JP2016101185A - 歩行補助器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造により、前方に存する段差(立ち上がり段差)を前輪が容易に乗り越えることができる歩行補助器を提供する。
【解決手段】前輪と後輪とを有し、歩行面を歩行する歩行者が後方から前方に向けて押すことで前輪と後輪とが歩行面を転動し歩行面を移動する歩行補助器であって、前輪と後輪とを有する移動体本体と、移動体本体に取り付けられ、移動体本体の後方で歩行面に起立した歩行者が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能な踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する踏下部と、を備えてなる、歩行補助器である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歩行補助器に関し、より詳細には、前輪と後輪とを有し、歩行面を歩行する歩行者が後方から前方に向けて押すことで前輪と後輪とが歩行面を転動し歩行面を移動する歩行補助器であって、前方に存する段差(立ち上がり段差)を前輪が容易に乗り越えることができる歩行補助器に関する。
以前から、前輪と後輪とを有する歩行補助器(いわゆる歩行補助車やシルバーカー等を含む。)において、前方に存する段差(立ち上がり段差)を前輪が容易に乗り越えることができるようにする種々の提案がなされてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、『段差を乗り越えることが可能であり、しかも連続した段差でも乗り越え可能であり、更には着座時に前のめりになることもない歩行補助車の前輪機構を提示する』(特許文献1の要約の目的)ためになされたものであり、具体的には『フレームの下部に、車輪を回転自在に支持するホルダーを取り付けた、歩行補助車の前輪機構において、サブホルダーをホルダーに対して回動自在に、且つ、サブホルダーの先端が前輪よりも進行方向側に来る形態で取り付けたこと、サブホルダーの進行方向側先端に、前輪よりも直径の小さな、少なくとも1つの補助輪を設けたこと、ホルダーとサブホルダーの間に、サブホルダーを下方に回動させる力を付与する弾性部材を介在させたこと、補助輪の下端が、前輪の下端よりも上部に位置するよう、サブホルダーの回動を制御したこと、を特徴とする歩行補助車の前輪機構。』(特許文献1の請求項1)を開示しており、それによれば『本発明にかかる前輪機構によれば、補助輪5が前輪2の前方に、しかも前輪2よりも高い位置に存する。それゆえ図2に示すような例えば20mmを越すような段差12に前輪2が衝突した際、ハンドル8が持ち上がる動きが発生すると、補助輪5が段差12の頂部に当接し、当該ハンドル8が持ち上がる動きを抑制する。しかも、補助輪5が取り付けられたサブホルダー4が上方に回動し、他方でサブホルダー4は弾性部材9により下方に回動する力が与えられていることから、この下方に回動しようとする力でメインホルダー3、しいては前輪2が持ち上がり、段差12を超えていくことが可能となるのである。』(特許文献1の段落番号0018)という効果を奏する。
特開2011−46244号公報(例えば、要約、発明の詳細な説明中の段落番号0001〜0004、0014〜0019、第2図、第5図等)
特許文献1に開示の歩行補助器(特許文献1においては歩行補助車)は、前輪機構において、「サブホルダーをホルダーに対して回動自在に、且つ、サブホルダーの先端が前輪よりも進行方向側に来る形態で取り付けたこと、サブホルダーの進行方向側先端に、前輪よりも直径の小さな、少なくとも1つの補助輪を設けたこと、ホルダーとサブホルダーの間に、サブホルダーを下方に回動させる力を付与する弾性部材を介在させたこと、補助輪の下端が、前輪の下端よりも上部に位置するよう、サブホルダーの回動を制御したこと」により段差を乗り越えることを可能にしているが、ホルダーに対して回動自在なサブホルダー、補助輪及び弾性部材といったものを要し、構造が複雑になる問題があった。かかる問題は、前輪部の重量が増して歩行補助器の操作がし難くなったり、故障の原因になったり、そしてコスト上昇を生じるものであった。
そこで、本発明では、簡単な構造により、前方(歩行補助器の進行方向側)に存する段差(立ち上がり段差)を前輪が容易に乗り越えることができる歩行補助器を提供することを目的とする。
本発明の歩行補助器(以下、「本補助器」という)は、前輪と後輪とを有し、歩行面を歩行する歩行者が後方から前方に向けて押すことで前輪と後輪とが歩行面を転動し歩行面を移動する歩行補助器であって、前輪と後輪とを有する移動体本体と、移動体本体に取り付けられ、移動体本体の後方で歩行面に起立した歩行者が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能な踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する踏下部と、を備えてなる、歩行補助器である。
ここにいう歩行補助器は、前輪と後輪とを有し、特に老人や身体の不自由な人のような歩行者の歩行を補助することで該歩行者の歩行を容易ならしめるものを包含するものであり、いわゆる歩行補助車やシルバーカー等を含む。
本補助器は、従来の歩行補助器(いわゆる歩行補助車やシルバーカー等を含む。)と同様、歩行面を歩行する歩行者が、本補助器を後方から前方に向けて押すことで前輪と後輪とが歩行面を転動して歩行面を移動するものであり、前述の如く、従来から知られているいわゆる歩行補助車やシルバーカー等のようなものを含むものである。また、本発明において、「前」及び「後」は、本補助器を押して歩行面を歩行する歩行者が正面を見た状態において該歩行者が認識する「前」及び「後」をいう。
本補助器は、移動体本体と、それに取り付けられる踏下部と、を備えてなる。
移動体本体は、前輪と後輪とを有し、従来のいわゆる歩行補助車やシルバーカー等のようなものと同様のものを含む。
踏下部は、移動体本体に取り付けられる。そして踏下部は、踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する。踏下面は、移動体本体の後方において歩行面に起立した歩行者が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能に形成される。
なお、「踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する」とは、平面に沿った歩行面に直進状態の本補助器を載置した状態(前輪と後輪とが歩行面に当接した状態)において、該歩行面への後輪の回転軸を含む直線の正投影により該歩行面が2の領域に分割され、該2の領域のうち前輪の回転軸の正投影が存する領域ではない方の領域に、該歩行面への踏下面の正投影が存することをいう。
これによって歩行面に起立した歩行者が、その足により踏下面を踏み下げると、本補助器は後輪の回転軸を中心に回動(後輪回転軸よりも後方部分が下方に、そして後輪回転軸よりも前方部分が上方に、それぞれ移動するように回動する。)することで、前輪が歩行面から上方に浮くことで前輪の前方(進行方向側)に存する段差(立ち上がり段差)を前輪が容易に乗り越えることができる。
本補助器においては、踏下面が移動体本体に対して前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得るもの(以下、「踏下面前後移動本補助器」という)であってもよい。
こうすることで歩行者が踏み下げる踏下面と後輪回転軸との間の距離を変えることができるので、歩行者の踏み下げ力に応じ踏下面の前後位置を調節することができる。具体的には、踏下面と後輪回転軸との間の距離が大きくなると小さな踏み下げ力によって前輪を歩行面から上方に浮かせることができ(但し、踏下面を踏み下げる変位は大きくなる。)、逆に、該距離が小さくなると前輪を歩行面から上方に浮かせるためには大きな踏み下げ力を要する(但し、踏下面を踏み下げる変位は小さくなる。)。このため歩行者の踏み下げ力に応じ該距離を調整することで本補助器の使用を容易にすることができる。なお、「踏下面が移動体本体に対して前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得る」とは、2以上の位置を取り得るものであればよく、3、4、5・・・・と2よりも多数の位置を取るものであってもよく、さらに前後方向に連続して位置を調節できるものであってもよい(連続して調整できるものであれば、一層適した位置に調節することができる。)。
なお、「前後方向に関し少なくとも2以上の位置」とは、前後方向にのびる直線に踏下面から下ろした垂線の足が少なくとも2以上存することをいう。
踏下面前後移動本補助器においては、踏下部が、移動体本体に取り付けられる支持部と、踏下面を有し支持部に取り付けられる踏下ペダルと、を有してなり、踏下ペダルが支持部に取り付けられる位置が前後方向に関し少なくとも2以上存するものであってもよい。
こうすることで踏下部が支持部と踏下ペダルとを有する。支持部は移動体本体に取り付けられると共に、踏下面を有する踏下ペダルが支持部に取り付けられ、そして踏下ペダルが支持部に取り付けられる位置が前後方向に関し少なくとも2以上存する。このように移動体本体に支持部を取り付け、かかる支持部により踏下ペダルを前後方向に関し少なくとも2以上の異なる位置により移動体本体に間接的に取り付けることで、簡単な構成で容易に踏下面の前後位置を調整することができる。なお、「踏下ペダルが支持部に取り付けられる位置が前後方向に関し少なくとも2以上存する」とは、2以上の位置を取り得るものであればよく、3、4、5・・・・と2よりも多数の位置を取るものであってもよく、さらに前後方向に連続して位置を調節できるものであってもよい(連続して調整できるものであれば、一層適した位置に調節することができる。)。
なお、「位置が前後方向に関し少なくとも2以上存する」とは、前後方向にのびる直線に各位置から下ろした垂線の足が少なくとも2以上存することをいう。
本補助器においては、移動体本体に直接又は間接に取り付けられる基端部と、踏下面を有し基端部の後方に突出するように形成される本体部と、を有する踏下ペダルを踏下部が有してなり、基端部に対して本体部が所定位置よりも下方には移動不可能であると共に該所定位置よりも上方には移動可能なもの(以下、「本体部移動本補助器」という)であってもよい。
踏下部が有する踏下ペダルは、移動体本体に直接又は間接に取り付けられる基端部と、踏下面を有し基端部の後方に突出するように形成される本体部と、を有するので、基端部よりも本体部は後方(無論、後輪回転軸よりも後方)に存するため、下方に降下する段差を後輪が降下すると踏下ペダルの本体部が段差を構成する上面(降下する前の後輪が接していた面)に当接することで、本補助器の重量の一部が踏下ペダルの本体部から該上面に伝わり本補助器の移動が困難になったり(即ち、踏下ペダルの本体部が段差上面に引っかかる)、該上面が傷つくこともあり得る。このため踏下ペダルの基端部に対して本体部が前記所定位置よりも上方に移動可能にすれば、踏下ペダルの本体部が段差上面に当接した際に基端部に対して本体部が上方に移動して踏下ペダルの本体部の段差上面への引っかかりや段差上面の傷つきを防止又は減少させることができる。なお、基端部に対して本体部が前記所定位置よりも下方には移動不可能であるので、踏下面を踏み下げるとその踏み下げ力が基端部を介して移動体本体に伝わり、後輪の回転軸を中心に回動し、前輪を歩行面から上方に浮かせることができる。
本体部移動本補助器においては、基端部に対して本体部を前記所定位置よりも上方に回動可能に且つ基端部に対して本体部を前記所定位置よりも下方に回動不可能に基端部と本体部とを連結する回動部を含んでなるものであってもよい。
このような回動部を踏下ペダルに設ければ、基端部に対して本体部が前記所定位置よりも下方には移動不可能かつ前記所定位置よりも上方には移動可能に簡単な構成により実現できる。
本補助器においては、踏下面の少なくとも一部が後輪の真後ろに存するもの(以下、「踏下面後輪後方存在本補助器」という)であってもよい。
本補助器を用いた通常の歩行時においては、後輪の内側に形成される空間(例えば、後輪が左右一対存する場合であれば、左の後輪の右方向かつ右の後輪の左方向に存する空間)は歩行者の足が移動等するので広くとることが好ましい。該空間に踏下面の全部を形成する場合に比し、踏下面の少なくとも一部が後輪の真後ろに存するようにすれば、該空間を広くとることができる。これにより歩行を円滑ならしめ、通常の歩行時に誤って踏下面を踏み下げることで歩行が不安定になったり(場合によっては転倒等の事故原因にもなり得る)、踏下面を有する部材と足が干渉(引っかかりや衝突等)するという問題を防止又は減少させることができる。
なお、「踏下面の少なくとも一部が後輪の真後ろに存する」とは、左右上下にのびる平面(水平面に沿った歩行面においては前後方向に対して垂直かつ鉛直な平面である。)であって後輪よりも後方に存する平面への後輪の正投影に、該平面と後輪との間に存する踏下面の該平面への正投影の一部又は全部が含まれることをいう。
踏下面後輪後方存在本補助器の場合、移動体本体に直接又は間接に取り付けられる基端部と、踏下面を有し基端部の後方に突出するように形成される本体部と、を有する踏下ペダルを踏下部が有してなり、基端部が、踏下面の少なくとも一部が真後ろに存する後輪の内側に沿って前後方向にのびる棒状部材を含んでなり、本体部が、該棒状部材の先端に取り付けられ上面に踏下面を形成すると共に該棒状部材の先端よりも内側に存する部分を有さない板状部材を有してなるものであってもよい。
こうすることで踏下部が有する踏下ペダルの基端部が棒状部材を含んでなると共に本体部が板状部材を含んでなる。該棒状部材は、後輪(踏下面の少なくとも一部が真後ろに存する後輪)の内側(例えば、該後輪が左後輪であれば左後輪の右側であり、該後輪が右後輪であれば右後輪の左側である。)に沿って前後方向にのびると共に、該板状部材は、該棒状部材の先端に取り付けられ上面に踏下面を形成すると共に該棒状部材の先端よりも内側(例えば、踏下面の少なくとも一部が真後ろに存する後輪が左後輪であれば該棒状部材の先端よりも右側であり、踏下面の少なくとも一部が真後ろに存する後輪が右後輪であれば該棒状部材の先端よりも左側である。)に存する部分を有さないので、踏下ペダルの基端部が有する棒状部材が後輪の内側に沿って前後方向にのびるガイドとして機能し得ることに加え、該棒状部材の先端に取り付けられ上面に踏下面を形成する該板状部材が該棒状部材の先端よりも内側に存する部分を有さないので、歩行者の足が該板状部材の縁(特に内縁)に引っかかることを防止又は減少させることができ、歩行者が円滑かつ安定した歩行をすることができる。
本補助器においては、平面に沿った歩行面において、踏下面を踏み下げて踏下部の少なくとも一部が歩行面に接触した状態における前輪と歩行面との間の隙間が3cm〜12cmであってもよい。
本補助器において踏下面を踏み下げ、前輪を歩行面から上方に浮かせることで前輪と歩行面との間に形成される隙間はあまり小さいと歩行面に形成された段差(立ち上がり段差)をうまく乗り越えられない場合があり、逆にあまり大きいと本補助器の前部が大きく上昇しすぎて不安定になるおそれがあることから、これらを両立する範囲とされてもよく、平面に沿った歩行面において、踏下面を踏み下げて踏下部の少なくとも一部が歩行面に接触した状態における前輪と歩行面との間の隙間(距離)として、下限としては、好ましくは3cm以上であり、より好ましくは4cm以上であり、最も好ましくは5cm以上であり、上限としては、好ましくは12cm以下であり、より好ましくは10cm以下であり、最も好ましくは8cm以下である(好ましくは3cm〜12cm、より好ましくは4cm〜10cm、最も好ましくは5cm〜8cm)。
本補助器は、歩行者が把持する把持部を有してなり、把持部が、前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得るもの(以下、「把持部具備本補助器」という)であってもよい。
本補助器において踏下面を踏み下げ、前輪を歩行面から上方に浮かせる際、把持部を歩行者が把持し、把持部に後下方への力(該力が後方への成分と下方への成分とを含んでいる。)を加えることで、移動体本体を後輪回転軸を中心に回動させる回転モーメントを生じ、前輪を歩行面から上方に浮かせることを助けることができる。把持部に加えるこの後下方への力によって生じる該回転モーメントは、把持部の前後方向の位置により増減するので(通常、把持部が後方に存する方が該回転モーメントは大きくなる。)、把持部が前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得る(把持部が前後方向に関し3、4、5、6・・・のように多数の位置を取ることができるようにしてもよく、さらに把持部が前後方向に関し連続して位置調整できるようにしてもよい。)ようにして、歩行者が把持部に加えることができる力に応じて調整できるようにすれば本補助器の使用を安全かつ円滑ならしめる。
なお、「前後方向に関し少なくとも2以上の位置」とは、前後方向にのびる直線に把持部から下ろした垂線の足が少なくとも2以上存することをいう。
把持部具備本補助器の場合、把持部が取り得る前記少なくとも2以上の位置が、直進状態において前輪の回転軸と後輪の回転軸との両回転軸を含む平面に対し垂直で両回転軸から等しい距離に存する平面である中間面と、後輪の回転軸を含み中間面に平行な平面である後輪面と、の間に少なくとも2以上の位置を含むものであってもよい。
上述の如く、本補助器において踏下面を踏み下げ、前輪を歩行面から上方に浮かせる際、歩行者が把持し後下方への力を加える把持部は、通常、後方に存する方が前輪を歩行面から上方に浮かせるための回転モーメントは大きくなり前輪を歩行面から上方に浮かせ易くなるので好ましい反面、後輪の回転軸よりも後方に存すると意図せずに下方への力成分が把持部に加わった際には本補助器の前部が歩行面から上方に不意に浮きあがる可能性が生じる(本補助器が非常に不安定な状態になる可能性がある。)。このためこれらを両立する範囲として、直進状態において前輪の回転軸と後輪の回転軸との両回転軸を含む平面に対し垂直で両回転軸から等しい距離に存する平面である中間面と、後輪の回転軸を含み中間面に平行な平面である後輪面と、の間の空間に把持部が存することが好ましく、把持部具備本補助器において把持部が取り得る前記少なくとも2以上の位置が、該空間に存する少なくとも2以上の位置を含むようにしてもよい(該空間に属する3、4、5、6・・・のように多数の位置を含んでもよく、さらに該空間内で把持部が前後方向に関し連続して位置調整できるようにしてもよい。)。
本補助器は、前輪と後輪とを有する移動体本体と、移動体本体に取り付けられる踏下部と、を備えてなるが、移動体本体は、従来のいわゆる歩行補助車やシルバーカー等と同様のものを用いることができる。このため従来から存在する移動体本体に取り付けて本補助器を構成するための踏下部(移動体本体に取り付けられ、移動体本体の後方で歩行面に起立した歩行者が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能な踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する踏下部)を製造及び/又は販売することによって、従来のいわゆる歩行補助車やシルバーカー等と同様のものを利用して本補助器を構成できる(例えば、従来のいわゆる歩行補助車やシルバーカー等を所有している者が、この踏下部を入手(例えば購入)して自らの歩行補助車やシルバーカー等に取り付けることで本補助器として継続して使用できるし、歩行補助車やシルバーカー等を販売する際に購入する者の好みに応じ(オプションとして)、この踏下部を取り付けて販売することもできる。)。
本発明の一実施形態に係る歩行補助器(本補助器)の斜視図である。 本補助器の平面図である。 本補助器の側面図(図1及び図2中の矢印B方向)である。 本補助器の背面図である。 真っ直ぐな状態の右足用ペダルの斜視図である。 基端部に対して踏部を上方に回動した状態の右足用ペダルの斜視図である。 右足用ペダルと左足用ペダルとの平面図である。 右足用ペダルが取付部を介して補助器本体に取り付けられた部分(図1、図2及び図4中の矢印Dにより指された部分)の詳細図である。 左ハンドルが前後方向に移動するところを示す側面図である。 左足用ペダルが前後方向に移動するところを示す側面図である。 段差を前輪が乗り越えるところを示す図である。 下方への段差を後輪が降下したところを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る歩行補助器(本補助器)11の斜視図であり、図2は本補助器11の平面図(図1中の矢印A方向から見たところを示している。)であり、図3は本補助器11の側面図(図1及び図2中の矢印B方向から見たところを示している。)であり、図4は本補助器11の背面図(図1及び図3中の矢印C方向から見たところを示している。)である。そして、図5は、真っ直ぐな状態の右足用ペダル83の斜視図であり、図6は右足用ペダル83の基端部83aに対して踏部83cを上方に回動した状態の右足用ペダル83の斜視図である。図7は、右足用ペダル83(図7(a))と左足用ペダル63(図7(b))との平面図である。加えて、図8は、右足用ペダル83が取付部91を介して補助器本体21に取り付けられた部分(図1、図2及び図4中の矢印Dにより指された部分)の詳細図である。図1乃至図8を参照して、本補助器11について説明する。
本補助器11は、大まかには、補助器本体21と、補助器本体21に取り付けられた取付部91と、取付部91を介して補助器本体21に取り付けられた右足用ペダル83と、補助器本体21に取り付けられた取付部71と、取付部71を介して補助器本体21に取り付けられた左足用ペダル63と、を備えてなる。なお、ここでは補助器本体21には取付部71及び左足用ペダル63と、取付部91及び右足用ペダル83と、の左右両方が取り付けられているが、取付部71及び左足用ペダル63と、取付部91及び右足用ペダル83と、のいずれか一方が取り付けられてもよい。
また、床面101に起立した歩行者(不図示)が、補助器本体21の右ハンドル25bを右手(不図示)で把持すると共に左ハンドル25aを左手(不図示)で把持した状態で真っ直ぐ前を向いた場合に該歩行者が認識する上、下、右、左、前、後をそれぞれ上、下、右、左、前、後として説明する(図中、上を矢印D1、下を矢印D2、右を矢印D3、左を矢印D4、前を矢印D5、後を矢印D6としてそれぞれ示す。)。
補助器本体21は、ここでは高齢者の歩行を補助するいわゆる「歩行補助車」と同様の構造を有し、具体的には、補助器本体21は、左右方向に伸びる第1直線上に回転軸が存する左右一対の後輪23b1、23b2と、補助器本体21が直進状態においては第1直線と平行な第2直線上に回転軸が存する左右一対の前輪23a1、23a2と、下端近傍に後輪23b1、23b2を正逆回転自在に軸支する一対の後輪取付棒26a、26bと、前輪23a1、23a2を正逆回転自在に軸支する一対の前輪支持部27a、27bと、下端に前輪支持部27a、27bを回動自在(回動軸は上下方向にのびており、回動方向を図1及び図2において矢印Rにて示す。)に支持する一対の前輪取付棒24a、24bと、前輪取付棒24a、24bの上端が取り付けられた一対の縦棒28a、28bと、縦棒28a、28bの上端に取り付けられ前後方向にのびる中空のハンドル支持棒29a、29bと、中空のハンドル支持棒29a、29bに前後方向にスライド自在に内嵌されたハンドル棒30a、30bと、ハンドル支持棒29a、29bに対するハンドル棒30a、30bの前後方向へのスライドを禁止及び許容する固定ボルト29ab、29bbと、ハンドル棒30a、30bに取り付けられたブレーキレバー31a、31bと、ハンドル棒30a、30bの後端に取り付けられた右ハンドル25b及び左ハンドル25aと、ハンドル支持棒29a、29bを互いに連結する上部左右連結棒32と、縦棒28a、28bを互いに連結する下部左右連結棒33と、下部左右連結棒33に下面を回動自在に支持された座部34と、後輪取付棒26a、26bを互いに連結すると共に座部34の下面に当接し下から支持する連結支持棒35と、上端が縦棒28a、28bに回動自在に取り付けられた一対の後輪取付棒26a、26bと前輪取付棒24a、24bとの間の距離が所定距離を超えないように連結する前後連結棒36a、36bと、を有してなる。
図9は、左ハンドル25aが前後方向に移動するところを示す側面図(図3と同じ方向から見たところを示している。)である。図9を参照して、左ハンドル25aが前後方向に移動する状態を説明するが、右ハンドル25bも左ハンドル25aと同様に前後方向に移動することができる。図9(a)は図3に示した位置(左ハンドル25aの最も前方の位置)と同じ位置に存する左ハンドル25aを示しており、かかる状態から3個の固定ボルト29ab全てを緩めることで、ハンドル支持棒29aに対してそれに内嵌されたハンドル棒30aの前後方向へのスライドを許容する。ハンドル支持棒29aに対するハンドル棒30aの前後方向へのスライドが許容された状態において、左ハンドル25aを把持し後方に移動させることで、図9(b)に示す位置(左ハンドル25aの最も後方の位置)に左ハンドル25aを移動させることができる。図9(b)に示す位置に左ハンドル25aを移動させた後、3個の固定ボルト29ab全てを締めることで、ハンドル支持棒29aに対してハンドル棒30aの前後方向へのスライドを禁止することができる。このように図9(a)の位置(最も前方の位置)と図9(b)の位置(最も後方の位置)との間の任意の位置に左ハンドル25aを移動させ固定することができる。
右足用ペダル83は、角棒状の基端部83aと、本補助器11の使用者(歩行者)が足の裏で踏み下げる踏面83caを上面として有する踏部83cと、基端部83aに対して踏部83cを所定範囲内(図5及び図8の状態が基端部83aに対して踏部83cの下限位置であり、図8中の矢印Qの方向に基端部83aに対して踏部83cは回動可能である。基端部83aに対して踏部83cが上方に回動したところを図6は示している。)で回動自在に支持する蝶番部83bと、を有してなる。
取付部91は、特に図8に示すように、取付部本体93と、後輪取付棒26bの下端に取付部本体93を固定する固定ボルト95と、取付部本体93に形成された貫通穴に貫通した基端部83aを固定するスライド固定ボルト97と、を有してなる。取付部本体93に形成された該貫通穴は、後輪取付棒26bの下端よりもさらに下方に前後方向(矢印D5、D6)に連続して形成されており、上述の通り、右足用ペダル83の基端部83aが前後方向にスライド自在に内嵌されている。
このように取付部本体93が後輪取付棒26bの下端近傍に一対の固定ボルト95により固定され、取付部本体93に前後方向に形成された該貫通穴に右足用ペダル83の基端部83aを前後方向にスライド自在に内嵌することで、後輪取付棒26bの下端に対して右足用ペダル83の前後方向の位置を調節することができ、適した位置においてスライド固定ボルト97を締め付けることで右足用ペダル83の前後方向の位置を適した位置で固定することができる。なお、この状態で図8中の矢印Qの方向(上方)に基端部83aに対して踏部83cは回動自在(右足用ペダル83を図5及び図6に示しているが、この場合では図5から図6への回動が可能である。)であるが、その反対方向(基端部83aに対して踏部83cを下方向に回動させる方向)には回動が禁止される。
左足用ペダル63も、右足用ペダル83と同様の構成を有し(左足用ペダル63及び右足用ペダル83とは形状が面対称となっているが(例えば図7)、基本的な構成は同様である。)、特に図7(b)に示すように、角棒状の基端部63aと、本補助器11の使用者(歩行者)が足の裏で踏み下げる踏面63caを上面として有する踏部63cと、基端部63aに対して踏部63cを所定範囲内(右足用ペダル83と同様である。)で回動自在に支持する蝶番部63bと、を有してなる。
取付部71は、取付部91と同様の構成を有し、取付部本体73と、後輪取付棒26aの下端に取付部本体73を固定する固定ボルト75と、取付部本体73に形成された貫通穴に貫通した基端部63aを固定するスライド固定ボルト77と、を有してなる。取付部本体73に形成された該貫通穴は、後輪取付棒26aの下端よりもさらに下方に前後方向(矢印D5、D6)に連続して形成されており、上述のように左足用ペダル63の基端部63aが前後方向にスライド自在に内嵌されている。
このように取付部本体73が後輪取付棒26aの下端近傍に一対の固定ボルト75により固定され、取付部本体73に前後方向に形成された該貫通穴に左足用ペダル63の基端部63aを前後方向にスライド自在に内嵌することで、後輪取付棒26aの下端に対して左足用ペダル63の前後方向の位置を調節することができ、適した位置においてスライド固定ボルト77を締め付けることで左足用ペダル63の前後方向の位置を適した位置で固定することができる。図10は左足用ペダル63が前後方向に移動するところを示す側面図(図3と同じ方向から見たところを示している。)である。図10を参照して、左足用ペダル63が前後方向に移動する状態を説明するが、右足用ペダル83も左足用ペダル63と同様に前後方向に移動することができる。図10(a)は図3に示した位置(左足用ペダル63の最も前方の位置)と同じ位置に存する左足用ペダル63を示しており、かかる状態からスライド固定ボルト77を緩めることで、取付部71に対して前記貫通穴に貫入された基端部63aの前後方向へのスライドを許容する。取付部71に対して基端部63aの前後方向へのスライドが許容された状態において、左足用ペダル63を把持し後方に移動させることで、図10(b)に示す位置(左足用ペダル63の最も後方の位置)に左足用ペダル63を移動させることができる。図10(b)に示す位置に左足用ペダル63を移動させた後、スライド固定ボルト77を締めることで、取付部71に対して基端部63aの前後方向へのスライドを禁止することができる。このように図10(a)の位置(最も前方の位置)と図10(b)の位置(最も後方の位置)との間の任意の位置に左足用ペダル63を移動させ固定することができる。
なお、この状態で図3中の矢印Qの方向(上方)に基端部63aに対して踏部63cは回動自在であるが、その反対方向(基端部63aに対して踏部63cを下方向に回動させる方向)には回動が禁止される。
次いで、本補助器11の使用方法について説明する。
図11は、床面101に起立した歩行者201が、本補助器11の右ハンドル25bを右手で把持すると共に左ハンドル25aを左手203にて把持し、前方(矢印D5)方向に移動してきたところを示している。なお、通常の移動状態においては本補助器11の右ハンドル25b及び左ハンドル25aは最も前方の位置(図9(a)の位置)に固定されている。そして、左足用ペダル63及び右足用ペダル83は歩行者201の踏下力の大きさに応じて予め前後方向の位置が調節されている(後述するように左足用ペダル63又は右足用ペダル83を踏み下げて前輪23a1、23a2を床面101から持ち上げるには、後輪23b1、23b2に対して左足用ペダル63又は右足用ペダル83が後方に存するほど小さな力で済むので、歩行者201の踏下力が小さいほど左足用ペダル63又は右足用ペダル83を後方に位置させる。)。図11においては、本補助器11の前方の床面101には立ち上がる段差103が存しており、この段差103を前輪23a1、23a2が乗り越えるときの状況を示している(なお、段差103は前輪23a2の前方にも同様に存している。)。
まず、段差103を前輪23a1、23a2が乗り越える第1ステップとしては、歩行者201の腕力に応じて右ハンドル25b及び左ハンドル25aの前後位置を調節する。これは左足用ペダル63又は右足用ペダル83を歩行者201が踏み下げて前輪23a1、23a2を床面101から持ち上げる際、歩行者201が右ハンドル25b及び左ハンドル25aを把持し後下方へ引く力(図11中に一例として矢印Zにて示す)を加えることで、前輪23a1、23a2を床面101から持ち上げ易くなるが、このとき右ハンドル25b及び左ハンドル25aが後方に存するほど、右ハンドル25b及び左ハンドル25aに加える後下方への力が小さくてすむ(即ち、歩行者201の腕力が小さいほど右ハンドル25b及び左ハンドル25aを後方に位置させる)。かかる右ハンドル25b及び左ハンドル25aの前後位置調節は、前述の如く、固定ボルト29ab、29bbを緩めて右ハンドル25b及び左ハンドル25aの前後位置を調節した後、再び固定ボルト29ab、29bbを締めればよい。
段差103を前輪23a1、23a2が乗り越える第2ステップとして、歩行者201が左足用ペダル63又は右足用ペダル83を踏み下げる(図11においては左足用ペダル63を左足205にて踏み下げている)と共に、歩行者201が把持した右ハンドル25b及び左ハンドル25aに後下方へ引く力(図11中に一例として矢印Zにて示す)を加えることで前輪23a1、23a2を床面101から容易に持ち上げる(この状態を図11は示している)。
段差103を前輪23a1、23a2が乗り越える第3ステップとして、前輪23a1、23a2を床面101から持ち上げた状態で歩行者201が本補助器11を前方に移動させることで前輪23a1、23a2が段差103の上段107に移動することで段差103を前輪23a1、23a2が乗り越えることができる。
その後、歩行者201が本補助器11をさらに前方に移動させ、後輪23b1、23b2も段差103の上段107に移動させる(このときは歩行者201が把持した右ハンドル25b及び左ハンドル25aを持ち上げるよう右ハンドル25b及び左ハンドル25aに上向きの力を加える。)ことで段差103を後輪23b1、23b2も乗り越えることができる。
そして、図12は、本補助器11の前方の床面101に下方への段差109が存しており、この段差109を前輪23a1、23a2が乗り越えた後にさらに後輪23b1、23b2が段差109を降下したところを示す断面図(本補助器11に関する断面は図2のX−X断面を示している)である。図12を参照して、本補助器11が下る段差109を通過する状態について説明する。なお、図示を容易にするため図12においては歩行者201の図示を省略すると共に右ハンドル25b及び左ハンドル25aの前後位置は図11のものよりも前方に調整している。
まず、上段107に起立した歩行者(不図示)が、本補助器11の右ハンドル25bを右手で把持すると共に左ハンドル25aを左手203にて把持し、前方(矢印D5)方向に移動し、上段107を転動してきた前輪23a1、23a2を床面101に降下させる。
さらに、歩行者(不図示)が本補助器11を前方(矢印D5)方向に移動し、上段107を転動してきた後輪23b1、23b2を床面101に降下させる(この後輪23b1、23b2が床面101に降下したところを図12は示している。)。このとき踏部83cの下面が上段107に衝突するが、前述の通り、基端部83aに対して踏部83cは上方に回動自在であるので、図12に図示したように蝶番部83bを中心に踏部83cが上方に回動することで円滑に後輪23b1、23b2が床面101に降下することができる(仮に基端部83aに対して踏部83cが上方に回動しない場合、本補助器11の重量等によって踏部83c下面が上段107に強く当接することで本補助器11の前方(矢印D5)方向への移動が困難になったり、上段107を傷つけることもあり得る。)。
そして、図12の状態から本補助器11をさらに前方(矢印D5)方向に移動させ、踏部83c下面が上段107に当接しなくなると、踏部83cの重量により蝶番部83bを中心に踏部83cが下方に回動し、下限位置(図1、図3、図4、図5、図8、図10、図11)に踏部83cが戻る。
以上は右足用ペダル83について説明したが、左足用ペダル63も同様に機能し、詳細には、後輪23b1、23b2が上段107から床面101に降下する際、踏部63cの下面が上段107に衝突するが、基端部63aに対して踏部63cは上方に回動自在であるので、蝶番部63bを中心に踏部63cが上方に回動することで円滑に後輪23b1、23b2が床面101に降下することができる(仮に基端部63aに対して踏部63cが上方に回動しない場合、本補助器11の重量等によって踏部63c下面が上段107に強く当接することで本補助器11の前方(矢印D5)方向への移動が困難になったり、上段107を傷つけることもあり得る。)。
このように基端部83a、63aに対して踏部83c、63cが上方には回動自在であるが、その反対方向には回動が禁止されることにより、歩行者201が踏部83c、63cを踏み下げて(踏部83c、63cの下方への回動禁止)前輪23a1、23a2を床面101から持ち上げることができると共に後輪23b1、23b2が上段107から床面101に降下する際、踏部83c、63cの下面が上段107に衝突しても、基端部83a、63aに対して踏部83c、63cが上方に回動することで円滑に後輪23b1、23b2が床面101に降下することができる。
以上説明した通り、本補助器11は、前輪23a1、23a2と後輪23b1、23b2とを有し、歩行面(ここでは床面101)を歩行する歩行者201が後方から前方に(矢印D5方向)向けて押すことで前輪23a1、23a2と後輪23b1、23b2とが歩行面(床面101)を転動し歩行面(床面101)を移動する歩行補助器であって、前輪23a1、23a2と後輪23b1、23b2とを有する移動体本体(ここでは補助器本体21)と、移動体本体(補助器本体21)に取り付けられ、移動体本体(補助器本体21)の後方(矢印D6方向)で歩行面(床面101)に起立した歩行者201が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能な踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を後輪23b1、23b2の回転軸Yよりも後方に有する踏下部(ここでは取付部91及び右足用ペダル83と、取付部71及び左足用ペダル63と、を含んでなる。)と、を備えてなる、歩行補助器である。
本補助器11においては、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)が移動体本体(補助器本体21)に対して前後方向(矢印D5、矢印D6)に関し少なくとも2以上の位置を取り得るものである(ここでは踏下面(踏面83ca、踏面63ca)が移動体本体(補助器本体21)に対して前後方向に連続的に位置調整できるので、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)が移動体本体(補助器本体21)に対して前後方向(矢印D5、矢印D6)に関し無数の位置を取り得るものである。)。
本補助器11においては、踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)が、移動体本体(補助器本体21)に取り付けられる支持部(ここでは取付部91、取付部71)と、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を有し支持部(取付部91、取付部71)に取り付けられる踏下ペダル(ここでは右足用ペダル83、左足用ペダル63)と、を有してなり、踏下ペダル(右足用ペダル83、左足用ペダル63)が支持部(取付部91、取付部71)に取り付けられる位置が前後方向(矢印D5、矢印D6)に関し少なくとも2以上(上述の通り、前後方向に連続的に位置調整可能であるので、ここでは無数)存するものである。
本補助器11においては、移動体本体(補助器本体21)に直接又は間接に取り付けられる基端部(ここでは取付部91を介して間接に取り付けられる基端部83a、取付部71を介して間接に取り付けられる基端部63a)と、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を有し基端部(基端部83a、基端部63a)の後方(矢印D6)に突出するように形成される本体部(ここでは踏部83c、踏部63c)と、を有する踏下ペダル(右足用ペダル83、左足用ペダル63)を踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)が有してなり、基端部(基端部83a、基端部63a)に対して本体部(踏部83c、踏部63c)が所定位置(図1、図3、図4、図5、図8、図10、図11に示した位置)よりも下方(矢印D2方向)には移動不可能であると共に該所定位置(図1、図3、図4、図5、図8、図10、図11に示した位置)よりも上方(矢印D1方向)には移動可能なものである。
本補助器11においては、基端部(基端部83a、基端部63a)に対して本体部(踏部83c、踏部63c)を前記所定位置(図1、図3、図4、図5、図8、図10、図11に示した位置)よりも上方(矢印D1方向)に回動可能に且つ基端部(基端部83a、基端部63a)に対して本体部(踏部83c、踏部63c)を前記所定位置(図1、図3、図4、図5、図8、図10、図11に示した位置)よりも下方(矢印D2方向)に回動不可能に基端部(基端部83a、基端部63a)と本体部(踏部83c、踏部63c)とを連結する回動部(ここでは蝶番部83b、蝶番部63b)を含んでなるものである。
本補助器11においては、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)の少なくとも一部が後輪23b1、23b2の真後ろに存するものである。
本補助器11においては、移動体本体(補助器本体21)に直接又は間接に取り付けられる基端部(ここでは取付部91を介して間接に取り付けられる基端部83a、取付部71を介して間接に取り付けられる基端部63a)と、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を有し基端部(基端部83a、基端部63a)の後方(矢印D6)に突出するように形成される本体部(ここでは踏部83c、踏部63c)と、を有する踏下ペダル(右足用ペダル83、左足用ペダル63)を踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)が有してなり、基端部(基端部83a、基端部63a)が、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)の少なくとも一部が真後ろに存する後輪23b1、23b2の内側に沿って前後方向にのびる棒状部材(ここでは基端部83a、基端部63aを形成する角棒部材)を含んでなり、本体部(踏部83c、踏部63c)が、該棒状部材(基端部83a、基端部63aを形成する角棒部材)の先端(矢印D6側)に取り付けられ上面に踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を形成すると共に該棒状部材(基端部83a、基端部63aを形成する角棒部材)の先端よりも内側に存する部分を有さない板状部材(ここでは踏部83c、踏部63cを形成する板状部材)を有してなるものである。
本補助器11においては、平面に沿った歩行面(床面101)において、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を踏み下げて踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)の少なくとも一部(ここでは踏部83c、踏部63cの下面)が歩行面(床面101)に接触した状態における前輪23a1、23a2と歩行面(床面101)との間の隙間が5cm〜8cmである。本補助器11のように、平面に沿った歩行面(床面101)において、踏下面(踏面83ca、踏面63ca)を踏み下げて踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)の少なくとも一部(ここでは踏部83c、踏部63cの下面)が歩行面(床面101)に接触した状態における前輪23a1、23a2と歩行面(床面101)との間の隙間を所定距離以下(好ましくは12cm以下であり、より好ましくは10cm以下であり、最も好ましくは8cm以下)とすることで、踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)は本補助器11が後ろへひっくり返ることを防止するストッパーとして機能させることができる(なお、基端部(基端部83a、基端部63a)に対する本体部(踏部83c、踏部63c)の上方への回動量を制限すること(例えば、基端部(基端部83a、基端部63a)に対して本体部(踏部83c、踏部63c)が所定位置よりも上方に回動することを禁止すること)によって、踏下部の機能に制限をもたらすことなく、本補助器11が後ろへひっくり返ることを防止するかかるストッパー機能を一層効果的に発揮させることもできる。)。
本補助器11においては、歩行者201が把持する把持部(ここでは右ハンドル25b及び左ハンドル25a)を有してなり、把持部(右ハンドル25b及び左ハンドル25a)が、前後方向(矢印D5、矢印D6)に関し少なくとも2以上の位置を取り得るものである(ここでは前後方向に関し連続して位置調整できるので、前後方向に関し無数の位置をとる。)。
本補助器11においては、特に図3に示すように、把持部(右ハンドル25b及び左ハンドル25a)が取り得る前記少なくとも2以上の位置が、直進状態において前輪23a1、23a2の回転軸Zと後輪23b1、23b2の回転軸Yとの両回転軸Z、Yを含む平面P1に対し垂直で両回転軸Z、Yから等しい距離に存する平面である中間面P2と、後輪23b1、23b2の回転軸Yを含み中間面P2に平行な平面である後輪面P3と、の間に少なくとも2以上の位置を含むものである(ここでは把持部(右ハンドル25b及び左ハンドル25a)は連続してスライドできるので無数の位置を含む)。
そして、本補助器11を構成する踏下部(取付部91及び右足用ペダル83、取付部71及び左足用ペダル63)は、移動体本体(補助器本体21)とは別個に販売等されてもよく、そうすれば必要に応じて移動体本体(補助器本体21)に取り付けられることができる。
11 本補助器
21 補助器本体
23a1、23a2 前輪
23b1、23b2 後輪
24a、24b 前輪取付棒
25a 左ハンドル
25b 右ハンドル
26a、26b 後輪取付棒
27a、27b 前輪支持部
28a、28b 縦棒
29a、29b ハンドル支持棒
29ab、29bb 固定ボルト
30a、30b ハンドル棒
31a、31b ブレーキレバー
32 上部左右連結棒
33 下部左右連結棒
34 座部
35 連結支持棒
36a、36b 前後連結棒
63 左足用ペダル
63a 基端部
63b 蝶番部
63c 踏部
63ca 踏面
71 取付部
73 取付部本体
75 固定ボルト
77 スライド固定ボルト
83 右足用ペダル
83a 基端部
83b 蝶番部
83c 踏部
83ca 踏面
91 取付部
93 取付部本体
95 固定ボルト
97 スライド固定ボルト
101 床面
103 段差(立ち上がり)
107 上段
109 段差(降下:立ち下がり)
201 歩行者
203 左手
205 左足

Claims (11)

  1. 前輪と後輪とを有し、歩行面を歩行する歩行者が後方から前方に向けて押すことで前輪と後輪とが歩行面を転動し歩行面を移動する歩行補助器であって、
    前輪と後輪とを有する移動体本体と、
    移動体本体に取り付けられ、移動体本体の後方で歩行面に起立した歩行者が左右の少なくとも一方の足により踏み下げ可能な踏下面を後輪の回転軸よりも後方に有する踏下部と、
    を備えてなる、歩行補助器。
  2. 踏下面が移動体本体に対して前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得るものである、請求項1に記載の歩行補助器。
  3. 踏下部が、移動体本体に取り付けられる支持部と、踏下面を有し支持部に取り付けられる踏下ペダルと、を有してなり、
    踏下ペダルが支持部に取り付けられる位置が前後方向に関し少なくとも2以上存するものである、請求項2に記載の歩行補助器。
  4. 移動体本体に直接又は間接に取り付けられる基端部と、踏下面を有し基端部の後方に突出するように形成される本体部と、を有する踏下ペダルを踏下部が有してなり、
    基端部に対して本体部が所定位置よりも下方には移動不可能であると共に該所定位置よりも上方には移動可能なものである、請求項1乃至3のいずれか1に記載の歩行補助器。
  5. 基端部に対して本体部を前記所定位置よりも上方に回動可能に且つ基端部に対して本体部を前記所定位置よりも下方に回動不可能に基端部と本体部とを連結する回動部を含んでなるものである、請求項4に記載の歩行補助器。
  6. 踏下面の少なくとも一部が後輪の真後ろに存するものである、請求項1乃至5のいずれか1に記載の歩行補助器。
  7. 移動体本体に直接又は間接に取り付けられる基端部と、踏下面を有し基端部の後方に突出するように形成される本体部と、を有する踏下ペダルを踏下部が有してなり、
    基端部が、踏下面の少なくとも一部が真後ろに存する後輪の内側に沿って前後方向にのびる棒状部材を含んでなり、
    本体部が、該棒状部材の先端に取り付けられ上面に踏下面を形成すると共に該棒状部材の先端よりも内側に存する部分を有さない板状部材を有してなるものである、請求項6に記載の歩行補助器。
  8. 平面に沿った歩行面において、踏下面を踏み下げて踏下部の少なくとも一部が歩行面に接触した状態における前輪と歩行面との間の隙間が3cm〜12cmである、請求項1乃至7のいずれか1に記載の歩行補助器。
  9. 歩行者が把持する把持部を有してなり、
    把持部が、前後方向に関し少なくとも2以上の位置を取り得るものである、請求項1乃至8のいずれか1に記載の歩行補助器。
  10. 把持部が取り得る前記少なくとも2以上の位置が、直進状態において前輪の回転軸と後輪の回転軸との両回転軸を含む平面に対し垂直で両回転軸から等しい距離に存する平面である中間面と、後輪の回転軸を含み中間面に平行な平面である後輪面と、の間に少なくとも2以上の位置を含むものである、請求項9に記載の歩行補助器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1に記載の踏下部。
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