の前輪キャスタ3と車輪4によって走行自在に
支持されている。
【0021】而して、上記車体の中央部には乗員が着座
すべき布製のシート5(図2参照)が張設されており、
車体フレーム2の後部には左右一対のバックパイプ2a
が立設され、各バックパイプ2aの上端部は後方に曲げ
られ、その曲げられた部分には介助者用のグリップ6が
取り付けられている。
【0022】又、車体フレーム2の前記バックパイプ2
aの中間高さ位置から車体前方に水平に延びる左右一対
の肘パイプ2bは、前側部分において略直角に折り曲げ
られて垂直下方に延び、その下端部に前記前輪キャスタ
3がそれぞれ回転自在に支承されている。そして、肘パ
イプ2bの下方には左右一対のシートパイプ2cとベー
スパイプ2dが略平行を成して上下に配されており、シ
ートパイプ2cの前側部分は車体前方に向かって斜め下
方に延出しており、その延出端には左右一対の各ステッ
プ7が取り付けられている。尚、各ベースパイプ2dの
前端は各シートパイプ2cに結着され、その後部には前
記各バックパイプ2aの下端が結着されている。
【0023】更に、右側(シート5に着座した乗員にと
って右側)のシートパイプ2cの前端折曲部にはパイプ
状のステー8が上方に向かって斜め前方に立設されてお
り、このステー8の上端部には操作ボックス9が取り付
けられ、この操作ボックス9にはジョイスティック10
とメインスイッチ11が設けられている。
【0024】ところで、図2に示すように、左右の各車
輪4の外側には、乗員が手で操作して車輪を回すための
ハンドリム12が取り付けられており、各車輪4のハブ
には電動ユニット13がそれぞれ組み込まれている。
尚、各電動ユニット13は、駆動源である電動モータ1
4と、該電動モータ14の回転を減速して車軸に伝達す
るための減速ギヤ等を含む不図示の動力伝達機構と、車
輪4の回転速度と回転方向を制御する不図示のコントロ
ーラ等を含んで構成されている。そして、左右の電動ユ
ニット13は図2に示すワイヤーハーネス15によって
互いに電気的に接続されている。
【0025】又、本実施の形態に係る電動車椅子1にお
いては、右側の電動ユニット13側には電源であるバッ
テリ16が着脱自在に設けられている。即ち、右側の電
動ユニット13にはバッテリホルダー17が取り付けら
れており、このバッテリホルダー17に対してバッテリ
16が着脱される。
【0026】更に、左右の各電動ユニット13の後端部
には、左右の各車輪4の内側に位置する一対の長さ調節
自在な転倒防止バー18が収納可能に取り付けられてお
り、各転倒防止バー18は図1に示すように車体後方に
向かって斜め下方に傾斜して延出し、その延出端(後
端)にはローラ19が回転自在に軸支されている。
【0027】而して、前記バッテリ16が図示のように
バッテリホルダー17に装着されている状態において
は、該バッテリ16側に設けられた不図示の接続端子が
バッテリホルダー17側に設けられた不図示の接続端子
に接続され、前記操作ボックス9に設けられたメインス
イッチ11がONされると、バッテリ16は左右の電動
ユニット13にそれぞれ給電して各電動ユニット13を
各々独立に駆動し、左右の電動モータ14の回転が左右
の車輪4にそれぞれ伝達されて各車輪4が乗員によるジ
ョイスティック10の操作に沿って各々独立に駆動制御
され、当該電動車椅子1が乗員の意志に従って走行せし
められる。
【0028】次に、本発明に係る転倒防止装置を構成す
る前記転倒防止バー18の収納構造の詳細を図3〜図1
1に基づいて説明する。
【0029】尚、図3は転倒防止機能位置にある転倒防
止バーの破断側面図、図4は同平面図、図5はブラケッ
トの側面図、図6は図5の矢視A方向の図、図7は転倒
防止バーの収納動作開始時の状態を示す要部側断面図、
図8は同平面図、図9は転倒防止バーの仮収納状態を示
す破断平面図、図10は転倒防止バーの収納時の状態を
示す要部側断面図、図11は同破断平面図である。
【0030】図3に示すように、各転倒防止バー18は
側面視くの字状に折曲成形されており、その上端部が板
金製のブラケット20を介して各電動ユニット13の後
端部に回動可能(摺動可能)に支持されている。
【0031】ここで、上記ブラケット20は、図9に示
すように、その一端が円弧曲面状に屈曲され、その屈曲
部20aの内側に内筒21が固着されており、ブラケッ
ト20は3本のボルト22によって電動ユニット13に
取り付けられている。
【0032】而して、図3に示すように、上記内筒21
内には転倒防止バー18の上端部が下方から挿通され、
該転倒防止バー18に溶着された下ストッパ23は内筒
21の下面に当接して転倒防止バー18を位置決めして
いる。そして、転倒防止バー18の内筒21から上方へ
突出する部分の外周には上ストッパ24が固定ボルト2
5によって取り付けられており、該上ストッパ25の上
部には転倒防止バー18の上端を覆うカバー26がボル
ト27によって取り付けられている。尚、カバー27の
上面は偏平な平面を成しており、該カバー26と前記上
ストッパ24との間の一部には隙間Sが部分的に形成さ
れている。
【0033】以上の構成において、転倒防止バー18は
内筒21に挿通保持された上端部を中心として略水平に
回動可能に支持されるが、その上端部の内部にはU字状
を成す板バネ28とこれに取り付けられたピン29が収
納されている。ここで、図3に示すように、板バネ28
の一端は転倒防止バー18の内面に係止され、他端は転
倒防止バー18の上方まで延出して前記隙間Sに臨んで
いる。
【0034】ところで、図5、図6、図7及び図9に示
すように、内筒21とブラケット20の周方向同一位置
には互いに連通する係合孔30,31がそれぞれ形成さ
れており、内筒21の周方向2箇所には前記ピン29の
外径よりも小さな内径を有する小孔32,33が形成さ
れている。ここで、前記板バネ28とピン29及び係合
孔30,31は、転倒防止バー18を転倒防止機能位置
(作動位置)に固定するための固定手段を構成してい
る。
【0035】尚、上記係合孔30,31と小孔32,3
3はブラケット20及び内筒21の軸方向中心(図5の
中心線L)に対して上下対称位置にそれぞれ形成されて
いる。又、図6に示すように、係合孔30,31は上下
方向に長い長孔状に形成されている。
【0036】又、図3及び図4に示すように、上ストッ
パ24と下ストッパ23には、平面視くの字状に折曲成
形された解除レバー34が軸35によって回動可能に支
持されており、この解除レバー34の一部に形成された
爪34aはカバー26と上ストッパ24との間に形成さ
れた前記隙間Sからカバー26内に挿入され、その先端
は図示のように前記板バネ28の一端に当接している。
尚、解除レバー34は転倒防止機能位置での転倒防止バ
ー18の固定を解除するための解除手段を構成してい
る。
【0037】而して、固定手段を構成する前記ピン29
は板バネ28によって径方向外方に常時付勢されてお
り、図3及び図4に示すように転倒防止バー18が転倒
防止機能位置にあるときには、ピン29は内筒21とブ
ラケット20に形成された係合孔30,31に係合して
転倒防止バー18の回動を阻止しており、この状態では
転倒防止バー18は転倒防止機能位置に位置決め固定さ
れてその本来の機能を果たす。
【0038】そして、上述のように転倒防止機能位置に
固定された転倒防止バー18を収納する場合には、介助
者は足で解除レバー34の一端を図8の矢印方向に押せ
ば良い。すると、解除レバー34が軸35を中心として
回動し、その爪34aが板バネ28の一端を押すために
該板バネ28が図7に示すように変形し、この板バネ2
8に取り付けられたピン29が係合孔30,31から外
れて転倒防止バー18の固定状態が解除される。そし
て、その後も解除レバー34を同方向に押し続けると、
該解除レバー34が図7及び図8に示すように上ストッ
パ24と下ストッパ23に当接して転倒防止バー18を
その上端部を中心として内側(図2の矢印方向)に略水
平に回動させる。
【0039】上記状態では、ピン29の先端は内筒21
の内周面に当接した状態で内筒21の内周面を摺動し、
該ピン29の先端部が内筒21に形成された小孔32に
係合すると、転倒防止バー18は図9に示す仮収納状態
(例えば段差を乗り越える場合に転倒防止バー18を完
全に収納する必要がない状態)に維持される。ここで、
前述のように小孔32の内径はピン29の外径よりも小
さいため、この小孔32にはピン29の先端のみが係合
することとなり、従って、転倒防止バー18は仮収納状
態において仮止めされることとなる。
【0040】而して、その後も解除レバー34を操作し
続けると転倒防止バー18の仮止めは容易に解除され、
図10及び図11に示すようにピン29の先端が次の小
孔33に係合すると、転倒防止バー18は収納位置で仮
止めされて収納される。
【0041】このように、本実施の形態に係る転倒防止
装置においては、解除手段である解除レバー34を転倒
防止バー18の収納位置方向の回動と略同方向に操作す
ることによってピン29の係合孔30,31への係合に
よる転倒防止バー18の固定を解除することができるた
め、介助者は解除レバー34を足で操作するだけで転倒
防止バー18を簡単に収納位置方向へ回動させてこれを
収納することができる。
【0042】そして、収納位置においても転倒防止バー
18は仮止めされているだけであるため、介助者が転倒
防止バー18を足で軽く操作するだけで該転倒防止バー
18の仮止め状態が解除され、転倒防止バー18はその
上端部を中心として転倒防止機能位置の方向に回動し、
ピン29が図3に示すように係合孔30,31に再び係
合することによって転倒防止バー18が転倒防止機能位
置に復帰してその位置に固定される。
【0043】又、本実施の形態では、係合孔30,31
と小孔32,33はブラケット20及び内筒21の軸方
向中心(図5の中心線L)に対して上下対称位置にそれ
ぞれ形成したため、ブラケット20と内筒21を左右に
ついて反転させて取り付ければ、これらの部品を左右に
共用することができ、部品の種類を削減してコストダウ
ンを図ることができる。
【0044】更に、本実施の形態では、転倒防止バー1
8の上端に上面が扁平なカバー26を被着したため、転
倒防止バー18を収納した状態で、介助者は転倒防止バ
ー18の上端に被着されたカバー26を足で踏んで車体
前部の前輪キャスタ3を容易に持ち上げることができ
る。
【0045】尚、以上は本発明を特に電動車椅子に設け
られた転倒防止装置に適用した形態について述べたが、
本発明は手動車椅子、手動式電動車椅子等の他の任意の
形式の車椅子の転倒防止装置に対しても同様に適用可能
であることは勿論である。又、以上の実施の形態では転
倒防止バーを電動ユニットに取り付けたが、転倒防止バ
ーは直接或はブラケットを介して車体フレームに取り付
けても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、車体の後部から後方に向かって延出する転倒防
止バーを備え、前記転倒防止バーの一端を略鉛直方向を
軸中心として回動可能に支持して該転倒防止バーが転倒
防止機能位置と収納位置を取り得るようにした車椅子の
転倒防止装置において、前記転倒防止バーを転倒防止機
能位置に固定するための固定手段と、前記転倒防止バー
の収納位置方向の回動と略同方向の操作によって前記固
定手段による転倒防止バーの固定を解除する解除手段を
設けたため、介助者による足だけの操作で転倒防止バー
を簡単に収納することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転倒防止装置を備える電動車椅子
の内側面図である。
【図2】本発明に係る転倒防止装置を備える電動車椅子
の平面図である。
【図3】転倒防止機能位置にある転倒防止バーの破断側
面図である。
【図4】転倒防止機能位置にある転倒防止バーの平面図
である。
【図5】ブラケットの側面図である。
【図6】図5の矢視A方向の図である。
【図7】転倒防止バーの収納動作開始時の状態を示す要
部側断面図である。
【図8】転倒防止バーの収納動作開始時の状態を示す要
部平面図である。
【図9】転倒防止バーの仮収納状態を示す破断平面図で
ある。
【図10】転倒防止バーの収納時の状態を示す要部側断
面図である。
【図11】転倒防止バーの収納時の状態を示す破断平面
図である。
【図12】従来の転倒防止バーの収納構造を示す側断面
図である。
【符号の説明】
1 電動車椅子(車椅子) 2 車体フレーム 18 転倒防止バー(転倒防止装置) 20 ブラケット(支持部) 21 内筒(支持部) 26 カバー 28 板バネ(付勢手段) 29 ピン(固定手段) 30,31 係合孔(固定手段) 32,33 小孔 34 解除レバー(解除手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部から後方に向かって延出する
    転倒防止バーを備え、前記転倒防止バーの一端を略鉛直
    方向を軸中心として回動可能に支持して該転倒防止バー
    が転倒防止機能位置と収納位置を取り得るようにした車
    椅子の転倒防止装置において、 前記転倒防止バーを転倒防止機能位置に固定するための
    固定手段と、前記転倒防止バーの収納位置方向の回動と
    略同方向の操作によって前記固定手段による転倒防止バ
    ーの固定を解除する解除手段を設けたことを特徴とする
    車椅子の転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 前記転倒防止バーの一端を回動自在に支
    持する支持部に形成された係合孔と、前記転倒防止バー
    の内部に収納された付勢手段と該付勢手段によって前記
    係合孔に係合する方向に付勢されたピンとで前記固定手
    段を構成するとともに、前記解除手段を前記転倒防止バ
    ーに回動可能に支持されて前記付勢手段に作用する解除
    レバーで構成したことを特徴とする請求項1記載の車椅
    子の転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部に前記ピンの外径よりも小さ
    な内径を有する小孔を少なくとも1つ形成したことを特
    徴とする請求項2記載の車椅子の転倒防止装置。
  4. 【請求項4】 前記係合孔と小孔を前記支持部の軸方向
    中心に対して対称位置にそれぞれ形成したことを特徴と
    する請求項3記載の車椅子の転倒防止装置。
  5. 【請求項5】 前記転倒防止バーの上端に上面が略扁平
    なカバーを被着したことを特徴とする請求項1,2,3
    又は4記載の車椅子の転倒防止装置。
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