JP2000306838A - 半導体基板の処理装置及び処理方法 - Google Patents

半導体基板の処理装置及び処理方法

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JP2000306838A
JP2000306838A JP11112081A JP11208199A JP2000306838A JP 2000306838 A JP2000306838 A JP 2000306838A JP 11112081 A JP11112081 A JP 11112081A JP 11208199 A JP11208199 A JP 11208199A JP 2000306838 A JP2000306838 A JP 2000306838A
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chamber
load lock
processing
lock chamber
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Mitsuo Arizono
光雄 有薗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板を処理室とロードロック室との間
で搬送する際に発生する半導体基板上へのパーティクル
付着を効果的に低減することができる半導体基板の処理
装置及び処理方法を提供する。 【解決手段】 減圧下で基板を処理する処理室11と、
処理室11と接続されたロードロック室1と、処理室1
1の圧力を検出する処理室用圧力センサ18と、ロード
ロック室1の圧力を検出するロードロック室用圧力セン
サ2と、処理室11に接続されたガス供給配管12と、
圧力センサ18,2で検出されたそれぞれの圧力の差圧
に基づいてガス供給配管12から処理室11内に導入す
るガスを調整し、処理室11とロードロック室1との差
圧が所定の値になるように制御する差圧管理制御ユニッ
ト19,マスフローコントローラ13を備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板の処理装
置及び処理方法、特に、ロードロック室(処理予備室)
と処理室が結合された半導体基板処理装置におけるロー
ドロック室と処理室との間で半導体基板を搬送する装置
および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体装置の製造工程において
は、ロードロック室と半導体基板処理室とを直結した構
造の製造装置が多数使用されている。これは大気の処理
室への巻き込みや汚染を防止して半導体基板を搬送し、
できる限り清浄な状態で半導体基板を処理するためであ
る。
【0003】このような形式の半導体基板の処理装置に
おける搬送方法の一例として、ロードロック室を備える
縦型減圧気相成長装置(CVD装置)が知られており、
以下、その構成と、この装置を用いた処理方法について
図面を参照しながら説明する。
【0004】図4は従来の縦型減圧CVD装置の一般的
な構成を示す概略図であり、図中、31はロードロック
室、32はロードロック室31内の圧力を検出するロー
ドロック室用圧力センサ、33は基板搬送室、34はロ
ードロック室31と基板搬送室33とを隔離する搬送ゲ
ートバルブ、35は被処理基板を移載する基板搬送装
置、36は被処理基板を保持する処理ボート、37はロ
ードロック室31内の真空引きを制御するバルブ、38
は真空ポンプ、39はロードロック室31に不活性ガス
を導入する不活性ガス供給配管、40はリークバルブ、
41は処理室、42は不活性ガスまたはCVD成膜ガス
を処理室41に導入するガス供給配管、43はベントバ
ルブ、44はベント配管、45はニードルバルブであ
る。46は処理室41内の圧力を検出する処理室用圧力
センサ、47はロードロック室31と処理室41とを隔
離する炉口ゲートバルブ、48は処理ボート36を設置
するシールキャップ、49は炉口ゲートバルブ47また
はシールキャップ48とを密着させて処理室41内を密
閉するフランジ、50は処理室41内の真空引きを制御
するメインバルブ、51は真空ポンプ38とフランジ4
9とを接続する排気配管、52は処理室41の外壁を構
成するアウターチューブ、53はインナーチューブ、5
4はヒーターである。
【0005】以下、上記の縦型減圧CVD装置の動作に
ついて説明する。まず、ロードロック室31へ基板を搬
送させるに際し、ロードロック室用圧力センサ32が大
気圧以上であることを確認して、搬送ゲートバルブ34
を開ける。次に基板搬送室33に設置された基板搬送装
置35によって被処理基板を処理ボート36まで移載す
る。移載終了後、搬送ゲートバルブ34を閉じる。次に
ロードロック室31の真空引き制御バルブ37を開き真
空ポンプ38を使ってロードロック室31を真空排気す
る。ロードロック室31内には不活性ガス供給配管39
から継続的に不活性ガスが導入されており、一定時間排
気後真空引き制御バルブ37が閉じられると、ロードロ
ック室31の圧力は再度大気圧まで上昇する。ロードロ
ック室31内が大気圧になった時点で過圧防止のために
リークバルブ40を開く。一方、処理室41内にはガス
供給配管42より不活性ガスが継続的に導入されてお
り、ロードロック室31と同様に過圧防止のためにベン
トバルブ43が開いている。
【0006】ロードロック室31内が所定の圧力で安定
することをロードロック室用圧力センサ32で確認した
後、処理室用圧力センサ46の値を見ながらニードルバ
ルブ45を使って手動でベント配管44内部を通るガス
流量を調整して、処理室41内の圧力をロードロック室
31内の圧力に対し約300Pa以内の陰圧にする。こ
の目的はロード、アンロード動作で炉口ゲートバルブ4
7またはシールキャップ48の開動作時にロードロック
室31と処理室41間の差圧を少なくして対流の発生を
防止し、被処理基板の処理によってインナーおよびアウ
ターチューブ内壁や排気配管51内壁に付着した反応生
成物が散乱しないようにするためと、排気配管51から
処理室41側または処理室41からロードロック室31
側への気流発生を防止し、気流に乗ったパーティクルが
ロードロック室31に移載された基板上に付着しないよ
うにするためである。
【0007】このようにして処理室41の陰圧の調整及
び圧力安定確認後、炉口ゲートバルブ47を開け、シー
ルキャップ48が接続された処理ボート36を処理室4
1にロードする。処理ボート36が設置されたシールキ
ャップ48がフランジ49と密着した時点でロードが完
了し、ガス供給配管42からの不活性ガスの導入を止
め、さらにベントバルブ43も閉じる。次にメインバル
ブ50を開放し、処理室41内を排気配管51を介して
真空ポンプ38により所定の圧力まで真空排気する。
【0008】次に再びガス供給配管42から不活性ガス
を導入し、処理室41内の圧力と温度の安定を確認し、
不活性ガスをCVD成膜用ガスに切り替え所定の成膜処
理を行なう。成膜処理後、不活性ガスに切り替えてガス
供給配管42から充分に処理室41内をパージする。所
定のパージ時間経過後、ロードロック室31内の圧力と
処理室41内との圧力差が処理ボート36のロード時と
同じであることを確認し、処理ボート36をロードロッ
ク室31にアンロードする。処理ボート36が所定の位
置に達した後、炉口ゲートバルブ47を閉じて基板の冷
却を待ち、搬送ゲートバルブ34を開け、基板搬送装置
35によって基板を処理ボート36から搬出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成及び方法では、処理室41とロードロック室31
との差圧調整が作業者の判断と手作業に依存し、このた
め目標差圧を規定してもロードロック室31、処理室4
1内の圧力安定性、炉口ゲートバルブ47の開動作タイ
ミングが影響して、実際の差圧には最大100Pa程度
の誤差が生じ、差圧の符号が逆転したり、あるいは差圧
が過大になる事態が発生し、半導体基板を処理室とロー
ドロック室との間で搬送する際に処理室のチューブ内
壁、排気配管内壁などからパーティクルが発生し、これ
が半導体基板上に付着して、その歩留まりを低下させて
いた。これに対応するためにロードロック室内圧と処理
室内圧とを同圧にする技術(例えば特許第212036
6号に示される技術)があるが、発明者の実験によれば
ロードロック室と処理室を同圧にした場合、処理ボート
のロードロック室におけるロードおよびアンロード時で
基板上にパーティクルが付着する課題は依然として解決
されないことが確認され、大きな問題点となっていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決したもの
であり、半導体基板を処理室とロードロック室との間で
搬送する際に発生する半導体基板上へのパーティクル付
着を効果的に低減することができる半導体基板の処理装
置及び処理方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の基板の処理装置
は、減圧下で基板を処理する処理室と、前記処理室と接
続されたロードロック室と、前記処理室の圧力を検出す
る第1の圧力検出手段と、前記ロードロック室の圧力を
検出する第2の圧力検出手段と、前記処理室または前記
ロードロック室に接続されたガス供給配管と、前記第1
および第2の圧力検出手段で検出されたそれぞれの圧力
の差圧に基づいて前記ガス供給配管から前記処理室内に
導入するガスを調整し、前記処理室と前記ロードロック
室との差圧が所定の値になるように制御する差圧制御手
段を備えたものである。
【0012】また、本発明の基板の処理方法は減圧下で
基板を処理する処理室およびこれと接続するロードロッ
ク室の間を前記基板を搬送するに際し、前記処理室の圧
力と前記ロードロック室の圧力を検出する検出工程と、
前記それぞれの圧力の差圧に基づいて前記処理室または
前記ロードロック室に供給するガスを調節し、前記処理
室と前記ロードロック室との差圧が所定の値になるよう
に自動的に制御する制御工程を含むものである。
【0013】この発明によれば、基板の搬送時に処理室
とロードロック室との差圧が自動的に制御され、作業者
による手作業がなくなると共に、差圧を精度よく制御す
ることができ、パーティクルの発生を抑制することが可
能となる。さらに差圧を50〜150Paとすることに
よってパーティクル発生数は大幅に抑制されることが確
認されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の半導体基板の処理装置の実
施の形態における構成を示す概略図であり、より具体的
には縦型減圧CVD装置の構成を示すものである。さら
に、本発明の半導体基板の処理方法については、本実施
の形態における装置の説明と共に明らかにして行く。
【0016】図1において、1はロードロック室、2は
ロードロック室1内の圧力を検出しかつ検出圧力を電気
信号に変換できるロードロック室用圧力センサ、3は基
板搬送室、4はロードロック室1と基板搬送室3とを隔
離する搬送ゲートバルブ、5は被処理基板を移載する基
板搬送装置、6は被処理基板を保持する処理ボート、7
はロードロック室1内の真空引きを制御するバルブ、8
は真空ポンプ、9はロードロック室1に不活性ガスを導
入する不活性ガス供給配管、10はリークバルブ、11
はCVD成膜処理する処理室、12は不活性ガスまたは
CVD成膜ガスを処理室11に導入するガス供給配管、
13は不活性ガスの流量を制御するマスフローコントロ
ーラ、14は流量制御されるN2ガスの流入開始および
停止を制御する室圧制御バルブ、15は室圧制御用N2
を導入する室圧制御配管、16はベントバルブ、17は
ベント配管、18は処理室11内の圧力を検出しかつ検
出圧力を電気信号に変換できる処理室用圧力センサ、1
9は、ロードロック室用圧力センサ2と処理室用圧力セ
ンサ18から送られてきた検出圧力の電気的変換信号を
演算処理し、かつ処理室11内圧力を所定の圧力に制御
するマスフローコントローラ13にN2ガス制御信号を
出力できる差圧管理制御ユニットである。
【0017】20はロードロック室1と処理室11とを
隔離する炉口ゲートバルブ、21は処理ボート6を設置
するシールキャップ、22は炉口ゲートバルブ20また
はシールキャップ21とを密着させて処理室11内を密
閉するフランジ、23は処理室11内の真空引きを制御
するメインバルブ、24は真空ポンプ8とフランジ22
とを接続する排気配管、25は処理室11の外壁を構成
するアウターチューブ、26はアウターチューブ25の
内壁に膜堆積時の付着物をできる限り低減させる目的で
設置されるインナーチューブ、27は処理室11内部を
加熱するヒーターである。
【0018】以下、上記のように構成された縦型減圧C
VD装置について、その動作を説明する。この装置によ
る成膜処理は、初めにロードロック室1内の圧力をロー
ドロック室用圧力センサ2で大気圧以上であることを確
認した後、搬送ゲートバルブ4を開ける。次に基板搬送
室3に設置された基板搬送装置5によって被処理基板を
処理ボート6まで移載させる。移載終了後搬送ゲートバ
ルブ4を閉じ、ロードロック室1の真空引き制御バルブ
7を開き、真空ポンプ8によってロードロック室1を真
空排気する。一方、ロードロック室1内には不活性ガス
供給配管9から、この真空排気される時だけでなく、上
記の被処理基板をロードロック室1内に搬送する前後に
も常時40SLMのN2ガスが導入されており、一定時
間経過後真空引き制御バルブ7は閉じられる。真空排気
時も連続的にN2ガスが導入されるのは、急激な真空排
気によって、断熱膨張によるロードロック室1内に存在
する水蒸気が結露し、ロードロック室壁面や被処理基板
表面に付着するのを防ぐためである。
【0019】その後N2ガスを連続的に流しているため
に、ロードロック室1内は大気圧にもどるがさらに大気
圧を超えて過加圧になるのを防止するためにリークバル
ブ10を開いている。この状態ではロードロック室1は
ほぼN2ガスに置換される。これは、被処理基板を処理
室11に移動させる際に、場合によっては大気成分であ
る酸素を処理室11に巻き込んで望ましくない酸化膜を
成長させることを避けるためである。
【0020】リークバルブ10の開後、数分でロードロ
ック室1内は大気圧より1000Pa高い102.2k
Paの圧力で安定する。一方処理室11内にはこのと
き、ガス供給配管12から1.4SLMのN2ガス及び
マスフローコントローラ13、室圧制御バルブ14を介
してマスフラーコントローラ13で流量制御されたN2
ガスを室圧制御配管15内で混合させて継続的に導入し
ている。また、ロードロック室1と同様に処理室11内
の過加圧を防止するためにベントバルブ16も開き、ベ
ント配管17を介して処理室11内のN2ガスを放出し
ている。
【0021】この時、差圧管理制御ユニット19は処理
室用圧力センサ18からの検出圧力を電気的に変換され
た信号とロードロック室用圧力センサ2からの検出圧力
を電気的に変換された信号とを受けて、ロードロック室
1内の圧力102.2kPaより処理室11内圧が10
0±50Paの範囲でロードロック室1よりも低圧にな
るように、N2ガス流量を制御するマスフローコントロ
ーラ13に信号を出力している。出力信号を受けたマス
フローコントローラ13は自身の内部の流量制御バルブ
の開閉動作で処理室11内の圧力制御に必要なN2ガス
の流量を制御している。
【0022】本実施の形態では処理室用圧力センサ18
とロードロック室用圧力センサ2によりそれぞれの圧力
を検知し、これらの圧力差に基づき、差圧管理制御ユニ
ット19,マスフローコントローラ13によって自動的
にN2流量を制御しているために処理室11とロードロ
ック室1との差圧は精度よく一定に維持されるのであ
り、この圧力検知工程と前記差圧を所定の値に制御する
工程が本発明の処理方法の骨子となっている。
【0023】次に処理室11内の自動圧力調整および圧
力安定確認後、炉口ゲートバルブ20を開ける。炉口ゲ
ートバルブ20の開動作終了を確認した後、室圧制御バ
ルブ14を閉じる。次に処理ボート6を処理室11にロ
ードする。処理ボート6が設置されたシールキャップ2
1がフランジ22と密着した時点でロードが完了し、次
にガス供給配管12からのN2ガスの導入を止め、さら
にベントバルブ16を閉じる。次にメインバルブ23を
開放して処理室11内を排気配管24を介して真空ポン
プ8を使って、所定の圧力まで真空排気する。次に再び
ガス供給配管12からN2ガスを導入し、処理室11内
の圧力と温度の安定が確認され次第、不活性ガスをCV
D成膜用反応ガスに切り替え被処理基板のCVD成膜処
理を行なう。
【0024】CVD処理後、ガス供給配管12からのN
2ガスに切り替えて充分に処理室11内をパージする。
パージ終了後、室圧制御バルブ14を開け、ロードロッ
ク室1内の圧力と処理室11内との圧力差が処理ボート
6のロード時と同様の差圧になるように流量制御された
2ガスを処理室11内に流入させる。自動差圧調整お
よび圧力安定確認後、処理ボート6をロードロック室1
にアンロードさせる。処理ボート6が所定の位置に達
し、アンロードが完了したら炉口ゲートバルブ20を閉
じる。次に基板が搬送可能温度になるまで冷やされた
後、搬送ゲートバルブ4を開け、基板搬送装置5によっ
て被処理基板は処理ボート6から搬出される。
【0025】一方、本発明者は図1に示した装置を用い
て、処理室11とロードロック室1との差圧を一定に保
ち、しかもロード、アンロード時に発生するパーティク
ル数を減少するには一定の範囲の差圧が必要であること
を見出し、この点について従来の縦形減圧CVD装置を
用いて、ロードロック室と処理室の差圧とパーティクル
の発生数の相関を厳密に調査した結果、次のような事実
が判明した。
【0026】図2は一般的な縦形減圧CVD装置におけ
るロードロック室と処理室の差圧とパーティクル発生の
関係を示すグラフ、図3は図1に示す装置におけるロー
ドロック室と処理室の差圧とパーティクル発生の関係を
示すグラフである。図2において、■印のプロットは処
理室が陰圧になる各差圧に対応するパーティクル発生数
の変化を示し、横軸はパーティクル発生数の測定回数を
示す。図2から明らかに、ロードロック室と処理室との
差圧を100Paにするとパーティクルの発生を効果的
に低減できることが分かる。さらに詳細な相関の調査か
らは前記差圧は50Pa〜150Paであればほぼ同等
の効果があることが判明した。
【0027】本実施の形態における装置においても、被
処理基板のロード、アンロード動作開始時の差圧を10
0Paで自動圧力調整させたものでは、図3に示すよう
に□印のプロットにより表示されるパーティクルの発生
数は当然のことながら図2に示した実験結果同様、従来
の約1/10程度に効果的に低減されていることが分か
る。なお、前記従来の装置においては、処理室とロード
ロック室との差圧は制御できず目標差圧からの変動が1
00Pa程度はあって、目標差圧が仮に100Paであ
ったとしても0〜200Paまで変動するため、これを
50Pa〜150Pa内の所定値に納めることは到底不
可能である。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、処理
室とロードロック室との差圧を自動的に一定に保つ手段
を備えているので、この差圧を±50Paの範囲内で充
分制御できるようになったことと、最適な差圧が100
Paであることを見出したことによってパーティクルの
発生をきわめて低く抑えることが可能となった。
【0029】なお、図1に示す装置においては、処理室
とロードロック室との差圧を制御するガスをガス供給配
管12を通じて、処理室11へ導入するようにしたが、
このガスをロードロック室側へ導入するようにしてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体基
板を処理室とロードロック室との間で搬送する際の処理
室のチューブ内壁、排気配管内壁などからのパーティク
ル発生を防止できるので、半導体基板上へのパーティク
ル付着を低減でき、歩留まり低下を防止できるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板の処理装置の実施の形態に
おける構成を示す概略図
【図2】一般的な縦形減圧CVD装置におけるロードロ
ック室と処理室の差圧とパーティクル発生の関係を示す
グラフ
【図3】図1に示す装置におけるロードロック室と処理
室の差圧とパーティクル発生の関係を示すグラフ
【図4】従来の縦型減圧CVD装置の一般的な構成を示
す概略図
【符号の説明】
1 ロードロック室 2 ロードロック室用圧力センサ 3 基板搬送室 4 搬送ゲートバルブ 5 基板搬送装置 6 処理ボート 7 真空引き制御バルブ 8 真空ポンプ 9 不活性ガス供給配管 10 リークバルブ 11 処理室 12 ガス供給配管 13 マスフローコントローラ 14 室圧制御バルブ 15 室圧制御配管 16 ベントバルブ 17 ベント配管 18 処理室用圧力センサ 19 差圧管理制御ユニット 20 炉口ゲートバルブ 21 シールキャップ 22 フランジ 23 メインバルブ 24 排気配管 25 アウターチューブ 26 インナーチューブ 27 ヒーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧下で基板を処理する処理室と、前記
    処理室と接続されたロードロック室と、前記処理室の圧
    力を検出する第1の圧力検出手段と、前記ロードロック
    室の圧力を検出する第2の圧力検出手段と、前記処理室
    または前記ロードロック室に接続されたガス供給配管
    と、前記第1および第2の圧力検出手段で検出されたそ
    れぞれの圧力の差圧に基づいて前記ガス供給配管から前
    記処理室内に導入するガスを調整し、前記処理室と前記
    ロードロック室との差圧が所定の値になるように制御す
    る差圧制御手段を備えたことを特徴とする半導体基板の
    処理装置。
  2. 【請求項2】 処理室とロードロック室との差圧の値は
    50〜150Paであり、ロードロック室の圧力より処
    理室の圧力の方が陰圧であることを特徴とする請求項1
    記載の半導体基板の処理装置。
  3. 【請求項3】 減圧下で基板を処理する処理室およびこ
    れと接続するロードロック室の間を前記基板を搬送する
    に際し、前記処理室の圧力と前記ロードロック室の圧力
    を検出する検出工程と、前記それぞれの圧力の差圧に基
    づいて前記処理室または前記ロードロック室に供給する
    ガスを調整し、前記処理室と前記ロードロック室との差
    圧が所定の値になるように自動的に制御する制御工程を
    含むことを特徴とする半導体基板の処理方法。
  4. 【請求項4】 制御工程は、処理室と前記ロードロック
    室との差圧が50〜150Paに、ロードロック室の圧
    力より処理室の圧力の方が陰圧になるように制御するこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体基板の処理方法。
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