JP3232214U - 歩行支援機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の体重を免荷しつつ、健常者同様の歩行動作を支援する歩行機を提供する。【解決手段】歩行支援機10は、使用者が着座するためのサドル20と、サドルを支持するサドルフレーム30と、サドルフレームの他端部で回動自在に支持されるユニサイクルホイール40と、ユニサイクルホイールの横への傾倒を防止するためにサドルフレームに連結して支持するように構成されたサポートフレーム部50とを備える。サドル20は、サドルフレーム30を介して、ユニサイクルホイール40の回動軸に対し垂直方向に連結される。また、使用者が前向きで移乗可能とするために、サポートフレーム部50の後方が開放している。【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の歩行を支援するための歩行支援機に関する。
近年、超高齢化社会の訪れとその深刻化に伴い、高齢者に対する支援が必要不可欠となっている。高齢者が寝たきりや要介護状態に陥る3大要因の一つとして運動器の衰えがある。また、高齢者における転倒・転落を原因とする死亡者数は交通事故による死亡者数よりも多いという統計もある。これらの事故を未然に防止するためには日々の運動が不可欠となり、歩行を支援する技術が必要となる。
歩行を支援する技術として、様々な技術が提案されている(例えば特許文献1及び2参照)。特許文献1に開示の装置は、立体状の昇降機能を有するフレームとフレーム下部に設けられた移動機構(前輪、中間輪、後輪)を有し、使用者がフレーム上部に覆い被さるように荷重を預け移動するようになっている。特許文献2に開示の技術では、下部に4つの車輪を設けたフレームに、リンク機構で昇降自在に設けられた座部が設けられ、車椅子と歩行支援機を両立させている。
ところで、高齢者等の外出を支援する機器として、シルバーカーや電動車椅子などがあり、上述のように各種の技術が提案されている。しかし、電動車椅子のように動力を持った移動支援機器では、移動範囲が広がる利点はあるが、自身の筋肉を利用した移動でないため、運動器の機能維持・向上の観点では、必ずしも全ての場合に勧められるわけではない。また、コストの観点でも気軽に利用できない。一方、杖などのような安価な歩行支援具もあるが、肉体にかかる負荷を低減する効果は低いとうい課題がある。特許文献1の技術は、基本的にはシルバーカー(手押し車)と同様の構造であって、着座する部分(下から支える部分)がなく、使用者がフレーム上部に覆い被さるように荷重を預け移動する構成であるため、歩行姿勢が不自然になってしまい、また、移動の自由度が低く又使用者の上肢側の負担が大きいとういう課題がある。特許文献2の技術は、車椅子の機能を前提としているため、構造が複雑になり、そのような機能を必要としない人に取っては無駄が多く、また、機動性に欠け、気軽に利用できないとい課題があった。
本考案は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、運動器に衰えや障害がある使用者であっても、健常者同様の歩行姿勢や歩行動作が可能となる等の歩行支援技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本考案は、使用者の歩行を支援するための歩行支援機であって、使用者が着座するためのサドルと、前記サドルを、その一端部で支持するサドルフレームと、前記サドルフレームの他端部で回動自在に支持されるユニサイクルホイールと、前記ユニサイクルホイールの横への傾倒を防止するために前記サドルフレームに連結して支持するように構成されたサポートフレーム部とを備え、前記サドルが前記ユニサイクルホイールの回動軸の上方位置となるように、前記サドル及び前記ユニサイクルホイールが前記サドルフレームを介して垂直方向に連結されており、使用者が前向きで移乗可能とするために、前記サポートフレーム部の後方が開放している、歩行支援機である。
歩行支援機は、使用者が前記サドルに着座した状態で該使用者の体重を免荷しつつ、該使用者が二足で歩行面上を漕ぐ動作をすることで移動が可能とされていることが好ましい。
本考案に係る歩行支援機によれば、サドルに着座している使用者の体荷重の殆どを、サドルフレームを介して、ユニサイクルホイールの回動軸に掛けることができる。したがって、使用者の体重を免荷しつつ、自然な二足歩行動作を支援することができる。
以下、本考案に係る歩行支援機の実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第一実施形態)
図1は、本考案の第一実施形態による、前向き移乗タイプの歩行支援機10の側面図である。また、図2は、その歩行支援機10の斜視図である。歩行支援機10は、使用者Uが着座するためのサドル20と、サドル20の下部を支持するサドルフレーム30と、サドルフレーム30の他端部で回動自在に支持されるメインホイール40と、メインホイール40の横への傾倒又は転倒を防止するため外方に張り出されたサポートフレーム部50とを備えている。サポートフレーム部50を含めた歩行支援機10の全体の大きさは、例えば、高さ約100cm×約幅80cm×長さ約100cmである。
図1は、本考案の第一実施形態による、前向き移乗タイプの歩行支援機10の側面図である。また、図2は、その歩行支援機10の斜視図である。歩行支援機10は、使用者Uが着座するためのサドル20と、サドル20の下部を支持するサドルフレーム30と、サドルフレーム30の他端部で回動自在に支持されるメインホイール40と、メインホイール40の横への傾倒又は転倒を防止するため外方に張り出されたサポートフレーム部50とを備えている。サポートフレーム部50を含めた歩行支援機10の全体の大きさは、例えば、高さ約100cm×約幅80cm×長さ約100cmである。
サドルフレーム30は、その一端部がサドル20に接合するポスト31と、ポスト31の下部から二股に延びるフォーク32とが、管材により一体に形成されたフレーム部材である。サドルフレーム30のフォーク32先端部に、メインホイール40の回動軸(ハブ)が軸支されている。サドルフレーム30の素材としては、例えば、アルミニウム合金若しくはスチールなどの金属又は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの樹脂を用いることができる。
メインホイール40は、歩行面に外周が接した状態で回動することにより、歩行面上を円滑に移動することができる要素である。また、メインホイール40は、その場での旋回を容易かつ円滑にするということに鑑みて、ユニサイクルホイール(一輪車)であることが好ましい。
この歩行支援機10においては、サドル20がメインホイール40の回動軸の上方位置となるように、サドル20及びメインホイール40がサドルフレーム30を介して垂直方向に連結されている。また、サドル20は、その高さが例えば50cm〜80cmの範囲で調整可能にポスト31の上部に取り付けられている。このような構成により、サドル20に着座している使用者の体荷重の殆どを、サドルフレーム30を介して、メインホイール40の回動軸に掛けることができ、使用者の体重免荷を可能にしている。
また、メインホイール40は、ユニサイクルホイールであることから、サドル20に着座して跨る使用者Uの足がメインホイール40に干渉しない。また、メインホイール40と歩行面とが1点で接するため、そこを中心に旋回を円滑に行うことができる。したがって、メインホイール40と使用者Uの足との干渉の観点及び所望の旋回性を確保できる構成であれば、メインホイール40は、ユニサイクルホイールに限定されない。
サポートフレーム部50は、メインホイール40の横への傾倒ひいては転倒を防止するために、サドルフレーム30に連結してそれを支持するように構成されている。サポートフレーム部50は、複数の管材を要素とする略立方体状の枠体として形成される。サポートフレーム部50を構成する管材の素材としては、例えば、アルミニウム合金若しくはスチールなどの金属又は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などを用いることができる。また、サポートフレーム部50は、メインホイール40を中央にその前後左右四隅の位置に4個のキャスタ80を備えている。キャスタ80は、その小さな転がり摩擦抵抗により回動自在であり、また各車軸が垂直軸まわりに旋回して進行方向を向くように操舵される。
サポートフレーム部50の構造を更に詳細に説明する。サポートフレーム部50は、上から見て左右対称略U字状を呈しており、前向き移乗タイプの歩行支援機10の場合には、使用者が歩行支援機10の後方から移乗可能とするために、サポートフレーム部50の後方が開放している。
サポートフレーム部50は、前フレーム51、後フレーム52、上連結フレーム53、上サイドフレーム54、下フレーム55及びステイフレーム56、57を備えている。
前フレーム51は、左右に所定距離離間した2本の垂直方向の管部材からなる前フレーム縦部511、511と、前フレーム縦部511、511を横方向に連結する管部材からなる前フレーム横連結部513a、513bとを有している。
左右それぞれの前フレーム縦部511は、上部で略後方に向け(より詳細には、後方やや内側に向けた方向)かつ水平まで屈曲した前フレーム上水平部512を備える。前フレーム縦部511の下端部分にはキャスタ80が取り付けられる。なお、前側のキャスタ80は、ストッパ機能を有していることが好ましい。
前フレーム上水平部512の後方端部は、所定の連結構造(例えばジョイント部材)で上連結フレーム53の端部及び上サイドフレーム54の端部に取り付けられる。すなわち、左右の前フレーム51、51は、上連結フレーム53により、使用者Uの両腕が届く程度の幅だけ離間して連結されている。なお、ジョイント部材で分離可能とすることで、歩行支援機10の分解や収納が容易になり、また、部品の修理等が容易になる。
前フレーム横連結部513a、513bは、上連結フレーム53と同じかそれよりも若干長く形成された管部材からなり、上下方向略中央及び下方位置で、左右の前フレーム縦部511、511を溶接等により連結している。また、前フレーム横連結部513a及びサドルフレーム30は、水平方向の2本の管部材からなるステイフレーム56、57により、相互に連結されている。
後フレーム52は、前フレーム51と同様、左右に所定距離離間した2本の管部材から構成される。具体的には、左右それぞれの後フレーム52は、後フレーム傾斜部521と、後フレーム傾斜部521の上部で水平に屈曲し所定長前方に延びる後フレーム上水平部522と、後フレーム傾斜部521の下部で垂直に屈曲し下方に延びる後フレーム下縦部523とを有している。後フレーム上水平部522及び上サイドフレーム54の上には、後述する肘掛け90が取り付けられる。
後フレーム下縦部523の下端部には、キャスタ80が設けられている。なお、後側のキャスタ80は、ストッパ機能を必ずしも有していなくてもよい。
下フレーム55は、左右に所定距離離間して水平に設けられた2本の管部材から構成される。それぞれのフレームは、前後方向に延びる下フレームサイド部551と、下フレームサイド部551の前方部分で内側斜め方向に屈曲する下フレーム前屈曲部552と、下フレームサイド部551の後方部分で内側斜め方向に屈曲する下フレーム後屈曲部553とを有している。
下フレーム前屈曲部552の前端部分は、所定の連結機構(例えばジョイント部材)で前フレーム縦部511の下端付近(ここでは、キャスタ80の取付位置より若干上側の位置)に接合している。下フレーム後屈曲部553の後端部分は、所定の連結機構(例えばジョイント部材)で後フレーム下縦部523の下端付近(ここでは、キャスタ80の取付位置より若干上側の位置)に接合している。
また、サポートフレーム部50の上部には、肘掛け90が設けられている。肘掛け90は、肘掛け本体91と操作ノブ92とを備える。肘掛け本体91は、使用者Uの腕等(上肢)を置く部位であり、長方形で角がラウンドしているテーブル形状を呈している。肘掛け本体91の下面には、上述したように、後フレーム上水平部522及び上サイドフレーム54がネジ等によって固定される。ここでは、肘掛け本体91を上から見たときに、後フレーム上水平部522及び上サイドフレーム54は隠れている。
操作ノブ92は、使用者Uが握る部位である。使用者Uは、操作ノブ92を握ることで、歩行支援機10への安定した搭乗感を得ることができる。また、進行、停止、旋回等の操作を容易かつ確実に行うことができる。操作ノブ92は、肘掛け本体91に設けた固定穴93に固定される。操作ノブ92の固定位置を調整可能とするため、固定穴93を多数の位置に設ける等の構造を採用してもよい。これにより、操作ノブ92の位置を、使用者Uの身体の大きさに最適化できる。
このような構成の歩行支援機10を利用する場合、使用者Uは、サポートフレーム部50の後方の開放部分から前方向に向かって移乗することができる。サポートフレーム部50の内部に進入した使用者Uは、中央のメインホイール40を跨いでサドル20に着座することができる。
サドル20に着座した使用者Uは、図3に示すように、歩行面S(床面、地面)を足で漕ぐ動作で、前後方向に移動することができる。すなわち、「前に出した足に体重をかけ、後ろ足で地面を蹴って前に降り出す動作」である二足歩行の動作を行うことができる。また、使用者Uは、自分の足を使って、メインホイール40を中心にその場で旋回(向きを変える)ことができる。したがって、足などの運動器に衰えや障害がある使用者Uであっても、健常者同様の歩行姿勢や歩行動作を支援することができ、運動器の機能向上を効果的に実現できる。また、着座により体重免荷も同時に機能しているため、使用者Uは長時間使用しても疲れが少なくてすみ、一層の機能向上が期待できる。
また、サドル20の高さが調整可能である場合、使用者Uのそのときの歩行能力によって調整可能となり、体重免荷の程度を調整することができる。その結果、例えば、リハビリ時の負荷を調整することができる。
(第二実施形態)
図4は、本考案の第二実施形態による、後向き移乗タイプの歩行支援機11の側面図である。また、図5は、その歩行支援機11の斜視図である。歩行支援機11は、使用者Uが着座するためのサドル20と、サドル20の下部を支持するサドルフレーム30と、サドルフレーム30の他端部で回動自在に支持されるメインホイール40と、メインホイール40の横への傾倒又は転倒を防止するため外方に張り出されたサポートフレーム部60とを備えている。
図4は、本考案の第二実施形態による、後向き移乗タイプの歩行支援機11の側面図である。また、図5は、その歩行支援機11の斜視図である。歩行支援機11は、使用者Uが着座するためのサドル20と、サドル20の下部を支持するサドルフレーム30と、サドルフレーム30の他端部で回動自在に支持されるメインホイール40と、メインホイール40の横への傾倒又は転倒を防止するため外方に張り出されたサポートフレーム部60とを備えている。
例えば欧米においては、「椅子に座る」習慣が根付いており、そのような習慣や文化を持つ使用者にとっては、後向きでの移乗動作がむしろ自然の場合がある。そこで、第二実施形態による歩行支援機11は、使用者が歩行支援機11に前方から後向きで移乗可能とするために、サポートフレーム部60の前方が開放している構造を採用している。
なお、第二実施形態による歩行支援機11のサドル20、サドルフレーム30及びメインホイール40その他の構造は、第一実施形態による歩行支援機10のそれぞれと同様である。そのため、図4〜6において、第一実施形態と共通又は対応する構成要素には同一の符号が付され、これらの構造の詳細は、第一実施形態における説明が参照される。
以下、後向き移乗タイプの歩行支援機11におけるサポートフレーム部60の構造を更に詳細に説明する。サポートフレーム部60は、上から見て左右対称略U字状を呈しており、使用者が歩行支援機11の前方から移乗可能とするために、サポートフレーム部60の前方が開放している。サポートフレーム部60は、複数の管材を要素とする略立方体状の枠体として形成され、メインホイール40を中央にその前後左右四隅の位置に4個のキャスタ80を備えている。キャスタ80は、その小さな転がり摩擦抵抗により回動自在であり、また各車軸が垂直軸まわりに旋回して進行方向を向くように操舵される。
サポートフレーム部60は、前フレーム61、後フレーム62、上連結フレーム63、上サイドフレーム64、下フレーム65及びステイフレーム66、67を備えている。上サイドフレーム64の上には、肘掛け90が取り付けられている。
前フレーム61は、左右に所定距離離間した2本の管部材から構成される。具体的には、前フレーム傾斜部611と、前フレーム傾斜部611の上部で水平に屈曲し所定長後方に延びる前フレーム上水平部612と、前フレーム傾斜部611の下部で垂直に屈曲し下方に延びる前フレーム下縦部613とを有している。前フレーム下縦部613の下端部には、キャスタ80が設けられている。なお、前側のキャスタ80は、ストッパ機能を有していることが好ましい。
後フレーム62は、前フレーム61と同様の距離だけ左右に離間した2本の垂直方向の管部材からなる後フレーム縦部621、621と、後フレーム縦部621、621を横方向に連結する管部材からなる後フレーム横連結部623a、623bとを有している。
左右それぞれの後フレーム縦部621は、上部で略前方に向け(より詳細には、前方やや内側に向けた方向)かつ水平まで屈曲した後フレーム上水平部622を備える。後フレーム縦部621の下端部分にはキャスタ80が取り付けられる。
後フレーム上水平部622の前方端部は、所定の連結構造(例えばジョイント部材)で上連結フレーム63の端部及び上サイドフレーム64の端部に取り付けられる。すなわち、左右の後フレーム62、62は、上連結フレーム63により、使用者Uの両腕が届く程度の幅だけ離間して連結されている。なお、ジョイント部材で分離可能とすることで、歩行支援機11の分解や収納が容易になり、また、部品の修理等が容易になる。
後フレーム横連結部623a、623bは、上連結フレーム63と同じかそれよりも若干長く形成された管部材からなり、上下方向略中央及び下方位置で、左右の後フレーム縦部621、621を溶接等により連結している。また、後フレーム横連結部623a及びサドルフレーム30は、水平方向の2本の管部材からなるステイフレーム66、67により、相互に連結されている。
下フレーム65は、左右に所定距離離間して水平に設けられた2本の管部材から構成される。それぞれのフレームは、前後方向に延びる下フレームサイド部651と、下フレームサイド部651の前方部分で内側斜め方向に屈曲する下フレーム前屈曲部652と、下フレームサイド部651の後方部分で内側斜め方向に屈曲する下フレーム後屈曲部653とを有している。
下フレーム前屈曲部652の前端部分は、所定の接合機構(例えばジョイント部材)で前フレーム下縦部613の下端付近(ここでは、キャスタ80の取付位置より若干上側の位置)に接合している。下フレーム後屈曲部653の後端部分は、所定の接合機構(例えばジョイント部材)で後フレーム縦部621の下端付近(ここでは、キャスタ80の取付位置より若干上側の位置)に接合している。
このような構成の歩行支援機11を利用する場合、使用者Uは、サポートフレーム部60の前方の開放部分から後向きで移乗することができる。図6に示すように、サドル20に着座した使用者Uは、歩行面S(床面、地面)を足で漕ぐ動作で、前後方向に移動することができる。また、使用者Uは、自分の足を使って、メインホイール40を中心にその場で旋回(向きを変える)ことができる。したがって、足などの運動器に衰えや障害がある使用者Uであっても、健常者同様の歩行姿勢や歩行動作を支援することができ、運動器の機能向上を効果的に実現できる。
以上、実施形態として説明した歩行支援機10、11は、従来よりも簡素な構成でありながら、機動性が高く、使用者が気軽に利用できる等のメリットがある。また、図1の前向き移乗タイプの歩行支援機10と、図4の後向き移乗タイプの歩行支援機11とは、構造上、サドル20の向きを反転し、操作ノブ92の取付位置を変更した関係にあるともいえる。すなわち、サドル20がポスト31に回動可能に取り付けられ、かつ、操作ノブ92の取付位置を固定穴93の位置で変更可能とすることで、前向き移乗タイプと後向き移乗タイプの両タイプに適応した歩行支援機を提供することができる。
10、11 歩行支援機
20 サドル
30 サドルフレーム
31 ポスト
32 フォーク
40 メインホイール
50 サポートフレーム部
51 前フレーム
52 後フレーム
53 上連結フレーム
54 上サイドフレーム
55 下フレーム
56、57 ステイフレーム
60 サポートフレーム部
61 前フレーム
62 後フレーム
63 上連結フレーム
64 上サイドフレーム
65 下フレーム
66、67 ステイフレーム
80 キャスタ
90 肘掛け
91 肘掛け本体
92 操作ノブ
93 固定穴
S 歩行面
U 使用者
20 サドル
30 サドルフレーム
31 ポスト
32 フォーク
40 メインホイール
50 サポートフレーム部
51 前フレーム
52 後フレーム
53 上連結フレーム
54 上サイドフレーム
55 下フレーム
56、57 ステイフレーム
60 サポートフレーム部
61 前フレーム
62 後フレーム
63 上連結フレーム
64 上サイドフレーム
65 下フレーム
66、67 ステイフレーム
80 キャスタ
90 肘掛け
91 肘掛け本体
92 操作ノブ
93 固定穴
S 歩行面
U 使用者
Claims (2)
- 使用者の歩行を支援するための歩行支援機であって、
使用者が着座するためのサドルと、
前記サドルを、その一端部で支持するサドルフレームと、
前記サドルフレームの他端部で回動自在に支持されるユニサイクルホイールと、
前記ユニサイクルホイールの横への傾倒を防止するために前記サドルフレームに連結して支持するように構成されたサポートフレーム部とを備え、
前記サドルが前記ユニサイクルホイールの回動軸の上方位置となるように、前記サドル及び前記ユニサイクルホイールが前記サドルフレームを介して垂直方向に連結されており、
使用者が前向きで移乗可能とするために、前記サポートフレーム部の後方が開放している、歩行支援機。 - 使用者が前記サドルに着座した状態で該使用者の体重を免荷しつつ、該使用者が二足で歩行面上を漕ぐ動作をすることで移動が可能とされている、請求項1に記載の歩行支援機。
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