JP2001220453A - 成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム

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JP2001220453A JP2000367242A JP2000367242A JP2001220453A JP 2001220453 A JP2001220453 A JP 2001220453A JP 2000367242 A JP2000367242 A JP 2000367242A JP 2000367242 A JP2000367242 A JP 2000367242A JP 2001220453 A JP2001220453 A JP 2001220453A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物の非付着性に優れ、耐熱性と加工性を兼
ね備えた成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムを提
供する。 【解決手段】エチレンテレフタレート単位および/また
はエチレンナフタレート単位を主たる構成成分とするポ
リエステルからなるフィルムであって、該フィルムの融
点が180〜270℃、水との接触角が70°〜120
°、面配向係数が0.08〜0.15であることを特徴
とする成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムであっ
て、好適にはワックス化合物および/またはシリコーン
化合物を0.1〜2重量%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形加工用二軸延
伸ポリエステルフィルム関し、繰返しの使用や成形加工
後の使用、水雰囲気での使用後にも優れた離型性を発現
し、かつバラツキが小さく、安定した性能を発揮するフ
ィルムに関するものであり、特にスチールやアルミニウ
ム等の金属板にラミネート後、成形加工される金属缶内
面用として使用される際に、内容物の非付着性に優れ、
耐熱性、加工性を兼ね備えた成形加工用二軸延伸ポリエ
ステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムはその優れた特性
から様々な用途に使用されている。しかしながらポリエ
ステルの分子骨格から離型性には乏しく、該特性を付与
するには離型成分を表面にコートする技術を用いること
が一般的である。しかしながら、加工により表面が変形
を受けるために性能が低下したり、コート層自体の強度
が不足する等の理由で繰返し使用する場合に性能が低下
するなどの欠点があった。更には離型層とポリエステル
層の接着力が乏しいために、水雰囲気での使用やレトル
ト、ボイルといった処理後には性能が著しく低下する等
の問題もあった。後者についてはプライマー層を設けた
り、コート層で2成分を触媒等で反応させ解決すること
が提案されているが、食品用途に使用する際には不適で
あるばかりか、生産性が低下する等の問題があったり、
上述のような多様な使用条件下で安定して性能を満足さ
せることは困難であった。また一方、金属缶等の容器は
広く世の中に普及し、我々の生活に欠かせないものとな
っており、従来、金属缶の缶内面および外面は腐食防止
を目的として、エポキシ系、フェノール系などの各種熱
硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させた塗料を塗布
し、金属表面を被覆することが広く行なわれていた。し
かしながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は、塗
料の乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の
有機溶剤による環境汚染など好ましくない問題がある。
【0003】これらの問題を解決する方法としては、金
属缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属
板にメッキなど各種の表面処理を施した金属板にフィル
ムをラミネートする方法がある。そして、フィルムのラ
ミネート金属板を絞り成形やしごき成形加工して金属缶
を製造する場合、フィルムには、次のような特性が要求
される。 (1) 金属板へのラミネート性に優れていること。 (2) 金属板との密着性に優れていること。 (3) 成形性に優れ、成形後にピンホールなどの欠陥を生
じないこと。 (4) 金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフィル
ムが剥離したり、クラック、ピンホールが発生したりし
ないこと。 (5) 缶の内容物の香り成分がフィルムに吸着したり、フ
ィルムからの溶出物によって内容物の風味がそこなわれ
ないこと(以下、味特性と記載する)。 (6) 内容物が缶側壁や缶底に強固に付着せず、良好に取
出すことができること(以下、非付着性と記載する)。
【0004】これらの要求を解決するために、これまで
多くの提案がなされており、例えば、特公昭64−22
530号公報には、特定の密度と面配向係数を有するポ
リエステルフィルムが開示され、また、例えば、特開平
2−57339号公報には、特定の結晶性を有する共重
合ポリエステルフィルムなどが開示されている。しかし
ながら、これらの提案は、上述のような多岐にわたる要
求特性を必ずしも総合的に満足できるものではなく、特
に優れたラミネート性、耐衝撃性、耐熱性を示し、更に
非付着性が要求される用途でこれらの特性を両立させる
ことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の問題点を解消することにあり、繰返しの
使用や成形加工後の使用、水雰囲気での使用後にも優れ
た離型性を発現し、かつバラツキが小さく、安定した性
能を発揮し、特にラミネート性、成形加工性、耐衝撃
性、および非吸着性に優れた成形加工用二軸延伸ポリエ
ステルフィルムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
成形加工用二軸延伸ポリエステルフイルムは、エチレン
テレフタレート単位および/またはエチレンナフタレー
ト単位を主たる構成成分とするポリエステルからなるフ
ィルムであって、そのフィルムの融点が180〜270
℃、水との接触角が70°〜120°、面配向係数が
0.08〜0.15であることを特徴とする成形加工用
二軸延伸ポリエステルフィルムである。
【0007】また、本発明の成形加工用二軸延伸ポリエ
ステルフィルムの好ましい態様としては、(a)表面自
由エネルギーが20〜40mN/mであること、(b)
ワックス化合物および/またはシリコーン化合物を0.
1〜2重量%含有すること、(c)フィルム中に含まれ
る無機粒子および/または有機粒子が0.2〜5重量%
であること、(d)カルナウバワックスを0.1〜2重
量%、ゲルマニウム元素を0.1〜200ppm含有す
ること、(e)ゲルマニウム元素を1〜200ppm含
有し、カルナウバワックスを1〜10重量%含有するマ
スター原料を希釈して製造されること、(f)少なくと
も片面が上記のポリエステルフィルムからなる2層以上
の構成からなる積層フィルムであること、が挙げられ、
この成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムは、好適
には、包装用途や金属板に貼合せられて使用される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の成形加工用二軸延伸ポリ
エステルフィルムは、エチレンテレフタレート単位およ
び/またはエチレンナフタレート単位を主たる構成成分
とするポリエステルからなるものである。
【0009】本発明におけるエチレンテレフタレート単
位および/またはエチレンナフタレート単位を主たる構
成成分とするポリエステルとは、70モル%以上をエチ
レンテレフタレート単位および/またはエチレンナフタ
レート単位とするポリエステルであり、耐熱性、耐衝撃
性向上の点から85モル%以上であることが好ましく、
さらには95モル%以上であることが好ましい。
【0010】また、他のジカルボン酸成分および/また
はグリコ−ル成分を共重合してもよく、ジカルボン酸成
分としては、例えば、イソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホン
ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジ
カルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ダイマ−酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジ
カルボン酸、シクロヘキシンジカルボン酸等の脂環族ジ
カルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸
等を使用することができる。一方、グリコ−ル成分とし
ては、例えば、プロパンジオ−ル、ブタンジオ−ル、ペ
ンタンジオ−ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリ
コ−ル等の脂肪族グリコ−ル、シクロヘキサンジメタノ
−ル等の脂環族グリコール、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールS等の芳香族グリコール、ジエチレングリコー
ル等が使用できる。なお、これらのジカルボン酸成分、
グリコ−ル成分は2種以上を併用することができる。
【0011】また、本発明の効果を阻害しない限りにお
いて、本発明で用いられるポリエステルまたは共重合ポ
リエステルに、トリメリット酸、トリメシン酸、トリメ
チロ−ルプロパン等の多官能化合物を共重合することが
できる。
【0012】本発明で、好ましく共重合される成分は、
ブタンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、シクロヘキサンジメタノール、セバシン
酸、アジピン酸、ダイマー酸、イソフタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸等の成分である。
【0013】本発明では、耐熱性および成形性の点か
ら、フィルムの融点が180〜270℃であることが必
要であり、さらに成形加工後の経時変化を抑制する点か
ら、フィルムの融点が246〜265℃であることが好
ましく、より好ましくは250〜260℃である。
【0014】本発明において、ラミネート性、成形性、
および耐衝撃性の観点から、二軸延伸フィルムの面配向
係数(fn)が0.08〜0.15の範囲内であること
が必要である。面配向係数がかかる範囲より小さいと耐
衝撃性が悪化し、かかる範囲より大きいとラミネート性
が悪化し、さらに成形加工性をも悪化させる。耐衝撃性
および成形加工性の点からは、面配向係数が0.120
〜0.145の範囲内であるとさらに好ましい。
【0015】本発明の成形加工用二軸延伸ポリエステル
フィルムは、ラミネート性と成形性の観点から、フィル
ム長手方向の屈折率(nX)と幅方向の屈折率(nY)
の差(複屈折:Δn=nX−nY)が、−0.001〜
−0.050の範囲内であれば好ましく、Δnが−0.
005〜−0.02の範囲であることがより好ましい。
【0016】また、本発明において、離型性、非付着性
の点から、水との接触角が70°〜120°であること
が必要であり、より好ましくは75°〜110°、更に
好ましくは80°〜100°、特に好ましくは85°〜
100°である。水との接触角が120°を超えると滑
りすぎるためフィルムの巻取性、加工性が劣ったりやラ
ミネートでのニップや成形加工における支点が安定しな
いことがある。
【0017】また、本発明においては、表面自由エネル
ギーが20〜40mN/mであることが、離型性、非付
着性を一層向上させる点から好ましく、より好ましくは
22〜38mN/m、25〜35mN/mである。
【0018】本発明においては、水との接触角や表面自
由エネルギーをかかる範囲とするために、ワックス化合
物やシリコーン化合物を添加することが好ましい。ワッ
クス化合物等の添加量は、0.001〜5重量%が好ま
しく、より好ましくは0.1〜2重量%、特に好ましく
は0.3〜1.5重量%である。ここでワックス化合物
としては、例えば、脂肪族カルボン酸化合物と脂肪族ア
ルコール化合物とのエステル化合物や、脂肪族カルボン
酸化合物と脂肪族アミン化合物とのアミド化合物などが
使用でき、好ましくはワックスを構成する総炭素数が3
0〜120の化合物が好ましく、より好ましくは40〜
100である。このような化合物としては、例えば、ス
テアリルステアレート、カルナウバワックス、キャンデ
リラワックス、ライスワックス、ペンタエリスリトール
フルエステル、ベヘニルベヘネート、パルチルミリステ
ート、ステアリルトリグリセリド等の脂肪族エステル等
からなる合成あるいは天然ワックス等がポリエステルと
の相溶性の点から好ましく挙げられる。また、シリコー
ン化合物としては、主鎖あるいは側鎖にシリコーン骨格
を有するものなどを使用でき、中でも分子量が50〜1
0,000のシリコーン化合物が好ましい。
【0019】特に、繰返しの使用や成形加工後の使用、
水雰囲気での使用後にも優れた離型性、非吸着性を発現
させ、包装食品用途等での使用における衛生性を向上さ
せる点から、カルナウバワックスを添加することが好ま
しく、中でも精製カルナウバワックスを使用することが
好ましい。フィルム中におけるカルナウバワックスワッ
クス化合物等の含有量は、0.1〜2重量%が好まし
く、より好ましくは0.2〜0.9重量%、特に好まし
くは0.3〜0.8重量%である。
【0020】本発明におけるポリエステルにカルナウバ
ワックスを添加含有する方法としては、カルナウバワッ
クスの分散性を向上させ安定した性能を発現させる点や
フィルムを製膜する工程での汚れを抑制する点から、下
記のような重合工程で添加する方法が好ましい。 (1)ポリエステル重合時にカルナウバワックスを添加
する方法。 (2)カルナウバワックスをポリエステルに多量に添加
したマスターポリマー(カルナウバワックスマスターポ
リエステル)を重合によって製造し、このマスターポリ
マーに、カルナウバワックスを含有しないもしくは、少
量(0〜0.5重量%)含有するポリエステル(希釈ポ
リエステル)を所定量混合し、混練する方法。
【0021】本発明において、カルナウバワックスを添
加したポリエステルを存在させる場合、特にゲルマニウ
ム触媒を使用して重合することが分散性の向上の点から
特に好ましい。その場合、ゲルマニウム元素の割合とし
ては1〜200ppm含有していることが好ましく、よ
り好ましくは10〜100ppmであり、特に好ましく
は20〜80ppmである。
【0022】具体的に上記(2)の方法でフィルムを得
る場合、ゲルマニウム元素を1〜200ppm、カルナ
ウバワックスを1〜10重量%含有するカルナウバワッ
クスマスターポリエステルを、希釈ポリエステルで希釈
したポリエステル組成物を用いることが好ましい。(希
釈後のポリエステル組成物中に存在する、ゲルマニウム
元素とカルナウバワックスの割合範囲は、1〜200p
pmとなる。)また上記(2)の方法でフィルムを得る
場合、カルナウバワックスマスターポリエステルの重合
には、上述のとおりゲルマニウム触媒を使用することが
好ましいが、希釈ポリエステルの重合はゲルマニウム触
媒に限定されるものではない。
【0023】従って、本発明の成形加工用二軸延伸ポリ
エステルフィルム中におけるゲルマニウム元素の割合
は、ワックスをポリマー中に添加する調整方法やマスタ
ーポリマーを使用する方法や複合等のフィルム構成に依
存するが、0.1〜200ppm含有することが好まし
く、より好ましくは1〜200ppm、一層好ましくは
10〜100ppm、特に好ましくは20〜80ppm
である。
【0024】本発明の成形加工用二軸延伸ポリエステル
フィルムのフィルム構成としては、もちろん単層であっ
てもいいが、A/Bの2層、A/B/AあるいはA/B
/Cの3層、さらには3層より多層の積層構成であって
もよく、積層厚み比も任意に設定することができるが、
好ましくはA/Bの2層である。
【0025】ここで、非鋼板面となるA層が非付着性を
発現する層である。積層により非付着性を発現させるA
層に、上述のワックス化合物やシリコーン化合物の添
加、あるいはA層側のみにコーティングを施すことは、
非付着面への裏写り抑制や加工性、生産性向上の点から
好ましい。
【0026】本発明においては、耐熱性と加工後の耐衝
撃性の点から、エチレンテレフタレート単位および/ま
たはエチレンナフタレート単位を主たる構成成分とする
ポリエステルを二軸延伸化することが必要である。二軸
延伸の方法としては、インフーション延伸、同時二軸延
伸、あるいは逐次二軸延伸のいずれであってもよいが、
同時二軸延伸、あるいは逐次二軸延伸が好ましい。
【0027】また本発明においては、加工性の点から、
100℃における長手方向と巾方向の平均破断伸度が2
00〜500%であることが好ましく、より好ましくは
250〜450%である。
【0028】また、耐衝撃性と加工性を各方向で均一良
好にする上で、100℃における長手方向の破断伸度と
幅方向の破断伸度の差の絶対値が、50%以下であるこ
とがさらに好ましく、特に好ましくは40%以下であ
る。さらには、100℃における長手方向から時計回り
に45度傾いた方向の破断伸度と135度傾いた方向の
破断伸度の平均が、200〜500%以下であることが
好ましく、より好ましくは250〜450%である。ま
た、100℃における長手方向の破断伸度と長手方向か
ら時計回りに45度傾いた方向の破断伸度の差の絶対値
が50%以下であることが好ましく、特に好ましくは4
0%以下である。ここで、破断伸度は、テンシロン(引
っ張り試験機)を用いて、引っ張り速度500mm/m
in、幅10mm、試料長50mm、100℃、65%
雰囲気で破断伸度(%)を測定したものである。
【0029】本発明では、加工性および耐熱性の点で、
ポリエステルの固有粘度が0.4〜1.5dl/gが好
ましく、さらに好ましくは、0.5〜1.3dl/g、
特に好ましくは0.6〜1.2である。
【0030】本発明において、フィルムの密度が1.3
5〜1.41g/cm3 であることが、加工性を良好
にする点で好ましく、特に好ましくは1.36〜1.4
g/cm3 である。密度が低すぎると、しわなどによ
り成形性を悪化し、密度が高すぎると加工性にばらつき
を生じることとなる。
【0031】本発明の成形加工用二軸延伸ポリエステル
フィルムを構成するポリエステルを製造する際には、反
応触媒を使用することができる。反応触媒としては、例
えば、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、
亜鉛化合物、鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合
物、アルミニウム化合物、アンチモン化合物、チタン化
合物等、着色防止剤としては例えばリン化合物等を使用
することができ、好ましくは、通常ポリエステルの製造
が完結する以前の任意の段階において、重合触媒として
アンチモン化合物またはゲルマニウム化合物、チタン化
合物を添加することが好ましい。 このような方法とし
ては、例えば、ゲルマニウム化合物を例にすると、ゲル
マニウム化合物粉体をそのまま添加する方法や、あるい
は特公昭54−22234号公報に記載されているよう
に、ポリエステルの出発原料であるグリコ−ル成分中に
ゲルマニウム化合物を溶解させて添加する方法等を挙げ
ることができる。ゲルマニウム化合物としては、例え
ば、二酸化ゲルマニウム、結晶水含有水酸化ゲルマニウ
ム、あるいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマニ
ウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラブトキシ
ド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等のゲルマニウ
ムアルコキシド化合物、ゲルマニウムフェノレ−ト、ゲ
ルマニウムβ−ナフトレ−ト等のゲルマニウムフェノキ
シド化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸ゲルマニウ
ム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム
等を使用することができる。中でも二酸化ゲルマニウム
が好ましい。アンチモン化合物としては、例えば、三酸
化アンチモンなどのアンチモン酸化物、酢酸アンチモン
などが使用できる。チタン化合物としては、テトラエチ
ルチタネート、テトラブチルチタネートなどのアルキル
チタネート化合物などが好ましく使用される。 次に、
ポリエチレンテレフタレ−トを製造する際に、ゲルマニ
ウム化合物として二酸化ゲルマニウムを添加する場合で
説明する。テレフタル酸成分とエチレングリコ−ルをエ
ステル交換またはエステル化反応せしめ、次いで二酸化
ゲルマニウム、リン化合物を添加し、引き続き高温、減
圧下で一定のジエチレングリコール含有量になるまで重
縮合反応せしめ、ゲルマニウム元素含有重合体を得る。
さらに、好ましくは得られた重合体をその融点以下の温
度において減圧下または不活性ガス雰囲気下で固相重合
反応せしめ、アセトアデルヒドの含有量を減少させ、所
定の固有粘度、カルボキシル末端基を得る方法等を挙げ
ることができる。
【0032】本発明では、ワックスとの相溶性を向上さ
せる点から、ポリエステルのカルボキシル末端基量が3
0〜55当量/トンであることが好ましく、より好まし
くは35〜50当量/トン、特に好ましくは40〜48
当量/トンである。
【0033】また、本発明におけるポリエステルは、好
ましくはジエチレングリコール成分量が0.01〜4重
量%、さらに好ましくは0.01〜3重量%、特に好ま
しくは0.01〜2重量%であることが衛生性、経時後
や加工で熱履歴を受けても良好な衛生性を維持する上で
望ましい。さらに、酸化防止剤を0.0001〜1重量
%添加してもよい。また、特性を損ねない範囲でジエチ
レングリコールをポリマ製造時に添加してもよい。
【0034】また、衛生性を良好にする上で、フィルム
中のアセトアルデヒドの含有量は、好ましくは30pp
m以下、さらに好ましくは25ppm以下、特に好まし
くは20ppm以下が望ましい。フィルム中のアセトア
ルデヒドの含有量を30pm以下とする方法は、例え
ば、ポリエステルを重縮反応等で製造する際の熱分解に
よって生じるアセトアルデヒドを除去するため、ポリエ
ステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下において、
ポリエステルの融点以下の温度で熱処理する方法、好ま
しくはポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気
下において150℃以上、融点以下の温度で固相重合す
る方法、真空ベント式押出機を使用して溶融押出する方
法、ポリマを溶融押出する際に押出温度を高融点ポリマ
側の融点+30℃以内、好ましくは融点+25℃以内
で、短時間、好ましくは平均滞留時間1時間以内で押出
す方法等により実施することができる。
【0035】本発明における成形加工用二軸延伸ポリエ
ステルフィルムの製造方法としては、例えば、各ポリエ
ステルを必要に応じて乾燥した後、公知の溶融押出機に
供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、静電
印加などの方式によりキャスティングドラムに密着さ
せ、冷却固化して未延伸シートを得る。延伸方式として
は、同時二軸または逐次二軸延伸のいずれでもよいが、
該未延伸シートをフイルムの長手方向および幅方向に延
伸、熱処理して、目的とする面配向度のフィルムを得
る。好ましくはフィルムの品質の点でテンター方式によ
るものが好ましく、長手方向に延伸した後、幅方向に延
伸する逐次二軸延伸方式、長手方向、幅方向をほぼ同時
に延伸していく同時二軸延伸方式が望ましい。延伸倍率
としては、それぞれの方向に1.5〜4.0倍、好まし
くは1.8〜4.0倍である。長手方向、幅方向の延伸
倍率はどちらを大きくしてもよく、同一としてもよい。
【0036】また、延伸速度は1,000%/分〜20
0,000%/分であることが望ましく、延伸温度は、
ポリエステルのガラス転移温度以上ガラス転移温度+8
0℃以下であれば任意の温度とすることができるが、通
常は80〜150℃が好ましい。 更に、二軸延伸の後
にフイルムの熱処理を行なうが、この熱処理はオ−ブン
中、加熱されたロ−ル上等、従来公知の任意の方法で行
なうことができる。熱処理温度は通常120℃以上24
5℃以下の任意の温度とすることができるが、好ましく
は120〜240℃である。また、熱処理時間は任意と
することができるが、通常1〜60秒間行なうことが好
ましい。熱処理は、フイルムをその長手方向および/ま
たは幅方向に弛緩させつつ行なってもよい。さらに、再
延伸を各方向に対して1回以上行なってもよく、その後
熱処理を行っても良い。
【0037】また、本発明の成形加工用二軸延伸ポリエ
ステルフイルムの非付着性、取扱い性や加工性を向上さ
せるために、フィルム中に内部粒子、無機粒子、有機粒
子を使用することが重要必要であり、特にフィルム中に
含まれる無機粒子および/または有機粒子が0.2〜5
重量%であることが好ましく、より好ましくは0.3〜
4重量%である。中でも平均粒子径0.01〜10μm
の無機粒子および/または有機粒子などのいわゆる外部
粒子を使用することが好ましい。特に平均粒子径0.1
〜5μmの無機粒子および/または有機粒子が缶内面に
使用されるフィルム中に添加されていることが好まし
い。内部粒子の析出方法としては、例えば特開昭48−
61556号公報、特開昭51−12860号公報、特
開昭53−41355号公報、特開昭54−90397
号公報などに記載の技術が挙げられる。さらに特開昭5
5−20496号公報、特開昭59−204617号公
報などの他の粒子との併用も行なうことができる。
【0038】10μmを超える平均粒子径を有する粒子
を使用すると、フィルムの欠陥が生じ易くなるので好ま
しくない。無機粒子および/または有機粒子としては、
例えば、湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、珪
酸アルミ、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、ク
レ−等の無機粒子およびスチレン、シリコ−ン、アクリ
ル酸類等を構成成分とする有機粒子等を挙げることがで
きる。なかでも、湿式および乾式コロイド状シリカ、ア
ルミナ等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アク
リル酸、メタクリル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼ
ン等を構成成分とする有機粒子等を挙げることができ
る。これらの内部粒子、無機粒子および/または有機粒
子は二種以上を併用してもよい。 さらに、密着性の点
からは、中心線平均粗さRaは、好ましくは0.005
〜0.1μm、さらに好ましくは0.008〜0.05
μmである。さらに、最大粗さRtとの比Rt/Raが
1〜100、好ましくは5〜50であると高速製缶性が
向上する。
【0039】また、一方の面で接着力が必要となる場
合、コロナ放電処理などの表面処理を施すことにより接
着性を向上させることも可能であり、その際のコロナ放
電処理強度としては5〜50W・min/m2が好まし
く、より好ましくは10〜45W・min/m2であ
る。
【0040】発明の成形加工用二軸延伸ポリエステルフ
イルムには、帯電防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、結晶
核剤、耐候剤、紫外線吸収剤などの添加剤を本発明の目
的を損なわない程度において用いることができる。ま
た、エンボス加工、サンドマット加工などの表面凹凸加
工、あるいはコロナ放電処理、プラズマ処理、アルカリ
処理などの表面処理を必要に応じて施してもよい。さら
に、本発明のフイルムに易接着処理剤、帯電防止剤、水
蒸気・ガスバリア剤(ポリ塩化ビニリデンなど)、離型
剤、粘着剤、接着剤、難燃剤、紫外線吸収剤、マット化
剤、顔料、染料などのコーティングや印刷を行なっても
よく、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、パ
ラジウムなどの金属やその化合物を遮光、水蒸気・ガス
バリア、表面導電性、赤外線反射などの目的で真空蒸着
してもよく、その目的、方法については上記に限定され
ない。
【0041】本発明の成形加工用二軸延伸ポリエステル
フィルムは、成形加工用に好適に使用することができ、
例えば、金属板や紙などに貼合せ、加工される容器用途
に好適である。特に、蛋白質(例えば、肉や卵)を含む
食品を保存するための金属板貼合せ成形加工用フィルム
として好適に使用することができる。
【0042】〔物性、特性の測定、評価方法〕以下に、
本発明の説明、あるいは後述の実施例の説明に用いた各
物性、特性の測定、および評価方法について説明する。
【0043】(1)融点(Tm) 融点は、(示差走査型熱量計DSC2(パーキンエルマ
ー社製)を用いて測定した。サンプ10mgを窒素気流
下で280℃、5分間溶融保持し、次いで液体窒素で急
冷した。得られたサンプルを10℃/分の速度で昇温す
る過程で、結晶融解に基づく吸熱ピーク温度を融点(T
m)とした。
【0044】(2)カルボキシル末端基量 フィルムをオルトクレゾール/クロロホルム(重量比7
/3)に95℃で溶解し、アルカリで電位差測定して求
めた。
【0045】(3)固有粘度 ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25
℃において測定した。
【0046】(4)フィルム伸度−I フィルムの伸度を、ASTM−D−882−81(A
法)に準じて100℃で測定し、下記により加工性を判
定した。A級とB級が合格である。 A級:長手方向と巾方向の平均破断伸度が300〜50
0% B級:長手方向と巾方向の平均破断伸度が200〜30
0% C級:長手方向と巾方向の平均破断伸度が0〜200
%。
【0047】(5)フィルム伸度−II フィルムの伸度を、ASTM−D−882−81(A
法)に準じて100℃で測定し、下記により加工性を判
定した。A級とB級が合格である。耐衝撃性の指標とな
る。 A級:長手方向と巾方向の平均破断伸度の差が0〜50
% B級:長手方向と巾方向の平均破断伸度が50〜100
% C級:長手方向と巾方向の平均破断伸度が100%以
上。
【0048】(6)フィルム伸度−III フィルムの伸度を、ASTM−D−882−81(A
法)に準じて100℃で測定し、下記により加工性を判
定した。A級とB級が合格である。 A級:長手方向から時計回りに45度傾いた方向の破断
伸度と135度傾いた方向 の平均破断伸度が30
0〜500% B級:長手方向から時計回りに45度傾いた方向の破断
伸度と135度傾いた方向 向の平均破断伸度が2
00〜300% C級:長手方向から時計回りに45度傾いた方向の破断
伸度と135度傾いた方向 向のの平均破断伸度が
0〜200%。
【0049】(7)水との接触角 公知の方法により、測定液として水を使用し、接触角計
(協和界面科学(株)製CA−D型)を用いて、水のフ
ィルム表面に対する静的接触角を求めた。
【0050】(8)表面自由エネルギー 公知の方法により、測定液としては、水、エチレングリ
コール、ホルムアミドの3種類を使用し、接触角計(協
和界面科学(株)製CA−D型)を用いて各液体のフィ
ルム表面に対する静的接触角を求めた。それぞれの液体
について10回測定し、その平均接触角(θ)と測定液
(j)の表面張力の各成分を下式にそれぞれ代入し、3
つの式からなる連立方程式をγL、γ+、γ−について
解いた。 (γLγjL)1/2+2(γ+γj−)1/2+2
(γj+γ−)1/2 =(1+cosθ)[γjL+2(γj+γj−)1/
2]/2 (ただし、γ=γL+2(γ+γ−)1/2γj=γj
L+2(γj+γj−)1/2) ここで、γ、γL、γ+、γ−は、それぞれフィルム表
面の表面自由エネルギー、長距離間力項、ルイス酸パラ
メーター、ルイス塩基パラメーターを示し、また、γ
j、γjL、γj+、γj−は、ぞれぞれ用いた測定液
の表面自由エネルギー、長距離間力項、ルイス酸パラメ
ーター、ルイス塩基パラメーターを示す。また、ここで
用いた各液体の表面張力は、Oss("fundamentals of
Adhesion", L. H. Lee(Ed.), p153, Plenum ess, New
York (1991).)によって提案された値を使用した。
【0051】(9)面配向係数 面配向係数は、ナトリウムD線(波長589nm)を光
源として、アッベ屈折計を用いて測定した。長手方向、
幅方向、厚み方向の屈折率(Nx,Ny,Nz)から得
られる面配向係数fn=(Nx+Ny)/2−Nzを計
算して求めた。
【0052】(10)加工性 フィルムの融点+30℃に加熱したTFS鋼板(厚さ
0.2mm)に70m/分でラミネート後、50℃の水
槽で急冷した。該ラミネート鋼板をリダクション率20
%で成形し、得られた缶の様子により下記のように加工
性を判定した。 A級:フィルムに白化、亀裂、重なり皺がない。 B級:フィルムに重なり皺や少しの白化が見られるが、
亀裂はない。 C級:フィルムに白化、亀裂、重なり皺が見られる。
【0053】(11)離型性 フィルムに20×50mmのセロハンテープを貼り付
け、引き剥がした後の表面自由エネルギーSf2を測定
し、もとのフィルムの表面自由エネルギーSf1との差
ΔSf(mN/m)により、下記のとおり判定した。 A 級:0〜1 B 級:1〜2 C 級:2〜3 D 級:3〜5 E 級:5を超える。
【0054】(12)剥離性 高さ30mm、巾200mm×200mmで金型を150℃に
加熱し転写インモールド成形を行ない、下記のとおり判
定した。
【0055】○:金型に全く粘着せず、スムーズにとれ
る。
【0056】×:金型に粘着する部分がある。
【0057】(13)非付着性 非付着性は、フィルムを、卵と肉と小麦粉を3:2:1
に混合した内容物を詰めたビーカーに入れた後、125
℃、30分レトルトし、取出して、フィルムへの付着量
を下記に従い判定した。 A 級:0〜5% B 級:5〜10% C 級:10〜20% D 級:20〜50% E 級:50〜100%
【0058】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。
【0059】(実施例1)ポリエステルとして、凝集シ
リカ粒子を含有するエチレングリコールスラリーを19
0℃で2時間熱処理した後、エステル化反応終了後にス
ラリーを添加し、重縮合反応を行ない、ステアリルステ
アレート系ワックス化合物を0.8重量%添加したポリ
エチレンテレフタレート(三酸化アンチモン触媒、固有
粘度0.65、ジエチレングリコール2.8モル%)の
チップAを製造した。本チップを所定量計量後、180
℃3時間真空乾燥して単軸押出機に供給し、通常の口金
から吐出後、静電印加(7kv)しながら鏡面冷却ドラ
ムにて冷却固化してステアリルステアレート系WAX化
合物0.5重量%含有する未延伸フィルムを得た(ドラ
ム回転速度40m/分)。この未延伸フィルムを、温度
105℃にて長手方向に2.8倍延伸、40℃に冷却
後、温度115℃で5秒予熱後に同温度で幅方向に2.
8倍延伸した後、180℃にてリラックス5%、5秒間
熱処理し、2軸延伸された厚さ16μmの表2に示すポ
リエステルフイルムを得た。表2に示すとおり、良好な
特性を発現することを確認した。
【0060】(実施例2〜3)表1に示すポリエステル
を使用して、表2に示す内容で、押出機I(A層)と押
出機II(B層)で各ポリエステル溶融して、口金直前で
積層し、実施例1の延伸条件を変更し表2の特性を示す
積層二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。表2に示す
とおり、優れた特性を発現することを確認した。
【0061】(実施例4〜5)表1、2に従い、ポリマ
ー組成、延伸条件を変更して実施例1と同様にして二軸
延伸ポリエステルフィルムを得た。表2に示すとおり、
良好な特性を発現することを確認した。
【0062】(実施例6)表1、表2に従い、ポリマー
a、bの両チップを所定量計量後、180℃で3時間真
空乾燥して押出機I(A層)と押出機II(B層)に供
給し、通常の口金から吐出後、静電印加(7kv)しな
がら鏡面冷却ドラムにて冷却固化して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを、温度105℃にて長手方
向に3.4倍延伸、幅方向に3.2倍、同時二軸延伸し
た後、210℃にてリラックス5%、5秒間熱処理し、
2軸延伸された厚さ15μmの表2に示すポリエステル
フイルムを得た。表2に示すとおり、優れた特性を発現
することを確認した。
【0063】(実施例7〜9)表3、表4に従い、ポリ
マー組成、延伸条件を変更して実施例1と同様に二軸延
伸ポリエステルフィルムを得た。表4に示すとおり、優
れた特性を発現することを確認した。
【0064】(比較例1〜3)ポリエステルの種類と添
加剤を表3、表4のとおり変更し、実施例1と同様にし
て製膜し、フィルムを得た。表4のとおり比較例1〜3
のフィルムは、加工性、離型性、剥離性、非吸着性のい
ずれの特性においても劣っていた。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】 なお、表中の記号は次のとおりである。 PET :ポリエチレンテレフタレート PET/I:イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタ
レート PET/S:セバシン酸共重合ポリエチレンテレフタレ
ート PET/N:ナフタレンジカルボン酸共重合ポリエチレ
ンテレフタレート
【0069】
【発明の効果】本発明により、内容物の非付着性に優
れ、耐熱性、加工性を兼ね備えた成形加工用二軸延伸ポ
リエステルフィルムを得ることができる。
【0070】この二軸延伸ポリエステルフィルムは、繰
返しの使用や成形加工後の使用、水雰囲気での使用後に
も優れた離型性を発現し、かつバラツキが小さく、安定
した性能を発揮するフィルムであり、特にスチールやア
ルミニウム等の金属板にラミネート後、成形加工される
金属缶内面用として使用される際に、内容物の非付着性
に優れ、耐熱性、加工性を兼ね備えたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/00 C08K 5/00 C08L 67/02 C08L 67/02 83/04 83/04 91/06 91/06 101/00 101/00 // B29K 67:00 B29K 67:00 B29L 7:00 B29L 7:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンテレフタレート単位および/ま
    たはエチレンナフタレート単位を主たる構成成分とする
    ポリエステルからなるフィルムであって、該フィルムの
    融点が180〜270℃、水との接触角が70°〜12
    0°、面配向係数が0.08〜0.15であることを特
    徴とする成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 表面自由エネルギーが20〜40mN/
    mであることを特徴とする請求項1に記載の成形加工用
    二軸延伸ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 ワックス化合物および/またはシリコー
    ン化合物を0.001〜5重量%含有することを特徴と
    する請求項1〜2のいずれかに記載の成形加工用二軸延
    伸ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 フィルム中に含まれる無機粒子および/
    または有機粒子が0.2〜5重量%であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の成形加工用二軸延
    伸ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 カルナウバワックスを0.1〜2重量
    %、ゲルマニウム元素を0.1〜200ppm含有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の成形
    加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 ゲルマニウム元素を1〜200ppm含
    有し、カルナウバワックスを1〜10重量%含有するカ
    ルナウバワックスマスターポリエステルを希釈して製造
    されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 2層以上の構成からなる積層フィルムで
    あって、少なくとも片面が請求項1〜6のいずれかに記
    載のポリエステルフィルムであることを特徴とする成形
    加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 食品包装に使用されることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載の成形加工用二軸延伸ポ
    リエステルフィルム。
  9. 【請求項9】 金属板に貼合せられて使用されることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の成形加工用
    二軸延伸ポリエステルフィルム。
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