JP2001217194A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001217194A JP2000025692A JP2000025692A JP2001217194A JP 2001217194 A JP2001217194 A JP 2001217194A JP 2000025692 A JP2000025692 A JP 2000025692A JP 2000025692 A JP2000025692 A JP 2000025692A JP 2001217194 A JP2001217194 A JP 2001217194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機運転中の異物の処理室への逆流を防止す
る。 【解決手段】 ウエハにCVD膜を形成する工程は、大
気圧状態でウエハ20が処理室4に搬入される搬入ステ
ップと、処理室4がシールキャップ10で閉じられて処
理室4に原料ガスが導入管9から供給されてウエハ20
に成膜される成膜処理ステップと、大気圧下でシールキ
ャップ10が開かれ処理済みウエハ20が処理室4から
搬出される搬出ステップと、処理室4がシャッタ32で
気密に閉じられ処理室4が排気口7、排気管12、1
4、真空ポンプ11で減圧排気されつつ窒素ガスが導入
管9から供給される待機ステップとを備えている。 【効果】 待機ステップにおいて処理室を減圧排気しつ
つ窒素ガスを供給することで、排気口や排気管に付着な
いし吸着した異物が処理室に逆流するのを防止できるた
め、逆流した異物のウエハへの再付着等の弊害を未然に
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、気密に閉じられた処理室内で被処理
物に処理を施す半導体製造装置の異物低減技術に係り、
例えば、減圧CVD装置や拡散装置等を使用した半導体
装置の製造方法に利用して有効なものに関する。
【0002】一般に、半導体集積回路装置(以下、IC
という。)の製造方法においては、半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)に窒化シリコンやポリシリコン等
のCVD膜を形成するCVD膜形成工程にバッチ式縦形
ホットウオール形減圧CVD装置が、広く使用されてい
る。
【0003】バッチ式縦形ホットウオール形減圧CVD
装置(以下、減圧CVD装置という。)は、ウエハが搬
入される処理室を形成し縦形に設置されたプロセスチュ
ーブと、処理室に原料ガスを導入するガス導入口と、処
理室を真空排気する排気管と、プロセスチューブの外側
に敷設されて処理室を加熱するヒータとを備えており、
複数枚のウエハがボートによって長く整列されて保持さ
れた状態で処理室に下端の炉口から搬入され、処理室内
に原料ガスがガス導入口から導入されるとともに、ヒー
タによって処理室が加熱されることにより、ウエハにC
VD膜がデポジションされるように構成されている。
【0004】減圧CVD装置が使用された従来のCVD
膜形成工程においては、ウエハが処理室に搬入される前
およびウエハが処理室から搬入された後の待機運転中
(以下、アイドル運転中という。)は処理室の炉口がシ
ャッタまたはシールキャップによって閉じられた状態
で、5l/min以下の窒素(N2 )ガスがマスフロー
コントローラによって制御されて処理室に供給されて処
理室がパージされる。この際、処理室内の圧力は大気圧
になっており、窒素ガスの流れは、ガス導入口→処理室
→排気口→排気管→廃棄処理装置となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た減圧CVD装置においては、アイドル運転中に5l/
min程度の窒素ガスが処理室に流された場合であって
も金属成分や塩素成分等の異物が処理室に拡散している
という問題点があることが本発明者によって明らかにさ
れた。そして、これは、排気口よりも下流の排気経路に
付着ないし吸着した金属成分や処理ガス成分等の異物が
処理室の内部に逆流するためと考えられる。
【0006】本発明の目的は、アイドル運転中の異物の
処理室への逆流を防止することができる半導体装置の製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、第一の蓋体によって気密に閉じられる処
理室内に大気圧状態で前記第一の蓋体が開かれて、被処
理物が搬入される搬入ステップと、前記処理室が第二の
蓋体によって閉じられた状態でこの処理室内に処理ガス
が供給されて、前記被処理物に処理が施される処理ステ
ップと、大気圧下で前記第二の蓋体が開かれて、処理さ
れた前記被処理物が前記処理室から搬出される搬出ステ
ップと、前記第一の蓋体によって前記処理室が気密に閉
じられて、この処理室内が減圧排気されつつ不活性ガス
が供給される待機ステップと、を備えていることを特徴
とする。
【0008】前記した手段によれば、待機ステップにお
いては処理室が減圧排気されながら不活性ガスが供給さ
れるため、排気口よりも下流の排気経路に付着ないし吸
着した異物が処理室に逆流することはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0010】本実施の形態において、本発明に係る半導
体装置の製造方法は、減圧CVD装置が使用されてウエ
ハにCVD膜が形成されるCVD膜形成工程を備えてお
り、図1に示されているように、CVD膜形成工程は搬
入ステップS1と、成膜処理ステップS2と、搬出ステ
ップS3と、待機ステップS4とを備えている。ここ
で、CVD膜形成工程に使用される減圧CVD装置の構
成を説明する。
【0011】図2〜図4に示されているように、減圧C
VD装置は中心線が垂直になるように縦に配されて固定
的に支持された縦形のプロセスチューブ1を備えてい
る。プロセスチューブ1はインナチューブ2とアウタチ
ューブ3とから構成されており、インナチューブ2は炭
化シリコン(SiC)が使用されて円筒形状に一体成形
され、アウタチューブ3は石英ガラスが使用されて円筒
形状に一体成形されている。インナチューブ2は上下両
端が開口した円筒形状に形成されており、インナチュー
ブ2の筒中空部はボートによって長く整列した状態に保
持された複数枚のウエハが搬入される処理室4を実質的
に形成している。インナチューブ2の下端開口は被処理
物としてのウエハを出し入れするための炉口5を実質的
に構成している。したがって、インナチューブ2の内径
は取り扱うウエハの最大外径よりも大きくなるように設
定されている。
【0012】アウタチューブ3は内径がインナチューブ
2の外径よりも大きく上端が閉塞し下端が開口した円筒
形状に形成されており、インナチューブ2にその外側を
取り囲むように同心円に被せられている。インナチュー
ブ2とアウタチューブ3との間の下端部は円形リング形
状に形成されたインレットフランジ6によって気密封止
されており、インレットフランジ6が減圧CVD装置の
機枠に支持されることより、プロセスチューブ1は垂直
に据え付けられた状態になっている。
【0013】インレットフランジ6の側壁の上部には処
理室4を所定の真空度に真空排気するための排気口7が
開設されており、排気口7はインナチューブ2とアウタ
チューブ3との間に形成された隙間に連通した状態にな
っている。インナチューブ2とアウタチューブ3との隙
間によって排気路8は横断面形状が一定幅の円形リング
形状に構成されており、排気口7がインレットフランジ
6に接続されているため、排気口7は円筒形状の中空体
を形成されて垂直に延在した排気路8の最下端部に配置
された状態になっている。図3および図4に示されてい
るように、排気口7には真空ポンプ11がメイン排気管
12によって接続されている。メイン排気管12にはメ
イン排気管12に介設されたメインバルブ13を迂回す
るサブ排気管14が接続されており、サブ排気管14に
はサブバルブ15が介設されている。
【0014】インレットフランジ6の側壁の下部にはガ
ス導入管9がインナチューブ2の炉口5に連通するよう
に挿入されており、ガス導入管9には後述する処理ガス
の供給源や不活性ガスの供給源(いずれも図示しな
い。)が接続されるようになっている。ガス導入管9に
よって炉口5に導入されたガスはインナチューブ2の処
理室4内を流通して排気路8を通って排気口7によって
排気されることになる。
【0015】インレットフランジ6には成膜処理ステッ
プS2において処理室4を閉塞する第二の蓋体としての
シールキャップ10が垂直方向下側から当接されるよう
になっている。シールキャップ10はアウタチューブ3
の外径と略等しい円盤形状に形成されており、プロセス
チューブ1の外部に垂直に設備されたエレベータ(図示
せず)によって垂直方向に昇降されるように構成されて
いる。シールキャップ10の中心線上には被処理物とし
てのウエハ20を保持するためのボート21が垂直に立
脚されて支持されている。ボート21は上下で一対の端
板22、23と、両端板22、23間に架設されて垂直
に配設された複数本の保持部材24とを備えており、各
保持部材24に長手方向に等間隔に配されて互いに同一
平面内において開口するように刻設された多数条の保持
溝25間にウエハ20を挿入されることにより、複数枚
のウエハ20を水平にかつ互いに中心を揃えた状態に整
列させて保持するように構成されている。
【0016】アウタチューブ3の外部にはプロセスチュ
ーブ1内を加熱するためのヒータユニット30が、アウ
タチューブ3の周囲を包囲するように同心円に設備され
ており、ヒータユニット30はプロセスチューブ1内を
全体にわたって均一に加熱するように構成されている。
ヒータユニット30は減圧CVD装置の機枠31に支持
されることにより垂直に据え付けられた状態になってい
る。機枠31には待機ステップS4において処理室4を
閉じる第二の蓋体としてのシャッタ32が設置されてお
り、シャッタ32はシャッタ昇降回転装置33によって
インレットフランジ6の下端面にシール状態で当接する
ことにより、処理室4を気密に閉じるように構成されて
いる。
【0017】次に、前記構成に係る減圧CVD装置が使
用されてウエハにCVD膜が形成されるCVD膜形成工
程を、ウエハに窒化シリコン(Si34 )のCVD膜
が形成される場合について図1に沿って説明する。
【0018】図1に示されている搬入ステップS1にお
いて、複数枚のウエハ20を整列保持したボート21は
シールキャップ10の上にウエハ20群が並んだ方向が
垂直になる状態で載置され、エレベータによって差し上
げられてインナチューブ2の炉口5から処理室4に搬入
されて行き、図2に示されているように、シールキャッ
プ10に支持されたままの状態で処理室4に存置され
る。この状態で、シールキャップ10は処理室4を気密
に閉じた状態になる。
【0019】図1に示されている処理ステップS2にお
いて、処理室4がシールキャップ10によって気密に閉
じられた状態で、プロセスチューブ1の内部が所定の真
空度(数百Pa以下)に排気口7によって真空排気さ
れ、ヒータユニット30によってプロセスチューブ1の
内部が所定の温度(約760℃)に全体にわたって均一
に加熱され、図2に示されているように、処理ガスとし
ての原料ガス34が処理室4にガス導入管9によって所
定の流量供給される。Si34 のCVD膜をデポジシ
ョンする場合には原料ガス34としては、例えば、Si
2 Cl2 とNH3とが処理室4に導入される。
【0020】導入された原料ガス34はインナチューブ
2の処理室4を上昇し、上端開口からインナチューブ2
とアウタチューブ3との隙間によって形成された排気路
8に流出して排気口7から排気される。原料ガス34は
処理室4を通過する際にウエハ20の表面に接触する。
この接触による原料ガス34のCVD反応により、ウエ
ハ20の表面にはSi34 のCVD膜が堆積(デポジ
ション)する。
【0021】Si34 のCVD膜が所望の堆積膜厚だ
けデポジションされる予め設定された処理時間が経過す
ると、図2に示されている搬出ステップS3において、
シールキャップ10が下降されて処理室4が開かれると
ともに、ボート21に保持された状態でウエハ20群が
炉口5からプロセスチューブ1の外部に図3に示されて
いるように搬出される。
【0022】続いて、図2に示されている待機ステップ
S4において、図4に示されているように、シャッタ3
2がインレットフランジ6の下端面にシール状態に当接
されて処理室4が閉じられ、処理室4が減圧排気されつ
つ不活性ガスとしての窒素ガス35が供給される。この
際、図4に示されているように、メインバルブ13が閉
じられサブバルブ15が開かれることにより、真空ポン
プ11による排気量は処理ステップS2の排気量よりも
低めに抑えられ、窒素ガス35の供給中における処理室
4の内圧は大気圧よりも若干低めに抑えられる。例え
ば、窒素ガス35の供給流量は、0.5〜10l/mi
n、処理室4の内圧は、5〜150Pa、に制御され
る。
【0023】処理室4内に対して待機ステップS4が実
行されている間に、処理室4の外部においては成膜処理
済みウエハ20と、これから成膜処理するウエハ20と
の交換作業が同時進行される。そして、交換作業が完了
すると、搬入ステップS1に進み、以降、図1に示され
ているルーチンが繰り返されて行くことになる。
【0024】ところで、処理ステップにおいて、真空排
気される原料ガスの残りや反応生成物(金属成分および
塩素成分)および塵埃等の全ての物質は、排気口や排気
管を流れて行く間にこれらの内壁面の極微細な凹凸表面
や継手部の継ぎ目等に接触するため、これらの表面や隙
間等に付着したり吸着したりして異物として堆積するこ
とになる。そして、処理室が大気圧の状態に長期間維持
されると、排気口や排気管の内壁面や継手部に堆積した
異物は処理室内に逆流するという現象が、次の通り究明
された。
【0025】すなわち、処理室を大気圧に維持した状態
で窒素ガスを5l/minだけ供給する待機運転を八時
間継続した後に、処理室の炉口を閉じたシャッタの炉口
側表面を観察したところ、シャッタの周辺部に白い粉が
付着していた。分析の結果、この白い粉はNH4 Clで
あることが判明した。このようにシャッタの炉口側表面
の周辺部にNH4 Clが局部的に付着する理由は、次の
ように考察される。まず、処理室が大気圧の状態に長期
間維持されると、排気口や排気管の内壁面や継手部に堆
積したNH4 Clはベーパ化(蒸発)して処理室内に逆
流する。シャッタ内部の周辺は冷却水の循環によって冷
却されているため、ベーパ化したNH4 Clは凝縮して
付着することになる。ちなみに、シャッタは成膜処理中
には使用していないため、シャッタに付着したNH4
lは成膜処理中に付着したものではないことは明らかで
ある。
【0026】しかし、本実施形態に係るICの製造方法
におけるCVD膜形成工程においては、前述した通り、
待機ステップS4において、処理室4がシャッタ32に
よってシール状態に閉じられ、処理室4が減圧排気され
つつ不活性ガスとしての窒素ガス35が供給されるた
め、排気口7やメイン排気管12の内壁面や継手部に堆
積した異物は処理室内に逆流することは防止される。す
なわち、本実施形態に係る待機ステップS4において
は、排気口7やメイン排気管12に付着したNH4 Cl
等の異物がベーパ化したとしても処理室4に逆流せず
に、排気口7やメイン排気管12等の排気経路を通って
真空ポンプ11によって外部に真空排気されることにな
る。
【0027】本実施形態に係る待機ステップS4におい
て排気口やメイン排気管に付着した異物の逆流が防止さ
れることは、次の実験によって検証された。
【0028】1) 目視比較 処理室を減圧排気しながら窒素ガスを供給する待機運転
を八時間継続した後に、処理室を閉じたシャッタの炉口
側表面を観察したところ、本実施形態の場合にはシャッ
タの周辺部への白い粉の付着は見られなかった。従来例
の場合には、前述した通りに、シャッタの周辺部への白
い粉の付着が見られた。
【0029】2) 金属汚染比較 プロセスチューブや排気口およびメイン排気管に対する
メンテナンス作業を実施してからCVD膜形成工程を二
十回(二十バッチ)繰り返した後に、鉄(Fe)および
銅(Cu)の濃度を測定したところ、次の表1が得られ
た。表1中、本実施形態は前述した待機ステップS4の
条件で実施した場合であり、従来例は処理室を大気圧に
維持した状態で窒素ガスを5l/min供給した場合で
ある。また、単位はatms/cm2 である。表1によ
れば、本実施形態の鉄および銅の濃度は従来例に比べて
大幅に低減しているのが理解される。
【0030】
【表1】
【0031】2) パーティクル比較 プロセスチューブや排気口およびメイン排気管に対する
メンテナンス作業を実施してからCVD膜形成工程を二
十回(二十バッチ)繰り返した後に、アイドル運転中の
パーティクルを採取したところ、次の表2が得られた。
表2中、本実施形態は前述した待機ステップS1の条件
で実施した場合であり、従来例は処理室を大気圧に維持
した状態で窒素ガスを5l/min供給した場合であ
る。また、単位は個数であり、処理室上部および処理室
下部での増加量で示されている。表2によれば、本実施
形態のパーティクルの増加量は従来例に比べて大幅に低
減しているのが理解される。
【0032】
【表2】
【0033】前記実施形態によれば、次の効果が得られ
る。
【0034】1) 排気口やメイン排気管に付着ないしは
吸着した異物の待機ステップ中の逆流を防止することに
より、逆流した異物のウエハへの再付着や金属汚染等の
弊害の発生を未然に防止することができる。
【0035】2) 逆流した異物のウエハへの再付着や金
属汚染等の弊害の発生を未然に防止することにより、I
Cの製造方法における歩留りを高めることができるとと
もに、ICの品質並びに信頼性を高めることができる。
【0036】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更
が可能であることはいうまでもない。
【0037】例えば、処理室の炉口はシールキャップと
シャッタとによって閉塞するように構成するに限らず、
処理ステップと待機ステップとのいずれについてもシー
ルキャップまたはゲートバルブによって兼用的に閉塞す
るように構成してもよい。
【0038】成膜処理はSi34 のCVD膜を形成す
る処理に限らず、ポリシリコンや酸化シリコン等の他の
CVD膜や、スパッタリング膜を形成する成膜処理であ
ってもよい。さらに、処理は成膜処理に限らず、アッシ
ング処理やドライエッチング処理等であってもよい。
【0039】減圧CVD装置はバッチ式縦形ホットウオ
ール形減圧CVD装置に限らず、横形ホットウオール形
減圧CVD装置、枚葉式減圧CVD装置等の他の減圧C
VD装置であってもよい。
【0040】半導体製造装置は減圧CVD装置に限ら
ず、酸化処理や拡散だけでなくイオン打ち込み後のキャ
リア活性化や平坦化のためのリフロー等にも使用される
拡散装置や、スパッタリング装置やドライエッチング装
置等の半導体製造装置であってもよい。要するに、本発
明は、被処理物が処理室に搬入されて真空排気されつつ
処理ガスが処理室に供給されて所望の処理が実施される
半導体製造装置全般に適用することができる。
【0041】前記実施形態ではウエハに処理が施される
場合について説明したが、被処理物はホトマスクやプリ
ント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクおよび
磁気ディスク等であってもよい。
【0042】
【発明の効果】排気口やメイン排気管に付着ないしは吸
着した異物の待機ステップ中の逆流を防止することによ
り、逆流した異物の被処理物への再付着や金属汚染等の
弊害の発生を未然に防止することができるため、半導体
装置の製造方法における歩留りを高めることができると
ともに、半導体装置の品質並びに信頼性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるICの製造方法に
おけるCVD膜形成工程の流れを示すブロック図であ
る。
【図2】搬入ステップおよび処理ステップを示す減圧C
VD装置の一部省略正面断面図である。
【図3】搬出ステップを示す減圧CVD装置の正面断面
図である。
【図4】待機ステップを示す減圧CVD装置の一部省略
正面断面図である。
【符号の説明】
1…プロセスチューブ、2…インナチューブ、3…アウ
タチューブ、4…処理室、5…炉口、6…インレットフ
ランジ、7…排気口、8…排気路、9…ガス導入管、1
0…シールキャップ(第一の蓋体)、11…真空ポン
プ、12…メイン排気管、13…メインバルブ、14…
サブ排気管、15…サブバルブ、20…ウエハ(被処理
物)、21…ボート、22、23…端板、24…保持部
材、25…保持溝、30…ヒータユニット、31…機
枠、32…シャッタ(第二の蓋体)、33…シャッタ昇
降回転装置、34…原料ガス(処理ガス)、35…窒素
ガス(不活性ガス)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の蓋体によって気密に閉じられる処
    理室内に大気圧状態で前記第一の蓋体が開かれて、被処
    理物が搬入される搬入ステップと、前記処理室が第二の
    蓋体によって閉じられた状態でこの処理室内に処理ガス
    が供給されて、前記被処理物に処理が施される処理ステ
    ップと、大気圧下で前記第二の蓋体が開かれて、処理さ
    れた前記被処理物が前記処理室から搬出される搬出ステ
    ップと、前記第一の蓋体によって前記処理室が気密に閉
    じられて、この処理室内が減圧排気されつつ不活性ガス
    が供給される待機ステップと、を備えていることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第一の蓋体と前記第二の蓋体とが兼
    用されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の製造方法。
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