JP2001220792A - 住宅用排水システム - Google Patents

住宅用排水システム

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JP2001220792A
JP2001220792A JP2000029128A JP2000029128A JP2001220792A JP 2001220792 A JP2001220792 A JP 2001220792A JP 2000029128 A JP2000029128 A JP 2000029128A JP 2000029128 A JP2000029128 A JP 2000029128A JP 2001220792 A JP2001220792 A JP 2001220792A
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Yasuyuki Omichi
康之 大道
Satoru Ichinosawa
哲 市野沢
Takeshi Tokumaru
武司 徳丸
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物の外周基礎に形成する貫通孔が少なくて済
み、建物の基礎の強度低下が生じず、排水管路内の点検
や清掃などの維持管理を容易に行えるとともに、掘削工
事などの土工費用を大幅に削減でき、狭小な宅地であっ
ても有効に活用できる住宅用排水システムを提供するこ
と。 【解決手段】複数の流入側受け口82と1個の流出側受
け口83を有する集水桝8が建物2の床下に配置され、
集水桝8の各受け口82に、建物内に設置された各種排
水設備21〜25に接続されている排水枝管51の流出
側端部が接続され、集水桝8の受け口83と接続されて
いる排水主管3の下流側端部が建物2の外周基礎4の外
側地中に埋設された排水桝6の流入側受け口61と接続
され、排水桝6の流出側受け口62と接続されている排
水主管3Aの下流側端部が公共桝7の流入側接続部と接
続されている住宅用排水システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用排水システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アパートなどの小規模集合住宅や
個人用住宅では、図10に示すように、建物2内に設置
された台所25,トイレ21,洗面所22,洗濯機2
3,浴室24などの各種排水設備にて発生した排水は、
それぞれの排水設備に接続された各排水枝管51を通じ
て建物の外側に埋設配管された各排水桝6に流れ込み、
この排水桝6間を接続している宅地内の排水管路3を通
じて公共桝7に流れ込み、この公共桝7を経て公道下に
埋設された下水本管へ排水される排水システムとなって
いる。
【0003】ところで、上記従来の排水システムの場
合、宅地1内の排水管路3は建物2の基礎3の外側に埋
設配管されており、この排水管路3の曲がり部や合流部
に各種タイプの排水桝が設置されるようになっている。
この排水桝としては、たとえばポリプロピレン樹脂製の
ものや硬質塩化ビニル樹脂製のものが用いられている。
これらの排水桝の立ち上がり口径は、一般的には、ポリ
プロピレン樹脂製のものでは約300mm、一方、硬質
塩化ビニル樹脂製のものでは約150〜200mmであ
る。
【0004】このように、従来の排水システムでは、建
物の外郭と宅地の境界との間に、建物の外郭に沿って排
水管路を埋設配管するとともに、この排水管路の途中
に、各各種排水設備に接続したそれぞれの排水枝管の端
部が接続される排水桝を設置するための空間が必要であ
る。このため、宅地の狭小化によって、排水桝の設置が
困難になってくるという問題があった。
【0005】このような問題を解消する住宅用の排水シ
ステムとして、特開平10−331221号公報におい
て、建物の床下に配管され、建物内の各排水設備にそれ
ぞれ接続した排水枝管と、建物の外方に建物の外郭に沿
って宅地内に配管され、前記排水枝管を接続する流入枝
管口を有する排水桝を接続した排水管とを備え、前記排
水枝管は、ほぼ同一方向に向けて建物の外側に導出して
宅地内に配管された前記排水管に接続されている排水桝
の流入枝管口に接続し、前記排水枝管は、建物の床下に
向けて配管した縦枝管部と、床下に下流側を下方に向け
た勾配をもって配管された横枝管部および縦枝管部と横
枝管部とを接続する湾曲枝管部とにてそれぞれ形成し、
前記各排水管の少なくとも各湾曲枝管部をフレキシブル
管にてそれぞれ形成した住宅用の排水配管装置が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−331221号公報に開示の排水配管装置の
場合は、各排水設備に接続された排水枝管を形成してい
る横枝管部のそれぞれを建物の基礎を貫通させて排水桝
の流入枝管口と接続させなければならない。このため、
建物の基礎が局部的に強度低下を生じたり、あるいは、
貫通部の水密処理に手間を要するという問題があった。
また、各横枝管部の端部と排水桝の流入枝管口との接続
作業も工数を要するという問題があった。
【0007】本発明の目的は、建物の外周基礎や内側基
礎に形成する貫通孔が少なくて済み、その結果、建物の
基礎の強度低下が生じず、排水管路内の点検や清掃など
の維持管理を容易に行え、しかも、掘削工事などの土工
費用を大幅に削減することができる住宅用排水システム
を提供することである。
【0008】また、本発明の目的は、狭小な宅地であっ
ても、宅地を有効に活用できる住宅用排水システムを提
供することである。
【0009】さらに、本発明の目的は、集水桝の設置場
所が決まることで、配管ルートが明確になり、プレハブ
配管が可能となる住宅用排水システムを提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、建物の床下に、複数の流入側接続部と1個の流出側
接続部を有する集水桝が配置され、この集水桝の各流入
側接続部に、建物内に設置されている各種排水設備に接
続されている排水枝管の流出側端部が接続されるととも
に、集水桝の流出側接続部と接続されている排水主管の
下流側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設されてい
る排水桝の流入側接続部と接続され、この排水桝の流出
側接続部と接続されている排水主管の下流側端部が公共
桝の流入側接続部と接続されている住宅用排水システム
である。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、集水桝の流出側接続部と
接続されている排水主管が透明なものである。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の外周基礎を貫通し
て屋外に突出している排水主管の下流側端部と、建物の
外周基礎の外側地中に埋設されている排水桝の流入側接
続部との間が、掃除口を有する管継手を介して接続され
ているものである。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の外周基礎の内側に
て、排水主管の下流側端部に、掃除口を有する管継手の
流入側接続部が接続され、この管継手の流出側接続部に
接続されている継手部材が建物の外周基礎を貫通して屋
外に突出され、この継手部材の流出側端部が建物の外周
基礎の外側地中に埋設されている排水桝の流入側接続部
と接続されているものである。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、トイレに接続されている
排水枝管の下流側端部が建物の外周基礎を貫通して屋外
に突出され、この排水枝管の下流側端部が、排水桝の流
出側接続部と公共桝の流入側接続部との間を接続してい
る排水主管の途中に配管接続されている合流タイプの排
水桝の分岐流入側接続部と接続されているものである。
【0015】(作用)請求項1記載の本発明の住宅用排
水システムでは、複数の流入側接続部と1個の流出側接
続部を有する集水桝が建物の床下に配置され、この集水
桝の各流入側接続部に、建物内に設置されている各種排
水設備に接続されている排水枝管の流出側端部が接続さ
れるとともに、集水桝の流出側接続部と接続されている
排水主管の下流側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋
設された排水桝の流入側接続部と接続され、この排水桝
の流出側接続部と接続されている排水主管の下流側端部
が公共桝の流入側接続部と接続されているので、建物の
外周基礎に形成する貫通孔が少なくて済み、建物の外周
基礎の強度低下が生じない。
【0016】また、排水主管は建物の床下に露出配管さ
れているので、掘削工事などの土工費用を削減できると
ともに、排水主管の部分的補修を、たとえばやり取り継
手などを用いて容易に行うことができる。しかも、建物
の外周基礎の外側の宅地内に埋設する排水桝は一つで済
むので、材料費や施工費を削減できる。
【0017】さらに、建物内の各種排水設備に接続され
ている排水枝管の流出側端部を、集水桝の各流入側接続
部と接続することで、各種排水設備との間の配管接続を
行えるので、配管工事費用を削減することができる。ま
た、集水桝の設置場所が決まることによって配管ルート
が明確になり、作業者が配管現場にて現場合わせを行う
必要がなく、プレハブ配管が可能となる。その結果、配
管施工もスムーズに行え、かつ、配管作業者による施工
差も解消される。
【0018】また、従来のように、建物の外周基礎の外
側の宅地内に排水主管や多数の排水桝を埋設する必要が
ないので、狭小な宅地であっても、宅地を有効に活用で
きる。
【0019】請求項2記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管が透明なものであるので、建物の床下
に作業者が入り込むか、あるいは、床面に設けた開口部
を利用することで、排水主管内の点検を外部から目視に
て容易に行える。
【0020】請求項3記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎を貫通して屋外に突出している
排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地中に
埋設された排水桝の流入側接続部との間が、掃除口を有
する管継手を介して接続されているので、この管継手の
掃除口を通じて排水主管内の清掃などの維持管理を容易
に行うことができる。
【0021】請求項4記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側にて、掃除口を有する管
継手の流入側接続部が排水主管の下流側端部に接続さ
れ、この管継手の流出側接続部に接続された継手部材が
建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この継手部
材の流出側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設され
た排水桝の流入側接続部と接続されているので、建物の
床面に設けた開口部を利用して、排水主管に接続された
管継手の掃除口を通じて排水主管内の清掃などの維持管
理を容易に行うことができる。
【0022】請求項5記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、トイレに接続されている排水枝管の下流側端部
が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この排水
枝管の下流側端部が、排水桝の流出側接続部と公共桝の
流入側接続部との間を接続している排水主管の途中に配
管接続された合流タイプの排水桝の分岐流入側接続部と
接続されているので、汚物などを含んだトイレの汚水を
別系統にて、建物の外周基礎の外側地中に外周基礎に沿
って埋設されている排水主管に排水することができる。
このため、トイレ以外の排水設備から各排水枝管を通じ
て集水桝内に流れ込む排水の排水特性はなんら影響を受
けることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の住宅用排水システ
ムの第1実施例を示す模式説明図、図2は図1の要部を
示す横断面図、図3は図2における排水主管の支持構造
を示す縦断面図である。
【0024】図1において、2は宅地1内に建てられて
いる建物である。建物2の床下の外周基礎4の内側の防
湿コンクリートあるいは盛土46上に集水桝8が配置さ
れている。この集水桝8は硬質塩化ビニル樹脂製のもの
であり、図3に示すように、有底円筒状のます本体81
の壁部に5個の流入側受け口82と1個の流出側受け口
83とが一体に突設され、ます本体81の上端開口には
蓋84が着脱自在に装着されている。集水桝8の流入側
および流出側の受け口82,83の口径はそれぞれ30
〜75mm、100mmである。
【0025】集水桝8の各受け口82に、建物2内に設
置されているトイレ21,洗面所22,洗濯機23,浴
室24,台所25などの排水設備に接続されている各排
水枝管51の流出側端部が接着接続されている。なお、
トイレ21と接続されている排水枝管51は、図2に示
すように、内側基礎41に設けられた孔41aを貫通し
て配管されている。なお、各排水枝管51の一部は蛇腹
状あるいは螺旋状とされ、曲げ配管ができるように可撓
性が付与されている。
【0026】集水桝8と台所25との間は、図2に示す
ように、排水枝管51がL字状に配管されて接続されて
おり、この排水枝管51の曲がり部には90度大曲りY
継手52が接着接続され、このY継手52の受け口内に
栓体53が着脱自在に装着されて掃除口とされている。
この栓体53の形状はY継手52内にスムーズな流路が
形成されるようになされている。
【0027】同様に、集水桝8と浴室24との間を接続
している排水枝管51の曲がり部にも90度大曲りY継
手52が接着接続され、このY継手52の受け口内に上
記と同一の栓体53が着脱自在に装着されて掃除口とさ
れている。
【0028】このように、浴室24および台所25と集
水桝8との間を接続している両排水枝管51の曲がり部
に掃除口を設けることによって、この掃除口を通じて両
排水枝管51内の点検や掃除を行えるようになってい
る。
【0029】なお、曲がり部に90度大曲りY継手52
を配管接続する代わりに、各排水枝管51の直線部にT
字状あるいはY字状の三方管継手を接続し、この管継手
の分岐部の開口端内に栓体を装着し、この栓体を取り外
して、各排水枝管51内の点検や清掃を行えるようにし
てもよい。
【0030】そして、集水桝8の流出側受け口82に排
水主管3の上流側端部が接着接続され、この排水主管3
の下流側端部が建物2の外周基礎4の外側地中に埋設さ
れた排水桝6の流入側受け口61と接着接続され、この
排水桝6の流出側受け口62に排水主管3Aが接着接続
され、この排水主管3Aの下流側端部が公共桝7の流入
側受け口と接着接続され、この公共桝7を通じて建物2
内の各排水設備21〜25にて生じた排水が下水道本管
(図示せず)に排水されるようになっている。なお、排
水主管3,3Aはともに口径100mmの灰色に着色し
た不透明な硬質塩化ビニル樹脂製のものである。
【0031】外周基礎4の孔4aを貫通して屋外に突出
されている排水主管3の下流側先端と、建物2の外周基
礎4の外側地中に埋設された排水桝6の流入側受け口6
1との間は、図5に示すように、90度大曲りY継手3
4,短管35および90度エルボ継手36を介して接着
接続されている。90度大曲りY継手34の上端受け口
341内には栓体342が着脱自在に装着されている。
【0032】地表面に露出している90度大曲りY継手
34は配管カバー34aにて覆われて保護されている。
排水桝6の流出側受け口62には排水管3Aの一端部が
接続され、この排水管3Aの他端部が公共桝7の流入側
接続部と接続されている。排水桝6の上端受け口63に
は短管64の下端が接続され、この短管64の上端に掃
除口用の蓋65が着脱自在に装着されている。
【0033】このようにすることで、床下に作業者が入
り込むか、あるいは、床面に設けた開口部(図示せず)
を利用して排水主管3内の点検や掃除を行える。
【0034】なお、図2の実施例では、排水主管3とし
て、灰色に着色した不透明な硬質塩化ビニル樹脂管を用
いたが、たとえば透明な硬質塩化ビニル樹脂管を用いる
ことも可能である。排水主管3を透明なものとすること
によって、排水管路内の点検を外部から目視にて行うこ
とが可能となり、排水管路の点検作業を作業性よく簡単
に行える。なお、排水主管3の断面形状は円形に限定さ
れず、卵形であってもよい。
【0035】その際、トイレ21,洗面所22,洗濯機
23,浴室24,台所25などの排水設備に接続されて
いる各排水枝管51も透明な硬質塩化ビニル樹脂管とし
てもよい。また、集水桝8を透明なものとしてもよい。
あるいは、排水主管3と各排水枝管51を不透明なもの
とし、集水桝8を透明なものとしてもよい。各排水枝管
51は内面が平滑な蛇腹管や螺旋管などの可撓性管であ
ってもよい。
【0036】上記図2の実施例では、排水管路を構成し
ている排水主管3,集水桝8,排水枝管51などを硬質
塩化ビニル樹脂製のものとしたが、ポリエチレン樹脂製
のものとしてもよい。その際、接続方式としては、ゴム
輪方式、融着方式、溶着方式などを採用すればよい。
【0037】また、掃除口を有している90度大曲りY
継手34を建物2の外周基礎4の外側に露出させて配管
接続したが、図6に示すように、外周基礎4の内側に形
成した防湿コンクリート46の一部に窪み部461を形
成し、この窪み部461を利用して、90度大曲りY継
手34を建物2の外周基礎4の内側に配管接続するよう
にしてもよい。なお、図6において、図6と同一部材に
ついては同一符号を付している。
【0038】さらに、上記集水桝として、図4に示すよ
うに、円筒状のます本体81aの下端部を縮径して流出
側差し口83を設けたドロップタイプの集水桝8Aを用
いることも可能である。このドロップ集水桝8Aを建物
2の床下に設置する場合、ます本体81aの上下方向の
高さの程度にもよるが、ます本体81aの一部を床下の
地中に埋設するようにしてもよい。その際、集水桝8A
の流出側差し口83と排水主管3の上流側端部とを90
度エルボ継手を介して接続すればよい。そして、排水主
管3は地中に埋設された状態で外周基礎4を貫通し、あ
るいは、外周基礎4の下側を迂回して排水桝6と接続さ
れることになる。
【0039】図7は本発明の住宅用排水システムの第2
実施例の要部を示す拡大説明図である。この第2実施例
では、図7に示すように、トイレ21に接続されている
排水枝管51の下流側端部を建物2の長片側の外周基礎
4を貫通して屋外に突出させ、この排水枝管51の下流
側端部を、排水桝6の流出側受け口62と公共桝の流入
側接続部との間を接続している排水主管3Aの途中に接
続した90度合流タイプの排水桝6Aの分岐流入側の受
け口63Aと接続した以外は、上記第1実施例と同一で
あるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。なお、この場合、集水桝8として、ます本体81の
壁部に4個の流入側受け口82を有するものを用いてい
る。
【0040】この第2実施例の場合、トイレ21と接続
している排水枝管51の下流側端部を、排水桝6と公共
桝7との間を接続している排水主管3Aの途中に配管接
続した排水桝6Aの分岐流入側の受け口63Aと接続し
ているので、汚物などを含んだトイレの汚水は別系統に
て排水主管3Aに排水されることになり、集水桝8内に
流れ込むトイレ21以外の各排水設備22〜25からの
排水の排水特性はなんら影響を受けない。
【0041】なお、上記第1実施例では、各排水設備2
1〜25からの排水を各排水枝管51を通じて集水桝8
に独立して合流させるようにしたが、たとえば図8に示
すように、洗面所22からの排水と洗濯機23からの排
水とを合流させて1本の排水枝管51を通じて集水桝8
に排水するようにしてもよい。
【0042】また、上記第2実施例では、トイレ21以
外の各排水設備22〜25からの排水を各排水枝管51
を通じて集水桝8に独立して合流させるようにしたが、
たとえば図9に示すように、洗面所22からの排水と洗
濯機23からの排水を合流させて1本の排水枝管51を
通じて集水桝8に排水するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、複数の流入側接続部と1個の流出側接続部を
有する集水桝が建物の床下に配置され、この集水桝の各
流入側接続部に、建物内に設置された各種排水設備に接
続されている排水枝管の流出側端部が接続されるととも
に、集水桝の流出側接続部と接続されている排水主管の
下流側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設された排
水桝の流入側接続部と接続され、この排水桝の流出側接
続部と接続されている排水主管の下流側端部が公共桝の
流入側接続部と接続されているので、建物の外周基礎に
形成する貫通孔が一箇所で済み、建物の外周基礎の強度
低下が生じない。
【0044】また、排水主管は建物の床下に露出配管さ
れているので、掘削工事などの土工費用を削減できる。
そして、排水主管が建物の床下に露出配管されているこ
とで、排水主管の部分的補修を、たとえばやり取り継手
などを用いて容易に行うことができる。しかも、建物の
外周基礎の外側の宅地内に埋設する排水桝は一つで済む
ので、材料費や施工費を削減できる。
【0045】さらに、建物内の各種排水設備に接続され
ている排水枝管の流出側端部を、集水桝の各流入側接続
部と接続することで、各種排水設備との間の配管接続を
行えるので、配管工事費用を削減することができる。ま
た、集水桝の設置場所が決まることによって、配管ルー
トが明確になり、プレハブ配管が可能となる。その結
果、配管作業者による施工差も解消される。さらに、集
水桝が配置される場所を選択することによって、内側基
礎を貫通させることなく、集水桝と各種排水設備との間
を各排水枝管にて接続することができる。
【0046】また、従来のように、建物の外周基礎の外
側の宅地内に排水主管や多数の排水桝を埋設する必要が
ないので、狭小な宅地であっても、宅地を有効に活用で
きる。
【0047】請求項2記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管が透明なものであるので、建物の床下
に作業者が入り込むか、あるいは、床面に設けた開口部
を利用することで、排水主管内の点検を外部から目視に
て容易に行える。
【0048】請求項3記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎を貫通して屋外に突出している
排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地中に
埋設された排水桝の流入側接続部との間が、掃除口を有
する管継手を介して接続されているので、建物の外側か
ら管継手の掃除口を通じて排水主管内の清掃などの維持
管理を容易に行うことができる。
【0049】請求項4記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側にて、排水主管の下流側
端部に、掃除口を有する管継手の流入側接続部が接続さ
れ、この管継手の流出側接続部に接続された継手部材が
建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この継手部
材の流出側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設され
た排水桝の流入側接続部と接続されているので、建物の
床面に設けた開口部を利用して、排水主管に接続されて
いる管継手の掃除口を通じて排水主管内の清掃などの維
持管理を容易に行うことができる。
【0050】請求項5記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、トイレに接続されている排水枝管の下流側端部
が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この排水
枝管の下流側端部が、排水桝の流出側接続部と公共桝の
流入側接続部との間を接続している排水主管の途中に配
管接続された合流タイプの排水桝の分岐流入側接続部と
接続されているので、汚物などを含んだトイレの汚水を
別系統にて、建物の外周基礎の外側地中に外周基礎に沿
って埋設されている排水主管に排水することができる。
このため、トイレ以外の排水設備から各排水枝管を通じ
て集水桝内に流れ込む排水の排水特性はなんら影響を受
けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式説明図である。
【図2】図1の要部を示す横断面図である。
【図3】図2における集水桝を示す平面図および正面図
である。
【図4】図3の集水桝の変形例を示す平面図および正面
図である。
【図5】図2の要部を示す拡大説明図である。
【図6】図5の変形例を示す拡大説明図である。
【図7】本発明の第2実施例の要部を示す横断面図であ
る。
【図8】図2の変形例を示す模式説明図である。
【図9】図7の変形例を示す模式説明図である。
【図10】従来の住宅用排水システムを示す模式説明図
である。
【符号の説明】
1 敷地(宅地) 2 建物 21 トイレ 22 洗面所 23 洗濯機 24 浴室 25 台所 3,3A 排水主管 4 外周基礎 4a,4b,4c,4d 孔 41 内側基礎 45 根太 46 防湿コンクリート 51 排水枝管 52 90度大曲りY継手 53 栓体 6 排水桝 61 流入側受け口 7 公共桝 8 集水桝 82 流入側受け口 83 流出側受け口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市野沢 哲 埼玉県朝霞市根岸台3−15−1 セキスイ 管材テクニックス株式会社内 (72)発明者 徳丸 武司 埼玉県朝霞市根岸台3−15−1 積水化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2D061 AA05 AC07 2D063 BA15 BA16 3H019 BA44 DA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の床下に、複数の流入側接続部と1個
    の流出側接続部を有する集水桝が配置され、この集水桝
    の各流入側接続部に、建物内に設置されている各種排水
    設備に接続されている排水枝管の流出側端部が接続され
    るとともに、集水桝の流出側接続部と接続されている排
    水主管の下流側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設
    されている排水桝の流入側接続部と接続され、この排水
    桝の流出側接続部と接続されている排水主管の下流側端
    部が公共桝の流入側接続部と接続されていることを特徴
    とする住宅用排水システム。
  2. 【請求項2】集水桝の流出側接続部と接続されている排
    水主管が透明なものである請求項1記載の住宅用排水シ
    ステム。
  3. 【請求項3】建物の外周基礎を貫通して屋外に突出して
    いる排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地
    中に埋設されている排水桝の流入側接続部との間が、掃
    除口を有する管継手を介して接続されている請求項1記
    載の住宅用排水システム。
  4. 【請求項4】建物の外周基礎の内側にて、排水主管の下
    流側端部に、掃除口を有する管継手の流入側接続部が接
    続され、この管継手の流出側接続部に接続されている継
    手部材が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、こ
    の継手部材の流出側端部が建物の外周基礎の外側地中に
    埋設されている排水桝の流入側接続部と接続されている
    請求項1記載の住宅用排水システム。
  5. 【請求項5】トイレに接続されている排水枝管の下流側
    端部が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この
    排水枝管の下流側端部が、排水桝の流出側接続部と公共
    桝の流入側接続部との間を接続している排水主管の途中
    に配管接続されている合流タイプの排水桝の分岐流入側
    接続部と接続されている請求項1記載の住宅用排水シス
    テム。
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