JP2001214037A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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- JP2001214037A JP2001214037A JP2000021906A JP2000021906A JP2001214037A JP 2001214037 A JP2001214037 A JP 2001214037A JP 2000021906 A JP2000021906 A JP 2000021906A JP 2000021906 A JP2000021906 A JP 2000021906A JP 2001214037 A JP2001214037 A JP 2001214037A
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- skeleton
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハロゲンフリーの難燃処方として優れた難燃
効果を発現させると共に、成形品の耐熱性、耐湿性等の
物性を向上させる。 【解決手段】 ビナフトールのジグリシジルエーテル、
硬化剤、及び10−(2,5−ジヒドロキシフェニル)
−10H−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン
−10−オキサイドを含有。
効果を発現させると共に、成形品の耐熱性、耐湿性等の
物性を向上させる。 【解決手段】 ビナフトールのジグリシジルエーテル、
硬化剤、及び10−(2,5−ジヒドロキシフェニル)
−10H−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン
−10−オキサイドを含有。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲンフリーの
難燃性組成物として有用な難燃性エポキシ樹脂組成物に
関し、具体的には、塗料組成物、半導体封止用組成物又
は積層板用組成物として有用であり、特に積層板(プリ
ント配線板)用ワニスとして難燃効果のみならず、耐熱
性および耐湿性に優れた積層板を提供し得るエポキシ樹
脂組成物に関する。
難燃性組成物として有用な難燃性エポキシ樹脂組成物に
関し、具体的には、塗料組成物、半導体封止用組成物又
は積層板用組成物として有用であり、特に積層板(プリ
ント配線板)用ワニスとして難燃効果のみならず、耐熱
性および耐湿性に優れた積層板を提供し得るエポキシ樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、その優れた耐熱性、密
着性、電気特性(絶縁性)ゆえに電気電子材料部品を中
心に幅広く使用されている。
着性、電気特性(絶縁性)ゆえに電気電子材料部品を中
心に幅広く使用されている。
【0003】これら電気電子材料部品はガラスエポキシ
積層板やIC封止材に代表される様に高い難燃性(UL
−94:V−0)が求められており、通常は臭素化エポ
キシ樹脂等のハロゲン含有化合物が用いられている。例
えば、ガラスエポキシ積層板では、一般に臭素化エポキ
シ樹脂を主原料成分としたエポキシ樹脂と、ジシアンジ
アミド、フェノール化合物等のエポキシ樹脂硬化剤とを
配合して用いられている。
積層板やIC封止材に代表される様に高い難燃性(UL
−94:V−0)が求められており、通常は臭素化エポ
キシ樹脂等のハロゲン含有化合物が用いられている。例
えば、ガラスエポキシ積層板では、一般に臭素化エポキ
シ樹脂を主原料成分としたエポキシ樹脂と、ジシアンジ
アミド、フェノール化合物等のエポキシ樹脂硬化剤とを
配合して用いられている。
【0004】しかし、このようなハロゲン含有化合物の
使用は、近年のダイオキシンに代表される環境問題の一
要因となっている他、高温環境下でのハロゲン解離によ
る電気的な長期信頼性への悪影響などから、ハロゲンの
使用量を極力低減するか、ハロゲンに代替できる他化合
物を使用したいわゆるハロゲンフリー難燃処方が強く求
められている。
使用は、近年のダイオキシンに代表される環境問題の一
要因となっている他、高温環境下でのハロゲン解離によ
る電気的な長期信頼性への悪影響などから、ハロゲンの
使用量を極力低減するか、ハロゲンに代替できる他化合
物を使用したいわゆるハロゲンフリー難燃処方が強く求
められている。
【0005】そこで、従来よりこの様なハロゲンによる
難燃処方に代わる技術として、例えばリン酸エステル系
化合物などを添加系難燃剤として使用する技術が種々検
討されている。しかしながら、このような技術で難燃性
を有するためには、リン酸エステル系化合物は相当量の
添加が必要であり、また該化合物の可塑性によって何れ
も成形品の耐熱性や耐水性等の低下をもたらすものであ
った。
難燃処方に代わる技術として、例えばリン酸エステル系
化合物などを添加系難燃剤として使用する技術が種々検
討されている。しかしながら、このような技術で難燃性
を有するためには、リン酸エステル系化合物は相当量の
添加が必要であり、また該化合物の可塑性によって何れ
も成形品の耐熱性や耐水性等の低下をもたらすものであ
った。
【0006】そこで、リン系化合物を使用しながらも、
成形品の耐熱性、耐水性等を改善したものとして、例え
ば特開平4−11662号公報には、ビスフェノール型
エポキシ樹脂に特定のリン化合物を変性させて、成形品
の耐熱性の向上を図った技術が開示されている。
成形品の耐熱性、耐水性等を改善したものとして、例え
ば特開平4−11662号公報には、ビスフェノール型
エポキシ樹脂に特定のリン化合物を変性させて、成形品
の耐熱性の向上を図った技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−1
1662号公報記載の発明は、硬化物自体の難燃性が十
分でなく、ガラスエポキシ積層板やIC封止材などの電
気電子材料部品に求められる難燃性(UL−94:V−
0)を実現するには、やはり樹脂構造中にハロゲン原子
を導入しなければならず、ハロゲンフリー難燃処方とし
て実用化できないものであった。
1662号公報記載の発明は、硬化物自体の難燃性が十
分でなく、ガラスエポキシ積層板やIC封止材などの電
気電子材料部品に求められる難燃性(UL−94:V−
0)を実現するには、やはり樹脂構造中にハロゲン原子
を導入しなければならず、ハロゲンフリー難燃処方とし
て実用化できないものであった。
【0008】即ち、本発明が解決しようとする課題は、
ハロゲンフリーの難燃処方として優れた難燃効果を発現
させると共に、成形品の耐熱性、耐湿性等の物性に優れ
る難燃性エポキシ樹脂組成物を提供することにある。
ハロゲンフリーの難燃処方として優れた難燃効果を発現
させると共に、成形品の耐熱性、耐湿性等の物性に優れ
る難燃性エポキシ樹脂組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、エポキシ樹脂としてナ
フタレン骨格を含有するエポキシ樹脂を使用し、硬化剤
およびリン原子含有化合物とを併用することにより、特
異的に耐熱性、耐水性が改善されると共に、ハロゲンフ
リーによる難燃化を図ることができることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意検討した結果、エポキシ樹脂としてナ
フタレン骨格を含有するエポキシ樹脂を使用し、硬化剤
およびリン原子含有化合物とを併用することにより、特
異的に耐熱性、耐水性が改善されると共に、ハロゲンフ
リーによる難燃化を図ることができることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
【0010】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、ナフタレン骨格
含有エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、及びリン原子
含有化合物(C)を必須成分とすることを特徴とするエ
ポキシ樹脂組成物に関する。
含有エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、及びリン原子
含有化合物(C)を必須成分とすることを特徴とするエ
ポキシ樹脂組成物に関する。
【0011】本発明で用いるナフタレン骨格含有エポキ
シ樹脂(A)としては、樹脂構造中にナフタレン骨格を
含有するものであればよく特に制限されるものではな
く、例えば、1,6−ジヒドロキシナフタレンのジグリ
シジルエーテル等の1,6−ジグリシジルオキシナフタ
レン型エポキシ樹脂、1−(2,7−ジグリシジルオキ
シナフチル)−1−(2−グリシジルオキシナフチル)
メタン、1,1−ビス(2,7−ジグリシジルオキシナ
フチル)メタン、1,1−ビス(2,7−ジグリシジル
オキシナフチル)−1−フェニル−メタン、ナフトール
ノボラックのポリグリシジルエーテル、ビナフトールの
ジグリシジルエーテル等が何れも使用できるが、これら
のなかでも特に難燃性の改善効果が顕著であり、また、
耐熱性、耐水性にも優れる点からビナフトールのジグリ
シジルエーテルが好ましい。即ち、ビナフトールのジグ
リシジルエーテルは、エポキシ樹脂全体としての芳香環
量が非常に高く、また硬化後の架橋構造中の主鎖に剛直
で難燃性の高い芳香環が広範囲に取り組まれるため、燃
焼時にチャーを形成しやすく、結果、リン原子含有化合
物(C)との併用により硬化物の難燃性が極めて良好な
ものとなる。
シ樹脂(A)としては、樹脂構造中にナフタレン骨格を
含有するものであればよく特に制限されるものではな
く、例えば、1,6−ジヒドロキシナフタレンのジグリ
シジルエーテル等の1,6−ジグリシジルオキシナフタ
レン型エポキシ樹脂、1−(2,7−ジグリシジルオキ
シナフチル)−1−(2−グリシジルオキシナフチル)
メタン、1,1−ビス(2,7−ジグリシジルオキシナ
フチル)メタン、1,1−ビス(2,7−ジグリシジル
オキシナフチル)−1−フェニル−メタン、ナフトール
ノボラックのポリグリシジルエーテル、ビナフトールの
ジグリシジルエーテル等が何れも使用できるが、これら
のなかでも特に難燃性の改善効果が顕著であり、また、
耐熱性、耐水性にも優れる点からビナフトールのジグリ
シジルエーテルが好ましい。即ち、ビナフトールのジグ
リシジルエーテルは、エポキシ樹脂全体としての芳香環
量が非常に高く、また硬化後の架橋構造中の主鎖に剛直
で難燃性の高い芳香環が広範囲に取り組まれるため、燃
焼時にチャーを形成しやすく、結果、リン原子含有化合
物(C)との併用により硬化物の難燃性が極めて良好な
ものとなる。
【0012】このビナフトールのジグリシジルエーテル
は、通例のエポキシ樹脂と同様、原料であるビナフトー
ルにエピハロヒドリンを反応させることで製造できる。
は、通例のエポキシ樹脂と同様、原料であるビナフトー
ルにエピハロヒドリンを反応させることで製造できる。
【0013】ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂(A)に
関し、そのエポキシ当量は特に制限されるものではない
が130〜500g/eqの範囲であることが好まし
く、特にナフタレン骨格含有エポキシ樹脂(A)として
好ましく用いられるビナフトールのジグリシジルエーテ
ルの場合には、とりわけエポキシ当量199〜350g
/eqの範囲であることが、耐熱性、耐水性の改善効果
及び難燃効果が一層向上し、また、溶剤溶解性が著しく
良好となる点から好ましい。
関し、そのエポキシ当量は特に制限されるものではない
が130〜500g/eqの範囲であることが好まし
く、特にナフタレン骨格含有エポキシ樹脂(A)として
好ましく用いられるビナフトールのジグリシジルエーテ
ルの場合には、とりわけエポキシ当量199〜350g
/eqの範囲であることが、耐熱性、耐水性の改善効果
及び難燃効果が一層向上し、また、溶剤溶解性が著しく
良好となる点から好ましい。
【0014】また、本発明においてはハロゲンフリー難
燃処方として非常に有用であることからナフタレン骨格
含有エポキシ樹脂(A)は、ハロゲン原子は少ない方が
好ましく、実質的に非ハロゲンのエポキシ樹脂であるこ
と好ましい。但し、ここで、実質的に非ハロゲンのエポ
キシ樹脂とは、エピハロヒドリンの使用により混入され
るハロゲン成分は含んでいてもよく、具体的にはハロゲ
ン(エピクロルヒドリン使用の場合は、塩素)原子量は
5000ppm以下であることが好ましい。
燃処方として非常に有用であることからナフタレン骨格
含有エポキシ樹脂(A)は、ハロゲン原子は少ない方が
好ましく、実質的に非ハロゲンのエポキシ樹脂であるこ
と好ましい。但し、ここで、実質的に非ハロゲンのエポ
キシ樹脂とは、エピハロヒドリンの使用により混入され
るハロゲン成分は含んでいてもよく、具体的にはハロゲ
ン(エピクロルヒドリン使用の場合は、塩素)原子量は
5000ppm以下であることが好ましい。
【0015】前述の硬化剤(B)は、特に制限されるも
のでなく、フェノールノボラック、クレゾールノボラッ
ク、レゾルシンノボラック、ジシアンジアミド等の公知
汎用の硬化剤が何れも使用できるが、本発明において
は、フェノール骨格又はナフトール骨格をp−ベンゼン
ジアルキリデン基で結節された構造のポリフェノールを
用いることが、難燃性の改善効果の点から好ましい。
のでなく、フェノールノボラック、クレゾールノボラッ
ク、レゾルシンノボラック、ジシアンジアミド等の公知
汎用の硬化剤が何れも使用できるが、本発明において
は、フェノール骨格又はナフトール骨格をp−ベンゼン
ジアルキリデン基で結節された構造のポリフェノールを
用いることが、難燃性の改善効果の点から好ましい。
【0016】ここで、フェノール骨格又はナフトール骨
格をフェニレンアルキリデン基で結節させた構造のポリ
フェノールとは、フェノール骨格のみをフェニレンジア
ルキリデン基で結節させた構造のポリフェノール、ナフ
トール骨格のみをフェニレンジアルキリデン基で結節さ
せた構造のポリフェノール、或いは、フェノール骨格及
びナフトール骨格をフェニレンジアルキリデン基で結節
させた構造のポリフェノールであってもよいが、具体的
には、下記一般式1
格をフェニレンアルキリデン基で結節させた構造のポリ
フェノールとは、フェノール骨格のみをフェニレンジア
ルキリデン基で結節させた構造のポリフェノール、ナフ
トール骨格のみをフェニレンジアルキリデン基で結節さ
せた構造のポリフェノール、或いは、フェノール骨格及
びナフトール骨格をフェニレンジアルキリデン基で結節
させた構造のポリフェノールであってもよいが、具体的
には、下記一般式1
【0017】
【化2】 (式中、R1、R2はそれぞれ水素原子又は炭素原子数
1〜3のアルキル基、Xは水素原子又は炭素原子1〜4
のアルキル基、nは1〜4の整数、nは重量平均重合度
0〜5の整数であり、Arは、フェノール骨格又はナフ
トール骨格をそれぞれ表す。)で表されるものが好まし
い。
1〜3のアルキル基、Xは水素原子又は炭素原子1〜4
のアルキル基、nは1〜4の整数、nは重量平均重合度
0〜5の整数であり、Arは、フェノール骨格又はナフ
トール骨格をそれぞれ表す。)で表されるものが好まし
い。
【0018】これらのなかでもフェニレンジアルキリデ
ン基として、p−ベンゼンジアルキリデン基のもの、即
ち、一般式1において、Xが全て水素原子であって、か
つ該ベンゼン構造部位の置換位置が、いずれもp−であ
る構造のものが、特に硬化後の架橋構造中の主鎖に剛直
で難燃性の高い芳香環が取り組まれ、かつそれらのジア
ルキリデン結合が全てp位であるために、燃焼時、より
チャー形成をし易くなることから難燃性の改善効果が飛
躍的に向上する点から好ましい。
ン基として、p−ベンゼンジアルキリデン基のもの、即
ち、一般式1において、Xが全て水素原子であって、か
つ該ベンゼン構造部位の置換位置が、いずれもp−であ
る構造のものが、特に硬化後の架橋構造中の主鎖に剛直
で難燃性の高い芳香環が取り組まれ、かつそれらのジア
ルキリデン結合が全てp位であるために、燃焼時、より
チャー形成をし易くなることから難燃性の改善効果が飛
躍的に向上する点から好ましい。
【0019】このようなフェノール骨格又はナフトール
骨格をp−ベンゼンジアルキリデン基で結節させた構造
のポリフェノールは、更に具体的には、フェノールと
α,α’ジメトキシパラキシレンをフリーデルクラフツ
縮合すること、ナフトールとα,α’ジメトキシパラ
キシレンをフリーデルクラフツ縮合すること、或いは
フェノール、ナフトールの混合物とα,α’ジメトキシ
パラキシレンをフリーデルクラフツ縮合すること等によ
り合成できる。
骨格をp−ベンゼンジアルキリデン基で結節させた構造
のポリフェノールは、更に具体的には、フェノールと
α,α’ジメトキシパラキシレンをフリーデルクラフツ
縮合すること、ナフトールとα,α’ジメトキシパラ
キシレンをフリーデルクラフツ縮合すること、或いは
フェノール、ナフトールの混合物とα,α’ジメトキシ
パラキシレンをフリーデルクラフツ縮合すること等によ
り合成できる。
【0020】本発明で用いるリン原子含有化合物(C)
は、リン原子を含んでいれば特に限定されるものではな
いが、硬化物の一層の優れた難燃性を付与できる点か
ら、具体的には9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−
(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オキ
サ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイ
ド、10−(2,5−ジヒドロキシナフチル)−10H
−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−
オキサイド、レゾルシニルジフェニルホスフェート、芳
香族ジホスフェート化合物、トリフェニルフォスフェー
ト等が挙げられる。
は、リン原子を含んでいれば特に限定されるものではな
いが、硬化物の一層の優れた難燃性を付与できる点か
ら、具体的には9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−
(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オキ
サ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイ
ド、10−(2,5−ジヒドロキシナフチル)−10H
−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−
オキサイド、レゾルシニルジフェニルホスフェート、芳
香族ジホスフェート化合物、トリフェニルフォスフェー
ト等が挙げられる。
【0021】これらの中でも、難燃性の付与効果が大き
い点で、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホス
ファフェナントレン−10−オキサイド、10−(2,
5−ジヒドロキシナフチル)−10H−9−オキサ−1
0−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10
−(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オ
キサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイ
ドが好ましい。これらの化合物は、エポキシ基と反応性
を有しているため、硬化時に架橋構造に取り組まれるこ
とになり、そのため得られる硬化物は飛躍的に耐熱性、
耐湿性、難燃性に優れたものとなる。
い点で、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホス
ファフェナントレン−10−オキサイド、10−(2,
5−ジヒドロキシナフチル)−10H−9−オキサ−1
0−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10
−(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オ
キサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイ
ドが好ましい。これらの化合物は、エポキシ基と反応性
を有しているため、硬化時に架橋構造に取り組まれるこ
とになり、そのため得られる硬化物は飛躍的に耐熱性、
耐湿性、難燃性に優れたものとなる。
【0022】上記リン原子含有化合物(C)の使用量に
は特に制限はないが、組成物中の固形分に対して5〜3
0重量%となる範囲であることが好ましい。即ち、5重
量%以上において難燃性が飛躍的に向上する他、30重
量%以下において機械物性に優れたものとなる。
は特に制限はないが、組成物中の固形分に対して5〜3
0重量%となる範囲であることが好ましい。即ち、5重
量%以上において難燃性が飛躍的に向上する他、30重
量%以下において機械物性に優れたものとなる。
【0023】本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ
樹脂成分として前記したナフタレン骨格含有エポキシ樹
脂(A)を単独で用いてもよいが、更にその他のエポキ
シ樹脂(D)を併用してもよい。
樹脂成分として前記したナフタレン骨格含有エポキシ樹
脂(A)を単独で用いてもよいが、更にその他のエポキ
シ樹脂(D)を併用してもよい。
【0024】ここで用いられるその他のエポキシ樹脂
(D)は、特に制限されるものではないが、具体的に
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹
脂、テトラメチルビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エ
ポキシ樹脂、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ジ
メチルビスフェノールCジグリシジルエーテル等の2官
能型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビス
フェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルADノボラック樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、
シクロヘキセンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、ト
リシクロデセンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、シ
クロペンテンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、ジシ
クロペンタジエン型フェノール樹脂のエポキシ化物等の
環式脂肪族エポキシ樹脂、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキ
サヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ジグリシジル
p−オキシ安息香酸、ダイマー酸グリシジルエステル、
トリグリシジルエステル等のグリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、ジグリシジルアニリン、テトラグリシジルア
ミノジフェニルメタン、トリグリシジルp−アミノフェ
ノール、トリグリシジル−p−アミノフェノール、テト
ラグリシジルメタキシリレンジアミン、ジグリシジルト
ルイジン、テトラグリシジルビスアミノメチルシクロヘ
キサン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ジグリシ
ジルヒダントイン、グリシジルグリシドオキシアルキル
ヒダントイン等のヒダントイン型エポキシ樹脂、トリア
リルイソシアヌレート、トリグリシジルイソシアヌレー
ト等の複素環式エポキシ樹脂、フロログリシノールトリ
グリシジルエーテル、トリヒドロキシビフェニルトリグ
リシジルエーテル、トリヒドロキシフェニルメタントリ
グリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテ
ル、2−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]−2−[4−[1,1−ビス[4−(2,3−エポ
キシプロポキシ)フェニル]エチル]フェニル]プロパ
ン、1,3−ビス[4−[1−[4−(2,3−エポキ
シプロポキシ)フェニル]−1−[4−[1−[4−
(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−1−メチ
ルエチル]フェニル]エチル]フェノキシ]−2−プロ
パノール等の3官能型エポキシ樹脂、テトラヒドロキシ
フェニルエタンテトラグリシジルエーテル、テトラグリ
シジルベンゾフェノン、ビスレゾルシノールテトラグリ
シジルエーテル、テトラグリシドキシビフェニル等の4
官能型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらのその他
のエポキシ樹脂(D)は、フッ素、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子を実質的に含まないエポキシ樹脂が挙げられ
る。
(D)は、特に制限されるものではないが、具体的に
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹
脂、テトラメチルビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エ
ポキシ樹脂、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ジ
メチルビスフェノールCジグリシジルエーテル等の2官
能型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビス
フェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルADノボラック樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、
シクロヘキセンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、ト
リシクロデセンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、シ
クロペンテンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、ジシ
クロペンタジエン型フェノール樹脂のエポキシ化物等の
環式脂肪族エポキシ樹脂、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキ
サヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ジグリシジル
p−オキシ安息香酸、ダイマー酸グリシジルエステル、
トリグリシジルエステル等のグリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、ジグリシジルアニリン、テトラグリシジルア
ミノジフェニルメタン、トリグリシジルp−アミノフェ
ノール、トリグリシジル−p−アミノフェノール、テト
ラグリシジルメタキシリレンジアミン、ジグリシジルト
ルイジン、テトラグリシジルビスアミノメチルシクロヘ
キサン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ジグリシ
ジルヒダントイン、グリシジルグリシドオキシアルキル
ヒダントイン等のヒダントイン型エポキシ樹脂、トリア
リルイソシアヌレート、トリグリシジルイソシアヌレー
ト等の複素環式エポキシ樹脂、フロログリシノールトリ
グリシジルエーテル、トリヒドロキシビフェニルトリグ
リシジルエーテル、トリヒドロキシフェニルメタントリ
グリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテ
ル、2−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]−2−[4−[1,1−ビス[4−(2,3−エポ
キシプロポキシ)フェニル]エチル]フェニル]プロパ
ン、1,3−ビス[4−[1−[4−(2,3−エポキ
シプロポキシ)フェニル]−1−[4−[1−[4−
(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−1−メチ
ルエチル]フェニル]エチル]フェノキシ]−2−プロ
パノール等の3官能型エポキシ樹脂、テトラヒドロキシ
フェニルエタンテトラグリシジルエーテル、テトラグリ
シジルベンゾフェノン、ビスレゾルシノールテトラグリ
シジルエーテル、テトラグリシドキシビフェニル等の4
官能型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらのその他
のエポキシ樹脂(D)は、フッ素、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子を実質的に含まないエポキシ樹脂が挙げられ
る。
【0025】また、これら他のエポキシ樹脂(D)は、
その使用にあたって1種類のみに限定されるものではな
く、2種類以上の併用または、各種変性されたものでも
使用可能である。これらの中でも、特に機械物性、密着
性等のバランスの面からは、ビスフェノール型エポキシ
樹脂、特にビスフェノールA型エポキシ樹脂及びビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、また特に耐熱性、機械物性
等のバランスの面からは、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂が好ま
しい。これらその他のエポキシ樹脂(D)の配合量は特
に制限されるものではないが、ナフタレン骨格含有エポ
キシ樹脂(A)との合計重量に対して、70重量%以下
となる範囲であることが難燃効果の点から好ましい。
その使用にあたって1種類のみに限定されるものではな
く、2種類以上の併用または、各種変性されたものでも
使用可能である。これらの中でも、特に機械物性、密着
性等のバランスの面からは、ビスフェノール型エポキシ
樹脂、特にビスフェノールA型エポキシ樹脂及びビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、また特に耐熱性、機械物性
等のバランスの面からは、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂が好ま
しい。これらその他のエポキシ樹脂(D)の配合量は特
に制限されるものではないが、ナフタレン骨格含有エポ
キシ樹脂(A)との合計重量に対して、70重量%以下
となる範囲であることが難燃効果の点から好ましい。
【0026】また、本発明の組成物は、上記した各成分
に加え、更に有機溶剤(E)を含有していてもよく、特
に電気積層板用組成物としては、この有機溶剤(E)は
必須の成分となる。ここで、使用し得る有機溶媒(E)
は、特に限定されるものではないが、例えば、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブタノール、メトキシプロパノー
ル、エチルカルビトールなどが挙げられる。これらの溶
剤は、適宜2種または、それ以上の混合溶剤として使用
することも可能である。
に加え、更に有機溶剤(E)を含有していてもよく、特
に電気積層板用組成物としては、この有機溶剤(E)は
必須の成分となる。ここで、使用し得る有機溶媒(E)
は、特に限定されるものではないが、例えば、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブタノール、メトキシプロパノー
ル、エチルカルビトールなどが挙げられる。これらの溶
剤は、適宜2種または、それ以上の混合溶剤として使用
することも可能である。
【0027】これらの有機溶剤(E)の使用量は特に制
限されるものではないが、プリプレグを作製する場合の
基材への含浸性、樹脂付着性等が良好となる点から、固
形分含有率で30重量%以上、なかでも40〜70重量
%となる範囲であることが好ましい。
限されるものではないが、プリプレグを作製する場合の
基材への含浸性、樹脂付着性等が良好となる点から、固
形分含有率で30重量%以上、なかでも40〜70重量
%となる範囲であることが好ましい。
【0028】本発明の樹脂組成物には、さらに必要に応
じて種々の硬化促進剤、添加剤、非ハロゲン系難燃剤、
充填剤等を適宜配合することができる。尚、本発明の組
成物を半導体封止材料用途においては、充填材は必須の
成分となり、具体的には破砕シリカ、球状シリカ、アル
ミナ、タルク、クレー、ガラス繊維等が挙げられる。こ
れらの中でも、特に半導体封止材料用途においては破砕
シリカ、球状シリカが好ましく、また、破砕シリカと球
状シリカを混合することによって、成形時の流動性と、
硬化物の強度のバランスを図ることができる。具体的に
は、特に平均粒径が10〜30μmの範囲の破砕シリカ
と、平均粒径が10〜30μmの範囲の球状シリカを混
合することが好ましい。
じて種々の硬化促進剤、添加剤、非ハロゲン系難燃剤、
充填剤等を適宜配合することができる。尚、本発明の組
成物を半導体封止材料用途においては、充填材は必須の
成分となり、具体的には破砕シリカ、球状シリカ、アル
ミナ、タルク、クレー、ガラス繊維等が挙げられる。こ
れらの中でも、特に半導体封止材料用途においては破砕
シリカ、球状シリカが好ましく、また、破砕シリカと球
状シリカを混合することによって、成形時の流動性と、
硬化物の強度のバランスを図ることができる。具体的に
は、特に平均粒径が10〜30μmの範囲の破砕シリカ
と、平均粒径が10〜30μmの範囲の球状シリカを混
合することが好ましい。
【0029】以上詳述した通り、本発明のエポキシ樹脂
組成物はハロゲンフリーの難燃性組成物として、塗料組
成物、半導体封止用組成物、積層板用組成物として極め
て有用である。本発明によれば、従来のハロゲンフリー
難燃性組成物に比べ、難燃性、耐熱性、耐湿性が飛躍的
に向上するため、高温高湿処理、煮沸処理、PCT(プ
レッシャークッカーテスト)処理に対して優れた耐性を
発現する。
組成物はハロゲンフリーの難燃性組成物として、塗料組
成物、半導体封止用組成物、積層板用組成物として極め
て有用である。本発明によれば、従来のハロゲンフリー
難燃性組成物に比べ、難燃性、耐熱性、耐湿性が飛躍的
に向上するため、高温高湿処理、煮沸処理、PCT(プ
レッシャークッカーテスト)処理に対して優れた耐性を
発現する。
【0030】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例により具
体的に説明する。尚、例中において「部」および「%」
は特に断りのない限りすべて重量基準である。尚、リン
含有量は、以下の方法にて測定した。
体的に説明する。尚、例中において「部」および「%」
は特に断りのない限りすべて重量基準である。尚、リン
含有量は、以下の方法にて測定した。
【0031】[リン含有量]リン原子含有化合物の試料
1gに硝酸25ml及び過塩素酸10mlを加えて内容物を
5〜10mlになるまで加熱分解しこの液を1000mlメ
スフラスコに蒸留水で希釈する。この試料液10mlを1
00mlメスフラスコに入れ、硝酸10ml、0.25%バ
ナジン酸アンモニウム溶液を10ml及び5%モリブデン
酸アンモニウム溶液10mlを加えた後、蒸留水で標線ま
で希釈しよく振り混ぜ、放置するこの発色液を石英セル
に入れ、分光光度計を用いて波長440nmの条件でブ
ランク液を対照にして試料およびリン標準液の吸光度を
測定する。リン標準液はリン酸カリウムを蒸留水でP=
0.1mg/mlとして調整した液を100mlメスフラ
スコに10ml入れて蒸留水で希釈する。
1gに硝酸25ml及び過塩素酸10mlを加えて内容物を
5〜10mlになるまで加熱分解しこの液を1000mlメ
スフラスコに蒸留水で希釈する。この試料液10mlを1
00mlメスフラスコに入れ、硝酸10ml、0.25%バ
ナジン酸アンモニウム溶液を10ml及び5%モリブデン
酸アンモニウム溶液10mlを加えた後、蒸留水で標線ま
で希釈しよく振り混ぜ、放置するこの発色液を石英セル
に入れ、分光光度計を用いて波長440nmの条件でブ
ランク液を対照にして試料およびリン標準液の吸光度を
測定する。リン標準液はリン酸カリウムを蒸留水でP=
0.1mg/mlとして調整した液を100mlメスフラ
スコに10ml入れて蒸留水で希釈する。
【0032】次いで、試料中のリン含有量を次式より求
める。試料中のリン含有量(%)=試料の吸光度/リン
標準液の吸光度/試料(g)次いで、計算により硬化物
重量中のリン含有量を求め「リン含有量」とした。
める。試料中のリン含有量(%)=試料の吸光度/リン
標準液の吸光度/試料(g)次いで、計算により硬化物
重量中のリン含有量を求め「リン含有量」とした。
【0033】合成例1 温度計、撹拌機、滴下ロート及び生成水分離装置のつい
た4つ口フラスコにビナフトール(=1,1’−ビ−2
−ナフトール)286g(1.0モル)、エピクロルヒ
ドリン647.5g(7.0モル)を仕込んだ後、窒素
雰囲気下で、80℃で20%NaOH440g(2.2
モル)を3時間かけて撹拌しながら滴下し、さらに30
分間撹拌を続けてその後静置した。下層の水層(食塩
水)を棄却し、過剰のエピクロルヒドリンを150℃で
蒸留回収した後、粗樹脂にMIBK600gを加え、さ
らに水を加え、80℃にて水層が中性を示すまで水洗し
た。その後、脱水、濾過を経てMIBKを150℃で減
圧下に除去して目的のエポキシ樹脂(A)464gを得
た。このエポキシ樹脂は淡黄色固体で、軟化点63℃、
エポキシ当量232g/eqであった。
た4つ口フラスコにビナフトール(=1,1’−ビ−2
−ナフトール)286g(1.0モル)、エピクロルヒ
ドリン647.5g(7.0モル)を仕込んだ後、窒素
雰囲気下で、80℃で20%NaOH440g(2.2
モル)を3時間かけて撹拌しながら滴下し、さらに30
分間撹拌を続けてその後静置した。下層の水層(食塩
水)を棄却し、過剰のエピクロルヒドリンを150℃で
蒸留回収した後、粗樹脂にMIBK600gを加え、さ
らに水を加え、80℃にて水層が中性を示すまで水洗し
た。その後、脱水、濾過を経てMIBKを150℃で減
圧下に除去して目的のエポキシ樹脂(A)464gを得
た。このエポキシ樹脂は淡黄色固体で、軟化点63℃、
エポキシ当量232g/eqであった。
【0034】実施例1 合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)をメチルエチル
ケトンで溶解し、次いで予めメチルセロソルブ、ジメチ
ルホルムアミド、メチルエチルケトンに溶解させておい
たフェノールアラルキル樹脂(三井化学株式会社製ミレ
ックスXLC−LL 水酸基当量=178g/eq)と
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェ
ナントレン−10−オキサイド(三光株式会社製HCA
リン含有量14.4% 活性水素当量=216g/e
q)、2エチル4メチルイミダゾールを加えて、不揮発
分(NV)が60%となる混合溶液を表1に示す配合に
従って調製した。この際の硬化剤(フェノールアラルキ
ル樹脂)の量としてはエポキシ樹脂中のエポキシ基に対
して活性水素当量が等当量となるような割合、また、硬
化促進剤量はプリプレグ化樹脂のゲルタイムが、160
℃熱板法において120±10秒になる割合にした。
ケトンで溶解し、次いで予めメチルセロソルブ、ジメチ
ルホルムアミド、メチルエチルケトンに溶解させておい
たフェノールアラルキル樹脂(三井化学株式会社製ミレ
ックスXLC−LL 水酸基当量=178g/eq)と
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェ
ナントレン−10−オキサイド(三光株式会社製HCA
リン含有量14.4% 活性水素当量=216g/e
q)、2エチル4メチルイミダゾールを加えて、不揮発
分(NV)が60%となる混合溶液を表1に示す配合に
従って調製した。この際の硬化剤(フェノールアラルキ
ル樹脂)の量としてはエポキシ樹脂中のエポキシ基に対
して活性水素当量が等当量となるような割合、また、硬
化促進剤量はプリプレグ化樹脂のゲルタイムが、160
℃熱板法において120±10秒になる割合にした。
【0035】しかるのち、それぞれの混合溶液を用い、
基材であるガラスクロスWEA 7628 H258N
〔日東紡(株)製〕に含浸させ、160℃にて3分乾燥
させて樹脂分42%のプリプレグを作製した。次いで、
得られたプリプレグを8枚重ね合わせ、圧力3.9MP
a、加熱温度170℃、加熱時間120分の条件で硬化
させて積層板を作製した。
基材であるガラスクロスWEA 7628 H258N
〔日東紡(株)製〕に含浸させ、160℃にて3分乾燥
させて樹脂分42%のプリプレグを作製した。次いで、
得られたプリプレグを8枚重ね合わせ、圧力3.9MP
a、加熱温度170℃、加熱時間120分の条件で硬化
させて積層板を作製した。
【0036】得られた各々の積層板について、難燃性、
ピール強度、層間剥離強度、Tg(ガラス転移温度)、
PCT吸水率、耐ハンダ性の各物性を試験した。その結
果を第1表に示す。尚、各試験は以下の方法に従った。 [難燃性] UL規格に準拠 [ピール強度] JIS−K6481に準拠した。 [層間剥離強度] JIS−K6481に準拠した。 [Tg(ガラス転移温度)] DMA法にて測定。昇温
スピード3℃/min [吸湿率;PCT(プレッシャークッカー試験、121
℃/湿度100%)で処理した前後の重量変化(wt
%)を吸湿率として測定] [耐ハンダ性;常態およびPCT処理2hr後の積層板
を260℃のハンダ浴に30秒浸漬させてその状態変化
を観察した] 判定基準:◎:外観変化なし、△:ミーズリングあり、
×:フクレ発生
ピール強度、層間剥離強度、Tg(ガラス転移温度)、
PCT吸水率、耐ハンダ性の各物性を試験した。その結
果を第1表に示す。尚、各試験は以下の方法に従った。 [難燃性] UL規格に準拠 [ピール強度] JIS−K6481に準拠した。 [層間剥離強度] JIS−K6481に準拠した。 [Tg(ガラス転移温度)] DMA法にて測定。昇温
スピード3℃/min [吸湿率;PCT(プレッシャークッカー試験、121
℃/湿度100%)で処理した前後の重量変化(wt
%)を吸湿率として測定] [耐ハンダ性;常態およびPCT処理2hr後の積層板
を260℃のハンダ浴に30秒浸漬させてその状態変化
を観察した] 判定基準:◎:外観変化なし、△:ミーズリングあり、
×:フクレ発生
【0037】実施例2 実施例1において、合成例1で得られたエポキシ樹脂
(A)を合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を70
%、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(大日本イン
キ化学工業株式会社製 EPICLON 850S、エ
ポキシ頭領188g/eq)を30%配合する併用系に
変更する以外は全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレ
スを行い、積層板を作製した。
(A)を合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を70
%、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(大日本イン
キ化学工業株式会社製 EPICLON 850S、エ
ポキシ頭領188g/eq)を30%配合する併用系に
変更する以外は全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレ
スを行い、積層板を作製した。
【0038】実施例3 実施例1において、合成例1で得られたエポキシ樹脂
(A)を、合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を5
0%、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製 EPICLON 850S)
を50%配合する併用系に、またフェノールアラルキル
樹脂(三井化学株式会社製ミレックスXL−LL:OH
当量=178g/eq)をナフトールアラルキル樹脂
(新日本製鐵株式会社製 SN−180:OH当量=1
97g/eq)に変更する以外は全て同じ条件でプリプ
レグ化、積層プレスを行い、積層板を作製した。
(A)を、合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を5
0%、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製 EPICLON 850S)
を50%配合する併用系に、またフェノールアラルキル
樹脂(三井化学株式会社製ミレックスXL−LL:OH
当量=178g/eq)をナフトールアラルキル樹脂
(新日本製鐵株式会社製 SN−180:OH当量=1
97g/eq)に変更する以外は全て同じ条件でプリプ
レグ化、積層プレスを行い、積層板を作製した。
【0039】実施例4 実施例1において、合成例1で得られたエポキシ樹脂
(A)を、合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を7
0%、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製 EPICLON N−77
0、エポキシ当量189g/eq)を30%配合する併
用系に変更する以外は全て同じ条件でプリプレグ化、積
層プレスを行い、積層板を作製した。
(A)を、合成例1で得られたエポキシ樹脂(A)を7
0%、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製 EPICLON N−77
0、エポキシ当量189g/eq)を30%配合する併
用系に変更する以外は全て同じ条件でプリプレグ化、積
層プレスを行い、積層板を作製した。
【0040】実施例5 実施例1において、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドを、
10−(2,5−ジヒドロキシナフチル)−10H−9
−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキ
サイド(三光株式会社製HCA−NQ リン含有量8.
3% 活性水素当量=187g/eq)に変更する以外
は全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレスを行い、積
層板を作製した。
10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドを、
10−(2,5−ジヒドロキシナフチル)−10H−9
−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキ
サイド(三光株式会社製HCA−NQ リン含有量8.
3% 活性水素当量=187g/eq)に変更する以外
は全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレスを行い、積
層板を作製した。
【0041】比較例1 実施例1において、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド(三
光株式会社製HCA)を除き、表2の配合に従う以外は
全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレスを行い、積層
板を作製した。
10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド(三
光株式会社製HCA)を除き、表2の配合に従う以外は
全て同じ条件でプリプレグ化、積層プレスを行い、積層
板を作製した。
【0042】比較例2 実施例1において、合成例1で得られたエポキシ樹脂
(A)をフェノールノボラック型エポキシ樹脂(大日本
インキ化学工業株式会社製 EPICLON N−77
0)に変更し、表2の配合に従う以外は全て同じ条件で
プリプレグ化、積層プレスを行い、積層板を作製した。
(A)をフェノールノボラック型エポキシ樹脂(大日本
インキ化学工業株式会社製 EPICLON N−77
0)に変更し、表2の配合に従う以外は全て同じ条件で
プリプレグ化、積層プレスを行い、積層板を作製した。
【0043】比較例3 温度計、撹拌機のついた4つ口フラスコに、BPA型液
状エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製 E
PICLON 850S)188g、10−(2,5−
ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オキサ−10−
ホスファフェナントレンー10−オキサイド(三光株式
会社製 HCA−HQ リン含有量=9.5% 活性水
素当量=162g/eq)67g、トリフェニルホスフ
ィン0.1gを仕込み、窒素雰囲気下で150℃で5時
間撹拌しながらホールドした。ホールド後、目的のエポ
キシ樹脂(B)255gを得た。このエポキシ樹脂は淡
黄色固体で、軟化点76℃、リン含有量2.5%、エポ
キシ当量437g/eqであった。
状エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製 E
PICLON 850S)188g、10−(2,5−
ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オキサ−10−
ホスファフェナントレンー10−オキサイド(三光株式
会社製 HCA−HQ リン含有量=9.5% 活性水
素当量=162g/eq)67g、トリフェニルホスフ
ィン0.1gを仕込み、窒素雰囲気下で150℃で5時
間撹拌しながらホールドした。ホールド後、目的のエポ
キシ樹脂(B)255gを得た。このエポキシ樹脂は淡
黄色固体で、軟化点76℃、リン含有量2.5%、エポ
キシ当量437g/eqであった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、ハロゲンフリーの難燃
処方として優れた難燃効果を発現させると共に、成形品
の耐熱性、耐湿性等の物性に優れる難燃性エポキシ樹脂
組成物を提供できる。
処方として優れた難燃効果を発現させると共に、成形品
の耐熱性、耐湿性等の物性に優れる難燃性エポキシ樹脂
組成物を提供できる。
【0047】従って、本発明の組成物は、電気電子、接
着剤、注型、塗料等種々の分野に使用出来るものの、と
りわけ電気積層用途において有用である。
着剤、注型、塗料等種々の分野に使用出来るものの、と
りわけ電気積層用途において有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂
(A)、硬化剤(B)、及びリン原子含有化合物(C)
を必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹脂組成
物。 - 【請求項2】 ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂(A)
が、ビナフトールのジグリシジルエーテルである請求項
1記載の組成物。 - 【請求項3】 ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂(A)
が、エポキシ当量130〜500g/eqのものである
請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 硬化剤(B)が、フェノール骨格又はナ
フトール骨格をフェニレンジアルキリデン基で結節され
た構造を有するポリフェノールである請求項1、2又は
3記載の組成物。 - 【請求項5】 硬化剤(B)が、下記一般式 【化1】 (式中、R1、R2はそれぞれ水素原子又は炭素原子数
1〜3のアルキル基、Xは水素原子又は炭素原子1〜4
のアルキル基、nは1〜4の整数、nは重量平均重合度
0〜5の整数であり、Arは、フェノール骨格又はナフ
トール骨格をそれぞれ表す。)で表されるものである請
求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 (A)〜(C)の各成分に加え、さらに
その他のエポキシ樹脂(D)を併用する請求項1〜4の
何れか1つに記載の組成物。 - 【請求項7】 さらに、有機溶剤(E)を含有する請求
項1〜5の何れか1つに記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021906A JP2001214037A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021906A JP2001214037A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001214037A true JP2001214037A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18548260
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000021906A Pending JP2001214037A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2001214037A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002105287A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板 |
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