JP2001211619A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP2001211619A JP2000015954A JP2000015954A JP2001211619A JP 2001211619 A JP2001211619 A JP 2001211619A JP 2000015954 A JP2000015954 A JP 2000015954A JP 2000015954 A JP2000015954 A JP 2000015954A JP 2001211619 A JP2001211619 A JP 2001211619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子鉄心の歪み・波打ちを低減することが
でき、低コストで安定した品質の車両用交流発電機を得
る。 【解決手段】積層鉄心36を有する固定子鉄心15と、
スロット15aに所定スロット間隔に渡って組み込まれ
る多相固定子巻線16とを備え、積層鉄心36は、主積
層板36dが、複数積層されて主積層体が形成され、主
積層体の1端面に主積層板36dより剛性の高い端板3
6eが積層されて積層体が形成され、スロット15a内
に多相固定子巻線16が配置され、スロット開口部が内
側となるように屈曲させて両端部を当接させることによ
り輪状に形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば内燃機関
により駆動される交流発電機に関し、特に、乗用車、ト
ラック等の乗り物に搭載される車両用交流発電機の固定
子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図34は従来の車両用交流発電機の固定
子の一例を示す斜視図である。図において、固定子10
8は、複数のスロット136aを有する円筒状の固定子
鉄心136と、スロット136a内に配置されている固
定子巻線群135とを有している。また、固定子鉄心1
36は、円周上の1箇所に溶接部136bを有してい
る。
【0003】次に、固定子108の製造方法について説
明する。まず、図35に示された帯状体120が凸凹形
状に打ち抜かれて所定の長さに切断される。この後、図
36に示すように、切断された複数の帯状体120が積
層され、直方体状の積層体150が製造される。帯状体
120は、例えば幅12mm、厚さ1mm程度のものが
使用され、すべて同じ厚さとされている。そして、積層
体150は、例えば12mm×336mm×27mmの
直方体とされている。
【0004】一方、固定子巻線群135は、図36のス
ロット136aにコイルが3スロットごとに渡ってその
まま挿入されるように全体が平坦な形状に予め成形され
た後、図37に示すようにスロット136aに挿入され
る。この後、積層体150は、成形装置(図示せず)に
より円筒状に曲げられて固定子鉄心136が製造され
る。積層体150の両端部は、図34の溶接部136b
で曲げ加工後に互いに溶接される。
【0005】このように作製された固定子鉄心136
は、円筒形に丸められることにより、中心に向けて開口
する複数のスロット136aおよび各スロット136a
間を区画するティース136cを得ることができる。ス
ロット136aおよびティース136cは、1相、1極
あたり1で36個(3相×12極)形成されている。
【0006】このような固定子108の製造方法では、
スロット136aに固定子巻線群135を挿入する際、
固定子巻線群135を一方向へ動かせばよく、固定子巻
線群135を高密度かつ容易に配置することができると
ともに、固定子巻線群135に余分な力や曲げ力が加わ
らず、導体の損傷が防止される。また、固定子巻線群1
35をあらかじめ円筒状に成形する必要がないため、固
定子巻線群135の製造が容易であり、さらに、円筒状
の巻線群を円筒状固定子鉄心に工夫して挿入することが
なくなり、固定子の製造効率が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の車両用交流発電機の固定子においては、直方体状の積
層体150を円筒状に曲げることにより固定子鉄心13
6を得るので、図38および図39に示されるように、
固定子鉄心136は、全周にわたって軸方向に波打つ円
管となってしまう問題があった。周方向は、積層体の外
に遮るものがなく、円筒化時に成形装置にて矯正される
が、軸方向両端部は挿入された巻線群のコイルエンドが
全周にわたって突出しているので、積層体部の矯正が困
難であった。
【0008】また、内周側にスロット136aおよびテ
ィース136cが交互に形成され、すなわち、凸凹を有
しているので、周方向に剛性の高低が繰り返されてお
り、このような積層体150を円筒状に曲げるので、ス
ロット136aおよびティース136cの形状が悪化す
る問題があった。さらに、スロット136a背部のコア
バック部に歪み・波打ちが発生し品質が安定しない等の
問題があった。
【0009】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、固定子鉄心の歪み・波打ちを低
減することができ、低コストで安定した品質の車両用交
流発電機を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用交
流発電機は、回転子と、回転子の外周に対向配置された
固定子、回転子と固定子とを支持するブラケットとを備
えた車両用交流発電機において、軸方向に延びるスロッ
トが周方向に複数形成された積層鉄心を有する固定子鉄
心と、スロットに所定スロット間隔に渡って組み込まれ
る多相固定子巻線とを備え、積層鉄心は、スロットを形
づくる複数のティースがヨークの一側に複数形成された
主積層板が、複数積層されて主積層体が形成され、主積
層体の積層方向の少なくとも1端面に主積層板より剛性
の高い端板が積層されて積層体が形成され、スロット内
に多相固定子巻線が配置され、スロット開口部が内側と
なるように屈曲させて両端部を当接させることにより輪
状に形成されたものである。
【0011】また、積層体は、屈曲されるまえの形状が
直線状である。
【0012】また、多相固定子巻線は、長尺の素線が、
固定子鉄心の端面側のスロット外で折り返されて、所定
スロット数毎にスロット内でスロット深さ方向に内層と
外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有し、
固定子鉄心の端面側のスロット外で折り返された素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンド群を構成する。
【0013】また、回転子は、電流を流して磁束を発生
する回転子巻線、及びこの回転子巻線を覆い、磁束によ
って複数の爪状磁束が形成される回転子鉄心を有すると
ともに、固定子鉄心スロット数は、1相、1極あたり2
以上である。
【0014】また、素線がスロットのそれぞれにスロッ
ト深さ方向に2n本ずつ配列され、素線のターン部が周
方向にn列に並んで配列されている。
【0015】また、素線がスロットのそれぞれにスロッ
ト深さ方向に2n本ずつ配列され、素線のターン部がn
層に重なって配列されている。
【0016】また、少なくとも端板および端板に対向す
る主積層板には嵌合部が設けられ、両者を係合させる。
【0017】また、複数の主積層板および端板は、ティ
ースと反対側の面のティースの背面部で、積層方向に互
いに溶接されて一体とされている。
【0018】また、端板は、主積層板より厚さを増すこ
とにより、主積層板より剛性が高いものとされている。
【0019】また、端板は、リブを設けることにより、
主積層板より剛性が高いものとされている。
【0020】さらに、リブは、少なくとも固定子の周方
向に形成されている。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る車両用交流発電機の構成を示す断面
図、図2はこの車両用交流発電機の固定子を示す斜視
図、図3はこの車両用交流発電機の固定子を示す正面
図、図4はこの車両用交流発電機の固定子を示す側面
図、図5はこの車両用交流発電機における固定子巻線の
1相分の結線状態を説明する平面図、図6はこの車両用
交流発電機の回路図、図7および図8はこの車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する巻線群の製造
工程を説明する図である。図9はこの車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する内層側の素線群を示
す図であり、図9の(a)はその側面図、図9の(b)
はその平面図である。図10はこの車両用交流発電機に
適用される固定子巻線を構成する外層側の素線群を示す
図であり、図10の(a)はその側面図、図10の
(b)はその平面図である。図11はこの車両用交流発
電機に適用される固定子巻線を構成する素線の要部を示
す斜視図、図12はこの車両用交流発電機に適用される
固定子巻線を構成する素線の配列を説明する図である。
図13はこの車両用交流発電機に適用される固定子鉄心
の積層体を示す斜視図である。図14はこの車両用交流
発電機に適用される固定子鉄心の構造を説明する斜視図
である。図15はこの車両用交流発電機に適用される固
定子の製造工程を説明する工程断面図である。図16は
この車両用交流発電機に適用される固定子の製造工程を
説明する斜視図である。図17はこの車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する素線群の鉄心への装
着状態を示す平面図である。図18はこの車両用交流発
電機に適用される固定子の他の例を示す断面図である。
なお、図2では口出し線および渡り結線が省略されてい
る。
【0022】図1において、車両用交流発電機は、ラン
ドル型の回転子7がアルミニウム製のフロントブラケッ
ト1およびリヤブラケット2から構成されたケース3内
にシャフト6を介して回転自在に装着され、固定子8が
回転子7の外周側を覆うようにケース3の内壁面に支持
されて構成されている。シャフト6は、フロントブラケ
ット1およびリヤブラケット2に回転可能に支持されて
いる。このシャフト6の一端にはプーリ4が固着され、
エンジンの回転トルクをベルト(図示せず)を介してシャ
フト6に伝達できるようになっている。回転子7に電流
を供給するスリップリング9がシャフト6の他端部に固
着され、一対のブラシ10がこのスリップリング9に摺
接するようにケース3内に配設されたブラシホルダ11
に収納されている。固定子8で生じた交流電圧の大きさ
を調整するレギュレータ18がブラシホルダ11に嵌着
されたヒートシンク17に接着されている。固定子8に
電気的に接続され、固定子8で生じた交流を直流に整流
する整流器12がケース3内に装着されている。
【0023】回転子7は、電流を流して磁束を発生する
回転子コイル13と、この回転子コイル13を覆うよう
に設けられ、回転子コイル13で発生された磁束によっ
て磁極が形成される一対のポールコア20、21とから
構成される。一対のポールコア20、21は、鉄製で、
それぞれ8つの爪状磁極22、23が外周縁に周方向に
等角ピッチで突設され、爪状磁極22、23をかみ合わ
せるように対向してシャフト6に固着されている。さら
に、ファン5が回転子7の軸方向の両端に固着されてい
る。また、吸気孔1a、2aがフロントブラケット1お
よびリヤブラケット2の軸方向の端面に設けられ、排気
孔1b、2bがフロントブラケット1およびリヤブラケ
ット2の外周両肩部に固定子巻線16のフロント側およ
びリヤ側のコイルエンド群16a、16bの径方向外側
に対向して設けられている。
【0024】固定子8は、図2乃至図4に示されるよう
に、軸方向に延びるスロット15aが周方向に所定ピッ
チで複数形成された円筒状の積層鉄心から成る固定子鉄
心15と、固定子鉄心15に巻装された多相固定子巻線
16と、各スロット15a内に装着されて多相固定子巻
線16と固定子鉄心15とを電気的に絶縁するインシュ
レータ19とを備えている。そして、多相固定子巻線群
16は、1本の素線30が、固定子鉄心15の端面側の
スロット15a外で折り返されて、所定スロット数毎に
スロット15a内でスロット深さ方向に内層と外層とを
交互に採るように波巻きされて巻装された巻線を複数備
えている。ここでは、固定子鉄心15には、回転子7の
磁極数(16)に対応して、3相固定子巻線160を2
組収容するように、96本のスロット15aが等間隔に
形成されている。また、素線30には、例えば絶縁被覆
された長方形の断面を有する長尺の銅線材が用いられ
る。
【0025】つぎに、1相分の固定子巻線群161の巻
線構造について図5及び図6を参照して具体的に説明す
る。1相分の固定子巻線群161は、それぞれ1本の素
線30からなる第1乃至第4の巻線31〜34から構成
されている。そして、第1巻線31は、1本の素線30
を、スロット番号の1番から91番まで6スロットおき
に、スロット15a内の外周側から1番目の位置と外周
側から2番目の位置とを交互に採るように波巻きして構
成されている。第2巻線32は、素線30を、スロット
番号の1番から91番まで6スロットおきに、スロット
15a内の外周側から2番目の位置と外周側から1番目
の位置とを交互に採るように波巻きして構成されてい
る。第3巻線33は、素線30を、スロット番号の1番
から91番まで6スロットおきに、スロット15a内の
外周側から3番目の位置と外周側から4番目の位置とを
交互に採るように波巻きして構成されている。第4巻線
34は、素線30を、スロット番号の1番から91番ま
で6スロットおきに、スロット15a内の外周側から4
番目の位置と外周側から3番目の位置とを交互に採るよ
うに波巻きして構成されている。そして、各スロット1
5a内には、素線30が長方形断面の長手方向を径方向
に揃えて径方向に1列に4本並んで配列されている。
【0026】そして、固定子鉄心15の一端側におい
て、スロット番号の1番から延出する第1巻線31の端
部31aと、スロット番号の91番から延出する第3巻
線33の端部33bとが接合され、さらにスロット番号
の1番から延出する第3巻線33の端部33aと、スロ
ット番号の91番から延出する第1巻線31の端部31
bとが接合されて、2ターンの巻線が形成されている。
また、固定子鉄心15の他端側において、スロット番号
の1番から延出する第2巻線32の端部32aと、スロ
ット番号の91番から延出する第4巻線34の端部34
bとが接合され、さらにスロット番号の1番から延出す
る第4巻線34の端部34aと、スロット番号の91番
から延出する第2巻線32の端部32bとが接合され
て、2ターンの巻線が形成されている。
【0027】さらに、スロット番号の61番と67番と
から固定子鉄心15の一端側に延出する第2巻線32の
素線30の部分が切断され、スロット番号の67番と7
3番とから固定子鉄心15の一端側に延出する第1巻線
31の素線30の部分が切断される。そして、第1巻線
31の切断端31cと第2巻線32の切断端32cとが
接合されて、第1乃至第4巻線31〜34を直列接続し
てなる4ターンの1相分の固定子巻線群161が形成さ
れている。なお、第1巻線31の切断端31cと第2巻
線32の切断端32cとの接合部が渡り結線接続部とな
り、第1巻線31の切断端31dと第2巻線32の切断
端32dとがそれぞれ口出し線(O)および中性点
(N)となる。同様にして、素線30が巻装されるスロ
ット15aを1つづつずらして6相分の固定子巻線16
1が形成されている。そして、図6に示されるように、
固定子巻線群161が3相分づつ星型結線されて2組の
3相固定子巻線群160を形成し、各3相固定子巻線群
160がそれぞれ整流器12に接続されている。各整流
器12の直流出力は並列に接続されて合成される。
【0028】ここで、第1乃至第4巻線31〜34を構
成するそれぞれの素線30は、1つのスロット15aか
ら固定子鉄心15の端面側に延出し、折り返されて6ス
ロット離れたスロット15aに入るように波巻きに巻装
されている。そして、それぞれの素線30は、6スロッ
ト毎に、スロット深さ方向(径方向)に関して、内層と
外相とを交互に採るように巻装されている。固定子鉄心
15の端面側に延出して折り返された素線30のターン
部30aがコイルエンドを形成している。そこで、固定
子鉄心15の両端において、ほぼ同一形状に形成された
ターン部30aが周方向に、かつ、径方向に互いに離間
して、2列となって周方向に整然と配列されてコイルエ
ンド群16a、16bを形成している。
【0029】ついで、固定子8の組立方法について図7
乃至図18を参照しつつ具体的に説明する。まず、図7
に示されるように、12本の長尺の素線30を同時に同
一平面上で雷状に折り曲げ形成する。ついで、図8に矢
印で示されるように、直角方向に治具にて折り畳んでゆ
き、図9に示される素線群35Aを作製する。さらに、
同様にして、図10に示されるように、渡り結線および
口出し線を有する素線群35Bを作製する。そして、巻
線群35A、35Bが装着された鉄心36を環状に成形
しやすくするために、後巻線群35A、35Bは300
℃で10分間アニール処理される。なお、各素線30
は、図11に示されるように、ターン部30aで連結さ
れた直線部30bが6スロットピッチ(6P)で配列さ
れた平面状パターンに折り曲げ形成されている。そし
て、隣り合う直線部30bが、ターン部30aにより、
素線30の幅(W)分ずらされている。素線群35A、
35Bは、このようなパターンに形成された2本の素線
30を図12に示されるように6スロットピッチずらし
て直線部30bを重ねて配列された素線対が1スロット
ピッチづつずらして6対配列されて構成されている。そ
して、素線30の端部が素線群35A、35Bの両端の
両側に6本づつ延出されている。また、ターン部30a
が素線群35A、35Bの両側部に整列されて配列され
ている。
【0030】一方、台形形状のスロット36a及びティ
ース36cが所定のピッチ(電気角で30°)で形成さ
れたSPCC材で作製された主積層板36dが所定枚数
積層されて、さらにその外周部の所定の位置が積層方向
にレーザ溶接されて、図13に示されるように、概略直
方体の積層鉄心36が作製される。
【0031】積層鉄心36は、図14に示されるよう
に、所定枚数積層された主積層板36dに、さらに積層
方向の両端面に主積層板36dより剛性の高い端板36
eが積層されている。端板36eは、主積層板36dと
同じSPCC材で作製され概略主積層板36dと同じ形
状をなし、主積層板36dの厚さTより厚さを増す(厚
さEとする)ことによって剛性が高くされている。そし
て、直方体の積層鉄心36としての厚みは従来と同じ厚
みになるように、この実施の形態の主積層板36dにお
いては、従来より枚数が減らされている。
【0032】そして、図15の(a)及び図16に示さ
れるように、インシュレータ19が鉄心36のスロット
36aに装着され、2つの素線群35A、35Bの各直
線部を各スロット36a内に重ねて押し入れる。これに
より、図15の(b)に示されるように、2つの素線群
35A、35Bが鉄心36に装着される。この時、素線
30の直線部30bは、インシュレータ19により鉄心
36と絶縁されてスロット15a内に径方向に4本並ん
で収納されている。また、2つの素線群35A、35B
は、図17に示されるように、重なって鉄心36に装着
されている。ついで、鉄心36を丸め、その端面同士を
当接させて溶接し、図15の(c)に示されるように、
円筒状の鉄心37を得る。鉄心36を丸めることによ
り、スロット36a(固定子鉄心のスロット15aに相
当)は略矩形断面形状となり、その開口部36b(スロ
ット15aの開口部15bに相当)は直線部30bのス
ロット幅方向寸法より小さくなる。そして、図3に示さ
れる結線方法に基づいて、各素線30の端部同士を結線
して固定子巻線群161を形成する。他の実施の形態と
して、その後、鉄心37をSPCC材を積層してなる円
筒状の外装鉄心38に挿入した後、焼きバメして一体化
して、図18に示される固定子8を得るものもある。こ
こでは、鉄心37と外装鉄心38との一体物が固定子鉄
心15に相当する。
【0033】このように構成された車両用交流発電機で
は、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ10および
スリップリング9を介して回転子コイル13に供給さ
れ、磁束が発生される。この磁束により、一方のポール
コア20の爪状磁極22がN極に着磁され、他方のポー
ルコア21の爪状磁極23がS極に着磁される。一方、
エンジンの回転トルクがベルトおよびプーリ4を介して
シャフト6に伝達され、回転子7が回転される。そこ
で、多相固定子巻線16に回転磁界が与えられ、多相固
定子巻線16に起電力が発生する。この交流の起電力が
整流器12を通って直流に整流されるとともに、その大
きさがレギュレータ18により調整され、バッテリに充
電される。
【0034】そして、リヤ側においては、ファン5の回
転により、外気が整流器12のヒートシンクおよびレギ
ュレータ18のヒートシンク17にそれぞれ対向して設
けられた吸気孔2aを通じて吸い込まれ、シャフト6の
軸に沿って流れて整流器12およびレギュレータ18を
冷却し、その後ファン5により遠心方向に曲げられて多
相固定子巻線16のリヤ側のコイルエンド群16bを冷
却し、排気孔2bより外部に排出される。一方、フロン
ト側においては、ファン5の回転により、外気が吸気孔
1aから軸方向に吸い込まれ、その後ファン5により遠
心方向に曲げられて多相固定子巻線16のフロント側の
コイルエンド群16aを冷却し、排気孔1bより外部に
排出される。
【0035】このように、この実施の形態1によれば、
概略直方体の積層鉄心36を丸め円筒状の鉄心37を得
る際、端板36eによって積層方向の剛性が向上するの
で、積層鉄心36の波打つような変形を低減することが
できる。また、積層方向の押え力が高いので、主積層板
36dおよび端板36e相互間に隙間が空くことも防止
できる。このようなことから低コストで安定した品質の
製品を得ることができる。
【0036】尚、この実施の形態においては、素線群3
5は、2つの素線群35A、35Bからなるが、図19
に示されるように、素線群35が1つ(1層)のもので
も、端板36eを配設することにより、同様の効果を得
ることができる。また、この実施の形態においては、直
線状の積層鉄心36を丸め円筒状の鉄心37を得るもの
であるが、必ずしも直線状に限ることはなく、主積層板
が、複数積層されて積層体が形成されるものであれば高
剛性の端板の効果を得ることができ、例えば曲率大の円
弧状のものを複数用意して、曲率半径を小さくさせなが
ら組み合わせて連結しても同様の効果を得ることができ
る。
【0037】また、4本の素線30がスロット15a内
に径方向に1列に配列され、ターン部30aが周方向に
2列に並んで配列されている。これにより、コイルエン
ド群16a、16bを構成するターン部30aがそれぞ
れ径方向に2列に分散されるので、コイルエンド群16
a、16bの固定子鉄心15の端面からの延出高さを低
くできる。その結果、コイルエンド群16a、16bに
おける通風抵抗が小さくなり、回転子7の回転に起因す
る風音を低減させることができる。
【0038】また、固定子鉄心15の端面側で折り返さ
れたターン部30aが6スロット離れた異なるスロット
15a内に異なる層として配置された2つの直線部30
bを直列に接続している。これにより、各相のコイルエ
ンド間の干渉が抑えられ、固定子巻線の高占積化が図ら
れるので、高出力化が実現される。また、各ターン部3
0aは容易に略同一形状に形成できる。そして、各ター
ン部30aを略同一形状に形成することで、即ちコイル
エンド群16a、16bを構成するターン部30aを周
方向で略同一形状に形成することで、コイルエンド群1
6a、16bの内径側端面における周方向の凹凸が抑え
られるので、回転子7とコイルエンド群16a、16b
との間で発生する風騒音を低減させることができる。ま
た、漏れインダクタンスが等しくなり、安定した出力が
得られる。また、ターン部30aが周方向に離間し、か
つ、ターン部30a間の空間が周方向に略同一に形成さ
れているので、コイルエンド群16a、16b内への通
風が容易となり、冷却性が高められるとともに、冷却風
とコイルエンドとの干渉による騒音が低減される。ま
た、各ターン部30aが略同一形状に形成されて周方向
に整列されて配列されているので、各ターン部30aに
おける放熱性が同等となり、さらにコイルエンド群16
a、16bにおける放熱性が同等となる。それにより、
多相固定子巻線16での発熱は、各ターン部30aから
均等に放熱され、さらに両コイルエンド群16a、16
bから均等に放熱されることになり、多相固定子巻線1
6の冷却性が向上される。
【0039】また、スロット15aの開口部15bの開
口寸法が素線30のスロット幅方向寸法より小さく構成
されているので、スロット15aから径方向内側への素
線30の飛び出しが阻止されるとともに、開口部15b
での回転子7との干渉音も低減される。
【0040】また、直線部30bが長方形断面に形成さ
れているので、直線部30bをスロット15a内に収容
したときに、直線部30bの断面形状がスロット形状に
沿った形状となっている。これにより、スロット15a
内における素線30の占積率を高めることが容易となる
とともに、素線30から固定子鉄心15への伝熱を向上
させることができる。ここで、この実施の形態1では、
直線部30bが長方形断面に形成されているものとして
いるが、直線部30bの断面形状は、略矩形断面のスロ
ット形状に沿った略矩形断面形状であればよい。この略
矩形形状とは、長方形に限らず、正方形、4辺の平面と
丸い角とで構成された形状、長方形の短辺を円弧とした
長円形等であってもよい。
【0041】また、素線30が長方形の断面形状に形成
されているので、コイルエンドを構成するターン部30
bからの放熱面積が大きくなり、多相固定子巻線16の
発熱が効果的に放熱される。さらに、長方形断面の長辺
を径方向と平行に配置することで、ターン部30b間の
隙間を確保でき、コイルエンド群16a、16b内への
冷却風の通風を可能にできるとともに、径方向への通風
抵抗を低減することができる。
【0042】また、図6に示されるように、第1乃至第
4巻線31〜34を直列に接続して構成された固定子巻
線群161が3本づつ星型結線されて2組の3相固定子
巻線群160を構成し、2組の3相固定子巻線群160
がそれぞれ整流器12に接続され、さらに2つの整流器
12の出力が並列に接続されている。これにより、4タ
ーンの3相固定子巻線群160の直流出力を合成して取
り出すことができ、低回転域での発電不足を解消するこ
とができる。
【0043】また、多相固定子巻線のターン数を増やす
場合、連続線からなる素線群35(35A、35B)を
直線部30b同士を相対して揃えるようにして重ねて巻
装することで容易に対応することができる。また、この
実施の形態1による固定子8は、連続線からなる素線群
35を直方体の鉄心36のスロット36aに開口部36
bから挿入し、その後鉄心36を環状に丸めて作製する
ことができる。そこで、鉄心36の開口部36bの開口
寸法を素線30のスロット幅方法寸法より大きくするこ
とができるので、素線群35の挿入作業性を高めること
ができる。また、鉄心36を環状に成形することで開口
部36bの開口寸法を素線30のスロット幅方法寸法よ
り小さくできるので、占積率が高められ、出力を向上さ
せることができる。さらに、スロット数が多くなって
も、固定子の生産性を低下させることはない。
【0044】また、コイルエンド群16a、16bは、
高さが低く、接合部も少ないので、回転子7の回転によ
り、ファン5により形成された冷却風とコイルエンド群
16a、16bとの間の干渉音が小さい。両コイルエン
ド群16a、16bの形状が略等しく、かつ、ファン5
が回転子7の両端部に設けられているので、両コイルエ
ンド群16a、16bがバランス良く冷却され、固定子
巻線温度が均一に、かつ、大きく低減される。ここで、
ファン5は必ずしも回転子7の両端に設ける必要はな
く、大きな発熱体である固定子巻線や整流器の配設位置
を考慮して設ければよい。例えば、最大の発熱体である
固定子巻線のコイルエンドは冷却速度の大きいファンの
吐出側に配置し、整流器の配置されている側の回転子の
端部にファンを配設することがよい。また、車両エンジ
ンに取り付けられる場合、通常プーリがクランクシャフ
トにベルトを介して連結されるので、ファンの冷却排出
風がベルトに影響しないように、ファンを反プーリ側に
配設することがよい。なお、回転子の爪状磁極の型部も
送風作用があり、冷却手段として用いることができる。
【0045】また、コイルエンド群16a、16bの内
周側を構成する素線30の傾斜方向が平行となっている
ので、ケース3内の軸方向流れが素線30の傾斜に沿っ
て旋回する。これにより、回転子7の回転によって生じ
る軸方向流れがコントロールされる。つまり、コイルエ
ンド群16a、16bの内周側を構成する素線30が回
転子7の回転方向成分と冷却風の軸方向流れ成分との合
成方向に傾斜していれば、冷却風の軸方向流れが促進さ
れる。これにより、回転子コイル13が効率よく冷却さ
れるので、回転子コイル13の温度が下がり、界磁電流
が大きくなり、出力向上が望める。この場合、コイルエ
ンド群16a、16bの内周側を構成する素線30が軸
方向流れ成分に沿って傾斜しているので、干渉による風
騒音も低減される。一方、コイルエンド群16a、16
bの内周側を構成する素線30が回転子7の回転方向成
分と冷却風の反軸方向流れ成分との合成方向に傾斜して
いれば、冷却風の軸方向流れが低減される。これによ
り、径方向の吐出側の風量が増加し、吐出側に配置され
ているコイルエンドの冷却性が向上される。
【0046】また、コイルエンドを含んだ固定子8の軸
方向長さがポールコア20、21の軸方向長さより小さ
くなっているので、小型化が実現できる。また、ファン
5が回転子7の両端部に設けられている場合、ファン吐
出側にコイルエンドがないので、通風抵抗が著しく小さ
くなり、風騒音が低減されるとともに、整流器12等の
冷却内蔵物の温度上昇を抑えることができる。
【0047】また、多相固定子巻線16が収容されるス
ロット数が毎極毎相当たり2であり、毎極毎相当たりの
スロットに対応した2つの3相固定子巻線群160を有
している。これにより、起磁力波形を正弦波形に近くす
ることができ、高調波成分を低減でき、安定した出力を
得ることができる。また、スロット15a数が多くなる
ので、固定子鉄心15のティースが細くなり、対向する
爪状磁極22、23間のティース内の磁気漏れが低減さ
れ、出力の脈動を抑制できる。また、スロット15aが
多くなるほど、スロット15aに対応してターン部30
aも多くなるので、コイルエンド群の放熱性が向上され
る。また、スロット15aおよび開口部15bが電気角
で30°の等間隔で配列されているので、磁気騒音の加
振力の原因である磁気脈動を低減できる。
【0048】実施の形態2.図20はこの発明の実施の
形態2に係る車両用交流発電機における固定子巻線の1
相分の結線状態を説明する平面図である。図20におい
て、1相分の固定子巻線群161Aは、それぞれ1本の
素線40からなる第1乃至第4の巻線41〜44から構
成されている。素線40には、例えば絶縁被覆された矩
形断面を有する銅線材が用いられる。そして、第1巻線
41は、1本の素線40を、スロット番号の1番から9
1番まで6スロットおきに、スロット15a内の外周側
から1番目の位置と外周側から4番目の位置とを交互に
採るように波巻きして構成されている。第2巻線42
は、素線40を、スロット番号の1番から91番まで6
スロットおきに、スロット15a内の外周側から4番目
の位置と外周側から1番目の位置とを交互に採るように
波巻きして構成されている。第3巻線43は、素線40
を、スロット番号の1番から91番まで6スロットおき
に、スロット15a内の外周側から2番目の位置と外周
側から3番目の位置とを交互に採るように波巻きして構
成されている。第4巻線44は、素線40を、スロット
番号の1番から91番まで6スロットおきに、スロット
15a内の外周側から3番目の位置と外周側から2番目
の位置とを交互に採るように波巻きして構成されてい
る。そして、各スロット15a内には、素線40が矩形
断面の長手方向を径方向に揃えて径方向に1列に4本並
んで配列されている。
【0049】そして、固定子鉄心15の一端側におい
て、スロット番号の1番から延出する第1巻線41の端
部41aと、スロット番号の91番から延出する第4巻
線44の端部44bとが接合され、さらにスロット番号
の1番から延出する第4巻線44の端部44aと、スロ
ット番号の91番から延出する第1巻線41の端部41
bとが接合されて、2ターンの巻線が形成されている。
また、固定子鉄心15の他端側において、スロット番号
の1番から延出する第2巻線42の端部42aと、スロ
ット番号の91番から延出する第3巻線43の端部43
bとが接合され、さらにスロット番号の1番から延出す
る第3巻線43の端部43aと、スロット番号の91番
から延出する第2巻線42の端部42bとが接合され
て、2ターンの巻線が形成されている。
【0050】さらに、スロット番号の61番と67番と
から固定子鉄心15の一端側に延出する第2巻線42の
素線40の部分が切断され、スロット番号の67番と7
3番とから固定子鉄心15の一端側に延出する第1巻線
41の素線40の部分が切断される。そして、第1巻線
41の切断端41cと第2巻線42の切断端42cとが
接合されて、第1乃至第4巻線41〜44が直列に接続
された4ターンの1相分の固定子巻線群161Aが形成
される。なお、第1巻線41の切断端41cと第2巻線
42の切断端42cとの接合部が渡り結線接続部とな
り、第1巻線41の切断端41dと第2巻線42の切断
端42dとがそれぞれ口出し線(O)および中性点
(N)となる。同様にして、素線40が巻装されるスロ
ット15aを1つづつずらして6相分の固定子巻線群1
61Aが形成されている。そして、上記実施の形態1と
同様に、固定子巻線群161Aが3相分づつ星型結線さ
れて2組の3相固定子巻線群を形成し、各3相固定子巻
線群がそれぞれ整流器12に接続されている。各整流器
12の直流出力は並列に接続されて合成される。
【0051】ついで、固定子8Aの組立方法について図
19乃至図26を参照しつつ具体的に説明する。まず、
12本の長尺の素線40を折り曲げ加工して、図21に
示されるように、小素線群45が作製される。各素線4
0は、図22に示されるように、ターン部40aで連結
された直線部40bが6スロットピッチ(6P)で配列
された平面状パターンに折り曲げ形成されている。そし
て、隣り合う直線部40bが、ターン部40aにより、
素線40の幅(W)分ずらされている。小素線群45
は、このようなパターンに形成された2本の素線40を
図23に示されるように6スロットピッチ(6P)ずら
して直線部40bを重ねて配列された小素線対が1スロ
ットピッチづつずらして6対配列されて構成されてい
る。そして、素線40の端部が小素線群45の両端の両
側に6本づつ延出されている。また、ターン部40aが
小素線群45の両側部に整列されて配列されている。
【0052】ついで、図示していないが、12本の長尺
の素線400を折り曲げ加工して、大素線群が作製され
る。各素線400は、図24に示されるように、ターン
部400aで連結された直線部400bが6スロットピ
ッチ(6P)で配列された平面状パターンに折り曲げ形
成されている。そして、隣り合う直線部400bが、タ
ーン部400aにより、素線400の幅のほぼ2倍(2
W)分ずらされている。また、ターン部400aの内径
が小素線群45を構成する素線40のターン部40aの
外径(D)と略同等に形成されている。大素線群は、こ
のようなパターンに形成された2本の素線400を図2
5に示されるように6スロットピッチ(6P)ずらして
直線部400bを重ねて配列された大素線対が1スロッ
トピッチづつずらして6対配列されて構成されている。
そして、素線400の端部が大素線群の両端の両側に6
本づつ延出されている。また、ターン部400aが大素
線群の両側部に整列されて配列されている。なお、素線
400は、素線40と同じものである。そして、大素線
群は、ターン部400aの径および直線部400bのず
れ量が異なる点を除いて、小素線群45と同様に構成さ
れている。
【0053】ついで、このように構成された小素線群4
5を大素線群内に挿入し、2重の素線群を得る。この
時、2重の素線群においては、図26に示されるよう
に、ターン部400aはターン部40aを取り囲むよう
に配置され、直線部400bは2本の直線部40bの両
側に配置されている。なお、図26は1相分の固定子巻
線群を構成する第1乃至第4巻線41〜44の要部を示
している。
【0054】ついで、図示していないが、インシュレー
タ19が鉄心36のスロット15aに装着され、2重の
素線群の各直線部40b、400bを各スロット15a
内に押し入れて、2重の素線群が鉄心36に装着され
る。これにより、素線40、400の直線部40b、4
00bは、インシュレータ19により鉄心36と絶縁さ
れてスロット15a内に径方向に4本並んで収納されて
いる。その後、鉄心36を丸め、その端面同士を当接さ
せてレーザ溶接し、円筒状の鉄心37を得る。そして、
図20に示される結線方法に基づいて、各素線40、4
00の端部同士を結線して多相固定子巻線16Aを形成
する。他の実施の形態として、その後、鉄心37をSP
CC材を積層してなる円筒状の外周鉄心38に挿入した
後、焼きバメして一体化して、図27乃至図29に示さ
れるような固定子8Aを得るものもある。
【0055】このように構成された固定子8Aでは、第
1乃至第4巻線41〜44を構成するそれぞれの素線4
0、400は、1つのスロット15aから固定子鉄心1
5の端面側に延出し、折り返されて6スロット離れたス
ロット15aに入るように波巻きに巻装されている。そ
して、固定子鉄心15の端面側に延出して折り返された
素線40、400のターン部40a、400aがコイル
エンドを形成している。その結果、固定子鉄心15の両
端において、ターン部400aがターン部40aを取り
囲むようにして、ターン部40a、400aが周方向に
整然と配列されてコイルエンド群16a、16bを形成
している。従って、上記固定子巻線を挿入する積層鉄心
36が実施の形態1と同様の高剛性端板を有するので、
この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様
の効果を奏する。また、この実施の形態2によれば、タ
ーン部40a、400aが重なって2層となって周方向
に配列されているので、コイルエンド高さは素線40の
1本分高くなるが、周方向におけるターン部40a、4
00a間距離が大きくなり、素線間の短絡事故を防止で
きる。また、多相固定子巻線のターン数を増やす場合、
連続線からなる素線群を高さ方向に重ねて巻装すること
で容易に対応することができる。
【0056】実施の形態3.図30はこの発明の実施の
形態3に係る車両用交流発電機の固定子における固定子
鉄心の構造を説明する斜視図である。この実施の形態の
積層鉄心136においては、端板36eの主積層板36
dに対向する主面に突部36fが形成されている。突部
36fは、長手方向に複数が形成されている。突部36
fは、プレス機により一側面から押圧することにより、
押圧側に凹、反対側に凸を形成するもので、スロット・
ティース形状を打ち抜くのと同時に形成でき、別工程が
必要ない。その他の構成は、実施の形態1と同様であ
る。
【0057】一方、主積層板36dの端板36eと対向
する面には、突部36fと対応する位置に凹部36gが
形成されている。突部36fと凹部36gとは、端板3
6eと主積層板36dとが積層された際、互いに係合
し、両者を互いに位置決めし、一体化する係合部とされ
ている。
【0058】このように、この実施の形態3によれば、
端板36eおよび端板36eに対向する主積層板36d
には、両者を互いに位置決めし、一体化する係合部が設
けられているので、組み立て作業の際、位置決めが容易
となるとともに、製品の完成後は、端板36eと主積層
板36dの接合強度が増し、信頼性の高い製品とするこ
とができる。尚、この実施の形態においては、端板36
eに突部、主積層板36dに凹部が形成されているが、
係合部としては、端板36eに凹部、主積層板36dに
突部とされても同様の効果が得られる。
【0059】実施の形態4.図31はこの発明の実施の
形態4に係る車両用交流発電機の固定子における固定子
鉄心の構造を説明する斜視図である。この実施の形態の
積層鉄心236においては、積層された主積層板36d
および端板36eを一体化をする溶接部36hは、ティ
ース36cと反対側の後面において、ティース36cの
ちょうど後の位置の部分に、積層方向にそって形成され
ている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0060】このように、この実施の形態4によれば、
複数の主積層板36dおよび端板36eは、ティース3
6cと反対側の面のティース36cの後の位置の部分
が、積層方向にそって互いにレーザ溶接されて一体とさ
れている。すなわち、溶接部36hは、径方向に厚さの
大きな部分に形成されている。そのため、溶接による組
織の変化があっても、周方向の丸めに対する強度が減少
することなく、積層鉄心236を丸める工程において、
溶接部36hにて折れ曲がったりすることがないので、
信頼性が向上する。また、ティース→コアバック→ティ
ースと通る磁路から離れたところであり、影響による出
力悪化も少なくできる。尚、この実施の形態は、溶接部
36hはレーザ溶接により行われているがこれに限るも
のではない。
【0061】実施の形態5.図32はこの発明の実施の
形態5に係る車両用交流発電機の固定子における固定子
鉄心の構造を説明する斜視図である。この実施の形態の
積層鉄心336においては、端板36iに周方向にそっ
てリブ36jが設けられて周方向の剛性が高められてい
る。そして、端板36iの厚さは、主積層板36dと同
じものとされている。リブ36jは、端板36iの周方
向に延びるヨーク36kが断面湾曲形状に変形されて形
成されている。湾曲方向は、主積層板36dとの接続に
支障がないよう、主積層板36dと反対側に凸とされて
いる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0062】このように、この実施の形態5によれば、
端板36iは、主積層板36dと反対側の主面にリブ3
6jを設けることにより主積層板36dより剛性が高い
ものとされている。そのため、端板36iを、主積層板
36dと同じ材料を追加工して作製することができ、製
品を安価にすることができる。さらには、端板36i
は、主積層板36dを鉄板から打ち抜く際、同時にリブ
36jを形成するようにプレスすることでも作製するこ
とができる。
【0063】実施の形態6.図33はこの発明の実施の
形態6に係る車両用交流発電機の固定子における固定子
鉄心の構造を説明する斜視図である。この実施の形態の
積層鉄心436においては、端板36lには、周方向に
そって形成されたリブ36jの他に、各ティース36c
に径方向にそって形成されたリブ36mが設けられて周
方向および径方向の剛性が高められている。そして、端
板36lの厚さは、実施の形態5と同じように主積層板
36dと同じものとされている。リブ36mは、リブ3
6jと同じように、主積層板36dを鉄板から打ち抜く
際、同時にリブ36mを形成するようにプレスすること
で作製することができる。その他の構成は、実施の形態
5と同様である。
【0064】このように、この実施の形態6によれば、
端板36lは、ティース36cに径方向にそって形成さ
れたリブ36mを設けたので、さらに径方向の剛性を高
めることができ、製品の信頼性を向上することができ
る。尚、この実施の形態においては、リブ36mとリブ
36jとは、連続して設けられているが、分断されて設
けられても同様の効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】この発明に係る車両用交流発電機は、回
転子と、回転子の外周に対向配置された固定子、回転子
と固定子とを支持するブラケットとを備えた車両用交流
発電機において、軸方向に延びるスロットが周方向に複
数形成された積層鉄心を有する固定子鉄心と、スロット
に所定スロット間隔に渡って組み込まれる多相固定子巻
線とを備え、積層鉄心は、スロットを形づくる複数のテ
ィースがヨークの一側に複数形成された主積層板が、複
数積層されて主積層体が形成され、主積層体の積層方向
の少なくとも1端面に主積層板より剛性の高い端板が積
層されて積層体が形成され、スロット内に多相固定子巻
線が配置され、スロット開口部が内側となるように屈曲
させて両端部を当接させることにより輪状に形成された
ものである。そのため、円筒化時の積層鉄心の波打つよ
うな変形を低減することができる。また、主積層板およ
び端板相互間に隙間が空くことを防止することができ
る。
【0066】また、積層体は、屈曲されるまえの形状が
直線状である。そのため、スロット内に多相固定子巻線
を容易に配置することができ作業性が向上する。また、
周方向に全く曲がりを有さない直線状とすることで剛性
の向上を図ることができ、さらに材料歩留まりを良くす
ることができる。
【0067】また、多相固定子巻線は、長尺の素線が、
固定子鉄心の端面側のスロット外で折り返されて、所定
スロット数毎にスロット内でスロット深さ方向に内層と
外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有し、
固定子鉄心の端面側のスロット外で折り返された素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンド群を構成する。
そのため、長尺の素線が、固定子鉄心の端面側のスロッ
ト外で折り返されて、所定スロット数毎にスロット内で
スロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻
装された巻線を複数有し、固定子鉄心の端面側のスロッ
ト外で折り返された素線のターン部が周方向に並んでコ
イルエンド群を構成する多相固定子巻線を有する固定子
であっても、積層鉄心の波打つような変形を低減するこ
とができる。
【0068】また、回転子は、電流を流して磁束を発生
する回転子巻線、及びこの回転子巻線を覆い、磁束によ
って複数の爪状磁束が形成される回転子鉄心を有すると
ともに、固定子鉄心スロット数は、1相、1極あたり2
以上である。このような、スロット数が多いために、テ
ィースの周方向寸法が小さく、また、積層体としての剛
性が低下する発電機に適用することで、端板の効果が高
いものとなる。
【0069】また、素線がスロットのそれぞれにスロッ
ト深さ方向に2n本ずつ配列され、素線のターン部が周
方向にn列に並んで配列されている。そのため、コイル
エンドの高さが低くなり、スペース効率に優れる。
【0070】また、素線がスロットのそれぞれにスロッ
ト深さ方向に2n本ずつ配列され、素線のターン部がn
層に重なって配列されている。そのため、ターン部間の
距離を大きくでき、素線間の短絡を抑えることができ
る。
【0071】また、少なくとも端板および端板に対向す
る主積層板には嵌合部が設けられ、両者を係合させる。
そのため、組み立て作業の際、位置決めが容易となると
ともに、製品の完成後は、端板と主積層板の接合強度が
増し、信頼性の高い製品とすることができる。
【0072】また、複数の主積層板および端板は、ティ
ースと反対側の面のティースの背面部で、積層方向に互
いに溶接されて一体とされている。そのため、溶接によ
る組織の変化があっても、周方向の丸めに対する強度が
減少することなく、積層鉄心を丸める工程において、溶
接位置にて折れ曲がったりすることがないので、信頼性
が向上する。また、磁路への影響も少なく、出力を低減
させない。
【0073】また、端板は、主積層板より厚さを増すこ
とにより、主積層板より剛性が高いものとされている。
そのため、剛性の高い端板を容易に作製することができ
る。
【0074】また、端板は、リブを設けることにより、
主積層板より剛性が高いものとされている。そのため、
主積層板を鉄板から打ち抜く際、同時にリブを形成する
ようにプレスすることで端板を作製することができ、生
産性が向上する。
【0075】さらに、リブは、少なくとも固定子の周方
向に形成されている。そのため、リブの形成が容易であ
り、また周方向に剛性が向上するので、積層鉄心の波打
つような変形を確実に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子を示す正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子を示す側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機における固定子巻線の1相分の結線状態を説明する
平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される固定子巻線を構成する巻線群の製造工
程を説明する図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される固定子巻線を構成する巻線群の製造工
程を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される固定子巻線を構成する内層側の素線群
を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する外層側の素線
群を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する素線の要部を
示す斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する素線の配列を
説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される固定子鉄心の成形前の状態を示す斜
視図である。
【図14】 図13に示す固定子鉄心の構造を説明する
斜視図である。
【図15】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機の適用される固定子の製造工程を説明する工程断
面図である。
【図16】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される固定子の製造工程を説明する斜視図
である。
【図17】 この車両用交流発電機に適用される固定子
巻線を構成する素線群の鉄心への装着状態を示す平面図
である。
【図18】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機の適用される他の固定子の断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機に適用される他の固定子の製造工程を説明する斜
視図である。
【図20】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機における固定子巻線の1相分の結線状態を説明す
る平面図である。
【図21】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する小巻線群の巻
装前の状態を示す平面図である。
【図22】 図21に示される小巻線群を構成する素線
の成形形状を説明する斜視図である。
【図23】 図21に示される小巻線群における素線の
配列状態を説明する斜視図である。
【図24】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する大巻線群を構
成する素線の成形形状を説明する斜視図である。
【図25】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線を構成する大巻線群にお
ける素線の配列状態を説明する斜視図である。
【図26】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子巻線における素線の配列状態
を説明する斜視図である。
【図27】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子を示す斜視図である。
【図28】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子を示す正面図である。
【図29】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機に適用される固定子を示す側面図である。
【図30】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流
発電機の固定子における固定子鉄心の構造を説明する斜
視図である。
【図31】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流
発電機の固定子における固定子鉄心の構造を説明する斜
視図である。
【図32】 この発明の実施の形態5に係る車両用交流
発電機の固定子における固定子鉄心の構造を説明する斜
視図である。
【図33】 この発明の実施の形態6に係る車両用交流
発電機の固定子における固定子鉄心の構造を説明する斜
視図である。
【図34】 従来の車両用交流発電機の固定子の一例を
示す斜視図である。
【図35】 固定子鉄心を構成する帯状体を示す平面図
である。
【図36】 図34の固定子鉄心の成形前の状態を示す
斜視図である。
【図37】 図36の積層体に固定子巻線群を配置した
状態を示す斜視図である。
【図38】 従来の車両用交流発電機の固定子の円筒化
時の変形を示す斜視図である。
【図39】 従来の車両用交流発電機の固定子の変形を
示す側面図である。
【符号の説明】
15 固定子鉄心、16 多相固定子巻線、36,13
6,236,336,436 積層鉄心、36c ティ
ース、36d 主積層板、36e 端板、36f 突部
(係合部)、36g 凹部(係合部)、36j,36m
リブ、36kヨーク。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と、該回転子の外周に対向配置さ
    れた固定子、上記回転子と上記固定子とを支持するブラ
    ケットとを備えた車両用交流発電機において、 軸方向に延びるスロットが周方向に複数形成された積層
    鉄心を有する固定子鉄心と、 上記スロットに所定スロット間隔に渡って組み込まれる
    多相固定子巻線とを備え、 上記積層鉄心は、上記スロットを形づくる複数のティー
    スがヨークの一側に複数形成された主積層板が、複数積
    層されて主積層体が形成され、該主積層体の積層方向の
    少なくとも1端面に上記主積層板より剛性の高い端板が
    積層されて積層体が形成され、上記スロット内に上記多
    相固定子巻線が配置され、スロット開口部が内側となる
    ように屈曲させて両端部を当接させることにより輪状に
    形成されたものであることを特徴とする車両用交流発電
    機。
  2. 【請求項2】 上記積層体は、上記屈曲されるまえの形
    状が直線状であることを特徴とする請求項1記載の車両
    用交流発電機。
  3. 【請求項3】 上記多相固定子巻線は、長尺の素線が、
    上記固定子鉄心の端面側の上記スロット外で折り返され
    て、所定スロット数毎に上記スロット内でスロット深さ
    方向に内層と外層とを交互に採るように巻装された巻線
    を複数有し、上記固定子鉄心の端面側の上記スロット外
    で折り返された上記素線のターン部が周方向に並んでコ
    イルエンド群を構成することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 上記回転子は、電流を流して磁束を発生
    する回転子巻線、及びこの回転子巻線を覆い、磁束によ
    って複数の爪状磁束が形成される回転子鉄心を有すると
    ともに、上記固定子鉄心スロット数は、1相、1極あた
    り2以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか記載の車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】 上記素線が上記スロットのそれぞれにス
    ロット深さ方向に2n本ずつ配列され、上記素線のター
    ン部が周方向にn列に並んで配列されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用交流発
    電機。
  6. 【請求項6】 上記素線が上記スロットのそれぞれにス
    ロット深さ方向に2n本ずつ配列され、上記素線のター
    ン部がn層に重なって配列されていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】 少なくとも上記端板および該端板に対向
    する上記主積層板には嵌合部が設けられ、両者を係合さ
    せることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の車両用交流発電機。
  8. 【請求項8】 上記複数の主積層板および上記端板は、
    上記ティースと反対側の面の該ティースの背面部で、積
    層方向に互いに溶接されて一体とされていることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車両用交流発
    電機。
  9. 【請求項9】 上記端板は、上記主積層板より厚さを増
    すことにより、上記主積層板より剛性が高いものとされ
    ていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の車両用交流発電機。
  10. 【請求項10】 上記端板は、リブを設けることによ
    り、上記主積層板より剛性が高いものとされていること
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の車両用
    交流発電機。
  11. 【請求項11】 上記リブは、少なくとも固定子の周方
    向に形成されていることを特徴とする請求項10に記載
    の車両用交流発電機。
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