JPH05184627A - 障害者用車椅子 - Google Patents
障害者用車椅子Info
- Publication number
- JPH05184627A JPH05184627A JP4042479A JP4247992A JPH05184627A JP H05184627 A JPH05184627 A JP H05184627A JP 4042479 A JP4042479 A JP 4042479A JP 4247992 A JP4247992 A JP 4247992A JP H05184627 A JPH05184627 A JP H05184627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheels
- wheelchair
- rear wheels
- frame
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の障害者用車椅子は、ベッドと車椅
子との間を車椅子を安定保持させた状態にして障害者が
楽に乗り移ることができるようにすることを目的とす
る。 【構成】 左右一対のキャスター型の小径転動前輪13
と左右一対の手動回転輪20を外側部分に一体的に有し
た大径後輪18とを有し、左右後輪間に乗車腰掛け座席
27と座席後部に背凭26を有した身体障害者用の車椅
子において、前記左右の後輪18の内側部に該後輪18
と座席27とを仕切るサイド枠30を設け、このサイド
枠30を起立させた仕切保持状態から後輪側の外側方へ
回動して転倒する外側部開放状態に切替え可能に設け、
前記サイド枠30の外方回動を後輪18が邪魔しないよ
う前記後輪18の車軸18aを後方へ移動操作可能な作
動部材に軸承し、かつ、左右後輪18の内側部には接地
状態と非接地状態とに切替昇降操作のできる車体保持体
36を設け障害者用車椅子。
子との間を車椅子を安定保持させた状態にして障害者が
楽に乗り移ることができるようにすることを目的とす
る。 【構成】 左右一対のキャスター型の小径転動前輪13
と左右一対の手動回転輪20を外側部分に一体的に有し
た大径後輪18とを有し、左右後輪間に乗車腰掛け座席
27と座席後部に背凭26を有した身体障害者用の車椅
子において、前記左右の後輪18の内側部に該後輪18
と座席27とを仕切るサイド枠30を設け、このサイド
枠30を起立させた仕切保持状態から後輪側の外側方へ
回動して転倒する外側部開放状態に切替え可能に設け、
前記サイド枠30の外方回動を後輪18が邪魔しないよ
う前記後輪18の車軸18aを後方へ移動操作可能な作
動部材に軸承し、かつ、左右後輪18の内側部には接地
状態と非接地状態とに切替昇降操作のできる車体保持体
36を設け障害者用車椅子。
Description
【産業上の利用分野】この発明は、身体障害者用の車椅
子に関する。
子に関する。
【従来技術】従来、前側左右に位置する小径のキャスタ
ー型の転動前輪と、その後方側に夫々位置する左右一対
の手動回転輪を外側部に備えた大径転動後輪とを有し、
この左右後輪間に腰掛け座席部とその後方に背凭部とを
備え、更に、座席部と後輪との間に仕切用のサイド枠を
設けた障害者用の車椅子は周知である。しかし、この車
椅子の後輪が座席部分の側方に位置しており、この車椅
子は前側が唯一開放されていて障害者の座席部への乗降
はこの前側のみになっていた。
ー型の転動前輪と、その後方側に夫々位置する左右一対
の手動回転輪を外側部に備えた大径転動後輪とを有し、
この左右後輪間に腰掛け座席部とその後方に背凭部とを
備え、更に、座席部と後輪との間に仕切用のサイド枠を
設けた障害者用の車椅子は周知である。しかし、この車
椅子の後輪が座席部分の側方に位置しており、この車椅
子は前側が唯一開放されていて障害者の座席部への乗降
はこの前側のみになっていた。
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、従来型の車椅子の場合、車椅子からベッ
トに移ったり、逆に、ベットから車椅子へ乗り移る場合
に、一旦、椅子掛け状態から離れて車椅子の前側からベ
ットに移ったり、ベットから床に立って車椅子へ後ろ向
きで乗り移らねばならず、足の不自由な障害者や老人が
独りできないと謂う問題点があった。そこで、この従来
型の車椅子を改良して後輪を後方へ移動可能に設けると
共に、サイド枠を外側に倒してベット側にこのサイド枠
を橋架け状態にして乗り移る試作をしたが、後輪を後方
へ移動させた状態では、車体が安定せず乗り移り時に車
椅子が揺れたり、移動する欠点があった。
とする課題は、従来型の車椅子の場合、車椅子からベッ
トに移ったり、逆に、ベットから車椅子へ乗り移る場合
に、一旦、椅子掛け状態から離れて車椅子の前側からベ
ットに移ったり、ベットから床に立って車椅子へ後ろ向
きで乗り移らねばならず、足の不自由な障害者や老人が
独りできないと謂う問題点があった。そこで、この従来
型の車椅子を改良して後輪を後方へ移動可能に設けると
共に、サイド枠を外側に倒してベット側にこのサイド枠
を橋架け状態にして乗り移る試作をしたが、後輪を後方
へ移動させた状態では、車体が安定せず乗り移り時に車
椅子が揺れたり、移動する欠点があった。
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
解決のために、左右一対のキャスター型の小径転動前輪
13と左右一対の手動回転輪20を外側部分に一体的に
有した大径後輪18とを有し、左右後輪間に乗車腰掛け
座席27と座席後部に背凭26を有した身体障害者用の
車椅子において、前記左右の後輪18の内側部に該後輪
18と座席27とを仕切るサイド枠30を設け、このサ
イド枠30を起立させた仕切保持状態から後輪側の外側
方へ回動して転倒する外側部開放状態に切替え可能に設
け、前記サイド枠30の外方回動を後輪18が邪魔しな
いよう前記後輪18の車軸18aを後方へ移動操作可能
な作動部材に軸承し、かつ、左右後輪18の内側部には
接地状態と非接地状態とに切替昇降操作のできる車体保
持体36を設けた障害者用車椅子とする。
解決のために、左右一対のキャスター型の小径転動前輪
13と左右一対の手動回転輪20を外側部分に一体的に
有した大径後輪18とを有し、左右後輪間に乗車腰掛け
座席27と座席後部に背凭26を有した身体障害者用の
車椅子において、前記左右の後輪18の内側部に該後輪
18と座席27とを仕切るサイド枠30を設け、このサ
イド枠30を起立させた仕切保持状態から後輪側の外側
方へ回動して転倒する外側部開放状態に切替え可能に設
け、前記サイド枠30の外方回動を後輪18が邪魔しな
いよう前記後輪18の車軸18aを後方へ移動操作可能
な作動部材に軸承し、かつ、左右後輪18の内側部には
接地状態と非接地状態とに切替昇降操作のできる車体保
持体36を設けた障害者用車椅子とする。
【実施例】1は車体で、左右一対のフレーム2a,2b
を左右外方に離間させて車椅子形態の運行使用状態とフ
レーム2a,2bを互いに接近させて折畳んだ不使用状
態とに変更できるよう前後二枚の板をX型に重ねてその
中点を枢支(イ)させた前部連結体3aと後部連結体3
bとで連結している。左右のフレーム2は、ハンドル4
を上端部に取付けた後部フレーム部5とこの後部フレー
ム部5から前方へ向かう上部フレーム部6及び下部フレ
ーム部7と、更に、この上部フレーム部6を前方下部に
折り曲げて下部フレーム部7に連結した前部フレーム部
8とからなる。また、前記連結体3a,3bの連結下部
側は、前記下部フレーム7の前後中間部を前後方向のピ
ン9,9を介して回動自由に構成した回動フレーム部7
aに固着し、連結上側部は、上部フレーム6にブラケッ
ト10を介して取付けた前後方向のピン11のまわりに
回動自由に取付けたパイプ12に固着している。13は
転動前輪で、前記上部フレーム部6及び下部フレーム部
7の前部側をブラケット14,15を介して上下に連結
する縦筒体16の下端側にキャスター17を介して取付
けられている。18は後輪で、前記前輪13よりも遥か
に大きい径をしており、自転車用車輪のように空気入り
タイヤを車輪リム19に嵌着している。そして、この後
輪18のリムの外側部分に当該後輪18の径よりも一回
り小さい手扱用の手動回転輪20が取付けられ、この回
転輪20を掴んで回転させることにより後輪18を駆動
するよう構成している。そして、この後輪18は下部フ
レーム7の後端側に次の手段で取付けている。即ち、前
記車体1の下部フレーム7の後端側を後方下位側に屈曲
させて後方下向部7bを構成し、その後端側に基部側を
枢支して上部が前後に回動可能に設けたアーム21の上
端側外側部に車軸メタル22を固着し、このメタル22
に後輪18の支軸を取付けている。23は前記アーム2
1に一体的に取付けた回動操作用のレバーである。24
は横振れ防止ガイドで、後部フレーム5に取付けられて
いて前記アーム21を左右側から抱き込むよう設けられ
ている。25はレバー23の保持体で、前記筒フレーム
16に固着されレバー23を係止して上側への回動を許
さない係止溝を下側から穿っている。26は背凭れで、
前記左右のフレーム間の後部フレーム部5,5間に張設
されており、この背凭れは屈曲自在な布状部材からな
る。27は座席で、屈曲自在なシートの左右両端部分を
内側に折り合せて前後方向に空洞孔を形成するよう両端
から所定の間隔をおいて縫いあわせ、車椅子の上部フレ
ーム部6に装着の前記パイプ12の前後に夫々ブラケッ
トを介して固着したメタル28,28に挿通の軸29に
該座席シートの空洞部を支持させて構成している。30
はサイド枠で、前記上部フレーム部6の後部側外側部分
に固着された外方上部に向かうブラケット31前記ブラ
ケット14との間に設けた前後方向のピン32のまわり
に回動自在に枢着されている。具体的に詳述すると、逆
U字状の外周部を形成するパイプ30aの内部に薄い鉄
板30bを張設し、この前後パイプ端側を前記ピン32
の回りに回動可能に設けている。そして、この左右のサ
イド枠30には、これを上方から全体を包む布製カバー
31を設けると共に、この左右側のカバー内下端部を一
体的に前記座席27上を覆う座席カバー部分で連結して
いる。32は手摺で、前記後部フレーム5の上下中間部
外側に前後に回動自在に枢着した手摺取付枠33の上部
に一体的に取付けられており、この取付枠33の下側に
は、前記サイド枠30の外周パイプ30a部を左右両側
から挟み込んでサイド枠30の左右倒れを防止する係止
体34が取付けられている。35はピンを示す。36は
車体保持体で、図例では、杖体36aの中間部を下部フ
レーム7に設けたガイドリング37に挿通させ、杖体上
端部を前記手摺取付枠33の後端部に枢結38ならし
め、該手摺取付枠33を後方側へ回動させるとき、これ
に連動して杖体36aが下降して下端側が接地するよう
構成している。尚、この杖体36aの荷重を受けた場合
の上動防止は、前記枢結部38のピン38aが後部フレ
ーム5に接当して防止される。また、図例では、手摺取
付枠33と連動する構成としたがこれに限らず、第9図
のように、車体保持体36を平行リンク39で後部フレ
ーム5に昇降可能にブラケットを介して取付け、操作レ
バー40で接地状態と非接地状態とに切替え可能に構成
してもよく、また、前記の後輪18を後方移動させる操
作レバー23の操作に連動して保持体36を接地状態に
作動するも、更に、サイド枠体30の外側回動操作に連
動して保持体36を接地状態に作動するもよい。これら
の実施例は、第10図及び第11図で開示する。41は
前部フレーム8の下端側に装着の足載台である。上例の
作用について詳述すると、障害者を車椅子に載せて看護
人が運行する場合には第1図のようにサイド枠30を起
立させて手摺33を前方側に倒してその手摺取付枠33
に固着の係止体34でサイド枠30の起立状態を保持さ
せる。このとき、手摺取付枠33の回動に伴い車体保持
体36の杖体36aが非接地状態の第1図のように上動
した状態にセットされる。また、後輪18はレバー23
で前方側に移動させて該レバー23を係止体25で保持
させることによりこの後輪18を前側位置にセットさせ
ておく。次に、障害者を車椅子からベット42に移すに
は、車椅子をベット37の横一側面側に接近させて横付
けし、この側の後輪18をレバー23の操作で第7図の
ように後方側へ移動させる。この移動操作にあたって車
椅子に搭乗している障害者自身がレバー23を後方側へ
回動操作することにより楽に後輪18を後方側へ移動さ
せることができる。即ち、後輪18の車軸部分を支える
アーム21がフレーム7の後方下部側を支点にして回動
し、車軸の軸心が略々車軸高よりもやや上方後方側へ回
動して当該後輪18が移動するから車椅子の横振動が少
なくてその操作が容易である。次に、ベット側の手摺3
2を第7図で示したように上方後方側へ回動させる。こ
のとき、手摺取付枠33の後方回動に伴いその下端側の
杖体36a上端との枢結部38が前方下方へ回動して該
杖体36aの下端側が第7図の接地状態に下降され、枢
支ピン38aが後部フレーム5に当接して上動を許さな
い状態にセットされる。また、手摺取付枠33の係止体
34がサイド枠30のパイプ30aから外れからサイド
枠30が回動自在となり、これをベット42側へ倒して
第8図で示したように該サイド枠30をベット上面に橋
渡しさせる。すると、障害者は難なくこのサイド枠30
を経てベット42側へ図示の通り腰をベット側へ滑らせ
ながら楽にベット42へ自分独りで移ることができる。
また、逆に、ベット42側からも車椅子に簡単に乗るこ
ともでき、この操作は、全く逆操作を障害者が行えばよ
い。そして、障害者が車椅子からベット42側へ移動し
たり、逆に、ベット42側から車椅子にサイド枠30を
伝って移動する場合には、車体保持体36が接地状態に
あるから車椅子のベット側が安定保持されて不測に車椅
子が移動したり、横振れせず安定状態を保持する。
を左右外方に離間させて車椅子形態の運行使用状態とフ
レーム2a,2bを互いに接近させて折畳んだ不使用状
態とに変更できるよう前後二枚の板をX型に重ねてその
中点を枢支(イ)させた前部連結体3aと後部連結体3
bとで連結している。左右のフレーム2は、ハンドル4
を上端部に取付けた後部フレーム部5とこの後部フレー
ム部5から前方へ向かう上部フレーム部6及び下部フレ
ーム部7と、更に、この上部フレーム部6を前方下部に
折り曲げて下部フレーム部7に連結した前部フレーム部
8とからなる。また、前記連結体3a,3bの連結下部
側は、前記下部フレーム7の前後中間部を前後方向のピ
ン9,9を介して回動自由に構成した回動フレーム部7
aに固着し、連結上側部は、上部フレーム6にブラケッ
ト10を介して取付けた前後方向のピン11のまわりに
回動自由に取付けたパイプ12に固着している。13は
転動前輪で、前記上部フレーム部6及び下部フレーム部
7の前部側をブラケット14,15を介して上下に連結
する縦筒体16の下端側にキャスター17を介して取付
けられている。18は後輪で、前記前輪13よりも遥か
に大きい径をしており、自転車用車輪のように空気入り
タイヤを車輪リム19に嵌着している。そして、この後
輪18のリムの外側部分に当該後輪18の径よりも一回
り小さい手扱用の手動回転輪20が取付けられ、この回
転輪20を掴んで回転させることにより後輪18を駆動
するよう構成している。そして、この後輪18は下部フ
レーム7の後端側に次の手段で取付けている。即ち、前
記車体1の下部フレーム7の後端側を後方下位側に屈曲
させて後方下向部7bを構成し、その後端側に基部側を
枢支して上部が前後に回動可能に設けたアーム21の上
端側外側部に車軸メタル22を固着し、このメタル22
に後輪18の支軸を取付けている。23は前記アーム2
1に一体的に取付けた回動操作用のレバーである。24
は横振れ防止ガイドで、後部フレーム5に取付けられて
いて前記アーム21を左右側から抱き込むよう設けられ
ている。25はレバー23の保持体で、前記筒フレーム
16に固着されレバー23を係止して上側への回動を許
さない係止溝を下側から穿っている。26は背凭れで、
前記左右のフレーム間の後部フレーム部5,5間に張設
されており、この背凭れは屈曲自在な布状部材からな
る。27は座席で、屈曲自在なシートの左右両端部分を
内側に折り合せて前後方向に空洞孔を形成するよう両端
から所定の間隔をおいて縫いあわせ、車椅子の上部フレ
ーム部6に装着の前記パイプ12の前後に夫々ブラケッ
トを介して固着したメタル28,28に挿通の軸29に
該座席シートの空洞部を支持させて構成している。30
はサイド枠で、前記上部フレーム部6の後部側外側部分
に固着された外方上部に向かうブラケット31前記ブラ
ケット14との間に設けた前後方向のピン32のまわり
に回動自在に枢着されている。具体的に詳述すると、逆
U字状の外周部を形成するパイプ30aの内部に薄い鉄
板30bを張設し、この前後パイプ端側を前記ピン32
の回りに回動可能に設けている。そして、この左右のサ
イド枠30には、これを上方から全体を包む布製カバー
31を設けると共に、この左右側のカバー内下端部を一
体的に前記座席27上を覆う座席カバー部分で連結して
いる。32は手摺で、前記後部フレーム5の上下中間部
外側に前後に回動自在に枢着した手摺取付枠33の上部
に一体的に取付けられており、この取付枠33の下側に
は、前記サイド枠30の外周パイプ30a部を左右両側
から挟み込んでサイド枠30の左右倒れを防止する係止
体34が取付けられている。35はピンを示す。36は
車体保持体で、図例では、杖体36aの中間部を下部フ
レーム7に設けたガイドリング37に挿通させ、杖体上
端部を前記手摺取付枠33の後端部に枢結38ならし
め、該手摺取付枠33を後方側へ回動させるとき、これ
に連動して杖体36aが下降して下端側が接地するよう
構成している。尚、この杖体36aの荷重を受けた場合
の上動防止は、前記枢結部38のピン38aが後部フレ
ーム5に接当して防止される。また、図例では、手摺取
付枠33と連動する構成としたがこれに限らず、第9図
のように、車体保持体36を平行リンク39で後部フレ
ーム5に昇降可能にブラケットを介して取付け、操作レ
バー40で接地状態と非接地状態とに切替え可能に構成
してもよく、また、前記の後輪18を後方移動させる操
作レバー23の操作に連動して保持体36を接地状態に
作動するも、更に、サイド枠体30の外側回動操作に連
動して保持体36を接地状態に作動するもよい。これら
の実施例は、第10図及び第11図で開示する。41は
前部フレーム8の下端側に装着の足載台である。上例の
作用について詳述すると、障害者を車椅子に載せて看護
人が運行する場合には第1図のようにサイド枠30を起
立させて手摺33を前方側に倒してその手摺取付枠33
に固着の係止体34でサイド枠30の起立状態を保持さ
せる。このとき、手摺取付枠33の回動に伴い車体保持
体36の杖体36aが非接地状態の第1図のように上動
した状態にセットされる。また、後輪18はレバー23
で前方側に移動させて該レバー23を係止体25で保持
させることによりこの後輪18を前側位置にセットさせ
ておく。次に、障害者を車椅子からベット42に移すに
は、車椅子をベット37の横一側面側に接近させて横付
けし、この側の後輪18をレバー23の操作で第7図の
ように後方側へ移動させる。この移動操作にあたって車
椅子に搭乗している障害者自身がレバー23を後方側へ
回動操作することにより楽に後輪18を後方側へ移動さ
せることができる。即ち、後輪18の車軸部分を支える
アーム21がフレーム7の後方下部側を支点にして回動
し、車軸の軸心が略々車軸高よりもやや上方後方側へ回
動して当該後輪18が移動するから車椅子の横振動が少
なくてその操作が容易である。次に、ベット側の手摺3
2を第7図で示したように上方後方側へ回動させる。こ
のとき、手摺取付枠33の後方回動に伴いその下端側の
杖体36a上端との枢結部38が前方下方へ回動して該
杖体36aの下端側が第7図の接地状態に下降され、枢
支ピン38aが後部フレーム5に当接して上動を許さな
い状態にセットされる。また、手摺取付枠33の係止体
34がサイド枠30のパイプ30aから外れからサイド
枠30が回動自在となり、これをベット42側へ倒して
第8図で示したように該サイド枠30をベット上面に橋
渡しさせる。すると、障害者は難なくこのサイド枠30
を経てベット42側へ図示の通り腰をベット側へ滑らせ
ながら楽にベット42へ自分独りで移ることができる。
また、逆に、ベット42側からも車椅子に簡単に乗るこ
ともでき、この操作は、全く逆操作を障害者が行えばよ
い。そして、障害者が車椅子からベット42側へ移動し
たり、逆に、ベット42側から車椅子にサイド枠30を
伝って移動する場合には、車体保持体36が接地状態に
あるから車椅子のベット側が安定保持されて不測に車椅
子が移動したり、横振れせず安定状態を保持する。
【発明の効果】この発明によると車椅子の左右側に位置
する大径後輪を後方側へ移動させてサイド枠をベット側
へ回動して座席部とベットとの間に橋渡しでき、障害者
がこのサイド枠を経て車椅子からベット側へ移ったり、
逆に、ベット側から車椅子へ乗り移ることができると共
に、この障害者の乗り移り時に不測に車椅子の移動や横
振れを車体保持体の接地操作で防止できる。
する大径後輪を後方側へ移動させてサイド枠をベット側
へ回動して座席部とベットとの間に橋渡しでき、障害者
がこのサイド枠を経て車椅子からベット側へ移ったり、
逆に、ベット側から車椅子へ乗り移ることができると共
に、この障害者の乗り移り時に不測に車椅子の移動や横
振れを車体保持体の接地操作で防止できる。
【図1】全体の側面図
【図2】要部の斜面図
【図3】要部の断面図
【図4】要部の背面図
【図5】要部の背断面図
【図6】第5図の要部平面図
【図7】作用を示した要部の側面図
【図8】作用を説明する要部背面図
【図9】別例の要部側面図
【図10】別例の要部側面図
【図11】別例の要部側面図
1 走行車体 2 フレーム 13 転動前輪 18 後輪 20 手動回転輪 21 アーム 26 背凭 27 座席 30 サイド枠 36 車体保持体
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のキャスター型の小径転動前輪
13と左右一対の手動回転輪20を外側部分に一体的に
有した大径後輪18とを有し、左右後輪間に乗車腰掛け
座席27と座席後部に背凭26を有した身体障害者用の
車椅子において、前記左右の後輪18の内側部に該後輪
18と座席27とを仕切るサイド枠30を設け、このサ
イド枠30を起立させた仕切保持状態から後輪側の外側
方へ回動して転倒する外側部開放状態に切替え可能に設
け、前記サイド枠30の外方回動を後輪18が邪魔しな
いよう前記後輪18の車軸18aを後方へ移動操作可能
な作動部材に軸承し、かつ、左右後輪18の内側部には
接地状態と非接地状態とに切替昇降操作のできる車体保
持体36を設けことを特徴とする障害者用車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042479A JPH05184627A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 障害者用車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042479A JPH05184627A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 障害者用車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184627A true JPH05184627A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12637203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4042479A Pending JPH05184627A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 障害者用車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05184627A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0634158A1 (en) * | 1993-01-27 | 1995-01-18 | IURA, Tadashi | Wheelchair for the handicapped |
JP2008237545A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Nissin Medical Industries Co Ltd | 折畳み式車椅子 |
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-
1992
- 1992-01-14 JP JP4042479A patent/JPH05184627A/ja active Pending
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