JP2001220790A - 住宅用排水システム - Google Patents

住宅用排水システム

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JP2001220790A
JP2001220790A JP2000029115A JP2000029115A JP2001220790A JP 2001220790 A JP2001220790 A JP 2001220790A JP 2000029115 A JP2000029115 A JP 2000029115A JP 2000029115 A JP2000029115 A JP 2000029115A JP 2001220790 A JP2001220790 A JP 2001220790A
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Japan
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drainage
pipe
building
outer peripheral
outflow
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Application number
JP2000029115A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Omichi
康之 大道
Motomune Sasaki
基宗 佐々木
Takeshi Tokumaru
武司 徳丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建物の基礎に形成する貫通孔が一箇所で済み、
建物の基礎の強度低下が生じず、排水管路内の点検や清
掃などの維持管理を容易に行えるとともに、掘削工事な
どの土工費用を大幅に削減でき、狭小な宅地であっても
有効に活用できる住宅用排水システムを提供すること。 【解決手段】建物2の床下に、複数の流入側接続部82
と1個の流出側接続部83を有する集水桝8が配置さ
れ、集水桝6の各流入側接続部82に、互いに近接して
いる各排水設備22〜24に接続されている各排水枝管
51の流出側端部が接続され、集水桝8の流出側接続部
83が、排水短管3aを介して、排水主管3の途中に配
管接続された三方管継手31の分岐流入側接続部と接続
されている住宅用排水システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用排水システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アパートなどの小規模集合住宅や
個人用住宅では、図15に示すように、建物2内に設置
された台所25,トイレ21,洗面所22,洗濯機2
3,浴室24などの各種排水設備にて発生した排水は、
それぞれの排水設備に接続された各排水枝管51を通じ
て建物の外側に埋設配管された各排水桝6に流れ込み、
この排水桝6間を接続している宅地内の排水管路3を通
じて公共桝7に流れ込み、この公共桝7を経て公道下に
埋設された下水本管へ排水される排水システムとなって
いる。
【0003】ところで、上記従来の排水システムの場
合、宅地1内の排水管路3は建物2の基礎3の外側に埋
設配管されており、この排水管路3の曲がり部や合流部
に各種タイプの排水桝が設置されるようになっている。
この排水桝としては、たとえばポリプロピレン樹脂製の
ものや硬質塩化ビニル樹脂製のものが用いられている。
これらの排水桝の立ち上がり口径は、一般的には、ポリ
プロピレン樹脂製のものでは約300mm、一方、硬質
塩化ビニル樹脂製のものでは約150〜200mmであ
る。
【0004】このように、従来の排水システムでは、建
物の外郭と宅地の境界との間に、建物の外郭に沿って排
水管路を埋設配管するとともに、この排水管路の途中
に、各各種排水設備に接続したそれぞれの排水枝管の端
部が接続される排水桝を設置するための空間が必要であ
る。このため、宅地の狭小化によって、排水桝の設置が
困難になってくるという問題があった。
【0005】このような問題を解消する住宅用の排水シ
ステムとして、特開平10−331221号公報におい
て、建物の床下に配管され、建物内の各排水設備にそれ
ぞれ接続した排水枝管と、建物の外方に建物の外郭に沿
って宅地内に配管され、前記排水枝管を接続する流入枝
管口を有する排水桝を接続した排水管とを備え、前記排
水枝管は、ほぼ同一方向に向けて建物の外側に導出して
宅地内に配管された前記排水管に接続されている排水桝
の流入枝管口に接続し、前記排水枝管は、建物の床下に
向けて配管した縦枝管部と、床下に下流側を下方に向け
た勾配をもって配管された横枝管部および縦枝管部と横
枝管部とを接続する湾曲枝管部とにてそれぞれ形成し、
前記各排水管の少なくとも各湾曲枝管部をフレキシブル
管にてそれぞれ形成した住宅用の排水配管装置が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−331221号公報に開示の排水配管装置の
場合は、各排水設備に接続された排水枝管を形成してい
る横枝管部のそれぞれを建物の外周基礎を貫通させて排
水桝の流入枝管口と接続させなければならない。このた
め、建物の外周基礎が局部的に強度低下を生じたり、あ
るいは、貫通部の水密処理に手間を要するという問題が
あった。また、各横枝管部の端部と排水桝の流入枝管口
との接続作業も工数を要するという問題があった。
【0007】本発明の目的は、建物の外周基礎に形成す
る貫通孔が一箇所で済み、その結果、建物の外周基礎の
強度低下が生じず、排水管路内の点検や清掃などの維持
管理を容易に行え、しかも、掘削工事などの土工費用を
大幅に削減することができる住宅用排水システムを提供
することである。
【0008】また、本発明の目的は、狭小な宅地であっ
ても、宅地を有効に活用できる住宅用排水システムを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、建物の床下にて、排水主管が建物の外周基礎の内側
に沿って配管され、この排水主管の所定位置にて、建物
内に設置された各種排水設備に接続されている排水枝管
の流出側端部が接続され、前記排水主管の下流側端部が
建物の外周基礎の外側地中に埋設されている排水桝の流
入側接続部と接続されている住宅用排水システムであっ
て、前記各排水枝管の中で、互いに近接している各排水
設備に接続されている各排水枝管の流出側端部が、床下
にて合流されたのち、前記建物の外周基礎の内側に沿っ
て配管されている排水主管と接続されているものであ
る。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の床下に、複数の流
入側接続部と1個の流出側接続部を有する集水桝が配置
され、この集水桝の各流入側接続部に、互いに近接して
いる各排水設備に接続されている各排水枝管の流出側端
部が接続され、集水桝の流出側接続部が、接続短管を介
して、排水主管の途中に配管接続されている三方管継手
の分岐流入側接続部と接続されているものである。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の外周基礎の内側
に、複数の流入側接続部と1個の流出側接続部を有する
ヘッダーが配置され、このヘッダーの各流入側接続部
に、互いに近接している各排水設備に接続されている各
排水枝管の流出側端部が接続され、ヘッダーの流出側接
続部が、接続短管を介して、排水主管の途中に配管接続
された三方管継手の分岐流入側接続部と接続されている
ものである。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、排水主管の上流側端部に
掃除口用の管継手が接続され、この管継手の開口端に栓
体が着脱自在に装着されているものである。
【0013】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
住宅用排水システムにおいて、掃除口用の管継手の開口
端が建物の外周基礎内面と相対峙され、この開口端に対
応した位置の外周基礎に開口が設けられているものであ
る。
【0014】請求項6記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、排水主管の曲がり部に掃
除口用の三方管継手が接続され、この管継手の開口端内
に栓体が着脱自在に装着されているものである。
【0015】請求項7記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の外周基礎を貫通し
て屋外に突出している排水主管の下流側端部と、建物の
外周基礎の外側地中に埋設されている排水桝の流入側接
続部との間が、掃除口用の管継手を介して接続されてい
るものである。
【0016】請求項8記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、建物の外周基礎の内側に
て、排水主管の下流側端部に掃除口用の管継手の流入側
接続部が接続され、この掃除口用の管継手の流出側接続
部に接続されている継手部材が建物の外周基礎を貫通し
て屋外に突出され、この継手部材の流出側端部が建物の
外周基礎の外側地中に埋設された排水桝の流入側接続部
と接続されているものである。
【0017】請求項9記載の本発明は、請求項1記載の
住宅用排水システムにおいて、排水主管が透明な合成樹
脂製のものである。
【0018】請求項10記載の本発明は、請求項2記載
の住宅用排水システムにおいて、集水桝の流出側接続部
と接続されている接続短管が透明な合成樹脂製のもので
ある。
【0019】請求項11記載の本発明は、請求項3記載
の住宅用排水システムにおいて、ヘッダーの流出側接続
部と接続されている接続短管が透明な合成樹脂製のもの
である。
【0020】請求項12記載の本発明は、請求項3記載
の住宅用排水システムにおいて、ヘッダーが透明な合成
樹脂製のものである。
【0021】請求項13記載の本発明は、請求項3記載
の住宅用排水システムにおいて、ヘッダーが掃除口を有
しているものである。
【0022】(作用)請求項1記載の本発明の住宅用排
水システムでは、排水主管が建物の床下にて建物の外周
基礎の内側に沿って配管され、この排水主管の所定位置
にて、建物内に設置された各種排水設備に接続されてい
る排水枝管の流出側端部が接続され、前記排水主管の下
流側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設されている
排水桝の流入側接続部と接続されているので、建物の外
周基礎に形成する貫通孔が一箇所で済み、建物の外周基
礎の強度低下が生じない。
【0023】また、排水主管は建物の外周基礎の内側に
沿って建物の床下に配管されているので、掘削工事など
の土工費用を削減できる。そして、排水主管が露出配管
されていることで、排水主管の部分的補修を、たとえば
やり取り継手などを用いて容易に行うことができる。し
かも、建物の外周基礎の外側の宅地内に埋設する排水桝
は一つで済むので、材料費や施工費を削減できる。さら
に、従来のように、建物の外周基礎の外側の宅地内に排
水主管や多数の排水桝を埋設する必要がないので、狭小
な宅地であっても、宅地を有効に活用できる。
【0024】また、互いに近接している各排水設備に接
続されている各排水枝管の流出側端部は、床下にて合流
されたのち、建物の外周基礎の内側に沿って配管されて
いる排水主管と接続されているので、同部分の排水管路
をプレハブ化することができ、配管作業を容易に行え
る。そして、同管路の端部にあらかじめ掃除口を設けて
おくことで、その掃除口を通じて同管路内の点検や掃除
も一回で行える。
【0025】請求項2記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の床下に、複数の流入側接続部と1個の流
出側接続部を有する集水桝が配置され、この集水桝の各
流入側接続部に、互いに近接している各排水設備に接続
されている各排水枝管の流出側端部が接続され、集水桝
の流出側接続部が、接続短管を介して、排水主管の途中
に配管接続されている三方管継手の分岐流入側接続部と
接続されているので、建物内の各種排水設備に接続され
ている排水枝管の流出側端部を、集水桝の各流入側接続
部と接続することで、一箇所にて各種排水設備との間の
配管接続を一箇所にて効率よく行える。また、集水桝の
設置場所が決まることによって、配管ルートが明確にな
り、プレハブ配管が可能となる。その結果、配管作業者
による施工差も解消できる。
【0026】請求項3記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側に、複数の流入側接続部
と1個の流出側接続部を有するヘッダーが配置され、こ
のヘッダーの各流入側接続部に、互いに近接している各
排水設備に接続されている各排水枝管の流出側端部が接
続され、ヘッダーの流出側接続部が、接続短管を介し
て、排水主管の途中に配管接続されている三方管継手の
分岐流入側接続部と接続されているので、建物内の各種
排水設備に接続されている排水枝管の流出側端部を、ヘ
ッダーの各流入側接続部と接続することで、各種排水設
備との間の配管接続を一箇所にて効率よく行える。ま
た、ヘッダーの設置場所が決まることによって、配管ル
ートが明確になり、プレハブ配管が可能となる。その結
果、配管作業者による施工差も解消できる。
【0027】請求項4記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管の上流側端部に掃除口用の管継手が接
続され、この管継手の開口端に栓体が着脱自在に装着さ
れているので、この栓体を取り外して、排水管路内の点
検や清掃などの維持管理を容易に行うことができる。
【0028】請求項5記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、掃除口用の管継手の開口端が建物の外周基礎内
面と相対峙され、この開口端に対応した位置の外周基礎
に開口が設けられているので、この開口を通じて建物の
外側から栓体を取り外して、排水管路内の点検や清掃な
どの維持管理を容易に行うことができる。
【0029】請求項6記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管の曲がり部に掃除口用の三方管継手が
接続され、この管継手の開口端内に栓体が着脱自在に装
着されているので、この栓体を取り外して、排水管路内
の点検や清掃などの維持管理を容易に行うことができ
る。
【0030】請求項7記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎を貫通して屋外に突出している
排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地中に
埋設されている排水桝の流入側接続部との間が、掃除口
用の管継手を介して接続されているので、この管継手の
掃除口を通じて排水主管内の清掃などの維持管理を容易
に行うことができる。
【0031】請求項8記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側にて、排水主管の下流側
端部に掃除口用の管継手の流入側接続部が接続され、こ
の掃除口用の管継手の流出側接続部に接続された継手部
材が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出され、この継
手部材の流出側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設
されている排水桝の流入側接続部と接続されているの
で、建物の床面に設けた開口部を利用して、排水主管に
接続された管継手の掃除口を通じて排水主管内の清掃な
どの維持管理を容易に行うことができる。
【0032】請求項9記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管が透明な合成樹脂製のものであるの
で、建物の床下に作業者が入り込むか、あるいは、床面
に設けた開口部を利用することで、排水主管内の点検を
外部から目視にて容易に行える。
【0033】請求項10記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、集水桝の流出側接続部と接続されている接続
短管が透明なものであるので、建物の床下に作業者が入
り込むか、あるいは、床面に設けた開口部を利用するこ
とで、接続短管内の点検を外部から目視にて容易に行え
る。
【0034】請求項11記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、ヘッダーの流出側接続部と接続されている接
続短管が透明な合成樹脂製のものであるので、建物の床
下に作業者が入り込むか、あるいは、床面に設けた開口
部を利用することで、接続短管内の点検を外部から目視
にて容易に行える。
【0035】請求項12記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、ヘッダーが透明な合成樹脂製のものであるの
で、建物の床下に作業者が入り込むか、あるいは、床面
に設けた開口部を利用することで、接続短管内の点検を
外部から目視にて容易に行える。
【0036】請求項13記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、ヘッダーが掃除口を有しているので、建物の
床下に作業者が入り込み、ヘッダーの掃除口を通じてヘ
ッダー内の点検や掃除を容易に行える。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の住宅用排水システ
ムの第1実施例を示す模式説明図、図2は図1の要部を
示す横断面図、図3は図2における排水主管の支持構造
を示す縦断面図である。
【0038】図1において、2は宅地1内に建てられて
いる建物である。建物2の床下において、硬質塩化ビニ
ル樹脂製の排水主管3が建物2の長辺側および短辺側の
外周基礎4の内側に沿ってほぼコ字状に配管されてい
る。この排水主管3は、図2に示すように、7箇所の内
側基礎41に設けられた各孔41aを貫通して配管され
ている。そして、排水主管3の所定位置に接着接続され
ている各90度大曲りY継手31の分岐流入側の受け口
311に、建物2内に設置されているトイレ21および
台所25の排水設備に接着接続されている両排水枝管5
1の流出側端部が接着接続されている。
【0039】そして、互いに近接している洗面所22,
洗濯機23および浴室24などの各排水設備に接着接続
されている各排水枝管51の各流出側端部は、排水短管
3aの所定位置に接着接続されている各90度Y継手3
1Aの分岐流入側の受け口311と接着接続されてい
る。この排水短管3aは、図示のとおり、建物2の短片
側の外周基礎4の内側に沿って配管されている排水主管
3と90度大曲りY継手31を介して接着接続されてい
る。その結果、洗面所22,洗濯機23および浴室24
にて生じた各排水は床下にて排水短管3aに流れ込み、
この排水短管3aを通じて、建物2の短辺側の外周基礎
4の内側に沿って配管されている排水主管3内に流れ込
んで合流するようになっている。
【0040】排水主管3の曲がり部の一部は、図3に示
すように、外周基礎4の内面に固定された金属製の受け
板42にて支持されるとともに、締め付けバンド43に
て固定されている。なお、コ字状に配管された排水主管
3は基本的には、図2に示すように、内側基礎41に設
けられた7箇所の各孔41aにて支持されているので、
上記受け板42での締め付けバンド43による固定は補
助的なものである。
【0041】図3において、44は床板面材、45は根
太、46は防湿コンクリートあるいは盛土である。な
お、排水主管3の支持・固定は、床板面材44の裏面側
に存在している根太45を利用し、この根太45の下面
に締め付けバンド43にて固定するようにしてもよい。
【0042】図2および図4に示すように、排水主管3
の下流側先端は90度大曲りY継手38を介して合流さ
れ、この90度大曲りY継手38の流出側受け口に接着
接続された短管33の一端が建物2の外周基礎4の孔4
aを貫通して屋外に突出されている。そして、この短管
33の他端と、建物2の外周基礎4の外側地中に埋設さ
れた排水桝6の流入側受け口61との間が、90度大曲
りY継手34,短管35および90度エルボ継手36を
介して接着接続されている。90度大曲りY継手34の
上端受け口341内には栓体342が着脱自在に装着さ
れている。
【0043】地表面に露出している90度大曲りY継手
34は配管カバー34aにて覆われて保護されている。
排水桝6の流出側受け口62には排水管3Aの一端部が
接続され、この排水管3Aの他端部が公共桝7の流入側
接続部と接着接続されている。排水桝6の上端受け口6
3には短管64の下端が接着接続され、この短管64の
上端に掃除口用の蓋65が着脱自在に装着されている。
【0044】一方、排水主管3の上流側端部には90度
エルボ継手37の一端が接着接続され、このエルボ継手
37の他端開口内に栓体371が着脱自在に装着される
ことで掃除口とされている。エルボ継手37はその開口
端が建物2の外周基礎4内面と相対峙するように接着接
続され、この開口端に対応した外周基礎4には内外方向
に貫通した孔4bが設けられている。この孔4bを通じ
てエルボ継手37の他端開口内に装着されている栓体3
71を外すことで、長辺側の外周基礎4に沿って配管さ
れた排水主管3内の掃除を行えるようになっている。
【0045】図2に示すように、排水主管3の曲がり部
には90度大曲りY継手38が接着接続され、このY継
手38の受け口381開口端内に栓体382が着脱自在
に装着されて掃除口とされている。この栓体の形状はY
継手38内にスムーズな流路が形成されるようになされ
ている。Y継手38の掃除口と相対峙している外周基礎
4には、内外方向に貫通した孔4cが設けられている。
この孔4cの大きさは栓体382よりも大きくされてお
り、孔4cを通じてY継手38の受け口381内に装着
されている栓体382を外すことで、短辺側の外周基礎
4に沿って配管された排水主管3内の掃除を行えるよう
になっている。
【0046】また、Y継手38の分岐流入側の受け口と
相対峙している短辺側の外周基礎4にも、図2に示すよ
うに、内外方向に貫通した孔4dが設けられている。こ
の孔4dの大きさは孔4cとほぼ同じとされている。こ
の両孔4c,4dを利用して排水主管3の更新などを行
えるようになっている。
【0047】なお、図2の実施例では、排水主管3およ
び排水短管3aとして、灰色に着色した不透明な硬質塩
化ビニル樹脂管を用いたが、たとえば透明な硬質塩化ビ
ニル樹脂管を用いることも可能である。排水主管3や排
水短管3aを透明なものとすることによって、排水管路
内の点検を外部から目視にて行うことが可能となり、排
水管路の点検作業を作業性よく簡単に行える。
【0048】その際、トイレ21,洗面所22,洗濯機
23,浴室24,台所25などの排水設備に接続されて
いる各排水枝管51も透明な硬質塩化ビニル樹脂管とし
てもよい。また、排水主管3,排水短管3aおよび各排
水枝管51を不透明なものとし、90度大曲りY継手3
1や曲がり部の90度大曲りY継手38を透明な硬質塩
化ビニル樹脂製のものとしてもよい。
【0049】また、上記図2の実施例では、掃除口を有
している90度大曲りY継手34を建物2の外周基礎4
の外側に露出させて配管接続したが、図5に示すよう
に、外周基礎4の内側に形成した防湿コンクリート46
の一部に窪み部461を形成し、この窪み部461を利
用して、90度大曲りY継手34を建物2の外周基礎4
の内側に配管接続するようにしてもよい。なお、図5に
おいて、図4と同一部材については同一符号を付してい
る。
【0050】さらに、上記図2の実施例では、掃除口を
有する90度エルボ継手37の一端を排水主管3の上流
側端部に存在している90度大曲りY継手31の受け口
に接続するとともに、外周基礎4に孔4bを設けること
で、この孔4bを通じて、長辺側の外周基礎4に沿って
配管した排水主管3内の掃除をできるようにしたが、こ
の90度エルボ継手37を接続することなく、排水主管
3の上流側端部に接続している90度大曲りY継手31
の受け口312内に栓体を着脱自在に装着して掃除口と
してもよい。その際、栓体の形状は、90度大曲りY継
手31内にスムーズな流路が形成されるようにするのが
望ましい。
【0051】このようにすることで、外周基礎4に孔4
bを設けることなく、床下に作業者が入り込むか、ある
いは、床面に設けた開口部(図示せず)を利用して排水
主管3内の点検や掃除を行える。
【0052】また、90度エルボ継手37の他端受け口
を上方に立ち上げて90度大曲りY継手31と接続し、
床面44に設けた開口部を利用して、90度エルボ継手
37の他端受け口に装着した栓体を外すことで、排水主
管3内の点検や掃除を行えるようにしてもよい。
【0053】また、上記図2の実施例では、排水主管3
の曲がり部に接続した90度大曲りY継手38の受け口
381に栓体382を装着して掃除口とし、かつ、この
掃除口と相対峙している外周基礎4に孔4cを設け、こ
の孔4cを通じて栓体382を外すことで、短辺側の外
周基礎4に沿って配管した排水主管3内の点検や掃除を
できるようにしたが、この90度大曲りY継手38の代
わりに、90度大曲りエルボ本体のほぼ中央に点検口を
立設し、この点検口内に栓体を着脱自在に装着した三方
管継手を用いてもよい。
【0054】このようにすることで、外周基礎4に孔4
cを設けることなく、床下に作業者が入り込むか、ある
いは、床面に設けた開口部を利用して排水主管3内の点
検や掃除を行える。
【0055】図6は本発明の住宅用排水システムの第2
実施例を示す模式説明図、図7は図6における集水桝を
示す平面図および正面図である。
【0056】この第2実施例では、建物2の床下の外周
基礎4の内側の防湿コンクリートあるいは盛土46上に
集水桝8が配置されている。この集水桝8は硬質塩化ビ
ニル樹脂製のものであり、図7に示すように、有底円筒
状のます本体81の壁部に3個の流入側受け口82と1
個の流出側受け口83とが一体に突設され、ます本体8
1の上端開口には蓋84が着脱自在に装着されている。
集水桝8の流入側および流出側の受け口82,83の口
径はそれぞれ30〜75mm、100mmである。集水
桝8の各受け口82に、建物2内に設置されている洗面
所22,洗濯機23および浴室24などの排水設備に接
続されている各排水枝管51の流出側端部が接続されて
いる。
【0057】そして、集水桝8の流出側受け口82に排
水短管3aの上流側端部が接続され、この排水短管3a
の下流側端部が、建物2の短辺側の外周基礎4の内側に
沿って配管された排水主管3と90度大曲りY継手31
を介して接続されている。
【0058】この第2実施例では、洗面所22,洗濯機
23および浴室24にて生じた排水は、各排水枝管51
を通じて集水桝8内に合流して流れ込み、この排水は流
出側受け口83に接続された排水短管3aを通じて排水
主管3内に流れ込むことになる。
【0059】ます本体81の各流入側受け口82に、洗
面所22,洗濯機23および浴室24に接続されている
各排水枝管51の流出側端部を接続することで、各排水
設備22〜24と集水桝8の間の配管接続を行える。し
かも、一箇所で効率よく接続作業を行える。また、集水
桝8と排水主管3の間には、内側基礎41などの障害物
が存在していないので、集水桝8と排水主管3の間を排
水短管3aにて容易に配管接続できる。
【0060】また、ます本体81の上端開口に装着して
いる蓋84を取り外すことで、集水桝8内の点検を行え
るとともに、ます本体81の各流入側受け口82を通じ
て、各排水枝管51内の掃除を行える。
【0061】上記第2実施例では、集水桝8を不透明な
硬質塩化ビニル樹脂製のものとしたが、集水桝8を透明
な硬質塩化ビニル樹脂製のものとしてもよい。あるい
は、排水主管3と各排水枝管51を不透明なものとし、
集水桝8を透明なものとしてもよい。
【0062】図8は本発明の住宅用排水システムの第3
実施例を示す模式説明図、図9は図8の要部を示す縦断
面図、図10は図8のヘッダーを示す平面図である。
【0063】この第3実施例では、建物2の床下の外周
基礎4の内側の防湿コンクリート(あるいは盛土)46
上にヘッダー8Aが配置されている(図10を参照)。
このヘッダー8Aは、建物2内に設置されている洗面所
22,洗濯機23および浴室24などの排水設備にて生
じた排水を一箇所に集水して排水するための機能を有す
るものである。
【0064】ヘッダー8Aは硬質塩化ビニル樹脂製のも
のであり、図9に示すように、円筒状のヘッダー本体8
1の上側壁部に、所定の間隔をおいて、3個の流入側の
受け口81aを形成し、ヘッダー本体81の一端開口を
蓋体83にて閉塞することで掃除口とするとともに、他
端部を流出側受け口82aとしたものである。
【0065】ヘッダー8Aの分岐流入側の各受け口81
aに、洗面所22,洗濯機23および浴室24などの排
水設備に接続されている各排水枝管51の流出側端部が
接続されている。
【0066】そして、ヘッダー8Aの流出側受け口82
aに排水短管3aの上流側端部が接続され、この排水短
管3aの下流側端部が、建物2の短片側の外周基礎4の
内側に沿って配管された排水主管3と90度大曲りY継
手31を介して接続されている。なお、図示しないが、
ヘッダー8Aは排水短管3aとともに所定の水勾配を有
した状態で配管支持されている。また、排水主管3と排
水短管3aはともに口径100mmの灰色に着色した不
透明な硬質塩化ビニル樹脂製のものである。
【0067】この第3実施例では、洗面所22,洗濯機
23および浴室24にて生じた排水は、各排水枝管51
を通じてヘッダー8A内に合流して流れ込み、この排水
は流出側受け口82aに接続された排水短管3aを通じ
て排水主管3内に流れ込むことになる。
【0068】ヘッダー本体81の流入側の各受け口81
aに、洗面所22,洗濯機23および浴室24に接続さ
れている各排水枝管51の流出側端部を接続すること
で、各排水設備22〜24とヘッダー8Aの間の配管接
続を行える。しかも、一箇所で効率よく接続作業を行え
る。また、ヘッダー8Aと排水主管3の間には、内側基
礎41などの障害物が存在していないので、ヘッダー8
Aと排水主管3の間を排水短管3aにて容易に配管接続
できる。
【0069】また、ヘッダー本体81の一端開口に装着
している蓋83を取り外すことで、ヘッダー8A内の点
検を行えるとともに、ヘッダー本体81の流入側の各受
け口82aを通じて、各排水枝管51内の掃除を行え
る。
【0070】さらに、ヘッダー8Aを透明な硬質塩化ビ
ニル樹脂製のものとすることで、ヘッダー8A内の点検
を外部から目視にて行うことが可能となり、端部の掃除
口を通じてヘッダー8A内の掃除を行える。
【0071】その際、洗面所22,洗濯機23,浴室2
4などの排水設備に接続されている各排水枝管51も透
明な硬質塩化ビニル樹脂管としてもよい。また、排水主
管3と各排水枝管51を不透明なもの、ヘッダー8Aを
透明なものとしてもよい。
【0072】上記図8の実施例では、ヘッダー8Aを一
体のものとしたが、図2における90度大曲りY継手3
1,38を管軸方向に、必要な個数だけ接続することで
ヘッダーを構成してもよい。その際、ヘッダーの上流側
の受け口に蓋を着脱自在に装着して掃除口とするのが望
ましい。
【0073】図11(a)のヘッダー8Bは、ヘッダー
本体81の一端に掃除口を設ける代わりに、ヘッダー本
体81の側部に流入側の各接続部81aに対応した3個
の円形の開口を形成し、各開口を蓋体83にて閉塞する
ことで掃除口としたものである。また、図11(b)の
ヘッダー8Cは、ヘッダー本体81の側部に3個の円形
の開口を形成する代わりに、1個の横長矩形状の開口を
形成し、この開口を横長矩形状の蓋体83にて閉塞する
ことで掃除口としたものである。なお、流入側の接続部
81aは同一方向に突設されていても、あるいは異なっ
た方向に突設されていてもよい。
【0074】また、ヘッダー8Aの支持方法としては、
外周基礎4の内面に固定した受け板42にて支持して締
め付けバンド43にて固定するようにしてもよい。ま
た、床板面材44の裏面側に存在している根太45を利
用し、この根太45の下面にヘッダー8Aを締め付けバ
ンド43にて固定するようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、排水主管が建物の床下にて建物の外周基礎の
内側に沿って配管され、この排水主管の所定位置にて、
建物内に設置された各種排水設備に接続されている排水
枝管の流出側端部が接続され、排水主管の下流側端部が
建物の外周基礎の外側地中に埋設されている排水桝の流
入側接続部と接続されているので、建物の外周基礎に形
成する貫通孔が一箇所で済み、建物の外周基礎の強度低
下が生じない。
【0076】また、排水主管は建物の外周基礎の内側に
沿って建物の床下に配管されているので、掘削工事など
の土工費用を削減できる。そして、排水主管が露出配管
されていることで、排水主管の部分的補修を、たとえば
やり取り継手などを用いて容易に行うことができる。し
かも、建物の外周基礎の外側の宅地内に埋設する排水桝
は一つで済むので、材料費や施工費を削減できる。さら
に、従来のように、建物の外周基礎の外側の宅地内に排
水主管や多数の排水桝を埋設する必要がないので、狭小
な宅地であっても、宅地を有効に活用できる。
【0077】また、互いに近接している各排水設備に接
続されている各排水枝管の流出側端部は、床下にて合流
されたのち、建物の外周基礎の内側に沿って配管されて
いる排水主管と接続されているので、同部分の排水管路
をプレハブ化することができ、配管作業を容易に行え
る。そして、同管路の端部にあらかじめ掃除口を設けて
おくことで、その掃除口を通じて同管路内の点検や掃除
も一回で行える。
【0078】請求項2記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の床下に、複数の流入側接続部と1個の流
出側接続部を有する集水桝が配置され、この集水桝の各
流入側接続部に、互いに近接している各排水設備に接続
されている各排水枝管の流出側端部が接続され、集水桝
の流出側接続部が、接続短管を介して、排水主管の途中
に配管接続された三方管継手の分岐流入側接続部と接続
されているので、建物内の各種排水設備に接続されてい
る排水枝管の流出側端部を、集水桝の各流入側接続部と
接続することで、一箇所にて各種排水設備との間の配管
接続を一箇所にて効率よく行える。また、集水桝の設置
場所が決まることによって、配管ルートが明確になり、
プレハブ配管が可能となる。その結果、配管作業者によ
る施工差も解消できる。
【0079】請求項3記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側に、複数の流入側接続部
と1個の流出側接続部を有するヘッダーが配置され、こ
のヘッダーの各流入側接続部に、互いに近接している各
排水設備に接続されている各排水枝管の流出側端部が接
続され、ヘッダーの流出側接続部が、接続短管を介し
て、排水主管の途中に配管接続された三方管継手の分岐
流入側接続部と接続されているので、建物内の各種排水
設備に接続されている排水枝管の流出側端部を、ヘッダ
ーの各流入側接続部と接続することで、各種排水設備と
の間の配管接続を一箇所にて効率よく行える。また、ヘ
ッダーの設置場所が決まることによって、配管ルートが
明確になり、プレハブ配管が可能となる。その結果、配
管作業者による施工差も解消できる。
【0080】請求項4記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管の上流側端部に掃除口用の管継手が接
続され、この管継手の開口端に栓体が着脱自在に装着さ
れているので、この栓体を取り外して、排水管路内の点
検や清掃などの維持管理を容易に行うことができる。
【0081】請求項5記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、掃除口用の管継手の開口端が建物の外周基礎内
面と相対峙され、この開口端に対応した位置の外周基礎
に開口が設けられているので、この開口を通じて建物の
外側から栓体を取り外して、排水管路内の点検や清掃な
どの維持管理を容易に行うことができる。
【0082】請求項6記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管の曲がり部に掃除口用の三方管継手が
接続され、この管継手の開口端内に栓体が着脱自在に装
着されているので、この栓体を取り外して、排水管路内
の点検や清掃などの維持管理を容易に行うことができ
る。
【0083】請求項7記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎を貫通して屋外に突出している
排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地中に
埋設された排水桝の流入側接続部との間を接続している
掃除口用の管継手の掃除口を通じて、建物の外側から排
水主管内の清掃などの維持管理を容易に行える。
【0084】請求項8記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、建物の外周基礎の内側にて、排水主管の下流側
端部と接続されている掃除口用の管継手の掃除口を通じ
て、建物の床面に設けた開口部を利用して、排水主管内
の清掃などの維持管理を容易に行える。
【0085】請求項9記載の本発明の住宅用排水システ
ムでは、排水主管が透明な合成樹脂製のものであるの
で、建物の床下に作業者が入り込むか、あるいは、床面
に設けた開口部を利用して排水主管内の点検を外部から
目視にて容易に行える。
【0086】請求項10または11記載の本発明の住宅
用排水システムでは、集水桝あるいはヘッダーの流出側
接続部と接続されている接続短管が透明なものであるの
で、建物の床下に作業者が入り込むか、あるいは、床面
に設けた開口部を利用して接続短管内の点検を外部から
目視にて容易に行える。
【0087】請求項12記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、ヘッダーが透明な合成樹脂製のものであるの
で、建物の床下に作業者が入り込むか、あるいは、床面
に設けた開口部を利用して接続短管内の点検を外部から
目視にて容易に行える。
【0088】請求項13記載の本発明の住宅用排水シス
テムでは、建物の床下に作業者が入り込み、ヘッダーの
掃除口を通じてヘッダー内の点検や掃除を容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式説明図である。
【図2】図1の要部を示す横断面図である。
【図3】図2における排水主管の支持構造を示す縦断面
図である。
【図4】図2の他の要部を示す縦断面図である。
【図5】図4の変形例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す模式説明図である。
【図7】図7における集水桝を示す平面図および正面図
である。
【図8】本発明の第3実施例を示す模式説明図である。
【図9】図8の要部を示す縦断面図である。
【図10】図8におけるヘッダーを示す平面図である。
【図11】ヘッダーの変形例を示す正面図である。
【図12】従来の住宅用排水システムを示す模式説明図
である。
【符号の説明】
1 敷地(宅地) 2 建物 21 トイレ 22 洗面所 23 洗濯機 24 浴室 25 台所 3 排水主管 3a 排水短管 4 外周基礎 4a,4b,4c,4d,41a 孔 41 内側基礎 45 根太 46 防湿コンクリート 5 排水枝管 6 排水桝 61 流入側受け口 7 公共桝 8 集水桝 82 流入側受け口 83 流出側受け口 8A ヘッダー 81 ヘッダー本体 81a 流入側受け口 82a 流出側受け口 83 蓋体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の床下にて、排水主管が建物の外周基
    礎の内側に沿って配管され、この排水主管の所定位置に
    て、建物内に設置された各種排水設備に接続されている
    排水枝管の流出側端部が接続され、前記排水主管の下流
    側端部が建物の外周基礎の外側地中に埋設されている排
    水桝の流入側接続部と接続されている住宅用排水システ
    ムであって、 前記各排水枝管の中で、互いに近接している各排水設備
    に接続されている各排水枝管の流出側端部は、床下にて
    合流されたのち、前記建物の外周基礎の内側に沿って配
    管されている排水主管と接続されていることを特徴とす
    る住宅用排水システム。
  2. 【請求項2】建物の床下に、複数の流入側接続部と1個
    の流出側接続部を有する集水桝が配置され、この集水桝
    の各流入側接続部に、互いに近接している各排水設備に
    接続されている各排水枝管の流出側端部が接続され、集
    水桝の流出側接続部が、接続短管を介して、排水主管の
    途中に配管接続されている三方管継手の分岐流入側接続
    部と接続されている請求項1記載の住宅用排水システ
    ム。
  3. 【請求項3】建物の外周基礎の内側に、複数の流入側接
    続部と1個の流出側接続部を有するヘッダーが配置さ
    れ、このヘッダーの各流入側接続部に、互いに近接して
    いる各排水設備に接続されている各排水枝管の流出側端
    部が接続され、ヘッダーの流出側接続部が、接続短管を
    介して、排水主管の途中に配管接続されている三方管継
    手の分岐流入側接続部と接続されている請求項1記載の
    住宅用排水システム。
  4. 【請求項4】排水主管の上流側端部に掃除口用の管継手
    が接続され、この管継手の開口端に栓体が着脱自在に装
    着されている請求項1記載の住宅用排水システム。
  5. 【請求項5】掃除口用の管継手の開口端が建物の外周基
    礎内面と相対峙され、この開口端に対応した位置の外周
    基礎に開口が設けられている請求項4記載の住宅用排水
    システム。
  6. 【請求項6】排水主管の曲がり部に掃除口用の三方管継
    手が接続され、この管継手の開口端内に栓体が着脱自在
    に装着されている請求項1記載の住宅用排水システム。
  7. 【請求項7】建物の外周基礎を貫通して屋外に突出して
    いる排水主管の下流側端部と、建物の外周基礎の外側地
    中に埋設されている排水桝の流入側接続部との間が、掃
    除口用の管継手を介して接続されている請求項1記載の
    住宅用排水システム。
  8. 【請求項8】建物の外周基礎の内側にて、排水主管の下
    流側端部に掃除口用の管継手の流入側接続部が接続さ
    れ、この掃除口用の管継手の流出側接続部に接続されて
    いる継手部材が建物の外周基礎を貫通して屋外に突出さ
    れ、この継手部材の流出側端部が建物の外周基礎の外側
    地中に埋設されている排水桝の流入側接続部と接続され
    ている請求項1記載の住宅用排水システム。
  9. 【請求項9】排水主管が透明な透明な合成樹脂製のもの
    である請求項1記載の住宅用排水システム。
  10. 【請求項10】集水桝の流出側接続部と接続されている
    接続短管が透明な合成樹脂製のものである請求項2記載
    の住宅用排水システム。
  11. 【請求項11】ヘッダーの流出側接続部と接続されてい
    る接続短管が透明な合成樹脂製のものである請求項3記
    載の住宅用排水システム。
  12. 【請求項12】ヘッダーが透明な合成樹脂製のものであ
    る請求項3記載の住宅用排水システム。
  13. 【請求項13】ヘッダーが掃除口を有しているものであ
    る請求項3記載の住宅用排水システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003239341A (ja) * 2002-02-13 2003-08-27 Aron Kasei Co Ltd 1つの集合ますまたはヘッダ−型継手を用いた床下配管設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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