JP2603021Y2 - 手動走行車輌 - Google Patents
手動走行車輌Info
- Publication number
- JP2603021Y2 JP2603021Y2 JP1993056642U JP5664293U JP2603021Y2 JP 2603021 Y2 JP2603021 Y2 JP 2603021Y2 JP 1993056642 U JP1993056642 U JP 1993056642U JP 5664293 U JP5664293 U JP 5664293U JP 2603021 Y2 JP2603021 Y2 JP 2603021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- seat member
- storage bag
- bag
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手動走行車輌、特に、
収納袋を有する手動走行車輌に関する。
収納袋を有する手動走行車輌に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ショッピングカートや老人
用歩行補助器等の手動走行車輌は、一般に、下端部に車
輪を有し上端部にハンドルを有するフレームと、フレー
ムに保持された収納袋とを有している。また、老人用歩
行補助器には、収納袋の上部に着座可能な着座部が設け
られているものがある。この種の手動走行車両は、ハン
ドルを手で握って押すことにより走行する。
用歩行補助器等の手動走行車輌は、一般に、下端部に車
輪を有し上端部にハンドルを有するフレームと、フレー
ムに保持された収納袋とを有している。また、老人用歩
行補助器には、収納袋の上部に着座可能な着座部が設け
られているものがある。この種の手動走行車両は、ハン
ドルを手で握って押すことにより走行する。
【0003】従来のショッピングカートは、購買した品
物を収納するための収納袋が付いているだけなので、疲
れたときに収納袋上に腰を掛けることができない。ま
た、歩行補助器として、着座部が収納袋上に設けられて
いるものでは、疲れたときに腰を掛けることはできる。
しかし、着座できるようにするために着座部の高さが低
いので、収納袋の収納容積を大きく確保できない。
物を収納するための収納袋が付いているだけなので、疲
れたときに収納袋上に腰を掛けることができない。ま
た、歩行補助器として、着座部が収納袋上に設けられて
いるものでは、疲れたときに腰を掛けることはできる。
しかし、着座できるようにするために着座部の高さが低
いので、収納袋の収納容積を大きく確保できない。
【0004】本考案の目的は、着座可能とし、しかも収
納能力を向上させることにある。
納能力を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る手動走行車
輌は、フレームと座面部材と収納袋部材とを備えてい
る。フレームは、下端部に前輪及び後輪を有し、上端部
にハンドルを有している。座面部材は、フレームの中央
部に、上方向に伸びる縦姿勢と横方向に伸びる横姿勢と
の間で回動自在に連結されている。収納袋部材は、座面
部材の下方においてフレームに保持され、上部が座面部
材に連結されて座面部材の回動に伴い上下に伸縮する。
輌は、フレームと座面部材と収納袋部材とを備えてい
る。フレームは、下端部に前輪及び後輪を有し、上端部
にハンドルを有している。座面部材は、フレームの中央
部に、上方向に伸びる縦姿勢と横方向に伸びる横姿勢と
の間で回動自在に連結されている。収納袋部材は、座面
部材の下方においてフレームに保持され、上部が座面部
材に連結されて座面部材の回動に伴い上下に伸縮する。
【0006】
【作用】本発明に係る手動走行車輌では、座面部材を縦
姿勢に回動すると、座面部材に上部が連結された収納袋
部材が上方に伸びる。これにより、収納容積が大きくな
り、収容能力が向上する。また、座面部材を横姿勢に回
動すると、収納袋部材が下方に縮むと同時に、座面部材
上に着座可能になる。
姿勢に回動すると、座面部材に上部が連結された収納袋
部材が上方に伸びる。これにより、収納容積が大きくな
り、収容能力が向上する。また、座面部材を横姿勢に回
動すると、収納袋部材が下方に縮むと同時に、座面部材
上に着座可能になる。
【0007】
【実施例】図1において、本考案の一実施例による手動
走行車輌であるショッピングカート1は、下肢の不自由
な身体障害者や老齢者等の歩行の補助をも行うことがで
きるものである。このショッピングカート1は、フレー
ム2と、フレーム2の中央部に回動可能に連結された座
面部材3と、座面部材3の下方においてフレーム2に保
持された収納袋4とを有している。
走行車輌であるショッピングカート1は、下肢の不自由
な身体障害者や老齢者等の歩行の補助をも行うことがで
きるものである。このショッピングカート1は、フレー
ム2と、フレーム2の中央部に回動可能に連結された座
面部材3と、座面部材3の下方においてフレーム2に保
持された収納袋4とを有している。
【0008】フレーム2は、図2に示すように、上端部
にコ字状のハンドル10を有している。また、フレーム
2は、ハンドル10の両端部から斜め下方に延びる主フ
レーム13と、主フレーム13の中間部から斜め後方に
延びる後脚部材14と、中間部から前方に水平に延びた
後に斜め下方に折れ曲がる前脚部材15とを有してい
る。主フレーム13の途中には、主フレーム13を軸方
向に移動可能に支持する筒状部材16が配置されてい
る。この筒状部材16に、後脚部材14、前脚部材15
及び座面部材3が回動可能に連結されている。前脚部材
15の水平部上には、横姿勢の座面部材3を載せて支持
するための支持部材17が配置されている。
にコ字状のハンドル10を有している。また、フレーム
2は、ハンドル10の両端部から斜め下方に延びる主フ
レーム13と、主フレーム13の中間部から斜め後方に
延びる後脚部材14と、中間部から前方に水平に延びた
後に斜め下方に折れ曲がる前脚部材15とを有してい
る。主フレーム13の途中には、主フレーム13を軸方
向に移動可能に支持する筒状部材16が配置されてい
る。この筒状部材16に、後脚部材14、前脚部材15
及び座面部材3が回動可能に連結されている。前脚部材
15の水平部上には、横姿勢の座面部材3を載せて支持
するための支持部材17が配置されている。
【0009】後脚部材14及び前脚部材15と、主フレ
ーム13とは、リンク18,19によりそれぞれ連結さ
れている。リンク18,19の相互連結部分は主フレー
ム13の下端に連結されている。後脚部材14の先端に
は後輪12が、前脚部材15の先端には前輪11がそれ
ぞれ回転自在に設けられている。なお、後輪12にはブ
レーキ機構(図示せず)が装着されている。また、前輪
11はキャスター形式であり、自在に旋回可能である。
ーム13とは、リンク18,19によりそれぞれ連結さ
れている。リンク18,19の相互連結部分は主フレー
ム13の下端に連結されている。後脚部材14の先端に
は後輪12が、前脚部材15の先端には前輪11がそれ
ぞれ回転自在に設けられている。なお、後輪12にはブ
レーキ機構(図示せず)が装着されている。また、前輪
11はキャスター形式であり、自在に旋回可能である。
【0010】座面部材3は、図2に示す縦姿勢と図4に
示す横姿勢との間で回動自在である。座面部材3は、筒
状部材16に回動自在に支持されたコ字状のパイプフレ
ーム20と、パイプフレームに固定された座板21とを
有している。この座面部材3は、後述する収納袋4の前
蓋内に装着されている。収納袋4は、図1に示すよう
に、フレーム2内に保持された袋本体30と、袋本体3
0の主フレーム13より前側を覆う前蓋31と、後方を
覆う後蓋32とを有している。袋本体30はその上部
に、座面部材3の回動により上下に伸縮する伸縮部33
を有している。伸縮部33の上端縁を含む袋本体30の
上端には袋開口35が設けられている。
示す横姿勢との間で回動自在である。座面部材3は、筒
状部材16に回動自在に支持されたコ字状のパイプフレ
ーム20と、パイプフレームに固定された座板21とを
有している。この座面部材3は、後述する収納袋4の前
蓋内に装着されている。収納袋4は、図1に示すよう
に、フレーム2内に保持された袋本体30と、袋本体3
0の主フレーム13より前側を覆う前蓋31と、後方を
覆う後蓋32とを有している。袋本体30はその上部
に、座面部材3の回動により上下に伸縮する伸縮部33
を有している。伸縮部33の上端縁を含む袋本体30の
上端には袋開口35が設けられている。
【0011】蓋31,32は、それぞれ、前方及び後方
に持ち上げられるように、筒状部材16の近傍において
袋本体30に取り付けられている。前蓋31は、後蓋3
2に連なる基端部31aと、基端部31aに連なる先端
部31bとからなり、基端部31aは袋状に形成されて
いる。この基端部31a内に座面部材3が装着されてい
る。基端部31aの両側部は、筒状部材16から左右に
突出した係合ピン34に係合する係合孔が設けられた係
合部31cを有している。また、基端部31aの側部が
伸縮部33に連結されている。そして、図1の状態では
先端部31bが袋開口35を閉じている。図1の状態で
は、先端部31bは座面部材3の上端を中心に回動可能
であり、これによって開口35が開閉される。
に持ち上げられるように、筒状部材16の近傍において
袋本体30に取り付けられている。前蓋31は、後蓋3
2に連なる基端部31aと、基端部31aに連なる先端
部31bとからなり、基端部31aは袋状に形成されて
いる。この基端部31a内に座面部材3が装着されてい
る。基端部31aの両側部は、筒状部材16から左右に
突出した係合ピン34に係合する係合孔が設けられた係
合部31cを有している。また、基端部31aの側部が
伸縮部33に連結されている。そして、図1の状態では
先端部31bが袋開口35を閉じている。図1の状態で
は、先端部31bは座面部材3の上端を中心に回動可能
であり、これによって開口35が開閉される。
【0012】次に、ショッピングカート1の使用方法に
ついて説明する。このショッピングカート1を、買い物
に使用する際には、座面部材3を図2に示す縦姿勢にす
る。すると、図1に示すように前蓋31が起立して、袋
本体30の伸縮部33が上方に伸びる。そして前蓋31
の先端部31bが袋本体30の開口35を覆う位置に配
置される。この状態で、係合ピン34に係合部31cの
係合孔を係止する。これにより、袋本体30の容積が増
し、収納能力が増大する。
ついて説明する。このショッピングカート1を、買い物
に使用する際には、座面部材3を図2に示す縦姿勢にす
る。すると、図1に示すように前蓋31が起立して、袋
本体30の伸縮部33が上方に伸びる。そして前蓋31
の先端部31bが袋本体30の開口35を覆う位置に配
置される。この状態で、係合ピン34に係合部31cの
係合孔を係止する。これにより、袋本体30の容積が増
し、収納能力が増大する。
【0013】一方、ショッピングカート1を着座用に使
用する際には、係合ピン34から係合部31cを外し、
座面部材3を図4に示す横姿勢にする。この結果、図3
に示すように、前蓋31の先端部31bが袋本体30の
前部で下方に垂れ下がり、前蓋31の基端部31aが水
平状態になる。この状態では、基端部31a内に座面部
材3が装着されており、座面部材3が支持部材17で水
平に支持されいるので、基端部31a上に着座可能にな
る。このとき袋本体30の伸縮部33は折り畳まれる。
この状態でも収納袋4内には、物品を収納可能である。
用する際には、係合ピン34から係合部31cを外し、
座面部材3を図4に示す横姿勢にする。この結果、図3
に示すように、前蓋31の先端部31bが袋本体30の
前部で下方に垂れ下がり、前蓋31の基端部31aが水
平状態になる。この状態では、基端部31a内に座面部
材3が装着されており、座面部材3が支持部材17で水
平に支持されいるので、基端部31a上に着座可能にな
る。このとき袋本体30の伸縮部33は折り畳まれる。
この状態でも収納袋4内には、物品を収納可能である。
【0014】なお、後蓋32を開ければ、たとえばゲー
トボールのスティックのような長尺物を収納できる。
トボールのスティックのような長尺物を収納できる。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る手動走行車輌では、座面部
材を縦姿勢にすることにより収納能力が向上し、横姿勢
に回動することにより着座可能となる。
材を縦姿勢にすることにより収納能力が向上し、横姿勢
に回動することにより着座可能となる。
【図1】本考案の一実施例としてのショッピングカート
の斜視図。
の斜視図。
【図2】図1の状態におけるフレームの斜視図。
【図3】前記ショッピングカートの一動作状態を示す斜
視図。
視図。
【図4】図3の状態におけるフレームの斜視図。
1 ショッピングカート 2 フレーム 3 座面部材 4 収納袋 10 ハンドル 11 前輪 12 後輪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−128762(JP,A) 特開 平3−128761(JP,A) 実開 昭58−70957(JP,U) 実開 昭55−119254(JP,U) 実開 昭59−113257(JP,U) 実開 昭63−52663(JP,U) 実開 昭49−68151(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 3/00 B62B 3/02 B62B 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】下端部に前輪及び後輪を有し、上端部にハ
ンドルを有するフレームと、 前記フレームの中央部に、上方向に伸びる縦姿勢と横方
向に伸びる横姿勢との間で回動自在に連結された座面部
材と、 前記座面部材の下方において前記フレームに保持され、
上部が前記座面部材に連結されて前記座面部材の回動に
伴い上下に伸縮する収納袋部材と、 を備えた手動走行車輌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056642U JP2603021Y2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 手動走行車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056642U JP2603021Y2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 手動走行車輌 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724679U JPH0724679U (ja) | 1995-05-09 |
JP2603021Y2 true JP2603021Y2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13033001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993056642U Expired - Lifetime JP2603021Y2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 手動走行車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603021Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6295214B2 (ja) * | 2015-02-02 | 2018-03-14 | 株式会社幸和製作所 | 手押し車およびバッグ |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP1993056642U patent/JP2603021Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724679U (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |