JP3182010U - 移動補助車 - Google Patents

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Abstract

【課題】小回りが利き、障害者等や坐位作業者等が安全かつスムーズに移動可能な移動補助車を提供する。
【解決手段】移動補助車1は、フレーム2の略中央に大車輪3を設け、その周囲に3個の小車輪を配した構造となっている。小車輪は、大車輪3の中心を重心Gとした三角形の各頂点の位置に配置される。小車輪は、鉛直方向の軸に対して360度回転可能であり、その下端が大車輪3の下端よりも上方に配置されている。大車輪3の上方には、使用者が着座するサドル5が取り付けられている。サドル5は、重心Gの上方に配置される。使用者がサドル5に着座すると、使用者の重量によって大車輪3のタイヤが撓み、小車輪が接地する。
【選択図】図1

Description

本考案は、高齢者や歩行障害者等の歩行補助や、工場内等における作業者の移動補助に使用される補助器具に関し、特に、小回りが利き、屋外・屋内を問わず使い勝手の良い移動補助車に関する。
高齢者や歩行障害者用の歩行補助器具としては、従来より、車椅子や一輪歩行車、歩行器などが広く用いられている。これらの器具は、歩行障害者やお年寄り(以下、障害者等と略記する)がそこに座ったり、乗ったりすることにより、障害者の衰えた下肢の機能を補助し、自力又は補助者の介助によって障害者等の歩行動作を可能ならしめている。例えば車椅子や一輪歩行車、歩行器などでは、障害下肢を足置き台に載せ、障害者等自身又は補助者の力によって車輪を回転させ、所望の方向へ移動する。これにより、障害者等自身の正常な部位とそれらの機器との協働により、ときに補助者の介添えを受けつつ、障害者等の一歩一歩の歩行動作を手助けしている。
また、機械部品等の組み立て現場などでは、作業者が周囲から各種部品を取り回りながら、立ったまま、あるいは、座った状態で作業を行う場合も多い。このような職場では、
作業者は、その都度部材を取りに行くか、坐位での作業では、キャスター付きの回転椅子などに座り、適宜移動しつつ作業を行うのが通例である。
特開2012-95840号公報 特開2005-58672号公報 特開2003-104268号公報 特開2002-306552号公報 特開2001-299844号公報 特開平9-10267号公報
しかしながら、車椅子や歩行器は、移動速度は確保されるものの、補助具自体が大きいため、移動に際し相応のスペースが必要となる。このため、外出先が制限されたり、家庭内での使用が難しかったりするなどの問題がある。特に、家庭内での使用のためには家屋のリフォーム等が必要となり、金銭的な負担も問題となる。また、坐位作業者の場合も、ほとんどの場合、普通の事務用回転椅子が使われており、作業時の姿勢や取り回しなどの点で必ずしも好適とは言えないのが現状であった。
本考案の目的は、小回りが利き、障害者等や坐位作業者等が安全かつスムーズに移動可能な移動補助車を提供することにある。
本考案の移動補助車は、大車輪が回転自在に取り付けられたフレームと、前記フレームに取り付けられ、前記大車輪の中心を重心位置とした三角形の各頂点の位置に配置された3個の小車輪と、前記大車輪の上方に設けられ、前記重心位置の上方に配置されたサドルと、を有し、前記小車輪は、鉛直方向の軸に対して360度回転可能であると共に、その下端が前記大車輪の下端よりも上方に配置されてなることを特徴とする。
前記移動補助車において、当該移動補助車の使用者が前記サドル上に着座すると、該使用者の重量による前記大車輪の上下方向への変形により、前記小車輪が接地するようにしても良い。また、前記サドルを、前記使用者が立位にて前記サドルに跨乗したとき、前記使用者の股間と前記サドル上面が接触する位置に配置しても良い。さらに、前記サドルを、上面側が凹型となり前後が上方に延伸した湾曲形状に形成し、該上面側中央に前記使用者が着座する凹部を形成し、該凹部を挟む前後端部に上方に延伸する形でサポート部を形成しても良い。
加えて、前記フレームを、前記大車輪が取り付けられる第1フレームと、前記第1フレームの前側に接続され前記小車輪の前部小車輪取り付けられる第2フレームと、前記第1フレームに接続され前記小車輪の後部小車輪が取り付けられる第3フレームと、前記第1フレームから上方に延び前記サドルが取り付けられる第4フレームと、からなる構成としても良い。この場合、前記第4フレームは、前記大車輪の後方側に設けられ、前記使用者の背もたれとして使用しても良い。また、前記第4フレームに、前記サドルが取り付けられたサドル支持フレームを上下方向に移動自在に取り付けても良い。
また、前記第4フレームを、外フレームと、前記外フレーム内に上下方向に移動自在に配置された内フレームとを有する構成とし、前記内フレームに、前記サドルが取り付けられたサドル支持フレームを固定しても良い。
さらに、当該移動補助車に、前記フレームに取り付けられ上下方向に移動自在に設けられたストッパバーを備えるストッパを設け、前記ストッパバーの先端部が接地することにより、当該移動補助車の遊走を防止するようにしても良い。
本考案の移動補助車によれば、大車輪と、該大車輪の中心を重心位置とした三角形の各頂点の位置に配置された3個の小車輪と、重心位置の上方に配置されたサドルと、を有する移動補助車にて、小車輪を鉛直方向の軸に対して360度回転可能とすると共に、小車輪の下端を大車輪の下端よりも上方に配置するようにしたので、使用者は、立った状態で、あるいは、軽く腰を掛けた状態で任意の方向に移動でき、歩行障害者や高齢者であっても、安定した自立歩行が可能となる。また、特別な転舵装置を装備することなく、四方に自在に移動でき、取り回しやすく小回りがきく構造のため、移動性を阻害されることなく、工場内等における坐位作業にも適用でき、作業性の向上を図ることが可能となる。
本考案の実施の形態1である移動補助車の斜視図である。 図1の移動補助車の側面図である。 同正面図である。 図1の移動補助車の車輪配置を示す説明図である。 ストッパの構成を示す説明図である。 本考案の実施の形態2である移動補助車の斜視図である。 図6の移動補助車における直立フレームの構成を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の実施の形態1である移動補助車1の斜視図、図2はその側面図、図3は正面図、図4は図1の移動補助車1の車輪配置を示す説明図である。なお、本願においては、図2において上側を上方、下側を下方とし、図2の右方向を前側、左方向を後側とする。
本考案による移動補助車1は、図1〜4に示すように、フレーム2の略中央に大車輪3を設け、その周囲に3個の小車輪4a〜4cを配した構造となっている。大車輪3の上方には、使用者が着座するサドル5が取り付けられている。サドル5の後側には、背もたれ6が設けられている。背もたれ6の上端はT字状となっており、背当てハンドル7が取り付けられている。背もたれ6の下方には、遊走防止用にストッパ8が設けられている。
フレーム2は、金属パイプにて形成され、大車輪取付部(第1フレーム)11と、前部小車輪取付部(第2フレーム)12、後部小車輪取付部(第3フレーム)13、背もたれ6となる直立フレーム(第4フレーム)14、及び、直立フレーム取付板15を備えている。大車輪取付部11は、U字状に形成されその内側に大車輪3が取り付けられる側部フレーム21と、側部フレーム21の前端から大車輪3の外周に沿って上方に延びる上部フレーム22とを備えた構成となっている。側部フレーム21には一対の軸受23が取り付けられており、大車輪3は、軸受23に軸支された状態で、側部フレーム21の内側に配置される。大車輪3には自転車用の車輪を使用でき、その外側には、ゴム製のタイヤ24が装着されている。大車輪3の車軸25は、前述の軸受23に回転自在に支持されている。
側部フレーム21の前端には、下方に向かって延びる形で前部小車輪取付部12が設けられている。前部小車輪取付部12の先端部には、小車輪4aが取り付けられている。小車輪4aには、鉛直方向の軸に対して360度回転可能なキャスターが使用される。一方、側部フレーム21の後端には、U字の開口部を閉じる形で後部小車輪取付部13が設けられている。後部小車輪取付部13は、側部フレーム21に対し略直交方向に延びており、前後方向にやや湾曲しつつ水平状態で取り付けられている。後部小車輪取付部13の両端には、小車輪4b,4cが取り付けられている。小車輪4b,4cにも、360度回転可能なキャスターが使用されている。
図4に示すように、小車輪4a〜4cは、三角形Tの各頂点の位置に取り付けられている。三角形Tは二等辺三角形となっており、その重心Gの位置に大車輪3の中心(車軸25)が配置されている。また、移動補助車1では、小車輪4a〜4cは、図2,3に示すように、その下端位置Pは、自由状態においては、大車輪3の接地位置Qよりも寸法h(例えば、30mm程度)だけ高い位置に配されている。なお、図2,3は、小車輪4a〜4cの高さ位置がわかりやすいように、小車輪4a〜4cが地上から離れて浮いている状態が記載されているが、移動補助車1は、実際は、小車輪4a〜4cのうちの2つが接地し、全体がやや傾いた形で地面や床面上に載せ置かれる。
側部フレーム21の大車輪3後方には、直立フレーム取付板15が取り付けられている。直立フレーム取付板15は金属板にて形成されており、U字の2辺を接続する形で設けられている。直立フレーム取付板15の一面側には、背もたれ6を兼ねた直立フレーム14が取り付けられている。直立フレーム14は、上下方向に延びる柱状部26と、柱状部26の上端に取り付けられた背当てハンドル7とから構成されている。柱状部26は、金属製の角パイプにて形成されており、直立フレーム取付板15に固定されている。背当てハンドル7は、前後方向にやや湾曲しつつ水平状態に設けられている。サドル5に着座した使用者は、柱状部26と背当てハンドル7に寄りかかることができるようになっている。
直立フレーム14の柱状部26には、サドル支持フレーム27が取り付けられている。サドル支持フレーム27は、柱状部26上を上下方向に移動可能に設けられており、調節ノブ28により、上下方向に任意の位置で固定できるようになっている。サドル支持フレーム27の先端部には、サドル5が取り付けられている。サドル5は、大車輪3の上方に配置され、サドル5の中心Oが、大車輪3の車軸25の直上、すなわち、三角形Tの重心Gの上方に位置するように取り付けられている。サドル5の上下方向の位置は、前述の調節ノブ28の操作により、作業者の体格に合わせて適宜変更できるようになっている。
図1,2に示すように、サドル5は、上面側が凹型となり前後が上方に延伸した湾曲形状、すなわち、いわゆるバナナ形に形成されている。サドル5の上面側中央は、使用者が着座する凹部29となっている。サドル5の前後端部には、凹部29を挟んで、上方に延伸する形でサポート部31が設けられている。サドル5では、凹部29に使用者が跨がることにより、使用者の股間の前後がサポート部31によってホールドされ、移動時に使用者がサドル5から離脱しにくくなる。
直立フレーム取付板15の他面側には、ストッパ8が取り付けられている。図5は、ストッパ8の構成を示す説明図である。図5に示すように、ストッパ8は、下端が二股となったストッパバー32を備えている。ストッパバー32は、レバー33の操作により上下するようになっており、下端を接地させることにより移動補助車1をその場に停止させることができるようになっている。ストッパ8は、直立フレーム取付板15に固定されたストッパケース34と、ストッパケース34の上部に立設されたバーホルダ35とを備えている。ストッパバー32は、ストッパケース34に回転自在かつ上下方向に移動可能に取り付けられている。ストッパバー32の上端はL字形となっており、先端側のL字の一辺はレバー33となっている。ストッパ8では、レバー33を上に持ち上げ、バーホルダ35の上端に掛けると、ストッパバー32が上方位置で保持され、ストッパが解除される。一方、レバー33をバーホルダ35から外すと、ストッパバー32が下方に移動し、二股となった下端部が接地してストッパ作動状態となる。
このような移動補助車1は、高齢者や義肢装着者など歩けるが不安定な人や、工場で立ち仕事に従事する作業者などに好適であり、次のように使用される。例えば、片方の下肢の大腿部以下が欠損し義肢を装着した者や半身麻痺者等、片足に支障がある下肢障害者(歩行障害者)が移動補助車1を使用する場合、サドル5に跨がり、健常な片足を地面に着いた状態で移動補助車1を使用する。この際、サドル5の高さ位置は、予め使用者の体格に合わせて調節しておく。例えば、使用者が立った状態(立位)でサドル5に跨乗したとき、使用者の股間とサドル5の上面が接触又は軽く圧接する程度にサドル5の位置を調整する。このとき、移動補助車1では、大車輪3と共に小車輪4a〜4cのうちの2つが接地しており、ストッパ8を解除し、健常な片足を使って移動補助車1を動かすことにより、使用者は、立った状態で、あるいは、軽く腰を掛けた状態で任意の方向に移動できる。従って、歩行障害者や高齢者であっても、本考案の移動補助車1により、安定した自立歩行が可能となる。
また、当該移動補助車1は、使用者がサドルに着座した状態でも使用できる。使用者がサドル5上に着座すると、その重量によって大車輪3のタイヤ24が撓み上下方向に変形する。これにより、フレーム2が全体的に下がり、小車輪4a〜4cが接地する。小車輪4a〜4cが接地すると、移動補助車1は、重心位置の大車輪3と3個の小車輪4a〜4cによって支えられ安定する。従って、一輪車のように左右に倒れてしまうことがなく、歩行障害者や高齢者でも容易に着座使用でき、任意の方向に座ったまま安全に移動することが可能となる。
また、小車輪4a〜4cを接地面から浮かせた構成とすることにより、大車輪3と小車輪4a〜4cを同じ高さに設定した場合に比して、使用者が着座したときに小車輪4a〜4cに掛かる荷重が減少する。このため、小車輪4a〜4cのキャスターの動きがスムーズに保たれ、小石等の障害物があった場合も、キャスターが容易に回転し、それを難なく回避することができる。また、段差を乗り越える場合なども、使用者が立ち上がり、移動補助車の前方部分を持ち上げると、後方の小車輪4b,4cが接地する。このため、接地した小車輪4b,4cが支点となり、移動補助車1の前方部分を簡単に持ち上げることができる。
一方、当該移動補助車1は、障害者等の移動補助のみならず、工場や建築内装現場、倉庫、飲食店、家庭内などにおける各種作業にも利用できる。前述のように、これらの作業は、立った状態で行われることも、座った状態で行われることもある。これに対し、移動補助車1では、前述のように、サドル5の位置を、使用者が立位で跨乗したとき、使用者の股間とサドル5の上面が接触する程度に調整しておくことにより、立ち作業においても、移動性を確保しつつ、移動補助車1に軽く腰掛けるような形で作業を行うことができる。従って、作業性を低下させることなく、作業者の疲労度を大きく緩和することが可能となる。なお、作業中に、適宜サドル5に腰掛けたり、背もたれ6に寄りかかったりして休むことも可能である。
また、移動補助車1は、特別な転舵装置を装備することなく、四方に自在に移動でき、事務用回転椅子に比して、取り回しやすく小回りがきく構造となっている。このため、工場内等における坐位作業にも適用でき、例えば、周囲の部品を取り回りながら製品を組み立てる場合や、移動しつつ作業行う現場などにおいても、移動性を阻害されることなく腰掛けて作業でき、作業性の向上を図ることが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本考案の実施の形態2である移動補助車について説明する。図6は、本考案の実施の形態2である移動補助車41の斜視図である。なお、以下の実施の形態2では、実施の形態1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、移動補助車41は、実施の形態1の移動補助車1から背もたれ6を除いた構成となっている。従って、移動補助車41では、上方に延びる直立フレーム(第4フレーム)42が図1の移動補助車1よりも短くなっている。また、図7に示すように、直立フレーム42は二重管構造となっており、外フレーム43と内フレーム44から構成されている。内フレーム44は、外フレーム43に対し上下方向に移動可能となっており、調節ノブ28によって任意の位置に固定される。内フレーム44の上端にはサドル支持フレーム27が固定されており、内フレーム44を上下方向に移動させ、調節ノブ28によって固定することにより、サドル5の高さを適宜調整できるようになっている。
本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の移動補助車1では、サドル5としてバナナ形のものを使用した例を示したが、着座用の部材としては通常の自転車用サドルを適用することも可能である。また、図1の移動補助車1においても、直立フレーム14を図7のような二重管構造とし、背当てハンドル7の高さ位置を調節できるようにしても良い。
1 移動補助車
2 フレーム
3 大車輪
4 小車輪
4a〜4c 小車輪
5 サドル
6 背もたれ
7 背当てハンドル
8 ストッパ
11 大車輪取付部(第1フレーム)
12 前部小車輪取付部(第2フレーム)
13 後部小車輪取付部(第3フレーム)
14 直立フレーム(第4フレーム)
15 直立フレーム取付板
21 側部フレーム
22 上部フレーム
23 軸受
24 タイヤ
25 車軸
26 柱状部
27 サドル支持フレーム
28 調節ノブ
29 凹部
31 サポート部
32 ストッパバー
33 レバー
34 ストッパケース
35 バーホルダ
41 移動補助車
42 直立フレーム(第4フレーム)
43 外フレーム
44 内フレーム
P 小車輪下端位置
Q 大車輪接地位置

Claims (9)

  1. 大車輪が回転自在に取り付けられたフレームと、
    前記フレームに取り付けられ、前記大車輪の中心を重心位置とした三角形の各頂点の位置に配置された3個の小車輪と、
    前記大車輪の上方に設けられ、前記重心位置の上方に配置されたサドルと、を有し、
    前記小車輪は、鉛直方向の軸に対して360度回転可能であると共に、その下端が前記大車輪の下端よりも上方に配置されてなることを特徴とする移動補助車。
  2. 請求項1記載の移動補助車において、当該移動補助車の使用者が前記サドル上に着座すると、該使用者の重量による前記大車輪の上下方向への変形により、前記小車輪が接地することを特徴とする移動補助車。
  3. 請求項1又は2記載の移動補助車において、前記サドルは、前記使用者が立位にて前記サドルに跨乗したとき、前記使用者の股間と前記サドル上面が接触する位置に配置されることを特徴とする移動補助車。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の移動補助車において、前記サドルは、上面側が凹型となり前後が上方に延伸した湾曲形状に形成され、該上面側中央には前記使用者が着座する凹部が形成され、該凹部を挟む前後端部には上方に延伸する形でサポート部が形成されてなることを特徴とする移動補助車。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の移動補助車において、前記フレームは、前記大車輪が取り付けられる第1フレームと、前記第1フレームの前側に接続され前記小車輪の前部小車輪取り付けられる第2フレームと、前記第1フレームに接続され前記小車輪の後部小車輪が取り付けられる第3フレームと、前記第1フレームから上方に延び前記サドルが取り付けられる第4フレームとを有することを特徴とする移動補助車。
  6. 請求項5記載の移動補助車において、前記第4フレームは、前記大車輪の後方側に設けられ、前記使用者の背もたれとなることを特徴とする移動補助車。
  7. 請求項6記載の移動補助車において、前記第4フレームには、前記サドルが取り付けられたサドル支持フレームが上下方向に移動自在に取り付けられることを特徴とする移動補助車。
  8. 請求項5記載の移動補助車において、前記第4フレームは、外フレームと、前記外フレーム内に上下方向に移動自在に配置された内フレームとを有し、前記内フレームには、前記サドルが取り付けられたサドル支持フレームが固定されてなることを特徴とする移動補助車。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の移動補助車において、前記フレームに取り付けられ、上下方向に移動自在に設けられたストッパバーを備えるストッパを有し、前記ストッパは、前記ストッパバーの先端部が接地することにより、当該移動補助車の遊走を防止することを特徴とする移動補助車。
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